JP2010125894A - デッキボード装置 - Google Patents

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JP2010125894A JP2008300041A JP2008300041A JP2010125894A JP 2010125894 A JP2010125894 A JP 2010125894A JP 2008300041 A JP2008300041 A JP 2008300041A JP 2008300041 A JP2008300041 A JP 2008300041A JP 2010125894 A JP2010125894 A JP 2010125894A
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Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
Akihisa Hirasawa
彰久 平澤
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Abstract

【課題】本体ボードの高さ調整作業の作業性を向上させることを目的とする。
【解決手段】本体ボードの取り付け高さの調整を可能とするデッキボード装置であって、本体ボードと、本体ボードの前側にヒンジにより連結された前部ボードと移行装置と、を備えてなると共に、移行装置は前部ボードの幅方向両側の各端面の前部に設けられるガイドピンと、ガイドピンを嵌合させる水平溝と、水平溝の前側に連続して形成される傾斜溝とを有してなり前記荷室の幅方向の両側壁に設けられた案内部材と、荷室の幅方向の両側壁において中段の高さ位置にある前部ボードの前方下側に設けられた支持ガイドと、を備えると共に、支持ガイドは、水平溝から傾斜溝にガイドピンが移って傾斜溝内を移動するとき、前部ボードの下面に当接して前部ボードを水平姿勢から一定角度回転した傾斜姿勢に支える。
【選択図】図11

Description

本発明は、荷室内にて本体ボードの取り付け高さを調整可能とするデッキボード装置に関する。
従来から、積載された荷物を隠したり、或いは荷物を置く棚として使用するなどを目的として、車両後部の荷室内に板状のボードを設置した車両がある。この種のボードの設置構造として、下記特許文献1には、軸を中心に回転可能なレバー部品7にボード3の先端部を連結させたものが開示されている。このものは、レバー部品7の回転運動により、ボード3を高さの異なる2つの位置、すなわち下段積載位置と上段積載位置に調整できる構成となっている。
特表2005−529024公報
しかしながら、上記文献のものでは、レバー部品7の回転運動により、ボード3を、下段積載位置から上段積載位置に移行させることが出来るものの、レバー部品7は軸を中心として自由に回転する。そのため、ボード3を下段積載位置から上段積載位置に移行させるとき、ボード3を車両前側に、常に押し込み続けないと、レバー部品7の反転が起き、ボード3が下段積載位置側に戻ってしまう。そのため、作業性(高さ調整作業性)が悪く、改良の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、本体ボードの高さ調整作業の作業性を向上させることを目的とする。
本発明は、荷室内にて本体ボードの取り付け高さを調整可能とするデッキボード装置であって、前記本体ボードと、前記本体ボードの前側にヒンジにより連結され、前記本体ボードが中段の高さ位置にあるときに水平姿勢となる前部ボードと、前記水平姿勢にある前部ボードを回転させて前記本体ボードに対する連結点となる前記ヒンジを上方向に持ち上げることにより、前記本体ボードを荷室内において、中段の高さ位置より高い次段の高さに位置に移行させる移行装置と、を備えてなると共に、前記移行装置は、前記前部ボードの幅方向両側の各端面の前部に設けられるガイドピンと、前記水平姿勢にある前記前部ボードに対応した高さ位置にあって前記ガイドピンを嵌合させる水平溝と、この水平溝の前側に連続して形成されかつ車両前側に下降傾斜する傾斜溝とを有してなり、前記荷室の幅方向の両側壁に設けられた案内部材と、前記荷室の幅方向の両側壁において前記中段の高さ位置にある前記前部ボードの前方下側に設けられた支持ガイドと、を備えてなると共に、前記支持ガイドは、前記水平溝から前記傾斜溝に前記ガイドピンが移って前記傾斜溝内を移動するとき、前記前部ボードの下面に当接して前記前部ボードを前記水平姿勢から一定角度回転した傾斜姿勢に支える。
