JP2008087503A - 自動車用フロアボード構造 - Google Patents

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昭吾 赤羽
Akira Miyazaki
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Abstract

【課題】フロアボードの後側の分割体を棚状に構成可能とし、物品の後側の分割体からの落下を防止することができる自動車用フロアボード構造の提供。
【解決手段】自動車のラゲージルーム16のフロアボード17を車両前後方向において少なくとも二つの分割体24,25に分割するとともに、これら分割体24,25同士をヒンジ結合し、前側の分割体24を立ち上げつつ後側の分割体25を棚状に水平配置可能とした自動車用フロアボード構造において、後側の分割体25に、その上面から下方に凹む凹部52を設ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動車用フロアボード構造に関し、特に棚状に構成可能な自動車用フロアボード構造に関する。
自動車のラゲージルームのフロアボードを車両前後方向において二つの分割体に分割するとともに、これら分割体同士をヒンジ結合し、前側の分割体を立ち上げつつ後側の分割体を水平配置することで後側の分割体をフロア面よりも上側で棚状に構成する自動車用フロアボード構造がある(例えば特許文献1参照)。
特開2000−159025号公報
ところで、上記のように前側の分割体を立ち上げつつ後側の分割体を棚状に水平配置するときに、後側の分割体を前側に移動させることになることから、この分割体の後端部とテールゲートとの間に隙間ができる。よって、後側の分割体に物品を搭載すると、車両加速時に物品がこの分割体から後側に落下してしまう。
したがって、本発明は、フロアボードの分割体を棚状に構成可能としても、この分割体に搭載した物品の落下を防止することができる自動車用フロアボード構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、自動車(例えば実施形態における自動車11)のラゲージルーム(例えば実施形態におけるラゲージルーム16)のフロアボード(例えば実施形態におけるフロアボード17)を車両前後方向において少なくとも二つの分割体(例えば実施形態における分割体24,25)に分割するとともに、これら分割体同士をヒンジ結合し、前側の分割体(例えば実施形態における分割体24)を立ち上げつつ後側の分割体(例えば実施形態における分割体25)を棚状に水平配置可能とした自動車用フロアボード構造において、前記後側の分割体に、その上面から下方に凹む凹部(例えば実施形態における凹部52)を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記凹部を覆う蓋部(例えば実施形態における蓋部56)を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記蓋部は前記前側の分割体にヒンジ結合されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記凹部の底部が網状部材(例えば実施形態におけるネット51)にて構成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、フロアボードの後側の分割体に、その上面から下方に凹む凹部が設けられているため、前側の分割体を立ち上げつつこの後側の分割体を水平配置して棚状とした場合、後側の分割体に置く物品を凹部内に配置できる。よって、例え後側の分割体に置いた物品が移動しても凹部の壁面に当接することで、後側の分割体からの落下が防止される。
請求項2に係る発明によれば、後側の分割体の凹部を蓋部で覆うことができるため、フロアボードでラゲージルームのフロア面を構成する場合に、平坦なフロア面とすることができる。
請求項3に係る発明によれば、蓋部が前側の分割体にヒンジ結合されているため、例えば蓋部の凹部の開放方向とは逆方向の回動を規制するヒンジ結合を採用すれば、前側の分割体を立ち上げつつこれとヒンジ結合された後側の分割体を水平配置して棚状とする場合に、蓋部を開き忘れた状態であっても、この蓋部を強制的に開くことができる。したがって、後側の分割体を棚状とする場合に自然に蓋部を開いた状態にすることができる。
請求項4に係る発明によれば、凹部の底部が網状部材で構成されているため、フロアボードの軽量化を図ることができる。
本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造を図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において用いる前後は車両の前後である。
