JP5501086B2 - 現像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レジストが塗布され、露光された基板に対し現像処理を施す現像処理方法に関する。
半導体デバイスの製造においては、被処理基板である半導体ウェハ(以下、単に「ウェハ」という。)上に回路パターンを形成するためのパターニング技術として、フォトリソグラフィが用いられている。半導体デバイスは近時、動作速度の向上等の観点から高集積化の傾向にあるため、フォトリソグラフィを用いたパターニング技術においては、ウェハ上に形成される回路パターンの微細化が要求されている。このため、従来から露光に用いる光を短波長化することが進められているが、45nmノード以降の超微細な半導体デバイスに十分対応できていないのが現状である。
そこで、45nmノード以降の超微細な半導体デバイスに対応可能なパターニング技術として、一つの層のパターンを形成するために、フォトリソグラフィによるパターニング処理(レジスト膜の成膜、露光、熱処理、現像)を複数回行う技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。このうち、パターニング処理を2回行う技術をダブルパターニングと称しており、ダブルパターニングの一つの技術として、LLE(リソグラフィ−リソグラフィ−エッチング:Lithography Lithography Etching)がある。LLEは、1回目のパターニング処理を行って1回目のレジストパターンを形成し、2回目のパターニング処理を行って2回目のレジストパターンを形成し、1回目及び2回目のレジストパターンよりなる微細なマスクパターンを用いてエッチングを行うものである。
特開平7−147219号公報
ところが、LLEによるダブルパターニングを行ってレジストパターンを形成する場合、次のような問題がある。
通常、パターニング処理を行うことによって形成されるレジストパターンの線幅CD(Critical Dimension)の寸法精度を向上させるためには、パターニング処理における処理条件を調整又は補正する必要がある。
一方、LLEによるダブルパターニングでは、1回目のパターニング処理を行うことによって1回目のレジストパターンを形成し、2回目のパターニング処理を行って2回目のレジストパターンを形成する。2回目のレジストパターンの線幅CD2を精度良く形成するには、2回目のパターニング処理における処理条件、とりわけ、2回目のパターニング処理における現像処理(2回目の現像処理)の処理条件を調整する必要がある。このとき、2回目の現像処理では、残存する1回目のレジストパターンの線幅CD1が変化しないことが好ましい。
しかし、実際には、2回目の現像処理において、残存する1回目のレジストパターンも現像液と反応し、溶解することがある。そのため、2回目の現像処理の処理条件を調整すると1回目のレジストパターンの線幅CD1も変動してしまい、1回目及び2回目のレジストパターンの線幅CD1、CD2をともに精度良く制御することができない。線幅CD1、CD2をともに精度良く制御するためには、2回目の現像処理から遡って、1回目の露光、1回目の現像処理、2回目の露光等の各工程の条件を調整し直さなくなくてはならず、容易に制御できないという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、LLEによるダブルパターニングを行う際に、2回目の現像処理において、形成する2回目のレジストパターンの線幅を精度良く制御できるとともに、残存する1回目のレジストパターンの線幅も独立して精度良く制御できる現像処理方法を提供する。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる手段を講じたことを特徴とするものである。
本発明の一実施例によれば、基板の表面に第1のレジストパターンを形成し、形成されている前記第1のレジストパターンを被覆するように、前記基板の表面にレジスト膜を成膜し、前記レジスト膜が成膜されている前記基板を露光した後、前記第1のレジストパターンが残存する状態で前記基板の表面に前記レジスト膜よりなる第2のレジストパターンを形成するために、露光された前記基板を現像処理する現像処理方法であって、前記基板の表面に現像液を供給し、前記表面に現像液が供給された前記基板を静止させた状態で、第1の時間の間、前記基板を現像処理する第1の工程と、前記第1の工程の後、前記基板を回転させながら、第2の時間の間、前記基板の表面に現像液を供給することによって、前記基板を現像処理する第2の工程とを有し、前記第1の時間と前記第1の時間及び前記第2の時間の合計時間との時間比率は、残存する前記第1のレジストパターンの線幅が第1の所定値に等しくなるように調整され、前記合計時間は、形成される前記第2のレジストパターンの線幅が第2の所定値に等しくなるように調整される、現像処理方法が提供される。
また、本発明の一実施例によれば、基板の表面に第1のレジストパターンを形成し、形成されている前記第1のレジストパターンを被覆するように、前記基板の表面にレジスト膜を成膜し、前記レジスト膜が成膜されている前記基板を露光した後、前記第1のレジストパターンが残存する状態で前記基板の表面に前記レジスト膜よりなる第2のレジストパターンを形成するために、露光された前記基板を現像処理する現像処理方法であって、前記基板を第1の回転数で回転させながら、第1の時間の間、前記基板の表面に現像液を供給することによって、前記基板を現像処理する第1の工程と、前記第1の工程の後、前記基板を前記第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転させながら、第2の時間の間、前記基板の表面に現像液を供給することによって、前記基板を現像処理する第2の工程とを有し、前記第1の時間と前記第1の時間及び前記第2の時間の合計時間との時間比率は、残存する前記第1のレジストパターンの線幅が第1の所定値に等しくなるように調整され、前記合計時間は、形成される前記第2のレジストパターンの線幅が第2の所定値に等しくなるように調整される、現像処理方法が提供される。
本発明によれば、LLEによるダブルパターニングを行う際に、2回目の現像処理において、形成する2回目のレジストパターンの線幅を精度良く制御できるとともに、残存する1回目のレジストパターンの線幅も独立して精度良く制御できる。
実施の形態に係る塗布現像処理システムの平面図である。 実施の形態に係る塗布現像処理システムの正面図である。 実施の形態に係る塗布現像処理システムの背面図である。 現像処理装置の全体構成を示す断面図である。 現像処理装置を示す平面図である。 現像処理装置に用いられる現像液供給ノズルを示す斜視図である。 現像処理装置に用いられる現像液供給ノズルを示す断面図である。 線幅測定装置の構成の概略を示す縦断面図である。 実施の形態に係る現像処理方法を含む塗布現像処理方法の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る現像処理方法を含む塗布現像処理方法の各工程におけるウェハの状態を示す断面図である。 実施の形態に係る現像処理方法である第2の現像処理工程の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。 第1の工程及び第2の工程の手順を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態に係る現像処理方法である第2の現像処理工程の各工程におけるウェハの状態を示す断面図である。 第1のレジストパターンP1の線幅CD1及び第2のレジストパターンP2の線幅CD2のいずれかと、第1の時間t1及び第2の時間t2のいずれかとの関係を示すグラフである。 第1の時間t1の間、静止現像を行い、第2の時間t2の間、回転現像を行うときの、第1のレジストパターンP1の線幅CD1及び第2のレジストパターンP2の線幅CD2の変化を示すグラフである。 第1のレジストパターンP1の線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなり、第2のレジストパターンP2の線幅CD2が第2の所定値CD2tに等しくなるように、第1の時間t1と第2の時間t2を調整する方法を説明するためのグラフである。 実施の形態の変形例に係る現像処理方法である第2の現像処理工程の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。 第1のレジストパターンP1の線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなり、第2のレジストパターンP2の線幅CD2が第2の所定値CD2tに等しくなるように、第1の時間t1と第2の時間t2を調整する方法を説明するためのグラフである。
次に、本発明を実施するための形態について図面と共に説明する。
(実施の形態)
始めに、図1から図16を参照し、実施の形態に係る現像処理方法、その現像処理方法を含む塗布現像処理方法、及びその現像処理方法を行うための現像処理装置を含む塗布現像処理システムについて説明する。