このような構成であれば、中段の高さ位置にある本体ボードを、車両前側に押し込むと、前部ボードは車両前側に移動しながら、自動的に回転してゆき、水平姿勢から一定角度回転した傾斜姿勢となる。これにより、本体ボードに対する連結点となるヒンジが上方向に持ち上げられる。このように、車両前側に押し込むだけで、本体ボードを、中段の高さ位置より高い次段の高さに位置に自動的に移行させることが可能となる。
この発明の実施態様として、以下の構成とすることが、好ましい。
・前記案内部材に車両前側に傾斜する形状をなし、前記支持ガイドとして機能するガイド斜面部を一体的に形成する。このようにすれば、支持ガイドを専用に設ける必要がなく部品点数を削減できる。また、斜面の全体で前部ボードを支えることが可能となり、前部ボードを傾斜姿勢にしっかり支えることが可能となる。
・前記荷室の側壁において高さ方向の異なる位置に設けられる複数個のピンホルダに、前記本体ボードの後部に設けられる支持ピンを選択的に嵌合させることにより、前記本体ボードを各段の取り付け高さにて、水平な姿勢に支持する構成であるものにおいて、前記荷室の幅方向の両側壁に、前記中段の高さ位置にて、前記前部ボードの後端側部と共に前記本体ボードの前端側部を同時に下支えすることにより、両ボードの前記ヒンジを軸とする下方への折れ曲がりを規制するヒンジ受け部を設ける。このような構成であれば、中段の高さ位置にて、ヒンジ近辺におけるボードの折れ曲がりを規制することが可能となる。
・前記前部ボードを車両後方に一定距離移動させると、前記ヒンジ受け部から前記後端側部が外れて、前記前部ボードが、前記ガイドピンを軸として、ボード後端を下げる方向に回転できる構成とする。このような構成であれば、ヒンジ受け部から前部ボードの後端側部が外れると、前部ボードはフリーな状態になるため、ガイドピンを軸としてボード後端を下げる方向に回転可能となる。これにより、連結点となるヒンジの位置を無理なく下げることが可能となり、本体ボードを車両後側に引くだけで、中段の高さ位置より低い次段の高さに位置にスムーズに移行させることが可能となる。
・前記本体ボードと共に前記中段の高さ位置にて前記前部ボードが水平な姿勢になったときの、前記ガイドピンの前記水平溝内での停止位置を基準位置と定義したときに、前記水平溝を構成する上下両溝壁面の内、少なくともいずれか一方には、前記基準位置に対応して、前記水平溝の溝内に突出する突起が形成され、この突起によって、前記ガイドピンを前記基準位置にて位置規制する構成としてある。このような構成としておけば、水平溝内を移動するガイドピンは、基準位置に至ると、そこで、突起により位置規制されることとなり、基準位置を素通りし難くなる。言い換えれば、ガイドピンを基準位置に停止させる一定の案内作用を発揮する。そのため、高さ調整するとき、本体ボードが中段を素通りして次の段に入ってしまう、いわゆる誤操作の防止に有効である。
本発明によれば、本体ボードを前後に押し引きするだけで、本体ボードの高さを調整できるので、操作性がよい。
本発明の一実施形態を図1ないし図14によって説明する。図1は荷室を後方側から見た斜視図である。尚、以下の説明において前後とは車両の前後方向を指すものとし、左右とは車両幅方向の両側を指すものとする。
本車両10は、図1に示すように、室内空間が後席15によって前後に区画されており、後席15よりも後方の領域が荷室20となっている。車両後部のボディ内壁を構成する左右のインナパネルは、サイドデッキトリム25R、25Lにより被覆されており、係るサイドデッキトリム25R、25Lが荷室20の側壁を構成している。また、車両10の後部には、荷室20に対して荷物の出し入れするアクセス口として機能する後部開口17が形成されており、係る後部開口17を後部ドア(不図示)により開閉できる構成となっている。