図1は、自動車11を後方から見た斜視図であって、車体後部の開口部12を覆うテールゲート13を開放した状態を示している。6:4で二分割されたリヤシート14,15の後側がラゲージルーム16となっており、ラゲージルーム16のフロア面を構成するようにフロアボード17が敷設されている。
フロアボード17は、図2に示すように、前後方向において少なくとも二つ、具体的には、前側から順に、左右の分割体21,22、分割体23、分割体24および分割体25に分割されている。最も前側の分割体21,22は、リヤシートと同様に6:4で二分割された長方形状をなしている。これらのうち左側の分割体21は、左側のリヤシート14のシートバック14bの背面に当接してその前倒および立設等に追従して回動し、右側の分割体22も、右側のリヤシート15のシートバック15bの背面に当接してその前倒および立設等に追従して回動する。
前から二番目の分割体23は、左右の分割体21,22の全体の幅と同幅の長方形状をなしており、その前端縁部において、分割体21の後端縁部とヒンジ部29を介してヒンジ結合され、分割体22の後端縁部とヒンジ部30を介してヒンジ結合されている。この分割体23の下面には四隅にテープ部材31が貼着されており、図3に示すように、これらテープ部材31が車体フロアF側に貼着されたテープ部材33に対し繰り返し着脱可能となっている(いわゆるマジックテープ(登録商標))。ここで、フロアボード17は、通常はこれらテープ部材31が車体フロアF側のテープ部材33に装着されることで、この分割体23において車体フロアF側に固定されており、メンテナンス等の必要時にテープ部材31が車体フロアF側のテープ部材33から剥がされることで車体フロアFから取り外される。なお、この分割体23の前端縁部近傍には車幅方向に延在する金属製の補強部材32が埋設されている。
図2に示すように、前から三番目の分割体24は、前から二番目の分割体23の幅と同幅の長方形状をなす主板部35と、この主板部35の車幅方向中間所定範囲から後方へ突出する長方形状の突出板部36とを有しており、その前端縁部において、前から二番目の分割体23の後端縁部とヒンジ部37を介してヒンジ結合されている。なお、この分割体24の前端縁部近傍には車幅方向に延在する金属製の補強部材38が埋設されており、後端縁部近傍にも車幅方向に延在する金属製の補強部材39が埋設されている。
最も後側の分割体25は、前から三番目の分割体24の幅と同幅となっており、車幅方向両側の側板部45と、後側にあってこれら側板部45の後端部同士を連結する後板部46とを有する平面視略コ字状をなしている。この分割体25は、両側の側板部45の前端縁部において、前側の分割体24の主板部35の突出板部36が形成されていない車幅方向両側部の後端縁部にヒンジ部47を介してヒンジ結合されている。これにより、前側の分割体25の突出板部36はヒンジ部47よりも後方まで突出している。また、分割体25の後端部の車幅方向両側には、車幅方向外方に突出する係合ピン48が設けられている。
ここで、左右の側板部45と後板部46とで略コ字状をなす分割体25とその前側の分割体24とで囲まれた部分は、上下に貫通する開口部50となっており、この開口部50の下部を下側から覆うようにネット(網状部材)51が分割体25の下面から分割体24の突出板部36の下面にかけて展張されている。開口部50の底部をネット51で構成した部分が、分割体25の上面から下方に凹み、且つ底部がネット51にて構成された凹部52となっている。なお、この分割体25の後板部46には、車幅方向に延在する金属製の補強部材53が埋設されている。
そして、フロアボード17には、この凹部52に嵌合することで凹部52を覆う蓋部56が設けられている。この蓋部56は、凹部52と同様の長方形状をなしており、その前端縁部において、前から三番目の分割体24の突出板部36の後端縁部とヒンジ部57を介してヒンジ結合されている。
なお、凹部52に嵌合した状態の蓋部56の下面側には、中間所定範囲に上方に凹む逃げ凹部58が形成されており、凹部52上に物品があっても、この物品を逃げ凹部58内に配置することで、蓋部56が凹部52に嵌合可能となっている。また、蓋部56の後端縁部の車幅方向中央には、凹部52に嵌合した蓋部56を凹部52から上側に引き出すためのストラップ59が設けられており、凹部52には、後板部46の前端縁部の車幅方向中央に、嵌合した蓋部56で覆われるとともに蓋部56が回動し凹部52が開放されることで露出するストラップ60が設けられている。
