JP2009270508A - インタークーラ付き内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載内燃機関としての吸気充填効率の確保はもとより、再循環ガスの冷却性能等をも犠牲にすることなく車両への搭載性向上を図ることのできるインタークーラ付き内燃機関を提供する。
【解決手段】この内燃機関では、サージタンクを兼ねる吸気マニホルド23に対してインタークーラ24を一体に設けるとともに、排気再循環(EGR)装置5を構成するEGR通路51の吸気系側端部51Bをこのインタークーラ24の上流となる上記吸気マニホルド23のサージタンク部分に接続する。すなわち、ターボチャージャ4によって圧縮(過給)される吸気とEGR通路51を介して環流される再循環ガスとが単一のインタークーラ24を通じて冷却されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給された吸気を冷却して機関燃焼室に送り込むインタークーラを備えるインタークーラ付き内燃機関に関する。
周知のように、ターボチャージャ等の過給機を備える車載内燃機関にあっては、吸気の充填効率を高めるために、この過給された吸気を上記インタークーラで冷却し、この冷却した吸気を機関燃焼室に送り込むようにした内燃機関も少なくない。すなわちこうした内燃機関にあって、その吸気は、過給機の圧縮により温度が上昇して密度の低下を招いたとしても、インタークーラによる冷却によってその密度が高められ、高い充填効率をもって機関燃焼室に供給されるようになる。
一方、車載内燃機関には、排気の一部を吸気に環流して再循環させる装置、すなわち排気再循環装置(EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置)が設けられることも多い。こうしたEGR装置によって再循環された排気(再循環ガス)は、吸気の希釈剤として作用して内燃機関のピーク燃焼温度を低下させ、NOx(窒素酸化物)生成量の低減などに有効に寄与する。
そして、上述したような過給機とEGR装置の両方を備えた内燃機関としては、例えば特許文献1に記載の内燃機関が知られている。図3に、この文献に記載の機関も含めて、こうした内燃機関として従来一般に採用されている機関構造の概要を示す。
この図3に示されるように、過給機とEGR装置とを備えた内燃機関(この例では直列4気筒内燃機関)では、機関本体101の各気筒#1〜#4の燃焼室に吸気を供給するための吸気通路120及びそれら燃焼室から排気を排出するための排気通路130がそれぞれ機関本体101に接続されている。そして、これら吸気通路120と排気通路130の間に、排気通路130を流れる排気により駆動されるタービン141とこのタービン141に駆動連結されて吸気通路120に供給される吸気を圧縮(過給)するコンプレッサ143とを有するターボチャージャ140が設けられている。このため、吸気通路120においてエアクリーナ121により塵埃等が除去された吸気は、コンプレッサ143により圧縮されてその温度が一旦上昇するものの、同吸気通路120においてこのコンプレッサ143の下流に設けられたインタークーラ122を通じて冷却されることにより、その空気密度が高められるようになる。そして、こうして空気密度の高められた吸気は、スロットルボディ123に設けられたスロットルバルブにより流量が調整されてサージタンクを兼ねる吸気マニホルド124に至り、この吸気マニホルド124から機関本体101の各気筒に供給される。一方、機関本体101の各気筒から排出された排気は、排気通路130に設けられた排気マニホルド131及びタービン141を介して触媒コンバータ132に至り、ここでその有害成分が除去(浄化)されて外部に排出される。また、このときの排気の一部は、排気通路130(排気マニホルド131)からEGR通路150を通ってEGRクーラ152に至り、ここで所要に冷却されるとともに、EGRバルブ153により流量調整された上で上記吸気通路120(吸気マニホルド124)へ環流される。
特開2001−152861号公報
特に過給機を備える内燃機関にあっては、その吸気通路にインタークーラを設けることで吸気の充填効率が大きく高められるようになることは上述の通りであるが、EGR通路