荷室20にはデッキボードDBが取り付け可能となっている。係るデッキボードDBは荷室20を上下に仕切るものであり、図1に示すように本体ボード80と、前部ボード90とを備え、全体としては荷室20の幅方向に長い平板状をなす。
本体ボード80は合成樹脂製の厚板よりなると共に、その上面は荷物を積載可能な平坦面とされている。この本体ボード80の左右両側端面の後部には、一対の支持ピン85が設けられている。支持ピン85はピンの軸を車幅方向に向けており、左右側端面から車幅方向に突出している。また、本体ボード80の上面後部中央には、取っ手87が設けられている。
前部ボード90は本体ボード80と同じく合成樹脂製の厚板よりなる。この前部ボード90は、本体ボード80の前側に、薄肉化(具体的には、前部ボード90と本体ボード80の境界部分を逆V字型に切り欠いて薄肉化)したヒンジHにより連結されており、連結点Pを折り点にして両ボード80、90が、折り曲げ自在な構成となっている。
前部ボード90のうち、本体ボード80に連続する後端部は、本体ボード80とほぼ同幅に設定されている。一方、前部ボード90のうち、後端部より前側は、幅方向内側に段差状に切り欠かれており(以下、切り欠き部91)、幅寸法が本体ボード80の幅寸法に比べて狭く設定されている。
そして、前部ボード90の幅方向両側にあたる左右両側端面の前部には、一対のガイドピン95が設けられている。ガイドピン95はピンの軸を車幅方向に向けており、両側端面から車幅方向に突出している。
上記したデッキボードDBは必要に応じて荷室20から脱着でき、また荷室20内にて図3に示す中段積載位置(本発明の「中段の高さ位置」に相当)と、図4に示す上段積載位置(本発明の「中段の高さ位置より高い次段の高さに位置」に相当)と、図5に示す下段積載位置の3段階に高さ調整出来る構成となっている。
本実施形態では、図3に示す中段積載位置にて前部ボード90が水平姿勢となり、この水平姿勢にある前部ボード90を回転させて本体ボード80に対する連結点PとなるヒンジHを上方向に持ち上げることにより、本体ボード80を図3に示す中段積載位置から図4に示す上段積載位置に移行できる構成となっている。
また、水平姿勢にある前部ボード90を回転させて本体ボード80に対する連結点PとなるヒンジHを下げることにより、本体ボード80を図3に示す中段積載位置から図5に示す下段積載位置に移行できる構成となっている。
次に、上記した本体ボード80を、上記3段階の各積載位置に移行/支持する機構部30の構成について説明する。尚、機構部30は左右対称構造とされ、デッキボードDBをいわゆる両持ち支持(左右両側を均等に支える支持構造)となっている。そのため、ここではデッキボードDBの右側に対応する右側の機構部30Rを例にとって説明し、左側の機構部30Lについては説明を省略する。
機構部30Rは、前部ボード90に対応して設けられる案内部材40と、本体ボード80に対応して設けられる3つのピンホルダ71〜75とから構成されている。ピンホルダ(総称して70)は、サイドデッキトリム25Rの表面(荷室側)側に一体形成されている。
各ピンホルダ71、73、75は上方に開口するU字型をしており、本体ボード80の支持ピン85を上方から受け入れ可能になっている。これら各ピンホルダ71、73、75は、本体ボード80の支持ピン85を各積載位置にて受ける機能を担うものであり、図6Aに示すように設置高さが下段、中段、上段の3段に設定されている。
3つのピンホルダ71〜75は前後方向に関する位置もそれぞれ異なっており、図6Aに示すように、中段のピンホルダ73が最も車両の後部側にあり、下段のピンホルダ71、上段のピンホルダ75の順に設置位置が車両前側に出ている。
案内部材40は、図7に示すように、サイドデッキトリム25Rの表面(荷室内面)側に一体的に形成されている。この案内部材40は、中段積載位置にて前部ボード90を水平姿勢に支える支持部材としての機能、及び水平姿勢にある前部ボード90を車両前後方向に移動させたときに前部ボード90を回転させる案内機能を担うものである。
