JP2009234424A - 鞍乗り型車両のハーネス保持構造 - Google Patents

鞍乗り型車両のハーネス保持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009234424A
JP2009234424A JP2008082963A JP2008082963A JP2009234424A JP 2009234424 A JP2009234424 A JP 2009234424A JP 2008082963 A JP2008082963 A JP 2008082963A JP 2008082963 A JP2008082963 A JP 2008082963A JP 2009234424 A JP2009234424 A JP 2009234424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
vehicle body
vehicle
frame
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008082963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5129632B2 (ja
Inventor
Tadashi Oshima
正 大島
Masayuki Hojo
雅之 北条
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008082963A priority Critical patent/JP5129632B2/ja
Priority to CA2649094A priority patent/CA2649094C/en
Priority to US12/378,226 priority patent/US8844668B2/en
Publication of JP2009234424A publication Critical patent/JP2009234424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5129632B2 publication Critical patent/JP5129632B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J23/00Other protectors specially adapted for cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J11/00Supporting arrangements specially adapted for fastening specific devices to cycles, e.g. supports for attaching maps
    • B62J11/10Supporting arrangements specially adapted for fastening specific devices to cycles, e.g. supports for attaching maps for mechanical cables, hoses, pipes or electric wires, e.g. cable guides
    • B62J11/19Supporting arrangements specially adapted for fastening specific devices to cycles, e.g. supports for attaching maps for mechanical cables, hoses, pipes or electric wires, e.g. cable guides specially adapted for electric wires
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J35/00Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/01Motorcycles with four or more wheels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S180/00Motor vehicles
    • Y10S180/908Motor vehicles with short wheelbase

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】ハーネスの配線スペースを効果的に確保することができる鞍乗り型車両のハーネス保持構造を提供する。
【解決手段】車両前後方向に延びる左右一対の左フレーム25aL、右フレーム25aRを備え、この左フレーム25aL、右フレーム25aRの上方に燃料タンク34が取り付けられた鞍乗り型車両において、燃料タンク34下方に、左フレーム25aL、右フレーム25aR間に跨る遮熱カバー80を設け、この遮熱カバー80の側方であって左フレーム25aL、右フレーム25aRの外側に、車両前後方向に延在し、車両内部を引き回されるハーネス94を保持する保持部88を一体に設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両内部を引き回されるハーネスを支持可能な鞍乗り型車両のハーネス保持構造に関する。
