JP2009275352A - ドア用ハンドルの取り付け構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビスの締め過ぎを防止するドア用ハンドルの取り付け構造体を提供すること。
【解決手段】ドア6の一方の外側面61に配置されビス螺合用螺子孔を有するボス4を設けた第1の台座1と、第1の台座1と対応してドア6の他方の外側面62に配置されボス4に対峙した位置にビス挿通孔22を設けた第2の台座2と、第2の台座2のビス挿通孔22を経てボス4のビス螺合用螺子孔に螺合され第1の台座1と第2の台座2とを一体に連結するビス3と、一方が第1の台座1の外側面に配置され他方が第2の台座2の外側面に配置され第1の台座1及び第2の台座2の各ハンドル取り付け孔を経て互いに連結された一対のドア用ハンドルとを備えた取り付け構造体10であって、ボス4の周面に軸方向に延びる長孔43を形成すると共に、ボス端部からボス端部とは反対側の長孔43の端部までの長さ(l)を、ボス端部から該ボス端部とは反対側のビス螺合用螺子の端部までの長さ(l)より大としたもの。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドアの所定の位置に例えばレバーハンドルを回動自在に取り付けたドア用ハンドルの取り付け構造体に関するものである。
従来のドア用ハンドルの取り付け構造体は、その一例を図9に示すように、ドア106の一方の外側面161に配置される、ビス螺合用螺子孔(図9では見えず)を有するボス頭141付きボス104と、第1のハンドル取り付け孔112と2つの頭付きボス104取り付け孔113を備えた円板状の台座本体101(第1の台座)と、台座本体101と対応してドア106の他方の外側面162に配置されボス104及び第1のハンドル取り付け孔112に対峙した位置にそれぞれ2つのビス挿通孔122と第2のハンドル取り付け孔121を設けた第2の台座102と、第2の台座102のビス挿通孔122を経てボス104のビス螺合用螺子孔に螺合され台座本体101と第2の台座102とを一体に連結する2つのビス103と、一方が台座本体101の外側面に配置され他方が第2の台座102の外側面に配置され台座本体101及び第2の台座102の各ハンドル取り付け孔112、121を経て互いに連結された不図示の一対のドア用ハンドルとを備えるものである。
このような従来のドア用ハンドルの取り付け構造体100において、頭付きボス104、台座本体101及び第2の台座102は、ドア用ハンドルのドアにおける位置決めとドア用ハンドルと摺動する部分を保護する部材として機能する。頭付きボス104、台座本体101及び第2の台座102のドア106への取り付けは、ビス103をボス104のビス螺合用螺子孔に螺合することで行なわれる。この螺子止めはドライバーAを締付方向に回動させて行うが、ドライバーAを締付方向に回動させればさせるほど、台座本体101はドア面161に、第2の台座102はドア面162に引き付けられ強く固定される。
特開2002−129796号公報(請求項1)
しかしながら、ドア用ハンドルの取り付け構造体100における締付けの強度は、作業者の感に頼るものであった。従って、作業者によっては、確実な固定をするため、強く締め付けることがあり、この場合、ボス104の破損を生じさせることがあった。このボス104の破損を防止するため、ボス104の素材として曲げ弾性率の高い樹脂又は機械的強度の高い金属を使用することがあった。しかし、このような素材を使用しても、作業者は確実な固定をするため、更に強く締め付けることがあり、この場合、ドアの凹みなどの変形を生じさせるという問題があった。
従って、本発明の目的は、ビスの締め過ぎを防止するドア用ハンドルの取り付け構造体を提供することにある。
