JP2009281645A - 空気調和装置および空気調和装置の制御方法 - Google Patents

空気調和装置および空気調和装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガス欠状態を解消する。
【解決手段】レシーバタンク8にエンジン3の冷却水を供給可能に構成した冷却水熱交換器82を備えると共に、室内膨張弁142,152の開度を制御して、室内熱交換器の過熱度を制御する過熱度制御手段(制御部70)を備え、該過熱度制御手段により室内膨張弁の開度を制御しても、過熱度が所定の温度以上であった場合にガス欠と判断し、冷却水熱交換器に冷却水を供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置および空気調和装置の制御方法に関する。
冷暖房運転をおこなう空気調和装置では、冷房運転時には室外熱交換器が凝縮器として動作し、また、暖房運転時には室内熱交換器が凝縮器として動作する。一般的に、室外熱交換器の方が室内熱交換器に比べて冷媒を蓄積する容量が大きいので、冷房時には容量が大きな室外熱交換器に冷媒が蓄積されるため、冷房時は暖房時に比較して多くの冷媒を必要とする。そこで、従来は、特許文献1に示すように、レシーバタンクを設け、当該レシーバタンクに過剰な冷媒を蓄積することにより、特に、冷房時において冷媒が不足することを防止している。
特開平05−026536号公報
ところで、外気温度によらず冷暖房運転を行う空気調和装置(例えば、食品の保管または生物の飼育に使用する空気調和装置)において、室外の温度が低い場合に冷房運転を実行する場合には、室外ユニット自体の温度が低下するため、室外熱交換器またはレシーバタンクに液相の冷媒が溜まり込む。このような場合、室内ユニット側がガス欠気味となってしまうため、十分な能力を発揮できなくなるという問題点がある。また、室内ユニットがガス欠気味になると、室内熱交換器における冷媒の蒸発温度が低下するため、室内熱交換器に着霜が発生して冷房効率が低下するという問題点がある。
また、室外ユニットと室内ユニットの間の高低差が大きい場合(例えば、室内ユニットが室外ユニットよりも30m以上高い場所に設置されている場合)には、室外ユニットと室内ユニットを結ぶ配管内に溜まり込んだ冷媒自体の重さにより、室外ユニットから室内ユニットに対して冷媒を供給することができなくなるため、室内ユニットがガス欠状態となるという問題点もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ガス欠状態を解消することが可能な空気調和装置および空気調和装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、および、レシーバタンクを有する室外ユニットと、室内熱交換器および室内膨張弁を有する室内ユニットとを備える空気調和装置において、前記レシーバタンクに前記エンジンの冷却水を供給可能に構成した冷却水熱交換器を備えると共に、前記室内膨張弁の開度を制御して、前記室内熱交換器の過熱度を制御する過熱度制御手段を備え、該過熱度制御手段により前記室内膨張弁の開度を制御しても、過熱度が所定の温度以上であった場合にガス欠と判断し、前記冷却水熱交換器に冷却水を供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱する、ことを特徴とする。
この構成によれば、室内膨張弁の開度を制御しても、過熱度が所定の温度以上であった場合にガス欠と判断し、冷却水熱交換器に冷却水を供給し、エンジンの冷却水をレシーバタンク内に設けられた冷却水熱交換器に通じ、レシーバタンク内の冷媒を加熱する。これにより、レシーバタンク内の冷媒の圧力を上昇させ、レシーバタンク内に溜まり込んだ冷媒を追い出すことより、ガス欠状態を解消することができる。
また、他の発明は、前記発明において、前記室内ユニットを複数備え、いずれかの室内ユニットにガス欠が発生した場合には、前記冷却水熱交換器に冷却水を供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱する、ことを特徴とする。
この構成によれば、複数の室内ユニットの何れかにおいてガス欠が発生した場合には、レシーバタンク内に貯留されている冷媒を送り出すことにより、当該ガス欠を解消することができる。
また、他の発明は、前記発明において、前記加熱の状態を、すべての室内ユニットのガス欠が解消するまで継続することを特徴とする。
この構成によれば、複数の室内ユニットの何れかにおいて、ガス欠が発生した場合であっても、当該ガス欠を確実に解消することができる。
また、他の発明は、前記エンジンの冷却水が、放熱器で放熱した後の中温冷却水と、放熱器で放熱する前の高温冷却水とを含み、前記ガス欠と判断した場合には、先ず、中温冷却水を冷却水熱交換器に供給し、その後もガス欠が継続したときには、高温冷却水を冷却水熱交換器に供給する、ことを特徴とする。
この構成によれば、ガス欠が発生している場合には、先ず、中温冷却水を冷却水熱交換器に通じ、その後もガス欠状態が継続しているときには、高温冷却水を冷却水熱交換器に通じる。このため、中温冷却水が最初に冷却水熱交換器に供給され、それでもガス欠が解消されない場合には高温冷却水が冷却水熱交換器に供給されるため、冷媒の温度が必要以上に上昇することを防止しつつ、ガス欠状態を解消できる。