従来、鞍乗り型車両において、電装部品が車体フレームの内側に配置されることから、車両前後方向に延びる電装部品用ハーネスも車体フレームの内方で引き回していた(例えば、特許文献1参照)。また、それぞれの配線をそれぞれ個々に引き回していたため、配線経路がそれぞれ異なっていた。
特開2006−123656号公報
しかしながら、電装部品用ハーネスを車体フレームの内方で引き回した場合、その配線スペースの分だけ他の部品の配置スペースが制限されることになる。また、車体フレームの内方で引き回す場合、作業スペースが制限されることから配線作業が容易ではない。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、ハーネスの配線スペースを効果的に確保することができる鞍乗り型車両のハーネス保持構造を提供することにある。
本発明では、車両前後方向に延びる左右一対の車体フレームを備え、この車体フレーム上方に燃料タンクが取り付けられた鞍乗り型車両において、前記燃料タンク下方に、左右フレーム間に跨る遮熱カバーを設け、この遮熱カバーの側方であって前記車体フレームの外側に、車両前後方向に延在し、車両内部を引き回されるハーネスを保持する保持部を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、ハーネスを車体フレームの外側に引き回し保持することができる。
また、前記保持部の車体外側が車体カバーによって覆われ、前記車体フレームと前記車体カバーとの間に保持部が配置されていてもよい。
この構成によれば、車体フレームと車体カバーとの間のスペースを有効に利用することができる。
さらに、前記保持部に前記ハーネスを保持する突起を設け、この突起に上方からハーネスを保持させると共に、前記突起の上部で他のハーネスを保持することもできる。
この構成によれば、車体前後に引き回すハーネス以外の他のケーブル類を保持部で保持することができる。
さらにまた、前記保持部は、上側が開口する断面略U字形状に形成され、車両前後方向に引き回された前記ハーネスを下側から支持することもできる。
この構成によれば、ハーネスの自重を、車体フレームに跨るように取り付けられた遮熱カバーで有効に支持することができる。
本発明に係る鞍乗り型車両のハーネス保持構造では、前記燃料タンク下方に、左右フレーム間に跨る遮熱カバーを設け、この遮熱カバーの側方であって前記車体フレームの外側に、車両前後方向に延在し、車両内部を引き回されるハーネスを保持する保持部を一体に設けているので、ハーネスを車体フレームの外側に引き回して保持することができ、車体フレーム内方にハーネスの配線スペースを確保する必要がなくなる。その結果、車体フレーム内での他の部品のスペースが制限されることがない。また、車体フレームの外側でハーネスを引き回すことができるので、車体内方に引き回す場合と比較して、配線作業が容易になる。さらに、各種配線類をまとめて配線することができるので、配線作業が容易になる。また、ハーネス類をフレームに挟み込むことなく保護することができる。さらに、遮熱カバーと保持部材とを共有化することができ、部品点数の削減にもなる。
また、前記保持部の車体外側が車体カバーによって覆われ、前記車体フレームと前記車体カバーとの間に保持部が配置されているので、車体フレームと車体カバーとの間のスペースを利用することにより、配線スペースを効果的に確保することができる。また、車体フレームと遮熱カバーとの間でハーネスを挟むことがなく、かつ、他の保持具を設ける必要がない。
さらに、前記保持部に前記ハーネスを保持する突起を設け、この突起に上方からハーネスを保持させると共に、前記突起の上部で他のハーネスを保持しているので、車体前後に引き回すハーネス以外の他のケーブル類を保持部で保持することができ、さらに配線作業を容易に行うことができる。
さらにまた、前記保持部は、上側が開口する断面略U字形状に形成され、車両前後方向に引き回された前記ハーネスを下側から支持しているので、ハーネスの自重を、車体フレームに跨るように取り付けられた遮熱カバーで有効に支持することができ、ハーネスの保持をより確実に行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、明細書中で使用される前後、左右、上下等の向きは、運転者から見た方向をいうものとする。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明の鞍乗り型不整地走行車両の側面図である。
鞍乗り型不整地走行車両10(以下、単に「鞍乗り型車両10」という)は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の中央下部に搭載したエンジン12と、このエンジン12に接続するとともに車体フレーム11に取り付けた動力伝達装置13と、左右の前輪17,17及び左右の後輪18,18を懸架する前サスペンション15及び後サスペンション16と、前輪17,17に連結するとともに車体フレーム11に取り付けたステアリング装置21とを備える四輪駆動車両である。
車体フレーム11は、メインフレーム25と、メインフレーム25の前後に取り付けた前フレーム26及び後フレーム27と、前フレーム26の下部の左右間に取り付けたブラケット31と、前フレーム26の上部の左右間に取り付けたクロスメンバ32とを有する。なお、33はメインフレーム25に取り付けた座席シート、34は燃料タンク、35は前フレーム26に取り付けたフロントガード、36は前フレーム26に取り付けたフロントキャリア、37はメインフレーム25の後部に取り付けたリアキャリアを示す。