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、ボスの筒状部に所定長さの長孔を形成すれば、ビスの締め過ぎを防止することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ドアの一方の外側面に配置されビス螺合用螺子孔を有するボス及び第1のハンドル取り付け孔をそれぞれ設けた第1の台座と、該第1の台座と対応してドアの他方の外側面に配置され該ボス及び第1のハンドル取り付け孔に対峙した位置にそれぞれビス挿通孔と第2のハンドル取り付け孔を設けた第2の台座と、該第2の台座のビス挿通孔を経て該ボスのビス螺合用螺子孔に螺合され該第1の台座と該第2の台座とを一体に連結するビスと、一方が該第1の台座の外側面に配置され他方が該第2の台座の外側面に配置され該第1の台座及び該第2の台座の各ハンドル取り付け孔を経て互いに連結された一対のドア用ハンドルとを備えた取り付け構造体であって、該ボスの筒状部に軸方向に延びる長孔を形成すると共に、ビス挿入側のボス端部から該ボス端部とは反対側の長孔の端部までの長さ(l)を、ビス挿入側のボス端部から該ボス端部とは反対側のビス螺合用螺子の端部までの長さ(l)より大としたことを提供するものである。
また、本発明は、前記第1の台座は、ビス螺合用螺子孔を有する頭付きボスと、第1のハンドル取り付け孔と頭付きボス取り付け孔を備えた台座本体からなり、該頭付きボスと該台座本体は、それぞれ別部材であることを特徴とする前記ドア用ハンドルの取り付け構造体を提供するものである。
また、本発明は、前記ボスは、金属製又は樹脂製であることを特徴とする前記ドア用ハンドルの取り付け構造体を提供するものである。
また、本発明は、記ボスは、曲げ弾性率が1.2GPa以上の樹脂製であることを特徴とする前記ドア用ハンドルの取り付け構造体を提供するものである。
また、本発明は、前記長孔の長さは、該ビス螺合用螺子長さの1.5〜3.0倍であることを特徴とする前記ドア用ハンドルの取り付け構造体を提供するものである。
また、本発明は、該ビス挿入側のボス端部から該ボス端部側の長孔の端部に至るボスには、ビス螺合用螺子が形成されていないことを特徴とする前記ドア用ハンドルの取り付け構造体。
前記ボスに被嵌する鞘部材を、更に備えることを特徴とする前記ドア用ハンドルの取り付け構造体を提供するものである。
本発明のドア用ハンドルの取り付け構造体の取り付け作業において、ビスを締め過ぎると、締め付け力にボス側が負けてしまい、長孔が軸方向と直交する方向に広がるように変形して、螺子の噛み合いが外れ、次いで力の吊り合いが採れる螺子の噛み合いが一山戻った位置で固定される。更に締め付ければ、前記同様に、締め付け力にボス側が負けてしまい、長孔が変形して径方向に一瞬広がることで、螺子の噛み合いが外れ、次いで長孔のバネ力で螺子の噛み合いが一山戻った位置で固定される。すなわち、締付け力が一定以上になると、長孔が開き、必要以上のトルクを逃がすことになる。この時、作業者は螺子の噛み合いが外れる「カチッ」とする音や振動を体感できるため、特に慎重な締付けを行なわずとも、締め過ぎのシグナルを受けることになり、締付け動作を止めて、適度な締付けが完了する。
次ぎに、本発明の第1の実施の形態におけるドア用ハンドルの取り付け構造体(以下、単に「取り付け構造体」とも言う。)を図1〜図7を参照して説明する。図1は取り付け構造体をドアに組み付ける状況を説明する図、図2はビスがボスのビス螺合用螺子孔に螺合する状態を示す一部を破断した図、図3はボスの裏側から見た斜視図、図4はビスがボスのビス螺合用螺子孔に螺合する初期の状態を示す簡略図、図5はビスの締付けが進み長孔が開いた状態における螺子の噛み合い状態を示す簡略図、図6は図5の状態から螺子の一山が戻る状態を示す簡略図、図7は取り付け構造体の一部を断面で示した平面図、図9は従来のドア用ハンドルの取り付け構造体を組み付ける状況を説明する図である。なお、図3の台座本体の形状は図2とは異なったものとした。
取り付け構造体10は、ドア6の一方の外側面61に配置されビス螺合用螺子孔44(図1では見えない)を有する2つのボス4及び第1のハンドル取り付け孔12をそれぞれ設けた円板状の第1の台座1と、第1の台座1と対応してドア6の他方の外側面62に配置され2つのボス4及び第1のハンドル取り付け孔12に対峙した位置にそれぞれ2つのビス挿通孔22と第2のハンドル取り付け孔21を設けた円板状の第2の台座2と、第2の台座2のビス挿通孔22を経てボス4のビス螺合用螺子孔44に螺合され第1の台座1と第2の台座2とを一体に連結するビス3と、一方が第1の台座1の外側面に配置され他方が第2の台座2の外側面に配置され第1の台座1及び第2の台座2の各ハンドル取り付け孔12、21を経て互いに連結された一対のドア用ハンドル8(図1では不図示)とを備えた取り付け構造体であって、ボス4の筒状部に軸方向に延びる長孔43を形成したものである。
