JP2009245967A - ZnO系半導体装置の製造方法及びZnO系半導体装置 - Google Patents

ZnO系半導体装置の製造方法及びZnO系半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】例えばZnO系半導体発光素子の良好な分割に適したZnO系半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】ZnO系半導体装置の製造方法は、ウルツァイト構造を持ち、上面が+C面で下面が−C面であるZnO系半導体部材の−C面にスクライブ溝を形成するスクライブ工程と、+C面の、スクライブ溝の上方の位置に劈開用部材を押し当てて、ZnO系半導体部材を割るブレーキング工程とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ZnO系半導体装置の製造方法及びZnO系半導体装置に関し、例えば、発光に適したZnO系半導体装置の製造方法及びZnO系半導体装置に関する。
一般に、発光素子は、基板面内に並べて多数個同時形成された後、例えばスクライブ及びブレーキングにより個々の発光素子に分割される。通常の素子分割方法として、発光素子が形成された側の各発光素子間の隙間にスクライブ溝を形成し、その裏面側よりナイフエッジで加圧劈開する。サファイア基板上に形成された窒化ガリウム系半導体発光素子について、このような分割方法が、例えば特許文献1に開示されている。
この方法では、各発光素子間に形成したスクライブ溝の底から劈開を進行させて、各発光素子の端面を画定できる。端面が発光素子の発光層を横切って発光素子が損傷される不具合が防止される。
特許文献2は、サファイア基板上の窒化ガリウム系半導体発光素子について、他の素子分割方法を開示する。特許文献2では、発光素子が形成された側の各発光素子間に割り溝をエッチングで形成し、その裏面側にスクライブ溝を形成して素子分割を行い、発光素子が形成された側の端面の位置が、割り溝内に配置されるようにしている。
酸化亜鉛(ZnO)は、例えば、高効率な発光材料として期待されており、ZnO系半導体を用いた発光素子が提案されている。ウルツァイト構造のC面ZnO基板上にZnO系半導体発光素子を形成する場合、−C面(O面)側よりも+C面(Zn面)側に形成することが望ましい。例えば、ZnOの結晶特性から、−C面側は酸溶液等によるエッチングレートが非常に高く素子形成が困難であり、+C面側はエッチングレートが低く素子形成しやすい(特願2007−291591号参照)。また例えば、特許文献3に開示されているように、成長面を+C面とする場合、成長面を−C面とする場合に比べて、p型不純物NのZnO結晶への添加濃度を高くでき、良好な発光素子を形成しやすい。
特許第2748354号公報 特許第2780618号公報 特開2002−326895号公報
本願発明者らの研究により、C面ZnO基板上の+C面上にZnO系半導体発光素子を形成したとき、発光素子側にスクライブ溝を形成し、その裏面側からブレーキングを行うと、スクライブ溝のチッピングが酷く、また、スクライブ溝底から劈開が進行せずに、発光層を横切って劈開が生じ、発光素子が損傷する不具合が発生しやすいことがわかった。
本発明の一目的は、例えばZnO系半導体発光素子の良好な分割に適したZnO系半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、このようなZnO系半導体装置の製造方法で得ることができる、良好に分割されたZnO系半導体装置を提供することである。
本発明の一観点によれば、ウルツァイト構造を持ち、上面が+C面で下面が−C面であるZnO系半導体部材の前記−C面にスクライブ溝を形成するスクライブ工程と、前記+C面の、前記スクライブ溝の上方の位置に劈開用部材を押し当てて、ZnO系半導体部材を割るブレーキング工程とを有するZnO系半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の他の観点によれば、ウルツァイト構造を持つZnO系半導体からなり、上面が+C面で下面が−C面であり、該−C面側の縁にスクライブ溝が形成され、該+C面側から荷重劈開によるブレーキングで割られて端面が形成された第1の部分と、前記第1の部分の前記+C面の縁から内側に引き下がった領域上に配置され、第1の導電型を有する第1のZnO系半導体層、及び該第1のZnO系半導体層上方に形成され前記第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2のZnO系半導体層を含む第2の部分とを有するZnO系半導体装置が提供される。
