JP6616646B2 - 自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造 - Google Patents

自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造 Download PDF

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Description

本発明は、シリンダが前方に向いた自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造に関するものである。
シリンダが前方に向いたエンジンを備えた自動二輪車では、シリンダの後方上方に、吸気系の一部であるスロットルユニットが配置されることが多い(例えば、特許文献1)。シリンダは高温となるので、エンジンの冷却構造、カウリングの構造等によっては、シリンダの熱からスロットルユニットを保護する必要が生じる場合がある。排気管の輻射熱からスロットルボディを保護する例ではあるが、特許文献1では、排気管とスロットルボディとの間に、断熱用のプレートを配置している。
特開2009−241820号公報
特許文献1の断熱用のプレートは、板金で構成され、車体フレームにボルト連結されている。しかしながら、エンジンの周辺は、多くの部品が配置されているので、このようなプレートを配置するスペースを確保するのが難しい場合がある。また、プレートを車体フレームに取り付けるので、車体フレームの設計変更が必要となり、構造も複雑になる。
本発明は、簡単な構造で、エンジンの熱からスロットルユニットを保護することができる自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造は、シリンダが前方に向いた自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造であって、前記シリンダの上方にスロットルユニットが設けられ、前記シリンダと前記スロットルユニットとの間に、遮熱シートが設けられている。スロットルユニットは、スロットル弁を内蔵したスロットルボディおよびこれに備え付けられたセンサを少なくとも含む。遮熱シートは、例えば、シリコンゴム、アルミガラスクロス等の樹脂製の断熱シートである。ここで、シリンダとは、シリンダ本体とシリンダヘッドとを含む。また、「前方を向く」とは、側面視で、シリンダ軸線がクランクシャフトの軸心から前方に延び、かつエンジンに対して、上方または下方に45°以下の範囲で傾斜していることをいう。
この構成によれば、シリンダとスロットルユニットとの間に、遮熱シートが設けられているので、エンジンの熱からスロットルユニットが保護される。しかも、遮熱シートをシリンダとスロットルユニットとの間に介在させるだけなので、配置スペースを確保するのが容易であるうえに、車体フレームを変更する必要もなく、構造が簡単である。
本発明において、前記スロットルユニットは燃料噴射装置を有し、前記遮熱シートが、前記燃料噴射装置と前記シリンダとの間に延在していることが好ましい。この構成によれば、温度対策が必要な燃料噴射装置を効果的に遮熱することができる。
本発明において、前記スロットルユニットは、スロットル弁を内蔵したスロットルボディと、前記スロットルボディに備え付けられたセンサと、前記スロットルボディとエンジンの吸気ポートとを接続する吸気パイプとを有し、前記遮熱シートが、前記吸気パイプに嵌合されていることが好ましい。この構成によれば、温度対策が必要なセンサを効果的に遮熱することができるうえに、遮熱シートの取り付けおよび位置決めが容易である。
前記遮熱シートが前記吸気パイプに嵌合されている場合、さらに、前記遮熱シートが前記吸気パイプに対して回転するのを防ぐ回転防止機構が設けられていることが好ましい。この構成によれば、遮熱シートが吸気パイプに対して回転するのを防ぐことができる。回転防止機構は、例えば、前記遮熱シートに、電線、クランプ部材等を挿通することで実現できる。
本発明において、前記シリンダの上方に吸気を浄化するエアクリーナが設けられ、前記遮熱シートの前端部が、前記エアクリーナの下部に近接していることが好ましい。この構成によれば、遮熱シートとエアクリーナとの間の隙間が小さくなるので、アイドリング時にシリンダからの熱気がスロットルユニットに向かうのを防ぐことができる。また、走行風がエアクリーナに遮られて、直接遮熱シートに当たるのを防ぐことができるので、走行風により遮熱シートがずれるのを回避できる。