具体的に説明すると、案内部材40は、図6Aに示すように、中段のピンホルダ73とほぼ同じ高さ位置に形成されている。係る案内部材40は下壁部41と上壁部45とを備える。下壁部41は上壁部45の後端から更に、車両後方に延設されている。
この延設された部分はヒンジ受け部42とされ、上面が平らな支持面となっている。また、図7に示すように、下壁部41の端面41Bには、荷室内側に突出するようにして前側受け部61が形成されている。この前側受け部61もヒンジ受け部42と同様に、上面が平らな支持面となっている。これら前側受け部61とヒンジ受け部42の上面の高さは、ほぼ等しくなっている。
ここで、図13を参照して、案内部材40と前部ボード90の幅方向の位置関係を説明しておくと、前部ボード90の後端側部92は、ヒンジ受け部42に重なる位置関係となっている。また、前部ボード90の前部側(切り欠き部91)は、前側受け部61に重なる位置関係となっている。
以上のことから、前側受け部61が前部ボード90の前側を下支えし、ヒンジ受け部42の前半分が前部ボード90の後端側部92を下支えすることにより、前部ボード90が図8に示す中段積載位置にて水平姿勢に支持される構成となっている。
また、ヒンジ受け部42の後半分が本体ボード80の前端側部82を下支えし、中段のピンホルダ73が本体ボード80の支持ピン85を支えることで、本体ボード80が図8に示す中段積載位置にて水平姿勢に支持される構成となっている。
尚、本実施形態では、図8、図9に示すように、中段積載位置にて、ヒンジ受け部42が前部ボード90の後端側部92と本体ボード80の前端側部82の双方を、同時に下支えする。このような構成であれば、中段積載位置にて、両ボード80、90の折れ曲がり(ヒンジHを折れ点とした下方への折れ曲がり)を規制することが可能となる。
図6Aに戻って説明を続けると、前側受け部61の前部はゆるやかに湾曲しており、その前側にはガイド斜面部65が形成されている。ガイド斜面部65は、中段積載位置にある前部ボード90の前方下側に設けられている(図8参照)。
このガイド斜面部65は、側面方向から見たときの形状(すなわち図8中にて示される形状)が車両前側に向かって下降傾斜している。ガイド斜面部65の勾配は、次述する傾斜溝55の勾配にほぼ等しくなっている。また、このガイド斜面部65は、幅方向では、図13にて示すように、図13の位置から前部ボード90を前側に移動させたとき、前部ボード90が重なる設定としてある。
さて、上壁部45は図6Aに示すように、下壁部41に対して一定距離を隔てて形成してあり、両間にガイド溝50が形成されている。ガイド溝50は前部ボード90のガイドピン95を一定のクリアランスを持って嵌合させる構成となっており、ガイドピン95が溝内を自由に移動できる構成となっている。
係るガイド溝50は、本体ボード80と共に図8に示す中段積載位置にて前部ボード90が水平な姿勢になったときの、ガイドピン95の停止位置を基準位置Oとしており、図6A、図8にて示すように水平溝51と、この水平溝51の前側に連続する傾斜溝55とを備える。水平溝51は、前記基準位置Oを基点として車両後方に向かって水平に延びている。これにより、水平溝51内を、ガイドピン95が車両の後方に移動できる構成となっている。
以上の事から、中段積載位置にある本体ボード80を車両後方に引き操作すると、これと一体的に前部ボード90を車両後方に引き込める。そして、前部ボード90が図13に示す位置(中段積載位置)から車両後方に一定距離移動し、図14の位置に至ると、前側受け部61から前部ボード90の前端が外れ、またヒンジ受け部42から前部ボード90の後端側部92が外れる設定になっている。
これにより、ヒンジ受け部42、前側受け部61による支持解除後には、前部ボード90はフリーな状態になるため、ガイドピン95を軸として図10のT方向に回転できる状態となる。そして、前部ボード90の回転により、連結点Pが下降することで、本体ボード80が中段積載位置から下段積載位置に移行する構成となっている。