についてもこれに上記EGRクーラを設けることで再循環ガスが冷却され、燃焼温度の低減効果がより高められるようになる。ただしこの場合には、図3からも明らかなように、上記インタークーラ122及びEGRクーラ152といった2つの冷却装置が必要とされることから、内燃機関そのものの大型化が避けられず、ひいてはその搭載性が大きく制約されることともなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、車載内燃機関としての吸気充填効率の確保はもとより、再循環ガスの冷却性能等をも犠牲にすることなく車両への搭載性向上を図ることのできるインタークーラ付き内燃機関を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、過給機により圧縮された吸気をインタークーラにて冷却して機関燃焼室に供給するインタークーラ付き内燃機関であって、前記機関燃焼室から排気通路に排出される排気の一部を排気環流通路を介して吸気系に再循環させる排気再循環装置を備え、前記排気環流通路の吸気系側端部が同吸気系における過給機とインタークーラとの間に接続されてなることをその要旨とする。
このような構成によれば、燃焼温度を下げることによりNOx生成量の低減を図る目的で設けられる排気再循環(EGR)装置による再循環ガスについても上記インタークーラを共用するかたちでその冷却を図ることが可能となる。これにより、従来は再循環ガスのみを冷却する目的で排気環流通路に設けられるEGRクーラを不要とするか、もしくは冷却能力が低くて済む小型のものとすることができるなど、車載内燃機関としても、これらEGRクーラの削減や小型化に伴ってその小型化が促進されるようになり、車両に対する搭載性も自ずと向上されるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインタークーラ付き内燃機関において、前記インタークーラは、当該機関のサージタンクを兼ねる吸気マニホルドに対して一体に設けられてなり、前記排気環流通路の吸気系側端部は前記吸気マニホルドのサージタンク部分に接続されてなることをその要旨とする。
このような構成によれば、吸気通路の途中等に別途にインタークーラを設ける必要がなくなるとともに、機関部品としては比較的体格の大きい上記サージタンクを兼ねる吸気マニホルドに対して同インタークーラが一体に設けられることで、機関全体としてのスペース利用効率も更に高められるようになる。また、容積の大きいサージタンク部分にEGR装置による再循環ガスが環流されることで、こうした再循環ガスの環流に起因する吸気脈動も好適に抑制されるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインタークーラ付き内燃機関において、前記サージタンクを兼ねる吸気マニホルドのサージタンク上流には前記排気環流通路と並列にスロットルバルブを備えるスロットルボディが設けられ、前記排気環流通路には同通路内を流通する再循環ガスの流量を調量するバルブ(EGRバルブ)が設けられなることをその要旨とする。
このような構成によれば、過給された吸気と再循環ガスとでインタークーラを共用する場合であれ、それぞれの流量については各別に調量可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のインタークーラ付き内燃機関において、前記インタークーラは、スロットルバルブを備えるスロットルボディの上流に設けられてなることをその要旨とする。
このような構成によれば、インタークーラ付き内燃機関として従来一般に採用されている吸気系の構造をそのまま流用するかたちで上記請求項1に記載の構成が実現可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインタークーラ付き内燃機関において、前記インタークーラは、水冷式クーラからなることをその要旨とする。
このような構成によれば、上記共用されるインタークーラとしてその冷却効率をより高めることが可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるインタークーラ付き内燃機関を具体化した第1の実施形態を図1に従って説明する。なお、本実施形態では一例として、こうした内燃機関が、先の図3に例示した内燃機関と同様、直列4気筒内燃機関(車載内燃機関)に適用されたものを想定している。
すなわち図1に示されるように、この内燃機関も第1気筒#1〜第4気筒#4の4つの気筒が形成された機関本体1を備えている。機関本体1は、シリンダヘッド、シリンダブロック、ピストン等を備えて構成されており、シリンダヘッドには各気筒#1〜#4の燃焼室に吸気を供給するための吸気通路2、及び各気筒#1〜#4の燃焼室からの排気を排出するための排気通路3がそれぞれ接続されている。また、吸気通路2と排気通路3との間には、排気通路3を流れる排気により駆動されて吸気通路2を流れる吸気を圧縮する機構を有するターボチャージャ4が設けられている。
