JP2009229812A - マスクパターンデータ生成方法、マスクの製造方法、半導体装置の製造方法及びパターンデータ生成プログラム - Google Patents

マスクパターンデータ生成方法、マスクの製造方法、半導体装置の製造方法及びパターンデータ生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 プロセスマージンを向上するマスクパターン生成方法、マスクの製造方法、半導体装置の製造方法及びパターンデータ生成プログラムを提供すること。
【解決手段】 半導体基板上に設計パターンを形成するプロセスのシミュレーションを用いて、設計パターンのデータから、設計パターンを基板上に形成するためのマスクパターンのデータを求める工程と、プロセスパラメータを変動した前記プロセスシミュレーションを用いて、前記マスクパターンデータから、基板上に形成される仕上がりパターンを求める工程と、前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲か否かを検証する工程と、許容範囲内でなければ、前記寸法誤差が許容範囲内になるまで、前記プロセスパラメータを変更する工程と、前記マスクパターンデータ取得工程と、前記仕上がりパターン取得工程と、前記検証工程とを繰り返す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置の製造におけるマスクパターンデータ生成方法及びそれに基づくマスクの製造方法、半導体装置の製造方法、さらには半導体装置の製造に用いられるパターンデータ生成プログラムに関する。
近年の半導体製造技術の進歩は非常に目覚しく、加工寸法0.09μm程度の微細な回路パターンの半導体装置が量産されている。回路パターンの微細化が進むにつれて、マスク製造プロセス、リソグラフィプロセス、エッチングプロセス等におけるプロセス近接効果(Process proximity effect : PPE)の影響が大きくなっている。そのため、例えば設計回路パターンとほぼ同一形状のマスクパターンを、リソグラフィプロセス等を用いて半導体基板上に転写形成した際、基板上に形成されるパターンが設計回路パターンと大きく異なってしまう場合がある。
そこで、基板上に設計通りの回路パターンを形成するために、プロセス近接効果の影響を考慮して、マスクパターンを補正するプロセス近接効果補正(Process proximity correction :PPC)が利用されている。プロセス近接効果補正では、マスクパターンを半導体基板上に転写形成するプロセスシミュレーションを行うことにより基板上に形成される仕上がりパターンをデータ上で算出し、算出したパターンデータが設計パターンとほぼ同一形状となるように、マスクパターン(データ)を繰り返し補正する。
従来、マスクパターン補正として、プロセス近接効果補正のような所定のプロセス条件において基板上に形成されるパターンの寸法精度補正のみならず、プロセスマージンを十分に確保するようなマスクパターン補正が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。プロセスマージンとは、マスクパターンに対するプロセスパラメータの許容変動量である。すなわち、プロセスマージンは、パターン形成プロセスにおけるプロセスパラメータの変動に応じて生じる基板上パターンと設計パターンとの寸法誤差が、半導体装置のスペックを損なわない許容誤差の範囲内となるような、プロセスパラメータの変動量範囲によって規定される。
特開2002−131882号公報
本発明の目的は、プロセスマージンを向上するマスクパターン生成方法、マスクの製造方法、半導体装置の製造方法及びパターンデータ生成プログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係るマスクパターン生成方法は、マスクパターンを半導体基板上に転写して設計パターンを形成する所定のプロセスパラメータを有するプロセスのシミュレーションを用いて、前記設計パターンのデータから、前記設計パターンを前記基板上に形成するためのマスクパターンのデータを求めるマスクパターンデータ取得工程と、前記プロセスパラメータを変動した前記プロセスシミュレーションを用いて、前記マスクパターンデータから、前記基板上に形成される仕上がりパターンを求める仕上がりパターン取得工程と、前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する検証工程と、前記寸法誤差が許容範囲内であれば前記マスクパターンデータを決定し、前記寸法誤差が許容範囲内でなければ、前記寸法誤差が許容範囲内になるまで、前記プロセスパラメータを変更してプロセスパラメータを再設定する工程と、再設定された前記プロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションを用いた前記マスクパターンデータ取得工程と、再設定された前記プロセスパラメータを変動したプロセスシミュレーションを用いた前記仕上がりパターン取得工程と、再度求められた前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する前記検証工程とを繰り返すマスクパターンデータ決定工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の別の態様のマスク製造方法は、本発明の一態様に係る前記マスクパターンデータ生成方法により生成されたマスクパターンデータに基づいて、マスク基板にマスクパターンを形成することを特徴とする。
本発明の別の態様の半導体装置の製造方法は、本発明の一態様に係る前記マスクパターンデータ生成方法により生成されたマスクパターンデータに基づいてマスク基板に形成されたマスクパターンを、半導体基板上に転写することを特徴とする。
本発明の別の態様のパターンデータ生成プログラムは、マスクパターンを半導体基板上に転写して設計パターンを形成する所定のプロセスパラメータを有するプロセスのシミュレーションを用いて、前記設計パターンのデータから、前記設計パターンを前記基板上に形成するためのマスクパターンのデータを求めるマスクパターンデータ取得手順と、前記プロセスパラメータを変動した前記プロセスシミュレーションを用いて、前記マスクパターンデータから、前記基板上に形成される仕上がりパターンを求める仕上がりパターン取得手順と、前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する検証手順と、前記寸法誤差が許容範囲内であれば前記マスクパターンデータを決定し、前記寸法誤差が許容範囲内でなければ、前記寸法誤差が許容範囲内になるまで、前記プロセスパラメータを変更してプロセスパラメータを再設定する手順と、再設定された前記プロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションを用いた前記マスクパターンデータ取得手順と、再設定された前記プロセスパラメータを変動したプロセスシミュレーションを用いた前記仕上がりパターン取得手順と、再度求められた前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する前記手順工程とを繰り返すマスクパターンデータ決定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、プロセスマージンを向上するマスクパターン生成方法、マスクの製造方法、半導体装置の製造方法及びパターンデータ生成プログラムを提供することができる。
以下、図面を参照しながら、実施形態について説明する。
(実施形態)
図1を参照して、本実施形態に係るマスクパターンデータの生成方法を説明する。図1は、本実施形態に係るマスクパターンデータの生成方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係るマスクパターンデータの生成方法では、半導体基板上に形成するパターンの設計パターンデータを用意し、この設計パターンデータから、プロセス近接効果の影響及びプロセスマージンを考慮してマスクパターンデータを求める。
マスクパターンデータを求める際には、マスクパターンデータをもとにマスクパターンをマスク基板に形成し、マスク基板に形成したマスクパターンを半導体基板上に転写する一連の製造プロセスのプロセスシミュレーションを用いる。プロセスシミュレーションによって、マスクパターンデータと半導体基板上に形成される仕上がりパターンの関係をモデル化し、半導体基板上に形成される仕上がりパターンが設計パターン通りに仕上がるようにマスクパターンデータを適宜調整してマスクパターンデータを決定する。
プロセスシミュレーションとしては、例えば、マスク描画シミュレーション、光学像シミュレーション、リソグラフィシミュレーション、レジストモデルシミュレーション、加工シミュレーション等が挙げられる。