また、他の発明は、前記高温冷却水を冷却水熱交換器に供給した場合であっても、ガス欠が継続したときには、冷媒漏れが発生しているとして、運転を停止することを特徴とする。
この構成によれば、高温冷却水を冷却水熱交換器に供給した場合であっても、ガス欠が継続したときには、冷媒漏れが発生しているとして運転を停止する。このため、ガス欠状態で空気調和装置の運転が継続されることを防止できる。
また、他の発明は、前記レシーバタンクに前記エンジンの排気ガスを供給可能に構成した排気ガス熱交換器を更に備えると共に、前記高温冷却水を冷却水熱交換器に通じた場合であっても、ガス欠が継続したときには、前記エンジンの排気ガスを、前記排気ガス熱交換器に供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱する、ことを特徴とする。
この構成によれば、高温冷却水を冷却水熱交換器に通じた場合であっても、ガス欠状態が継続している場合には、エンジンの排気ガスを、レシーバタンク内に設けられた排気ガス熱交換器に通じて冷媒を加熱する。このため、冷却水よりも温度が高い排気ガスを利用することにより、ガス欠状態を確実に解消することができる。
また、他の発明は、前記エンジンの排気ガスを排気ガス熱交換器に供給した場合であっても、ガス欠が継続したときには、冷媒漏れが発生しているとして、運転を停止する、ことを特徴とする。
この構成によれば、排気ガスを排気ガス熱交換器に供給した場合であっても、ガス欠が継続したときには、冷媒漏れが発生しているとして運転が停止される。このため、ガス欠状態で空気調和装置の運転が継続されることを防止できる。
また、他の発明は、エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、および、レシーバタンクを有する室外ユニットと、室内熱交換器および室内膨張弁を有する室内ユニットとを備える空気調和装置の制御方法において、室内膨張弁の開度を制御して、前記室内熱交換器の過熱度を制御する共に、前記室内膨張弁の開度を制御しても、過熱度が所定の温度以上であった場合にガス欠と判断し、前記冷却水熱交換器に冷却水を供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱することを特徴とする。
この方法によれば、室内膨張弁の開度を制御しても、過熱度が所定の温度以上であった場合にガス欠と判断し、冷却水熱交換器に冷却水を供給し、エンジンの冷却水をレシーバタンク内に設けられた冷却水熱交換器に通じ、レシーバタンク内の冷媒を加熱する。これにより、レシーバタンク内の冷媒の圧力を上昇させ、レシーバタンク内に溜まり込んだ冷媒を追い出すことより、ガス欠状態を解消することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係るガスヒートポンプ(GHP)型の空気調和装置に使用される室外ユニット100内の冷媒回路の概要図である。なお、この回路図において、冷媒回路を実線で示し、冷却水回路を実線の太線で示し、また、排気ガス回路を一点鎖線で示している。
ここで、GHPとは、ガスエンジンによって圧縮機を駆動するものをいう。
図1に示す室外ユニット100内の冷媒回路110は、ガスエンジン1、このガスエンジン1とVベルト2で連結された圧縮機3、この圧縮機3から冷媒配管を介して右回りに順に接続されるオイルセパレータ4、四方弁5、ファン17,17による吸込空気によって冷却される室外熱交換器6、並設された電動弁7、プレート熱交換部36、および、アキュームレータ11を備え、このアキュームレータ11が圧縮機3に接続されて冷媒が循環するようになっている。また、図1の紙面左側には、図2に示す室内ユニット140,150を備えており、この室内ユニット140,150に開閉弁9,10を介して冷媒配管が接続されている。
また、図1および図2において実線で示す矢印は、冷房サイクルの場合の冷媒の流れを示し、点線で示す矢印は、暖房サイクルの場合の冷媒の流れを示し、四方弁5を切り換えることで、これらの運転のサイクルを切り換えることができるようになっている。
なお、この冷媒回路110には、図1に示すように、レシーバタンク8、電動弁であるバイパス弁12、電動弁であるリキッド弁13、圧力スイッチ14、高圧側の圧力センサ15、低圧側の圧力センサ16、逆止弁18、および、サブクーラー19が設けられている。
一方、室外ユニット100内の冷却水回路120は、ガスエンジン1から冷却水配管を介して順に接続される温水三方弁37(電動クーラー三方弁ともいう)、冷却水三方弁20、ラジエータ39、電動弁40、リザーバタンク22、および、冷却水ポンプ21を備え、この冷却水ポンプ21がガスエンジン1の排気ガス熱交換器23に接続されて冷却水が循環するようになっている。また、排気ガス熱交換器23には、排気マフラー24が接続されており、この排気マフラー24には、排気トップ25およびドレンフィルター26が接続されている。