最初に、図1から図3を参照し、塗布現像処理システム1について説明する。図1は、本実施の形態に係る塗布現像処理システム1の平面図であり、図2は、塗布現像処理システム1の正面図であり、図3は、塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように、カセットステーション2と、処理ステーション3と、インターフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。カセットステーション2は、例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出したりする。処理ステーション3は、塗布現像処理工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる。インターフェイス部4は、処理ステーション3に隣接して設けられており、図示しない露光装置との間でウェハWの受け渡しをする。
カセットステーション2では、カセット載置台5上の所定の位置に、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在となっている。そして、このカセット配列方向(X方向)とカセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)に対して移送可能、かつ、θ方向(Z軸を中心とする回転方向)に回転自在なウェハ搬送体7が搬送路8に沿って移動自在に設けられており、各カセットCに対して選択的にアクセスできるようになっている。
ウェハ搬送体7は、ウェハWの位置合わせを行うアライメント機能を備えている。ウェハ搬送体7は、後述するように、処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属するエクステンション装置32に対してもアクセスできるように構成されている。
また、カセットステーション2には、線幅測定装置110が設けられている。線幅測定装置110は、ウェハWに形成されたレジストパターンの線幅CDを測定するためのものである。
処理ステーション3では、その中心部に主搬送装置13が設けられており、この主搬送装置13の周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を構成している。本実施の形態では、4つの処理装置群G1、G2、G3、G4が配置されている。第1及び第2の処理装置群G1、G2は塗布現像処理システム1の正面側に配置され、第3の処理装置群G3は、カセットステーション2に隣接して配置され、第4の処理装置群G4は、インターフェイス部4に隣接して配置されている。さらにオプションとして破線で示した第5の処理装置群G5を背面側に別途配置可能となっている。主搬送装置13は、これらの処理装置群G1、G2、G3、G4に配置されている後述する各種処理装置に対して、ウェハWを搬入出可能である。なお、処理装置群の数や配置は、ウェハWに施される処理の種類によって異なり、処理装置群の数は、1以上であれば4つでなくてもよい。
第1の処理装置群G1では、例えば図2に示すように、ウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置17と、本実施の形態に係る現像処理方法が行われる現像処理装置18とが下から順に2段に配置されている。第2の処理装置群G2の場合も同様に、レジスト塗布装置19と、現像処理装置20とが下から順に2段に積み重ねられている。
第3の処理装置群G3では、例えば図3に示すように、クーリング装置(COL)30、アドヒージョン装置(ADH)31、エクステンション装置(EXT)32、プリベーキング装置(PREBAKE)33、34、ポストベーキング装置(POBAKE)35、36等が下から順に例えば7段に重ねられている。クーリング装置30は、ウェハWを冷却処理するためのものである。アドヒージョン装置31は、レジスト液とウェハWとの密着性を高めるためのものである。エクステンション装置32は、ウェハWを待機させるためのものである。プリベーキング装置33、34は、レジスト液中の溶剤を乾燥させるためのものである。ポストベーキング装置35、36は、現像処理後の加熱処理を施すためのものである。
第4の処理装置群G4では、例えばクーリング装置(COL)40、エクステンション・クーリング装置(EXTCOL)41、エクステンション装置(EXT)42、クーリング装置(COL)43、ポストエクスポージャーベーキング(PEB)装置44、45、ポストベーキング(POBAKE)装置46、47等が下から順に例えば8段に積み重ねられている。エクステンション・クーリング装置41は、載置したウェハWを冷却しながら待機させるためのものである。ポストエクスポージャーベーキング装置44、45は、露光処理後の加熱処理を行うためのものである。
インターフェイス部4の中央部にはウェハ搬送体50が設けられている。ウェハ搬送体50は、X方向(図1中の上下方向)、Z方向(垂直方向)の移動とθ方向(Z軸を中心とする回転方向)の回転が自在にできるように構成されている。ウェハ搬送体50は、第4の処理装置群G4に属するエクステンション・クーリング装置41、エクステンション装置42、周辺露光装置51及び図示しない露光装置に対してアクセスして、各々に対してウェハWを搬送できるように構成されている。
次に、図4から図7を参照し、現像処理装置18について説明する。図4は、現像処理装置18の全体構成を示す断面図である。図5は、現像処理装置18を示す平面図である。図6は、現像処理装置18に用いられる第1の現像液供給ノズル70を示す斜視図である。図7は、現像処理装置18に用いられる第1の現像液供給ノズル70を示す断面図である。
図4及び図5に示すように、現像処理装置18のケーシング18a内には、ウェハWを吸着し、保持する吸着保持手段であるスピンチャック60が設けられている。スピンチャック60の下方には、このスピンチャック60を回転させる、例えばモータ等を備えた回転駆動機構61が設けられている。この回転駆動機構61は、回転制御装置62によって、その駆動が回転自在に制御されており、ウェハWを所定の回転時間、回転数、回転加速度で回転させ、又は停止させることができるように構成されている。また、スピンチャック60の回転駆動機構61には、スピンチャック60を上下に移動自在とする機能が備えられており、ウェハWの搬入出時にスピンチャック60を上下に移動させて、主搬送装置13との間でウェハWの受け渡しができるようになっている。
スピンチャック60の外周外方には、スピンチャック60の外周を取り囲むようにして、上面が開口した環状のカップ65が設けられており、スピンチャック60上に吸着保持され、回転されたウェハWから飛散した現像液等を受け止め、周辺の装置が汚染されないようになっている。カップ65の底部には、前記ウェハW等から飛散した現像液等を排液するドレイン管63と、カップ65内を排気する排気管64とが設けられている。また、カップ65には、スピンチャック60上に保持されたウェハWの裏面に対して洗浄液を供給し、ウェハWの裏面を洗浄する裏面洗浄ノズル67が設けられている。なお、カップ65には、図示しない駆動機構が設けられており、カップ65全体が上下に移動して、後述する第1の現像液供給ノズル70の移動の妨げにならないように下方に退避できるようになっている。
カップ65の外方には、カップ65を取り囲むようにして、上面が開口した方形状のアウトカップ66が設けられており、カップ65では受け止めきれないウェハW及び後述する第1の現像液供給ノズル70からの現像液等がそこで受け止められるようになっている。なお、アウトカップ66には、アウトカップ66を上下に移動自在とする図示しない駆動機構が設けられており、例えばウェハWが洗浄される際に上昇し、飛散された洗浄液等をより完全に回収できるようになっている。
ケーシング18a内には、図5に示すように、第1の現像液供給ノズル70と、第2の現像液供給ノズル71と、洗浄ノズル72とが、アウトカップ66を挟んで両側に配置されている。第1の現像液供給ノズル70は、主に静止現像の際にウェハWに現像液を供給するためのものである。第2の現像液供給ノズル71は、主に回転現像の際にウェハWに現像液を供給するためのものである。洗浄ノズル72は、ウェハW上面に洗浄液を供給するためのものである。
第1の現像液供給ノズル70は、図5に示すように、アーム75により吊り下げられるようにして保持されている。アーム75は、ケーシング18a内において一方向(図5中の矢印M方向)に伸びるレール76上を移動自在に構成されており、その移動速度や移動タイミングは、移動制御装置77により制御されている。かかる構成により、第1の現像液供給ノズル70がウェハW上をM方向に沿って平行に移動することが可能である。また、アーム75は、モータ等を有する構造になっており、アーム75が上下方向に移動し、現像液供給時に第1の現像液供給ノズル70の吐出口先端とウェハWとの距離を最適に調節できるように構成されている。