マスク描画シミュレーションとは、マスク基板に描画しようとするマスクパターンデータ(マスクパターンの設計データ)から、描画装置によりマスク基板に実際に描画されたときのマスクパターンを予測して求めるシミュレーションである。マスク描画シミュレーションでは、描画装置の各種性能、例えば描画単位、描画グリッド或いは描画対象となるマスク基板の平坦度や反りがプロセスパラメータとして規定され、マスクパターンデータの形状、被覆率等が描画パターン条件として規定される。プロセスパラメータやパターン条件の変化に応じて、マスク基板に描画されるマスクパターンの予測結果が変化する。
光学像シミュレーションとは、露光装置を用いてマスク基板に形成されたマスクパターンを露光し、半導体基板上に塗布されたレジスト膜に形成する光学像を予測して求めるシミュレーションである。光学像シミュレーションでは、露光装置のパラメータ、すなわち、照明形状、露光量(DOSE)、フォーカス(FOCUS)、偏光度、収差、投影レンズの開口数(NA)、コヒーレンスファクタ等や、レジスト膜及びレジスト膜下に形成される下地膜の材料、厚み、露光光反射率をプロセスパラメータとし、マスクパターンデータやマスク基板上に形成されているマスクパターンの形状、寸法、隣接パターンとの距離、被覆率等が露光パターン条件として規定される。これらプロセスパラメータやパターン条件の変化に応じて、レジスト膜に形成される光学像の予測結果が変化する。
レジストモデルシミュレーションとは、レジスト膜に形成された光学像強度分布から、露光工程後、さらには露光工程後のレジスト膜ベーク工程(PEB工程)後のレジスト膜中における酸の拡散分布等を算出し、現像工程においてレジスト膜に供給される現像液に溶解するレジスト膜分布を算出してレジストパターンを予測するシミュレーションである。レジストモデルシミュレーションでは、レジスト膜材料、レジスト膜中の酸拡散速度、酸濃度或いはそれらの変化率、現像液の濃度や濃度変化率、現像液に対するレジスト膜の溶解速度或いは溶解速度変化率、PEB工程におけるベーク温度やベーク時間等がプロセスパラメータとして規定される。これらプロセスパラメータの変化に応じて、半導体基板上に形成されるレジストパターンの予測結果が変化する。
リソグラフィシミュレーションとは、マスクパターンを露光して基板上のレジスト膜にマスクパターンの光学像を形成し、レジスト膜を現像することより得られるレジストパターンを予測するシミュレーションであり、光学像シミュレーションとレジストモデルシミュレーションを含むシミュレーションである。
加工シミュレーションとは、レジストパターンをマスクにして、レジストパターン下に形成された被加工膜(下地膜)をエッチング加工して得られる被加工膜パターンを予測するシミュレーションである。エッチングに用いられるガス種、ガス流量や薬液種、薬液濃度等、さらには被加工膜の材料種、膜厚等がプロセスパラメータとして規定される。
本実施形態では、以上のようなプロセスシミュレーションのうち、リソグラフィシミュレーションを用いて、半導体基板上に形成されるレジストパターンが設計パターン通りに仕上がるようにマスクパターンデータを生成する例を説明する。ここでは、マスクパターンデータをマスク基板上に描画する際のマスク描画プロセスは省略し、マスクパターンデータ通りのマスクパターンがマスク基板上に描画されるものとする。
まず、リソグラフィシミュレーションの基準となるプロセスパラメータを設定する(S1)。以下、リソグラフィシミュレーションの基準プロセスパラメータの設定方法を説明する。
最初に、マスク形成用として任意に用意したマスクパターンデータのうち、特にマスクに対する同一ショット露光領域内のマスクパターンデータのうち、プロセスマージンが最も小さくなるようなパターンデータを基準マスクパターンデータとして設定する。プロセスマージンが最も小さくなるようなマスクパターンデータとは、例えば、他のマスクパターンデータに比較して、密度の高いパターン、寸法が小さいパターン或いは隣接パターンとの距離が小さいパターンデータが考えられる。
基準マスクパターンデータは、半導体基板上に形成する回路パターンの設計パターンデータに基づいて設定することができる。例えば、他の設計パターンデータに比較して、密度の高い、寸法が小さい或いは隣接パターンとの距離が小さいパターンデータを基準設計パターンデータとし、基準設計パターンデータを半導体基板上に形成するためのマスクパターンデータを基準マスクパターンデータとして設定する。
図2を参照して、基準設計パターンデータと基準マスクパターンデータについて説明する。図2(a)は、基準設計パターンデータを示す平面図であり、図2(b)は、基準マスクパターンデータを示す平面図である。
