JP2011007379A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルの不足による軸受焼損を回避できる空気調和装置を提供する。
【解決手段】室外機22と、複数の室内機30から構成され、室外機22は、圧縮機1と、オイル分離器2と、前記オイル分離器2から第1の電磁開閉弁8と第1の減圧装置9を介して吸入管34へ戻すオイル戻しバイパス回路10と、室外熱交換器3と、室外電動膨張弁5とを備え、室内機30は、室内熱交換器23と、室内電動膨張弁25とを備え、吐出ガスを第2の電磁開閉弁11と第2の減圧装置12を介して吸入管34へ戻すガスバイパス回路13の取り付け位置を、オイル分離器2の下方で、かつオイル戻しバイパス回路10に併設するもので、運転開始時などに第2の電磁開閉弁11を開くと、オイル分離器2から吸入管34へ戻すオイル及び液冷媒の流量を増加させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関するもので、特に、複数の密閉型圧縮機を搭載した空気調和装置に関わり、運転開始時の圧縮機オイルの確保に関するものである。
従来、この種の空気調和装置では、圧縮機の停止中に冷媒が圧縮機内部のオイルに溶け込む、所謂「寝込み」を抑制するために、圧縮機の停止中に圧縮機内部のオイルを加熱する手段が採られている。
図8は、従来の空気調和装置における制御部の予熱運転処理のフローチャートを示すもので、従来の空気調和装置は、外気温度が所定温度以下のとき、圧縮機の温度が低くなって冷媒が圧縮機内部のオイルに溶け込み易くなると判断し、外気温度が低温のときほど加熱量を大きくして、オイルを加熱するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−114346号公報
しかしながら、前記従来の空気調和装置の構成では、圧縮機の底部を暖めるため圧縮機内部のオイルや液冷媒は温められるものの、圧縮機の上部まで十分温めるには至らず、起動時に、圧縮機シリンダーから吐出したガス冷媒は、比較的温度の低い圧縮機容器と熱交換し凝縮する。凝縮した液冷媒が、オイルと共に圧縮機から冷凍サイクル中に吐出され、圧縮機内部のオイルを減少させるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、圧縮機からオイルを多く含んだ液冷媒が吐出されても、長配管や室内機に流出するのを防止し、圧縮機オイルの不足による軸受焼損を回避することができる空気調和装置を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために本発明の空気調和装置は、室外機と、前記室外機に接続される複数の室内機から構成され、前記室外機は、圧縮機と、オイル分離器と、前記オイル分離器から第1の電磁開閉弁と第1の減圧装置を介して吸入管へ戻すオイル戻しバイパス回路と、室外熱交換器と、室外送風機と、室外電動膨張弁と、四方弁と、吐出過熱度検出手段と、前記室外熱交換器の過冷却度を検出する第1の過冷却度検出手段とを備え、前記室内機は、室内熱交換器と、室内送風機と、室内電動膨張弁と、前記室内熱交換器の過冷却度を検出する第2の過冷却度検出手段とを備え、吐出ガスを第2の電磁開閉弁と第2の減圧装置を介して前記吸入管へ戻すガスバイパス回路の取り付け位置を、前記オイル分離器の下方とし、かつ前記オイル戻しバイパス回路に併設するもので、運転開始時など臨時的に第2の電磁開閉弁を開き、オイル分離器から吸入管へ戻すオイル及び液冷媒の流量を増加させて、オイル分離器以降の室外熱交換器などへのオイルを含む液冷媒の流出を防止でき、圧縮機に効率よくオイルを戻すことができ、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
以上のように本発明の空気調和装置は、圧縮機から液冷媒と共に流出するオイルを、オイル分離器以降へ流出し難くし、かつ効率的に圧縮機へオイルを含む液冷媒を返すことで、圧縮機内のオイル量を確保し圧縮機の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における空気調和装置の冷凍サイクル図 本発明の実施の形態2における空気調和装置のフローチャート 本発明の実施の形態3における空気調和装置のフローチャート 本発明の実施の形態4における空気調和装置のフローチャート 本発明の実施の形態5における空気調和装置のフローチャート 本発明の実施の形態6における空気調和装置のフローチャート 本発明の実施の形態7における空気調和装置のフローチャート 従来の空気調和装置における制御部の予熱運転処理のフローチャート
