JP2009262893A - 車両用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】サッシュ付きの車両用ドアにおいて、フラッシュサーフェイス化を図って風切り音や空気抵抗を低減するとともに、外観デザインの自由度を高め、しかも、軽量化する。
【解決手段】ドアは、チャンネル形状のサッシュ3を有するドア本体部と、サッシュ3に支持される板状の窓構成部材4とを備えている。窓構成部材4は、樹脂材を成形してなる。窓構成部材4の周縁部には、サッシュ3に支持される支持部4cが形成されている。支持部4cは、窓構成部材4の内側部分4hよりも車室側に突出するように形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車等に配設される車両用ドアに関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されているように、車両用ドアは、サッシュを有するドア本体部と、ドア本体部に昇降可能に取り付けられた板ガラスとを備えている。サッシュは、板ガラスの周縁部が入るように形成されたチャンネル部を有しており、そのチャンネル部の内方には板ガラスの外面に接するシール材が配設されている。
特開2007−137144号公報
ところが、特許文献1の車両用ドアでは、板ガラスの周縁部がサッシュのチャンネル部に入った状態で支持されるようになっているので、サッシュの車外側の部分は、板ガラスの表面よりも車外へ向けて突出することになり、サッシュと板ガラスとの間に段差が生じる。段差が生じると、走行時の風切り音や空気抵抗の低減が困難であるとともに、段差があることを前提とした外観デザインとせざるを得ず、デザイン上の制約が大きい。
また、板ガラスは重たいので、特許文献1の車両用ドアのように窓を板ガラスで構成すると、板ガラスを取り付ける部分に高い強度が要求されてドア本体部の軽量化が難しく、ひいてはドアが重くなってしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サッシュ付きの車両用ドアにおいて、フラッシュサーフェイス化を図って風切り音や空気抵抗を低減するとともに、外観デザインの自由度を高め、しかも、軽くすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、窓構成部材を樹脂製とし、窓構成部材の周縁部を内側部分よりも車室側に突出させるようにした。
具体的には、第1の発明では、チャンネル形状のサッシュを有するドア本体部と、該サッシュに支持される板状の窓構成部材とを備えた車両用ドアにおいて、上記窓構成部材は、樹脂材を成形してなり、該窓構成部材の周縁部には、上記サッシュに支持される支持部が形成され、該支持部は、該窓構成部材の内側部分よりも車室側に突出するように形成されている構成とする。
この構成によれば、窓構成部材の支持部が車室側に突出しているので、支持部がサッシュに支持された状態で、窓構成部材の支持部よりも内側部分の表面を、サッシュの車外側の面と同一面上に近づけることが可能になる。これにより、フラッシュサーフェイス化が図られる。
また、樹脂材を成形してなる窓構成部材は、従来の板ガラスに比べて軽く、よって、ドア本体部は板ガラスを保持する場合に比べて低強度で済み、軽くなる。さらに、窓構成部材を樹脂材で構成したことで、上記のような支持部の形状を容易に得ることが可能である。
第2の発明では、第1の発明において、窓構成部材の周縁部が車室側へ向けて折り曲げられて支持部を構成している構成とする。
この構成によれば、窓構成部材の支持部が折り曲げられて構成されているので、支持部がリブのように作用することになり、窓構成部材の剛性を効果的に高めることが可能になる。
第3の発明では、第1または2の発明において、支持部は、窓構成部材の両側縁部と、該両側縁部の長手方向一端部同士を繋ぐように延びる一縁部とに連続して形成されている構成とする。
この構成によれば、支持部が窓構成部材の周縁部の広い範囲に連続して形成されることになるので、窓構成部材の剛性がより一層向上する。
第4の発明では、第1から3のいずれか1つの発明において、ドア本体部には、窓構成部材を昇降させる昇降装置が設けられ、上記ドア本体部には、上昇位置にある上記窓構成部材の下部に接するシール材が設けられ、該窓構成部材の下部には、表裏方向に突出して上記シール材に接する突条部が形成されている構成とする。
この構成によれば、窓構成部材を上昇位置にしたときには、窓構成部材の下部に形成されている突条部がドア本体部のシール材に接して、窓構成部材とドア本体部との間がシールされる。このようにシール材を突条部に接触させてシール性を確保するようにしたので、窓構成部材を上昇位置から下降させた場合には、シール材を窓構成部材から離すことが可能になる。これにより、窓構成部材を昇降させる際にシール材が窓構成部材の表面や裏面に摺接しなくなる。
