JP2009292405A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便な構造であっても利便性を向上させた車両用シートを提供することである。
【解決手段】車両用シート20は、乗員の着座部位となる座部32と、この座部32の前側を支承する格好で座部に枢着された左右一対の前脚34と、この座部32の後側を支承する左右一対の後脚36とから成るシートクッション30と、このシートクッション30の後側に対して傾倒可能に組み付けられたシートバック50とから構成されている。左右一対の前脚34は、その先端が車両フロアFにそれぞれ枢着されており、左右一対の後脚36は、その先端が車両フロアFに対して着脱可能にそれぞれ組み付けられている。そして、この車両用シート20を着座モードからテーブルモード、後部座席乗降モード、収納モード、フットレストモード、フラット荷室モードおよび対面チャイルドシートモードの中から少なくとも3つのモードにアレンジできる。
【選択図】図1
【解決手段】車両用シート20は、乗員の着座部位となる座部32と、この座部32の前側を支承する格好で座部に枢着された左右一対の前脚34と、この座部32の後側を支承する左右一対の後脚36とから成るシートクッション30と、このシートクッション30の後側に対して傾倒可能に組み付けられたシートバック50とから構成されている。左右一対の前脚34は、その先端が車両フロアFにそれぞれ枢着されており、左右一対の後脚36は、その先端が車両フロアFに対して着脱可能にそれぞれ組み付けられている。そして、この車両用シート20を着座モードからテーブルモード、後部座席乗降モード、収納モード、フットレストモード、フラット荷室モードおよび対面チャイルドシートモードの中から少なくとも3つのモードにアレンジできる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、乗員が着座する着座モードから様々なモードにアレンジ可能な車両用シートに関する。
この種の車両用シートの例として、例えば、乗員が着座する着座モードから様々なモードにアレンジ可能な助手席が既に知られている。この様々なモードの例として、例えば、シートバックの背面側をテーブルとして使用するテーブルモード、後部座席の乗員の乗降を容易にするためにシートバックを前傾姿勢させて使用する後部席乗降モード、またはシートクッションとシートバックを折り畳んで車両の室内空間を広く使用する収納モード等が知られている。このようにして、乗員を着座させるだけでなく、様々な目的で助手席を使用することができる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
実用新案登録第3083264号公報
しかしながら、上述した助手席では、様々なモードのうち、いずれか1つのモードにしかアレンジすることができなかった。そのため、利便性に欠けるといった問題が発生していた。もちろん、この問題を解決するために、様々なモードのうち、複数のモードにアレンジ可能な助手席も考えられた。しかし、その場合、助手席の構造が複雑になるといった新たな問題が発生することになっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、簡便な構造であっても利便性を向上させた車両用シートを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、乗員の着座部位となる座部と、この座部の前側を支承する格好で座部に枢着された左右一対の前脚と、この座部の後側を支承する左右一対の後脚とから成るシートクッションと、このシートクッションの後側に対して傾倒可能に組み付けられたシートバックとから構成されており、左右一対の前脚は、その先端が車両フロアにそれぞれ枢着されており、左右一対の後脚は、その先端が車両フロアに対して着脱可能にそれぞれ組み付けられている車両用シートであって、シートバックをシートクッションに対して起立状態でロックさせると共に、左右一対の後脚の両先端を車両フロアに対してロックさせた着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックの背面が略水平状態となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させたテーブルモード、および、着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックが前傾姿勢となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させた後部座席乗降モード、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面とシートクッションの座部における着座面がインストルメントパネルとその下方のトウボードにそれぞれ沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が略く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた収納モード、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が収納モードのときの略く字に対して略逆く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフットレストモード、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフラット荷室モード、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、且つ、シートクッションに対してシートバックが起立状態を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた対面チャイルドシートモード、の中から、少なくとも3つのモードにアレンジできることを特徴とする。
この構成によれば、車両用シートは、座部と、左右一対の前脚および左右一対の後脚とから成るシートクッションとシートバックとから構成されている。そのため、車両用シートは簡便な構造となっている。そして、この車両用シートを着座モードからテーブルモード、後部座席乗降モード、収納モード、フットレストモード、フラット荷室モードおよび対面チャイルドシートモードの中から、少なくとも3つのモードにアレンジすることができる。したがって、簡便な構造の車両用シートであっても、その利便性を向上させることができる。
請求項1に記載の発明は、乗員の着座部位となる座部と、この座部の前側を支承する格好で座部に枢着された左右一対の前脚と、この座部の後側を支承する左右一対の後脚とから成るシートクッションと、このシートクッションの後側に対して傾倒可能に組み付けられたシートバックとから構成されており、左右一対の前脚は、その先端が車両フロアにそれぞれ枢着されており、左右一対の後脚は、その先端が車両フロアに対して着脱可能にそれぞれ組み付けられている車両用シートであって、シートバックをシートクッションに対して起立状態でロックさせると共に、左右一対の後脚の両先端を車両フロアに対してロックさせた着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックの背面が略水平状態となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させたテーブルモード、および、着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックが前傾姿勢となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させた後部座席乗降モード、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面とシートクッションの