第1の発明は、室外機と、前記室外機に接続される複数の室内機から構成され、前記室外機は、圧縮機と、オイル分離器と、前記オイル分離器から第1の電磁開閉弁と第1の減圧装置を介して吸入管へ戻すオイル戻しバイパス回路と、室外熱交換器と、室外送風機と、室外電動膨張弁と、四方弁と、吐出過熱度検出手段と、前記室外熱交換器の過冷却度を検出する第1の過冷却度検出手段とを備え、前記室内機は、室内熱交換器と、室内送風機と、室内電動膨張弁と、前記室内熱交換器の過冷却度を検出する第2の過冷却度検出手段とを備え、吐出ガスを第2の電磁開閉弁と第2の減圧装置を介して前記吸入管へ戻すガスバイパス回路の取り付け位置を、前記オイル分離器の下方とし、かつ前記オイル戻しバイパス回路に併設するもので、運転開始時など臨時的に第2の電磁開閉弁を開き、オイル分離器から吸入管へ戻すオイル及び液冷媒の流量を増加させて、オイル分離器以降の室外熱交換器などへのオイルを含む液冷媒の流出を防止でき、圧縮機に効率よくオイルを戻すことができ、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の暖房運転開始時、第2の過冷却度検出手段を用い室内熱交換器出口温度が所定の過冷却状態になるまで室内電動膨張弁を閉状態、かつ、吐出過熱度検出手段を用い吐出管温度が所定の過熱状態になるまで、オイル戻しバイパス回路とガスバイパス回路を開状態、かつ室外電動膨張弁を閉状態にて運転を開始するようにしたもので、圧縮機から液冷媒と共に流出するオイルを、オイル分離器以降へ流出し難くし、かつ効率的に圧縮機へオイルを含む液冷媒を返すことができ、圧縮機内のオイル量を確保し圧縮機の信頼性を向上させることができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の空気調和装置において、暖房運転開始時、吸入圧力が所定の設定値となる最大の周波数で圧縮機を運転するもので、圧縮機の過熱を最大限早くし、暖房の立ち上がり性能を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第2又は3の発明の室外電動膨張弁が開となる条件になった時、事前に室内電動膨張弁も開とするもので、圧縮機1の過熱が取れれば即時に冷媒を室内機に循環させることができ、圧縮機内のオイル量を確保し圧縮機の信頼性を向上させながら暖房の立ち上がり性能も向上できる。
第5の発明は、特に、第1の発明の室外電動膨張弁と並列に第3の電磁開閉弁を備え、冷房運転開始時、第1の過冷却度検出手段を用い室外熱交換器出口温度が所定の過冷却状態になるまで前記第3の電磁開閉弁と室外電動膨張弁を閉状態、かつ、圧縮機の吐出過熱度検出手段を用い吐出管温度が所定の過熱状態になるまで、オイル戻しバイパス回路とガスバイパス回路を開状態、かつ全ての室内電動膨張弁を閉状態にて運転を開始するもので
、圧縮機から液冷媒と共に流出するオイルを、オイル分離器以降へ流出し難くし、かつ効率的に圧縮機へオイルを含む液冷媒を返すことができ、圧縮機内のオイル量を確保し圧縮機の信頼性を向上させることができる。
第6の発明は、特に、第5の発明の空気調和装置において、冷房運転開始時、吸入圧力が所定の設定値となる最大の周波数で圧縮機を運転するもので、圧縮機の過熱を最大限早くし、冷房の立ち上がり性能を向上させることができる。
第7の発明は、特に、第5又は第6の発明の室内電動膨張弁が開となる条件になった時、事前に室外電動膨張弁及び第3の電磁開閉弁を共に開とするもので、圧縮機1の過熱が取れれば即時に冷媒を室内機に循環させることができ、圧縮機内のオイル量を確保し圧縮機1の信頼性を向上させながら、暖房の立ち上がり性能も向上できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和装置の冷凍サイクル図である。
図1において、本実施の形態における空気調和装置は、室外機22と、接続配管35を通して室外機22に接続された複数の室内機30とで構成され、室外機22は、圧縮機1と、オイル分離器2と、オイル分離器2から第1の電磁開閉弁8と第1の減圧装置9を介して吸入管34へ戻すオイル戻しバイパス回路10と、室外熱交換器3と、室外送風機4と、室外電動膨張弁5と、四方弁6と、吐出圧力検出手段15と吐出温度検出手段14を用い室外機制御装置21で吐出過熱度を算出する吐出過熱度検出手段(図示せず)と、室外熱交換器温度検出手段17と室外熱交換器出口温度検出手段19を用いて、室外機制御装置21で室外熱交換器3の過冷却度を算出する第1の過冷却度検出手段(図示せず)と、室外電動膨張弁5に併設された第3の電磁開閉弁20と、外気温度を検出する外気温度検出手段18と、アキュームレータ7と、吸入圧力検出手段16を備えている。
室内機30は、室内熱交換器23と、室内送風機24と、室内電動膨張弁25と、室内熱交換器温度検出手段26と室内熱交換器出口温度検出手段28を用い室内機制御装置29で室内熱交換器23の過冷却度を算出する第2の過冷却度検出手段(図示せず)と、室内吸い込み空気温度検出手段27を備えている。
本実施の形態における空気調和装置は、吐出ガスを、第2の電磁開閉弁11と第2の減圧装置12を介して吸入管34へ戻すガスバイパス回路13の取り付け位置をオイル分離器2の下方とし、オイル戻しバイパス回路10に併設したもので、運転開始時など臨時的に第2の電磁開閉弁11を開き、オイル分離器2から吸入管34へ戻すオイル及び液冷媒の流量を増加させることができる。