また、突条部によって窓構成部材の下部の剛性が向上する。
第5の発明では、第4の発明において、支持部は、窓構成部材の両側縁部と上縁部とに連続して形成され、突条部は、支持部の下部に連続するように形成されている構成とする。
この構成によれば、支持部と突条部が環状をなすように連続するので、窓構成部材の剛性をより一層向上させることができる。
第1の発明によれば、窓構成部材を樹脂材で構成したので、窓構成部材を軽くでき、さらに、窓構成部材が取り付けられるドア本体部も軽くでき、よって、車両用ドアを軽量化することができる。また、窓構成部材の周縁部にサッシュに支持される支持部を形成し、この支持部を車室側に突出させたことで、ドアのフラッシュサーフェイス化を図ることができる。よって、走行時の風切り音や空気抵抗を低減できるとともに、外観デザインの自由度を高めることができる。
第2の発明によれば、窓構成部材の周縁部を車室側へ向けて折り曲げることにより支持部を形成するようにしたので、支持部によって窓構成部材の剛性を効果的に高めることができ、窓構成部材をより一層軽量化できる。
第3の発明によれば、支持部が、窓構成部材の両側縁部と、該両側縁部の長手方向一端部同士を繋ぐように延びる一縁部とに連続して形成されているので、窓構成部材の剛性をより一層向上させることができる。
第4の発明によれば、窓構成部材を昇降可能にし、ドア本体部には、上昇位置にある窓構成部材の下部に接するシール材を設け、窓構成部材の下部にシール材に接する突条部を形成したので、窓構成部材を上昇位置にしたときのシール性を確保しながら、シール材が窓構成部材の表面や裏面に摺接することによる傷付きを抑制できる。
第5の発明によれば、支持部を窓構成部材の両側縁部と上縁部とに連続して形成し、突条部を支持部の下部に連続するように形成したので、支持部と突条部が環状をなすように連続することになり、窓構成部材の剛性をより一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ドア1を車室側から見た側面図である。この車両用ドア1は、乗用自動車(図示せず)の側部に配設されるドアであり、サッシュ3を有するドア本体部2と、サッシュ3に支持される窓構成部材4とを備えている。尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
図2に示すように、ドア本体部2は、該ドア本体部2の車外側を構成するアウターパネル10と、車室側を構成するインナーパネル11とを有している。図1に示すように、ドア本体部2の前端部には、上下方向に延びる回転軸を有する一対のヒンジ12、12が上下方向に間隔をあけて設けられている。また、ドア本体部2の後端部には、車体側の係合部材(図示せず)に係脱するラッチ機構13が設けられている。ドア本体部1は、ヒンジ12、12を介して車体に固定された状態で、ヒンジ12、12の回転軸周りに回動して開閉動作し、閉状態では、ラッチ機構13が車体側の係合部材に係合して閉状態が保持されるようになっている。
アウターパネル10及びインナーパネル11は、鋼板をプレス成形してなるプレス成形品である。図2に示すように、アウターパネル10は、上下方向の中間部が車外側へ向けて膨らむように形成されている。アウターパネル10の上縁部であるベルトライン部には、フランジ10aが上方へ向けて延出するように設けられている。このフランジ10aには、前後方向に延びるベルトラインモール5が固定されている。ベルトラインモール5は、フランジ10aを左右両面から覆うように形成されている。ベルトラインモール5のインナーパネル11側には、アウターウエザーストリップ6が取り付けられている。アウターウエザーストリップ6は、ベルトラインモール5の上部近傍から車室側へ向けて上方へ突出する上側突出部6aと、ベルトラインモール5の下部近傍から同様に突出する下側突出部6bとを有している。下側突出部6bの先端部は、上側突出部6aの先端部よりも車室側に位置している。また、図示しないが、アウターパネル10には、上記ラッチ機構13を操作するためのアウターハンドルが配設されている。
図1に示すように、インナーパネル11の前縁部、下縁部及び後縁部には、アウターパネル10側へ向けて延びる周壁部11aが形成されている。周壁部11aの先端部は、アウターパネル10の周縁部に沿って延びるように折り曲げられており、アウターパネル10の周縁部に対しヘミング加工によって接合されるようになっている。図2に示すように、インナーパネル11とアウターパネル10との間には、ドア袋部15が形成されている。ドア袋部15には、図示しないが、前後方向に延びる補強部材が配設されている。