本発明の自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造によれば、シリンダとスロットルユニットとの間に、遮熱シートが設けられているので、エンジンの熱からスロットルユニットが保護される。しかも、遮熱シートをシリンダとスロットルユニットとの間に介在させるだけなので、配置スペースを確保するのが容易であるうえに、車体フレームを変更する必要もなく、構造が簡単である。
本発明の第1実施形態に係る吸気系の遮熱構造を備えたエンジンを搭載した鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す側面図である。 同自動二輪車の要部を示す側面図である。 同遮熱構造の遮熱シートを示す平面図である。 同吸気系のスロットルユニットを示す側面図である。 同スロットルユニットおよび同遮熱シートの取付構造を示す分解斜視図である。 同遮熱構造を示す平面図である。 同遮熱構造を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る吸気系の遮熱構造を備えたエンジンを搭載した鞍乗型車両の一種である自動二輪車の要部を示す側面図である。 同遮熱構造を示す平面図である。 同遮熱構造のクランプ部材を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本明細書において、「左側」および「右側」は、自動二輪車に乗車したライダーから見た左右側をいう。
図1は本発明の第1実施形態に係る吸気系の遮熱構造を備えたエンジンを搭載した自動二輪車の側面図である。この自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を形成するメインフレーム1と、後半部を形成するリヤフレーム2とを有している。メインフレーム1の前端にヘッドパイプ4が設けられ、このヘッドパイプ4にステアリングシャフト(図示せず)を介してフロントフォーク8が回動自在に軸支されている。フロントフォーク8の上端部に操向用のハンドル6が固定され、フロントフォーク8の下端部に前輪10が取り付けられている。
メインフレーム1の後端部に、スイングアームブラケット9が設けられている。このスイングアームブラケット9に取り付けたピボット軸16の回りに、スイングアーム12が上下揺動自在に軸支されている。このスイングアーム12の後端部に、後輪14が回転自在に支持されている。
メインフレーム1の下部でスイングアームブラケット9の前側に、エンジンEが取り付けられている。エンジンEがドライブチェーン(図示せず)を介して後輪14を駆動する。本実施形態のエンジンEは、空冷単気筒エンジンである。ただし、エンジンEの形式はこれに限定されるものではない。
本実施形態のエンジンEのシリンダ22は、前向きに配置されている。すなわち、エンジンEの回転軸SHを支持するクランクケースCRに、シリンダ22が前方を向くように取り付けられている。シリンダ22は、ピストンが摺動するシリンダボアを有するシリンダ本体21と、その頂部に連結されたシリンダヘッド23とを含む。ここで、「前方を向く」とは、側面視で、シリンダ22がエンジンEの回転軸から前方に延び、かつエンジンEに対して、上方または下方に45°以下傾斜していること、つまり、シリンダ軸心C1の前後方向D1に対する傾斜角θが45°以下であることをいう。傾斜角θは30°以下であることがより好ましく、本実施形態では、傾斜角θは上方へ約10°に設定されている。
シリンダ22の下面22aの排気ポート28に、排気管24が接続されている。この排気管24が、エンジンEの下方に配置された排気マフラ26に接続されている。シリンダ22の上方に、エアクリーナ30とスロットルユニット32が、エアクリーナ30を前方にして前後方向に並んで設けられている。エアクリーナ30は、吸気を浄化して、スロットルユニット32へ導出する。スロットルユニット32は、エアクリーナ30からの吸気量を制御して、シリンダ22の上部の吸気ポート34へ導出する。これらエアクリーナ30およびスロットルユニット32により、エンジンEの吸気系ISが構成されている。
エンジンEの吸気系ISの後方でエンジンEの上方に、エンジンEを始動させるスタータモータ35が配置され、エンジンEに支持されている。スタータモータ35の上部に、電線接続用のコネクタ部69が、上方に突出して設けられている。コネクタ部69に、スタータモータ制御用の電線69a(図6)が接続されている。電線69aは、メインハーネス(図示せず)を介して、例えば、電子制御ユニット(ECU)に接続される。
