JP6431358B2 - ドアハンドル取付用の固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアの所定位置に対してドアハンドルを回動自在に取り付けるときに使用する固定具に関するものである。
特開2008-174928(特許4463829号)公報が[0002][0004]において述べているように、この公開公報の発明以前の従来技術には次のような問題があった。
ラッチケースを埋め込んだドアの左右側面にドアハンドル取付用の第1台座と第2台座を連結させて設ける必要がある。その際、第1台座が有するネジパイプ(前記公開公報では「ボス」と呼んでいる)に対して、作業者が第2台座側からドライバーを締付方向に回動させて雄ネジを進入させる。ドライバーを締付方向に回動させればさせるほど、第1台座は片方のドア面に、第2台座は他方のドア面に引き付けられ強く固定される。
しかし、第1・第2台座の締付けの強度は、作業者の勘に頼るものであった。従って、作業者によっては、確実な固定をするため、強く締め付けることがあり、この場合、ネジパイプを破損させてしまうことがあった。このネジパイプの破損を防止するため、その素材として曲げ弾性率の高い樹脂又は機械的強度の高い金属を使用することがあった。しかし、このような素材を使用しても、作業者は確実な固定をするため、更に強く締め付けることがあり、この場合、ドアの凹みなどの変形を生じさせるという問題があった。
この問題を解決するため、前記特開2008-174928では、雌ネジを有するネジパイプに、雄ネジ挿入側の先端部から第1台座の円板に向かって軸方向に沿って雌ネジの長さを超える長さのスリットを形成するという提案をしている。
このようにすることにより、ネジを締め過ぎると、締め付け力にネジパイプ側が負けてしまい、スリットが径方向に瞬間的に開くことで、噛み合いが外れ、次いでスリットのバネ力で噛み合いが一山戻った位置で固定される。更に締め付けても、前記同様に、締め付け力にネジパイプ側が負けてしまい、スリットが径方向に瞬間的に開くことで、ネジの噛み合いが外れ、次いでスリットのバネ力でネジの噛み合いが一山戻った位置で固定される。すなわち、締付け力が一定以上になると、スリットが開き、必要以上のトルクを逃がすことになる。このとき、作業者はネジの噛み合いが外れる「カチッ」という音や振動を体感できるため、特に慎重な締付けを行なわずとも、締め過ぎのシグナルを受けることになり、締付け動作を止めて、適度な締付けが完了する。
特開2008-174928公報
本発明の目的は、この特開2008-174928の発明と同様に、しかし別のアプローチにより、ネジの過度な締め付けを防止することである。
本発明は、ドアハンドル取付用の固定具であって、第1台座1と、第2台座2と、これらの2つの台座を繋ぐ雄ネジ6を有し、前記第1台座1は、操作レバー挿通用の中央貫通孔12を有する円板11と、この円板11から突出する2本のネジパイプ13を有し、前記第2台座2は、操作レバー挿通用の中央貫通孔22を有する円板21と、この円板21に設けられた雄ネジ挿通用の貫通孔23を有し、前記雄ネジ6は、可撓性を有する合成樹脂からなり、頭部61と、頭部61から下方に延びる軸部63と、軸部先端に設けられたネジ山64を有し、前記軸部先端は、前記ネジ山64が形成された軸方向長さを越える長さにわたって、部分的に除去されてカット部65となっていることを特徴とする(請求項1)。
好ましくは、前記カット部65は前記軸部63の約半円分を除去してなるものである(請求項2)。
好ましくは、前記カット部65の中央部には、筋状に補強用の畝部66が形成されている(請求項3)。
好ましくは、前記畝部がカット部65の開始地点ではほぼ軸部63の高さであるが、軸部の先端に向かうにしたがってなだらかに低くなっている(請求項4)。
本発明請求項1の発明によると、雄ネジ6を締め過ぎると、雄ネジの先端ネジ山64がネジパイプ13の雌ネジ14からたわんで外れ「パチン」という音を発する共に、空回りを始める。このようにして、締付けが一定の長さになると、それ以上は締め付けることができない。その結果、ネジの過度な締め付けを防止することができる。
本発明請求項2の発明によると、好ましいカット部65の大きさが示される。
本発明請求項3の発明によると、筋状の畝部66がカット部65を設けた雄ネジの補強部として機能する。
本発明請求項4の発明によると、先端に行くに従って細くなるので、雄ネジ先端を十分にたわませるスペースが得られる。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
本発明の固定具を用いて、ドアの所定位置に対してドアハンドルを回動自在に取り付けている状態を説明する図である。 第1台座と第2台座の斜視図である。 締め付けに使用する雄ネジの(a)背面図、(b)左側面図、(c)平面図、(d)右側面図、(e)正面図、(f)底面図、(g)前記(c)の横断面図である。 第1台座の(a)背面図、(b)左側面図、(c)平面図、(d)右側面図、(e)正面図、(f)底面図、(g)前記(c)の横断面図である。 (a)~(c)は、第1台座のネジパイプに、雄ネジを挿入している状態の3段階を示す斜視図である。
<固定具>