また、ガスエンジン1には、図1に示すように、燃焼ガス遮断弁27,27、ゼロガバナー28、電動弁である燃料調整弁29、エアクリーナ30、ステッピングモータ31、オイルレベルスイッチ33を内蔵したサブオイルパン32、オイルポンプ34、および、オイルキャッチャー35がそれぞれ接続されている。この燃焼ガス遮断弁27の開閉およびステッピングモータ31の動きによって、燃料であるガスがガスエンジン1に供給されることになる。
冷却水回路120において、温水三方弁37および冷却水ポンプ21を接続する配管経路によってガスエンジン1を通過した冷却水をガスエンジン1に戻す第1経路(図中符号αで示す経路)が形成されている。また、ガスエンジン1を通過した冷却水を、温水三方弁37、冷却水三方弁20、および、プレート熱交換部36を通過させて第1経路に戻す第2経路(図中符号βで示す経路)と、温水三方弁37、冷却水三方弁20、および、ラジエータ39を通過させて第1経路に戻す第3経路(図中符号γで示す経路)とを形成可能に構成されている。
電磁弁54は、制御部70によって開閉状態が制御され、開の状態とされた場合には、冷却水ポンプ21から冷却水配管53を介して吐出される冷却水を、冷却水配管55を介してレシーバタンク8内に設けられた冷却水熱交換器82(後述する)に導く。電磁弁52は、同様に制御部70によって開閉状態が制御され、開の状態とされた場合には、温水三方弁37からから冷却水配管51を介して吐出される冷却水を、冷却水配管55を介してレシーバタンク8内に設けられた冷却水熱交換器82(後述する)に導く。なお、電磁弁52からレシーバタンク8内の冷却水熱交換器82に導かれる冷却水は、ガスエンジン1においてシリンダおよび排気ガスとの間で熱交換を行っており、また、電磁弁54から冷却水熱交換器82に導かれる冷却水はラジエータ39またはプレート熱交換部36によって冷却されている。したがって、電磁弁52から吐出される冷却水の方が、電磁弁54から吐出される冷却水よりも温度が高いため、電磁弁52から吐出される冷却水を高温冷却水と呼び、電磁弁54から吐出される冷却水を中温冷却水と呼ぶ。また、高温冷却水が流れる回路を高温ブライン回路と称し、中温冷却水が流れる回路を中温ブライン回路と称する。
電磁弁42は、制御部70によって開閉状態が制御され、開の状態にされた場合には、排気ガス熱交換器23の入口の排気ガスの一部を、排気ガス配管41を介して取得し、排気ガス配管43を介してレシーバタンク8内に設けられた排気ガス熱交換器83(後述する)に導く。なお、排気ガスが流れる回路を排気ガス利用回路と称する。
図2は、室内ユニット140,150の構成例を示している。室内ユニット140,150は、室内熱交換器141,151、電動弁142,152(室内膨張弁)、および、室内冷媒配管143,153を有している。室内ユニット140,150は、被調和室にそれぞれ設置され、室内冷媒配管143,153には、室内熱交換器141,151および電動弁142,152が設けられ、また、室内ユニット140,150内には、室内熱交換器141,151に向けて被調和室内の空気を送風する室内ファン(不図示)がそれぞれ配置されている。なお、室内ユニット140,150と室外ユニット100は、連結配管160によって相互に接続され、これらの間で冷媒が循環される。
図3は、図1に示すレシーバタンク8の内部構造の一例を示す図である。この図に示すように、レシーバタンク8の底面部には、サブクーラー19に接続されている冷媒配管と、開閉弁9に接続されている冷媒配管とが接続されている。レシーバタンク8の内部には、冷媒回路中において余剰となった液相冷媒81が貯留される。また、レシーバタンク8の内部には、電磁弁54から供給される中温冷却水または電磁弁52から供給される高温冷却水が導かれ、中温冷却水または高温冷却水と、液相冷媒81との間で熱交換を行わせる冷却水熱交換器82が配置されるとともに、電磁弁42から供給される排気ガスが導かれ、排気ガスと液相冷媒81との間で熱交換を行わせる排気ガス熱交換器83が配置されている。なお、液相冷媒81の量が減少した場合であっても、熱交換を確実に行うため、冷却水熱交換器82および排気ガス熱交換器83は、レシーバタンク8の底部にも少なくともその一部が位置するように設置することが望ましい。また、冷却水熱交換器82の下側の配管Aには冷却水配管55が接続され、上側の配管Bには冷却水配管56が接続される。また、排気ガス熱交換器83の下側の配管Cには排気ガス配管43が接続され、上側の配管Dには排気ガス配管44が接続される。
また、レシーバタンク8の底部に接続されている冷媒配管の開口面は、レシーバタンク8内の底面と略同じ高さとすることができる。これにより、後述するように、冷却水熱交換器82または排気ガス熱交換器83に冷却水または排気ガスが通じられた場合に、レシーバタンク8内に存在する液相冷媒81の略全量を追い出すことができるので、ガス欠状態を確実に解消することができる。