座部における着座面がインストルメントパネルとその下方のトウボードにそれぞれ沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が略く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた収納モード、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が収納モードのときの略く字に対して略逆く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフットレストモード、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフラット荷室モード、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、且つ、シートクッションに対してシートバックが起立状態を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた対面チャイルドシートモード、の中から、少なくとも3つのモードにアレンジできることを特徴とする。
この構成によれば、車両用シートは、座部と、左右一対の前脚および左右一対の後脚とから成るシートクッションとシートバックとから構成されている。そのため、車両用シートは簡便な構造となっている。そして、この車両用シートを着座モードからテーブルモード、後部座席乗降モード、収納モード、フットレストモード、フラット荷室モードおよび対面チャイルドシートモードの中から、少なくとも3つのモードにアレンジすることができる。したがって、簡便な構造の車両用シートであっても、その利便性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、乗員の着座部位となる座部と、この座部の前側を支承する格好で座部に枢着された左右一対の前脚と、この座部の後側を支承する左右一対の後脚とから成るシートクッションと、このシートクッションの後側に対して傾倒可能に組み付けられたシートバックとから構成されており、左右一対の前脚は、その先端が車両フロアにそれぞれ枢着されており、左右一対の後脚は、その先端が車両フロアに対して着脱可能にそれぞれ組み付けられている車両用シートであって、シートバックをシートクッションに対して起立状態でロックさせると共に、左右一対の後脚の両先端を車両フロアに対してロックさせた着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックの背面が略水平状態となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させたテーブルモードにアレンジできる、および、着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックが前傾姿勢となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させた後部座席乗降モードにアレンジできる、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面とシートクッションの座部における着座面がインストルメントパネルとその下方のトウボードにそれぞれ沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が略く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた収納モードにアレンジできる、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が収納モードのときの略く字に対して略逆く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフットレストモードにアレンジできる、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフラット荷室モードにアレンジできる、および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、且つ、シートクッションに対してシートバックが起立状態を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた対面チャイルドシートモードにアレンジできることを特徴とする。
この構成によれば、車両用シートは、座部と、左右一対の前脚および左右一対の後脚とから成るシートクッションとシートバックとから構成されている。そのため、車両用シートは簡便な構造となっている。そして、この車両用シートを着座モードからテーブルモード、後部座席乗降モード、収納モード、フットレストモード、フラット荷室モードおよび対面チャイルドシートモードの全てのモードにアレンジすることができる。したがって、簡便な構造の車両用シートであっても、その利便性を向上させることができる。
この構成によれば、車両用シートは、座部と、左右一対の前脚および左右一対の後脚とから成るシートクッションとシートバックとから構成されている。そのため、車両用シートは簡便な構造となっている。そして、この車両用シートを着座モードからテーブルモード、後部座席乗降モード、収納モード、フットレストモード、フラット荷室モードおよび対面チャイルドシートモードの全てのモードにアレンジすることができる。したがって、簡便な構造の車両用シートであっても、その利便性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜10を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に係る車両用シートを適用した車両の内部の概略斜視図であり、車両用シートを着座モードにアレンジしたときの概略斜視図である。図2は、図1を側面から見た模式図である。図3は、図2の車両用シートをテーブルモードにアレンジしたときの状態を示す模式図である。図4は、図2の車両用シートを後部座席乗降モードにアレンジしたときの状態を示す模式図である。図5は、図2の車両用シートを収納モードにアレンジしたときの状態を示す模式図である。図6は、図5の主要部の拡大図である。
図7は、図2の車両用シートをフットレストモードにアレンジしたときの状態を示す模式図である。図8は、図7の主要部の拡大図である。図9は、図2の車両用シートをフラット荷室モードにアレンジしたときの状態を示す模式図である。図10は、図2の車両用シートを対面チャイルドシートモードにアレンジしたときの状態を示す模式図である。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
はじめに、図1、2を参照して、本発明の実施例に係る車両用シートを適用させた車両1を説明する。この車両1には、運転席10と、助手席20と、これらの後方に運転席側後部席60および助手席側後部席70との計4個の席が設けられている。なお、これら4個の席のうち、助手席20が本発明の車両用シートに相当する。また、これら4個の席のうち、運転席10、運転席側後部席60および助手席側後部席70は公知の席であるため、その詳細説明は省略することとする。そのため、助手席20の構成のみを説明することとする。
助手席20は、シートクッション30とシートバック50とから構成されているシートである。以下に、これらの各構成部材30、50を個別に説明する。まず、シートクッション30を説明する。シートクッション30は、乗員の着座部位となる座部32と、この座部32の前側を支承する左右一対の前脚34、34と、この座部32の後側を支承する左右一対の後脚36、36とから構成されている。座部32の左右の後方には、その表面に対して進退可能な四角ピン58、58がそれぞれ組み付けられている。このとき、両四角ピン58は、進出方向に向けて付勢状態となるようにそれぞれ組み付けられている。