前サスペンション15は、左右独立懸架で、車体フレーム11に上下揺動可能に取り付けた左右一対のフロントアッパアーム40,40及びフロントロアアーム41,41と、フロントアッパアーム40及びクロスメンバ32のそれぞれの間に取り付けた左右一対のフロントクッションユニット42,42とを備える。
後サスペンション16は、車体フレーム11に取り付けたリヤクッションユニット44を備える。
動力伝達装置13は、エンジン12の出力軸に連結した変速機47と、ギアチェンジペダル48と、変速機47の前後に連結した前駆動軸51及び後駆動軸52と、前駆動軸51に連結し且つ車体フレーム11側に取り付けた前最終減速装置53と、後駆動軸52に連結した後最終減速装置54とを有する。
ステアリング装置21は、メインフレーム25の前上部にシャフトホルダ55で取り付けたステアリングシャフト56と、ステアリングシャフト56に取り付けたバーハンドル57と、を有する。また、バーハンドル57の前方には、車体前方を照らすためのヘッドライト59が取り付けられている。このヘッドライト59は、ヘッドライトカバー58によって覆われている。
なお、61は前輪17,17の上方を覆うフロントフェンダ、62は後輪18,18の上方を覆うリヤフェンダである。
エンジン12は、4サイクルエンジンであり、シリンダブロック63と、このシリンダブロック63の上部に取り付けたシリンダヘッド64と、このシリンダヘッド64の前部に接続した排気装置65と、シリンダヘッド64の後部に取り付けたスロットルボディ66とを備えている。シリンダヘッド64内には、動弁機構と、シリンダブロック63内に移動可能に挿入したピストンと、このピストンにコンロッドを介して連結したクランクシャフトとを備えている。
また、エンジン12の下側には、車体の下側のほぼ全体を覆うアンダーガード73が設けられている。
ステアリングシャフト56の前方には、エンジン12を冷却するためのラジエータ75が設けられている。また、ステアリングシャフト56よりも前方に延び、ラジエータ75を支持するフレーム76には、ラジエータ75の後方でかつ上方にECU77(電子制御部品)が取り付けられている。また、車体後部には、バッテリー78が搭載されており、ECU77とバッテリー78は、後述するハーネス94によって接続されている。これにより、ECU77に電源が供給されるようになっている。
図2は、車体後方斜め右側から見た図であって、遮熱カバー80の配置を示す斜視図である。車体前方は図2において右側となる。
車体フレーム11として構成されるメインフレーム25は、車体前後方向に延在する左右一対の上フレーム25a及び下フレーム25bを有している。エンジン12及び動力伝達装置13は、これらの上フレーム25a及び下フレーム25bに囲まれた内部に配置されている。一方、燃料タンク34は、上フレーム25aの幅方向の間であって、上フレーム25aよりも上側に位置し、エンジン12に対して前方斜め上側に配置されている。より詳細には、上面視において、燃料タンク34の後側部分と動力伝達装置13の前側部分とが重なるように配置されている。
この燃料タンク34には、エンジン12及び動力伝達装置13からの熱が伝わり難くする必要がある。そのため、エンジン12及び動力伝達装置13と燃料タンク34との間であって、上述した上面視で重なる部分の全面を覆うように、上フレーム25aに沿って車体前後方向に延びる遮熱カバー80が設けられている。この遮熱カバー80は、エンジン12からの熱を効果的に遮熱する機能を果たしている。
図3は、遮熱カバー80を右斜め前側から見た斜視図である。また、図4は、遮熱カバー80にハーネス94を支持させた状態を示す斜視図である。
遮熱カバー80は、図3に示すように、全体として略平板状をなしており、上フレーム25aの左側に位置する左フレーム25aLに被せるように取り付けられる左フック部82と、上フレーム25aの右側に位置する右フレーム25aRに被せるように取り付けられる右フック部84と、燃料タンク34とエンジン12との間に介在する遮熱部86と、右フック部84のさらに右側方に位置する保持部88とを一体に備えている。
左フック部82は、車両幅方向に垂直切断した断面形状が略L字形状(逆L字形状)を有しており、図4に示すように、左フレーム25aLの内側方および上方を覆う態様で取り付けられる。また、左フレーム25aLの上面には、車体上方に向けて突出する燃料タンク取付部90Lが設けられており、この左フック部82の上面82aには、この燃料タンク取付部90Lが挿通される貫通穴92Lが形成されている。
また、右フック部84は、車両幅方向に垂直に切断した断面形状が略U字形状(逆U字形状)を有しており、図4に示すように、右フレーム25aRの内側方、外側方および上方を覆う態様で取り付けられる。また、右フレーム25aRの上面には、左フレーム25aLと同様に車体上方に突出する燃料タンク取付部90Rが設けられており、この右フック部84の上面84aには、この燃料タンク取付部90Rが挿通される貫通穴92Rが形成されている。
これらの左フック部82及び右フック部84は、車体前後方向に延在しており、遮熱カバー80が上フレーム25aに取り付けられた状態で、左フレーム25aL及び右フレーム25aRの若干曲がった形状に適合するように形成されている。
また、左フック部82及び右フック部84の車両幅方向における間隔は、左フレーム25aLと右フレーム25aRとの間隔に合わせて形成されており、左フック部82及び右フック部84を左右の上フレーム25aへ上側から被せるように取り付けることで、遮熱カバー80が左右の上フレーム25aの両方を跨ぐように上フレーム25a上に載置される。