なお、第1の台座1は、図1では、ビス螺合用螺子孔44を有する2つの頭42付きボス41と、第1のハンドル取り付け孔12と2つの頭付きボス取り付け孔13を両側に備えた円板状の台座本体11からなり、頭付きボス41と台座本体11は、それぞれ別部材であり、円筒状のボスが台座本体11の両側から内側(ドア面方向)に延出するように組み込んだものであるが、これに限定されず、頭付きボス41と台座本体11は成形の段階で一体化されたものであってもよい。この場合、ボス頭42は無くてもよい(図8参照)。
第1の台座1は、第2の台座2に連結されて、ドア用ハンドルのドアにおける位置決めとドア用ハンドルを取り付けるための結合部材として機能する。第1の台座1の形状は、円板状に限定されず、四角形、楕円形等であってもよい。また、第1の台座1に形成される第1のハンドル取り付け孔12の位置は、本例のように中心位置に限定されず、例えば四角形状枠体であれば、その中央やや上方位置であってもよい。また、ビス螺合用螺子孔44の形成数は、上記2つに限定されず、ビス3の使用個数に応じて決定される。例えば、第1の台座1の形状が四角形状枠体の場合、ビス螺合用螺子孔の形成位置は、枠体の四隅であってもよい。この場合、使用するビス3は4つとなる。
第2の台座2は、第1の台座1に連結されて、ドア用ハンドルのドアにおける位置決めとドア用ハンドルを取り付けるための結合部材として機能する。第2の台座2の形状は、通常、第1の台座1の形状と同じである。また、第2の台座2に形成される第2のハンドル取り付け孔22の位置は、本例のように中心位置に限定されず、例えば四角形状枠体であれば、その中央やや上方位置であってもよい。また、ビス螺合用螺子孔44の形成数は、上記2つに限定されず、ビス3の使用個数に応じて決定される。例えば、第2の台座2の形状が四角形状枠体の場合、ビス螺合用螺子孔の形成位置は、枠体の四隅であってもよい。この場合、使用するビス3は4つとなる。
ボス4は、本例では2つであるが、これに限定されず、ビス3の使用個数と同様に、必要に応じて、1つ又は3つ以上使用される。ボス4の素材としては、従来の取り付け構造体で使用されているものと同じでよく、金属製、樹脂製又は樹脂と金属の複合材が挙げられる。すなわち、ボス4の硬さは、タップで螺子が切れる硬さであればよい。また、ボスの素材が樹脂の場合、曲げ弾性率が1.2GPa以上、好適には1.6から10GPaであることが、十分な締め付け強度と長孔形成によるバネ力が得られる点で好ましい。特に、曲げ弾性率が1.0GPa以下の場合、「カチッ」という作動音を発しないものが発生する可能性が高くなり、更に、0.5GPa以下の場合、上記作動音の問題に加えて、更に螺子山の噛み合いが不十分となりボスの機能を奏しなくなる。樹脂としては、ポリアセタール及びナイロンなどが挙げられ、具体例としては、ジュラコン「SF10」;曲げ弾性率1.8GPa(ポリプラスチックス社製)、ユピタール「UR−20H」;曲げ弾性率1.6GPa(三菱エンジニアリングプラスチックス社製)、タナジン「TN500ST30」;曲げ弾性率2.2GPa(高安社製)、タナジン「TN500SI2」;曲げ弾性率2.0GPa(高安社製)等が挙げられる。
長孔43は、筒状のボス4の周面であって軸方向に延びるように形成され、更に形成された部分の周面部を軸方向に直交する方向に貫通するものである。ボス4において、ビス挿入側のボス端部431からボス端部とは反対側の長孔の端部433までの長さ(l)は、ビス挿入側のボス端部431からボス端部とは反対側のビス螺合用螺子の端部434までの長さ(l)より大である。長さlが長さlと同じか又はそれ以下であると、ボス4や一部の螺子山が破損する恐れがある。なお、ビス挿入側のボス端部431からボス端部側の長孔の端部432までの領域におけるボス4の内周部には、ビス螺合用螺子が有っても、無くてもよいが無いほうが好適である。当該領域にビス螺合用螺子が形成される場合、ビスの締め付けにより当該領域に形成されたねじ山が破損する恐れがある。なお、このような破損があっても、当該領域よりボスの根元側にあるビス螺合用螺子が有効に存在しているため何らの支障はない。また、当該領域にビス螺合用螺子が形成されていない場合、当該領域のボスの内径はビスの外径よりも大とすればよい。これによりビスの挿入が円滑となる。