両前脚34は、その基端が座部32の幅方向(左右方向)を軸方向とする軸回りに回動可能に座部32に枢着されている。また、この両前脚34には、座部32と干渉するストッパ34aがそれぞれ形成されている。これにより、後述するロック機構38によってシートクッション30を車両フロアFに対してロック状態にすると、両前脚34がシートバック50と共に前倒れしていくことを防止することができる。そのため、このロック状態にすると、乗員は座部32に着座することができる。一方、両後脚36は、その基端が座部32と一体的になるように形成されている。
次に、シートバック50を説明する。シートバック50は、シートクッション30(座部32)に着座した乗員の背凭れ部位となっており、簡易リクライニング機構40を介してシートクッション30の後側に傾倒可能に組み付けられている。この簡易リクライニング機構40には、ロック装置(図示しない)が設けられている。これにより、シートバック50をシートクッション30に対して起立状態にロック(保持)させることができると共に、そのロック解除を行うとシートバック50をシートクッション30に対して傾倒させることができる。
このシートバック50には、その左右側面の下方に切欠52、52がそれぞれ形成されている。これにより、シートバック50をシートクッション30に対して後方に向けて傾動させていくと、シートクッション30の両後脚36をシートバック50の両切欠52に嵌め込ませることができる。また、このシートバック50には、その左右側面の上方に突起54、54がそれぞれ形成されている。この両突起54には、その表面に対して進退可能な丸ピン54a、54aがそれぞれ組み付けられている。このとき、両丸ピン54aは、進出方向に向けて付勢状態となるようにそれぞれ組み付けられている。
また、このシートバック50には、その左側面に乗員が操作可能なレバー56が組み付けられている。このレバー56について詳述すると、レバー56は2段階の操作を行うことができる構造となっている。この2段階の操作のうち、1段階目の操作を行うと、両丸ピン54aと両四角ピン58が付勢力に抗してシートバック50の内部と座部32の内部にそれぞれ退行すると共に、後述するロック機構38のロック解除が行われる構造となっている。また、2段階目の操作を行うと、簡易リクライニング機構40のロック解除が行われる構造となっている。
また、シートクッション30およびシートバック50は、その材質が剛性を有する合成樹脂によってそれぞれ一体成型されている。また、シートクッション30およびシートバック50は、運転席10のシートクッションおよびシートバックと比較するとコンパクトに形成されている。すなわち、運転席10は大きなサイズのシートから構成されており、助手席20は小さなサイズのシートから構成されている。このようにして助手席20は構成されている。
次に、上述した構成から成る助手席20を車両フロアFに組み付ける構造を説明する。シートクッション30の両前脚34は、その先端が車幅方向を軸方向とする軸回りに回動可能に車両フロアFの段差部F1に形成された取付ブラケットF2にそれぞれ枢着されている。また、シートクッション30の両後脚36は、その先端がロック機構38を介して車両フロアFに対してそれぞれ組み付けられている。
ここでロック機構38について詳述すると、ロック機構38は、車両フロアF側(例えば、車両フロアFに形成された凹部F3)に形成されたストライカ38aと、後脚36側に形成されたフック38bとから構成されている。そして、ストライカ38aにフック38bが係合したロック状態になると、乗員が着座できるようにシートクッション30(座部32)を車両フロアFに対してロックさせることができる。このとき、助手席20は運転席10に対して略並列状態に配置される格好となっている。このようにして助手席20は車両フロアFに対して組み付けられている。
なお、助手席20は、車両のインストルメントパネル90に向かい合う格好で車両フロアFに対して組み付けられている。このインストルメントパネル90のうち、センターコンソール92の左壁面と助手席ドア側のパネル面94には、シートバック50の両突起54をガイド可能な第1のガイド溝96、96と第2のガイド溝100、100がそれぞれ形成されている。
この両第1のガイド溝96の終端には、助手席20を収納モード、フットレストモード、フラット荷室モード、または対面チャイルドシートモードにアレンジしたときに、シートバック50の両突起54の丸ピン54aを嵌め込み可能な第1のピンキャッチ96a、96aがそれぞれ形成されている。これと同様に、この両第2のガイド溝100の終端には、助手席20をテーブルモードにアレンジしたときに、シートバック50の両突起54の丸ピン54aを嵌め込み可能な第2のピンキャッチ100a、100aがそれぞれ形成されている。
また、センターコンソール92の左壁面と助手席ドア側のパネル面94には、助手席20を収納モードまたはフットレストモードにアレンジしたときに、シートクッション30の両四角ピン58を挿入可能な係合孔110、110がそれぞれ形成されている。この係合孔110について詳述すると、係合孔110は、その内部を四角ピン58が略前後方向に移動可能となるように略矩形状に形成されている。
係合孔110の内部には、助手席20を収納モードにアレンジするために、シートクッション30の四角ピン58の第1の角58aと第2の角58bを嵌め合い可能な第1の凹み110aと第3の凹み110cがそれぞれ形成されている。さらに、係合孔110の内部には、助手席20をフットレストモードにアレンジするために、シートクッション30の四角ピン58の第2の角58bと第3の角58cを嵌め合い可能な第2の凹み110bと第4の凹み110dがそれぞれ形成されている。また、さらに、係合孔110の内部には、先端側にピン押さえ112が固着された圧縮ばね114が組み付けられている。これにより、両四角ピン58は両係合孔110にそれぞれ嵌まり込むと、常時、ピン押さえ112によって後方に向けて付勢された状態になっている。
また、センターコンソール92の左壁面と助手席ドア側のパネル面94には、助手席20をフラット荷室モードにアレンジするために、シートクッション30の両四角ピン58を嵌め込み可能な第3のピンキャッチ102がそれぞれ形成されている。また、これと同様に、センターコンソール92の左壁面と助手席ドア側のパネル面94には、助手席20を対面チャイルドシートモードにアレンジするために、シートクッション30の両四角ピン58を嵌め込み可能な第4のピンキャッチ104がそれぞれ形成されている。
続いて、上述した構成から成る助手席20の作用を説明する。この助手席20は、着座モード、テーブルモード、後部座席乗降モード、収納モード、フットレストモード、フラット荷室モードおよび対面チャイルドシートモードにアレンジすることができる。以下に、これら各モードおよび着座モードから各モードにアレンジする方法を個別に説明する。
はじめに、着座モードを説明する。着座モードとは、簡易リクライニング機構40によってシートバック50をシートクッション30に対して起立状態でロックさせると共に、ロック機構38によって左右一対の後脚36、36の両先端を車両フロアFに対してロックさせたモードのことである。この着座モードにアレンジすると、乗員はシートクッション30に着座することができると共に、その着座状態でシートバック50に背凭れすることもできる(図1、2参照)。
次に、テーブルモードを説明する。テーブルモードとは、シートバック50の背面が略水平状態となるようにシートバック50をインストルメントパネル90側に保持させたモードである。このテーブルモードにアレンジすると、乗員はシートバック50の背面をテーブルとして使用することができる(図3参照)。次に、後部座席乗降モードを説明する。後部座席乗降モードとは、シートバック50が前傾姿勢となるように助手席20をインストルメントパネル90側に保持させたモードのことである。この後部座席乗降モードにアレンジすると、運転席側後部席60または助手席側後部席70の乗員にとって車両1への乗降が容易となる(図4参照)。