本発明の固定具は第1台座1と第2台座2を有する。図1に示すように、ラッチケース3を埋め込んだドア4の左右側面にドアハンドル5取付用の第1台座1と第2台座2を連結させて設け、ドアハンドル5を回動自在に取り付けている。ドア用ハンドル5としては、図示のノブに制限されず、引戸用ハンドル、レバーハンドル、プッシュプルハンドルなども使用可能である。
室外側ノブまたは室内側ノブを回動させると、それ自体公知の機構(図示せず)により、操作レバーを介してラッチ作動用回動部材が回動し、この回動部材と連結しているラッチ31がバネに抗して後退するようになっている。そのような機構を示している文献としては、例えば、実用新案登録第2559171号、実開昭54-170995号、実公昭58-5821号などがある。
図2及び図4に示すように、第1台座1は、操作レバー(図示せず)挿通用の中央貫通孔12を有する円板11と、この円板11から突出する2本のネジパイプ13を有する。円板11とネジパイプ13は一体成形してもよいし、2部品を組み合わせてもよい。第2台座2は、操作レバー(図示せず)挿通用の中央貫通孔22を有する円板21であり、雄ネジ挿通用の貫通孔23が2つ設けられている。
ネジパイプ13としては、金属製、樹脂製又は樹脂と金属の複合材が使用できる。ネジパイプ13の硬さは、タップでネジが切れる硬さであればよい。また、ネジパイプの素材が樹脂の場合、曲げ弾性率が1.8GPa以上、好ましくは2.0GPa以上であることが、十分な締め付け強度とスリット形成によるバネ力が得られる点で好ましい。樹脂としては、例えばポリアセタール及びナイロンなどが挙げられる。
<雄ネジ>
本発明の特徴は、第1台座1及び第2台座2を締め付けるのに使用する雄ネジ6の素材と構造にある。
雄ネジ6の素材としては、大きな力がかかるとたわむ可撓性を有する素材であることが必要であり、合成樹脂が最も好ましい。合成樹脂としては、例えばポリアセタール及びナイロンなどが挙げられる。
図3各図に示すように、この雄ネジ6は、ドライバー先端に係合する十字穴62を有する頭部61と、頭部61から下方に延びる軸部63と、軸部先端に設けられたネジ山64を有する。
軸部63先端は、図3(a)(b)(d)(f)に示すように、ネジ山64が形成された軸方向長さを越える長さにわたって、約半円分が切り取られて、カット部65となっている。このカット部65の中央部には、筋状に補強用の畝部66が形成されている。この畝部66の高さはカット部65の開始地点ではほぼ軸部63の高さであるが、軸部の先端に向かうにしたがってなだらかに低くなっている。ある実施例では、雄ネジ6の全長25mm、そのうち、頭部61の長さ(高さ)は4mm、軸部63は21mmである。軸部のうち、カット部65の長さは10mm、ネジ山部64は先端6〜8mmである。カット部65でない部分の軸部63の直径は3.25mmである。
<締め付け方法>
図5に基づいて、ネジパイプ13に対する雄ネジ6の締め付け方法について説明する。ドア4に、ラッチケース3を取り付け(図1)、第1台座1及び第2台座2をドア4の両側からあてがう。次いで、第2台座2の雄ネジ挿通孔23を経てネジパイプ13の雌ネジ14に、雄ネジ6をねじ込み(図5(a))、ドライバー(図示せず)で締付ける(図5(b))。
雄ネジ6を締め過ぎると、雄ネジの先端ネジ山64がネジパイプ13の雌ネジ14からたわんで外れ「パチン」という音を発すると共に、空回りを始める(図4(c))。このようにして、締付けが一定の長さになると、それ以上は締め付けることができない。その結果、ネジの過度な締め付けを防止することができる。
1 第1台座
11 円板
12 中央貫通孔
13 ネジパイプ
14 雌ネジ
2 第2台座
21 円板
22 中央貫通孔
23 雄ネジ挿通孔
3 ラッチケース
31 ラッチ
4 ドア
5 ドアハンドル
6 雄ネジ
61 頭部
62 十字穴
63 軸部
64 ネジ山
65 カット部分
66 畝部

Claims (4)

  1. 第1台座(1)と、第2台座(2)と、これらの2つの台座(1,2)を繋ぐ雄ネジ(6)を有するドアハンドル取付用の固定具であって、
    前記第1台座(1)は、操作レバー挿通用の中央貫通孔(12)を有する円板(11)と、この円板(11)から突出する2本のネジパイプ(13)を有し、
    前記第2台座(2)は、操作レバー挿通用の中央貫通孔(22)を有する円板(21)と、この円板(21)に設けられた雄ネジ挿通用の貫通孔(23)を有し、
    前記雄ネジ(6)は、可撓性を有する合成樹脂からなり、頭部(61)と、この頭部(61)から下方に延びる軸部(63)と、この軸部先端に設けられたネジ山(64)を有し、
    前記軸部先端は、前記ネジ山(64)が形成された軸方向長さを越える長さにわたって、部分的に除去されてカット部(65)となっていることを特徴とするドアハンドル取付用の固定具。
  2. 前記カット部(65)が前記軸部(63)の約半円分を除去したものである請求項1記載の固定具。
  3. 前記カット部(65)の中央部長手方向に、筋状に補強用の畝部(66)が形成されている請求項1又は2記載の固定具。
  4. 前記畝部(66)の突出最高位置前記カット部(65)の開始地点ではほぼ前記軸部(63)表面高さに等しいが、軸部の先端に向かうにしたがってなだらかに低くなっている請求項記載の固定具。
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