空気調和装置は、室外ユニット100および室内ユニット140,150の各部を制御するための制御部70を有している。この制御部70は、各種温度センサを有するとともに、室内ユニット140,150の室内制御装置(図示せず)と通信可能に接続されている。そして、この制御部70は、室内リモコン(図示せず)に入力されたユーザの指示を室内制御装置を介して取得し、冷房運転を行う場合には、図1に示すように、四方弁5を実線の位置(冷房運転の位置)に切り換え、ガスエンジン1の駆動により圧縮機3から吐出された冷媒を図に実線矢印で示す方向に流して、室外熱交換器6を凝縮器として機能させ、図示せぬ室内熱交換器141,151を蒸発器として機能させる一方、暖房運転を行う場合には、四方弁5を破線の位置(暖房運転の位置)に切り換え、圧縮機3から吐出された冷媒を図に破線矢印で示す方向に流して、室内熱交換器141,151を凝縮器として機能させ、室外熱交換器6を蒸発器として機能させる。また、制御部70は、電動弁7,142,152の開度を制御し、これらを通過する冷媒量を調整することにより、各被調和室が設定温度となるように制御する。
また、制御部70は、温水三方弁37および冷却水三方弁20の開度を制御し、第1、第2、および、第3経路に流れる冷却水の流量を制御することにより、ガスエンジン1の排熱を回収し、空気調和装置の運転効率を向上させる。より詳細には、例えば、ガスエンジン1の始動直後のように、冷却水の温度が低い場合には、第1経路(α)に冷却水を循環させる。また、冷却水の温度が高くなった場合であって、暖房運転時に暖房負荷が大きいときには、第2経路(β)に冷却水を循環させ、プレート熱交換部36によって冷却水の熱を冷媒に回収させることにより、暖房負荷に対応するとともに、運転効率を向上させる。さらに、冷却水の温度が高くなった場合であって、暖房運転時に暖房負荷が小さいとき、または、冷房運転時には、第3経路(γ)に冷却水を循環させ、冷却水の熱をラジエータ39から外気に放熱させる。
さらに、制御部70は、室内ユニット140,150においてガス欠状態が生じた場合には、電磁弁42,52,54の開または閉の状態を制御することにより、レシーバタンク8内部に設けられた、冷却水熱交換器82または排気ガス熱交換器83に冷却水または排気ガスを通じ、レシーバタンク8内に貯留されている液相冷媒81に熱を与えて加圧し、外部に追い出すことにより、ガス欠状態を解消する。また、液相冷媒81を加圧することにより、連結配管160に貯まった液相冷媒を室内ユニット140,150に対して送り込む。これにより、レシーバタンク8および連結配管160内に溜まり込んだ液相冷媒を強制的に循環させることにより、ガス欠状態を解消する。
つぎに、図4のフローチャートを参照して、以上の実施形態の冷房運転時における動作について説明する。図4に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。すなわち、ステップS10では、制御部70は、空気調和装置の冷房運転を開始する。より詳細には、制御部70は、ガスエンジン1を始動し、圧縮機3の駆動を開始するとともに、四方弁5を実線の位置(冷房運転の位置)に切り換え、ガスエンジン1の駆動により圧縮機3から吐出された冷媒を図に実線矢印で示す方向に流して、室外熱交換器6を凝縮器として機能させ、室内熱交換器141,151を蒸発器として機能させる。なお、このとき、電磁弁42,52,54は全て閉じた状態に制御されるので、レシーバタンク8には、冷却水および排気ガスは供給されない。
ステップS11では、制御部70は、運転開始から10分が経過したか否かを判定し、10分が経過した場合(ステップS11;Yes)には通常運転に移行したとしてステップS12に進み、それ以外の場合(ステップS11;No)には10分が経過するまで同様の処理を繰り返す。なお、10分が経過するのを待つのは、運転開始後の過渡状態においては、圧縮機3への液バック(液相冷媒が圧縮機3へ流入すること)を防止する目的で、電動弁142,152を開閉する制御を行う場合があり、その場合には過熱度が上昇することがあるのでそのような場合を除外するためである。
ステップS12では、制御部70は、運転を終了するか否かを判定し、運転を終了する場合(ステップS12;Yes)には処理を終了し、それ以外の場合(ステップS12;No)にはステップS13に進む。例えば、双方の室内ユニット140,150の運転が停止された場合には、運転を終了すると判定して処理を終了する。
ステップS13では、制御部70は、室内ユニット140,150のそれぞれの室内熱交換器141,151の過熱度SHを求め、これらの過熱度SHの何れかが10℃を超えている場合(ステップS13;Yes)には、ステップS14に進み、それ以外の場合(ステップS13;No)にはステップS15に進む。より詳細には、制御部70は、各室内熱交換器141,151の冷媒の入口温度と、出口温度とを図示せぬ温度センサで検出し、これらの差分の温度である過熱度SHを求め、何れかの過熱度SHが10℃を超えている場合にはステップS14に進む。
ステップS14では、制御部70は、ステップS13において過熱度SHが10℃を超えていると判定した側の室内ユニット140,150の室内膨張弁、すなわち、電動弁142または電動弁152が全開状態であるか否かを判定し、全開状態である場合(ステップS14;Yes)にはステップS16に進み、それ以外の場合(ステップS14;No)にはステップS15に進む。なお、室内ユニット140,150の室内熱交換器141,151の過熱度SHが10℃を超えており、かつ、電動弁142,152が全開である場合には、当該室内ユニット140,150がガス欠状態であると判断されるので、その場合にはレシーバタンク8内の液相冷媒81を加熱して追い出し、ガス欠状態を解消するためにステップS16に進む。なお、ステップS14においてYesと判定されてステップS16に進むのは、2台の室内ユニット140,150のうちの一方または双方においてガス欠状態が発生している場合である。