次に、収納モードを説明する。収納モードとは、シートバック50の背凭れ面とシートクッション30の座部32における着座面がインストルメントパネル90とその下方のトウボード90aにそれぞれ沿う格好となるように、シートクッション30とシートバック50をインストルメントパネル90側にそれぞれ保持させたモードのことである。この収納モードにアレンジすると、乗員は車両1の室内空間を広く使用することができる(図5参照)。
次に、フットレストモードを説明する。フットレストモードとは、シートバック50の背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるように、且つ、シートクッション30の座部32とシートクッション30の前脚34が上述した収納モードのときの略く字に対して略逆く字状を成す格好となるように、シートクッション30と共にシートバック50をインストルメントパネル90側にそれぞれ保持させたモードのことである。このフットレストモードにアレンジすると、助手席側後部席70の乗員は助手席20のシートクッション30をフットレスト(足載せ台)として使用することができる(図7参照)。
次に、フラット荷室モードを説明する。フラット荷室モードとは、シートバック50の背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるように、且つ、シートクッション30の座部32における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、シートクッション30と共にシートバック50をインストルメントパネル90側にそれぞれ保持させたモードのことである。このフラット荷室モードにアレンジすると、運転席側後部席60または助手席側後部席70の乗員は助手席20のシートクッション30に容易に荷物を置くことができる(図9参照)。
最後に、対面チャイルドシートモードを説明する。対面チャイルドシートモードとは、シートクッション30の座部32における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、且つ、シートクッション30に対してシートバック50が起立状態を成す格好となるように、シートクッション30と共にシートバック50をインストルメントパネル90側にそれぞれ保持させたモードのことである。この対面チャイルドシートモードにアレンジすると、運転席側後部席60または助手席側後部席70の乗員は助手席20に容易にチャイルドシート(図示しない)を付けることができる(図10参照)。すなわち、対面チャイルドシートモードとは、助手席20が後方を向いた状態のモードである。
続いて、着座モードから各モードにアレンジする方法、すなわち、着座モードからテーブルモードにアレンジする方法、着座モードから後部座席乗降モードにアレンジする方法、着座モードから収納モードにアレンジする方法、着座モードからフットレストモードにアレンジする方法、着座モードからフラット荷室モードにアレンジする方法、および着座モードから対面チャイルドシートモードにアレンジする方法を個別に説明する。
はじめに、着座モードからテーブルモードにアレンジする方法を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を1段階目まで操作して、ロック機構38のロック解除を行っていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を後倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバック50の背面が略水平状態となるまでシートクッション30と共にシートバック50を前倒しさせていく。
この前倒しに伴って、シートバック50の先端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートバック50の両突起54をセンターコンソール92とパネル面94の両第2のガイド溝100にそれぞれガイドさせるようにシートクッション30と共にシートバック50を前倒しさせていく。すると、両突起54の丸ピン54aは自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へ移行していく。
そして、シートバック50の背面が略水平状態となるまでシートクッション30と共にシートバック50を前倒しさせていくと、両突起54の丸ピン54aは両第2のガイド溝100のピンキャッチ100aに到達するため自身に作用する付勢力によって退行状態から進出状態に戻される。すなわち、両突起54の丸ピン54aは両第2のガイド溝100のピンキャッチ100aにそれぞれ嵌まり込む。これにより、シートバック50をその背面が略水平状態となるようにセンターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。このようにして、助手席20をテーブルモードにアレンジすることができると共に、そのアレンジした状態でインストルメントパネル90側に保持させることができる(図3参照)。
これとは逆に、テーブルモードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を1段階目まで操作して、両突起54の丸ピン54aを自身に作用する付勢力に抗して両突起54の内部へ退行させていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を前倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートクッション30と共にシートバック50を後起こしさせていく。
すると、シートクッション30の両後脚36は車両フロアFに到達するため、両後脚36のフック38bはストライカ38aに係合した状態へと戻される。これにより、シートクッション30を車両フロアFにロックさせた状態へと戻すことができる。このようにして、助手席20を着座モードにアレンジする(戻す)ことができると共に、そのアレンジした(戻した)状態で車両フロアFに保持させることができる(図2参照)。
次に、着座モードから後部座席乗降モードにアレンジする方法を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を1段階目まで操作して、ロック機構38のロック解除を行っていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を前倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバック50が前傾状態となるまでシートクッション30と共にシートバック50を前倒しさせていく。すると、シートバック50をインストルメントパネル90に凭れさせることができるため、助手席20を後部座席乗降モードにアレンジすることができると共に、そのアレンジした状態でインストルメントパネル90側に保持させることができる(図4参照)。
これとは逆に、後部座席乗降モードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)を説明する。乗員はシートクッション30の両前脚34を後起こしさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートクッション30と共にシートバック50を後起こしさせていく。すると、上述したテーブルモードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)の説明と同様に、シートクッション30を車両フロアFにロックさせた状態へと戻すことができる。このようにして、助手席20を着座モードにアレンジする(戻す)ことができると共に、そのアレンジした(戻した)状態で車両フロアFに保持させることができる(図2参照)。