これにより、オイル分離器2以降の室外熱交換器3、接続配管35、室内機30などへのオイルを含む液冷媒の流出を防止でき、圧縮機1に効率よくオイルを戻すことができるので、圧縮機1の信頼性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における空気調和装置の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。尚、上記実施の形態1における空気調和装置と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
同図において、本実施の形態における空気調和装置は、暖房起動時、まず室外電動膨張弁5を0(pls)、全室内電動膨張弁25を0(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をON、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をONし、圧縮機1を所定の周波数F1(Hz)で起動する。
次に、室内熱交換器温度検出手段26で検出した室内熱交換器温度A1と、室内熱交換器出口温度検出手段28で検出した室内熱交換器出口温度A2を用い室内機制御装置29で室内熱交換器過冷却度ISC(=A1−A2)を算出する。算出したISCと所定の設定値T1と比較し、ISC>T1となれば、室内電動膨張弁25を所定の設定値A(pls)に開く。
次に、吐出温度検出手段14で検出した吐出温度と吐出圧力検出手段15で検出した吐出圧力を用い、室外機制御装置21で吐出過熱度DSHを算出する。算出したDSHと所定の設定値T2と比較し、DSH>T2となれば、室外電動膨張弁5を所定の設定値B(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をOFF、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をOFFし、圧縮機1を所定の周波数F2(Hz)に変更し、暖房通常運転へと移行する。
このような運転開始方法すなわち、室外電動膨張弁5を閉、かつ室内電動膨張弁25を閉状態にて運転を開始し、室内熱交換器過冷却がある程度取れた時点で室内電動膨張弁25を開き、吐出過熱度がある程度取れた時点で、室外電動膨張弁5を開くことで、圧縮機1から液冷媒と共に流出するオイルを、オイル分離器2以降へ流出し難く、かつ、2つのバイパス回路から効率的に圧縮機1へオイルを含む液冷媒を返しながら圧縮機1を過熱することができるので、圧縮機1内のオイル量を確保でき圧縮機1の信頼性を向上させることができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における空気調和装置の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。尚、上記実施の形態における空気調和装置と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図3において、暖房起動時、まず室外電動膨張弁5を0(pls)、全室内電動膨張弁25を0(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をON、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をONし、圧縮機1を所定の周波数F1(Hz)で起動する。
次に、吸入圧力検出手段16で検出した吸入圧力Psと所定の設定P1を比較し、Ps<P1となるまで周波数をアップする。
次に、室内熱交換器温度検出手段26で検出した室内熱交換器温度A1と室内熱交換器出口温度検出手段28で検出した室内熱交換器出口温度A2を用い室内機制御装置29で、室内熱交換器過冷却度ISC(=A1−A2)を算出する。算出したISCと所定の設定値T1と比較し、ISC>T1となれば、室内電動膨張弁25を所定の設定値A(pls)に開く。
次に、吐出温度検出手段14で検出した吐出温度と、吐出圧力検出手段15で検出した吐出圧力を用い、室外機制御装置21で吐出過熱度DSHを算出する。算出したDSHと所定の設定値T2と比較し、DSH>T2となれば、室外電動膨張弁5を所定の設定値B(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をOFF、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をOFFし、圧縮機1を所定の周波数F2
(Hz)に変更し、暖房通常運転へと移行する。