また、水平溝51の長手方向の中央には、上側の溝壁(すなわち、上壁部45)を、上下に貫通する連通孔47が開口している。この連通孔47はガイドピン95の組み付け口となるものであり、係る連通孔47を通じてガイド溝50に対してガイドピン95を出入りさせることが可能となっている。
また、水平溝51は基準位置Oから車両前側にも幾らか延設されており、更にその前側には、傾斜溝55が形成されている。傾斜溝55は、図6Aに示すように溝の軸線が車両前側に向かって下降傾斜している。この傾斜溝55の全長L1は、前部ボード90の全長L2の約半分程度の長さに設定されている。
また、水平溝51の下側の溝壁面である下壁部41の上面41Aには図6Bに示すように、2つの突起(車両前側の突起52F、車両後側の突起52B)が基準位置Oに対応してその前後両側に位置して形成されている。これら2つの突起52F、52Bは溝内に突出(上向きに突出)しており、基準位置Oに停止したガイドピン95の前後両側に位置して当該基準位置Oにガイドピン95を位置規制する機能を担っている。
このような構成とすることで、中段積載位置にある本体ボード80を車両前側に押し操作すると、本体ボード80に押された前部ボード90は車両前方に移動し、図11に示すように、ガイドピン95が車両前側の突起52Fを乗り越えて、水平溝51から傾斜溝55に移って、傾斜溝55の下方に移動する。
その結果、前部ボード90は、ボード前端側を下げつつガイド斜面部65上に乗り上げるから、図11中のR方向に自動的に回転してゆく。これにより、本体ボード80に対する連結点PとなるヒンジHが上方向に持ち上げられてゆき、本体ボード80を中段積載位置から上段積載位置に自動的に移行させることが可能となる。
このように、本実施形態では、前部ボード90に設けられるガイドピン95、ガイド溝50を備えた案内部材40、案内部材40に一体的に形成されたガイド斜面部65により、本発明の移行装置Uを構成している。移行装置Uとは、水平姿勢にある前部ボード90を回転させて前記本体ボード80に対する連結点Pを上方向に持ち上げることにより、本体ボード80を荷室内において、中段の高さ位置より高い次段の高さに位置に移行させる装置である。
次に本体ボード80の高さの調整作業手順について説明を行う。ここでは、図3、図8に示す中段積載位置に本体ボード80が予めセットされているものとして説明を進める。尚、このとき、前部ボード90は水平姿勢にあり、ガイドピン95は水平溝51内の突起52F、52B間の基準位置O上にある。
中段積載位置にある本体ボード80を上段積載位置に移行させるには、まず、後部ドアを開けて後部開口17を開放させてやる。そして、後部開口17を開放させたら、取っ手87を手で掴んで本体ボード80を持ち上げ、本体ボード80の支持ピン85を中段のピンホルダ73から外してやる。
あとは、本体ボード80を車両前側に軽く押し込んでやればよい。すると、水平溝51の基準位置O上にあったガイドピン95が車両前側の突起52Fを乗り越えて、車両前側に移動して傾斜溝55側に移る。それ以降、ガイドピン95は傾斜溝55に沿って下方に進んでゆく。
そのため、前部ボード90はボード前端側を下げつつガイド斜面部65上に乗り上げるから、図11に示すR方向に回転して、ボード後部(前部ボード90の後部)を持ち上げるように姿勢を立ててゆく。やがて、前部ボード90の角度は、ガイド斜面部65の傾斜の角度とほぼ同じ角度になる。
その後、図11に示すように、ガイドピン95が傾斜溝55の溝端(下端)55Aに達し、図11に示すように連結点Pが上段のピンホルダ75とほぼ同じ高さ位置となる。このとき、ガイド斜面部65により下面を支えられ、前部ボード90は、図11に示す傾斜姿勢(元の水平姿勢から一定角度回転した姿勢)を維持する。
あとは、本体ボード80の支持ピン85を、上段のピンホルダ75に嵌合させてやれば、図4、図12に示す上段積載位置に本体ボード80をセットできる。尚、この嵌合の際、支持ピン85が図12にて示す二点鎖線の軌道を通るように、本体ボード80を操作すると、支持ピン85を上段のピンホルダ75に簡単に嵌合出来る。