次に、着座モードから収納モードにアレンジする方法を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を2段階目まで操作して、ロック機構38のロック解除を行っていくと共に簡易リクライニング機構40のロック解除も行っていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を前倒しさせながら、シートクッション30の両後脚36がシートバック50に形成された左右の切欠52に嵌め込まれる格好となるように、シートバック50をシートクッション30に対して後倒しさせていく。
続いて、乗員はその後倒し状態でシートバック50の背凭れ面とシートクッション30の座部32における着座面がインストルメントパネル90とその下方のトウボード90aにそれぞれ沿う格好となるように、且つ、シートクッション30の座部32とシートクッション30の前脚34が略く字状を成す格好となるように、シートクッション30を前方へ反転させていく。
この反転に伴って、シートバック50の先端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートバック50の両突起54をセンターコンソール92とパネル面94の両第1のガイド溝96にそれぞれガイドさせるようにシートクッション30を前方へ反転させていく。すると、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96によって押し当てられるため、自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へと移行していく。
そして、シートバック50の背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるまでシートクッション30を前方へ反転させていくと、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96のピンキャッチ96aにそれぞれ到達するため、自身を付勢する付勢力によって退行状態から進出状態へと戻される。すなわち、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96のピンキャッチ96aにそれぞれ嵌まり込む。これにより、シートバック50をその背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるように、センターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。
また、この反転に伴って、シートクッション30の後端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートクッション30の両四角ピン58をセンターコンソール92とパネル面94の両係合孔110にそれぞれ到達させるようにシートクッション30を前方へ反転させていく。すると、両四角ピン58はセンターコンソール92とパネル面94によって押し当てられるため、自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へと移行していく。
そして、シートクッション30の座部32における着座面がインストルメントパネル90の下方のトウボード90aに沿う格好となるまでシートクッション30を前方へ反転させていくと、両四角ピン58は両係合孔110にそれぞれ到達するため、自身を付勢する付勢力によって退行状態から進出状態へと戻される。すなわち、両四角ピン58は両係合孔110にそれぞれ嵌まり込む。
このとき、両四角ピン58は、その第1の角58aと第2の角58bが第1の凹み110aと第3の凹み110cにそれぞれ嵌め合う格好となるように、両係合孔110に到達している。これにより、シートクッション30をその座部における着座面がインストルメントパネル90の下方のトウボード90aに沿う格好となるように、且つ、シートクッション30をその座部32と前脚34が略く字状を成す格好となるように、センターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。
また、このとき、両四角ピン58は、既に説明したように後方に向けて付勢された状態となっている。そのため、ガタが生じることなくシートクッション30をセンターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。このようにして、助手席20を収納モードにアレンジすることができると共に、そのアレンジした状態でインストルメントパネル90側に保持させることができる(図5、図6参照)。
これとは逆に、収納モードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を1段階目まで操作して、両突起54の丸ピン54aを自身に作用する付勢力に抗して両突起54の内部へ退行させていくと共に、両四角ピン58を自身に作用する付勢力に抗してシートクッション30の内部へ退行させていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を後起こしさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバック50を後方へ反転させていく。
このように反転させていくと、シートバック50をシートクッション30に対して相対回転させる格好となるため、シートバック50はシートクッション30に対して起立状態になるように戻されていく。そして、起立状態に戻されると、シートバック50は簡易リクライニング機構40によってシートクッション30に対してロックされた状態へと戻される。そして、さらに、シートクッション30を反転させていくと、上述したテーブルモードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)の説明と同様に、シートクッション30を車両フロアFにロックさせた状態へと戻すことができる。このようにして、助手席20を着座モードにアレンジする(戻す)ことができると共に、そのアレンジした(戻した)状態で車両フロアFに保持させることができる(図2参照)。
次に、着座モードからフットレストモードにアレンジする方法を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を2段階目まで操作して、ロック機構38のロック解除を行っていくと共に簡易リクライニング機構40のロック解除も行っていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を前倒しさせながら、シートクッション30の両後脚36がシートバック50に形成された左右の切欠52に嵌め込まれる格好となるように、シートバック50をシートクッション30に対して後倒しさせていく。
続いて、乗員はその後倒し状態でシートバック50の背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるように、且つ、シートクッション30の座部32とシートクッション30の前脚34が上述した収納モードのときの略く字に対して略逆く字状を成す格好となるように、シートクッション30を前方へ反転させていく。
この反転に伴って、シートバック50の先端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートバック50の両突起54をセンターコンソール92とパネル面94の両第1のガイド溝96にそれぞれガイドさせるようにシートクッション30を前方へ反転させていく。すると、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96によって押し当てられるため、自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へと移行していく。