これにより、遮熱カバー80の左右方向の取付位置は、左フック部82及び右フック部84の幅方向の位置によって決定され、前後方向の取付位置は、貫通穴92L、92Rに燃料タンク取付部90L、90Rを挿通させることで決定されることになる。
また、遮熱カバー80は、単体の状態では上フレーム25aの上に載置される態様で取り付けられ、他の部品を上フレーム25aに取り付ける際に、ボルト等で一緒に固定されるようになっている。
燃料タンク取付部90L、90Rの先端部には、貫通穴92L、92Rに挿通された状態で、燃料タンク34の左右の後部からそれぞれ延びるゴムバンド98(図2参照)が取り付けられる。また、燃料タンク34は、燃料タンク前部が取付ボルト(図示せず)によって取り付けられることでメインフレーム25に取り付けられる。
遮熱部86は、左フック部82及び右フック部84の内側面の下端をつなぐ態様で略平板状に形成されている。また遮熱部86は、燃料タンク34の底面の形状にあわせて、前方斜め下側に下り傾斜に形成されている。この遮熱部86の後側部分86aには、図2に示すように、エンジン12のシリンダカバー12aの上部形状に合わせて起伏が形成され、シリンダカバー12aと干渉しないようにしている。また、遮熱部86の前側部分86bは、燃料タンク34の底部から突出する燃料ポンプ(図示せず)を避けるために、下側に窪ませた形状になっている。
保持部88は、図3に示すように、左側壁部88L、右側壁部88R、底部88Bとで構成されており、車両幅方向に垂直切断した断面形状が略U字形状を有している。また、保持部88は、車体前後方向に延在し、右フック部84と同じ長さに形成されている。このU字形状の内側には、図4に示すように、車両前後方向に引き回されるハーネス94が保持部88の延在する方向に沿って支持される。
なお、この保持部88の左側壁部88Lは、右フック部84の外側方を構成する壁部を兼ねている。
このハーネス94は、ダクト状の管内に各種配線をまとめて引き回したものである。この各種配線としては、例えば、バッテリー78とECU77とを結ぶ動力線、センサー系統の配線、各種ライトに接続される電源線などであり、車両の前後を接続する配線であって、車両右側を引き回し可能なものが含まれる。
図5は、図4に示す保持部88を拡大して示す斜視図である。
左側壁部88Lには、車体外側(保持部88の内側)に向かって延びる3つのハーネス支持部95、96、97が一体に形成されている。ハーネス支持部95は、保持部88の延在する方向において、その先端部、中間部やや先端寄りの部分、後端部に間隔をあけてそれぞれ配置されている。このハーネス支持部95は、ハーネス94の上側を支持しており、保持部88の上側の開放部分からハーネス94が上方に移動するのを規制している。また、ハーネス94は、その左側が左側壁部88Lによって規制され、右側が右側壁部88Rによって規制され、下側が底部88Bによって取付位置が規制されている。
ハーネス支持部96、97は、詳細には、左側壁部88Lから車体外側に向かって延びる水平部96a,97aと、この水平部96a、97aの先端部から上方に向かって延びる折り返し部96b、97bとで構成されている。この水平部96a、97aの上側には、スロットルケーブル101が引き回される。
すなわち、水平部96a、97aは、上述のハーネス94の上側を規制(支持)すると共に、スロットルケーブル101の下側を規制している。また、折り返し部96b、97bは、スロットルケーブル101の右側の位置を規制している。そして、スロットルケーブル101の左側は、上述した左側壁部88Lによって位置が規制される。
一方、右側壁部88Rにも、車体内方(保持部88の内側)に向かって延び、ハーネス94の上側を支持するハーネス支持部99が一体に形成されている。ハーネス支持部99は、保持部88の延在する方向における先端部であって、ハーネス支持部96と97の間に配置されている。
保持部88の底部88Bには、車体下側に延びる車体カバー取付部100が形成されている。この車体カバー取付部100の取付面は、右側壁部88Rの側壁面とほぼ同一面となるように形成されている。
また、右側壁部88Rの上端部には、車体外側に向かって延びる車体カバー受け部104が設けられている。
図6は、図4の車体両側部に車体カバー102を取り付けた状態を示す斜視図である。
車体カバー102は、側面視において略菱形状をなしており、車両内方が見えないようにするとともに、外面に曲面を形成することで、車両の外観性を向上させている。また、運転者が走行中にニーグリップする部分でもある。この車体カバー102の菱形状の下側の角部近傍102aは、上述した車体カバー取付部100にボルト(図示せず)で取り付けられている。
このように車体カバー102が取り付けられた状態では、保持部88及びカバー受け部104は、車体フレーム11の右フレーム25aRと、車体カバー102との間に位置することになる。これにより、運転者が車体カバー102をニーグリップする力によって車体カバー102が撓んだときに、保持部88及びカバー受け部104がこの力を受ける機能を果たしている。これにより、車体カバー102が車体幅方向に大きく撓まないようにして、ニーグリップ時のホールド感を損なわないようにしている。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両によれば、燃料タンク34の下方に、左フレーム25aLと右フレーム25aRとの間に跨る遮熱カバー80を設け、この遮熱カバー80の側方であって右フレーム25aRの外側に、車両前後方向に延在し、車両内部を引き回されるハーネス94を保持する保持部88を一体に設けているので、ハーネス94を右フレーム25aRの外側に引き回して保持することができ、車体フレーム11内方にハーネス94の配線スペースを確保する必要がなくなる。その結果、車体フレーム11内での他の部品を配置するスペースが制限されることがない。また、右フレーム25aRの外側でハーネス94を引き回すことができるので、車体内方に引き回す場合と比較して、配線作業が容易になる。さらに、各種配線類をまとめて配線することができるので、配線作業が容易になる。