そして、この上段積載位置において、前部ボード90は車両前側に下降傾斜した姿勢となるものの、本体ボード80はボード上面がフラットな水平姿勢となる。そのため、本体ボード80の上面に問題なく荷物を置くことが可能である。尚、この上段積載位置では、ガイドピン95が傾斜溝55の溝端(下端)55Aに当接した状態となり、また、支持ピン85がピンホルダ75に嵌合する結果、デッキボードDBは前後の2点をロックされた状態になると共に、前部ボード90の下面がガイド斜面部65により支持されているので、ボードの姿勢が不安定になることもない。
また、上段積載位置にある本体ボード80を中段積載位置に戻すには、操作を逆に辿ってやればよい。すなわち、まず、取っ手87を手で掴んで本体ボード80を持ち上げ、本体ボード80の支持ピン85を上段のピンホルダ75から外してやる。あとは、本体ボード80を車両後方に、引き出してやればよい。
これを行うと、前部ボード90が車両後方に引かれるため、傾斜溝55内をガイドピン95が登ってゆく。このとき、前部ボード90は、ガイド斜面部65に下面を支えられた状態にあり、傾斜した姿勢のままガイド斜面部65を登ってゆく。しかし、ガイド斜面部65の上側に達すると、前部ボード90は自重により回転し、その姿勢は次第に水平に近づいてゆく。
そして、本体ボード80の後端部が、中段のピンホルダ73の位置まで引き込まれると、両ボード80、90はほぼ水平なフラットな状態になるので、あとは、本体ボード80の支持ピン85を、中段のピンホルダ73に嵌合させてやれよく、これにて、本体ボード80を、図3、図8に示す中段積載位置に復帰できる。
このとき、ガイドピン95は、図8に示す水平溝51内の突起52F、52B間の基準位置Oに戻り、また、図13に示すように前側受け部61上に前部ボード90の前部が乗り上げ、ヒンジ受け部42上に前部ボード90の後端側部92が乗り上げた状態になる。
次に、図8に示す中段積載位置にある本体ボード80を下段積載位置に移行させるには、取っ手87を手で掴んで本体ボード80を持ち上げ、本体ボード80の支持ピン85を中段のピンホルダ73から外してやる。
あとは、本体ボード80を車両後方に軽く引き込んでやればよい。すると、本体ボード80と共に前部ボード90が引かれる結果、水平溝51の前部にあったガイドピン95は車両後側の突起52Bを乗り越えて、水平溝51内を車両後方に移動してゆく。
そして、前部ボード90が図13の位置から車両後方に一定距離移動し、図14の位置に至ったところで、前側受け部61から前部ボード90の前端が外れ、またヒンジ受け部42から前部ボード90の後端側部92が外れて、前部ボード90の支持が、自動的に解除される。
すると、前部ボード90はフリーな状態になるため、ガイドピン95を軸として、自重により、ボード後端を下げる方向(図10のT方向)に回転可能となる。あとは、本体ボード80を、図10にて一点鎖線で示すようにガイドピン95が水平溝51の溝端(後端)51Aに突き当たるまで引き込み、その後、本体ボード80を持つ手の力を緩めてやれば、前部ボード90は図10のT方向に自動的に回転する。これにより、連結点Pの位置が下降してゆき、本体ボード80は下段積載位置にスムーズに移行する。
あとは、支持ピン85を下段のピンホルダ71に嵌合させることで、デッキボードDBを、図5、図10にて示す下段積載位置にセットできる。そして、この下段積載位置において、前部ボード90は車両後方に下降傾斜した姿勢となるものの、本体ボード80はボード上面がフラットな姿勢となる。そのため、本体ボード80の上面に問題なく荷物を置くことが可能である。尚、この下段積載位置では、ガイドピン95が水平溝51の溝端(後端)51Aに当接した状態となり、また、支持ピン85がピンホルダ71に嵌合する結果、デッキボードDBは前後の2点をロックされた状態になるので、ボードの姿勢が不安定になることもない。
また、下段積載位置にある本体ボード80を中段積載位置に戻すには、操作を逆に辿ってやればよい。すなわち、まず、取っ手87を手で掴んで本体ボード80を持ち上げ、本体ボード80の支持ピン85を下段のピンホルダ71から外してやる。その後、本体ボード80を車両後方に引いて、両ボード80、90をフラットな姿勢に戻してやる。