メインフレーム1の上部に燃料タンク15が配置され、リヤフレーム2にライダー用シート18および同乗者用シート20が支持されている。また、車体前部、詳細には、フロントフォーク8の前方に、樹脂製のフロントカウル25が配置され、フロントカウル25にヘッドランプ27が装着されている。フロントカウル25の後方、より詳細には、フロントフォーク8の後方に、左右一対の樹脂製のシュラウド・タンクカバー29が配置されている。シュラウド・タンクカバー29は、吸気系ISを外側方から覆うシュラウド部29aと、燃料タンク15の側部を覆うタンクカバー部29bとを有している。
走行時に、前輪10の上方でフロントカウル25の下方を通過した走行風Aが、エンジンEのシリンダ22に衝突して、シリンダ22を冷却する。また、エアクリーナ30の前面30aは、下方に向かって後方に傾斜している。したがって、エアクリーナ30の前面30aに衝突した走行風Aは、下方のシリンダ22へ案内される。これにより、シリンダ22の冷却効果が向上する。
図2に示すように、エアクリーナ30の出口とスロットルユニット32の入口が吸気管36により連結され、スロットルユニット32の出口が吸気ポート34に連結されている。シリンダ22とスロットルユニット32との間に、遮熱シート40が配置されている。遮熱シート40は、シリンダ22の輻射熱からスロットルユニット32を保護する。遮熱シート40は、樹脂製の断熱シートであり、本実施形態では、厚さ約1mmのシリコンゴム製の断熱シートである。ただし、遮熱シート40の材質はこれに限定されない。遮熱シート40の前端部40aが、エアクリーナ30の前端部の下部30bに近接している。この下部30bは、後方に向かって上方へ傾斜した後ろ上がりとなっている。
図3に示すように、遮熱シート40は、後部に比べて前部が車幅方向に大きく形成されており、前部に吸気パイプ挿通孔42が形成されている。また、遮熱シート40の前部における吸気パイプ挿通孔42の側方に、ケーブル挿通孔44が形成されている。遮熱シート40における吸気パイプ挿通孔42とケーブル挿通孔44との間に、スリット(切込み)45が形成されている。遮熱シート40の後部に、コネクタ挿通孔46が形成されている。
図4に示すように、スロットルユニット32は、スロットル弁48を内蔵したスロットルボディ50と、スロットルボディ50とエンジンEの吸気ポート34とを接続する吸気パイプ52とを有している。スロットルボディ50と吸気パイプ52とが2本のボルト54により連結され、スロットルユニット32を構成している。吸気パイプ52は、2本のボルト59により吸気ポート34に接続されている。スロットルボディ50には、センサユニット56が備え付けられている。センサユニット56は、例えば、スロットル位置センサを含む。
吸気パイプ52のインジェクタ取付口52aに、燃料を吸気に噴射する燃料噴射装置58が取り付けられている。遮熱シート40は、吸気パイプ52に嵌合され、燃料噴射装置58とシリンダ22との間に延在している。つまり、遮熱シート40の吸気パイプ挿通孔42(図3)は、吸気パイプ52の外形に合致した形状となっている。
スロットルユニット32および遮熱シート40の取付構造について説明する。図5に示すように、遮熱シート40の吸気パイプ挿通孔42に吸気パイプ52を挿通した状態で、2本のボルト59を用いて、吸気パイプ52をシリンダ22の吸気ポート34に取り付ける。このとき、エンジンの温度センサ60のケーブル60aも、遮熱シート40のケーブル挿通孔44に挿通しておく。遮熱シート40における吸気パイプ挿通孔42とケーブル挿通孔44との間にスリット45が形成されているので、吸気パイプ52およびケーブル60aの取付性がよい。吸気パイプ52と吸気ポート34との間には、インシュレータ62とその両面の2つのガスケット64,64が介在されている。
つづいて、吸気パイプ52のインジェクタ取付口52aに、図4のボルト65を用いて、燃料噴射装置58を取り付ける。さらに、ボルト54を用いて、吸気パイプ52にスロットルボディ50を連結する。つぎに、図6に示すように、遮熱シート40のコネクタ挿通孔46に、スタータモータ35のコネクタ部69を挿通する。その後、コネクタ部69に、スタータモータ制御用の電線69aを接続する。