第1の現像液供給ノズル70は、図5、図6に示すように細長の形状をしており、その長さLNは、少なくともウェハWの直径よりも大きくなっている。第1の現像液供給ノズル70上部には、図示しない現像液供給源からの現像液を第1の現像液供給ノズル70内に流入させる配管85の一端が接続されている。第1の現像液供給ノズル70の下部には、複数の現像液供給口86が、前記長手方向に一列に設けられている。また、第1の現像液供給ノズル70の内部には、図7に示すように前記各現像液供給口86と連通された長手方向に長い液溜部87が形成されている。そして、配管85から第1の現像液供給ノズル70内に流入された現像液を一旦貯留し、その液溜部87から現像液を各現像液供給口86から同時に同流量、同圧力で吐出できるように構成されている。
また、図4、図5に示すように、アウトカップ66の外方に位置する第1の現像液供給ノズル70の待機位置Tには、第1の現像液供給ノズル70を洗浄する待機洗浄部88が設けられている。この待機洗浄部88は、細長の第1の現像液供給ノズル70を受容するように断面が凹状に形成されており、この待機洗浄部88内には、第1の現像液供給ノズル70に付着した現像液を洗浄するための機構が備えられている。
また、現像液をウェハWの中心に供給するための第2の現像液供給ノズル71は、アーム80に支持されており、このアーム80は、レール76上を図示しない駆動機構により移動自在に構成されている。従って、第2の現像液供給ノズル71は、第1の現像液供給ノズル70と同様に、M方向に移動自在である。そして、アーム80がウェハWの中心上方に位置したときに、第2の現像液供給ノズル71は、例えばウェハWの中心に現像液を供給できるように設置されている。こうすることにより、回転されているウェハW上に供給された現像液が、ウェハW全面に拡散され、ウェハW全面において斑なく現像処理されるようになっている。あるいは、第2の現像液供給ノズル71をウェハWの中心部から周縁部に移動させつつ、ウェハW上に現像液を供給するようにしてもよい。
なお、第2の現像液供給ノズル71を設けず、回転現像の際、ウェハWを回転させ、第1の現像液供給ノズル70から現像液を供給しながら、行ってもよい。
一方、洗浄液である、例えば純水を吐出する洗浄ノズル72は、リンスアーム81に支持されており、このリンスアーム81は、レール76上を図示しない駆動機構により移動自在に構成されている。従って、洗浄ノズル72は第1の現像液供給ノズル70や第2の現像液供給ノズル71と同様に、M方向に移動自在である。そして、リンスアーム81がウェハWの中心上方に位置したときに、洗浄ノズル72は、例えばウェハWの中心に洗浄液を供給できるように設置されている。こうすることにより、回転されているウェハW上に供給された洗浄液が、ウェハW全面に拡散され、ウェハW全面において斑なく洗浄されるようになっている。なお、洗浄ノズル72をウェハWの中心部から周縁部に移動させつつ、ウェハW上に洗浄液を供給するようにしてもよい。
また、ケーシング18aには、ウェハWを主搬送装置13によって搬入出するための搬送口90と、この搬送口90を開閉自在とするシャッタ91とが設けられている。そして、ウェハWを搬入出するとき以外は、シャッタ91を閉じてケーシング18a内からの処理液の飛散等を防止すると共に所定の雰囲気が保たれている。
次に、図8を参照し、線幅測定装置110について説明する。図8は、線幅測定装置110の構成の概略を示す縦断面図である。
線幅測定装置110は、例えば図8に示すように、ウェハWを水平に載置する載置台111と、光学式表面形状測定計112を備えている。載置台111は、例えばX−Yステージになっており、水平方向の2次元方向に移動できる。光学式表面形状測定計112は、例えば、光照射部113、光検出部114及び算出部115を備えている。光照射部113は、ウェハWに対して斜方向から光を照射する。光検出部114は、光照射部113から照射されウェハWで反射した光を検出する。算出部115は、当該光検出部114の受光情報に基づいてウェハW上のレジストパターンの線幅CDを算出する。線幅測定装置110は、例えばスキャトロメトリ(Scatterometry)法を用いてレジストパターンの線幅CDを測定するものである。スキャトロメトリ法を用いる場合、算出部115において、光検出部114により検出されたウェハWの面内の光強度分布と、予め記憶されている仮想の光強度分布とを照合する。そして、その照合された仮想の光強度分布に対応するレジストパターンの線幅CDを求めることにより、レジストパターンの線幅CDを測定できる。
また、線幅測定装置110は、光照射部113及び光検出部114に対してウェハWを相対的に水平移動させることによって、ウェハWの面内の複数の測定点における線幅CDを測定することができる。
以上のように構成された塗布現像処理システム1で行われる塗布現像処理は、例えば図1に示す本体制御部10によって制御される。本体制御部10は、線幅測定装置110によるウェハW上のレジストパターンの線幅測定も制御している。本体制御部10は、例えばCPUやメモリなどを備えた汎用コンピュータにより構成され、記憶されたプログラムを実行してウェハ処理や線幅測定を制御できる。なお、本体制御部10のプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体により本体制御部10にインストールされたものであってもよい。
次に、図9及び図10を参照し、本実施の形態に係る現像処理方法を含む塗布現像処理方法について説明する。図9は、塗布現像処理方法の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。図10は、塗布現像処理方法の各工程におけるウェハWの状態を示す断面図である。
図9に示すように、本実施の形態に係る現像処理方法を含む塗布現像処理方法は、第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)、第1の線幅測定工程(ステップS15)、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)及び第2の線幅測定工程(ステップS20)を有する。第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)は、第1の塗布処理工程(ステップS11)、第1の露光工程(ステップS12)、第1の加熱処理工程(ステップS13)及び第1の現像処理工程(ステップS14)を有する。第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)は、第2の塗布処理工程(ステップS16)、第2の露光工程(ステップS17)、第2の加熱処理工程(ステップS18)及び第2の現像処理工程(ステップS19)を有する。
最初に、第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)を行う。
まず、第1の塗布処理工程(ステップS11)を行う。第1の塗布処理工程(ステップS11)では、ウェハ130(ウェハW)にレジスト液を塗布処理し、第1のレジスト膜133を成膜する。図10(a)は、第1の塗布処理工程(ステップS11)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
第1の塗布処理工程(ステップS11)を行う前に、予め、表面に被エッチング膜131が形成されたウェハ130(ウェハW)上に下部反射防止膜132を形成しておく。
ウェハ搬送体7によりカセットCから未処理のウェハWを1枚取りだし、第3の処理装置群G3に属するアドヒージョン装置31に搬入する。このアドヒージョン装置31において、レジスト液との密着性を向上させるHMDS(Hexamethyldisilazane)などの密着強化剤を塗布する。その後、ウェハWは、主搬送装置13によって、クーリング装置30に搬送され、所定の温度に冷却される。そして、所定温度に冷却されたウェハWは、レジスト塗布装置17又は19に搬送され、ウェハ130(ウェハW)上にレジスト液が塗布され、第1のレジスト膜133が成膜される。
第1のレジスト膜133を成膜するのに用いられるレジストの一例は化学増幅型レジストである。具体的な一例として、本例では、ArFエキシマレーザ(波長193nm)を光源に用いた露光に対応可能な化学増幅型のポジレジストを用いることができる。
そして、第1のレジスト膜133が成膜されたウェハ130(ウェハW)は、主搬送装置13によって例えばプリベーキング装置33又は34に搬送され、加熱処理(プリベーク)が施される。その後、ウェハ130(ウェハW)は、主搬送装置13によってエクステンション・クーリング装置41に搬送され、所定の温度に冷却される。
次に、第1の露光工程(ステップS12)を行う。第1の露光工程(ステップS12)では、第1のレジスト膜133が成膜されたウェハ130(ウェハW)を露光する。図10(b)は、第1の露光工程(ステップS12)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
ウェハWは、エクステンション・クーリング装置41からウェハ搬送体50によって取り出され、その後、周辺露光装置51を経て図示しない露光装置に搬送される。そして、露光装置に搬送されたウェハWに1回目の露光が施される。
1回目の露光が施されるとき、図10(b)に示すように、第1のレチクルR1を用いて第1のレジスト膜133の選択された部分を露光し、例えばアルカリ性の溶剤等よりなる現像液に対して選択的に可溶化させた可溶部133aを発生させる。可溶部133aを選択的に発生させることで、第1のレジスト膜133中に、現像液に対して可溶な可溶部133a及び不溶な不溶部133bよりなる第1のパターンP1を得る。
ここでは、例えば、ラインが配列したパターンを有する第1のレチクルR1を用い、第1のパターンP1を得る。図10(b)に示すように、第1のパターンP1の線幅L10及びスペース幅SP10のそれぞれを、例えば32nm及び32nmとすることができる。
そして、1回目の露光が終了したウェハWは、ウェハ搬送体50によりエクステンション装置42に搬送されたあと、主搬送装置13に保持される。
次に、第1の加熱処理工程(ステップS13)を行う。第1の加熱処理工程(ステップS13)では、ウェハWを加熱処理する。図10(c)は、第1の加熱処理工程(ステップS13)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
主搬送装置13に保持されているウェハWは、ポストエクスポージャーベーキング装置44又は45に搬送される。そして、ポストエクスポージャーベーキング装置44又は45に搬送されたウェハWに加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング)が行われる。加熱処理が終了したウェハWは、主搬送装置13によりクーリング装置43に搬送され、クーリング処理される。
第1の加熱処理工程(ステップS13)を行うことにより、不溶部133bの可溶部133aへの変化が促進される。従って、図10(c)に示すように、第1のパターンP1の線幅L10は、若干減少してL11となり、第1のパターンP1のスペース幅SP10は、若干増大してSP11となる。
次に、第1の現像処理工程(ステップS14)を行う。第1の現像処理工程(ステップS14)では、第1の加熱処理工程(ステップS13)が行われたウェハWを現像処理することによって、第1のレジストパターンP1を形成する。図10(d)は、第1の現像処理工程(ステップS14)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
第1の加熱処理工程(ステップS13)が終了したウェハWは、クーリング装置43から主搬送装置13により取り出され、現像処理装置18又は20に搬送される。例えば現像処理装置18内に搬送されるウェハWは、スピンチャック60上に吸着保持される。そして、待機位置Tにある待機洗浄部88内で待機していた第1の現像液供給ノズル70が、カップ65内でありウェハWの一端部の外方であるスタート位置S(図5に示す)に移動する。そして、スタート位置Sにおいて、現像液の吐出が開始され、その吐出状態が安定するまで試し出しされる。
先ず、第1の現像液供給ノズル70が現像液を吐出しながら、速度30〜100mm/秒でウェハWの一端部外方のスタート位置Sから他端部外方のエンド位置Eまで移動しつつ現像液の供給工程が行われる。このとき、ウェハWの表面全面に現像液が供給され、所定の厚み、例えば約1mmの現像液の液膜が形成される。そして、第1の現像液供給ノズル70によって現像液がウェハW上に供給されると同時にウェハ130(ウェハW)の第1のレジスト膜133の現像が開始される。
第1の現像処理工程(ステップS14)において、例えばTMAH(TetraMethyl Ammonium Hydroxide)等のアルカリ性の溶剤を用いて、第1のレジスト膜133の可溶部133aを溶解除去することにより、図10(d)に示すように、不溶部133bのみが残り、第1のレジストパターンP1が形成される。
第1のレジストパターンP1が形成され、現像処理が終了すると、洗浄ノズル72がウェハWの中心部上方まで移動され、ウェハWの所定速度の回転が開始されるとともに、洗浄ノズル72と裏面洗浄ノズル67からウェハWに洗浄液が供給され、ウェハWが洗浄される。なお、このときカップ65とアウトカップ66が上昇され、ウェハWから飛散した洗浄液等がそのカップ65とアウトカップ66によって受け止められる。
洗浄液の供給が停止されると、ウェハWが更に高速で回転され、ウェハWが乾燥される。そして、ウェハWのこの乾燥工程が終了すると、ウェハWの1回目の現像処理が終了し、ウェハWは主搬送装置13によって現像処理装置18から搬出される。主搬送装置13によって搬出されたウェハWは、ポストベーキング装置35又は36に搬送され、加熱処理(ポストベーク)が施され、その後、エクステンション装置32に搬送された後、ウェハ搬送体7によってカセットCに収納される。
次に、第1の線幅測定工程(ステップS15)を行う。第1の線幅測定工程(ステップS15)では、ウェハ130(ウェハW)に形成された第1のレジストパターンP1の線幅CD1を測定する。
カセットC内に収納されているウェハWは、ウェハ搬送体7により線幅測定装置110に搬送される。そして、線幅測定装置110により、図10(d)に示す第1のレジストパターンP1の線幅CD1(L11)が測定される。
なお、本実施の形態では、便宜上、線幅CD1は線幅L11を意味するものとする。しかし、線幅CD1がスペース幅SP11を意味するものとしても、後述する溶解速度SR11及びSR12の符号が正負逆になるのみであり、本実施の形態が適用できることに変わりはない。
また、第1の線幅測定工程(ステップS15)では、ウェハWの面内の中心点等の代表点において測定を行うのでもよく、ウェハWの面内の複数の測定点において測定を行うのでもよい。
次に、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)を行う。
まず、第2の塗布処理工程(ステップS16)を行う。第2の塗布処理工程(ステップS16)では、ウェハWにレジスト液を塗布処理し、第2のレジスト膜135を成膜する。図10(e)及び図10(f)は、第2の塗布処理工程(ステップS16)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
なお、第2のレジスト膜135は、本発明におけるレジスト膜に相当する。
ただし、第2の塗布処理工程(ステップS16)の前に、ウェハ130(ウェハW)に対し、第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)で作成した第1のレジストパターンP1の表面処理、例えば紫外線照射によるキュア処理を行ってもよい。これにより、第2の塗布処理工程(ステップS16)を行う際に、第1のレジストパターンP1の溶解又は劣化を防止できる。例えば、塗布現像処理システム1内にキュアユニットを設け、ウェハWをキュアユニットに搬送し、ウェハWのキュア処理を行う。すると、図10(e)に示すように、第1のレジストパターンP1の表面134がキュア処理される。
このようにして第1のレジストパターンP1の表面134がキュア処理されたウェハ130(ウェハW)に、第2の塗布処理工程(ステップS16)を行う。第2の塗布処理工程(ステップS16)でも、第1の塗布処理工程(ステップS11)と同様に、ウェハ搬送体7によりカセットCから第1のレジストパターンP1が形成されたウェハWを1枚取りだし、アドヒージョン装置31に搬入し、密着強化剤を塗布する。その後、ウェハWは、主搬送装置13によって、クーリング装置30に搬送され、所定の温度に冷却され、レジスト塗布装置17又は19に搬送され、ウェハ130(ウェハW)上にレジスト液が塗布され、図10(f)に示すように、第2のレジスト膜135が成膜される。
第2のレジスト膜135を成膜するのに用いられるレジストの一例も化学増幅型レジストであり、ArFエキシマレーザ(波長193nm)を光源に用いた露光に対応可能な化学増幅型のポジレジストを用いることができる。
そして、第2のレジスト膜135が成膜されたウェハ130(ウェハW)は、主搬送装置13によって例えばプリベーキング装置33又は34に搬送され、加熱処理(プリベーク)が施される。その後、ウェハ130(ウェハW)は、主搬送装置13によってエクステンション・クーリング装置41に搬送され、所定の温度に冷却される。
次に、第2の露光工程(ステップS17)を行う。第2の露光工程(ステップS17)では、第2のレジスト膜135が成膜されたウェハ130(ウェハW)を露光する。図10(g)は、第2の露光工程(ステップS17)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
ウェハWは、エクステンション・クーリング装置41からウェハ搬送体50によって取り出され、その後、周辺露光装置51を経て図示しない露光装置に搬送される。そして、露光装置に搬送されたウェハWに2回目の露光が施される。
2回目の露光が施されるときは、図10(g)に示すように、第2のレチクルR2を用いて第2のレジスト膜135の選択された部分を露光し、例えばアルカリ性の溶剤等よりなる現像液に対して選択的に可溶化させた可溶部135aを発生させる。可溶部135aを選択的に発生させることで、第2のレジスト膜135中に、現像液に対して可溶な可溶部135a及び不溶な不溶部135bよりなる第2のパターンP2を得る。
ここでは、例えば、ラインが配列したパターンを有する第2のレチクルR2を用い、第2のパターンP2を得る。図10(g)に示すように、第2のパターンP2の線幅L20及びスペース幅SP20のそれぞれを、例えば32nm及び32nmとすることができる。
そして、2回目の露光が終了したウェハWは、ウェハ搬送体50によりエクステンション装置42に搬送されたあと、主搬送装置13に保持される。
次に、第2の加熱処理工程(ステップS18)を行う。第2の加熱処理工程(ステップS18)では、ウェハWを加熱処理する。図10(h)は、第2の加熱処理工程(ステップS18)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
主搬送装置13に保持されているウェハWは、ポストエクスポージャーベーキング装置44又は45に搬送される。そしてポストエクスポージャーベーキング装置44又は45に搬送されたウェハWに加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング)が行われる。加熱処理が終了したウェハWは、主搬送装置13によりクーリング装置43に搬送され、クーリング処理される。
第2の加熱処理工程(ステップS18)を行うことにより、不溶部135bの可溶部135aへの変化が促進される。従って、図10(h)に示すように、第2のパターンP2の線幅L20は、若干減少してL21となり、第2のパターンP2のスペース幅SP20は、若干増大してSP21となる。
次に、第2の現像処理工程(ステップS19)を行う。第2の現像処理工程(ステップS19)では、第2の加熱処理工程(ステップS18)が行われたウェハ130(ウェハW)を現像処理することによって、第2のレジストパターンP2を形成する。図10(i)は、第2の現像処理工程(ステップS19)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
なお、第2の現像処理工程(ステップS19)は、本発明における現像処理方法に相当するものであり、その具体的な処理方法は、後述する。
第2の現像処理工程(ステップS19)においても、例えばTMAH等のアルカリ性の溶剤を用いて、第2のレジスト膜135の可溶部135aを溶解除去することにより、図10(i)に示すように、不溶部135bのみが残り、第2のレジストパターンP2が形成される。
ただし、第2の現像処理工程(ステップS19)を行うことにより、第2のレジスト膜135の不溶部135bの表面が現像液に溶解する。そのため、図10(i)に示すように、第2のレジストパターンP2の線幅L21は、若干減少してL22となり、第2のレジストパターンP2のスペース幅SP21は、若干増大してSP22となる。また、第2の現像処理工程(ステップS19)を行うことにより、第1のレジストパターンP1の不溶部133bの表面も現像液に溶解する。そのため、図10(i)に示すように、第1のレジストパターンP1の線幅L11は、若干減少してL12となり、第1のレジストパターンP1のスペース幅SP11は、若干増大してSP12となる。
そして、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)が終了したウェハWは、主搬送装置13によって現像処理装置18から搬出される。主搬送装置13によって搬出されたウェハWは、ポストベーキング装置35又は36に搬送され、加熱処理(ポストベーク)が施され、その後、エクステンション装置32に搬送された後、ウェハ搬送体7によってカセットCに収納される。
次に、第2の線幅測定工程(ステップS20)を行う。第2の線幅測定工程(ステップS20)では、ウェハ130(ウェハW)に残存する第1のレジストパターンP1の線幅CD1(L12)及び形成された第2のレジストパターンP2の線幅CD2(L22)を測定する。
カセットC内に収納されているウェハWは、ウェハ搬送体7により線幅測定装置110に搬送される。そして、線幅測定装置110により、図10(i)に示す第1のレジストパターンP1の線幅L12及びスペース幅SP12、並びに第2のレジストパターンP2の線幅L22及びスペース幅SP22が測定される。
なお、本実施の形態では、便宜上、線幅CD2は線幅L22を意味するものとする。しかし、線幅CD2がスペース幅SP22を意味するものとしても、後述する溶解速度SR21及びSR22の符号が正負逆になるのみであり、本実施の形態が適用できることに変わりはない。
また、第2の線幅測定工程(ステップS20)でも、第1の線幅測定工程(ステップS15)と同様に、ウェハWの面内の中心点等の代表点において測定を行うのでもよく、ウェハWの面内の複数の測定点において測定を行うのでもよい。
なお、第2の線幅測定工程(ステップS20)まで行うことによって、本実施の形態に係る現像処理方法を含む塗布現像処理方法が終了したウェハWは、図10(j)に示すように、塗布現像処理システム1と別に設けられたエッチング装置において、被エッチング膜131に対してエッチングを行うことができる。
次に、図11から図13を参照し、本実施の形態に係る現像処理方法である第2の現像処理工程(ステップS19)について説明する。図11は、第2の現像処理工程(ステップS19)の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。図12は、第1の工程(ステップS195)及び第2の工程(ステップS196)の手順を説明するためのタイミングチャートである。図13は、第2の現像処理工程(ステップS19)の各工程におけるウェハWの状態を示す断面図である。
図11に示すように、本実施の形態に係る第2の現像処理工程(ステップS19)は、第1のデータ準備工程(ステップS191)、第2のデータ準備工程(ステップS192)、時間比率調整工程(ステップS193)、合計時間調整工程(ステップS194)、第1の工程(ステップS195)、第2の工程(ステップS196)、リンス処理工程(ステップS197)、乾燥工程(ステップS198)及び回転停止工程(ステップS199)を有する。
なお、第1のデータ準備工程(ステップS191)から合計時間調整工程(ステップS194)は、第2の現像処理工程(ステップS19)が開始される前に予め行っておいてもよい。
始めに、第1のデータ準備工程(ステップS191)を行う。第1のデータ準備工程(ステップS191)では、後述する第1の時間t1と第1の時間t1及び第2の時間t2の合計時間(以下、「合計時間T」という)との時間比率(以下、「時間比率RT」という)と、第1のレジストパターンP1の線幅CD1との関係を示す第1のデータを準備する。
複数のウェハWよりなる第1のウェハ群の各ウェハWに、前述した第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)を行うことによって、第1のレジストパターンP1を形成する。そして、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)を行うことによって、第2のレジストパターンP2を形成する。このとき、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)の第2の現像処理工程(ステップS19)については、ウェハW毎に後述する時間比率RTを変えて第1の工程(ステップS195)及び第2の工程(ステップS196)を行う。第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)まで行った後、第2の線幅測定工程(ステップS20)を行って、各ウェハWに残存する第1のレジストパターンP1の線幅CD1を、線幅測定装置110を用いて測定する。これにより、時間比率RTと、第1のレジストパターンP1の線幅CD1との関係を示す第1のデータを準備する。
次に、第2のデータ準備工程(ステップS192)を行う。第2のデータ準備工程(ステップS192)では、後述する第1の時間t1と第2の時間t2との合計時間Tと、第2のレジストパターンP2の線幅CD2との関係を示す第2のデータを準備する。
複数のウェハWよりなる第2のウェハ群の各ウェハWに、前述した第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)を行うことによって、第1のレジストパターンP1を形成する。そして、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)を行うことによって、第2のレジストパターンP2を形成する。このとき、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)の第2の現像処理工程(ステップS19)については、ウェハW毎に後述する第1の時間t1と第2の時間t2との合計時間Tを変えて第1の工程(ステップS195)及び第2の工程(ステップS196)を行う。第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)まで行った後、第2の線幅測定工程(ステップS20)を行って、各ウェハWに形成されている第2のレジストパターンP2の線幅CD2を、線幅測定装置110を用いて測定する。これにより、後述する第1の時間t1と第2の時間t2との合計時間Tと、第2のレジストパターンP2の線幅CD2との関係を示す第2のデータを準備する。
あるいは、複数のウェハWよりなる単一のウェハ群の各ウェハWに、ウェハW毎に時間比率RT及び合計時間Tよりなる2変数を独立に変えて2行2列のマトリクス状に設定された複数の条件で、第1の工程(ステップS195)及び第2の工程(ステップS196)を行ってもよい。これにより、第1のデータ準備工程(ステップS191)及び第2のデータ準備工程(ステップS192)をまとめて行うことができる。
次に、時間比率調整工程(ステップS193)を行う。時間比率調整工程(ステップS193)では、第1のデータに基づいて、残存する第1のレジストパターンP1の線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなるように、時間比率RTを調整する。具体的な調整方法は、後で説明する。
次に、合計時間調整工程(ステップS194)を行う。合計時間調整工程(ステップS194)では、第2のデータに基づいて、形成される第2のレジストパターンP2の線幅CD2が第2の所定値CD2tに等しくなるように、第1の時間t1と第2の時間t2との合計時間Tを調整する。具体的な調整方法は、後で説明する。
次に、第1の工程(ステップS195)を行う。第1の工程(ステップS195)では、ウェハWの表面に現像液DEを供給し、表面に現像液DEが供給されたウェハWを静止させ、現像液DEの供給を停止した状態で、図12に示すように、第1の時間t1の間、ウェハWを現像処理(静止現像)する。図13(a)は、第1の工程(ステップS195)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
第1の工程(ステップS195)では、待機位置Tにある待機洗浄部88内で待機していた第1の現像液供給ノズル70が、カップ65内でありウェハWの一端部の外方であるスタート位置S(図5に示す)に移動する。そして、第1の現像液供給ノズル70が現像液DEを吐出しながら、速度30〜100mm/秒でウェハWの一端部外方のスタート位置Sから他端部外方のエンド位置Eまで移動しつつ現像液DEの供給が行われる。このとき、ウェハWの表面全面に現像液DEが供給され、図13(a)に示すように、所定の厚み、例えば約1mmの現像液DEの液膜が供給される。なお、ウェハWの直径が300mm程度の場合、第1の現像液供給ノズル70による現像液DEの供給にかかる時間は、3〜10秒となる。そして、第1の現像液供給ノズル70のエンド位置Eまでの移動が終了し、現像液DEの供給が停止すると同時にウェハWの現像が開始され、所定の第1の時間t1の間、例えば15秒間、表面に現像液DEが供給されたウェハWを静止させた状態で現像する。
ここでは、便宜上、第1の現像液供給ノズル70のエンド位置Eまでの移動が終了し、現像液DEの供給が停止してから第1の工程(ステップS195)が終了するまでの時間を第1の時間t1とする。ただし、第1のデータを準備し、第1のデータに基づいて時間を調整するために、第1の時間t1の始期の基準が一定であればよい。従って、現像液DEを吐出した状態で第1の現像液供給ノズル70がスタート位置Sから移動し始めてから第1の工程(ステップS195)が終了するまでの時間を第1の時間t1としてもよい。
次に、第2の工程(ステップS196)を行う。第2の工程(ステップS196)では、ウェハWを回転させながら、第2の時間t2の間、ウェハWの表面に現像液DEを供給することによって、ウェハWを現像処理(回転現像)する。図13(b)は、第2の工程(ステップS196)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
第2の工程(ステップS196)では、第2の現像液供給ノズル71が、ウェハWの中心部上方まで移動する。そして、ウェハWの所定速度の回転が開始されるとともに、第2の現像液供給ノズル71からウェハWに現像液DEが供給され、ウェハWを現像する。このとき、第2の現像液供給ノズル71からは、図示しない装置コントローラの現像処理プログラムに設定された所定の流量、例えば500ml/分で、現像液DEが供給される。また、ウェハWは、図示しない装置コントローラの現像処理プログラムに設定された所定の第2の時間t2の間、例えば8秒間、所定の回転数VR、例えば1000rpmで、回転制御装置62によって制御されて回転する。
次に、リンス処理工程(ステップS197)を行う。リンス処理工程(ステップS197)では、ウェハWを回転させながら、ウェハWの表面にリンス液を供給することによって、ウェハWをリンス処理する。
リンス処理工程(ステップS197)では、洗浄ノズル72が、ウェハWの中心部上方まで移動する。そして、ウェハWの所定速度の回転が開始されるとともに、洗浄ノズル72からウェハWに洗浄液が供給され、ウェハWが洗浄される。このとき、カップ65とアウトカップ66が上昇し、ウェハWから飛散した洗浄液等がカップ65とアウトカップ66によって受け止められる。
次に、乾燥工程(ステップS198)を行う。乾燥工程(ステップS198)では、リンス液の供給を停止した状態で、ウェハWを回転させながら、振り切り乾燥する。そして、回転停止工程(ステップS199)を行い、ウェハWの回転を停止して、第2の現像処理工程(ステップS19)は終了する。
次に、図13から図16を参照し、時間比率調整工程(ステップS193)において時間比率RTを調整する方法、及び合計時間調整工程(ステップS194)において合計時間Tを調整する方法について説明する。図14は、第1のレジストパターンP1の線幅CD1及び第2のレジストパターンP2の線幅CD2のいずれかと、第1の時間t1及び第2の時間t2のいずれかとの関係を示すグラフである。図14(a)は、線幅CD1と第1の時間t1との関係を示す。図14(b)は、線幅CD1と第2の時間t2との関係を示す。図14(c)は、線幅CD2と第1の時間t1との関係を示す。図14(d)は、線幅CD2と第2の時間t2との関係を示す。図15は、第1の時間t1の間、静止現像を行い、第2の時間t2の間、回転現像を行うときの、第1のレジストパターンP1の線幅CD1及び第2のレジストパターンP2の線幅CD2の変化を示すグラフである。図15(a)及び図15(b)は、それぞれ線幅CD1及び線幅CD2について示す。図16は、第1のレジストパターンP1の線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなり、第2のレジストパターンP2の線幅CD2が第2の所定値CD2tに等しくなるように、第1の時間t1と第2の時間t2を調整する方法を説明するためのグラフである。図16(a)及び図16(b)は、それぞれ線幅CD1及び線幅CD2について示す。
第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)を行うことによってウェハWに形成され、第2の現像処理工程(ステップS19)の第1の工程(ステップS195)が行われる直前の第1のレジストパターンP1の線幅は、L11である。また、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)の第2の加熱処理工程(ステップS18)までの工程を行うことによって残存する不溶部135bとして形成され、第2の現像処理工程(ステップS19)の第1の工程(ステップS195)が行われる直前の第2のレジストパターンP2の線幅は、L21である。
前述したように、第1の工程(ステップS195)及び第2の工程(ステップS196)では、例えばTMAH等のアルカリ性の溶剤である現像液DEを用いて、第2のレジスト膜135の可溶部135aを溶解除去する。これにより、第2のレジスト膜135の不溶部135bのみが残り、第2のレジストパターンP2が形成される。
このとき、第2のレジスト膜135の不溶部135bの現像液DEと接触する表面部分では、時間の経過に伴って不溶部135bの可溶部135aへの変化が進行するとともに、可溶部135aに変化した部分が更に溶解する。このため、第2のレジストパターンP2の線幅CD2は、時間とともに減少する。
図14(c)に示すように、第1の工程(ステップS195)における、第2のレジスト膜135の溶解速度(第2のレジストパターンP2の線幅CD2の減少する速度)は、有限の値であるSR21である。また、図14(d)に示すように、第2の工程(ステップS196)における、第2のレジスト膜135の溶解速度(第2のレジストパターンP2の線幅CD2の減少する速度)は、有限の値であるSR22である。なお、SR21、SR22は溶解速度の絶対値の大きさを意味するものとする。
また、第2のレジスト膜135については、露光された部分における不溶部135bの可溶部135aへの変化(可溶化)が完了していない。このため、新鮮な現像液DEに接触しているか否かに関わらず、可溶化の反応性が高い。従って、静止現像(第1の工程)と回転現像(第2の工程)との間の現像方法の差異によらず、溶解速度は略等しくなり、SR21=SR22が成り立つ。
一方、不溶部133bよりなり、ウェハWに既に形成されている第1のレジストパターンP1の現像液DEと接触する表面部分でも、時間の経過に伴って不溶部133bの可溶部133aへの変化が若干進行するとともに、可溶部133aに変化した部分が更に溶解する。このため、第1のレジストパターンP1の線幅CD1も、時間とともに減少する。
図14(a)に示すように、第1の工程(ステップS195)における、不溶部133bの溶解速度(第1のレジストパターンP1の線幅CD1の減少する速度)は、有限の値であるSR11である。また、図14(b)に示すように、第2の工程(ステップS196)における、不溶部133bの溶解速度(第1のレジストパターンP1の線幅CD1の減少する速度)は、有限の値であるSR12である。なお、第1のレジストパターンP1の表面が硬化処理されている場合でも、若干は溶解するため、その溶解に伴って第1のレジストパターンP1の線幅CD1は減少する。また、SR11、SR12は溶解速度の絶対値の大きさを意味するものとする。
ただし、第1のレジストパターンP1については、第1の現像処理工程(ステップS14)が行われた際に、露光された部分における不溶部133bの可溶部133aへの変化(可溶化)が略完了している。このため、新鮮な現像液DEに接触していないときは、可溶化の反応性は低い。従って、新鮮な現像液DEに接触しにくい静止現像(第1の工程)と、新鮮な現像液DEに接触しやすい回転現像(第2の工程)とでは、溶解速度は大きく異なる。
静止現像である第1の工程(ステップS195)では、図13(a)に示すように、第1のレジストパターンP1は第2のレジスト膜135又は第2のレジスト膜135が現像液DEに溶解した溶解物135cに覆われている。そのため、第1のレジストパターンP1は、新鮮な現像液DEに接触することができず、溶解速度SR11は比較的小さくなる。一方、回転現像である第2の工程(ステップS196)では、図13(b)に示すように、第2のレジスト膜135の溶解物135cが次々に洗い流される。そのため、第1のレジストパターンP1は、常に新鮮な現像液DEに接触することができ、溶解速度SR12は比較的大きくなる。従って、SR11<SR12が成り立つ。図14(a)から図14(d)には、一例として、SR11<SR12<SR21=SR22である場合を示す。
なお、第1のレジストパターンP1が第2のレジスト膜135に覆われていて現像液DEに接触しないこともあるため、SR11はSR12、SR21、SR22に比べると無視できるほど小さくなる場合もある。このときは、SR11=0としてもよい。
SR11<SR12<SR21=SR22の関係が満たされるときに、第1の時間t1の間、静止現像(第1の工程)を行い、第2の時間t2の間、回転現像(第2の工程)を行うときは、線幅CD1及び線幅CD2の変化は、それぞれ図15(a)及び図15(b)に示される。
図15(b)に示すように、第2のレジストパターンP2については、線幅CD2は、第1の時間t1と第2の時間t2との合計時間Tに依存し、時間比率RT(=t1/T)に依存しない。従って、第1の時間t1と第2の時間t2との合計時間Tを調整することによって、線幅CD2を自在に変化させることができる。
一方、図15(a)に示すように、第1のレジストパターンP1については、静止現像(第1の工程)における溶解速度SR11は、回転現像(第2の工程)における溶解速度SR12よりも小さい。従って、時間比率RT(=t1/T)を調整することによって、線幅CD1を自在に変化させることができる。
線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなるように時間比率RTを調整し、線幅CD2が第2の所定値CD2tに等しくなるように合計時間Tを調整した例を図16に示す。図16(b)に示すように、合計時間Tを所定値T1に調整することによって、線幅CD2が第2の所定値CD2tに等しくなるようにすることができる。また、図16(a)に示すように、合計時間Tを所定値T1に調整した上で時間比率RTをRT1(=t1/T1)に調整することによって、線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなるようにすることができる。
また、第1の所定値CD1tと第2の所定値CD2tとを等しく設定することによって、線幅CD1と線幅CD2とが等しくなるようにすることができる。
なお、図16(b)では、合計時間T=0、すなわち、第2の現像処理工程(ステップS19)を行う前は、線幅CD2がL21であることを示している。また、図16(a)では、SR11=0である例において、時間比率RTが1のとき、すなわち静止現像(第1の工程)のみを行い回転現像(第2の工程)を行わないときは、線幅CD1がL11のまま変化しないことを示している。
以上、本実施の形態によれば、LLEによるダブルパターニングにおける2回目の現像処理を行う際に、静止現像(第1の工程)を第1の時間t1の間行い、その後、回転現像(第2の工程)を第2の時間t2の間行う。静止現像(第1の工程)及び回転現像(第2の工程)における、第2のレジストパターンP2の溶解速度SR21、SR22は略等しい。しかし、静止現像(第1の工程)における第1のレジストパターンP1の溶解速度SR11は、回転現像(第2の工程)における第1のレジストパターンP1の溶解速度SR12よりも小さい。従って、第1の時間t1と第2の時間t2との合計時間T、第1の時間t1と合計時間Tとの時間比率RTを調整することによって、第1のレジストパターンP1の線幅CD1、第2のレジストパターンP2の線幅CD2を独立に制御することができる。
また、線幅CD1と線幅CD2とが等しくなるように制御することもできる。このため、ダブルパターニングにおいて、第1のレジストパターンP1と第2のレジストパターンP2とで構成される微細なレジストパターンを形成する際に、その形状を精度良く制御することができる。
また、第2の現像処理工程(ステップS19)の処理条件を調整することによって、線幅CD1及び線幅CD2のいずれも制御することができる。このため、第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)の処理条件を調整し直す必要ない。そのため、線幅CD1及び線幅CD2を容易に制御することができる。
なお、本実施の形態では、第1の工程(ステップS195)において、ウェハWの表面に現像液を供給し、表面に現像液が供給されたウェハWを静止させ、現像液の供給を停止した状態で、第1の時間t1の間、ウェハWを現像処理する例について説明した。しかし、第1の工程(ステップS195)は、第2の工程(ステップS196)よりも残存する第1のレジストパターンP1に新鮮な現像液が接触しにくい条件であればよく、現像液の供給を停止した例に限られない。従って、第1の工程(ステップS195)において、ウェハWの表面に現像液を供給し、表面に現像液が供給されたウェハWを静止させ、現像液の供給を完全に停止しない状態で、第1の時間t1の間、ウェハWを現像処理してもよい。
また、本実施の形態では、第1の工程(ステップS195)において、静止現像処理する例、すなわちウェハWの表面に現像液を供給し、表面に現像液が供給されたウェハWを静止させた状態で、第1の時間t1の間、ウェハWを現像処理する例について説明した。しかし、第1の工程(ステップS195)は、第2の工程(ステップS196)よりも残存する第1のレジストパターンP1に新鮮な現像液が接触しにくい条件であればよく、静止現像に限られない。従って、例えば、第1の工程(ステップS195)において、ウェハWを比較的低い第1の回転数で回転させながら、第1の時間t1の間、ウェハWの表面に現像液を供給することによって、ウェハWを現像処理してもよい。そして、第2の工程(ステップS196)において、ウェハWを第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転させながら、第2の時間t2の間、ウェハWの表面に現像液を供給することによって、ウェハWを現像処理してもよい。
(実施の形態の変形例)
次に、図17及び図18を参照し、本発明の実施の形態の変形例に係る現像処理方法、その現像処理方法を含む塗布現像処理方法について説明する。
本変形例は、第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)を行った後、第1の線幅測定工程(ステップS15)で測定した第1のレジストパターンP1の線幅CD1の測定値に基づいて、時間比率RT及び合計時間Tを調整する点で、実施の形態と相違する。
本変形例でも、図1から図3を用いて説明した塗布現像処理システム1を用いることができる。また、本変形例でも、図4から図7を用いて説明した現像処理装置18を用いることができる。また、本変形例でも、図8を用いて説明した線幅測定装置110を用いることができる。
また、本変形例に係る現像処理方法を含む塗布現像処理方法も、図9及び図10を用いて説明した塗布現像処理方法と同様にすることができる。
次に、図17を参照し、本変形例に係る現像処理方法である第2の現像処理工程(ステップS19)について説明する。また、図18を参照し、時間比率調整工程(ステップS193´)において時間比率RTを調整する方法、及び合計時間調整工程(ステップS194)において合計時間Tを調整する方法について説明する。図17は、第2の現像処理工程(ステップS19)の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。図18は、第1のレジストパターンP1の線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなり、第2のレジストパターンP2の線幅CD2が第2の所定値CD2tに等しくなるように、第1の時間t1と第2の時間t2を調整する方法を説明するためのグラフである。図18(a)及び図18(b)は、それぞれ線幅CD1及び線幅CD2について示す。
図17に示すように、本変形例に係る第2の現像処理工程(ステップS19)は、第1のデータ準備工程(ステップS191)、第2のデータ準備工程(ステップS192)、時間比率調整工程(ステップS193´)、合計時間調整工程(ステップS194)、第1の工程(ステップS195)、第2の工程(ステップS196)、リンス処理工程(ステップS197)、乾燥工程(ステップS198)及び回転停止工程(ステップS199)を有する。このうち、時間比率調整工程(ステップS193´)以外の各工程は、実施の形態において図11を用いて説明した各工程と同様にすることができる。
一方、本変形例では、時間比率調整工程(ステップS193´)において、第1の線幅測定工程(ステップS15)で測定した第1のレジストパターンP1の線幅の測定値L11mと第1のデータとに基づいて、残存する第1のレジストパターンP1の線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなるように、時間比率RTを調整する。
第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)の後、第1の線幅測定工程(ステップS15)を行って、ウェハWに形成された第1のレジストパターンP1の線幅CD1を測定し、測定値L11mを求めておく。
本変形例でも、図15(b)を用いて説明したのと同様に、第1の時間t1と第2の時間t2との合計時間Tを調整することによって、線幅CD2を自在に変化させることができる。また、図15(a)を用いて説明したのと同様に、第1の時間t1と合計時間Tとの時間比率RT(=t1/T1)を調整することによって、線幅CD1を自在に変化させることができる。
従って、線幅CD2については、本変形例でも、実施の形態と同様に、図18(b)に示すように、合計時間Tを所定値T1に調整することによって、線幅CD2が第2の所定値CD2tに等しくなるようにすることができる。
一方、線幅CD1については、複数のウェハWよりなるウェハ群の各ウェハWに連続して処理を行う場合において、経時変化等により、あるウェハWにおける第1の工程(ステップS195)の直前の第1のレジストパターンP1の線幅L11が、最初のウェハWにおける線幅L11と異なる場合がある。そうすると、図18(a)に示すように、第2の現像処理工程(ステップS19)の後に残存する第1のレジストパターンP1の線幅CD1と時間比率RT(=t1/T)との関係を示す直線は、点線で表される直線B1からずれ、実線で表される直線B2となる。
このときは、線幅CD1を第1の所定値CD1tに等しくするための時間比率RTを、直線B1に基づいて求められるRT1から、直線B2に基づいて求められるRT1´に補正する。これにより、第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)で形成された第1のレジストパターンP1の線幅CD1がL11からずれていた場合でも、第2の現像処理工程(ステップS19)の後残存する第1のレジストパターンP1の線幅CD1が第1の所定値CD1tに等しくなるようにすることができる。
なお、本変形例でも、第1の工程(ステップS195)において、ウェハWの表面に現像液を供給し、表面に現像液が供給されたウェハWを静止させ、現像液の供給を完全に停止しない状態で、第1の時間t1の間、ウェハWを現像処理してもよい。
また、本変形例でも、第1の工程(ステップS195)において、ウェハWを比較的低い第1の回転数で回転させながら、第1の時間t1の間、ウェハWの表面に現像液を供給することによって、ウェハWを現像処理してもよい。そして、第2の工程(ステップS196)において、ウェハWを第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転させながら、第2の時間t2の間、ウェハWの表面に現像液を供給することによって、ウェハWを現像処理してもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について記述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
130、W ウェハ
133 第1のレジスト膜
135 第2のレジスト膜(レジスト膜)
CD1、CD2 線幅
CD1t 第1の所定値
CD2t 第2の所定値
DE 現像液
P1 第1のレジストパターン
P2 第2のレジストパターン
t1 第1の時間
t2 第2の時間
RT 時間比率
T 合計時間

Claims (6)

  1. 基板の表面に第1のレジストパターンを形成し、形成されている前記第1のレジストパターンを被覆するように、前記基板の表面にレジスト膜を成膜し、前記レジスト膜が成膜されている前記基板を露光した後、前記第1のレジストパターンが残存する状態で前記基板の表面に前記レジスト膜よりなる第2のレジストパターンを形成するために、露光された前記基板を現像処理する現像処理方法であって、
    前記基板の表面に現像液を供給し、前記表面に現像液が供給された前記基板を静止させた状態で、第1の時間の間、前記基板を現像処理する第1の工程と、
    前記第1の工程の後、前記基板を回転させながら、第2の時間の間、前記基板の表面に現像液を供給することによって、前記基板を現像処理する第2の工程と
    を有し、
    前記第1の時間と前記第1の時間及び前記第2の時間の合計時間との時間比率は、残存する前記第1のレジストパターンの線幅が第1の所定値に等しくなるように調整され、
    前記合計時間は、形成される前記第2のレジストパターンの線幅が第2の所定値に等しくなるように調整される、現像処理方法。
  2. 基板の表面に第1のレジストパターンを形成し、形成されている前記第1のレジストパターンを被覆するように、前記基板の表面にレジスト膜を成膜し、前記レジスト膜が成膜されている前記基板を露光した後、前記第1のレジストパターンが残存する状態で前記基板の表面に前記レジスト膜よりなる第2のレジストパターンを形成するために、露光された前記基板を現像処理する現像処理方法であって、
    前記基板を第1の回転数で回転させながら、第1の時間の間、前記基板の表面に現像液を供給することによって、前記基板を現像処理する第1の工程と、
    前記第1の工程の後、前記基板を前記第1の回転数よりも高い第2の回転数で回転させながら、第2の時間の間、前記基板の表面に現像液を供給することによって、前記基板を現像処理する第2の工程と
    を有し、
    前記第1の時間と前記第1の時間及び前記第2の時間の合計時間との時間比率は、残存する前記第1のレジストパターンの線幅が第1の所定値に等しくなるように調整され、
    前記合計時間は、形成される前記第2のレジストパターンの線幅が第2の所定値に等しくなるように調整される、現像処理方法。
  3. 前記第2の所定値は、前記第1の所定値に等しい、請求項1又は請求項2に記載の現像処理方法。
  4. 前記時間比率は、前記時間比率と前記第1のレジストパターンの線幅との関係を示す第1のデータに基づいて調整され、
    前記合計時間は、前記合計時間と前記第2のレジストパターンの線幅との関係を示す第2のデータに基づいて調整される、請求項1から請求項3のいずれかに記載の現像処理方法。
  5. 複数の基板よりなる第1の基板群の各基板に、前記基板毎に前記時間比率を変えて前記第1の工程及び前記第2の工程を行った後、前記各基板に残存する前記第1のレジストパターンの線幅を測定することによって、前記第1のデータを準備する第1のデータ準備工程と、
    複数の基板よりなる第2の基板群の各基板に、前記基板毎に前記合計時間を変えて前記第1の工程及び前記第2の工程を行った後、前記各基板に形成されている前記第2のレジストパターンの線幅を測定することによって、前記第2のデータを準備する第2のデータ準備工程と
    を有する、請求項4に記載の現像処理方法。
  6. 前記第1のレジストパターンを形成した後、前記レジスト膜を成膜する前に、形成されている前記第1のレジストパターンの線幅を測定する線幅測定工程を有し、
    前記時間比率は、測定された前記第1のレジストパターンの線幅の測定値と、前記第1のデータとに基づいて調整される、請求項4又は請求項5に記載の現像処理方法。
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