図3に示すように、蓋部56と分割体24とをヒンジ結合するヒンジ部57の周辺を、これらがフロア面に沿う状態(図3に示す状態)をもって説明すると、ヒンジ部57は、蓋部56および分割体24のそれぞれの上端部同士を接合させており、蓋部56の分割体24側の面部63はヒンジ部57から後下がりに傾斜し、分割体24の蓋部56側の面部64はヒンジ部57から前下がりに傾斜している。よって、蓋部56は、ヒンジ部57を中心に上側且つ前側に分割体24の上面に重なるまで回動可能であり、これとは逆方向には、所定角度まで回動可能であるものの面部63と面部64とが当接することでこの所定角度を超えた回動は規制されるようになっている。
また、分割体23と分割体24とをヒンジ結合するヒンジ部37の周辺を、これらがフロア面に沿う状態をもって説明すると、ヒンジ部37は、分割体23および分割体24のそれぞれの上端部同士を接合させており、分割体24の分割体23側の面部67はヒンジ部37から後下がりに傾斜し、分割体23の分割体24側の面部68はヒンジ部37から前下がりに傾斜している。よって、分割体24は、形状的にはヒンジ部37を中心に上側且つ前側に分割体23の上面に重なるまで回動可能であり、これとは逆方向には、所定角度まで回動可能であるものの面部67と面部68とが当接することでこの所定角度を超えた回動は規制されるようになっている。
さらに、分割体21と分割体23とをヒンジ結合するヒンジ部29の周辺を、これらがフロア面に沿う状態をもって説明すると、ヒンジ部29は、分割体21および分割体23のそれぞれの上端部同士を接合させており、分割体23の分割体21側の面部71はヒンジ部29から後下がりに傾斜し、分割体21の分割体23側の面部72はヒンジ部29から前下がりに傾斜している。よって、分割体23は、形状的にはヒンジ部29を中心に上側且つ前側に分割体21の上面に重なるまで回動可能であり、これとは逆方向には、所定角度まで回動可能であるものの面部71と面部72とが当接することでこの所定角度を超えた回動は規制されるようになっている。分割体21と分割体23とには、これらを同一平面に配置するように付勢するバネ部材73が介装されている。ここで、上記したように分割体23が車体フロアFに接合されることになり、この状態で分割体21は図1に示すようにリアシート14のシートバック14bに後側からバネ部材73の付勢力で当接することになる。これにより、リアシート14のシートバック14bの傾動に追従して分割体21が揺動しリアシート14を前倒させた状態でリアシート14とその後側の車体フロアFとの隙間を覆うことになる。
同様に、図4に示すように、分割体22と分割体23とをヒンジ結合するヒンジ部30の周辺を、これらがフロア面に沿う状態をもって説明すると、ヒンジ部30は、分割体22および分割体23のそれぞれの上端部同士を接合させており、分割体23の分割体22側の面部77はヒンジ部30から後下がりに傾斜し、分割体22の分割体23側の面部78はヒンジ部30から前下がりに傾斜している。よって、分割体23は、形状的にはヒンジ部30を中心に上側且つ前側に分割体22の上面に重なるまで回動可能であり、これとは逆方向には、所定角度まで回動可能であるものの面部77と面部78とが当接することでこの所定角度を超えた回動は規制されるようになっている。分割体22と分割体23とには、これらを同一平面に配置するように付勢するバネ部材79が介装されている。ここで、上記したように分割体23が車体フロアFに接合されることになり、この状態で分割体22は図1に示すようにリアシート15のシートバック15bに後側から当接することになる。これにより、リアシート15のシートバック15bの傾動に追従して分割体22が揺動しリアシート15を前倒させた状態でリアシート15とその後側の車体フロアFとの隙間を覆うことになる。
分割体24と分割体25とをヒンジ結合するヒンジ部47の周辺を、これらがフロア面に沿う状態をもって説明すると、ヒンジ部47は、分割体24および分割体25のそれぞれの下端部同士を接合させており、分割体25の分割体24側の面部82はヒンジ部47から後上がりに傾斜し、分割体24の分割体25側の面部83はヒンジ部47から前上がりに傾斜している。よって、分割体25は、形状的にはヒンジ部47を中心に下側且つ前側に分割体24の下面に重なるまで回動可能であり、これとは逆方向には、若干の角度まで回動可能であるものの面部82と面部83とが当接することでこの角度を超えた回動は規制されるようになっている。
上記したストラップ59は、図3に示すように、凹部52を閉塞した状態の蓋部56の後端部の下面にネジ86で固定されており、蓋部56と凹部52との間を通って上側に延出している。また、上記したネット51は、後端部が車幅方向の複数カ所で分割体25の補強部材53にリベット87で止められており、前端部が車幅方向の複数カ所で分割体24の補強部材39にリベット88で止められている。なお、ストラップ60は、図示は略すが、ネット51の後端部取付用のリベット87の所定のものでネット51と補強部材53との間に介装されるようにして補強部材53に止められている。
