JP2009243414A - ウォータージャケット用スペーサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のシリンダボアを均一に冷却できると共に、ガスケットのシール性に悪影響を与えることがなく、安価に製造でき、しかも、シリンダライナの変形モードに悪影響を与えることがないウォータージャケット用スペーサを提供すること。
【解決手段】 シリンダブロック11のウォータージャケット14内に挿入されるスペーサ1は、シリンダライナ13外周側を取り巻くスペーサ本体2と、ペーサ本体2の一端側に一体形成された整流部3を備える。整流部3で冷却水入口部15からの冷却水を整流し、ウォータージャケット14内において、シリンダライナ13のピストン上死点側に向かわせると共に、シリンダライナ13の周りの一方向に流す。ウォータージャケット14内の冷却水の流れを3次元的に調整することが可能となり、シリンダボア12配列方向とシリンダボアの軸方向との両方においてシリンダライナ13を適正に冷却することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のシリンダブロックのウォータージャケット内に配置されるウォータージャケット用スペーサに関する。
内燃機関の冷却装置として、シリンダブロック内に、複数のシリンダボアを有するサイアミーズ型シリンダライナを取り囲むウォータージャケットを形成し、このウォータージャケットに冷却水を循環させるようにしたものがある。
このような冷却装置においては、シリンダボアの冷却性能の適正化を図るため、ウォータージャケット内の冷却水の流れを調整する種々の技術が提案されている。
例えば特許文献1には、ウォータージャケットの一端側に冷却水入口部を設けると共に他端側に冷却水出口部を設け、ウォータージャケット内にシリンダライナの外周側を取り囲むようにスペーサを配置した冷却装置が開示されている。この冷却装置では、スペーサの冷却水入口部に対向する位置に突起を設け、この突起と冷却水入口部との間の隙間からスペーサの外周側に冷却水を流すことにより、スペーサの内周側に流れる冷却水の量を少なくして、シリンダライナの一端側の冷え過ぎを防止するようにしている。この冷却装置においては、冷却水入口部からの冷却水が、ウォータージャケット内を一端から他端に向かってシリンダボアの配列方向の両側に流れ、冷却水出口部から排出される。
一方、特許文献2には、ウォータージャケットの一端側に冷却水入口部と冷却水出口部を設け、これら冷却水入口部と冷却水出口部との間に仕切部を配置した冷却装置が開示されている。仕切部は、芯部材を内蔵した弾性体で形成され、ウォータージャケットの外周面にシリンダブロックの上端から下方に延在する溝状の凹部に一部が収容されて、装着されている。仕切部の凹部に収容された部分と反対側の部分がウォータージャケットの内周面に接しており、これによりウォータージャケットの断面の略全てを塞いでいる。仕切部の接するウォータージャケットの内周面は、シリンダライナの外周面で形成されている。この冷却装置においては、冷却水入口部からの冷却水が、ウォータージャケット内をシリンダボアの周りを略一周して流れ、冷却水出口部から排出される。
特開2006−90193号公報 特開2002−161743号公報
特許文献1の冷却装置では、冷却水がウォータージャケット内の両側を一端から他端に向かって流れるので、冷却水がウォータージャケット内を流れるに伴う温度上昇によりシリンダライナの他端側の温度が一端側の温度よりも高くなることを本質的に避けることができない。したがって、複数のシリンダボアの冷却効果が、他端側において一端側よりも低下する不都合を根本的に解決することができないという問題がある。
また、特許文献2の冷却装置では、仕切部の上端がシリンダブロックの上端に現れるので、シリンダブロックの上端に配設されるガスケットに仕切部の上端が接触してガスケットのシール性に悪影響を与える問題がある。また、芯部材を内蔵した弾性体で形成される仕切部は、部品点数が多いと共に構造が複雑であるのでコストアップを招く問題がある。さらに、仕切部がシリンダライナの外周面に接するので、シリンダライナに荷重が作用し、ピストン駆動の際のシリンダライナの変形モードに悪影響を与える問題がある。