ステップS15では、制御部70は、ガス欠状態ではないとして、通常冷房運転を実行する。なお、このとき、電磁弁42,52,54は全て閉じた状態であるので、レシーバタンク8には、冷却水および排気ガスは供給されない。すなわち、レシーバタンク8には、サブクーラー19において過冷却の状態にされた冷媒が供給され、冷媒の一部は液相冷媒81として貯留される。そして、貯留されている液相冷媒81は、サブクーラー19から冷媒が供給されるにつれて、開閉弁9を介して室内ユニット140,150に供給される。
ステップS16では、制御部70は、中温ブライン回路の電磁弁54を開いた状態にする。このとき、電磁弁42,52はともに閉じた状態とされている。この結果、冷却水ポンプ21から吐出された冷却水は、電磁弁54を経由し、レシーバタンク8内に配置された冷却水熱交換器82を流れた後、冷却水配管56を経由して冷却水ポンプ21に戻される。前述のように、冷却水ポンプ21から吐出された冷却水は、ラジエータ39によって冷却されているので、ガスエンジン1から吐出された冷却水に比較して温度が低い中温冷却水であり、例えば、60℃程度である。レシーバタンク8内に貯留されている液相冷媒81の凝縮温度は、例えば、50℃であることから、このような中温冷却水が、冷却水熱交換器82に流されると、液相冷媒81は加熱されてレシーバタンク8内の圧力が上昇する。この結果、レシーバタンク8内に貯留されている液相冷媒81が追い出され、開閉弁9および連結配管160を介して室内ユニット140,150の内、運転中の室内ユニットに供給される。また、このとき、連結配管160内に液相冷媒が溜まり込んでいる場合、これらの液相冷媒には、レシーバタンク8からの圧力が印加されるため、これらの液相冷媒は、室内ユニット140,150に向けて移動する。これらの動作により、室内ユニット140,150のガス欠状態が解消される。
ステップS17では、制御部70は、ステップS13において、過熱度SHが10℃を超えると判定された室内ユニット140,150の過熱度SHが10℃以下となったか否かを判定し、過熱度SHが10℃以下となった場合(ステップS17;Yes)にはステップS18に進み、それ以外の場合(ステップS17;No)にはステップS19に進む。すなわち、中温冷却水が冷却水熱交換器82に通じられることにより、ガス欠状態が解消された場合には、過熱度SHが10℃以下となるので、その場合にはステップS18に進み、それ以外の場合にはガス欠状態が解消されていないとしてステップS19に進む。なお、2台の室内ユニット140,150において同時にガス欠状態が検出された場合には、これらの双方において、過熱度SHが10℃以下となった場合にステップS18に進み、それ以外の場合(少なくとも一方が10℃を超えている場合)にはステップS19に進む。
ステップS18では、制御部70は、ガス欠状態が解消されたとして、電磁弁42,52,54の全てを閉じた状態にする。例えば、ステップS17においてYesと判定されてステップS18に進んだ場合には、中温ブライン回路の電磁弁54のみが開いた状態とされているので、ステップS18では電磁弁54が閉じた状態にされる。
ステップS19では、制御部70は、中温ブライン回路の電磁弁54を閉じた状態に制御する。すなわち、電磁弁54は、ステップS16において開いた状態に制御されているので、ステップS19では電磁弁54を閉じた状態に制御する。
ステップS20では、制御部70は、高温ブライン回路の電磁弁52を開いた状態にする。このとき、電磁弁42,54はともに閉じた状態とされている。この結果、ガスエンジン1から吐出された冷却水は、電磁弁52を経由し、レシーバタンク8内に配置された冷却水熱交換器82を流れた後、冷却水配管56を経由して冷却水ポンプ21に戻される。前述のように、ガスエンジン1から吐出された冷却水は、ラジエータ39によって冷却された中温冷却水よりも温度が高い高温冷却水であり、例えば、70℃程度である。レシーバタンク8内に貯留されている液相冷媒81の凝縮温度は、前述のように、例えば、50℃であることから、このような高温冷却水が、冷却水熱交換器82に流されると、液相冷媒81は加熱されてレシーバタンク8内の圧力は中温冷却水の場合よりもさらに上昇する。この結果、レシーバタンク8内に貯留されている液相冷媒81が追い出され、開閉弁9および連結配管160を介して室内ユニット140,150の内、運転中の室内ユニットに供給される。また、このとき、連結配管160内に液相冷媒が溜まり込んでいる場合、これらの液相冷媒には、レシーバタンク8からの圧力が印加されるため、これらの液相冷媒は、室内ユニット140,150に向けて移動する。これらの動作により、室内ユニット140,150のガス欠状態が、中温冷却水の場合よりもさらに確実に解消される。