このような運転開始方法すなわち、実施の形態2の起動方法に加えて、圧縮機1の過熱をとるための要素である圧縮機1の入力を最大限にするので、圧縮機1内のオイル量を確保し圧縮機1の信頼性を向上させながら、暖房の立ち上がり性能も向上できる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4における空気調和装置の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。尚、上記実施の形態における空気調和装置と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図4において、暖房起動時、まず室外電動膨張弁5を0(pls)、全室内電動膨張弁25を0(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をON、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をONし、圧縮機1を所定の周波数F1(Hz)で起動する。
次に、室内熱交換器温度検出手段26で検出した室内熱交換器温度A1と室内熱交換器出口温度検出手段28で検出した室内熱交換器出口温度A2を用いて、室内機制御装置29で室内熱交換器過冷却度ISC(=A1−A2)を算出する。
さらに、吐出温度検出手段14で検出した吐出温度と、吐出圧力検出手段15で検出した吐出圧力を用いて、室外機制御装置21で吐出過熱度DSHを算出する。
算出したDSHと所定の設定値T1と比較(ステップ1)し、DSH>T1となるまでの間は、算出したISCと所定の設定値T2と比較(ステップ2)し、ISC>T2となれば、室内電動膨張弁25を所定の設定値A(pls)に開く。その後、DSHと所定の設定値T1と比較(ステップ3)し、DSH>T1となれば、室外電動膨張弁5を所定の設定値B(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をOFF、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をOFFし、圧縮機1を所定の周波数F2(Hz)に変更し、暖房通常運転へと移行する。
なお、ステップ1でDSHと所定の設定値T1と比較し、DSH>T1となれば、ステップ2、ステップ3を省略し、室内電動膨張弁25を所定の設定値A(pls)、室外電動膨張弁5を所定の設定値B(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をOFF、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をOFFし、圧縮機1を所定の周波数F2(Hz)に変更し、暖房通常運転へと移行する。
このような運転開始方法すなわち、上記実施の形態2の起動方法に加えて、吐出過熱度がある程度取れた時点で、室内熱交換器過冷却度に関わらず室外電動膨張弁5かつ室内電動膨張弁25を開くことで、圧縮機1の過熱が取れれば即時に冷媒を室内機30に循環させることができ、圧縮機1内のオイル量を確保し圧縮機1の信頼性を向上させながら暖房の立ち上がり性能も向上できる。
(実施の形態5)
図5は、本発明の実施の形態5における空気調和装置の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。尚、上記実施の形態における空気調和装置と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図5において、冷房起動時、まず全室内電動膨張弁25を0(pls)、室外電動膨張弁5を0(pls)、室外電動膨張弁5に併設した第3の電磁開閉弁20をOFF、オイ
ル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をON、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をONし、圧縮機1を所定の周波数F1(Hz)で起動する。
次に、室外熱交換器温度検出手段17で検出した室外熱交換器温度B1と室外熱交換器出口温度検出手段19で検出した室外熱交換器出口温度B2を用いて、室外機制御装置21で室外熱交換器過冷却度OSC(=B1−B2)を算出する。算出したOSCと所定の設定値T1と比較し、OSC>T1となれば、室外電動膨張弁5を所定の設定値A(pls)に開き、室外電動膨張弁5に併設した第3の電磁開閉弁20をONする。
次に、吐出温度検出手段14で検出した吐出温度と吐出圧力検出手段15で検出した吐出圧力を用い室外機制御装置21で吐出過熱度DSHを算出する。算出したDSHと所定の設定値T2と比較し、DSH>T2となれば、全室内電動膨張弁25を所定の設定値B(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をOFF、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をOFFとし、圧縮機1を所定の周波数F2(Hz)に変更し、冷房通常運転へと移行する。
このような運転開始方法すなわち、室外電動膨張弁5を閉、かつ室内電動膨張弁25を閉状態にて運転を開始し、室外熱交換器過冷却がある程度取れた時点で室外電動膨張弁5を開き、吐出過熱度がある程度取れた時点で室内電動膨張弁25を開くことで、圧縮機1から液冷媒と共に流出するオイルを、オイル分離器2以降へ流出し難く、かつ、2つのバイパス回路から効率的に圧縮機1へオイルを含む液冷媒を返しながら圧縮機1を過熱することができるので、圧縮機1内のオイル量を確保でき圧縮機1の信頼性を向上させることができる。
(実施の形態6)
図6は、本発明の実施の形態6における空気調和装置の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。尚、上記実施の形態における空気調和装置と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図6において、冷房起動時、まず全室内電動膨張弁25を0(pls)、室外電動膨張弁5を0(pls)、室外電動膨張弁5に併設した第3の電磁開閉弁20をOFF、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をON、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をONし、圧縮機1を所定の周波数F1(Hz)で起動する。
次に、吸入圧力検出手段16で検出した吸入圧力Psと所定の設定P1を比較し、Ps<P1となるまで周波数をアップする。
次に、室外熱交換器温度検出手段17で検出した室外熱交換器温度B1と室外熱交換器出口温度検出手段19で検出した室外熱交換器出口温度B2を用いて、室外機制御装置21で、室外熱交換器過冷却度OSC(=B1−B2)を算出する。算出したOSCと所定の設定値T1と比較し、OSC>T1となれば、室外電動膨張弁5を所定の設定値A(pls)に開き、室外電動膨張弁5に併設した第3の電磁開閉弁20をONする。
次に、吐出温度検出手段14で検出した吐出温度と吐出圧力検出手段15で検出した吐出圧力を用い室外機制御装置21で吐出過熱度DSHを算出する。算出したDSHと所定の設定値T2と比較し、DSH>T2となれば、全室内電動膨張弁25を所定の設定値B(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をOFF、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をOFFし、圧縮機1を所定の周波数F2(Hz)に変更し、冷房通常運転へと移行する。
このような運転開始方法すなわち、実施の形態5の起動方法に加えて、圧縮機1の過熱をとるための要素である圧縮機1の入力を最大限にするので、圧縮機1内のオイル量を確保し圧縮機1の信頼性を向上させながら、冷房の立ち上がり性能も向上できる。
(実施の形態7)
図7は、本発明の実施の形態7における空気調和装置の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。尚、上記実施の形態における空気調和装置と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図7において、冷房起動時、まず全室内電動膨張弁25を0(pls)、室外電動膨張弁5を0(pls)、室外電動膨張弁5に併設した第3の電磁開閉弁20をOFF、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をON、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をONし、圧縮機1を所定の周波数F1(Hz)で起動する。
次に、室外熱交換器温度検出手段17で検出した室外熱交換器温度B1と室外熱交換器出口温度検出手段19で検出した室外熱交換器出口温度B2を用いて、室外機制御装置21で室外熱交換器過冷却度OSC(=B1−B2)を算出する。さらに、吐出温度検出手段14で検出した吐出温度と吐出圧力検出手段15で検出した吐出圧力を用いて、室外機制御装置21で吐出過熱度DSHを算出する。
算出したDSHと所定の設定値T1と比較(ステップ1)し、DSH>T1となるまでの間は、算出したOSCと所定の設定値T2と比較(ステップ2)し、OSC>T2となれば、室外電動膨張弁5を所定の設定値A(pls)に開き、室外電動膨張弁5に併設した第3の電磁開閉弁20をONする。
その後、DSHと所定の設定値T1と比較(ステップ3)し、DSH>T1となれば、全室内電動膨張弁25を、所定の設定値B(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をOFF、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をOFFし、圧縮機1を所定の周波数F2(Hz)に変更し、冷房通常運転へと移行する。