図2に示すように、インナーパネル11の上縁部には、フランジ11bが上方へ延出するように設けられている。このインナーパネル11のフランジ11bとアウターパネル10のフランジ10aとは車室内外方向に離れており、フランジ11bとフランジ10aとの間には、前後方向に延びるスリットSが形成されている。このスリットS内を窓構成部材4が上下方向に移動するようになっている。また、インナーパネル11のドア袋部15側には、前後方向に延びるベルトラインフォースメント17が接合されている。図1に示すように、インナーパネル11のドア袋部15に対応する部位には、複数のサービスホール11d、11d、…が形成されている。
また、図2に示すように、ドア本体部2のインナーパネル11には、該インナーパネル11の車室側を覆うように形成されたドアトリム20が取り付けられている。ドアトリム20の上部は、スリットSに入り込むように屈曲している。このドアトリム20の上部には、インナーウエザーストリップ7が取り付けられている。このインナーウエザーストリップ7は、アウターウエザーストリップ6と同様に構成されており、上側突出部7a及び上側突出部7aよりも長く突出した下側突出部7bを有している。
インナーウエザーストリップ7の上側突出部7aは、窓構成部材4の裏面(車室内面)に接しないように突出長さが設定され、アウターウエザーストリップ6の上側突出部6aも、窓構成部材4の表面(車外面)に接しないように突出長さが設定されている。また、インナーウエザーストリップ7の下側突出部7bと、アウターウエザーストリップ6の下側突出部6bとの突出長さは、後述する窓構成部材4の厚みを考慮した所定長さに設定されている。
サッシュ3は、鋼板をロール成形してなるものであり、ドア本体部2のインナーパネル11に結合されている。図1に示すように、サッシュ3は、ドア本体部2の前部から上方へ突出して斜め後方へ延びる前辺部30と、前辺部30の上端部から湾曲しながら後方へ延びる上辺部31と、上辺部31の後端部から下方へ向けてドア本体部2の後部まで延びる後辺部32とで構成されている。
図3に示すように、後辺部32には、前側へ開放して上下方向に延びるチャンネル部32aが形成されている。チャンネル部32aの車室側には、チャンネル部32aに沿って上下方向に延びる閉断面形状部32bが形成されている。チャンネル部32aの後側には、後方へ向けて延出する延出部32cが形成されている。チャンネル部32aの後面には、図示しないウエザーストリップが固定される固定部32dが形成されている。
チャンネル部32aの内部には、シール部材38が配設されている。シール部材38は、窓構成部材4の後縁部を囲むコ字状断面を有している。シール部材38には、窓構成部材4の表面に接する表側リップ38aと裏面に接する裏側リップ38bとが形成されている。
また、図4に示すように、サッシュ3の上辺部31は、後辺部32と同様に、チャンネル部31aを有している。このチャンネル部31aの車室側には、チャンネル部31aに沿って前後方向に延びる閉断面形状部31bが形成されている。上辺部31の上面には、図示しないウエザーストリップが固定される固定部31cが形成されている。チャンネル部31aの内部には、上記後辺部32内から連続して延びるシール材38が配設されており、このシール材38のリップ38a、38bは窓構成部材4の上縁部の表面及び裏面にそれぞれ接するようになっている。
また、サッシュ3の前辺部30も、図示しないが、後辺部32と同様に、チャンネル部と閉断面形状部とを有している。このチャンネル部には、上記シール材38が配設されている。
また、図1に示すように、ドア本体部2には、サッシュ3の後辺部32の下端部に連なる後側レール39と、前辺部30の下端部に連なる前側レール40とが配設されている。これらレール39、40は、上下方向に延びており、窓構成部材4の後縁部及び前縁部をそれぞれ支持するように形成されている。
さらに、ドア本体部2のインナーパネル11のドア袋部15側には、窓構成部材4を昇降させるための昇降装置41が取り付けられている。昇降装置41は、上下方向に延びるガイドレール41aと、ガイドレール41a上を摺動する可動部材41bと、可動部材41bを駆動する駆動装置41cとで構成されている。可動部材41bが窓構成部材4に固定されるようになっている。
窓構成部材4は、例えばポリカーボネート等の透明な樹脂材を成形してなるものであり、従来の板ガラスに比べて軽くなっている。よって、サッシュ3や昇降装置41の剛性は板ガラスを保持する場合に比べて低くて済むので、その分、ドア本体部2も軽量化されている。