以上のフロアボード17は、ラゲージルーム16のフロア面を構成するように車体フロアF上に敷設された状態(図3〜図5に示す状態)で、車体フロアFに形成された下方に凹む収納スペース90を覆うことになり、この状態で蓋部56を凹部52に嵌合させると略平坦なフロア面を形成する。この状態では、ラゲージルーム16に大きな物品を搭載することができる。なお、収納スペース90にはスペアタイヤおよび工具類等が収納可能となっている。
この状態から使用者が蓋部56と後側の分割体25の凹部52との隙間から上方に露出しているストラップ59を引き上げることで蓋部56をヒンジ部57を中心に上側且つ前側に回動させると、図6に示すように、蓋部56は裏返されて前側の分割体24の上面に載置される。すると、蓋部56の裏側に形成されていた収容凹部58が上面から下方に凹む状態となり、また、分割体25の下方に凹むとともに底部にネット51が展張された凹部52が露出することになる。この状態で、使用者が蓋部56の収容凹部58に物品を載置させると、この物品を走行時においても収容凹部58内に留めておくことができる。また、分割体25の凹部52について、使用者が物品を載置させると、この物品を走行時においても凹部52内に留めておくことができる。
また、使用者が上記のように蓋部56を開くことで初めて露出する分割体25のストラップ60を引き上げて分割体25を略水平状態のまま持ち上げると、分割体24が前側のヒンジ部37を中心に上側且つ前側に回動して立ち上がり、分割体25が立ち上がる分割体24に対し水平を維持するようにヒンジ部47を中心に相対回動する。そして、使用者が、図7に示すように、車体側に設けられた車幅方向両側のピン受部93に分割体25の両側の係合ピン48を係合させることで、フロアボード17は、分割体24が立ち上がり、分割体25がフロア面よりも上側で棚状をなす棚状配置状態に保持される。このとき、立ち上がった分割体24の突出板部36が上方に突出する状態となり、凹部52の前縁部の壁面を構成する。これにより、凹部52は、両側の側板部45による壁面と後板部46による壁面と突出板部36の壁面とで四方が囲まれた状態となる。この状態でも、凹部52に物品を載置すると、この物品を走行時においても凹部52内に留めておくことができ、よって、棚状に構成された分割体25が前方に位置することにより形成されるテールゲート13との間の隙間からの落下を規制できる。なお、このとき、蓋部56は分割体24の前側でヒンジ部57から吊り下げられた状態となる。
ここで、図6に示すようにフロアボード17の蓋部56を開いた状態から、使用者がストラップ60をもって後側の分割体25を前上がりに傾斜させるようにヒンジ部47を中心に回動させると、分割体24もヒンジ部47を中心に前下がりに傾斜するようになって、これら分割体24,25が前側に折り畳まれることになる。そして、図8に示すように、分割体24に分割体25が当接した折畳状態で、車体側に設けられた車幅方向両側のピン受部94に分割体25の両側の係合ピン48を係合させることで、これら分割体24,25はこの折り畳み状態を維持する。すると、フロアボード17を取り外さなくてもフロアボード17の下にあった収納スペース90を露出させることができ、収納スペース90をも利用して背の高い物品をラゲージスペース16に収納すること等が可能となる。勿論、図7に示すように分割体25を棚状に配置した状態からでもピン受部93から係合ピン48を外して分割体25を下ろせば、同様に分割体24に分割体25を当接させた折り畳み状態にすることができる。
ここで、フロアボード17は、全体としてラゲージルーム16のフロア面を構成するように車体フロアF上に敷設された状態では、蓋部56が凹部52に嵌合してストラップ60を覆っていることからストラップ60を使った、分割体25を棚状に配置する上記作動が困難となり、その結果、使用者に、分割体25を棚状に配置するためには蓋部56を開くように促すことになる。また、例え使用者がストラップ60を用いずに無理に分割体25を棚状に配置しようとしても、その場合は、蓋部56がヒンジ部57の面部63,64の当接による回動規制により、棚状に水平配置される分割体25に対し持ち上げられて、凹部52から離れ凹部52を開放することになる。これらにより、凹部52が蓋部56で閉じられた状態のまま分割体25が棚状に配置されることがなくなる。よって、使用者が棚状に配置した分割体25に物品を載置させる場合には必ず凹部52が開放されていて、この凹部52に載置させることになるため、走行時の分割体25からの物品の落下を確実に防止できる。
