JP2009234315A - ラジエータグリル - Google Patents
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Abstract
【課題】
ラジエータグリルにおいて、開発コストが低く、安価な遮蔽部材を有するラジエータグリルを提供することにある。
【解決手段】
走行風をエンジンルーム内に導入するため、車体前面に設けられるラジエータグリル1において、車体に取付けるための外周枠20と、ラジエータグリル1の外観意匠となる格子部としての横格子30及び縦格子40と、この格子部の後方に設けられ、走行風の一部を制限するための遮蔽部材60と、横格子30及び縦格子40に設けられ、遮蔽部材60を取付け、固定するための取付部としての取付リブ50を有し、遮蔽部材60はラジエータグリル1の曲面形状に追従するように軟質材料で形成されていることを特徴とするラジエータグリル1。
【選択図】図1
ラジエータグリルにおいて、開発コストが低く、安価な遮蔽部材を有するラジエータグリルを提供することにある。
【解決手段】
走行風をエンジンルーム内に導入するため、車体前面に設けられるラジエータグリル1において、車体に取付けるための外周枠20と、ラジエータグリル1の外観意匠となる格子部としての横格子30及び縦格子40と、この格子部の後方に設けられ、走行風の一部を制限するための遮蔽部材60と、横格子30及び縦格子40に設けられ、遮蔽部材60を取付け、固定するための取付部としての取付リブ50を有し、遮蔽部材60はラジエータグリル1の曲面形状に追従するように軟質材料で形成されていることを特徴とするラジエータグリル1。
【選択図】図1
Description
本発明は、走行風をエンジンルーム内に導入するため、車体前面に設けられるラジエータグリルで、空力特性の向上のために設けられる遮蔽部材に関する。
従来のラジエータグリルでは、走行風をエンジンルーム内に外観意匠となる格子部全面より導入する構成となっている。しかし、寒冷地で使用される車両の場合は、格子部全面より走行風を導入する必要がなく、その一部を遮蔽する遮蔽板を設け、空力特性の向上させる構成としている。
例えば、特許文献1に記載されるラジエータグリルで、この裏面に、遮蔽板を取付ける構成及び、グリルネットの構成の従来技術が記載されている。これらの構成は、上述のように寒冷地仕様か否かにより、遮蔽板(寒冷地仕様)を取付けるか、グリルネットを取付けるかが選択されるものである。
特開平10−218023号公報
ところで、上記特許文献1に記載のラジエータグリルの遮蔽版では、ラジエータグリルの取付構造、形状にあわせて、射出成形により成形した遮蔽板が取付けられている。そのため、ラジエータグリルの取付構造、形状にあわせて設計しなくてはならず、設計費用、金型費用等の開発コストがかかってしまうという問題があった。特に、遮蔽板が設けられるものは、寒冷地仕様の車種に限定されるため、数量の予測ができず開発コストの回収が難しいという問題もあった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ラジエータグリルにおいて、開発コストが低く、安価な遮蔽部材を有するラジエータグリルを提供することにある。
前記目的を達成するために本件本発明の請求項1の発明は、走行風をエンジンルーム内に導入するため、車体前面に設けられるラジエータグリルにおいて、車体に取付けるための外周枠と、ラジエータグリルの外観意匠となる格子部と、格子部の後方に設けられ、走行風の一部を制限するための遮蔽部材と、格子部に設けられ、遮蔽部材を取付け、固定するための取付部とを有し、遮蔽部材はラジエータグリルの曲面形状に追従するように、軟質材料で形成されていることを特徴とする。
上記構成では、遮蔽部材を軟質材料で構成し、ラジエータグリルの格子部に設けられた取付部に取付ける構成としたので、遮蔽部材の設計は、曲面形状等の設計を行わず、平面に展開された形状とすることで容易に設計することができる。
請求項2に記載の発明は、遮蔽部材は、打ち抜きにより製造されることを特徴とする。
上記構成では、従来のように射出成形した遮蔽部材に比べ、安価に製造することができる。
請求項3に記載の発明は、遮蔽部材は、不織布であることを特徴とする。
上記構成では、遮蔽部材が不織布で構成されているので、ラジエータグリルの後方配置されているホーンを遮蔽部材で塞いだとしてもホーンからの音を透過させることができるので、ホーンの位置を考慮することなく遮蔽部材をラジエータグリルの格子部の形状に応じ、容易に設計することができる。
本発明のラジエータグリルでは、遮蔽部材の設計は、曲面形状等の設計を行わず、平面に展開された形状とすることで容易に設計することができる。