そして、シートバック50の背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるまでシートクッション30を前方へ反転させていくと、上述した着座モードから収納モードにアレンジする方法の説明と同様に、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96のピンキャッチ96aにそれぞれ到達するため、自身を付勢する付勢力によって退行状態から進出状態へと戻される。すなわち、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96のピンキャッチ96aにそれぞれ嵌まり込む。これにより、シートバック50をその背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるように、センターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。
また、この反転に伴って、シートクッション30の後端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートクッション30の両四角ピン58をセンターコンソール92とパネル面94の両係合孔110にそれぞれ到達させるようにシートクッション30を前方へ反転させていく。すると、両四角ピン58はセンターコンソール92とパネル面94によって押し当てられるため、自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へと移行していく。
そして、シートクッション30の座部32における着座面がインストルメントパネル90の下方のトウボード90aに沿う格好となるまでシートクッション30を前方へ反転させていくと、両四角ピン58は両係合孔110にそれぞれ到達するため、自身を付勢する付勢力によって退行状態から進出状態へと戻される。すなわち、両四角ピン58は両係合孔110にそれぞれ嵌まり込む。
このとき、両四角ピン58は、その第2の角58bと第3の角58cが第2の凹み110bと第4の凹み110dにそれぞれ嵌め合う格好となるように、両係合孔110に到達している。これにより、シートクッション30をその座部32と前脚34が上述した収納モードのときの座部32と前脚34によって形成される略く字と向かい合う略く字状を成す格好となるように、センターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。
また、このとき、両四角ピン58は、既に説明したように後方に向けて付勢された状態となっている。そのため、ガタが生じることなくシートクッション30をセンターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。このようにして、助手席20をフットレストモードにアレンジすることができると共に、そのアレンジした状態でインストルメントパネル90側に保持させることができる(図7、図8参照)。
これとは逆に、フットレストモードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を1段階目まで操作して、両突起54の丸ピン54aを自身に作用する付勢力に抗して両突起54の内部へ退行させていくと共に、両四角ピン58を自身に作用する付勢力に抗してシートクッション30の内部へ退行させていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を後起こしさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバック50を後方へ反転させていく。
このように反転させていくと、シートバック50をシートクッション30に対して相対回転させる格好となるため、シートバック50はシートクッション30に対して起立状態になるように戻されていく。そして、起立状態に戻されると、シートバック50は簡易リクライニング機構40によってシートクッション30に対してロックされた状態へと戻される。そして、さらに、シートクッション30を反転させていくと、上述した収納モードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)の説明と同様に、シートクッション30を車両フロアFにロックさせた状態へと戻すことができる。このようにして、助手席20を着座モードにアレンジする(戻す)ことができると共に、そのアレンジした(戻した)状態で車両フロアFに保持させることができる(図2参照)。
次に、着座モードからフラット荷室モードにアレンジする方法を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を2段階目まで操作して、ロック機構38のロック解除を行っていくと共に簡易リクライニング機構40のロック解除も行っていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を前倒しさせながら、シートクッション30の両後脚36がシートバック50に形成された左右の切欠52に嵌め込まれる格好となるように、シートバック50をシートクッション30に対して後倒しさせていく。
続いて、乗員はその後倒し状態でシートバック50の背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるように、且つ、シートクッション30の座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、シートクッション30を前方へ反転させていく。この反転に伴って、シートバック50の先端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートバック50の両突起54をセンターコンソール92とパネル面94の両第1のガイド溝96にそれぞれガイドさせるようにシートクッション30を前方へ反転させていく。すると、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96によって押し当てられるため、自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へと移行していく。
そして、シートバック50の背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるまでシートクッション30を前方へ反転させていくと、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96のピンキャッチ96aにそれぞれ到達するため、自身を付勢する付勢力によって退行状態から進出状態へと戻される。すなわち、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96のピンキャッチ96aにそれぞれ嵌まり込む。これにより、シートバック50をその背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるように、センターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。
また、この反転に伴って、シートクッション30の後端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートクッション30の両四角ピン58をセンターコンソール92とパネル面94の両第3のピンキャッチ102にそれぞれ到達させるようにシートクッション30を前方へ反転させていく。すると、両四角ピン58はセンターコンソール92とパネル面94によって押し当てられるため、自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へと移行していく。