以上に述べた本実施形態によれば、フロアボード17の後側の分割体25に、その上面から下方に凹む凹部52が設けられているため、前側の分割体24を立ち上げつつこの後側の分割体25を水平配置して棚状とした場合、後側の分割体25に置く物品を凹部52内に配置できる。よって、例え後側の分割体25に置いた物品が移動しても凹部52の壁面に当接することで、凹部52内に留まり、後側の分割体25からの落下が防止される。特に後側の分割体25が棚状に配置されることでテールゲート13との間に隙間が形成されることになるが、物品を凹部52内に留めておくことができるため、上記隙間を介してフロア面に物品が落下してしまうことを防止できる。
また、後側の分割体25の凹部52を蓋部56で覆うことができるため、フロアボード17でラゲージルーム16のフロア面を構成する場合に、平坦なフロア面とすることができる。
さらに、分割体25を持ち上げる際に使用されるストラップ60が蓋部56を開くことで初めて露出するため、前側の分割体24を立ち上げつつこれとヒンジ結合された後側の分割体25を水平配置して棚状とする場合に、手順的に蓋部56を開いてから行うことになる。したがって、後側の分割体25を棚状とする場合に自然に蓋部56を開き凹部52を露出させた状態にすることができる。
また、蓋部56が前側の分割体24にヒンジ結合されており、蓋部56の凹部52の開放方向とは逆方向の回動を規制するヒンジ結合となっているため、前側の分割体24を立ち上げつつこれとヒンジ結合された後側の分割体25を水平配置して棚状とする場合に、蓋部56を開き忘れた状態であっても、これを強制的に開くことができる。したがって、後側の分割体25を棚状とする場合に自然に蓋部56を開き凹部52を露出させた状態にすることができる。
加えて、凹部52の底部が網状のネット51で構成されているため、フロアボード17の軽量化を図ることができる。また、凹部52が形成された分割体25の厚さを薄くすることができるため、分割体24と分割体25とを重ね合わせる上記した折り畳み状態においてよりコンパクトに折り畳むことができる。なお、分割体25に開口部50を形成しネット51を展張して凹部52を設ける以外にも、分割体25を途中まで凹ませて凹部としたり、分割体25に開口部50を形成し、この開口部50にさらに箱状の部材を接合して深さの深い凹部52を形成しても良い。
本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造が適用された自動車を後方から見た部分斜視図である。 本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造におけるフロアボードを示す平面図である。 本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造におけるフロアボードを示す図2のX1−X1線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造におけるフロアボードを示す図2のX2−X2線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造における敷設状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造における敷設状態から蓋部を開放した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造における棚状配置状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の自動車用フロアボード構造における折畳状態を示す斜視図である。
符号の説明
11 自動車
16 ラゲージルーム
17 フロアボード
24,25 分割体
51 ネット(網状部材)
52 凹部
56 蓋部

Claims (4)

  1. 自動車のラゲージルームのフロアボードを車両前後方向において少なくとも二つの分割体に分割するとともに、これら分割体同士をヒンジ結合し、前側の分割体を立ち上げつつ後側の分割体を棚状に水平配置可能とした自動車用フロアボード構造において、
    前記後側の分割体に、その上面から下方に凹む凹部を設けたことを特徴とする自動車用フロアボード構造。
  2. 前記凹部を覆う蓋部を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用フロアボード構造。
  3. 前記蓋部は前記前側の分割体にヒンジ結合されていることを特徴とする請求項2記載の自動車用フロアボード構造。
  4. 前記凹部の底部が網状部材にて構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の自動車用フロアボード構造。
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