あとは、本体ボード80を車両前側に軽く押し込んでゆき、本体ボード80の後端部が中段のピンホルダ73とほぼ同じ位置になったところで、本体ボード80の支持ピン85を、中段のピンホルダ73に上から嵌合させてやればよい。これにて、本体ボード80を図3、図8に示す中段積載位置に復帰できる。このとき、ガイドピン95は、図8に示す水平溝51内の突起52F、52B間の基準位置Oに戻る。
以上説明したように、本実施形態では、本体ボード80を前後に押し引きするだけの簡単な操作で、本体ボード80を高さ調整できるから、使い勝っ手がよく商品性が高い。
特に、本実施形態では、前部ボード90を車両前側に押し込んで、傾斜姿勢に移行させてしまえば、ガイド斜面部65がボード下面に当接して前部ボード90を支えるので、その後、前部ボード90に対して前方への押し込み力が作用しない状態になったとしても、前部ボード90は傾斜姿勢を維持し、水平姿勢に戻らない。このような構成であれば、上段のピンホルダ75に支持ピン85を嵌合させるときに、前部ボード90がふらつかないので、ピンホルダ75に支持ピン85を簡単に嵌合できる。
また、本実施形態のものは、本体ボード80の調整段数が3段となっているので、荷室10を上下に仕切るパターンにバリエーションを持たすことが可能であり、この点も効果的である。
また、本実施形態では、荷室20に対してデッキボードDBを簡単に着脱出来、この点も、効果的である。例えば、図3の中段積載位置からデッキボードDBを外す場合であれば、中段のピンホルダ73から支持ピン85を外してやり、続いて、連通孔47を通してガイド溝50からガイドピン95を外してやるだけで、簡単にデッキボードDBを取り外せる。また、動作を逆に辿れば、デッキボードDBを簡単に取り付けられる。
また、本実施形態では、水平溝51内の突起52F、52Bを設けてある。そのため、水平溝51内を移動するガイドピン95は、基準位置Oに至ると、そこで、突起52F、52Bにより位置規制されることとなり、基準位置Oを素通りし難くなる。言い換えれば、ガイドピン95を基準位置Oに停止させる一定の案内作用を発揮する。そのため、高さ調整するとき、本体ボード80が中段を素通りして次の段に入ってしまう、いわゆる誤操作の防止に有効である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、案内部材40、ピンホルダ71〜75をサイドデッキトリム25に一体的に形成した例を示したが、デッキボードDBを支持し、かつ必要な案内機能を発揮することが可能であればよく、これらをサイドデッキトリム25とは別部品より構成し、ボディ内壁を構成するインナパネル、サイドデッキトリム25に対して固定する構造としてもよい。
(2)本実施形態では、前部ボード90の傾斜姿勢を支える部材(本発明の「支持ガイド」)の一例として、ガイド斜面部65を例示したが、傾斜したときに前部ボード90を安定的に支えることが出来ればよく、例えば、高さの異なる複数個の支持突により前部ボード90を支える構成としてもよい。
(3)本実施形態では、ヒンジHを薄肉化して形成したものを例示したが、ヒンジを軸部材により構成してもよい。
(4)本実施形態では、本体ボード80に対応して3つのピンホルダ71〜75を設けた例を示したが、これに限らず、例えば、3つのピンホルダ71〜75のうちピンホルダ71は省き、下段積載位置にある本体ボード80の下面は、荷室20の床面によって支持される構成としてもよい。
(5)本実施形態では、水平溝51の下側の溝壁面である下壁部41の上面41Aに、上方に突出する2つの突起52F、52Bを設けた例を示したが、これに限らず、例えば、水平溝51の上側の溝壁面である上壁部45の下面45Aに、下方に突出する2つの突起52F、52Bを設けてもよく、さらには、上下溝壁面の双方に突起52F、52Bを設けてもよい。