ステップS21では、制御部70は、ステップS17において、過熱度SHが10℃以下でないと判定された室内ユニット140,150の過熱度SHが10℃以下となったか否かを判定し、過熱度SHが10℃以下となった場合(ステップS21;Yes)にはステップS18に進み、それ以外の場合(ステップS21;No)にはステップS22に進む。すなわち、高温冷却水が冷却水熱交換器82に通じられることにより、ガス欠状態が解消された場合には、過熱度SHが10℃以下となるので、その場合にはステップS18に進み前述の場合と同様に、電磁弁42,52,54の全てが閉じた状態とされた後、ステップS15に進み、通常冷房運転が実行される。また、それ以外の場合にはガス欠状態が解消されていないとしてステップS22に進む。
ステップS22では、制御部70は、高温ブライン回路の電磁弁52を閉じた状態に制御する。すなわち、電磁弁52は、ステップS20において開いた状態に制御されるので、ステップS22では電磁弁52を閉じた状態に制御する。
ステップS23では、制御部70は、排気ガス利用回路の電磁弁42を開いた状態にする。このとき、電磁弁52,54はともに閉じた状態とされている。この結果、ガスエンジン1から排出された排気ガスの一部は、電磁弁42を経由し、レシーバタンク8内に配置された排気ガス熱交換器83を流れた後、排気ガス配管44を経由して排気ガス熱交換器23の出口に戻される。前述のように、ガスエンジン1から排出される排気ガスは、高温冷却水よりも温度がさらに高く、例えば、200℃程度である。レシーバタンク8内に貯留されている液相冷媒81の凝縮温度は、前述のように、例えば、50℃であることから、このような排気ガスが、排気ガス熱交換器83に流されると、液相冷媒81は加熱されてレシーバタンク8内の圧力は高温冷却水の場合よりもさらに上昇する。この結果、レシーバタンク8内に貯留されている液相冷媒81が追い出され、開閉弁9および連結配管160を介して室内ユニット140,150の内、運転中の室内ユニットに供給される。また、このとき、連結配管160内に液相冷媒が溜まり込んでいる場合、これらの液相冷媒には、レシーバタンク8からの圧力が印加されるため、これらの液相冷媒は、室内ユニット140,150に向けて移動する。これらの動作により、室内ユニット140,150のガス欠状態が、高温冷却水の場合よりもさらに確実に解消される。
ステップS24では、制御部70は、ステップS21において、過熱度SHが10℃以下でないと判定された室内ユニット140,150の過熱度SHが10℃以下となったか否かを判定し、過熱度SHが10℃以下となった場合(ステップS24;Yes)にはステップS18に進み、それ以外の場合(ステップS24;No)にはステップS25に進む。すなわち、排気ガスが排気ガス熱交換器83に通じられることにより、ガス欠状態が解消された場合には、過熱度SHが10℃以下となるので、その場合にはステップS18に進み、前述の場合と同様に、電磁弁42,52,54が全て閉じた状態にされた後、ステップS15に進み、通常冷房運転が実行される。また、それ以外の場合にはガス欠状態が解消されていないとしてステップS25に進む。
ステップS25では、制御部70は、以上の制御にも拘わらず、ガス欠状態が解消されないため、冷媒漏れ等の異常事態が発生したと判定し、図示せぬ放音部(例えば、スピーカ)から警報を発報した後、室外ユニット100および室内ユニット140,150の運転を停止する。なお、このとき、制御部70は、排気ガス利用回路の電磁弁42を閉じた状態に制御する。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、室内ユニット140,150の過熱度が、所定の温度(この例では10℃)を超えており、かつ、室内膨張弁(電動弁142,152)の開度が所定の開度以上(この例では全開)である場合には、ガス欠状態であるとして、電磁弁54を開いて中温冷却水をレシーバタンク8内に設けられた冷却水熱交換器82に導くようにした。この結果、レシーバタンク8内に貯留されている液相冷媒81に熱を印加して圧力を上昇させることにより、液相冷媒81を外部に追い出し、ガス欠状態を解消させることができる。このため、例えば、外気温度が低い場合であっても、ガス欠の発生を防止しつつ、冷房運転を連続して行うことが可能になる。
また、このとき、連結配管160等に溜まり込んでいる液相冷媒についても室内ユニット140,150に対して送り込むことができる。このため、例えば、室内ユニット140,150が、室外ユニット100よりも高い位置に設置されている場合であっても、連結配管160内の冷媒の溜まり込みを解消させることができる。一般的には、室内ユニット140,150と室外ユニットの高低差の上限は、35m程度まで(外気温度が10℃以下において冷房運転が実行される場合は30m程度まで)とされるが、本発明の実施形態によれば、連結配管160内における冷媒の溜まり込みを解消することができるので、このような設置制限を緩和することができる。