ターボチャージャ4は、排気通路3に設けられるタービン41とそのタービン41を内包するタービンハウジング42、吸気通路2に設けられるコンプレッサ43とそのコンプレッサ43を内包するコンプレッサハウジング44、そしてタービン41とコンプレッサ43とを軸連結するためのロータリーシャフト45とを備える周知の過給機である。すなわちこのターボチャージャ4では、排気通路3においてタービンハウジング42の入口から流入した排気がタービンブレードを押すことでタービン41が回転され、このタービン41の回転がロータリーシャフト45を介して吸気通路2のコンプレッサ43に伝達されることでこれが回転駆動される。これにより吸気通路2においてコンプレッサハウジング44内に流入した吸気は、このコンプレッサ43の回転に伴って圧縮(過給)されるようになる。なお、こうして圧縮された吸気はその密度が高められるとともに温度が上昇することもよく知られている。
一方、この内燃機関において、上記排気通路3には、機関本体1の各気筒#1〜#4の燃焼室からの排気を1つの経路に集合させる排気マニホルド31や上記ターボチャージャ4の駆動源となるタービン41の他、排気中の有害成分を除去(浄化)する触媒コンバータ32が設けられている。
また、同内燃機関において、上記吸気通路2には、吸気の塵埃を除去するためのエアクリーナ21や上記コンプレッサ43をはじめ、上記各気筒#1〜#4の燃焼室に供給される吸気の流量を調節するためのスロットルバルブ等が内蔵されたスロットルボディ22が設けられている。そして更にそのスロットルボディ22の下流には、サージタンクを兼ねるとともにスロットルバルブにて調量された吸気を各気筒#1〜#4の燃焼室に分配供給する吸気マニホルド23が設けられている。
そして本実施形態において、吸気マニホルド23には水冷式のインタークーラ24が一
体に設けられており、このインタークーラ24によって、上記圧縮され、かつ調量された供給が冷却される。すなわちこの内燃機関において、吸気通路2に吸入された空気(吸気)は、エアクリーナ21を通り、コンプレッサ43にて圧縮されて温度が一旦上昇するものの、スロットルボディ22のスロットルバルブにてその流量が調量された後は、吸気マニホルド23に一体に設けられたインタークーラ24により冷却される。このインタークーラ24により冷却された吸気は、その空気密度が高められた状態で各機関燃焼室に供給される。なお、機関部品としては比較的体格の大きいサージタンクを兼ねる吸気マニホルド23に対してインタークーラ24を一体に設けるようにしたことで、従来は吸気通路2の途中に設置されていたインタークーラを割愛することができることなどから内燃機関全体としてのスペース利用効率が高められるようにもなる。
また一方、この内燃機関には、上記排気の一部を吸気通路2に環流させる排気再循環装置(EGR装置)5が設けられている。そして、本実施形態においては特に、このEGR装置5の上記排気通路3と吸気通路2とを接続するEGR通路(排気環流通路)51の排気系側端部51Aを上記排気マニホルド31に、また同EGR通路51の吸気系側端部51Bを上記吸気マニホルド23のサージタンク部分にそれぞれ接続するようにしている。また本実施形態において、このEGR通路51に上記吸気通路2に環流させる排気(再環流ガス)の流量を調整するEGR弁53を設けてはいるものの、先の図3に例示した内燃機関のようなEGRクーラ(152)は設けておらず、これを上記吸気マニホルド23に一体に設けられたインタークーラ24で共用するようにしている。なお、このようなEGR装置5が、内燃機関のピーク燃焼温度を低下させてNOx生成量を低減させる再循環ガスを吸気系に環流させる上で有効であることは前述の通りであるが、その再循環ガスを冷却するためのクーラをこうしてインタークーラ24で共用するようにした。これにより、EGR装置5から上記EGRクーラの削減が可能となり、その分だけ当該内燃機関の車両に対する搭載性も向上するようになる。
以上説明したように、本実施形態のインタークーラ付き内燃機関によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)内燃機関のピーク燃焼温度を下げることによりNOx生成量の低減を図る目的で設けられる排気再循環(EGR)装置5による再循環ガスをインタークーラ24を共用するかたちで冷却するようにした。これにより、従来は再循環ガスのみを冷却する目的で排気環流通路に設けられるEGRクーラを不要とすることができるなど、車載内燃機関としても、これらEGRクーラの削減や小型化に伴ってその小型化が促進されるようになり、車両に対する搭載性も自ずと向上されるようになる。