図5に示すように、窓構成部材4の前縁部、上縁部及び後縁部は、サッシュ3の前辺部30、上辺部31及び後辺部32にそれぞれ支持される前側支持部4a、上側支持部4b及び後側支持部4cとされている。図3にも示すように、後側支持部4cは、窓構成部材4の後縁部が該窓構成部材4の内側部分4hよりも車室側に突出するように折り曲げられて形成されている。よって、窓構成部材4の後縁部の表面には、内側部分4hが車外側に位置するような段差が形成され、裏面には、内側部分4hが車外側に位置するような段差が形成されている。後側支持部4cの車室側への突出量は、表面に形成される段差がサッシュ3の後辺部32における車外側の部分の厚み寸法Lと略同じになるように設定されている。また、後側支持部4cの厚みは、窓構成部材4の内側部分4hの厚みと同じにしてもよいし、内側部分4hよりも薄くしてもよい。
上側支持部4b及び前側支持部4aも、後側支持部4cと同様に折り曲げられて形成されており、窓構成部材4の上縁部及び前縁部の表面と裏面にそれぞれ段差が形成されている。これら上側支持部4b及び前側支持部4aの突出量も、後側支持部4cの突出量と同様に、サッシュ3の上辺部31及び前辺部30における車外側の部分の厚みと略同じになるように設定されている。また、前側支持部4a、上側支持部4b及び後側支持部4cは、連続している。
上記のように前側支持部4a、上側支持部4b及び後側支持部4cが折り曲げられた形状を有していることから、これら支持部4a、4b、4cがリブのように作用することになる。よって、窓構成部材4の剛性を効果的に高めることが可能となっている。
窓構成部材4の下部には、前後方向中間部から下方へ延出する取付部4dが設けられている。取付部4dには、昇降装置41の可動部材41bに螺合する締結部材(図示せず)が挿通する締結孔4g、4gが形成されている。
窓構成部材4の下部には、締結孔4bよりも上側に、表面から突出して前後方向に延びる表側突条部4e(図2及び図6に示す)と、裏面から突出して前後方向に延びる裏側突条部4fとが形成されている。表側突条部4eと裏側突条部4fとは、窓構成部材4を表裏方向に見たときに重なるように位置付けられている。図5に示すように、裏側突条部4fの前端部は、前側支持部4aの下端部に連続しており、裏側突条部4fの後端部は、後側支持部4cの下端部に連続している。よって、窓構成部材4の裏面には、周縁部に連続して環状に延びる突出形状部分が形成されることになり、窓構成部材4の剛性は、裏側突条部4fを設けない場合に比べて大幅に高まる。
図2(a)に示すように、表側突条部4eの突出方向先端面には、アウターウエザーストリップ6の下側突出部6bが接するようになっている。また、この表側突条部4eの上面は、突出方向先端側へ向けて下降傾斜している。一方、裏側突条部4fの突出方向先端面には、インナーウエザーストリップ7の下側突出部7bが接するようになっている。この裏側突条部4fの上面も、突出方向先端側へ向けて下降傾斜している。図2(b)に示すように、窓構成部材4の突条部4e、4fよりも上側の部位には、インナーウエザーストリップ7の下側突出部7b及びアウターウエザーストリップ6の下側突出部6bが接しないようになっている。つまり、インナーウエザーストリップ7の下側突出部7bと、アウターウエザーストリップ6の下側突出部6bの突出長さは、突条部4e、4fには接し、突条部4e、4fよりも上側の内側部分4hには接しないような所定長さに設定されている。
上記のように構成されたドア1の窓構成部材4を昇降装置41により上昇端位置(全閉位置)まで動かすと、図3や図4に示すように、窓構成部材4の前側支持部4a、上側支持部4b及び後側支持部4cが、サッシュ3のチャンネル部31a、32aに入り込む。すると、シール材38が前側支持部4a、上側支持部4b及び後側支持部4cに接して、窓構成部材4とサッシュ3との間がシールされる。
この全閉状態にあるときには、前側支持部4a、上側支持部4b及び後側支持部4cが、窓構成部材4の内側部分4hよりも車室側に突出していて、その突出量がサッシュ3の車外側の部分の厚みと略同じに設定されているので、窓構成部材4の内側部分4hの表面を、サッシュ3の車外側の面と同一面上に近づけることが可能になる。これにより、ドア1のフラッシュサーフェイス化が図られる。
また、全閉状態にあるときには、図2(a)に示すように、アウターウエザーストリップ6の下側突出部6b及びインナーウエザーストリップ7の下側突出部7bが、それぞれ、窓構成部材4の表側突条部4e及び裏側突条部4fに接する。これにより、窓構成部材4と、アウターパネル10及びインナーパネル11との間がシールされる。