また、本発明の実施形態では、中温冷却水によってもガス欠状態が解消されない場合には、中温冷却水よりもさらに温度が高い高温冷却水を冷却水熱交換器82に導き、それでもガス欠が解消されない場合には、高温冷却水よりもさらに温度が高い排気ガスを排気ガス熱交換器83に導くようにした。このため、3種類の温度が異なる熱源からの熱を利用することにより、ガス欠状態を確実に解消することができる。また、段階的に温度が低い熱源から高い熱源を用いて熱を順次印加することにより、冷媒の圧力および温度が上昇し過ぎることを防止することができる。このため、冷媒の圧力および温度が上昇し過ぎることに起因する運転効率の低下を防ぎつつガス欠状態を解消することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更実施が可能である。例えば、上記実施形態で示した構成部品および配管構成はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
また、上記実施形態では、過熱度が10℃を超え、かつ、電動弁142,152が全開の状態の場合に、室内ユニット140,150がガス欠状態であると判定するようにしたが、これ以外の判定方法であってもよい。例えば、過熱度については10℃ではなく、11℃以上の所定の温度としたり、あるいは、9℃以下の所定の温度としたりしてもよい。また、電動弁142,152の開度についても、全開ではなく、例えば、90%の開度を基準として判定するようにしてもよい。すなわち、過熱度が上昇した場合には、電動弁142,152の開度を追加的に開ける制御がなされるが、それでも解消しない場合にはガス欠状態であると判断される。このとき、電動弁142,152の開度の到達点(最大の開度)は、例えば、制御プログラムによって異なるため、ガス欠状態か否かの判断は、例えば、制御プログラムに応じて決定するようにすればよい。すなわち、過熱度が所定の温度以上であり、かつ、電動弁142,152が所定の開度以上である場合に、室内ユニット140,150がガス欠状態であると判定するようにしてもよい。そのとき、「所定の温度」および「所定の開度」については、空気調和装置の設置状況等に応じて設定可能としてもよい。
また、以上の実施形態では、電磁弁42,52,54を設けて、冷却水または排気ガスのレシーバタンク8への流入を断続(オン/オフ)するようにしたが、これらの電磁弁42,52,54とともに電動弁を設け、あるいは、電磁弁42,52,54に代えて電動弁を設け、これらの電動弁によってレシーバタンク8へ流入する冷却水または排気ガスの流量を制御するようにしてもよい。より具体的には、例えば、図4の処理では、ステップS16、ステップS20、および、ステップS23において冷却水または排気ガスをレシーバタンク8に流す際に、流量が徐々に増加するように制御するとともに、室内ユニット140,150の過熱度が10℃以下になった場合には、その時点で冷却水または排気ガスのレシーバタンク8への供給を停止するようにしてもよい。そのような制御によれば、レシーバタンク8内の圧力を徐々に増加させることができるので、冷媒が急激に室内ユニット140,150に供給されることを防止できる。また、冷媒に対してガス欠状態を解消するための必要最小限の熱を印加することができるので、運転効率が低下することを防止できる。
また、以上の実施形態では、中温冷却水、高温冷却水、排気ガスの順番に、レシーバタンク8に供給するようにしたが、例えば、運転開始から時間が経っていない場合に、冷却水の温度が十分に上昇していないときには、中温冷却水は供給せずに、高温冷却水、排気ガスの順番に供給するようにしてもよい。また、中温冷却水、高温冷却水、および、排気ガスの組み合わせではなく、例えば、これらの任意の2つの組み合わせとしたり、これらの何れかひとつとしたりしてもよい。さらに、図4の処理では、中温冷却水、高温冷却水、および、排気ガスの全てを通じてもガス欠状態が解消しない場合に、冷媒漏れが生じていると判定するようにしたが、例えば、前述したように中温冷却水、高温冷却水、および、排気ガスのうちの任意の2つの組み合わせを利用する場合には、2つのうちの温度が高い方の熱源を使用してもガス欠状態が解消しない場合に、冷媒漏れが生じていると判定するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、中温冷却水および高温冷却水を冷却水ポンプ21の出口および温水三方弁37の出口から取り出すようにしたが、これ以外の場所から取り出すようにしてもよい。要は、冷媒の凝縮温度よりも温度が高い、異なる2種類の温度の冷却水が得られればよい。また、排気ガスについても、排気ガス熱交換器23の入口から取り出し、出口に戻すようにしたが、これら以外の部分から取り出して、戻すようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、空気調和装置の冷房運転時に本発明を適用する場合を例に挙げて説明したが、暖房運転時に本発明を適用することも可能である。すなわち、暖房運転時においても、例えば、冷媒回路全体の冷媒量が不足している場合には、レシーバタンク8内の冷媒の溜まり込みによって、ガス欠状態が生じる場合があるので、そのような場合には図3に示すのと同様の処理によって、ガス欠状態を解消することができる。