そして、シートクッション30の座部32における着座面の裏面が略水平を成す格好となるまでシートクッション30を前方へ反転させていくと、両四角ピン58は両第3のピンキャッチ102にそれぞれ到達するため、自身を付勢する付勢力によって退行状態から進出状態へと戻される。すなわち、両四角ピン58は両第3のピンキャッチ102にそれぞれ嵌まり込む。これにより、シートクッション30をその座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、センターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。このようにして、助手席20をフラット荷室モードにアレンジすることができると共に、そのアレンジした状態でインストルメントパネル90側に保持させることができる(図9参照)。
これとは逆に、フラット荷室モードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を1段階目まで操作して、両突起54の丸ピン54aを自身に作用する付勢力に抗して両突起54の内部へ退行させていくと共に、両四角ピン58を自身に作用する付勢力に抗してシートクッション30の内部へ退行させていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を後起こしさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバック50を後方へ反転させていく。
このように反転させていくと、シートバック50をシートクッション30に対して相対回転させる格好となるため、シートバック50はシートクッション30に対して起立状態になるように戻されていく。そして、起立状態に戻されると、シートバック50は簡易リクライニング機構40によってシートクッション30に対してロックされた状態へと戻される。そして、さらに、シートクッション30を反転させていくと、上述したテーブルモードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)の説明と同様に、シートクッション30を車両フロアFにロックさせた状態へと戻すことができる。このようにして、助手席20を着座モードにアレンジする(戻す)ことができると共に、そのアレンジした(戻した)状態で車両フロアFに保持させることができる(図2参照)。
最後に、着座モードから対面チャイルドシートモードにアレンジする方法を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を2段階目まで操作して、ロック機構38のロック解除を行っていくと共に簡易リクライニング機構40のロック解除も行っていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を後倒しさせながら、シートクッション30の両後脚36がシートバック50に形成された左右の切欠52に嵌め込まれる格好となるように、シートバック50をシートクッション30に対して後倒しさせていく。
続いて、乗員はその後倒し状態でシートクッション30の座部32における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、且つ、シートクッション30に対してシートバック50が起立状態を成す格好となるように、シートクッション30を前方へ反転させていく。この反転に伴って、シートバック50の先端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートバック50の両突起54をセンターコンソール92とパネル面94の両第1のガイド溝96にそれぞれガイドさせるようにシートクッション30を前方へ反転させていく。すると、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96によって押し当てられるため、自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へと移行していく。
そして、シートバック50の背凭れ面がインストルメントパネル90に沿う格好となるまでシートクッション30を前方へ反転させていくと、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96のピンキャッチ96aにそれぞれ到達するため、自身を付勢する付勢力によって退行状態から進出状態へと戻される。すなわち、両突起54の丸ピン54aは両第1のガイド溝96のピンキャッチ96aにそれぞれ嵌まり込む。これにより、シートバック50をシートクッション30に対して起立状態を成す格好となるように、センターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。
また、この反転に伴って、シートクッション30の後端がフットスペース98に到達すると、乗員はシートクッション30の両四角ピン58をセンターコンソール92とパネル面94の両第4のピンキャッチ104にそれぞれ到達させるようにシートクッション30を前方へ反転させていく。すると、両四角ピン58はセンターコンソール92とパネル面94によって押し当てられるため、自身に作用する付勢力に抗して進出状態から退行状態へと移行していく。
そして、シートクッション30の座部32における着座面の裏面が略水平を成す格好となるまでシートクッション30を前方へ反転させていくと、両四角ピン58は両第4のピンキャッチ104にそれぞれ到達するため、自身を付勢する付勢力によって退行状態から進出状態へと戻される。すなわち、両四角ピン58は両第4のピンキャッチ104にそれぞれ嵌まり込む。これにより、シートクッション30をその座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、センターコンソール92とパネル面94に保持させることができる。このようにして、助手席20を対面チャイルドシートモードにアレンジすることができると共に、そのアレンジした状態でインストルメントパネル90側に保持させることができる(図10参照)。
これとは逆に、対面チャイルドシートモードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を1段階目まで操作して、両突起54の丸ピン54aを自身に作用する付勢力に抗して両突起54の内部へ退行させていくと共に、両四角ピン58を自身に作用する付勢力に抗してシートクッション30の内部へ退行させていく。次に、乗員はシートクッション30の両前脚34を後起こしさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバック50を後方へ反転させていく。
このように反転させていくと、シートバック50をシートクッション30に対して相対回転させる格好となるため、シートバック50はシートクッション30に対して起立状態になるように戻されていく。そして、起立状態に戻されると、シートバック50は簡易リクライニング機構40によってシートクッション30に対してロックされた状態へと戻される。そして、さらに、シートクッション30を反転させていくと、上述したテーブルモードから着座モードにアレンジする方法(戻す方法)の説明と同様に、シートクッション30を車両フロアFにロックさせた状態へと戻すことができる。このようにして、助手席20を着座モードにアレンジする(戻す)ことができると共に、そのアレンジした(戻した)状態で車両フロアFに保持させることができる(図2参照)。