(2)吸気通路2の途中等に別途にインタークーラを設ける必要がなくなるとともに、機関部品としては比較的体格の大きい上記サージタンクを兼ねる吸気マニホルド23に対してインタークーラ24を一体に設けたことで、機関全体としてのスペース利用効率も更に高められるようになる。また、容積の大きいサージタンク部分にEGR装置5による再循環ガスが環流されることで、こうした再循環ガスの環流に起因する吸気脈動も好適に抑制されるようになる。
(3)吸気通路2にはスロットルバルブ等が内蔵されたスロットルボディ22を、EGR通路51にはEGR弁53をそれぞれ別個に設けたことから、過給された吸気と再循環ガスとでインタークーラ24を共用する場合であれ、それぞれの流量については各別に調量可能となる。
(4)インタークーラ24を水冷式クーラとしたことから、共用されるインタークーラ24の冷却効率を高めることができる。
(5)再環流ガスを吸気系の特にコンプレッサ43の圧縮により温度が上昇している部
位(ここではサージタンク)に環流させるようにした。これにより、吸気マニホルド23のサージタンク部分において、吸気の温度とEGR通路51から環流される再環流ガスの温度との差が小さくなり、吸気と再環流ガスとの温度差に起因して生じ易くなる吸気脈動も抑制されるようになる。
(6)同様に、コンプレッサ43の下流である吸気マニホルド23(サージタンク)に再環流ガスを環流させることで、コンプレッサ43そのものが高温の排気である再環流ガスに晒されないようにした。これにより、例えば特開平6−257518号公報に記載のようなコンプレッサに対する耐熱性対策が不要となり、上記コンプレッサ43として、例えば耐熱性は低いものの軽量であるアルミニウム合金等により構成することが可能ともなる。
(第2の実施形態)
図2に、本発明にかかるインタークーラ付き内燃機関の第2の実施形態についてその概略構成を示す。なお、以下では主に、先の第1の実施形態との相違点を中心に、同内燃機関としての具体構成について説明する。また、図2において、先の図1に示した第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
この第2の実施形態では、先の図3に例示した内燃機関のように、吸気系におけるスロットルボディの上流にインタークーラを設けるとともに、更にこのインタークーラの上流にEGR通路の吸気系側端部を接続するようにしている。
すなわち図2に示されるように、同内燃機関において、吸気通路2には、コンプレッサ43とスロットルボディ22の間に水冷式のインタークーラ26が設けられ、排気通路3と吸気通路2とを接続するEGR装置6のEGR通路61は、その吸気系側端部61Bがコンプレッサ43の下流、かつインタークーラ26の上流に接続される。そして、本実施形態でも、このEGR通路(排気環流通路)61に上記吸気通路2に環流させる排気(再環流ガス)の流量を調整するEGR弁63を設けてはいるものの、先の図3に例示した内燃機関のようなEGRクーラ(152)は設けておらず、これを上記インタークーラ26で共用するようにしている。なお、このようなEGR装置6も、上述の第1の実施形態と同様にNOx生成量を低減させために再循環ガスを吸気系に環流させる上で有効であり、その再循環ガスを冷却するためのクーラをこうしたインタークーラ26で共用する。これにより、EGR装置6から上記EGRクーラの削減が可能となり、その分だけ当該内燃機関の車両に対する搭載性も向上するようになる。
以上説明したように、本実施形態によっても先の第1の実施形態の前記(1)、(3)、(4)の効果と同等もしくはそれに準じた効果が得られるとともに、次のような効果が得られるようになる。
(7)コンプレッサ43とスロットルボディ22の間にインタークーラ26を設け、EGR通路61の吸気系側端部61Bをコンプレッサ43の下流、かつインタークーラ26の上流に接続した。これにより、インタークーラ付き内燃機関として従来一般に採用されている吸気系の構造をそのまま流用するかたちで再循環ガスの冷却にインタークーラ26を共用することができるようになる。
(8)再環流ガスを吸気系の特にコンプレッサ43の圧縮により温度が上昇している部位(ここではインタークーラ26の上流)に環流させるようにした。これにより、吸気通路2の部分において、吸気の温度とEGR通路61から環流される再環流ガスの温度との差が小さくなり、吸気と再環流ガスとの温度差に起因して生じ易くなる吸気脈動も抑制されるようになる。