また、以上の実施形態では、空気調和装置は、1台の室外ユニット100と、2台の室内ユニット140,150を有するようにしたが、室外ユニットを複数台有していたり、室内ユニット140,150を1台または3台以上有していたりするようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、レシーバタンク8をサブクーラー19の後段(図1の左側)に設けるようにしたが、これらの関係を逆としてもよい。そのような構成によれば、冷房運転時において、サブクーラー19によって過冷却された冷媒が、レシーバタンク8を経ずに室内ユニット140,150に対して送り出されるので、冷房効率を高くすることができる。
また、以上の実施形態では、レシーバタンク8内部の冷却水熱交換器82および排気ガス熱交換器83は、螺旋状に巻回された構造としたが、例えば、直線形状であったり、波形形状であったりしてもよい。また、冷却水熱交換器82と排気ガス熱交換器83の構造が異なるようにしたり、あるいは、冷却水熱交換器82と排気ガス熱交換器83の大きさ(例えば、熱交換器の長さ)が異なるようにしたりしてもよい。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の室外ユニットの構成図である。 本発明の実施形態に係る空気調和装置の室内ユニットの構成図である。 図1のレシーバタンクの詳細構成を示す図である。 図1,2の空気調和装置において実行される処理の一例である。
符号の説明
3…圧縮機
5…四方弁
6…室外熱交換器
7…電動弁
8…レシーバタンク
20…冷水三方弁
21…冷却水ポンプ
23…排気ガス熱交換器
36…プレート式熱交換器
37…温水三方弁
39…ラジエータ
42,52,54…電磁弁
70…制御部
100…室外ユニット
140,150…室内ユニット
141,151…室内熱交換器
142,152…電動弁
160…連結配管

Claims (8)

  1. エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、および、レシーバタンクを有する室外ユニットと、室内熱交換器および室内膨張弁を有する室内ユニットとを備える空気調和装置において、
    前記レシーバタンクに前記エンジンの冷却水を供給可能に構成した冷却水熱交換器を備えると共に、前記室内膨張弁の開度を制御して、前記室内熱交換器の過熱度を制御する過熱度制御手段を備え、
    該過熱度制御手段により前記室内膨張弁の開度を制御しても、過熱度が所定の温度以上であった場合にガス欠と判断し、前記冷却水熱交換器に冷却水を供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置において、
    前記室内ユニットを複数備え、
    いずれかの室内ユニットにガス欠が発生した場合には、前記冷却水熱交換器に冷却水を供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項2に記載の空気調和装置において、
    前記加熱の状態を、すべての室内ユニットのガス欠が解消するまで継続する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和装置において、
    前記エンジンの冷却水が、放熱器で放熱した後の中温冷却水と、放熱器で放熱する前の高温冷却水とを含み、前記ガス欠と判断した場合には、先ず、中温冷却水を冷却水熱交換器に供給し、その後もガス欠が継続したときには、高温冷却水を冷却水熱交換器に供給する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項4に記載の空気調和装置において、
    前記高温冷却水を冷却水熱交換器に供給した場合であっても、ガス欠が継続したときには、冷媒漏れが発生しているとして、運転を停止する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項4に記載の空気調和装置において、
    前記レシーバタンクに前記エンジンの排気ガスを供給可能に構成した排気ガス熱交換器を更に備えると共に、
    前記高温冷却水を冷却水熱交換器に通じた場合であっても、ガス欠が継続したときには、前記エンジンの排気ガスを、前記排気ガス熱交換器に供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項6に記載の空気調和装置において、
    前記エンジンの排気ガスを排気ガス熱交換器に供給した場合であっても、ガス欠が継続したときには、冷媒漏れが発生しているとして、運転を停止する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  8. エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、および、レシーバタンクを有する室外ユニットと、室内熱交換器および室内膨張弁を有する室内ユニットとを備える空気調和装置の制御方法において、
    室内膨張弁の開度を制御して、前記室内熱交換器の過熱度を制御する共に、前記室内膨張弁の開度を制御しても、過熱度が所定の温度以上であった場合にガス欠と判断し、前記冷却水熱交換器に冷却水を供給し、レシーバタンク内の冷媒を加熱する
    ことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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