本実施形態の自動二輪車では、図1に示すように、前方を向くシリンダ22の上方にスロットルユニット32が配置され、その前方にエアクリーナ30が配置されている。さらに、エアクリーナ30およびスロットルユニット32の外側方は左右のシュラウド部29a、29aで覆われている。そのため、シリンダ22の上方でエアクリーナ30の後方は、走行風Aが流れにくく、シリンダ22の熱が篭り易くなっている。
上記構成によれば、図7に示すように、シリンダ22とスロットルユニット32との間に、遮熱シート40が設けられているので、シリンダ22の熱からスロットルユニット32が保護される。特に、遮熱シート40は、図6に示すように、スロットルユニット32におけるセンサユニット56および燃料噴射装置58と、シリンダ22との間に延在しているので、温度対策が必要なセンサユニット56および燃料噴射装置58をシリンダ22の熱から効果的に保護することができる。
また、樹脂製の遮熱シート40をシリンダ22とスロットルユニット32との間に介在させるだけなので、配置スペースを確保するのが容易であるうえに、車体フレームを変更する必要もなく、構造が簡単である。しかも、遮熱シート40は、シリコンゴム製の柔軟な断熱シートであるので、エンジン周辺の限られたスペースに容易に配置できるうえに、他の部品を傷つけることもない。詳細には、図7に示すように、遮熱シート40はその後部が前部に対して上方に変位するように配置されているが、柔軟な断熱シートからなるので容易に対応できる。
遮熱シート40は、スロットルユニット32の吸気パイプ52に嵌合されている。したがって、ボルト止めのような取り付け作業が不要で、遮熱シート40の取り付けが容易である。さらに、遮熱シート40のケーブル挿通孔44に温度センサ60のケーブル60aが挿通され、コネクタ挿通孔46に、スタータモータ35のコネクタ部69が挿通されているので、遮熱シート40が吸気パイプ52に対して回転するのを防ぐことができる。つまり、遮熱シート40のコネクタ挿通孔46にスタータモータ35のコネクタ部69を挿通することで、遮熱シート40が吸気パイプ52に対して回転するのを防ぐ回転防止機構70を構成している。しかも、吸気パイプ52にスロットルボディ50が連結され、コネクタ部69に電線69aが接続されているので、遮熱シート40が抜けることもない。
図2に示す遮熱シート40の前端部40aが、エアクリーナ30の下部30bに近接している。これにより、遮熱シート40とエアクリーナ30との間の隙間が小さくなるので、アイドリング時にシリンダ22からの熱気がスロットルユニット32に向かうのを防ぐことができる。また、走行風Aがエアクリーナ30の前面30aによって遮られるので、直接遮熱シート40に当たって、遮熱シート40がめくれるのを回避できる。
さらに、遮熱シート40の前部は、吸気パイプ52のフランジ51と吸気ポート34とにより上下方向の移動が規制され、後部は、スタータモータ35とこれに接続される電線69aにより上下方向の移動が規制されている。したがって、走行時に振動が発生しても、遮熱シート40が外れることはない。
図8は、本発明の第2実施形態に係る吸気系の遮熱構造を備えたエンジンを搭載した自動二輪車の要部を示す側面図で、図9は、同遮熱構造を示す平面図である。第2実施形態は、遮熱シート40Aの形状、材質と回転防止機構70の構成が第1実施形態と異なる。具体的には、第2実施形態の遮熱シート40Aは、厚さ1mmのアルミガラスクロスの断熱シートである。図9に示すように、遮熱シート40Aの後部は、スタータモータ35の前部を上方から覆う位置まで延びており、遮熱シート40Aの後部にクランプ挿通孔72が形成されている。つまり、第2実施形態の遮熱シート40Aは、スタータモータ35のコネクタ部69にまでは達しておらず、第1実施形態の遮熱シート40よりも前後方向寸法が小さい。
図8に示すように、スタータモータ35をエンジンEに固定するボルト74に、上方やや前方に傾斜して延びるクランプ部材76が共締めされている。クランプ部材76は、板金を折り曲げ加工することで構成され、図10に示すように、下端にボルト74が挿通する挿通孔76aが形成されている。クランプ部材76の上端部76bは、二点鎖線で示すように、車幅方向に折り曲げることが可能となっている。