図2(b)に示すように、上記窓構成部材4を昇降装置41により下降させると、アウターウエザーストリップ6の下側突出部6b及びインナーウエザーストリップ7の下側突出部7bが窓構成部材4の表側突条部4e及び裏側突条部4fよりも上側に位置するようになり、下側突出部6b、7bが窓構成部材4の表面及び裏面からそれぞれ離れた状態となる。これにより、下側突出部6b、7bが窓構成部材4の表面及び裏面に摺接しなくなり、表面及び裏面への傷付きを抑制することが可能になる。
以上説明したように、この実施形態に係るドア1によれば、窓構成部材4を樹脂材で構成したので、窓構成部材4を軽くでき、さらに、窓構成部材4が取り付けられるドア本体部2も軽くでき、よって、ドア1を軽量化することができる。また、窓構成部材4の周縁部に、サッシュ3に支持される支持部4a、4b、4cを形成し、支持部4a、4b、4cを車室側に突出させたことで、ドア1のフラッシュサーフェイス化を図ることができる。よって、走行時の風切り音や空気抵抗を低減できるとともに、外観デザインの自由度を高めることができる。
また、窓構成部材4の周縁部を車室側へ向けて折り曲げることにより支持部4a、4b、4cを形成するようにしたので、支持部4a、4b、4cによって窓構成部材4の剛性を効果的に高めることができ、窓構成部材4をより一層軽量化できる。
また、窓構成部材4の下部に表側突条部4e及び裏側突条部4fを設け、これら突条部4e、4fにアウターウエザーストリップ6及びインナーウエザーストリップ7を接触させてシールするようにしたので、窓構成部材4の昇降時に、アウターウエザーストリップ6及びインナーウエザーストリップ7を窓構成部材4に摺接させないようにすることができ、窓構成部材4への傷付きを抑制できる。
また、窓構成部材4に前側支持部4a、上側支持部4b及び後側支持部4cを連続して形成し、裏側突条部4fを、前側支持部4a及び後側支持部4cの下部に連続するように形成したので、支持部4a、4b、4cと裏側突条部4fとが環状をなすように連続することになり、窓構成部材4の剛性をより一層向上させることができる。
尚、上記実施形態では、本発明を自動車の側部に配設するドア1に適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、自動車の後端部に配設されるバックドアに適用することもできる。また、本発明は、スライドドアに適用することもできる。
以上説明したように、本発明に係る車両用ドアは、例えば、自動車の側部に配設されるドアに適している。
本発明の実施形態に係る車両用ドアを車室内側から見た側面図である。 図1のII−II線断面図であり、(a)は、窓構成部材が全閉状態にある場合を示し、(b)は、窓構成部材が下降した状態を示す図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 窓構成部材を車室側から見た斜視図である。 図5のVI−VI線端面図である。
符号の説明
1 車両用ドア
2 ドア本体部
3 サッシュ
4 窓構成部材
4a 前側支持部
4b 上側支持部
4c 後側支持部
4e 表側突条部
4f 裏側突条部
6 アウターウエザーストリップ(シール材)
7 インナーウエザーストリップ(シール材)
41 昇降装置

Claims (5)

  1. チャンネル形状のサッシュを有するドア本体部と、該サッシュに支持される板状の窓構成部材とを備えた車両用ドアにおいて、
    上記窓構成部材は、樹脂材を成形してなり、該窓構成部材の周縁部には、上記サッシュに支持される支持部が形成され、該支持部は、該窓構成部材の内側部分よりも車室側に突出するように形成されていることを特徴とする車両用ドア。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアにおいて、
    窓構成部材の周縁部が車室側へ向けて折り曲げられて支持部を構成していることを特徴とする車両用ドア。
  3. 請求項1または2に記載の車両用ドアにおいて、
    支持部は、窓構成部材の両側縁部と、該両側縁部の長手方向一端部同士を繋ぐように延びる一縁部とに連続して形成されていることを特徴とする車両用ドア。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の車両用ドアにおいて、
    ドア本体部には、窓構成部材を昇降させる昇降装置が設けられ、
    上記ドア本体部には、上昇位置にある上記窓構成部材の下部に接するシール材が設けられ、該窓構成部材の下部には、表裏方向に突出して上記シール材に接する突条部が形成されていることを特徴とする車両用ドア。
  5. 請求項4に記載の車両用ドアにおいて、
    支持部は、窓構成部材の両側縁部と上縁部とに連続して形成され、
    突条部は、支持部の下部に連続するように形成されていることを特徴とする車両用ドア。
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