本発明の実施例に係る車両の助手席20は、上述したように構成されている。この構成によれば、助手席20は、座部32と、左右一対の前脚34、34および左右一対の後脚36、36とから成るシートクッション30とシートバック50とから構成されている。そのため、助手席20は簡便な構造となっている。そして、この助手席20を着座モードからテーブルモード、後部座席乗降モード、収納モード、フットレストモード、フラット荷室モードおよび対面チャイルドシートモードの中から、少なくとも3つのモードにアレンジすることができる。もちろん、3つのモードに限定されることなく、全てのモードにもアレンジすることもできる。したがって、簡便な構造の助手席20であっても、その利便性を向上させることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、シートバック50をインストルメントパネル90側に保持させる構造として、シートバック50に形成した左右の丸ピン54aがセンターコンソール92の左壁面と助手席ドア側のパネル面94に形成した第1のピンキャッチ96aまたは第2のピンキャッチ100aにそれぞれ嵌まり込んで保持させる構造を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、インストルメントパネル90に引っ掛け部材(例えば、フック等)を設けておき、その引っ掛け部材にシートバック50を引っ掛けて保持させる構造であっても構わない。
実施例では、シートバック50をインストルメントパネル90側に保持させる構造として、シートバック50に形成した左右の丸ピン54aがセンターコンソール92の左壁面と助手席ドア側のパネル面94に形成した第1のピンキャッチ96aまたは第2のピンキャッチ100aにそれぞれ嵌まり込んで保持させる構造を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、インストルメントパネル90に引っ掛け部材(例えば、フック等)を設けておき、その引っ掛け部材にシートバック50を引っ掛けて保持させる構造であっても構わない。
20 車両用シート(助手席)
30 シートクッション
32 座部
34 前脚
36 後脚
50 シートバック
90 インストルメントパネル
F 車両フロア
30 シートクッション
32 座部
34 前脚
36 後脚
50 シートバック
90 インストルメントパネル
F 車両フロア
Claims (2)
- 乗員の着座部位となる座部と、この座部の前側を支承する格好で座部に枢着された左右一対の前脚と、この座部の後側を支承する左右一対の後脚とから成るシートクッションと、このシートクッションの後側に対して傾倒可能に組み付けられたシートバックとから構成されており、左右一対の前脚は、その先端が車両フロアにそれぞれ枢着されており、
左右一対の後脚は、その先端が車両フロアに対して着脱可能にそれぞれ組み付けられている車両用シートであって、
シートバックをシートクッションに対して起立状態でロックさせると共に、左右一対の後脚の両先端を車両フロアに対してロックさせた着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックの背面が略水平状態となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させたテーブルモード、
および、着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックが前傾姿勢となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させた後部座席乗降モード、
および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面とシートクッションの座部における着座面がインストルメントパネルとその下方のトウボードにそれぞれ沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が略く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた収納モード、
および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が収納モードのときの略く字に対して略逆く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフットレストモード、
および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフラット荷室モード、
および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、且つ、シートクッションに対してシートバックが起立状態を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた対面チャイルドシートモード、の中から、
少なくとも3つのモードにアレンジできることを特徴とする車両用シート。 - 乗員の着座部位となる座部と、この座部の前側を支承する格好で座部に枢着された左右一対の前脚と、この座部の後側を支承する左右一対の後脚とから成るシートクッションと、このシートクッションの後側に対して傾倒可能に組み付けられたシートバックとから構成されており、左右一対の前脚は、その先端が車両フロアにそれぞれ枢着されており、
左右一対の後脚は、その先端が車両フロアに対して着脱可能にそれぞれ組み付けられている車両用シートであって、
シートバックをシートクッションに対して起立状態でロックさせると共に、左右一対の後脚の両先端を車両フロアに対してロックさせた着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックの背面が略水平状態となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させたテーブルモードにアレンジできる、
および、着座モードから、これら両ロックのうち、後者のロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、その基端側の枢着軸を中心にシートバックが前傾姿勢となるまでシートクッションと共にシートバックを前倒しさせ、この前倒し状態でシートバックをインストルメントパネル側に保持させた後部座席乗降モードにアレンジできる、
および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面とシートクッションの座部における着座面がインストルメントパネルとその下方のトウボードにそれぞれ沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が略く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた収納モードにアレンジできる、
および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部とシートクッションの前脚が収納モードのときの略く字に対して略逆く字状を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフットレストモードにアレンジできる、
および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を前倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートバックの背凭れ面がインストルメントパネルに沿う格好となるように、且つ、シートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させたフラット荷室モードにアレンジできる、
および、着座モードから、これら両ロック解除を行ってシートクッションの両前脚を後倒しさせながら、シートバックをシートクッションに対して後倒しさせ、その後倒し状態でシートクッションの座部における着座面の裏面が略水平を成す格好となるように、且つ、シートクッションに対してシートバックが起立状態を成す格好となるように、シートクッションを前方へ反転させ、その反転状態でシートクッションと共にシートバックをインストルメントパネル側にそれぞれ保持させた対面チャイルドシートモードにアレンジできることを特徴とする車両用シート。
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