また、保持部88の車体外側が車体カバー102によって覆われ、右フレーム25aRと車体カバー102との間に保持部88が配置されているので、右フレーム25aRと車体カバー102との間のスペースを利用することにより、配線スペースを効果的に確保することができる。
さらに、保持部88にハーネス94を保持するハーネス支持部96、97を設け、このハーネス支持部96,97の水平部96a、97aに上方からハーネス94を保持させると共に、ハーネス支持部96、97に折り返し部96b、97bを形成し、ハーネス支持部96、97の上部でスロットルケーブル99を保持しているので、車体前後に引き回すハーネス94以外の他のケーブル類を保持部88で保持することができ、さらに配線作業を容易に行うことができる。
さらにまた、保持部88は、上側が開口する断面略U字形状に形成され、車両前後方向に引き回されたハーネス94を下側から支持しているので、ハーネス94の自重を、左フレーム25aLと右フレーム25aRとに跨るように被せて取り付けられた遮熱カバー80で有効に支持することができ、ハーネス94の保持をより確実に行うことができる。
また、遮熱カバー80の左右方向の取付位置を、左フック部82及び右フック部84の幅方向の位置によって決定し、前後方向の取付位置は、貫通穴92L、92Rに燃料タンク取付部90L、90Rを挿通させることで決定しているので、取付時に遮熱カバー80の取付にとまどうことがなく、容易に取り付けることができる。
さらに、遮熱カバー80は、単体の状態で車体フレーム11に固定されるのではなく、他の部品を取り付ける際に、ボルト等で一緒に共締めされて固定されるので、ボルト等の数を削減することができ、取付作業が容易になる。
以上、本発明の実施の形態について述べたが、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態では、保持部88を車両右側に設けているが、車両左側に設ける構成であってもかまわない。また、左右の両方に設けることもできる。これにより、配線スペースを有効に確保することができるとともに、配線作業を容易に行えるようにすることができる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の左側面図である。 遮熱カバーの配置を示す斜視図である。 遮熱カバーにハーネスを支持させた状態を示す斜視図である。 遮熱カバーを右斜め前側から見た斜視図である。 保持部を示す斜視図である。 図4に車体カバーを取り付けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 鞍乗り型不整地走行車両(鞍乗り型車両)
11 車体フレーム
12 エンジン
12a シリンダカバー
13 動力伝達装置
17 前輪
18 後輪
25 メインフレーム
25a 上フレーム
25aL 左フレーム
25aR 右フレーム
25b 下フレーム
53 前最終減速装置
54 後最終減速装置
63 シリンダブロック
64 シリンダヘッド
65 排気装置
66 スロットルボディ
80 遮熱カバー
82 左フック部
82a 上面
84 右フック部
84a 上面
86 遮熱部
86a 後側部分
86b 前側部分
88 保持部
88B 底部
88L 左側壁部
88R 右側壁部
90L、90R 燃料タンク取付部
92L、92R 貫通穴
94 ハーネス
95、96、97、99 ハーネス支持部(突起)
96a、97a 水平部
96b、97b 折り返し部
98 ゴムバンド
100 車体カバー取付部
101 スロットルケーブル
102 車体カバー
102a 角部近傍
104 車体カバー受け部

Claims (4)

  1. 車両前後方向に延びる左右一対の車体フレームを備え、この車体フレーム上方に燃料タンクが取り付けられた鞍乗り型車両において、
    前記燃料タンク下方に、左右フレーム間に跨る遮熱カバーを設け、この遮熱カバーの側方であって前記車体フレームの外側に、車両前後方向に延在し、車両内部を引き回されるハーネスを保持する保持部を一体に設けたことを特徴とする鞍乗り型車両のハーネス保持構造。
  2. 前記保持部の車体外側が車体カバーによって覆われ、前記車体フレームと前記車体カバーとの間に保持部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のハーネス保持構造。
  3. 前記保持部に前記ハーネスを保持する突起を設け、この突起に上方からハーネスを保持させると共に、前記突起の上部で他のハーネスを保持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗り型車両のハーネス保持構造。
  4. 前記保持部は、上側が開口する断面略U字形状に形成され、車両前後方向に引き回された前記ハーネスを下側から支持することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の鞍乗り型車両のハーネス保持構造。