以下、本件発明を具現化した実施態様の遮蔽部材60が設けられるラジエータグリル1について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は、ラジエータグリル1の正面図をします。このラジエータグリル1は、車体に取付けるための取付ける構成(図示せず)有す外周枠20が、ラジエータグリル1の全周に亙って形成されている。この外周枠20がラジエータグリル1の基本的な剛性を有しており、外周枠20に設けられた取付構成により車体に固定される。
図1は、ラジエータグリル1の正面図をします。このラジエータグリル1は、車体に取付けるための取付ける構成(図示せず)有す外周枠20が、ラジエータグリル1の全周に亙って形成されている。この外周枠20がラジエータグリル1の基本的な剛性を有しており、外周枠20に設けられた取付構成により車体に固定される。
この外周枠20の内側には、ラジエータグリル1の外観意匠となる、格子部としての横格子30と縦格子40が設けられている。この格子部としての横格子30と縦格子40は、色々なデザインがあり、車両ごとに異なっている。
この格子部としての横格子30と縦格子40の裏面には、軟質材料で形成された遮蔽部材60がラジエータグリル1の意匠形状に追従して、取付けられている。この遮蔽部材60は、図2及び図3に示すように、横格子30、縦格子40及び外周枠20に形成された平板状の取付リブ50(図5参照)を熱カシメにより溶融させて固定されている(熱カシメ部52)。この取付リブ50(図5参照)は、横格子30、縦格子40及び外周枠20に複数箇所設けられており、ラジエータグリル1の意匠形状に追従して遮蔽部材60が固定されるように形成されている。
遮蔽部材60は、シート状のEPDMを取付けの形状及び取付リブ50に位置を考慮して、ラジエータグリル1の格子の形状により複数毎に分割されて、打ち抜きにより形成される。なお、この遮蔽部材60の打ち抜き形状は、標準的な格子の形状によりその大きさを設定して、ラジエータグリル1の設計時この形状を考慮して設計するようにしても良い。また、遮蔽部材60の材質としては、その他のゴム材料、エラストマー等の曲面形状に追従する軟質の材料を用いることができる。
次に、遮蔽部材60の取付方法について、図4及び図5にて説明する。まず、射出成形等に成形され、意匠面のメッキや塗装が施されたラジエータグリル1の裏面側に形成された取付リブ50に、所定形状で取付リブ50を挿入する取付穴54が打ち抜かれた遮蔽部材60を取付ける。そして、この遮蔽部材60から突出した取付リブ50を熱カシメ機により溶融させて、熱カシメ部52を形成して、ラジエータグリル1に固定する。
以上説明した本実施態様の遮蔽部材60を設けたラジエータグリル1は、寒冷地仕様の車両に装着され、遮蔽部材60が設けられたことにより走行風の導入が一部制限されるため、乱流等により空気抵抗が現象し、空力特性が向上する。一方、車両は寒冷地にて使用されるものであり走行風の一部が制限されたとしても、ラジエータに冷却に十分な冷気が導入される。
また、本実施態様のラジエータグリル1では、遮蔽部材60は軟質材料で打ち抜き形成され、熱カシメにより取付けられるので、ラジエータグリル1の曲面形状に追従して取付けられると共に、射出成形により成形するものに比べ、設計も容易になるとともに、安価に製造することができる。
なお、本実施形態はこれらを適宜変更した以下の態様にて実施することができる。
本実施態様では、遮蔽部材60を取付け、固定するための取付部として、平板状の取付リブ50を設けたが、円錐又は円柱状の突起を熱カシメにより固定する構成としてもよい。また、格子が形成する開口全周の格子部の裏面に、三角又は半円状の数mm程度の凸部を形成し、振動溶着又は超音波溶着により遮蔽部材60の全周を格子部に溶着する構成としても良い。この場合、軟質材料の遮蔽部材60が確実に固定されるので、空力特性の低下、不要なびびり音の発生を確実に防止することができる。
遮蔽部材60の材質としては、不織布を用いても良く、この場合、ラジエータグリル1の後方に設けられるホーンの音を遮ることがなく透過させることができるので、ホーンの位置を考慮することなく遮蔽部材をラジエータグリル1の格子部の形状に応じ、設計することができる。
本実施態様では、遮蔽部材60を取付け、固定するための取付部として、平板状の取付リブ50を設けたが、円錐又は円柱状の突起を熱カシメにより固定する構成としてもよい。また、格子が形成する開口全周の格子部の裏面に、三角又は半円状の数mm程度の凸部を形成し、振動溶着又は超音波溶着により遮蔽部材60の全周を格子部に溶着する構成としても良い。この場合、軟質材料の遮蔽部材60が確実に固定されるので、空力特性の低下、不要なびびり音の発生を確実に防止することができる。
遮蔽部材60の材質としては、不織布を用いても良く、この場合、ラジエータグリル1の後方に設けられるホーンの音を遮ることがなく透過させることができるので、ホーンの位置を考慮することなく遮蔽部材をラジエータグリル1の格子部の形状に応じ、設計することができる。
本実施態様では、遮蔽部材60を複数毎に分割して取付ける構成としたが、全体を一枚で打ち抜く形状として取付けるようにしても良い。
本実施態様では、遮蔽部材60を、横格子30、縦格子40及び外周枠20のラジエータグリル1の外観意匠を形成する部材の裏面に形成された取付リブ50により固定する構成としたが、ラジエータグリル1の格子部の形状によっては格子部間に、外観意匠を構成しない縦、横又は斜めの格子形成し、この格子に取付部形成し固定する構成としても良い。
本実施態様では、遮蔽部材60を、横格子30、縦格子40及び外周枠20のラジエータグリル1の外観意匠を形成する部材の裏面に形成された取付リブ50により固定する構成としたが、ラジエータグリル1の格子部の形状によっては格子部間に、外観意匠を構成しない縦、横又は斜めの格子形成し、この格子に取付部形成し固定する構成としても良い。
1 : ラジエータグリル
20 : 外周枠
30 : 横格子
40 : 縦格子
50 : 取付リブ(取付部)
52 : 熱カシメ部
54 : 取付穴
60 : 遮蔽部材
20 : 外周枠
30 : 横格子
40 : 縦格子
50 : 取付リブ(取付部)
52 : 熱カシメ部
54 : 取付穴
60 : 遮蔽部材
Claims (3)
- 走行風をエンジンルーム内に導入するため、車体前面に設けられるラジエータグリルにおいて、
車体に取付けるための外周枠と、
前記ラジエータグリルの外観意匠となる格子部と、
前記格子部の後方に設けられ、走行風の一部を制限するための遮蔽部材と、
前記格子部に設けられ、前記遮蔽部材を取付け、固定するための取付部とを有し、
前記遮蔽部材は前記ラジエータグリルの曲面形状に追従するように、軟質材料で形成されていることを特徴とするラジエータグリル。 - 前記遮蔽部材は、打ち抜きにより製造されることを特徴とする請求項1に記載のラジエータグリル。
- 前記遮蔽部材は、不織布であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラジエータグリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008079821A JP2009234315A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | ラジエータグリル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008079821A JP2009234315A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | ラジエータグリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009234315A true JP2009234315A (ja) | 2009-10-15 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2008079821A Pending JP2009234315A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | ラジエータグリル |
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JP (1) | JP2009234315A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168144A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Suzuki Motor Corp | 車体前部構造 |
WO2016052146A1 (ja) * | 2014-09-29 | 2016-04-07 | 豊田合成 株式会社 | 装飾めっき製品、取付構造、製造方法、及び取り付け方法 |
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2008
- 2008-03-26 JP JP2008079821A patent/JP2009234315A/ja active Pending
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