ウルツァイト構造のZnO系半導体部材の−C面にスクライブ溝を形成し、反対の+C面側から加圧劈開を行うと、例えば、スクライブ溝底に深さ方向に派生クラックが生じやすく、分割された部材の端面の位置を、スクライブ溝底を通るように制御しやすい。
まず、ウルツァイト構造の酸化亜鉛(ZnO)結晶について説明する。
図1(A)に、ウルツァイト構造の面方位を示す。C面(0001)、A面(11−20)、M面(10−10)等の結晶面が存在する。C面に対し、A面及びM面が直交する。また、C面とA面(M面)に直交する面はM面(A面)である。
図1(B)に、ウルツァイト構造のZnO結晶のc軸<0001>方向の原子配置を示す。黒丸がZn原子を示し、白丸がO原子を示す。O原子の並ぶO原子面(O面)とZn原子の並ぶZn原子面(Zn面)とがc軸方向に交互に積層されており、ウルツァイト構造のZnO結晶のC面は、Zn面である+C面と、O面である−C面とに分類される。c軸方向の一端側が+C面となり、その反対側が−C面となる。なお、Zn面である+C面側が+δ正に分極し、O面である−C面側が−δ負に分極している。
図1(C)に、C面ZnO基板の概略斜視図を示す。C面ZnO基板は、一方の面に+C面が露出し、その裏面に−C面が露出するZnO基板である。
次に、実施例のZnO系半導体発光素子に用いる発光ダイオード(LED)動作層付きZnO系半導体基板(以下単に、動作層付き基板と呼ぶこともある)の構成例について説明する。なお、ZnO系半導体とは、少なくともZnとOとを含むものとする。
図2は、動作層付き基板の概略断面図である。支持基板1としてn型導電性で厚さ400μmのC面ZnO単結晶基板を用意する。C面ZnO基板1は、一方の面11が+C面であり、その裏面10が−C面である。
C面ZnO基板1の+C面11上に、C面ZnO基板1側から、緩衝層として厚さ10nmのZnO層2、厚さ300nmのn型MgZnO層3、不純物を添加しないZnO/MgZnOを厚さ2.5nm/7nmで3ペア積層した多重量子井戸(MQW)構造の発光層4、及び、p型不純物を添加した厚さ100nmのp型MgZnO層5を積層して、動作層付き基板を作製した。
緩衝層2を例えば300℃の低温で成長させ、n型MgZnO層3、発光層4、p型MgZnO層5を例えば600℃〜850℃の高温で成長させる。なお、緩衝層2及びn型MgZnO層3については、特にGa等のn型不純物をドープせずともn型の導電型を得ることができる。p型MgZnO層5に添加するp型不純物としては、Nが用いられる。今回用意した動作層付き基板は、ラジオ周波数(RF)プラズマガンにより酸素ラジカルを供給できるラジカルソース分子線エピタキシ(RS−MBE)装置にて作製した。
緩衝層2〜p型MgZnO層5は、C面ZnO基板1の+C面11上に、成長面極性が+C面となるようにエピタキシャル成長されている。動作層付き基板の最上面であるp型MgZnO層5の表面12が+C面となっている。
発光素子等の半導体素子に適用可能な半導体積層構造は多様に存在するが、最低限必要な機能層は、pn接合を形成するp型層及びn型層の2層である。ただし、発光素子として用いられる場合、p型層とn型層との間に発光層が挿入された構成が一般的である。ここでは代表的な例として、p型層とn型層とが発光層を介して接合する構成を挙げている。また、発光層の例として、MQW構造を挙げている。
緩衝層2、n型MgZnO層3、発光層4、及びp型MgZnO層5の積層構造をまとめて、LED動作層6と呼ぶこととする。なお、動作層付き基板のLED動作層6側(+C面側)を上側または表側と呼び、ZnO支持基板1側(−C面側)を下側または裏側と呼ぶこととする。
ところで、MgO結晶は、安定結晶構造として立方晶構造の岩塩構造を取る。対して、ZnO結晶は、六方晶構造であるウルツァイト構造を取る。近年の研究の結果、ZnO結晶とMgO結晶との混晶は、すなわち、ZnOのZnがMgで置換されたMgZnO結晶は、Mg組成が18%程度までは安定に六方晶構造を取り、準平衡状態ならMg組成が50%程度まで六方晶構造を保てるとの知見が得られている。
つまり、MgZn(1−x)Oは、Mg組成xが0≦x<0.5の範囲でウルツァイト構造にできる。用意した動作層付き基板では、ウルツァイト構造となるように、MgZnOのMg組成を選択した(p型MgZnO層及びn型MgZnO層のMg組成比0.2、発光層のバリア層のMgZnO層の組成比0.15)。また、動作層付き基板を成膜装置から取り出してから、後述のように個々の素子にするまでの工程(特に、電極の合金化・透明化工程のRTA処理)において、最高処理温度を500℃以下に抑えた。
次に、本発明の第1の実施例によるZnO系半導体発光素子の製造方法について説明する。上述のような動作層付き基板面内に、多数個並んだ同一構造の発光素子を同時形成し、個々の発光素子に分離する。
図3(A)は第1の実施例の発光素子の概略上面図であり、図3(B)は図3(A)の1点鎖線AA’に沿った第1の実施例の発光素子の概略断面図であり、図3(C)は第1の実施例の発光素子の概略下面図である。なお、これらの図は、特に、1つの発光素子とその近傍を示す。
個々の発光素子の平面形状(ダイサイズ)は、一対の辺がa軸<11−20>に平行で、他の一対の辺がm軸<10−10>に平行である正方形に設定され、一辺の長さは例えば400μmである。
まず、フォトリソグラフィーにより、p型MgZnO層5の上に、p側電極20の形状で開口したレジストマスクを形成する。p側電極20の平面形状は、例えば、一対の辺がa軸に平行で、他の一対の辺がm軸に平行な正方形であり、一辺の長さは例えば270μmである。
電子ビーム(EB)蒸着にて、Niを厚さ0.3nm〜10nm積層し、さらにAuを厚さ5nm〜20nm積層して、p型MgZnO層5上にp側電極20を形成する。その後、リフトオフ法によりマスク開口部以外の電極材料を除去する。
なお、複数材料(例えばNi、Au)が動作層付き基板側から積層された構造を、動作層付き基板側の材料ほど左側に配置して、Ni/Au等と記載することとする。
形成したp側電極20を、ラピッドサーマルアニーラー(RTA)にて、酸素雰囲気下で500℃、30秒熱処理し、合金化及びNi/Au層の酸化透明化を行った。
次に、フォトリソグラフィーにより、p側電極20の上に、p側電極パッド21の形状で開口したレジストマスクを形成する。p側電極パッド21の平面形状は、例えば直径100μmの円形である。
EB蒸着で、Ni/Pt/Auを、1nm〜10nm/100nm/1000nmの厚みで積層して、p側電極20上にp側電極パッド21を形成する。その後、リフトオフ法にてマスク開口部以外の蒸着材料を除去する。
次に、フォトリソグラフィーにより、p側電極パッド21及びp側電極20を覆ってp型MgZnO層5の上に、輪郭溝30の形状で開口したレジストマスクを形成する。輪郭溝30は、個々の発光素子の外形に沿った正方格子形状の溝であり、pn接合が配置された厚さ部分について、隣り合う発光素子同士を分離する。
ウエットエッチングにより、開口部のp型MgZnO層5、発光層4、n型MgZnO層3、及び緩衝層2を取り除き、底面にZnO基板1の上面(+C面)が露出する深さの輪郭溝30を形成する。エッチャントとして、例えばエチレンジアミン四酢酸2ナトリウム(EDTA)とエチレンジアミン(EDA)の10:1混合溶液を用いることができる。次いで、レジストマスクを洗浄除去する。なお、輪郭溝30形成のエッチングとして、リアクティブイオンエッチング(RIE)を用いることもできる。
輪郭溝30形成により、p型MgZnO層5上面からZnO基板1上面までの厚さ部分が、各発光素子の設定された外形(一辺400μmの正方形)から内側に引き下がった形状に残される。残された動作層部分を、LED動作層部分7と呼ぶこととする。
LED動作層部分7の平面形状は、例えば、一対の辺がa軸に平行で、他の一対の辺がm軸に平行な正方形であり、一辺の長さは例えば300μmである。輪郭溝30の幅(隣り合う素子のLED動作層部分7間の距離)が、例えば100μmである。
次に、動作層付き基板のLED動作層側を保護基板に貼り付け、それを研削盤にセットし、元の厚さ400μmのZnO基板1を厚さ170μmまで研削した。続けて研磨装置にて研削面が鏡面になるまで研磨材の番手を徐々に下げて(粒径を小さくして)磨き、厚さ約150μmに仕上げた。
次に、フォトリソグラフィーにより、動作層付き基板のZnO基板1の裏面上に、n側電極22の形状で開口したレジストマスクを形成する。n側電極22の平面形状は、例えば、一対の辺がa軸に平行で、他の一対の辺がm軸に平行な正方形であり、一辺の長さは例えば270μmである。
EB蒸着でTi/Auを10nm〜100nm/300nm〜1000nmの厚みで積層して、ZnO基板1の裏面上にn側電極22を形成する。その後、リフトオフ法にてマスク開口部以外の蒸着材料を除去する。
図3(C)に示すように、ZnO基板1の裏側では、隣り合う発光素子のn側電極22の間に、ZnO基板1の−C面が露出する。−C面の露出領域31は、a軸方向に細長い領域と、m軸方向に細長い領域とが交差して構成される正方格子状である。
a軸方向に細長い領域の中心線が中心線32aであり、m軸方向に細長い領域の中心線が中心線32mである。隣接する2本の中心線32aと、隣接する2本の中心線32mとが構成する正方形が、各発光素子の設定された外形と一致する。
次に、−C面の露出領域31に、中心線32aに沿って、a軸方向に延在するスクライブ溝を形成するとともに、中心線32mに沿って、m軸方向に延在するスクライブ溝を形成する。
輪郭溝30の正方格子状の底の、a軸方向に細長い部分の中心線が中心線34aであり、m軸方向に細長い部分の中心線が中心線34mである。輪郭溝30の底の中心線34が、基板1裏側の露出領域31の中心線32の垂直上方、つまりスクライブ溝の垂直上方に配置される。
次に、輪郭溝30の底である+C面に、中心線34aに沿ってブレーキング装置のナイフエッジを押し当て加圧劈開することにより、m軸方向に関して素子分割するとともに、中心線34mに沿ってナイフエッジを押し当て加圧劈開することにより、a軸方向に関して素子分割する。
スクライブ工程は、スクライブ溝を、輪郭溝の底の下方に、底の長さ方向に延在するように形成し、ブレーキング工程は、ナイフエッジを、輪郭溝の底に、底の長さ方向に沿って押し当てている。
ブレーキングにより、理想的には、a軸方向に延在する中心線32a、34aを含むM面の劈開面と、m軸方向に延在する中心線32m、34mを含むA面の劈開面とが得られ、これらが各発光素子の設定上の端面となる。
次に、実施例のスクライブ及びブレーキングについてさらに説明するとともに、比較例のスクライブ及びブレーキングについて説明する。比較例は、第1の実施例と同様にして、動作層付き基板のLED動作層側に、p側電極、p側電極パッド、及び輪郭溝を形成し、基板を研削・研磨し、さらに動作層付き基板の基板裏面にn側電極を形成する。その後のスクライブ及びブレーキングが第1の実施例と異なる。
まず、比較例のスクライブ及びブレーキングについて説明する。
図7(A)は、比較例のスクライブ工程を説明するための概略断面図である。比較例では、基板1表側の+C面が露出した輪郭溝30の底の中心線34に沿ってスクライブツール140の刃先を移動させて、スクライブ溝133を形成する。
スクライブツールのポイント(刃先)には幾種もの種類が存在する。ダイヤモンドの結晶構造で、刃先が3方向に付いた3ポイントツールと、刃先が4方向に付いた4ポイントツールとに分けられる。また、刃先に先端側を使うトゥポイントツールと、後端側を使うヒールポイントツールとに分けられる。
図8は、比較例のスクライブ溝を+C面法線方向から観察した顕微鏡写真と、スクライブ溝の断面形状を示す概略断面図である。スクライブツールとして、3ポイントのトゥポイントツールを用い、刃先角70°、刃先荷重100gの条件でスクライブを行った。スクライブ溝133は、刃先軌跡の両脇でチッピングが酷く、またスクライブ溝底から派生クラックが発生しなかった。
図7(B)は、比較例のブレーキング工程を説明するための概略断面図である。基板1裏側の−C面露出領域31に、中心線32に沿ってナイフエッジ141を押し当て、ZnO基板1を荷重劈開して、各発光素子に分離する。図8に示したような、刃先軌跡の両脇でチッピングが酷く、またスクライブ溝底から派生クラックが発生していない状態でブレーキングを行うことに起因して、スクライブ溝から外れた位置にブレーキング切断面151が生じやすく、ブレーキング切断面151がLED動作層部分7を横切って、LED動作層部分7が破壊されやすい。なお、ブレーキングで形成された断面を、ブレーキング切断面と呼ぶこととする。
なお、スクライブツールとして、4ポイントのヒールポイントツールを用い、刃先荷重50g〜150gの条件でスクライブを行った場合でも、傾向は略同様であり、LED動作層部分7が破壊されやすい。
次に、実施例のスクライブ及びブレーキングについて説明する。実施例では、比較例とは反対に、−C面側にスクライブ溝を形成し、+C面側にナイフエッジを当てる。
図4(A)は、実施例のスクライブ工程を説明するための概略断面図である。基板1裏側の−C面露出領域31の中心線32に沿ってスクライブツール40の刃先を移動させて、スクライブ溝33を形成する。スクライブ溝33の底から基板厚さ方向(深さ方向)に派生クラック50が形成される。
図5は、実施例のスクライブ溝を−C面法線方向から観察した顕微鏡写真と、スクライブ溝の断面形状を示す概略断面図である。スクライブツールとして4ポイントのヒールポイントツールを用い、刃先角52°、刃先荷重100gの条件でスクライブを行った。スクライブ溝33は、刃先軌跡の両脇でチッピングが抑えられ、またスクライブ溝底から基板厚さ方向に派生クラック50が形成されている。
なお、4ポイントのヒールポイントツールは、広い圧接面を必要とするが、基板裏面のn側電極側からは問題なく使える。また、ヒールポイントツールは、チッピングを抑えたスクライブに好適である。
図4(B)は、実施例のブレーキング工程を説明するための概略断面図である。輪郭溝30の底の中心線34に沿ってナイフエッジ41を押し当て、ZnO基板1を荷重劈開して、各発光素子に分離する。図5に示したような、刃先軌跡の両脇でチッピングが抑えられ、またスクライブ溝33の底から基板厚さ方向に派生クラック50が形成された状態でブレーキングを行うことにより、派生クラック50に沿ってブレーキング切断面51が生じやすく、ブレーキング切断面51の上端が輪郭溝30の底内に現れやすい。これにより、ほぼ設定通りの外形となるように各発光素子が分割され、LED動作層部分7の破壊が防止される。
以上説明したように、実施例のスクライブ及びブレーキング方法は、−C面側にスクライブを行い+C面側からブレーキングを行うことにより、+C面側にスクライブを行い−C面側からブレーキングを行う方法に比べて、ZnO系半導体素子の良好な分割がしやすい。
なお、動作層付き基板の表側(LED動作層側)と裏側(基板側)とでスクライブ溝形成特性が同一であり、表側に形成したスクライブ溝の底にも基板厚さ方向の派生クラックが形成されるのならば、ブレーキングの際に、この派生クラックを通るブレーキング切断面が形成されやすく、LED動作層側の分割位置をスクライブ溝の位置と一致させることが容易となろう。このようにできるならば、LED動作層部分を横切ってブレーキング切断面が生成される問題が発生しないので、表側にスクライブを行い裏側からブレーキングを行う方がよいことになる。
GaNもZnOと同様にウルツァイト構造を取り、例えばInGaN系LEDではC面GaN基板が用いられる。C面GaN基板では、+C面側と−C面側とでスクライブ溝形成特性が同様でありLED動作層形成側に良好にスクライブを行いその裏側からブレーキングを行うことができる。
しかし、C面ZnO基板の+C面側にLED動作層を形成した場合は、上述のように、表側(LED動作層側)にスクライブを行い裏側(基板側)からブレーキングを行うと、スクライブ溝底に派生クラックが形成され難く、ブレーキング切断面がスクライブ溝から外れることにより、LED動作層が破損する懸念がある。
本願発明者らは、C面ZnO基板の−C面をスクライブした場合、+C面をスクライブする場合よりも、チッピングの抑えられたタイトなスクライブ溝が形成されやすく、さらに、スクライブ溝の底に厚さ方向に派生クラックが形成されやすいことを見出した。なお、−C面では厚さ方向に(表面と垂直方向に)クラックが発生しやすいのに対し、+C面では面内方向に(表面と平行方向に)クラックが発生しやすいこともわかった。
そして、C面ZnO基板の+C面側にLED動作層を形成したZnO系半導体素子に対し、−C面側にスクライブ溝を形成し、+C面側にナイフエッジを当ててブレーキングを行うことにより、良好な素子分割が容易となることを見出した。なお、スクライブ応力による潜傷が、LED動作層形成側と反対側の基板表面付近に留まるため、LED動作層の動作不良を誘引する欠陥が生じ難いという利点もある。
ウルツァイト構造の結晶は、一般に、M面で劈開されやすく、A面で劈開され難い。そのため、A面に沿って劈開しようとするとき、A面から逸れたブレーキング切断面となりやすい。そこで一般に、3ポイントのトゥポイントツールが用いられる。3ポイントツールは、結晶を押し広げる応力が強く、スクライブ溝からクラックを発生させやすい。
しかし、本願発明者らは、C面ZnO基板の−C面をスクライブする場合、3ポイントのトゥポイントツールよりも、4ポイントのヒールポイントツールの方が適していることを見出した。
4ポイントのヒールポイントツールは、ポイントの応力が面と垂直に入りやすい。これを例えば、刃先角度52°、刃先荷重100gの条件で用いることにより、−C面に対し垂直方向にクラックを導入しやすくした。4ポイントのヒールポイントツールは、また、チッピングの抑制にも効果的である。
なお、刃先角度(ツール設定角度)は52°に限らず、50°〜54°の範囲とすることが好ましい。また、ZnO結晶はモース硬度が4と中程度なので、スクライブでの刃先荷重を150g以上とするとチッピングが顕著になる。−C面のスクライブでは、刃先荷重80g〜120gの範囲が最適であった。
次に、輪郭溝の好適な幅について説明する。試験の結果、m軸方向に延在するスクライブ溝によりA面の劈開面を得ようとする場合でも、a軸方向に延在するスクライブ溝によりM面の劈開面を得ようとする場合でも、スクライブ溝の底に生じたクラックの基板法線方向からの傾きは、18°以上となることは少なかった。
従って、図3(B)に示すように、スクライブ溝を形成する基板1裏面の中心線32を含み基板法線方向から18°傾いた面60が輪郭溝30の底と交わるように、輪郭溝30の幅を広く設定しておけば、ブレーキング切断面の上端が輪郭溝30の底内に現れ、ブレーキング切断面がLED動作層部分7を横切る可能性を低くできる。輪郭溝30の幅をこのように設定することにより、素子分割工程の歩留まりが70%〜90%まで著しく向上した。なお、これは素子形状が正方形でなく例えば長方形であっても有効である。なお、+C面側からスクライブして−C面側からブレーキングした場合の歩留まりは20%〜30%程度である。
ブレーキング工程でナイフエッジを当てる輪郭溝30の底から、基板1裏面上のスクライブ溝までの厚さを、ブレーキング切断厚さと呼ぶこととする。第1の実施例では、ブレーキング切断厚さが、研削・研磨後の基板1の厚さ150μmである。
tan18°は約0.325であるので、ブレーキング切断厚さが150μmであるとき、輪郭溝30の中心線34から48.7μm(150μm×0.325)ずつ以上の幅を確保しておけば、ブレーキング切断面の上端を輪郭溝30の底内に収められる。第1の実施例では、ブレーキング時の基板1の厚さ150μmに対し、輪郭溝30の幅を、中心線34から両側に50μmずつ確保し、100μmにしている。
輪郭溝形成により、隣り合う発光素子のLED動作層部分間のLED動作層が取り除かれる。LED動作層が取り除かれた輪郭溝の底に、ブレーキング工程でナイフエッジが当てられるので、ナイフエッジが発光層にダメージを与えない利点がある。なお、輪郭溝は、スクライブ及びブレーキング工程における劈開性に影響を与えるものではない。
次に、第2の実施例によるZnO系半導体発光素子の製造方法について説明する。第2の実施例は、第1の実施例と輪郭溝30の深さが異なる。以下、第1の実施例との違いについて説明する。
図6(A)は第2の実施例の発光素子の概略上面図であり、図6(B)は図6(A)の1点鎖線AA’に沿った第2の実施例の発光素子の概略断面図である。
第1の実施例と同様にして、p側電極20及びp側電極21を形成する。次に、第1の実施例と同様に、輪郭溝30の形状で開口したレジストマスクを形成する。
次に、RIEにより、レジストマスク開口部のp型MgZnO層5、発光層4、及びn型MgZnO層3の一部の厚さ部分を取り除き、底面にn型MgZnO層3が露出する深さの輪郭溝30を形成する。次いで、レジストマスクを洗浄除去する。
次に、第1の実施例と同様にして、基板1を研削・研磨して薄くし、n側電極22を形成し、さらにスクライブ及びブレーキングを行って、各発光素子を分離する。
例えば、研削・研磨後の基板1の厚さは、第1の実施例と同様に150μmとする。p型MgZnO層5、発光層4、n型MgZnO層3、及び緩衝層2の厚みが、例えばそれぞれ100nm、28.5nm(2.5nm/7.5nmの積層×3)、400nm、及び10nmである。輪郭溝30の深さを、例えば250nmとすると、輪郭溝30の底から基板1上面までの厚みは、288.5nmとなり、基板1の厚みを足したブレーキング切断厚さは、約150.3nmとなる。
tan18°は約0.325であるので、輪郭溝30の中心線34を挟んで48.8μm(150.3μm×0.325)ずつ以上の幅を確保しておけば、ブレーキング切断面の上端を輪郭溝30の底内に収められる。第2の実施例でも、例えば、輪郭溝30の幅を100μmとすればよい。
ブレーキングにより、第1の実施例ではZnO基板1を割るが、第2の実施例ではZnO基板1に加えその上のn型MgZnO層3も割る。実験の結果、ウルツァイト構造のMgZnO結晶は、ZnO結晶と同様な劈開特性を持っていたので、第1の実施例と同様にして第2の実施例の発光素子も分割できる。
なお、Mg以外、例えばSeやSやCd等が導入され、ウルツァイト構造が保たれたZnO系半導体部材であっても、ZnO結晶と同様な劈開特性を示すであろう。
第2の実施例では、n型MgZnO層3を残すので、ブレーキング切断厚さとして、研削・研磨後の基板1の厚さに加えて、エッチングで残ったn型MgZnO層3の厚さ及び緩衝層2の厚さが含まれる。基板1の厚さは、研削・研磨で調整することができ、n型MgZnO層3の厚さは、輪郭溝30形成時のエッチングで調整することができる。
第1の実施例で説明したように、輪郭溝30の幅を、ブレーキング切断厚さのtan18°の2倍以上確保することにより、ブレーキング切断面上端が輪郭溝30の底内に現れやすくなり、LED動作層部分の破壊が抑制される。
なお、ブレーキング切断厚さが薄いほど、輪郭溝30の幅を狭くできることになり、同一サイズの基板から得られる素子数量を多くできることになる。この観点からは、第1の実施例の輪郭溝構造の方が、有効性は高いといえる。なお、基板1上面より深い輪郭溝形成により、ブレーキング切断厚さをさらに薄くする方法も考えられる。
なお、n型MgZnO層3はZnO基板1のC面上に成長されるが、n型MgZnO層3の成長面極性が−C面になってしまうと、基板1裏面のスクライブ溝から伸びてn型MgZnO層3との界面に達したブレーキング切断面が、面内方向に伸びて、LED動作層部分7が剥離される。このような不具合を防止するため、LED動作層6は、ZnO基板1のC面上に、成長面がC面となるように成長させることが重要である。
第1及び第2の実施例の分割された各発光素子の特徴は、以下のようにまとめられる。動作層付き基板の基板1裏面から輪郭溝30の底までの厚さ部分を第1の部分と呼び、それより上のLED動作層部分7を第2の部分と呼ぶこととする。
第1の部分は、ウルツァイト構造を持つZnO系半導体からなり、上面が+C面で下面が−C面であり、−C面側の縁にスクライブ溝が形成され、+C面側から荷重劈開によるブレーキングで割られて端面が形成されている。
第2の部分は、第1の部分の+C面の縁から内側に引き下がった領域上に配置され、第1の導電型を有する第1のZnO系半導体層、及び第1のZnO系半導体層上方に形成され第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2のZnO系半導体層を含む。
また、スクライブ溝を含み、第1の部分の下面である−C面の法線方向から18°傾いた面を考えたとき、この面と、第1の部分の上面である+C面との交わる位置が、第2の部分より外側に配置される。
なお、以上の実施例では、発光素子の分割を例に説明したが、−C面側にスクライブ溝を形成し+C面側から荷重劈開する分割技術は、ウルツァイト構造を持ち、一方が+C面で他方が−C面のZnO系半導体部材一般を良好に分割するために利用できよう。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
図1(A)は、ウルツァイト構造の面方位を示す概略斜視図であり、図1(B)は、ウルツァイト構造のZnO結晶のc軸方向の原子配置を示す概略図であり、図1(C)は、C面ZnO基板の概略斜視図である。 図2は、動作層付き基板の概略断面図である。 図3(A)〜図3(C)は、それぞれ、第1の実施例の発光素子の、概略上面図、概略断面図、及び概略下面図である。 図4(A)は、実施例のスクライブ工程を説明するための概略断面図であり、図4(B)は、実施例のブレーキング工程を説明するための概略断面図である。 図5は、実施例のスクライブ溝の顕微鏡写真と、スクライブ溝の断面形状を示す概略断面図である。 図6(A)及び図6(B)は、それぞれ、第2の実施例の発光素子の、概略上面図及び概略断面図である。 図7(A)は、比較例のスクライブ工程を説明するための概略断面図であり、図7(B)は、比較例のブレーキング工程を説明するための概略断面図である。 図8は、比較例のスクライブ溝の顕微鏡写真と、スクライブ溝の断面形状を示す概略断面図である。
符号の説明
1 C面ZnO基板
2 緩衝層
3 n型MgZnO層
4 発光層
5 p型MgZnO層
6 LED動作層
7 LED動作層部分
10 −C面
11、12 +C面
20 p側電極
21 p側電極パッド
22 n側電極
30 輪郭溝
31 −C面の露出領域
32 (露出領域31上の)中心線
32a (露出領域31上の)a軸方向の中心線
32m (露出領域31上の)m軸方向の中心線
33 スクライブ溝
34 (輪郭溝30の底の)中心線
34a (輪郭溝30の底の)a軸方向の中心線
34m (輪郭溝30の底の)m軸方向の中心線
40 スクライブツール
41 ナイフエッジ
50 派生クラック
51 ブレーキング切断面

Claims (7)

  1. ウルツァイト構造を持ち、上面が+C面で下面が−C面であるZnO系半導体部材の前記−C面にスクライブ溝を形成するスクライブ工程と、
    前記+C面の、前記スクライブ溝の上方の位置に劈開用部材を押し当てて、ZnO系半導体部材を割るブレーキング工程と
    を有するZnO系半導体装置の製造方法。
  2. 前記ZnO系半導体部材は、C面ZnO系半導体基板、該C面ZnO系半導体基板の+C面側上方に形成され第1の導電型を有する第1のZnO系半導体層、及び該第1のZnO系半導体層上方に形成され前記第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2のZnO系半導体層を含み、さらに、
    前記ZnO系半導体部材に、前記+C面側から、前記第1のZnO系半導体層が露出する深さよりも深い輪郭溝を形成する工程を有し、
    前記スクライブ工程は、前記スクライブ溝を、前記輪郭溝の底の下方に該底の長さ方向に延在するように形成し、前記ブレーキング工程は、前記劈開用部材を、該輪郭溝の底に、該底の長さ方向に沿って押し当てる請求項1に記載のZnO系半導体装置の製造方法。
  3. 前記スクライブ工程は、4ポイントのヒールポイントツールで前記スクライブ溝を形成する請求項1または2に記載のZnO系半導体装置の製造方法。
  4. 前記スクライブ工程は、前記4ポイントのヒールポイントツールの刃先角度を50°〜54°の範囲とし、刃先荷重を80g〜120gの範囲とする請求項3に記載のZnO系半導体装置の製造方法。
  5. 前記スクライブ工程は、前記−C面にa軸方向に延在するスクライブ溝とm軸方向に延在するスクライブ溝とを形成する請求項1〜4のいずれか1項に記載のZnO系半導体装置の製造方法。
  6. ウルツァイト構造を持つZnO系半導体からなり、上面が+C面で下面が−C面であり、該−C面側の縁にスクライブ溝が形成され、該+C面側から荷重劈開によるブレーキングで割られて端面が形成された第1の部分と、
    前記第1の部分の前記+C面の縁から内側に引き下がった領域上に配置され、第1の導電型を有する第1のZnO系半導体層、及び該第1のZnO系半導体層上方に形成され前記第1の導電型と反対の第2の導電型を有する第2のZnO系半導体層を含む第2の部分と
    を有するZnO系半導体装置。
  7. 前記スクライブ溝を含み前記−C面の法線方向から18°傾いた面を考えたとき、この面と前記+C面との交わる位置が、前記第2の部分の外側に配置される請求項6に記載のZnO系半導体装置。
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