JP2008082963A 2008-03-27 2008-03-27 鞍乗り型車両のハーネス保持構造 Expired - Fee Related JP5129632B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082963A JP5129632B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 鞍乗り型車両のハーネス保持構造
CA2649094A CA2649094C (en) 2008-03-27 2009-01-08 Harness holding structure for saddle type vehicle
US12/378,226 US8844668B2 (en) 2008-03-27 2009-02-12 Combined heat shield and wire-holding structure for a saddle-type vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008082963A JP5129632B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 鞍乗り型車両のハーネス保持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009234424A true JP2009234424A (ja) 2009-10-15
JP5129632B2 JP5129632B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=41115433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008082963A Expired - Fee Related JP5129632B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 鞍乗り型車両のハーネス保持構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8844668B2 (ja)
JP (1) JP5129632B2 (ja)
CA (1) CA2649094C (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224130A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両
JP2014148242A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のキャニスタ支持構造
JP2016000600A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の遮熱構造

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9169812B2 (en) 2012-10-11 2015-10-27 Honda Motor Co., Ltd. Vehicular engine assembly having snorkel and vehicle including same
US9638085B2 (en) 2013-01-18 2017-05-02 Cnh Industrial America Llc Diesel exhaust fluid tank for an off-road vehicle
JP6616646B2 (ja) * 2015-10-08 2019-12-04 川崎重工業株式会社 自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造
HRP20211470T1 (hr) 2015-12-28 2021-12-24 Lydall, Inc. Termički štit sa karakteristikom zadržavanja
CN105667300A (zh) * 2016-01-27 2016-06-15 陈焕祥 一种拖拉机汽油箱保护装置
JP6876660B2 (ja) * 2018-08-31 2021-05-26 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59383U (ja) * 1983-05-06 1984-01-05 スズキ株式会社 オ−トバイの後泥除け
JPS5981682U (ja) * 1982-11-26 1984-06-01 本田技研工業株式会社 自動二輪車のサイドカバ−
JPS6233983U (ja) * 1985-08-19 1987-02-28
JPH11178174A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Yazaki Corp 電線保持具
JP2001071961A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3358876B2 (ja) * 1994-07-12 2002-12-24 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
JP2003054470A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Yamaha Motor Co Ltd 小型車両の冷却風導入構造