(9)同様に、コンプレッサ43の下流かつインタークーラ26の上流に再環流ガスを環流させることで、コンプレッサ43そのものが高温の排気である再環流ガスに晒されないようにした。これにより、上述の第1の実施形態の場合と同様にコンプレッサに対する耐熱性対策が不要となり、上記コンプレッサ43として、例えば耐熱性は低いものの軽量であるアルミニウム合金等により構成することが可能ともなる。
なお、上記各実施形態は、例えば以下のような態様にて実施することもできる。
・上記各実施形態では、共用するインタークーラ24あるいは26を水冷式としたが、これらインタークーラは水冷式に限られるものではなく、例えば空冷式でもよい。また、冷媒にガス等を用いたものであってもよい。
・上記各実施形態では、EGR通路51,61の各排気系側端部51A,61Aは、排気マニホルド31に接続されたが、それら排気系側端部は排気マニホルドに限られず、排気通路3のいずれの個所に接続されてもよい。すなわち、排気系側端部としては、排気環流通路に排気の引き込みができる個所に接続されるものであればよい。
・上記各実施形態では、過給機として、排気によりタービン41を駆動させるターボチャージャ4を採用したが、過給機としてはターボチャージャに限らず、スーパーチャージャーなどでもよい。
・上記各実施形態では、EGR通路51あるいは61へのEGRクーラの配設を割愛する場合についてのみ言及したが、これら排気環流通路にEGRクーラを設ける構成としてもよい。これら排気環流通路にEGRクーラを備える場合であれ、環流される排気はインタークーラにより冷却されることから、この場合のEGRクーラとしては冷却能力の低い小型のもので足りる。そしてこの場合であれ、EGRクーラの小型化に伴って内燃機関としての小型化が促進されることから、やはり車両への搭載性は維持される。なお、この場合、EGRクーラが設けられる場所は、排気環流通路におけるEGR弁の上流側でも下流側でもよい。
・上記各実施形態では、インタークーラ付き内燃機関の一例として直列4気筒内燃機関を想定したが、同内燃機関としての気筒数は4気筒に限られることなく任意であり、また、それら気筒の配列型式も直列型に限らず、V型配列や水平対向型配列などでもよい。さらに、内燃機関の種類についての制限も特になく、例えばガソリン機関であれディーゼル機関であれこの発明は適用可能である。
本発明にかかるインタークーラ付き内燃機関の第1の実施形態についてその構成を模式的に示す略図。 本発明にかかるインタークーラ付き内燃機関の第2の実施形態についてその構成を模式的に示す略図。 従来のインタークーラ付き内燃機関についてその構成を模式的に示す略図。
符号の説明
1…機関本体、2…吸気通路、3…排気通路、4…ターボチャージャ、5,6…排気再循環装置(EGR装置)、21…エアクリーナ、22…スロットルボディ、23…吸気マニホルド、24,26…インタークーラ、31…排気マニホルド、32…触媒コンバータ、41…タービン、42…タービンハウジング、43…コンプレッサ、44…コンプレッサハウジング、45…ロータリーシャフト、51,61…EGR通路(排気環流通路)、51A,61A…排気系側端部、51B,61B…吸気系側端部、53,63…EGR弁

Claims (5)

  1. 過給機により圧縮された吸気をインタークーラにて冷却して機関燃焼室に供給するインタークーラ付き内燃機関であって、
    前記機関燃焼室から排気通路に排出される排気の一部を排気環流通路を介して吸気系に再循環させる排気再循環装置を備え、前記排気環流通路の吸気系側端部が同吸気系における過給機とインタークーラとの間に接続されてなる
    ことを特徴とするインタークーラ付き内燃機関。
  2. 前記インタークーラは、当該機関のサージタンクを兼ねる吸気マニホルドに対して一体に設けられてなり、前記排気環流通路の吸気系側端部は前記吸気マニホルドのサージタンク部分に接続されてなる
    請求項1に記載のインタークーラ付き内燃機関。
  3. 前記サージタンクを兼ねる吸気マニホルドのサージタンク上流には前記排気環流通路と並列にスロットルバルブを備えるスロットルボディが設けられ、前記排気環流通路には同通路内を流通する再循環ガスの流量を調量するバルブが設けられなる
    請求項2に記載のインタークーラ付き内燃機関。
  4. 前記インタークーラは、スロットルバルブを備えるスロットルボディの上流に設けられてなる
    請求項1に記載のインタークーラ付き内燃機関。
  5. 前記インタークーラは、水冷式クーラからなる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のインタークーラ付き内燃機関。
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