長孔43の長さ(l−l)の好ましい範囲は、ビス螺合用螺子の長さ(有効螺子長さ)l又は(l−l)の1.5〜3.0倍である。また、長孔43の幅(w)は、成形できる程度の寸法であればよく、通常0.2〜0.7mm程度で十分である。また、一つのボス4に形成される長孔43の数は、本例の1個に限定されず、2個又はそれ以上であってもよい。一つのボス4に複数の長孔を形成する場合、円周方向に等ピッチで形成するのが、十分な締め付け強度を得ることができる点で好ましい。
長さ(l)は特に制限されず、0.5〜3.0mmの範囲で適宜決定される。なおボス4に形成されるビス螺合用螺子の有効長さl又は(l−l)は、取り付け強度や取り付け構造体の大きさなどにより適宜決定されるが、通常5〜15mm、好適には8〜12mm、特に10mmである。ビス螺合用螺子の有効長さl又は(l−l)が上記範囲であれば、ビス3がこの範囲で螺合しており、十分な締付け強度が得られる。長孔43の形状は、図2及び図3に示されるような長楕円形状に限定されず、端部が両角を有する長矩形形状であってよい。
ビス3は螺子頭31を有するものであり、螺子本体部の先端から基端に向けて少なくともビス螺合用螺子の長さl又は(l−l)に相当する長さの雄螺子が切られているものであり、好適には、本例のように、全長に亘り雄螺子が形成されているものが好適である。ビス3の使用本数は、取り付け強度や取り付け構造体の大きさなどにより適宜決定されるが、本例の2本に限定されず、1本又は3本以上であってもよい。
取り付け構造体10において、ドア用ハンドルとしては、特に制限されず、引戸用ハンドル、レバーハンドル、プッシュプルハンドルなどが挙げられる。レバーハンドルとしては、例えば図1及び図7に示すように、ハンドル取付穴を錠本体71の装着用空所の奥部と対向する扉6の箇所に扉6の厚さ方向に貫通して形成し(図1では不図示)、錠7の挿着用空所にレバーハンドル型ラッチ錠72に対応する開錠用レバーハンドル8をハンドル取付穴に第1の台座1及び第2の台座2により回転可能に取り付けるものが挙げられる。錠本体71には、2つのボス挿通用孔74とレバーハンドル連結棒9の挿通孔75が形成されている。
次ぎに、取り付け構造体10におけるビス3の締め付け方法について説明する。ドア6に、錠本体71を取り付け、第1の台座1及び第2の台座2をドア6の両側からあてがい、頭付きボス4を頭付きボス取り付け孔13に挿入する。次いで、第2の台座2のビス挿通孔22を経て頭付きボス4のビス螺合用螺子孔44に、ビス3を螺合させ、ドライバーAで締付ける(図4)。ビス3の雄螺子がビス螺合用雌螺子に3巻き以上螺合した状態で締め付けられると、締め付け力にボス4側が負けてしまい、長孔43の中心から少しずつ変形し、螺子が広がりながらもビスの締め込みに追従していく(図5)。更に締め込むと、締め付けに耐えられなくなった長孔43が全体的に変形し、全ての螺子山が一瞬広がることで、螺子の噛み合いが外れる(図6)。次いで長孔43のバネ力で螺子の噛み合いが一山戻った位置で固定され、第1の台座1と第2の台座2とが一体に連結される。更に締め付ければ、同様に、締め付け力にボス4側が負けてしまい、長孔43が径方向に一瞬に開くことで、螺子の噛み合いが外れ、次いで長孔43のバネ力で螺子の噛み合いが一山戻った位置で固定される。このように、締付け力が一定以上になると、長孔43が開き、必要以上のトルクを逃がすことになる。長孔43のバネ力で螺子の噛み合いが一山戻った位置で固定される際、作業者は「カチッ」とする音や振動を体感できるため、特に慎重な締付けを行なわずとも、締め過ぎのシグナルを受けることになる。なお、最適な締付けは、ボス4のビス螺合用螺子部に、ビス3の螺子山が全部噛み合っている状態である。
次ぎに第2の実施の形態におけるドア用ハンドルの取り付け構造体を図8を参照して説明する。図8はビス103がボス4のビス螺合用螺子孔に螺合する状態を示す図である。図8において、図1及び図2と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図8において、図2と異なる点は、ドア用ハンドルの取り付け構造体10aにおいて、ボス4に被嵌する円筒状の鞘部材47を、更に付設した点及びボス4を第1の台座1に直接固定させた点にある。鞘部材47の素材としては、金属又は樹脂製のものが使用でき、鞘部材47の素材とボス4の素材が共に、樹脂製である場合、両者の樹脂のそれぞれの曲げ弾性率の合計が1.2GPa以上、好適には1.6〜10GPaのものがよい。鞘部材47の設置により、ボス4は例えば曲げ弾性率1.2GPa未満の樹脂製のものも使用できる。好適な鞘部材47としては、長さがビス螺合用螺子孔と同じもの、あるいはスリットや長孔が形成されたものが使用できる。スリットは、図8に示すような全長に亘って延びる全長スリット(割り溝)あるいは一端のみが端部まで延びる部分スリットなどが挙げられる。