SE522397C2 (sv) * 2002-11-05 2004-02-03 Volvo Lastvagnar Ab Kabelkanal för ett fordon samt metod för att montera ett kablage på ett fordon
JP2006123656A (ja) 2004-10-27 2006-05-18 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗車両
JP4522902B2 (ja) * 2005-03-31 2010-08-11 本田技研工業株式会社 エアクリーナボックス構造
JP4535943B2 (ja) * 2005-06-28 2010-09-01 本田技研工業株式会社 車両のエンジン補器類の配置構造
JP2008024291A (ja) * 2006-06-23 2008-02-07 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両
US7459633B2 (en) * 2006-07-11 2008-12-02 Vantage Point Products Corp. Wire management system
US7910829B2 (en) * 2008-09-02 2011-03-22 Bell'o International Corp. Cable management system

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5981682U (ja) * 1982-11-26 1984-06-01 本田技研工業株式会社 自動二輪車のサイドカバ−
JPS59383U (ja) * 1983-05-06 1984-01-05 スズキ株式会社 オ−トバイの後泥除け
JPS6233983U (ja) * 1985-08-19 1987-02-28
JPH11178174A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Yazaki Corp 電線保持具
JP2001071961A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224130A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両
JP2014148242A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のキャニスタ支持構造
JP2016000600A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の遮熱構造

Also Published As

Publication number Publication date
CA2649094A1 (en) 2009-09-27
US20090242312A1 (en) 2009-10-01
US8844668B2 (en) 2014-09-30
CA2649094C (en) 2014-12-30
JP5129632B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5129632B2 (ja) 鞍乗り型車両のハーネス保持構造
KR101634029B1 (ko) 안장형 차량
JP5307288B2 (ja) 自動二輪車の後部構造
JP2010052625A (ja) 自動二輪車
JP2014177928A (ja) 鞍乗型車両
JP2014169077A (ja) 鞍乗り型車両
JP6670814B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5323602B2 (ja) 車両の伝達部材配索構造
JP5764025B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5098103B2 (ja) 鞍乗り型車両のヘッドライト支持構造
JP2010195283A (ja) 鞍乗り型車両
JP2014069772A (ja) 自動二輪車
CN109689486B (zh) 跨骑型车辆的蓄电池箱
JP6192913B2 (ja) 鞍乗型車両
EP2497687B1 (en) Cowled vehicle
JP6531995B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6547064B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6564129B2 (ja) 灯火器装置及び鞍乗型車両
JP7346514B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP7340576B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP6961006B2 (ja) 鞍乗型車両の支持部材構造
JP7369749B2 (ja) 鞍乗型車両
WO2022209890A1 (ja) 鞍乗型車両
JP6742972B2 (ja) 鞍乗型車両のカバー部材構造
JP7234279B2 (ja) 鞍乗型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120806

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5129632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees