JP2009230106A - 半導体装置の製造方法及びレジスト塗布・現像処理システム - Google Patents

半導体装置の製造方法及びレジスト塗布・現像処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】パターン崩れを生ずることなく、レジストパターンをスリム化することが可能な半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】下地層1上にレジスト層3を形成する工程と、レジスト層3に可溶層3a及び不溶層3bのパターンからなる露光パターンを得る工程と、露光パターンが形成されたレジスト層3から可溶層3aを除去し、レジストパターン3cを形成する工程と、レジストパターン3cから中間露光領域3dを除去する工程と、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cに、このレジストパターン3cを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入し、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cの表面に新たな可溶層3eを形成する工程と、レジストパターン3cから新たな可溶層3eを除去する工程と、を具備する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、半導体プロセス等に用いられるレジストパターンのスリミング方法、このスリミング方法を利用した半導体装置の製造方法、及びレジスト塗布・現像処理システムに関する。
半導体装置の微細化に伴い、光学露光技術だけでは、1:1のデンスパターンの露光コントラストを十分に確保することが難しくなってきている。そこで、現状、
(1)パターンに新たな層を組み合わせて、デンスパターンを形成する
(2)パターン形成を2回に分けて、デンスパターンを形成する
等の手法が検討されている。
いずれの手法においても、パターンの線幅を如何に細く形成するかが重要である。
なお、レジストパターンの線幅を細く形成する技術としては、例えば、特許文献1乃至3が知られている。
特許文献1では、化学増幅型レジストを用いてレジストパターンを形成した後、このレジストパターン上に酸性被膜を塗布してレジストパターンの表面層をアルカリ可溶性に転換し、アルカリ可溶性に転換された表面層を除去することで、レジストパターンの線幅を、最初に形成された線幅よりも、さらに細くする。
特許文献2では、化学増幅型レジストを用いてレジストパターンを形成した後、このレジストパターン上に改質材を塗布してレジストパターンに改質材を拡散させる。この後、改質材と、レジストパターンのうち、改質剤が拡散されて溶解可能となった部分を除去することで、レジストパターンの線幅を、最初に形成された線幅よりも、さらに細くする。
特許文献3では、レジストパターンを形成した後、このレジストパターン上にパターン薄肉化材料(縮小材料)を塗布してレジストパターンの表面にパターンミキシング層を形成する。この後、薄肉化材料とパターンミキシング層を除去することで、レジストパターンの線幅を、最初に形成された線幅よりも、さらに細くする。
特開2001−281886号公報 特開2002−299202号公報 特開2003−215814号公報
特許文献1乃至3は、レジストパターンの表面を可溶性とすることで、レジストパターンの線幅を、最初に形成された線幅よりも、さらに細くすることができる(以下、本明細書ではスリム化と呼ぶ)。
しかし、パターンの微細化の要求は厳しくなる一途であり、パターンに要求される線幅は、細くなっている。レジスト自体も、より微細なパターンを形成できるように高感度してきている。これらのような様々な要因により、レジストパターンをスリム化するために、レジストパターンの表面を可溶性とする工程を付加すると、パターン崩れが生じやすくなる、という事情を招くようになってきた。
この発明は、パターン崩れを生ずることなく、レジストパターンをスリム化することが可能なレジストパターンのスリミング方法、このスリミング方法を利用した半導体装置の製造方法、及び上記スリミング方法を実行できるレジスト塗布・現像処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の第1の態様に係る半導体装置の製造方法は、下地層上にレジスト層を形成する工程と、前記レジスト層に可溶層及び不溶層のパターンからなる露光パターンを得る工程と、前記露光パターンが形成されたレジスト層から可溶層を除去し、レジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンから中間露光領域を除去する工程と、前記中間露光領域が除去されたレジストパターンに、このレジストパターンを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入する工程と、前記反応物質が導入されたレジストパターンの表面に新たな可溶層を形成する工程と、前記レジストパターンから新たな可溶層を除去する工程と、を具備する。
この発明の第2の態様に係る半導体装置の製造方法は、下地層上に第1のレジスト層を形成する工程と、前記第1のレジスト層に可溶層及び不溶層のパターンからなる露光パターンを得る工程と、前記露光パターンが形成された第1のレジスト層から可溶層を除去し、第1のレジストパターンを形成する工程と、前記第1のレジストパターンから中間露光領域を除去する工程と、前記中間露光領域が除去された第1のレジストパターンに、この第1のレジストパターンを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入する工程と、前記反応物質が導入された第1のレジストパターンの表面に新たな可溶層を形成する工程と、前記第1のレジストパターンから新たな可溶層を除去する工程と、前記新たな可溶層が除去された第1のレジストパターンが形成された前記下地層上に、第2のレジスト層を形成する工程と、前記第2のレジスト層に可溶層及び不溶層のパターンからなる露光パターンを得る工程と、前記露光パターンが形成された第2のレジスト層から可溶層を除去し、第2のレジストパターンを形成する工程と、前記第2のレジストパターンから中間露光領域を除去する工程と、前記中間露光領域が除去された第2のレジストパターンに、この第2のレジストパターンを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入する工程と、前記反応物質が導入された第2のレジストパターンの表面に新たな可溶層を形成する工程と、前記第2のレジストパターンから新たな可溶層を除去する工程と、を具備する。
この発明の第3の態様に係るレジスト塗布・現像処理システムは、レジストを塗布する塗布ユニットと、前記塗布されたレジストをプリベークするプリベークユニットと、前記プリベークされたレジストを露光する露光ユニットと、前記露光されたレジストをポスト露光ベークする第1のポスト露光ベークユニットと、前記ポスト露光ベークされたレジストを現像する第1の現像ユニットと、前記現像されたレジストをポストベークするポストベークユニットと、前記ポストベークされた現像済みレジストを第2回現像する第2の現像ユニットと、前記第2回現像されたレジストに、このレジストを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入する反応物質導入ユニットと、前記反応物質が導入されたレジストを第2回ポスト露光ベークする第2のポスト露光ベークユニットと、前記第2回ポスト露光ベークされたレジストを第3回現像する第3の現像ユニットと、を具備する。
この発明によれば、パターン崩れを生ずることなく、レジストパターンをスリム化することが可能なレジストパターンのスリミング方法、このスリミング方法を利用した半導体装置の製造方法、及び上記スリミング方法を実行できるレジスト塗布・現像処理システムを提供できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の好ましい形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1A乃至図1Fは、この発明の第1の実施形態に係るレジストパターンのスリミング方法の一例を示す断面図である。
まず、図1Aに示すように、下地層1上に、反射防止膜(Bottom Anti−Reflection Coating:BARC)2を形成する。下地層1の例は、半導体ウエハ自体や、この半導体ウエハ上に形成された層間絶縁膜などの半導体装置内構造である。BARC2は、例えば、反射防止剤が添加されたレジストを塗布する、又は反射防止膜を堆積することで形成される。なお、BARC2は、必要に応じて形成されれば良い。次いで、反射防止膜2上にレジストを塗布し、塗布されたレジストをプリベークして溶剤をとばし、固化させることでレジスト層3を形成する。レジストの一例は化学増幅型レジストである。化学増幅型レジストの一例は、例えば、光が照射されることで、溶剤に対して可溶な可溶化物質を発生させるレジストである。具体的な一例として、本例では、光酸発生剤(PhotoAcid Generator:PAG)を含有し、ArFエキシマレーザー(波長193nm)を光源に用いた露光に対応可能な化学増幅型レジストを用いた。PAGは光があたると酸を発生する。酸は、レジストに含まれたアルカリ不溶性保護基と反応し、アルカリ不溶性保護基をアルカリ可溶性基(可溶化物質)に変化させる。上記反応の一例は酸触媒反応である。
次に、図1Bに示すように、レジスト層3の選択された部分を露光し、レジスト層3を可溶化させる可溶化物質を選択的に発生させる。本例のレジストは、PAGを含有した化学増幅型レジストである。本例では、露光後、レジスト層3中に発生した酸を活性化させ、アルカリ不溶性保護基をアルカリ可溶性基(可溶化物質)への変化を促すために、熱処理(Post Exposure Bake:PEB)を行う。このように、可溶化物質を選択的に発生させることで、レジスト層3中に、例えば、アルカリ性の溶剤に対して可溶な可溶層3a及び不溶な不溶層3bのパターンからなる露光パターンを得る。
次に、図1Cに示すように、露光パターンが形成されたレジスト層3から可溶層3aを除去し、露光パターンに応じたレジストパターン3cを形成する。本例では、露光パタ−ンが形成されたレジスト層3上に、アルカリ性溶剤(現像液)を噴霧することで、可溶層3aを除去した。これにより、不溶層3bからなるレジストパターン3cが形成される。次いで、必要ならば、レジストパターン3cを硬化させるために、ポストベークを行う。これで第1回現像工程が終了する。
従来、レジスト層3の現像工程は一回である。しかし、現像後のレジスト層3の側面には、可溶であるはずの領域にも関わらず、可溶化が完全に進まない、又は不溶であるはずの領域にも関わらず、僅かな可溶性基が発生する、といった可溶層3aと不溶層3bとの中間的な性質を持つ領域を生じてしまう。このような領域を、本明細書では中間露光領域3dと呼ぶ。中間露光領域3dを生ずる原因としては、様々なものが考えられるが、一例をあげるならば、半導体装置の微細化が進むにつれ、光を当てるべき領域と光を当てない領域との境界に、充分な露光コントラストを確保することが難しくなってきていることである。例えば、微細化に伴って露光波長の短波長化が進んでおり、現在では、光源としてKrFエキシマレーザー、さらに短波長のArFエキシマレーザーが用いられるようになっている。しかし、エキシマレーザー等の短波長光源は、例えば、水銀ランプのi線等を利用した露光に比較して、一般的に露光強度が弱くなりやすい、という事情を抱えている。これが、半導体装置の微細化に伴って、充分な露光コントラストを確保することの厳しさが増している要因の一つである。
また、明るい部分から暗い部分への明暗の変化は、ミクロ的に見ると“1”と“0”との関係のように互いに離散し、連続しない変化ではなく、連続した変化となるのが実際である。このため、レジスト層3には、光が弱く当たる部分が生じてしまう。例えば、エキシマレーザー等の短波長光源に使用される化学増幅型レジストには、PAGが全体に含有されている。PAGが全体に含有されているから、光が僅かでも当たれば、僅かながらも酸が発生する。発生した僅かな酸が、現像後のレジストパターン3cに、中間露光領域3dを発生させてしまう。このような中間露光領域3dの発生が、後々、レジストのスリミングに悪い影響を及ぼす。
そこで、本実施形態では、図1Dに示すように、第1回現像工程の後に、レジストパターン3cから中間露光領域3dを除去するようにした。
中間露光領域3dを除去する手法の一例は、現像である。本第1の実施形態では、中間露光領域3dの除去に、現像を用いた(第2回現像工程)。
中間露光領域3dを除去するための現像とし、まず、レジストパターン3cの線幅(Critical Dimension:CD)と、現像液の温度との関係を調べてみた。その結果を図2に示す。図2には、線幅(CD)がおおよそ60nmであるレジストパターン3cに第2回現像工程を施した際の、現像液の温度毎の線幅(CD)の変化が示されている。この試験においては、現像液の濃度は標準濃度(約2.38%)とし、現像時間として60sec(Cond.1)、及び30sec(Cond.2)の二つを選択した。
図2に示すように、線幅(CD)は、現像液の温度を高くするにつれて減少する。
このように、上記試験の結果、線幅(CD)の減少量は、現像液の温度を高めることによって大きくなることが確認された。本試験では、現像時間が60secのとき、現像液の温度が40℃乃至45℃の範囲において、線幅(CD)の減少量が約15nm台であり、最大の減少量であった。また、現像時間が30secのときには、現像液の温度が40℃乃至50℃の範囲において、線幅(CD)の減少量が約6乃至8nm台であり、最大の減少量であった。
このように、現像液の温度を高めると、線幅(CD)の減少量が大きくなる傾向が確認されたが、中間露光領域3dは、レジストパターン3c、即ち不溶層3bの全体ではなく、不溶層3b中にある程度の割合で発生する。また、不溶層3bは、理論上、現像液には溶けないから、現像時間に応じて除去可能な中間露光領域3dが無くなれば、線幅(CD)の減少が飽和するはずである。
図2に示す試験結果では、現像時間が60secのとき、線幅(CD)の減少量が、おおよそ10nm乃至15nm程度となると飽和傾向を示す。同様に、現像時間が30secのとき、線幅(CD)の減少量が、おおよそ6乃至8nm程度となると、飽和傾向を示す様子が見てとれる。この結果から、本来の線幅が約60nmのレジストパターン3cには、現像時間60secで除去可能な中間露光領域3dが約10nm乃至15nm存在し、現像時間30secで除去可能な中間露光領域3dが約6乃至8nm存在する、と推測される。割合に換算すれば、現像時間に応じて除去可能な中間露光領域3dは、本来の線幅に対して10〜25%程度存在する、と推測される。
現像時間に応じて除去可能な中間露光領域3dが除去された後は、除去困難な不溶層3bが残るだけである。不溶層3bは、理論上、現像液に溶けないから、本来の線幅が10〜25%程度減少すれば、それ以上、線幅が減少することは、理論上ない。即ち、現像液の温度を高くしても、ある温度を超えると、中間露光領域3dの除去効果は、ほとんど変わらなくなる。従って、現像液の温度には、適切な上限が設定されたほうが良い。適切な上限を設定することで、例えば、現像液を、不必要に加温せずに済み、製造コストの低下にも有利となる。本例では、現像液の温度が、おおよそ43℃を超えると除去効果が変わらなくなる。よって、現像液の温度の範囲は、現像時間によって変わるが、おおよそ23℃以上45℃以下が良いであろう。
ところで、本例では、現像液の温度が45℃乃至50℃を超えると、線幅(CD)の測定が不可能となった。これは、レジストパターン3cが倒れてしまったためである。レジストパターン3c、即ち不溶層3bは、理論上、現像液には溶けることはないから、現像液によってレジストパターン3cが細りすぎて倒れた、とは考え難い。この原因は、レジストパターン3cの根本にあるBARC2が現像液に侵食されたことにあった。レジストパターン3cが、根本のBARC2が侵食されることで、倒れたのである。
そこで、レジストパターン3cの線幅(CD)をおおよそ70nmに変えてみて、同様の試験を行った。この試験においては、現像液の濃度は標準濃度(約2.38%)とし、現像時間として10secを選択した。その結果を図3に示す。
図3に示すように、線幅(CD)をおおよそ70nmとすると、現像液の温度を70℃まで、レジストパターン3cが倒れることなく、レジストパターン3cの線幅(CD)を減少させることができた。
この結果より、現像液の好ましい温度範囲は23℃以上70℃以下であることが分かった。
ただし、BARC2の耐性を考慮にいれると、現像液の温度範囲は、23℃以上45℃以下がより好ましい。
このように、中間露光領域3dの除去に現像を用いる場合、現像液の温度に上限を設定することは、製造コストの低下ばかりでなく、BARC2の不慮の侵食、この不慮の侵食に伴うパターン倒れの抑制にも有利である。
次に、中間露光領域3dを除去するための現像とし、線幅(CD)と現像液の濃度との関係を調べてみた。その結果を図4に示す。図4には、線幅(CD)がおおよそ60nmであるレジストパターン3cに第2回現像工程を施した際の、現像液の濃度毎の線幅(CD)の変化が示されている。この第2回現像工程に用いた現像液の温度は23℃とし、現像時間は60secとした。
図4に示すように、単位時間、本例では60sec当たりの線幅(CD)の減少は、現像液の濃度を高くするにつれて高まる。本例では、現像液の濃度を、2.38%、10%、15%と高めるにつれて、線幅(CD)の減少量が大きくなる。
本例でも、濃度が15%を超え、20%となると、レジストパターン3cの倒れが発生した。この原因も、BARC2の侵食であった。
このように、中間露光領域3dを除去するには、現像液の濃度を高くすることが良いが、中間露光領域3dの除去効果がいずれは飽和すること、及びBARC2が侵食されることを考慮すると、濃度にも上限を与えることが良い。本例では、好ましい現像液の濃度は、2.38%以上15%以下である。
さらに、中間露光領域3dを除去するための現像とし、線幅(CD)と、現像時間との関係を調べてみた。その結果を図5に示す。図5には線幅(CD)がおおよそ60nmであるレジストパターン3cに第2回現像工程を施した際の、現像時間毎の線幅(CD)の変化が示されている。この試験においては、現像液の濃度として2.38%(標準濃度)、5%、及び10%の三つを選択した。濃度が2.38%の場合には現像液の温度を23℃(Cond.1)、濃度が5%の場合には現像液の温度を35℃(Cond.2)、濃度が10%の場合には現像液の温度を35℃(Cond.3)とした。
図5に示すように、線幅(CD)は、現像時間を長くするにつれて減少する。
例えば、Cond.1のときには、現像時間が約60sec以上となると線幅(CD)が減少しだす。Cond.2、及びCond.3のときには、現像時間が約20sec以上となると、線幅(CD)の減少効果が高い。
また、中間露光領域3dは、本来のレジストパターン3c中にある割合で含まれているから、現像時間を長くしても、ある時間を超えるとは除去効果がほとんど変わらなくなる。本例では、300secを超えると除去効果が変わらなくなる。
さらに、現像時間20sec未満においては、線幅(CD)がどのように変化するかを調べてみた。その結果を図6に示す。この試験においては現像液の濃度を2.38%、現像液の温度を48℃とした。
図6に示すように、現像時間が1secから線幅(CD)が減少する。
また、図7は、図5中のCond.1の試料の試験結果を、現像時間0secから1200secまでの線幅(CD)の変化を対数表示せずに示したものである。
改めて図7に示すように、現像時間が300secを超えると、除去効果はほとんど変わらなくなる。
以上の結果から、本例では、好ましい現像時間は、1sec以上300sec以下となる。
さらに、本例では、図1Eに示すように、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cに、このレジストパターン3cを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入し、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cの表面に新たな可溶層3eを形成するようにした。新たな可溶層3eを形成する方法の例は、反応物質を、レジストパターン3c内に拡散させることである。拡散としては、主に、次の二例を用いることができる。
第1の例は、反応物質を、レジストパターン3c内に液相拡散にて拡散させることである。液相拡散の一例は、図8に示すように、上記中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3c上に、反応物質を含む溶液を塗布することである。反応物質の一例は、酸である。酸を含む酸性溶液の一例としては、例えば、TARC(Top Anti−Reflection Coating)を用いることができる。
具体的な工程の一例としては、図8に示すように、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3c上に、反応物質、例えば、酸(H)を含む溶液4aを塗布する。次いで、溶液4aから、酸(H)を、レジストパターン3cの表面からレジストパターン3c内に拡散させる。拡散の際には、図8に示すように、レジストパターン3cが形成されている基板、例えば、半導体ウエハWを、ベーカー5を用いてベークすると、反応物質、例えば、酸(H)の拡散量を大きくできるので良い。また、ベークすることで、レジストパターン3c内に拡散した酸(H)を活性化でき、不溶層3bから可溶層3eへの変化を促すこともできる。不溶層3bから可溶層3eへの変化の一例は、例えば、アルカリ不溶性保護基からアルカリ可溶性基(可溶化物質)への、酸(H)を触媒成分とした変化である。
なお、ベーク温度が高すぎると、パターン崩れやパターン倒れの要因となるので、ベーク温度には上限が設定されることが好ましい。ベーク温度の上限は、レジストパターン3cを構成するレジストの種類に応じて変わるであろうが、本例では、110℃である。好ましいベーク温度は、50℃乃至180℃である。
第2の例は、反応物質を、レジストパターン3c内に気相拡散にて拡散させることである。気相拡散の一例は、図9に示すように、上記中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cを、反応物質を含む気体(雰囲気)に暴露することである。反応物質の一例は、第1の例と同様に酸である。酸を含む気体の一例としては、例えば、TARCを気化させたものを用いることができる。
具体的な工程の一例としては、図9に示すように、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cが形成された基板、例えば、半導体ウエハWを処理チャンバ6内に搬入し、処理チャンバ6内に、反応物質、例えば、酸(H)を含む酸含有ガスを供給し、レジストパターン3cを、酸(H)を含む雰囲気4bに暴露する。次いで、酸(H)を含む雰囲気4bから、酸(H)を、レジストパターン3cの表面からレジストパターン3c内に拡散させる。拡散の際には、図9に示すように、第1の例と同様に、レジストパターン3cが形成されている基板、例えば、半導体ウエハWを、ベーカー5を用いてベークすることが良い。ベークすることで、第1の例と同様に、反応物質、例えば、酸(H)の拡散量を大きくでき、また、レジストパターン3c内に拡散した酸(H)を活性化でき、不溶層3bから可溶層3eへの変化を促すことができる。不溶層3bから可溶層3eへの変化の一例は、本第2の例においても、酸(H)を触媒成分としたアルカリ不溶性保護基からアルカリ可溶性基(可溶化物質)への変化である。
なお、本第2の例におけるベーク温度の範囲は、第1の例と同様で良い。
このように、反応物質、例えば、酸(H)をレジストパターン3cの表面からレジストパターン3c内に、液相又は気相拡散させることで、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cの表面に新たな可溶層3eを形成できる。
次に、図1Fに示すように、新たな可溶層3eが形成されたレジストパターン3cから新たな可溶層3eを除去する。除去の一例は現像である。
本例では、新たな可溶層3eが形成されたレジストパターン3c上に、アルカリ性溶剤(現像液)を噴霧することで、新たな可溶層3eを除去した。次いで、必要ならば、レジストパターン3cを硬化させるために、ポストベークを行う。これで第3回現像工程が終了する。
このように、第1の実施形態によれば、図1Cに示した第1回現像工程の後に、図1Dに示した中間露光領域3dの除去工程(第2回現像工程)、及び図1Fに示した新たな可溶層3eの除去工程(第3回現像工程)を行うから、第1回現像工程におけるレジストパターン3cの線幅CDintよりも細い線幅CDfnlを持つレジストパターン3cを得ることができる。
しかも、最終のレジストパターン3cの線幅CDfnlにおけるスリミング量は、最初のレジストパターン3cの線幅CDintから、中間露光領域3dの除去によるスリミング量と、新たな可溶層3の除去によるスリミング量との二つを加算したものとなる。よって、スリミング工程が一回であるスリミング方法に比較すれば、レジストパターン3cのスリミング量を、より大きくすることができる。具体的な数値例をあげれば、第1回現像工程後のレジストパターン3cの線幅が60nmであった場合には、中間露光領域3dの除去で約10nm、これに続く新たな可溶層3eの除去で約15nm、合わせて約25nmのスリム化が可能である。従って、例えば、60nmの線幅のレジストパターンを得ることができる露光技術を用いた場合であっても、最終的に得られるレジストパターンの線幅、おおよそ半分の約35nmにできる。
さらに、第1の実施形態によれば、第1回現像工程を終えたレジストパターン3cから、中間露光領域3dを除去する。このため、新たな可溶層3eを、表面部分が清浄なレジストパターン3c内に形成できる。表面部分が清浄とは、本例では、表面部分に余分な可溶化物質、及び/又は反応物質がほとんど無い状態を指す。本例では、新たな可溶層3eを、余分なアルカリ可溶性基、及び/又は酸がほとんど無いレジストパターン3c上に形成する。このため、中間露光領域3dを除去していないレジストパターン3cに形成する場合に比較して、パターン崩れを発生させ難い状態で、レジストパターン3cをスリミングできる。この利点を裏付ける参考例として、図10Aに、中間露光領域を除去していないレジストパターンに、新たな可溶層を形成し、その後、新たな可溶層を除去した場合の図面代用写真(SEM写真)を示す。
図10Aに示すように、中間露光領域を除去していないレジストパターンに、新たな可溶層を形成するスリミング方法では、レジストパターンが崩れてしまっている。この原因の一つとしては、レジストパターン3cの側面に可溶化物質や反応物質、本参考例ではアルカリ可溶基や酸が残っており、これらの残存物が、新たな可溶層3eを形成する際に、新たな可溶層3eを異常に成長させてしまうもの、と推測される。結果として、図10Aに示す参考例のように、中間露光領域を除去していないレジストパターンに、新たな可溶層を形成するスリミング方法では、パターン崩れを生じやすい。よって、参考例では、レジストパターンのスリミングに限界がある。
図10Bは、第1の実施形態に従ってレジストパターンをスリミングさせた場合の図面代用写真(SEM写真)である。
対して、図10Bに示すように、第1の実施形態では、パターン崩れを生じることなく、レジストパターンをスリミングできている。よって、第1の実施形態によれば、新たな可溶層3eを、中間露光領域3dを除去していないレジストパターン3cに形成する場合に比較して、パターン崩れの発生を抑制しつつ、レジストパターン3cをスリミングすることができる。
このように、第1の実施形態によれば、パターン崩れを生ずることなく、レジストパターンをスリム化することが可能なレジストパターンのスリミング方法を得ることができる。
さらに、第1の実施形態によれば、パターンラフネス(LWR:Line Width Roughness)を改善することもできた。
図11は、スリミング前、スリミング後のレジストパターンを示す図面代用写真(SEM写真)である。
図11に示すように、レジストA(Resist−A)は、スリミング前、LWR=8.2nmである。これを、第1の実施形態に従ってスリミングしたところ、LWR=6.8nmまで低下させることができた。また、レジストB(Resist−B)についても、スリミング前、LWR=5.2nmであったところを、LWR=4.4nmまで低下させることができた。
このように、第1の実施形態によれば、レジストのLWRを改善でき、凹凸差が小さく良好な形状のレジストパターンを形成することもできる。
レジストパターンの線幅(CD)が、例えば、40nm、30nm、20nm…と微細になってくると、わずかな凹凸差がレジストパターンの形状に大きな影響を与える。
対して、第1の実施形態によれば、凹凸差が小さく良好な形状のレジストパターンを形成することができる。よって、第1の実施形態に従ったスリミング方法は、今後の更なる微細化にも有利である。
また、上記第1の実施形態においては、第3回現像工程(新たな可溶層除去)に際して、第1回現像工程と同様の現像工程を行った。
しかし、第3回現像工程(新たな可溶層除去)において、第2回現像工程(中間露光領域除去)と同様の現像工程(ここでは便宜上、前処理現像という)を行うと、レジストパターンをさらにスリミングできることが分かった。その結果を表1に示す。現像条件は、通常現像が、現像液温度23℃、現像液濃度2.38%、現像時間60secである。また、前処理現像は、現像液温度45℃、現像液濃度2.38%、現像時間60secである。
このように、第3回現像工程(新たな可溶層除去)において、前処理現像と同様の、高温、もしくは高濃度現像、もしくは長時間現像を行うことで、通常現像の場合に比較して、さらにレジストパターンをスリミングさせることができる。
尚、第3回現像工程を、前処理現像と同様の条件で行う場合の好ましい条件域は、第2回現像工程と同じで良い。
また、第3回現像工程を前処理現像と同様の条件で行うことは、以下に説明する他の実施形態にも適用できることはもちろんである。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、新たな可溶層3eを、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cの表面からレジストパターン3c内に形成した。このようにして形成された新たな可溶層3eは、レジストパターン3cの側面から上面にかけて、レジストパターン3cの表面全体に形成される。このため、レジストパターン3cは、幅方向及び高さ方向の双方で、等方的にスリム化される。等方的なスリム化では、レジストパターン3eの上面の部分も除去されることになるから、レジストパターン3eの高さを、不用意に低くしてしまう。レジストパターン3eには、ある程度の高さを維持したい場合もある。例えば、レジストパターン3eを、下地層1をエッチング加工する際のマスクとして利用する場合等である。
第2の実施形態は、パターン崩れを生ずることなく、かつ、レジストパターンの高さ方向のスリム化を抑制しつつ、レジストパターンの幅をスリム化できるレジストパターンのスリミング方法を得ようとするものである。
図12A乃至図12Eは、この発明の第2の実施形態に係るレジストパターンのスリミング方法の一例を示す断面図である。
まず、図12Aに示すように、図1A乃至図1Dを参照して説明したスリミング方法に従って、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cを得る。
次に、図12Bに示すように、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cに、このレジストパターン3cを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入した導入層7を形成する。反応物質を導入する方法は、例えば、図8、又は図9を参照して説明した方法を利用することができる。反応物質の一例は、第1の実施形態と同様に酸である。
次に、図12Cに示すように、レジストパターン3cのパターン間を、埋め込み材料8で埋め込む。埋め込み材料8は流動性を持つ材料で良く、例えば、流動性材料を、レジストパターン3c上に塗布すれば良い。流動性材料としては、例えば、液浸露光に使用される液浸保護膜(トップコート)を利用することができる。また、埋め込み材料8は、レジストパターン3cの上面9が露出するように形成する。上面9を露出させるためには、埋め込み材料8の膜厚が、例えば、レジストパターン3cの高さhとほぼ同じになるように塗布すれば良い。
次に、図12Dに示すように、露出したレジストパターン3cの上面9から、上記反応物質が不溶層を可溶層に変化させる性質を消してしまう物質、例えば、中和物質を、上面9からレジストパターン3c内に導入する。中和物質を、上面9からレジストパターン3c内に導入することで、図中、破線楕円10内に示すように、レジストパターン3cの表面全体に形成された導入層7のうち、レジストパターン3cの上面部分に形成されていた部分を中和することができる。中和により、導入層7は、レジストパターン3cの側面部分にのみ残るようになる。中和物質の一例は、反応物質が酸であるときには、アミン系物質である。中和物質をレジストパターン3c内に導入する方法の例は、中和物質をレジストパターン3c内に拡散させることである。拡散の方法の例としては、主に、中和物質を含有した中和ガスから中和物質を拡散させる気相拡散(図13参照)と、中和物質を含有した中和溶液から同じく中和物質を拡散させる液相拡散(図14参照)、との二通りがある。
中和物質を、気相拡散を用いて導入する場合には、図13に示すように、レジストパターン3cが形成された基板、例えば、半導体ウエハWを処理チャンバ6内に搬入し、処理チャンバ6内に、中和物質を含む中和ガスを供給し、レジストパターン3cの上面9を、中和物質を含む雰囲気11aに暴露する。次いで、中和物質を含む雰囲気11aから、中和物質を、レジストパターン3cの上面9からレジストパターン3c内に拡散させる。中和ガスの一例は、反応物質が酸であるときには、アミン系ガスである。
また、中和物質を、液相拡散を用いて導入する場合には、図14に示すように、レジストパターン3c上に、中和物質を含む中和溶液11bを塗布する。次いで、中和溶液11bから、中和物質を、レジストパターン3cの上面9からレジストパターン3c内に拡散させる。中和溶液の一例は、反応物質が酸であるときには、アミン系溶液である。
このように、中和物質を含む材料、例えば、反応物質が酸であるときには、アミン系ガス、又はアミン系溶液から中和物質を、レジストパターン3cの上面9からレジストパターン3c内に拡散させる。これにより、レジストパターン3cの上面部分から、反応物質が中和され、反応物質が有していた不溶層を可溶層に変化させる性質が消える。このような中和により、導入層7を、レジストパターン3cの側面部分にのみ残すことができる。
次に、図12Eに示すように、レジストパターン3cが形成されている基板、例えば、半導体ウエハWを、ベーカー5を用いてベークする。これにより、導入層7に導入されていた反応物質、例えば、酸がレジストパターン3c内に拡散する。また、拡散した酸が活性化することで、例えば、酸を触媒成分としたアルカリ不溶性保護基からアルカリ可溶性基(可溶化物質)への変化が促され、レジストパターン3cの側面に新たな可溶層3eが形成される。
この後は、図1Fを参照して説明した方法に従って、新たな可溶層3eを除去すれば良い。
このように、第2の実施形態によれば、レジストパターン3cの上面部分に導入されていた反応物質の、不溶層を可溶層に変化させる性質を消すことで、新たな可溶層3eを、レジストパターン3cの側面のみに形成することができ、レジストパターン3cの高さhが不用意に低くなってしまう事情を抑制することができる。
このような第2の実施形態は、例えば、スリム化したレジストパターン3eを、下地層1をエッチング加工する際のマスクとして利用する場合等に有効に利用することができる。
次に、第2の実施形態の変形例に係るレジストパターンのスリミング方法を説明する。
この変形例は、新たな可溶層3eを形成する際に、反応物質を、レジストパターン3c内に液相拡散にて拡散させた場合に適用できる例である。
図15A乃至図15Cは、第2の実施形態の変形例に係るレジストパターンのスリミング方法の一例を示す断面図である。
まず、図15Aに示すように、反応物質、本例では酸(H)を含む酸性溶液4aを、レジストパターン3cの上面9が露出するように、例えば、レジストパターン3cの高さhとほぼ同じになるように塗布する。酸性溶液4aは、レジストパターン3cの上面9が露出するように塗布されるが、酸性溶液4aは塗布の際にレジストパターン3cの上面を通過するから、導入層7は上面9にも形成される。
次に、図15Bに示すように、図12Dを参照して説明した工程と同様に、露出したレジストパターン3cの上面9から、上記反応物質が不溶層を可溶層に変化させる性質を消してしまう物質、例えば、中和物質を、上面9からレジストパターン3c内に導入する。これにより、図中、破線楕円10内に示すように、レジストパターン3cの表面に形成された導入層7のうち、レジストパターン3cの上面部分に形成されていた部分を中和する。中和の方法は、図13、又は図14を参照して説明した方法で良い。
次に、図15Cに示すように、図12Eを参照した説明した工程と同様に、レジストパターン3cが形成されている基板、例えば、半導体ウエハWを、ベーカー5を用いてベークする。これにより、導入層7に導入されていた、本例では酸を、レジストパターン3c内に拡散させるとともに、酸を活性させることで、レジストパターン3cの側面に新たな可溶層3eを形成する。
この後は、図1Fを参照して説明した方法に従って、新たな可溶層3eを除去すれば良い。
このように、第2の実施形態の変形例によれば、反応物質、例えば、酸を、酸性溶液4aを用いてレジストパターン3cに拡散させる際に、酸性溶液4aをレジストパターン3cの上面9が露出するように塗布することで、反応物質の導入層7の形成と、上面9から中和物質を導入するためのパターン間の埋め込みとを一回の工程でできる。このため、工程数を減らすことができ、製造コストの低減、歩留り低下の抑制、及びスループットの向上等に有用である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、上述したスリミング方法を利用した半導体装置の製造方法の一例に関する例である。
図16乃至図24は、この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。
まず、図16に示すように、例えば、半導体ウエハ、又はウエハ上に形成された層間絶縁膜等である下地層31上に、エッチングストッパー32を形成する。次いで、エッチングストッパー32上に、例えば、導電性ポリシリコン膜33を形成する。次いで、ポリシリコン膜上に、BARC2を形成する。次いで、BARC2上にレジストを塗布し、塗布されたレジストをプリベークし、固化させることでレジスト層3を形成する。レジストの一例は、第1の実施形態と同様に、PAGを含有し、発生した酸を触媒成分として、アルカリ不溶性保護基をアルカリ可溶性基(可溶化物質)に変化させる化学増幅型レジストである。
次に、図17に示すように、レジスト層3の選択された部分を露光し、レジスト層3中に、例えば、アルカリ性の溶剤に対して可溶な可溶層3a及び不溶な不溶層3bのパターンからなる露光パターンを形成する。露光パターンの形成は、例えば、図1Bを参照して説明した方法と同様の方法にて行えば良い。
次に、図18に示すように、レジスト層3から可溶層3aを除去し、不溶層3bのパターンに応じたレジストパターン3cを形成する。レジストパターン3cの形成は、例えば、図1Cを参照して説明した方法と同様の方法にて行えば良い。
次に、図19に示すように、レジストパターン3cから中間露光領域3dを除去する。
中間露光領域3dの除去は、図1Dを参照して説明した方法と同様の方法にて行えば良い。次いで、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cに、新たな可溶層3eを形成する。新たな可溶層3eの形成は、例えば、図1Eを参照して説明した方法と同様の方法にて行えば良い。
次に、図20に示すように、レジストパターン3cから新たな可溶層3eを除去する。新たな可溶層3eの除去は、例えば、図1Fを参照して説明した保方と同様の方法にて行えば良い。
次に、図21に示すように、新たな可溶層3eが除去されたレジストパターン3cをマスクに用いて、BARC2を除去する。
次に、図22に示すように、レジストパターン3cの側壁上に、側壁膜34を形成する。側壁膜34の形成方法は、周知の形成方法を用いて良い。本例の側壁膜34は、後にエッチングマスク(ハードマスク)として使用する。このため、側壁膜34の材料は、本例では、導電性ポリシリコン膜33とエッチングの選択比をとれる材料から選ばれる。本例では、一例として二酸化シリコンを用いた。
次に、図23に示すように、二酸化シリコンからなる側壁膜34をマスクに用いて、レジストパターン3c及びBARC2を除去する。
次に、図24に示すように、側壁膜34をマスクに用いて、導電性ポリシリコン膜33をエッチングする。このエッチングにより、最初に形成されたレジストパターン3cの幅よりも細い幅を持ち、かつ、最初に形成されたレジストパターン3c間の間隔よりも狭い間隔で配置された導電性ポリシリコンパターン33aが形成される。このような導電性ポリシリコンパターン33aは、半導体装置のゲート電極パターンや、配線パターンとして利用することができる。
このように、この発明の実施形態に係るレジストパターンのスリミング方法は、半導体装置の製造に適用することができる。
なお、第3の実施形態において、レジストパターン3cの高さに、有る程度の高さを維持したい場合には、第2の実施形態を参照して説明したレジストパターン3cの上部を、中和する方法を適用すると良い。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、上述したスリミング方法を利用した半導体装置の製造方法の他例に関する例である。
図25乃至図37は、この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。
まず、図25に示すように、例えば、半導体ウエハ、又はウエハ上に形成された層間絶縁膜等である下地層31上に、図16を参照して説明した方法と同様の方法を用いて、エッチングストッパー32、導電性ポリシリコン膜33、第1のBARC2−1、及び第1のレジスト層3−1を形成する。第1のレジスト層3−1を構成するレジストには、例えば、第1の実施形態と同様に、PAGを含有し、発生した酸を触媒成分として、アルカリ不溶性保護基をアルカリ可溶性基(可溶化物質)に変化させる化学増幅型レジストを用いた。
次に、図26に示すように、例えば、図1Bを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、レジスト層3−1の選択された部分を露光し、レジスト層3−1中に、例えば、アルカリ性の溶剤に対して可溶な可溶層3a及び不溶な不溶層3bのパターンからなる露光パターンを形成する。
次に、図27に示すように、例えば、図1Cを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、レジスト層3−1から可溶層3aを除去し、不溶層3bのパターンに応じたレジストパターン3cを形成する。
次に、図28に示すように、例えば、図1Dを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、レジストパターン3cから中間露光領域3dを除去し、さらに、図1Eを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3cに、新たな可溶層3eを形成する。
次に、図29に示すように、例えば、図1Eを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、レジストパターン3cから新たな可溶層3eを除去する。
次に、図30に示すように、新たな可溶層3eが除去されたレジストパターン3cをマスクに用いて、BARC2−1を除去する。
次に、図31に示すように、導電性ポリシリコン膜33、及びレジストパターン3c上に、第2のBARC2−2を形成する。次いで、第2のBARC2−2上に、第2のレジスト層3−2を形成する。第2のBARC2−2の材料は、第1のBARC2−1の材料と同じで良く、第2のレジスト層3−2のレジストも、第1のレジスト層3−1のレジストと同じで良い。
なお、第2のBARC2−2、及び第2のレジスト層3−2を形成するにあたり、レジストパターン3cが倒れてしまうことが懸念される場合には、例えば、第2のBARC2−2を形成する前に二酸化シリコン等を薄く堆積し、レジストパターン3cを被膜で固めておく、いわゆるハードニング処理が行われても良い。
次に、図32に示すように、例えば、図1Bを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、レジスト層3−2の選択された部分を露光し、レジスト層3−2中に、例えば、アルカリ性の溶剤に対して可溶な可溶層3g及び不溶な不溶層3hのパターンからなる露光パターンを形成する。本例では、露光パターンを、不溶層3cが、レジストパターン3cどうしの間の領域に位置するように形成する。
次に、図33に示すように、例えば、図1Cを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、レジスト層3−2から可溶層3gを除去し、不溶層3hのパターンに応じたレジストパターン3iを形成する。
次に、図34に示すように、例えば、図1Dを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、レジストパターン3iから中間露光領域3dを除去し、さらに、図1Eを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、中間露光領域3dが除去されたレジストパターン3iに、新たな可溶層3eを形成する。
次に、図35に示すように、例えば、図1Eを参照して説明した方法と同様の方法を用いて、レジストパターン3iから新たな可溶層3eを除去する。
次に、図36に示すように、形成済みのレジストパターン3c、及び新たな可溶層3eが除去されたレジストパターン3iをマスクに用いて、BARC2−2を除去する。
次に、図37に示すように、レジストパターン3c、3iをマスクに用いて、導電性ポリシリコン膜33をエッチングする。このエッチングにより、第3の実施形態と同様に、最初に形成されたレジストパターン3cの幅よりも細い線幅を持ち、かつ、最初に形成されたレジストパターン3c間の間隔よりも狭い間隔で配置された導電性ポリシリコンパターン33bが形成される。
このような導電性ポリシリコンパターン33bもまた、第3の実施形態と同様に、半導体装置のゲート電極パターンや、配線パターンとして利用することができる。
次に、第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の他例を説明する。
上記第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例では、最初に形成したレジストパターン3c及び次に形成したレジストパターン3iをマスクに用いて、下層の膜、実施形態では導電性ポリシリコン膜33をエッチングして、導電性ポリシリコンパターン33bを形成した。
この他例では、第4の実施形態に第3の実施形態を組み合わせ、レジストパターン3c及び3iの側壁上に、側壁膜を形成するようにした例である。
図38A乃至図38Cは、この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の他例を示す断面図である。
まず、図25乃至図36を参照して説明した方法に従って、図36に示したように、BARC2−1上にレジストパターン3cを、BARC2−2上にレジストパターン3iを形成し、これらレジストパターン3c及び3iをマスクに用いてBARC2−1、2−2を除去する。
次に、図38Aに示すように、レジストパターン3c及び3iの側壁上に、周知の形成方法に従って側壁膜34を形成する。本例の側壁膜34も、第3の実施形態と同様に、後にエッチングマスク(ハードマスク)として使用する。このため、側壁膜34の材料は、本例では、導電性ポリシリコン膜33とエッチングの選択比をとれる材料から選ばれる。本例では、一例として二酸化シリコンを用いた。
次に、図38Bに示すように、側壁膜34をマスクに用いて、レジストパターン3c、BARC2−1、レジストパターン3i、及びBARC2−2を除去する。
次に、図38Cに示すように、側壁膜34をマスクに用いて、導電性ポリシリコン膜33をエッチングする。このエッチングにより、導電性ポリシリコンパターン33cが形成される。
このように第4の実施形態の他例に係る方法によっても、最初に形成されたレジストパターン3cの幅よりも細い幅を持ち、かつ、最初に形成されたレジストパターン3c間の間隔よりも狭い間隔で配置された導電性ポリシリコンパターン33cを形成することができる。しかも、第4の実施形態の他例においては、レジストパターン3c及び3iの側壁上に側壁膜34を形成し、これをエッチングのマスクとして利用するので、レジストパターン3c及び3iをエッチングのマスクとして利用する第4の実施形態の一例よりも、さらに、パターンの有無が高密度で繰り返されるパターン(いわゆるデンスパターン)を得ることができる。
このような導電性ポリシリコンパターン33cもまた、第3の実施形態、及び第4の実施形態の一例と同様に、半導体装置のゲート電極パターンや、配線パターンとして利用することができる。
なお、第4の実施形態においても、レジストパターン3c、3iの高さに、有る程度の高さを維持したい場合には、第2の実施形態を参照して説明したレジストパターン3cの上部を、中和する方法を適用すると良い。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、上述したスリミング方法を実施できる半導体製造装置の一例に関する例である。
この発明の実施形態に係るスリミング方法の利点の一つして、レジストパターンのスリム化を一台のレジスト塗布・現像処理システムの中でできる、ということを挙げることができる。
図39は、この発明の第5の実施形態に係るレジスト塗布・現像処理システムを示す概略平面図、図40はその正面図、図41はその背面図である。
このレジスト塗布・現像処理システム100は、搬送ステーションであるカセットステーション111と、複数の処理ユニットを有する処理ステーション112と、処理ステーション112に隣接して設けられる露光装置114と処理ステーション112との間でウエハWを受け渡すためのインターフェイスステーション113とを有している。
レジスト塗布・現像処理システム100において処理を行う複数枚のウエハWが水平に収容されたウエハカセット(CR)が他のシステムからカセットステーション111へ搬入される。また、逆にレジスト塗布・現像処理システム100における処理が終了したウエハWが収容されたウエハカセット(CR)がカセットステーション111から他のシステムへ搬出される。さらにカセットステーション111はウエハカセット(CR)と処理ステーション112との間でのウエハWの搬送を行う。
カセットステーション111においては、図39に示すように、カセット載置台120上にX方向に沿って1列に複数(図39では5個)の位置決め突起120aが形成されており、ウエハカセット(CR)はウエハ搬入出口を処理ステーション112側に向けてこの突起120aの位置に載置可能となっている。
カセットステーション111には、ウエハ搬送機構121がカセット載置台120と処理ステーション112との間に位置するように設けられている。このウエハ搬送機構121は、カセット配列方向(X方向)およびウエハカセット(CR)中のウエハWの配列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用ピック121aを有しており、このウエハ搬送用ピック121aは、図39中に示されるθ方向に回転可能である。これにより、ウエハ搬送用ピック121aはいずれかのウエハカセット(CR)に対してアクセスでき、かつ、後述する処理ステーション112の第3処理ユニット群Gに設けられたトランジションユニット(TRS−G)にアクセスできるようになっている。
処理ステーション112には、システム前面側に、カセットステーション111側から順に、第1処理ユニット群Gと第2処理ユニット群Gが設けられている。また、システム背面側に、カセットステーション111側から順に、第3処理ユニット群G、第4処理ユニット群Gおよび第5処理ユニット群Gが配置されている。また、第3処理ユニット群Gと第4処理ユニット群Gとの間に第1主搬送部Aが設けられ、第4処理ユニット群Gと第5処理ユニット群Gとの間に第2主搬送部Aが設けられている。さらに、第1主搬送部Aの背面側には第6処理ユニット群Gが設けられ、第2主搬送部Aの背面側には第7処理ユニット群Gが設けられている。
図39および図40に示すように、第1処理ユニット群Gは、カップ(CP)内でウエハWをスピンチャックSPに載せて所定の処理を行う液供給ユニットとしての5台のスピンナ型処理ユニット、例えば、3つのレジスト塗布ユニット(COT)と、露光時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティングユニット(BARC)が計5段に重ねられている。また第2処理ユニット群Gでは、5台のスピンナ型処理ユニット、例えば、現像ユニット(DEV)が5段に重ねられている。
第3処理ユニット群Gは、図41に示すように、下から、温調ユニット(TCP)、カセットステーション111と第1主搬送部Aとの間でのウエハWの受け渡し部となるトランジションユニット(TRS−G)、ウエハWを載置台に載せて所定の処理を行うオーブン型の処理ユニット、所望のオーブン型処理ユニット等を設けることができるスペア空間V、ウエハWに精度のよい温度管理下で加熱処理を施す3つの高精度温調ユニット(CPL−G)、ウエハWに所定の加熱処理を施す4つの高温度熱処理ユニット(BAKE)が10段に重ねられて構成されている。
第4処理ユニット群Gは、図41に示すように、下から、高精度温調ユニット(CPL−G)、レジスト塗布後のウエハWに加熱処理を施す4つのプリベークユニット(PAB)、現像処理後のウエハWに加熱処理を施す5つのポストベークユニット(POST)が10段に重ねられて構成されている。
第5処理ユニット群Gは、図41に示すように、下から、4つの高精度温調ユニット(CPL−G)、6つの露光後現像前のウエハWに加熱処理を施すポストエクスポージャーベークユニット(PEB)が10段に重ねられている。
第3〜5処理ユニット群G〜Gに設けられている高温度熱処理ユニット(BAKE)、プリベークユニット(PAB)、ポストベークユニット(POST)、ポストエクスポージャーベークユニット(PEB)は、例えば、全て同じ構造を有し、加熱処理ユニットを構成する。
なお、第3〜5処理ユニット群G〜Gの積み重ね段数およびユニットの配置は、図示するものに限らず、任意に設定することが可能である。
第6処理ユニット群Gは、図41に示すように、下から、2つのアドヒージョンユニット(AD)と、2つのウエハWを加熱する加熱ユニット(HP)とが4段に重ねられて構成されている。アドヒージョンユニット(AD)にはウエハWを温調する機構を持たせてもよい。
第7処理ユニット群Gは、図41に示すように、下から、レジスト膜厚を測定する膜厚測定装置(FTI)と、ウエハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置(WEE)とが2段に重ねられて構成されている。ここで、周辺露光装置(WEE)は多段に配置しても構わない。
また、第2主搬送部Aの背面側には、第1主搬送部Aの背面側と同様に加熱ユニット(HP)等の熱処理ユニットを配置することもできる。
第1主搬送部Aには第1主ウエハ搬送装置116が設けられ、この第1主ウエハ搬送装置116は、第1処理ユニット群G、第3処理ユニット群G、第4処理ユニット群Gと第6処理ユニット群Gに備えられた各ユニットに選択的にアクセス可能となっている。
第2主搬送部Aには第2主ウエハ搬送装置117が設けられ、この第2主ウエハ搬送装置117は、第2処理ユニット群G、第4処理ユニット群G、第5処理ユニット群G、第7処理ユニット群Gに備えられた各ユニットに選択的にアクセス可能となっている。
第1主ウエハ搬送装置116は、図42に示すように、ウエハWを保持する3本のアーム107a、107b、107cを有している。これら、アーム107a乃至107cは、基台152に沿って前後移動可能になっている。基台152は支持部153に回転可能に支持されて、支持部153に内蔵されたモータにより回転されるようになっている。支持部153は鉛直方向に延びる支持柱155に沿って昇降可能となっている。支持柱155には、鉛直方向に沿ってスリーブ155aが形成されており、支持部153から側方に突出するフランジ部156がスリーブ155aにスライド可能となっており、支持部153は図示しない昇降機構によりフランジ部156を介して昇降されるようになっている。
このような構成によって、第1主ウエハ搬送装置116のアーム107a乃至107cは、X方向、Y方向、Z方向の各方向に移動可能で、かつXY面内で回転可能であり、これにより先に述べたように、第1処理ユニット群G、第3処理ユニット群G、第4処理ユニット群Gおよび第6処理ユニット群Gの各ユニットにそれぞれアクセス可能となっている。
なお、アーム107aとアーム107bとの間に両アームからの放射熱を遮る遮蔽板108が取り付けられている。また、最上段のアーム107aの先端部上方には発光素子(図示せず)が取り付けられたセンサ部材159が設けられており、基台152の先端には受光素子(図示せず)が設けられていて、これら発光素子および受光素子からなる光学センサによりアーム107a乃至107cにおけるウエハWの有無とウエハWのはみ出し等が確認されるようになっている。
さらに、図42に示す壁部157は第1処理ユニット群G側にある第1主搬送部Aのハウジングの一部であり、壁部157には、第1処理ユニット群Gの各ユニットとの間でウエハWの受け渡しを行う窓部157aが形成されている。
第2主ウエハ搬送装置117は第1主ウエハ搬送装置116と同様の構造を有している。
第1処理ユニット群Gとカセットステーション111との間には液温調ポンプ124およびダクト128が設けられ、第2処理ユニット群Gとインターフェイスステーション113との間には液温調ポンプ125およびダクト129が設けられている。液温調ポンプ124、125は、それぞれ第1処理ユニット群Gと第2処理ユニット群Gに所定の処理液を供給するものである。また、ダクト128、129は、レジスト塗布・現像処理システム100外に設けられた図示しない空調器からの清浄な空気を各処理ユニット群G〜Gの内部に供給するためのものである。
第1処理ユニット群G〜第7処理ユニット群Gは、メンテナンスのために取り外しが可能となっており、処理ステーション112の背面側のパネルも取り外しまたは開閉可能となっている。また、第1処理ユニット群Gと第2処理ユニット群Gの下方には、第1処理ユニット群Gと第2処理ユニット群Gに所定の処理液を供給するケミカルユニット(CHM)126、127が設けられている。
インターフェイスステーション113は、処理ステーション112側の第1インターフェイスステーション113aと、露光装置114側の第2インターフェイスステーション113bとから構成されており、第1インターフェイスステーション113aには第5処理ユニット群Gの開口部と対面するように第1ウエハ搬送体162が配置され、第2インターフェイスステーション113bにはX方向に移動可能な第2ウエハ搬送体163が配置されている。
第1ウエハ搬送体162の背面側には、図41に示すように、下から順に、露光装置114から搬出されたウエハWを一時収容するアウト用バッファカセット(OUTBR)、露光装置114に搬送されるウエハWを一時収容するイン用バッファカセット(INBR)、周辺露光装置(WEE)が積み重ねられて構成された第8処理ユニット群Gが配置されている。イン用バッファカセット(INBR)とアウト用バッファカセット(OUTBR)は、複数枚、例えば25枚のウエハWを収容できるようになっている。
また、第1ウエハ搬送体162の正面側には、図40に示すように、下から順に、2段の高精度温調ユニット(CPL−G)と、トランジションユニット(TRS−G)とが積み重ねられて構成された第9処理ユニット群Gが配置されている。
第1ウエハ搬送体162は、Z方向に移動可能かつθ方向に回転可能で、さらにX−Y面内において進退自在なウエハ受け渡し用のフォーク162aを有している。このフォーク162aは、第5処理ユニット群G、第8処理ユニット群G、第9処理ユニット群Gの各ユニットに対して選択的にアクセス可能であり、これによりこれらユニット間でのウエハWの搬送を行うことが可能となっている。
第2ウエハ搬送体163も同様に、X方向およびZ方向に移動可能、かつ、θ方向に回転可能であり、さらにX−Y面内において進退自在なウエハ受け渡し用のフォーク163aを有している。このフォーク163aは、第9処理ユニット群Gの各ユニットと、露光装置114のインステージ114aおよびアウトステージ114bに対して選択的にアクセス可能であり、これら各部の間でウエハWの搬送を行うことができるようになっている。
図40に示すように、カセットステーション111の下部にはこのレジスト塗布・現像処理システム1全体を制御する集中制御部119が設けられている。この集中制御部119は、図43に示すように、レジスト塗布・現像処理システム100の各ユニットおよび各搬送機構等の各構成部を制御する、CPUを備えたプロセスコントローラ201を有し、このプロセスコントローラ201には、工程管理者がレジスト塗布・現像処理システム100の各構成部を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、レジスト塗布・現像処理システム100の各構成部の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェイス202と、レジスト塗布・現像処理システム100で実行される各種処理をプロセスコントローラ201の制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じてレジスト塗布・現像処理システム100の各構成部に所定の処理を実行させるための制御プログラムすなわちレシピや、各種データベース等が格納された記憶部203とが接続されている。レシピは記憶部203の中の記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、ハードディスク等の固定的に設けられているものであってもよいし、CD−ROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。また、他の装置から、例えば専用回線を介してレシピを適宜伝送させるようにしてもよい。必要に応じて、ユーザーインターフェイス202からの指示等を受けて、任意のレシピを記憶部203から呼び出してプロセスコントローラ201に実行させることで、プロセスコントローラ201の制御下で、レジスト塗布・現像処理システム100において所望の各種処理が行われる。
このように構成されるレジスト塗布・現像処理システム100を用いて、上述したレジストパターンのスリム化を行うには、以下のようにすれば良い。
まず、ウエハカセット(CR)から処理前のウエハWを1枚ずつウエハ搬送機構121により取り出し、このウエハWを処理ステーション112の処理ユニット群Gに配置されたトランジションユニット(TRS−G)に搬送する。次いで、ウエハWに対し、温調ユニット(TCP)で温調処理を行った後、第1処理ユニット群Gに属するボトムコーティングユニット(BARC)で反射防止膜の形成、加熱ユニット(HP)における加熱処理、高温度熱処理ユニット(BAKE)におけるベーク処理を行う。ボトムコーティングユニット(BARC)によるウエハWへの反射防止膜の形成前にアドヒージョンユニット(AD)によりアドヒージョン処理を行ってもよい。次いで、高精度温調ユニット(CPL−G)でウエハWの温調を行った後、ウエハWを第1処理ユニット群Gに属するレジスト塗布ユニット(COT)へ搬送後、レジスト液の塗布処理を行う。その後、第4処理ユニット群Gに設けられたプリベークユニット(PAB)でウエハWにプリベーク処理を施し、周辺露光装置(WEE)で周辺露光処理を施した後、高精度温調ユニット(CPL−G)等で温調する。その後、ウエハWを第2ウエハ搬送体163により露光装置114内に搬送する。露光装置114により露光処理がなされたウエハWを第2ウエハ搬送体163によってトランジションユニット(TRS−G)に搬入し、第1ウエハ搬送体162によって、第5処理ユニット群Gに属するポストエクスポージャーベークユニット(PEB)にてポストエクスポージャーベーク処理を施し、さらに第2処理ユニット群Gに属する現像ユニット(DEV)へ搬送して現像処理を施した後、ポストベークユニット(POST)でポストベーク処理を行い、高精度温調ユニット(CPL−G)で温調処理を行う。
以上で、上記実施形態で説明した第1回現像工程が終了する。
引き続き、第2回現像工程(中間露光領域除去)を行う。このために、第1回現像工程済みのウエハWを、現像ユニット(DEV)に再度搬入し、現像処理をする。現像ユニット(DEV)は、第1回現像工程に使用した現像ユニット(DEV)を用いても良く、第1回現像工程用と、第2回現像工程用との二種類の現像ユニット(DEV)を用意しても良い。
以上で、上記実施形態で説明した第2回現像工程(中間露光領域除去)が終了する。
引き続き、新たな可溶層の形成を行う。このために、第2回現像工程済みのウエハWを、レジスト塗布ユニット(COT)へ搬入する。レジスト塗布ユニット(COT)では、レジスト溶液を塗布する代わりに、例えば、反応物質を含む液、例えば、酸性溶液を塗布すれば良い。又はレジスト溶液を塗布する塗布ユニット(COT)とは別に、酸性溶液を塗布する塗布ユニット(COT)を設けるようにしても良い。
以上で、新たな可溶層の形成が終了する。
引き続き、第3回現像工程(新たな可溶層除去)を行う。このために、新たな可溶層形成済みのウエハWを、現像ユニット(DEV)に再度搬入し、現像処理をする。現像ユニット(DEV)は、第1回現像工程、及び/又は第2回現像工程に使用した現像ユニット(DEV)を用いても良く、第3回現像工程用の現像ユニット(DEV)を用意しても良い。現像処理を施した後、ポストベークユニット(POST)でポストベーク処理を行い、高精度温調ユニット(CPL−G)で温調処理を行う。
以上で、第3回現像工程(新たな可溶層除去)が終了する。
この後、トランジションユニット(TRS−G)を介してカセットステーション111のウエハカセット(CR)の所定位置へ搬送する。
このように、この発明の実施形態に係るスリミング方法は、レジストパターンのスリム化を一台のレジスト塗布・現像処理システムの中で実施することも可能である。
以上、この発明をいくつかの実施形態により説明したが、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、種々変形が可能である。
例えば、第3、第4の実施形態では、半導体装置の製造方法の一例として、導電性ポリシリコンパターンの形成例を示したが、この発明は、導電性ポリシリコンパターンの形成に限って適用されるものではなく、例えば、膜層間絶縁膜へのホールパターンの形成等に使うこともできる。
この発明の第1の実施形態に係るレジストパターンのスリミング方法の一例を示す断面図 線幅(CD)と現像液温度との関係を示す図 線幅(CD)と現像液温度との関係を示す図 線幅(CD)と現像液濃度との関係を示す図 線幅(CD)と現像時間との関係を示す図 線幅(CD)と現像時間との関係を示す図 線幅(CD)と現像時間との関係を示す図 反応物質をレジストパターンへ拡散させる第1の拡散例を示す断面図 反応物質をレジストパターンへ拡散させる第2の拡散例を示す断面図 図10Aは参考例に係るスリミング方法を利用して形成されたレジストパターンの実例を示す図面代用写真、図10Bは第1の実施形態に係るスリミング方法を利用して形成されたレジストパターンの実例を示す図面代用写真 第1の実施形態に係るスリミング方法を利用して形成されたレジストパターンの実例を示す図面代用写真 この発明の第2の実施形態に係るレジストパターンのスリミング方法の一例を示す断面図 中和物質をレジストパターンへ拡散させる第1の拡散例を示す断面図 中和物質をレジストパターンへ拡散させる第2の拡散例を示す断面図 この発明の第2の実施形態に係るレジストパターンのスリミング方法の他例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図 この発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法の他例を示す断面図 この発明の第5の実施形態に係るレジスト塗布・現像処理システムを示す概略平面図 図39に示すレジスト塗布・現像処理システムの正面図 図39に示すレジスト塗布・現像処理システムの背面図 図39に示すレジスト塗布・現像処理システムに備えられた主ウエハ搬送装置の概略構造を示す斜視図 図39に示すレジスト塗布・現像処理システムの制御系を示すブロック図
符号の説明
1、31…下地層、2、2−1、2−2…BARC、3、3−1、3−2…レジスト層、3a、3g…可溶層、3b、3h…不溶層、3c、3i…レジストパターン、3d…中間露光領域、3e…新たな可溶層、4a…酸性溶液、4b…酸性雰囲気、7…導入層、8…埋め込み材料、9…上面、10…中和された部分、11a…中和雰囲気、11b…中和溶液、32…エッチングストッパー、33…導電性ポリシリコン膜。

Claims (19)

  1. 下地層上にレジスト層を形成する工程と、
    前記レジスト層に可溶層及び不溶層のパターンからなる露光パターンを得る工程と、
    前記露光パターンが形成されたレジスト層から可溶層を除去し、レジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンから中間露光領域を除去する工程と、
    前記中間露光領域が除去されたレジストパターンに、このレジストパターンを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入する工程と、
    前記反応物質が導入されたレジストパターンの表面に新たな可溶層を形成する工程と、
    前記レジストパターンから新たな可溶層を除去する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記反応物質が酸であり、
    前記レジスト層中のレジストが、前記酸を発生させる光酸発生剤を含有し、発生した酸を触媒成分として、前記レジスト層中のアルカリ不溶保護基をアルカリ可溶基に変化させる化学増幅型レジストであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記中間露光領域を除去する工程が現像工程であり、
    前記現像工程に用いる現像液の温度が23℃以上70℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記中間露光領域を除去する工程が現像工程であり、
    前記現像工程に用いる現像液の濃度が2.38%以上15%以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記中間露光領域を除去する工程が現像工程であり、
    前記現像工程の時間が1sec以上300sec以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記レジストパターンから新たな可溶層を除去する工程が現像工程であり、
    前記現像工程に用いる現像液の温度が23℃以上70℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記レジストパターンから新たな可溶層を除去する工程が現像工程であり、
    前記現像工程に用いる現像液の濃度が2.38%以上15%以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記レジストパターンから新たな可溶層を除去する工程が現像工程であり、
    前記現像工程の時間が1sec以上300sec以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記反応物質を導入する工程の後、
    前記反応物質が導入されたレジストパターンの上面から、前記反応物質の前記レジストパターンを可溶化させる性質を消す工程を、さらに具備し、
    前記反応物質の前記レジストパターンを可溶化させる性質を消す工程が、
    前記反応物質が導入されたレジストパターンの上面から、前記反応物質の前記レジストパターンを可溶化させる性質を消す物質を導入する工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記反応物質が導入されたレジストパターン間を埋め込み材料を用いて、前記レジストパターンの上面が露出した状態で埋め込み、
    前記露出したレジストパターンの上面から、前記反応物質の前記レジストパターンを可溶化させる性質を消す物質を導入することを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記レジストパターンを可溶化させる性質を消す物質が、中和物質であることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記中和物質が、前記レジストパターン上面に、気相拡散にて拡散されることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記新たな可溶層が除去されたレジストパターンの側壁に、側壁膜を形成する工程と、
    前記レジストパターンを除去し、前記側壁膜を残す工程と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記残された側壁膜をエッチングのマスクに用いて、前記下地層をエッチングする工程を、さらに具備することを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 下地層上に第1のレジスト層を形成する工程と、
    前記第1のレジスト層に可溶層及び不溶層のパターンからなる露光パターンを得る工程と、
    前記露光パターンが形成された第1のレジスト層から可溶層を除去し、第1のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第1のレジストパターンから中間露光領域を除去する工程と、
    前記中間露光領域が除去された第1のレジストパターンに、この第1のレジストパターンを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入する工程と、
    前記反応物質が導入された第1のレジストパターンの表面に新たな可溶層を形成する工程と、
    前記第1のレジストパターンから新たな可溶層を除去する工程と、
    前記新たな可溶層が除去された第1のレジストパターンが形成された前記下地層上に、第2のレジスト層を形成する工程と、
    前記第2のレジスト層に可溶層及び不溶層のパターンからなる露光パターンを得る工程と、
    前記露光パターンが形成された第2のレジスト層から可溶層を除去し、第2のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第2のレジストパターンから中間露光領域を除去する工程と、
    前記中間露光領域が除去された第2のレジストパターンに、この第2のレジストパターンを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入する工程と、
    前記反応物質が導入された第2のレジストパターンの表面に新たな可溶層を形成する工程と、
    前記第2のレジストパターンから新たな可溶層を除去する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 前記新たな可溶層が形成された前記第1のレジストパターン及び前記第2のレジストパターンをエッチングのマスクに用いて、前記下地層をエッチングする工程を、さらに具備することを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記新たな可溶層が除去された前記第1のレジストパターン及び前記第2のレジストパターンの側壁に、側壁膜を形成する工程と、
    前記第1、第2のレジストパターンを除去し、前記側壁膜を残す工程と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記残された側壁膜をエッチングのマスクに用いて、前記下地層をエッチングする工程を、さらに具備することを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. レジストを塗布する塗布ユニットと、
    前記塗布されたレジストをプリベークするプリベークユニットと、
    前記プリベークされたレジストを露光する露光ユニットと、
    前記露光されたレジストをポスト露光ベークする第1のポスト露光ベークユニットと、
    前記ポスト露光ベークされたレジストを現像する第1の現像ユニットと、
    前記現像されたレジストをポストベークするポストベークユニットと、
    前記ポストベークされた現像済みレジストを第2回現像する第2の現像ユニットと、
    前記第2回現像されたレジストに、このレジストを可溶化させる可溶化物質を発生させる反応物質を導入する反応物質導入ユニットと、
    前記反応物質が導入されたレジストを第2回ポスト露光ベークする第2のポスト露光ベークユニットと、
    前記第2回ポスト露光ベークされたレジストを第3回現像する第3の現像ユニットと、
    を具備することを特徴とするレジスト塗布・現像処理システム。
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