本発明の取り付け構造体は、各種ドア用ハンドルをドアに取り付ける際、ビスの過度の締付けを防止するため、特に意識することなく、適度な締付け力を付与できる。このため、ボスを破損することなく、またドア面を変形させることなく、また設置工事も楽となる。
第1の実施の形態における取り付け構造体をドアに組み付ける状況を説明する図。 ビスがボスのビス螺合用螺子孔に螺合する状態を示す図。 ボスの裏側から見た斜視図。 ビスがボスのビス螺合用螺子孔に螺合する初期の状態を示す簡略図。 ビスの締付けが進み長孔が開いた状態における螺子の噛み合い状態を示す簡略図。 図5の状態から螺子の一山が戻る状態を示す簡略図。 取り付け構造体の一部を断面で示した平面図。 第2の実施の形態における、ビスがボスのビス螺合用螺子孔に螺合する状態を示す図。 従来のドア用ハンドルの取り付け構造体を組み付ける状況を説明する図であるビスがボスのビス螺合用螺子孔に螺合する状態を示す図。
符号の説明
1 第1の台座
2 第2の台座
3 ビス
4 ボス
6 ドア
8 レバーハンドル
10 ドア用ハンドルの取り付け構造体
12 第1のハンドル取り付け孔
13 頭付きボス取り付け孔
21 第1のハンドル取り付け孔
22 ビス挿通孔
31 ビス頭
41 ボス本体
42 ボス頭
43 長孔
44 ビス螺合用螺子孔
47 鞘部材
61 ドアの一方の外側面
62 ドアの他方の外側面
71 錠本体
A ドライバー
ボス端部からボス端部とは反対側の長孔の端部までの長さ
ボス端部からボス端部とは反対側のビス螺合用螺子の端部までの長さ

Claims (7)

  1. ドアの一方の外側面に配置されビス螺合用螺子孔を有するボス及び第1のハンドル取り付け孔をそれぞれ設けた第1の台座と、該第1の台座と対応してドアの他方の外側面に配置され該ボス及び第1のハンドル取り付け孔に対峙した位置にそれぞれビス挿通孔と第2のハンドル取り付け孔を設けた第2の台座と、該第2の台座のビス挿通孔を経て該ボスのビス螺合用螺子孔に螺合され該第1の台座と該第2の台座とを一体に連結するビスと、一方が該第1の台座の外側面に配置され他方が該第2の台座の外側面に配置され該第1の台座及び該第2の台座の各ハンドル取り付け孔を経て互いに連結された一対のドア用ハンドルとを備えた取り付け構造体であって、該ボスに軸方向に延びる長孔を形成すると共に、ビス挿入側のボス端部から該ボス端部とは反対側の長孔の端部までの長さ(l)を、ビス挿入側のボス端部から該ボス端部とは反対側のビス螺合用螺子の端部までの長さ(l)より大としたことを特徴とするドア用ハンドルの取り付け構造体。
  2. 前記第1の台座は、ビス螺合用螺子孔を有する頭付きボスと、第1のハンドル取り付け孔と頭付きボス取り付け孔を備えた台座本体からなり、該頭付きボスと該台座本体は、それぞれ別部材であることを特徴とする請求項1記載のドア用ハンドルの取り付け構造体。
  3. 前記ボスは、金属製又は樹脂製であることを特徴とする請求項1又は2記載のドア用ハンドルの取り付け構造体。
  4. 前記ボスは、曲げ弾性率が1.2GPa以上の樹脂製であることを特徴とする請求項3記載のドア用ハンドルの取り付け構造体。
  5. 前記長孔の長さは、該ビス螺合用螺子長さの1.5〜3.0倍であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のドア用ハンドルの取り付け構造体。
  6. 該ビス挿入側のボス端部から該ボス端部側の長孔の端部に至るボスには、ビス螺合用螺子が形成されていないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のドア用ハンドルの取り付け構造体。
  7. 前記ボスに被嵌する鞘部材を、更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のドア用ハンドルの取り付け構造体。
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