第2実施形態では、図8に示す遮熱シート40Aの前部を吸気パイプ52に嵌合させた状態で、スロットルユニット32をエンジンEの吸気ポート34に連結するとともに、図9に示す遮熱シート40Aの後部のクランプ挿通孔72に、クランプ部材76を挿通させている。つまり、遮熱シート40Aのクランプ挿通孔72にクランプ部材76を挿通することで、遮熱シート40Aが吸気パイプ52に対して回転するのを防ぐ回転防止機構70を構成している。クランプ挿通孔72に挿通した後、図9に示すように、クランプ部材76の上端部76bを車幅方向に折り曲げて、遮熱シート40Aの後部の上方への移動を規制している。これ以外の構成は、第1実施形態と同じである。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、第2実施形態によれば、回転防止機構70が、遮熱シート40Aのクランプ挿通孔72とこれに挿通されるクランプ部材76とで構成されているので、遮熱シート40Aの設計の自由度が向上する。具体的には、任意の個所にクランプ部材76を設けることで、遮熱シート40Aの形状を変更できる。例えば、第2実施形態では、第1実施形態に比べて遮熱シート40Aを小形化できる。さらに、電線ではなく板金製のクランプ部材76を挿通させるので、遮熱シート40Aとして、導電性のあるアルミガラスクロスを採用することが可能となり、材料選択の自由度が向上する。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、遮熱シート40の材質や形状は、上記実施形態のものに限定されない。また、上記実施形態では、燃料噴射装置58は吸気パイプ52に設けられているが、スロットルボディ50に設けてもよい。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
22 シリンダ
30 エアクリーナ
32 スロットルユニット
34 吸気ポート
40,40A 遮熱シート
50 スロットルボディ
52 吸気パイプ
58 燃料噴射装置
60a ケーブル(電線)
69 コネクタ部(電線)
70 回転防止機構
E エンジン
IS 吸気系

Claims (5)

  1. シリンダが前方に向いた自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造であって、
    前記シリンダの上方にスロットルユニットが設けられ、
    前記シリンダと前記スロットルユニットとの間に、遮熱シートが設けられ、
    前記スロットルユニットは、スロットル弁を内蔵したスロットルボディと、前記スロットルボディに備え付けられたセンサと、前記スロットルボディとエンジンの吸気ポートとを接続する吸気パイプとを有し、
    前記遮熱シートが、前記吸気パイプに嵌合されることで取り付けられている自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造。
  2. 請求項1に記載のエンジンの吸気系の遮熱構造において、前記スロットルユニットは燃料噴射装置を有し、
    前記遮熱シートが、前記燃料噴射装置と前記シリンダとの間に延在している自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造。
  3. 請求項2に記載のエンジンの吸気系の遮熱構造において、さらに、前記遮熱シートが前記吸気パイプに対して回転するのを防ぐ回転防止機構が設けられている自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造。
  4. 請求項3に記載のエンジンの吸気系の遮熱構造において、前記遮熱シートに、電線が挿通されている自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造。
  5. シリンダが前方に向いた自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造であって、
    前記シリンダの上方にスロットルユニットが設けられ、
    前記シリンダと前記スロットルユニットとの間に、遮熱シートが設けられ、
    前記シリンダの上方に吸気を浄化するエアクリーナが設けられ、
    前記遮熱シートの前端部が、前記エアクリーナの下部に近接している自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造。
JP2015200129A 2015-10-08 2015-10-08 自動二輪車のエンジンの吸気系の遮熱構造 Active JP6616646B2 (ja)

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