そこで、本発明の課題は、複数のシリンダボアを均一に冷却できると共に、ガスケットのシール性に悪影響を与えることがなく、安価に製造でき、しかも、シリンダライナの変形モードに悪影響を与えることがないウォータージャケット用スペーサを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のウォータージャケット用スペーサは、シリンダブロック内に設けられて複数のシリンダボアを有するサイアミーズ型シリンダライナを取り囲むように形成され、冷却水入口部が設けられたウォータージャケット内に、シリンダライナ外周側を取り囲むように配置されるウォータージャケット用スペーサであって、冷却水入口部からの冷却水を、ウォータージャケット内のピストン上死点側に向かうと共に、シリンダライナの周りの一方向に流れるように整流する整流部を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、冷却水入口部からの冷却水が、ウォータージャケット用スペーサの整流部で整流されてピストン上死点側に向かうので、ウォータージャケット内のピストン上死点側部分における冷却水の流量が増大する。これにより、内燃機関の動作に伴って高温となるシリンダライナのピストン上死点の近傍部分が効果的に冷却される。したがって、シリンダライナをシリンダボアの軸方向において均一に冷却でき、シリンダボア内のピストンの動作に対する影響を低減することができる。
また、冷却水入口部からの冷却水が、ウォータージャケット用スペーサの整流部で整流されて、ウォータージャケット内をシリンダライナの周りに一方向に流れるので、冷却水がウォータージャケット内を流れるに伴って温度上昇しても、シリンダライナを、シリンダボアの配列方向において均一に冷却することができる。したがって、複数のシリンダボアを均一に冷却でき、複数の気筒間におけるボア変形のばらつきを抑制することができる。
また、本発明の整流部を備えるウォータージャケット用スペーサは、ウォータージャケット内にシリンダライナ外周側を取り囲むように配置されるので、従来の冷却装置のように仕切部装着用の凹部を設ける等の格別な加工をシリンダブロックに行うことなく、ウォータージャケット内の一方向に冷却水を流すことができる。また、従来の冷却装置のように、シリンダブロックの上端から下方に延びる凹部に仕切部を取付ける必要が無いので、仕切部の上端がガスケットに接触してガスケットのシール性に悪影響を与える不都合を防止できる。また、整流部をスペーサ本体と一体に形成することにより、仕切部を芯部材と弾性体で形成する従来の冷却装置と比較して、部品点数の削減と構造の簡易化を行ってコストダウンを図ることができる。さらに、ウォータージャケット用スペーサの整流部は、シリンダライナに非接触の状態で冷却水の一方向流を形成できるので、シリンダライナへの荷重の作用を防止して、ピストン駆動の際のシリンダライナの変形モードに悪影響を与える不都合を防止できる。
一実施形態のウォータージャケット用スペーサは、整流部が、下流側ほどピストン上死点に近づく傾斜面を有する傾斜部と、ウォータージャケット内を上流側と下流側に仕切る仕切部とを備える。
上記実施形態によれば、整流部の傾斜部により、冷却水入口部からの冷却水を傾斜面に沿って流してシリンダライナのピストン上死点側に向かうように整流することができる。また、整流部の仕切部により、冷却水入口部からの冷却水を、上流側から下流側にシリンダライナの周りの一方向に流れるように整流することができる。
一実施形態のウォータージャケット用スペーサは、整流部内に、ウォータージャケット内の上流側と下流側とを隔てる室が設けられている。
上記実施形態によれば、整流部内の室により、ウォータージャケット内の上流側を流れる冷却水と下流側を流れる冷却水とが隔てられるので、室の断熱効果により、上流側の低温の冷却水が上流側の高温の冷却水によって温度上昇する不都合を防止できる。
一実施形態のウォータージャケット用スペーサは、整流部の下流側の表面に、室に連なる異物捕獲開口が設けられている。
ウォータージャケットを流れて整流部の下流側に導かれた冷却水には、シリンダブロックの製造工程において生じた例えば鋳砂やバリや樹脂粉等の異物が含まれる場合がある。この場合、上記実施形態によれば、整流部の下流側の表面に設けられた異物捕獲開口から異物を捕集して室内に収集することができる。なお、上記異物捕獲開口は、内燃機関の動作時に重力の鉛直成分が作用する面に設けることにより、異物の自重で異物捕獲開口から室内に落下させるように形成するのが好ましい。
一実施形態のウォータージャケット用スペーサは、整流部の仕切部が、上流側が内燃機関の排気側に位置すると共に下流側が内燃機関の吸気側に位置するように、ウォータージャケット内を仕切るものである。
上記実施形態によれば、内燃機関の動作時に高温となる排気側に、上流側の低温の冷却水を流すことにより、排気側を効果的に冷却できる。また、排気側で熱交換を行って温度上昇した冷却水を、動作時に低温となる吸気側に流すことにより、吸気側を適度に冷却できる。これらにより、シリンダブロックの排気側と吸気側とを均一の温度分布に近づけることができ、シリンダボア内の燃焼室の温度分布を均一に近づけることができる。その結果、複数のシリンダボアを排気側と吸気側との間で夫々均一に冷却し、気筒間の変形のばらつきを抑制することができる。
本発明によれば、ウォータージャケット用スペーサの整流部により、冷却水入口部からの冷却水を整流して、冷却水をウォータージャケット内のシリンダライナのピストン上死点側に向かわせると共に、冷却水をウォータージャケット内のシリンダライナ周りに一方向に流すので、シリンダライナをシリンダボアの軸方向とシリンダボアの配列方向との両方において均一に冷却することができて、気筒間におけるボア変形のばらつきを抑制して内燃機関の摩擦損失を低減でき、かつ、ノッキングを抑制して内燃機関の出力を向上することができる。また、従来の冷却装置におけるよりもシリンダブロックの構造の簡易化とスペーサの構造の簡易化を行ってコストダウンを図ることができ、さらに、シリンダライナの変形モードに対する悪影響を防止することができる。
以下、本発明の実施形態のウォータージャケット用スペーサ(以下、単に「スペーサ」と略称する)を、添付の図面を参照しながら説明する。図1は、スペーサの斜視図であり、図2はスペーサの一端側部分を示す斜視図であり、図3はスペーサの平面図であり、図4はスペーサの側面図であり、図5は図3のA−A線におけるスペーサの横断面図である。図6はスペーサが装着されたシリンダブロックの平面図であり、図7はスペーサが装着されたシリンダブロックの斜視図であり、図8は図6のB−B線におけるシリンダブロック及びスペーサの横断面図であり、図9は図6のC−C線におけるシリンダブロックの部分横断面図である。
本実施形態のスペーサ1は、内燃機関としての自動車用の4気筒エンジンに用いられるものであり、長手方向において3箇所のくびれを有する扁平の長円筒形状に概ね形成されている。このスペーサ1が装着されるシリンダブロック11は鋳物製であり、図6及び7に示すように、内側に4つのシリンダボア12,12,・・・を有するサイアミーズ型シリンダライナ13が形成されている。このシリンダライナ13を取り囲むように溝状のウォータージャケット14が形成されている。このウォータージャケット14は、平面視において、隣り合うシリンダボア12,12の間に対応する3箇所にくびれを有した略長円形状をなしている。ウォータージャケット14のシリンダボア12配列方向の一端側には、このウォータージャケット14内に冷却水を供給する冷却水入口部15が形成されている。冷却水入口部15は、図9の部分断面図に示すように、ウォータージャケット14を形成する溝の幅が拡大して形成されており、外周側の下部に連なる供給通路16を通って、図示しないウォーターポンプから冷却水が供給されるようになっている。シリンダブロック11の端面には、供給通路16に連なる供給開口16aが形成されており、この供給開口16aに、ウォーターポンプの吐出側に連なる供給管が接続されるようになっている。
ウォータージャケット14内には、ウォータージャケット14の平面視(シリンダボア12の軸方向視)の形状と概ね同じ形状に成されたスペーサ1が挿入されている。スペーサ1は、略長円形状のスペーサ本体2と、スペーサ本体2の一端側にシリンダボア12から離れる側に突出して一体に形成された整流部3とを備える。スペーサ1は合成樹脂からなり、例えば射出成形により作製することができる。なお、スペーサ1は、合成樹脂に限らず、その他の材料によって形成されてもよい。
スペーサ本体2は、主要部分の高さが整流部3の高さの過半程度となっており、ウォータージャケット14内に挿入された状態で、図8に示すように、高さ方向(シリンダボア12の軸方向)においてウォータージャケット14の底側の過半部に位置するように配置される。こうして、スペーサ本体2により、ウォータージャケット14のピストン上死点から遠い部分における冷却水の流通断面積を削減するようになっている。
スペーサ1の整流部3は、シリンダボア12の軸方向に延びる仕切体30と、仕切体30の下端から冷却水入口部15の底面に沿って延びる底板31と、底板31のシリンダボア12配列方向の他端側に連なる傾斜部としての第1傾斜板32と、仕切体30の上端を覆う仕切天板33と、仕切天板33の他端側に連なる傾斜部としての第2傾斜板34と、第2傾斜板34の他端側に連なると共に高さ方向に延びる仕切板35と、スペーサ本体2の表面と概ね平行の外隔壁板36を備える。仕切天板33と、第2傾斜板34と、仕切板35は、スペーサ本体2から突出した先端の縁が外隔壁板36に連なっている。仕切体30と、仕切天板33と、第2傾斜板34と、仕切板35と、外隔壁板36とで、本発明の仕切部を形成している。すなわち、仕切体30、仕切天板33、第2傾斜板34、仕切板35及び外隔壁板36により、ウォータージャケット14内を上流側と下流側とに仕切っている。これにより、ウォータージャケット14内の上流側が内燃機関の排気側に位置する一方、ウォータージャケット14内の下流側が内燃機関の吸気側に位置するようになっている。
仕切体31は、図5に示すように縦長の矩形断面を有して内部に室37が形成されており、室37は仕切天板33に形成された異物捕獲開口38に連なっている。仕切体31の底部には、室37に収集された異物を排出する異物排出口と、異物排出口に装着されたキャップ39が設けられている。
第1傾斜板32と第2傾斜板34は、互いに対向する側の面が、下流側ほどピストン上
死点に近づく傾斜面に形成されている。これにより、第1傾斜板32と第2傾斜板34との間を流れる冷却水を、ウォータージャケット14内のピストン上死点側に送るように形成されている。
上記構成のスペーサ1がウォータージャケット14内に挿入されることにより、スペーサ本体2がシリンダライナ13外周側を取り囲むように配置されると共に、整流部3が冷却水入口部15内に収容される。整流部3は、図5に示すように、冷却水入口部15内に収容された状態で、冷却水入口部15の上端よりも多少低い高さに形成されている。
上記構成のスペーサ1がシリンダブロック11に装着されたエンジンの動作において、シリンダボア内でピストンが往復動作をすると共に、ウォーターポンプの動作により冷却水が供給開口16aからシリンダブロック11の供給通路16に導かれる。供給通路16に導かれた冷却水は、冷却水入口部15からウォータージャケット14に流入する。ここで、冷却水入口部からの冷却水は、スペーサ1の整流部3の仕切部(仕切体30、仕切天板33、第2傾斜板34、仕切板35及び外隔壁板36)の上流側に流入し、第1傾斜板32と第2傾斜板34の間を流れて、ウォータージャケット14内におけるシリンダライナ13のピストン上死点側に導かれる。これにより、冷却水の多くが、ウォータージャケット14内のスペーサ本体2の上方であって、スペーサ本体2で流通断面積が削減されていないピストン上死点側部分を流れる。ウォータージャケット14内に流入した冷却水は、平面視において、整流部3からシリンダボア12配列方向の他端側に向かって流れ、ウォータージャケット14の他端で流れが反転し、シリンダボア12配列方向の一端側に流れて整流部3の下流側に導かれる。ここで、ウォータージャケット14は上流側が排気側に位置する一方、下流側が内燃機関の吸気側に位置するので、冷却水は、各シリンダボア12の排気側を流れた後、吸気側を流れる。整流部3の下流側に導かれた冷却水は、仕切天板33、第2傾斜板34及び仕切板35に沿って上方向きに流れ、ウォータージャケット14から、シリンダブロック11の上端に固定される図示しないシリンダヘッドの冷却水通路に排出される。
このように、本実施形態のスペーサ1によれば、冷却水を整流部3によって整流し、ウォータージャケット14内のピストン上死点側部分に冷却水を多く流すので、エンジンの動作に伴って高温となるシリンダライナ13のピストン上死点の近傍部分を効果的に冷却することができる。したがって、シリンダライナ13をシリンダボア12軸方向において均一に冷却でき、シリンダボア12内のピストンの動作に対する影響を低減することができる。さらに、冷却水を整流部3によって整流し、ウォータージャケット14内をシリンダライナ13の周りに一方向に流すので、冷却水がウォータージャケット14内を流れるに伴って温度上昇しても、シリンダライナ13をシリンダボア12の配列方向において均一に冷却することができる。したがって、複数のシリンダボア12を均一に冷却でき、複数の気筒の間におけるボア変形のばらつきを防止することができる。さらに、ウォータージャケット14の上流側が排気側に位置するので、動作時に高温となる排気側を低温の冷却水によって効果的に冷却することができる。また、ウォータージャケット14の下流側が吸気側に位置するので、動作時に低温となる吸気側を、排気側で熱交換を行って温度上昇をした冷却水によって適度に冷却することができる。これらにより、シリンダブロック11の排気側と吸気側とを均一の温度分布に近づけることができ、シリンダボア12内の燃焼室の温度分布を均一に近づけることができる。その結果、複数のシリンダボア12を排気側と吸気側との間で夫々均一に冷却し、気筒間の変形のばらつきを抑制することができる。以上のように、本実施形態のスペーサ1によれば、整流部3により、ウォータージャケット14内の冷却水の流れを3次元的に調整することが可能となり、シリンダライナ13をシリンダボア12配列方向とシリンダボア12軸方向との両方において適正に冷却することができる。その結果、シリンダライナ13のシリンダボア12配列方向の温度分布とシリンダボア12軸方向の温度分布を均一にして、エンジン出力の安定化とエンジン
の耐久性の向上を図ることができる。
ところで、ウォータージャケット14を流れて整流部3の下流側に導かれた冷却水には、シリンダブロック11の製造工程において生じた例えば鋳砂やバリや樹脂粉等の異物が含まれる場合がある。この場合、整流部3の仕切天板33上を冷却水が流れる際、仕切天板33に設けられた異物捕獲開口38に異物が自重によって落下する。こうして、冷却水に含まれる異物を捕集して仕切体31の室37内に収集することができる。室37内に収集された異物は、エンジンの点検等の際にウォータージャケット14からスペーサ1を取り出し、仕切体31の底面に装着されたキャップ39を取り外して異物排出口から排出する。このようにして、ウォータージャケット14、ラジエータ及びウォーターポンプを循環する冷却水から異物を濾過して、冷却水の清浄化を図ることができる。
さらに、仕切部31の室37により、ウォータージャケット13内の上流側を流れる冷却水と下流側を流れる冷却水とを隔てるので、室37の断熱効果により、上流側の低温の冷却水が上流側の高温の冷却水によって温度上昇する不都合を防止できる。
また、本実施形態のスペーサ1は、ウォータージャケット14内にシリンダライナ13外周側を取り囲むように配置されることにより、整流部3によりウォータージャケット14内に一方向の流れを形成することができる。したがって、従来の冷却装置のように仕切部装着用の凹部を設ける等の格別な加工をシリンダブロックに行う必要がない。また、従来の冷却装置のように仕切部の上端がガスケットに接触してシール性に悪影響を与える不都合を防止できる。また、整流部3がスペーサ本体2と一体に形成されているので、仕切部を芯部材と弾性体で形成する従来の冷却装置と比較して、部品点数の削減と構造の簡易化を行ってコストダウンを図ることができる。さらに、スペーサ1の整流部3は、シリンダライナ13に非接触の状態で冷却水の一方向流を形成できるので、シリンダライナ13への荷重の作用を防止して、ピストン駆動の際のシリンダライナ13の変形モードに悪影響を与える不都合を防止できる。
スペーサの斜視図である。 スペーサの一端側部分を示す斜視図である。 スペーサの平面図である。 スペーサの側面図である。 図3のA−A線におけるスペーサの横断面図である。 スペーサが装着されたシリンダブロックの平面図である。 スペーサが装着されたシリンダブロックの斜視図である。 図6のB−B線におけるシリンダブロック及びスペーサの横断面図である。 図6のC−C線におけるシリンダブロックの部分横断面図である。
符号の説明
1 スペーサ
2 スペーサ本体
3 整流部
11 シリンダブロック
12 シリンダボア
13 シリンダライナ
14 ウォータージャケット
15 冷却水入口部

Claims (5)

  1. シリンダブロック内に設けられて複数のシリンダボアを有するサイアミーズ型シリンダライナを取り囲むように形成され、冷却水入口部が設けられたウォータージャケット内に、シリンダライナ外周側を取り囲むように配置されるウォータージャケット用スペーサであって、
    冷却水入口部からの冷却水を、ウォータージャケット内のピストン上死点側に向かうと共に、シリンダライナの周りの一方向に流れるように整流する整流部を備えることを特徴とするウォータージャケット用スペーサ。
  2. 請求項1に記載のウォータージャケット用スペーサにおいて、
    整流部が、下流側ほどピストン上死点に近づく傾斜面を有する傾斜部と、ウォータージャケット内を上流側と下流側に仕切る仕切部とを備えることを特徴とするウォータージャケット用スペーサ。
  3. 請求項2に記載のウォータージャケット用スペーサにおいて、
    整流部内に、ウォータージャケット内の上流側と下流側とを隔てる室が設けられていることを特徴とするウォータージャケット用スペーサ。
  4. 請求項2に記載のウォータージャケット用スペーサにおいて、
    整流部の下流側の表面に、室に連なる異物捕獲開口が設けられていることを特徴とするウォータージャケット用スペーサ。
  5. 請求項2に記載のウォータージャケット用スペーサにおいて、
    整流部の仕切部が、上流側が内燃機関の排気側に位置すると共に下流側が内燃機関の吸気側に位置するように、ウォータージャケット内を仕切ることを特徴とするウォータージャケット用スペーサ。
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