なお、ステップ1でDSHと所定の設定値T1と比較し、DSH>T1となれば、ステップ2、ステップ3を省略し、室外電動膨張弁5を所定の設定値A(pls)、室外電動膨張弁5に併設した第3の電磁開閉弁20をON、全室内電動膨張弁25を所定の設定値B(pls)、オイル戻しバイパス回路10に備えた第1の電磁開閉弁8をOFF、ガスバイパス回路13に備えた第2の電磁開閉弁11をOFFとし、圧縮機1を所定の周波数F2(Hz)に変更し、冷房通常運転へと移行する。
このような運転開始方法すなわち、実施の形態5の起動方法に加えて、吐出過熱度がある程度取れた時点で室外熱交換器過冷却度に関わらず室外電動膨張弁5かつ全室内電動膨張弁25を開くことで、圧縮機1の過熱が取れれば即時に冷媒を室内機30に循環させることができ、圧縮機1内のオイル量を確保し圧縮機1の信頼性を向上させながら、暖房の立ち上がり性能も向上できる。
本発明の空気調和装置は、運転開始時など臨時的に第2の電磁開閉弁を開き、オイル分離器から吸入管へ戻すオイル及び液冷媒の流量を増加させて、オイル分離器以降の室外熱交換器などへのオイルを含む液冷媒の流出を防止でき、圧縮機に効率よくオイルを戻すことができ、圧縮機の信頼性を向上させることができるもので、1系統の多室型空気調和装置に限定されるものではなく、複数の系統の室外機を接続した室外マルチタイプの空気調
和装置にも適用できる。
1 圧縮機
2 オイル分離器
3 室外熱交換器
4 室外送風機
5 室外電動膨張弁
6 四方弁
7 アキュームレータ
8 第1の電磁開閉弁
9 第1の減圧装置
10 オイル戻しバイパス回路
11 第2の電磁開閉弁
12 第2の減圧装置
13 ガスバイパス回路
14 吐出温度検出手段
15 吐出圧力検出手段
16 吸入圧力検出手段
17 室外熱交換器温度検出手段
18 外気温度検出手段
19 室外熱交換器出口温度検出手段
20 第3の電磁開閉弁
21 室外機制御装置
22 室外機
23 室内熱交換器
24 室内送風機
25 室内電動膨張弁
26 室内熱交換器温度検出手段
27 室内吸い込み空気温度検出手段
28 室内熱交換器出口温度検出手段
29 室内機制御装置
30 室内機
34 吸入管
35 接続配管

Claims (7)

  1. 室外機と、前記室外機に接続される複数の室内機から構成され、前記室外機は、圧縮機と、オイル分離器と、前記オイル分離器から第1の電磁開閉弁と第1の減圧装置を介して吸入管へ戻すオイル戻しバイパス回路と、室外熱交換器と、室外送風機と、室外電動膨張弁と、四方弁と、吐出過熱度検出手段と、前記室外熱交換器の過冷却度を検出する第1の過冷却度検出手段とを備え、前記室内機は、室内熱交換器と、室内送風機と、室内電動膨張弁と、前記室内熱交換器の過冷却度を検出する第2の過冷却度検出手段とを備え、吐出ガスを第2の電磁開閉弁と第2の減圧装置を介して前記吸入管へ戻すガスバイパス回路の取り付け位置を、前記オイル分離器の下方とし、かつ前記オイル戻しバイパス回路に併設することを特徴とする空気調和装置。
  2. 暖房運転開始時、第2の過冷却度検出手段を用い室内熱交換器出口温度が所定の過冷却状態になるまで室内電動膨張弁を閉状態、かつ、吐出過熱度検出手段を用い吐出管温度が所定の過熱状態になるまで、オイル戻しバイパス回路とガスバイパス回路を開状態、かつ室外電動膨張弁を閉状態にて運転を開始するようにした請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 暖房運転開始時、吸入圧力が所定の設定値となる最大の周波数で圧縮機を運転することを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  4. 室外電動膨張弁が開となる条件になった時、事前に室内電動膨張弁も開とすることを特徴とする請求項2又は3に記載の空気調和装置。
  5. 室外電動膨張弁と並列に第3の電磁開閉弁を備え、冷房運転開始時、第1の過冷却度検出手段を用い室外熱交換器出口温度が所定の過冷却状態になるまで前記第3の電磁開閉弁と室外電動膨張弁を閉状態、かつ、圧縮機の吐出過熱度検出手段を用い吐出管温度が所定の過熱状態になるまで、オイル戻しバイパス回路とガスバイパス回路を開状態、かつ全ての室内電動膨張弁を閉状態にて運転を開始することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  6. 冷房運転開始時、吸入圧力が所定の設定値となる最大の周波数で圧縮機を運転することを特徴とする請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 室内電動膨張弁が開となる条件になった時、事前に室外電動膨張弁及び第3の電磁開閉弁を共に開とすることを特徴とする請求項5又は6に記載の空気調和装置。
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