本発明に係る車両を、後方側から見た斜視図 デッキボードの側面図 デッキボードの中段積載位置を示す斜視図 デッキボードの上段積載位置を示す斜視図 デッキボードの下段積載位置を示す斜視図 サイドデッキトリムの側面図 図6A中のA部を拡大した拡大図 前側支持部の斜視図 デッキボードの中段積載位置を示す側面図 ヒンジ受け部がヒンジの周辺を下支えした状態を示す斜視図 デッキボードの下段積載位置を示す側面図 デッキボードを下段積載位置から上段積載位置に移行させる過程を示す図 デッキボードの上段積載位置を示す側面図 前部ボードと案内部材の幅方向の関係を示す平面図(支持状態を示す) 前部ボードと案内部材の幅方向の関係を示す平面図(支持が外れた状態を示す)
符号の説明
10…車両
25R、25L…サイドデッキトリム
30…機構部
40…案内部材
42…ヒンジ受け部
50…ガイド溝
51…水平溝
52F、52B…突起
55…傾斜溝
60…ガイド斜面部(本発明の「支持ガイド」に相当)
71〜75…ピンホルダ
80…本体ボード
82…前端側部
85…支持ピン
90…前部ボード
92…後端側部
95…ガイドピン
DB…デッキボード
U…移行装置
H…ヒンジ
P…連結点

Claims (5)

  1. 荷室内にて本体ボードの取り付け高さを調整可能とするデッキボード装置であって、
    前記本体ボードと、
    前記本体ボードの前側にヒンジにより連結され、前記本体ボードが中段の高さ位置にあるときに水平姿勢となる前部ボードと、
    前記水平姿勢にある前部ボードを回転させて前記本体ボードに対する連結点となる前記ヒンジを上方向に持ち上げることにより、前記本体ボードを荷室内において、中段の高さ位置より高い次段の高さに位置に移行させる移行装置と、を備えてなると共に、
    前記移行装置は、
    前記前部ボードの幅方向両側の各端面の前部に設けられるガイドピンと、
    前記水平姿勢にある前記前部ボードに対応した高さ位置にあって前記ガイドピンを嵌合させる水平溝と、この水平溝の前側に連続して形成されかつ車両前側に下降傾斜する傾斜溝とを有してなり、前記荷室の幅方向の両側壁に設けられた案内部材と、
    前記荷室の幅方向の両側壁において前記中段の高さ位置にある前記前部ボードの前方下側に設けられた支持ガイドと、を備えてなると共に、
    前記支持ガイドは、前記水平溝から前記傾斜溝に前記ガイドピンが移って前記傾斜溝内を移動するとき、前記前部ボードの下面に当接して前記前部ボードを前記水平姿勢から一定角度回転した傾斜姿勢に支えることを特徴とするデッキボード装置。
  2. 前記案内部材に、車両前側に傾斜する形状をなし、前記支持ガイドとして機能するガイド斜面部を一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載のデッキボード装置。
  3. 前記荷室の側壁において高さ方向の異なる位置に設けられる複数個のピンホルダに、前記本体ボードの後部に設けられる支持ピンを選択的に嵌合させることにより、前記本体ボードを各段の取り付け高さにて、水平な姿勢に支持する構成であるものにおいて、
    前記荷室の幅方向の両側壁に、前記中段の高さ位置にて、前記前部ボードの後端側部と共に前記本体ボードの前端側部を同時に下支えすることにより、両ボードの前記ヒンジを軸とする下方への折れ曲がりを規制するヒンジ受け部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のデッキボード装置。
  4. 前記前部ボードを車両後方に一定距離移動させると、前記ヒンジ受け部から前記後端側部が外れて、前記前部ボードが、前記ガイドピンを軸として前記連結点となるヒンジを下げる方向に回転可能になることを特徴とする請求項3に記載のデッキボード装置。
  5. 前記本体ボードと共に前記中段の高さ位置にて前記前部ボードが水平な姿勢になったときの、前記ガイドピンの前記水平溝内での停止位置を基準位置と定義したときに、
    前記水平溝を構成する上下両溝壁面の内、少なくともいずれか一方には、前記基準位置に対応して、前記水平溝の溝内に突出する突起が形成され、この突起によって、前記ガイドピンを前記基準位置にて位置規制する構成としてあることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のデッキボード装置。
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