図2(a)に示すように、基準設計パターンデータ100は、所定の設計パターン領域R1内に位置するラインアンドスペースパターンである。ラインアンドスペースパターンのスペース幅LS1及びライン幅LW1は、約45nm程度の微細寸法となっており、例えば、NAND型フラッシュメモリのセル部に形成されるゲートパターンの設計パターンデータである。
このようなラインアンドスペースパターンを、半導体基板上に設計通りに、或いは設計値から許容誤差の範囲内に形成する場合、他形状の設計パターンを設計通りに形成する場合よりも、高精度のプロセスパラメータ制御が要求される。つまり、ラインアンドスペースパターンの基板への転写プロセスにおいて、許容されるプロセスパラメータ変動量は極めて小さい。例えば、リソグラフィ工程において、プロセスパラメータの一つである露光装置の露光量が設定値から少しでもばらついた場合、半導体基板上に転写される仕上がりパターンがラインアンドスペースの設計パターンから大きくずれてしまい、半導体装置のスペックが要求値からはずれてしまう恐れがある。
本実施形態では、基準設計パターンデータとして、ラインアンドスペースパターンのような他のパターン形状に比べてプロセスマージン(プロセスパラメータの許容変動量)が小さいパターンを設定する。
図2(b)に示すように、所定のマスク領域MR1に位置するラインアンドスペースの基準マスクパターンデータ101は、基準設計パターン100を半導体基板上に形成するために生成されたマスクパターンデータである。微細なマスクパターンのリソグラフィ工程では、光近接効果の影響により、半導体基板上に転写されるパターンが設計パターンどおりの形状とならない場合がある。例えば、転写されたパターンのコーナー部が設計パターンに比べて細くなることがある。そのため、図2(b)に示すように、基板上に転写されるパターンが設計パターンどおりの形状となるよう、予め基準マスクパターンデータ101のコーナー部102に所定のパターンを付加するコーナー補正処理を施しておくことができる。
最終的な基準マスクパターンデータは、マスクパターンデータの生成工程と、マスクパターンデータ及びプロセスシミュレーションを用いて予測した基板上の仕上がりパターンと基準設計パターンデータとの比較検証工程と、マスクパターンデータに補正処理を施すマスクパターンの再生成工程とを、仕上がりパターンが基準設計パターンデータとほぼ同一形状となるまで繰り返して行うことによって生成される。
本実施形態では、マスクパターンデータの補正処理として、コーナー処理を一例として説明したが、他の補正処理の例として、設計パターンに対してマスクパターンの所定箇所を局所的に細らせる又は太らせる補正処理を行う場合があり、またマスクパターンデータのコーナー部を丸めるような補正処理、パターンのリサイズ処理を行う場合もある。
基準マスクパターンデータの生成工程では、プロセスシミュレーションのプロセスパラメータが異なれば、最終的に求められる基準マスクパターンデータが異なってくる。本実施形態では、プロセスマージンが許容範囲以上となるように、可能であれば最も大きくなるように基準マスクパターンデータを生成する際に用いられたプロセスシミュレーションのプロセスパラメータを基準プロセスパラメータと設定する。
具体的には、まず、基準マスクパターンデータを一旦仮に決定した後、基準マスクパターンデータ決定工程で用いた所定のプロセスパラメータを各種変動させたパラメータを用いてプロセスシミュレーションを行い、基準マスクパターンを基板上に転写した仕上がりパターンと設計パターンとを比較して、それらの誤差が許容範囲内か否かを確認する。これにより、基板上の仕上がりパターンと設計パターンとの誤差が許容範囲内におさまるようなプロセスパラメータの変動量(変動範囲)、つまり基準マスクパターンのプロセスマージンの大きさを評価する。
プロセスマージンの大きさが許容範囲以上となる場合、例えば露光装置等の想定されるパラメータばらつきよりも大きい範囲となる場合、基準マスクパターンデータを確定し、基準マスクパターンデータを生成する際に用いたパラメータを基準プロセスパラメータとする。また、基準マスクパターン生成時のプロセスパラメータを様々に設定して、それぞれ生成した基準マスクパターンのプロセスマージンを個々に評価し、プロセスマージンが許容範囲以上で最も大きくなる基準マスクパターンを決定し、そのマスクパターン生成時のプロセスパラメータを基準プロセスパラメータとして設定することができる。
本実施形態では、プロセスパラメータとして、露光装置の露光量とフォーカスに着目する。特に、露光装置の露光量は、仕上がりパターン形状に対して大きな影響を与えるプロセスパラメータであるため、マスクパターンデータ生成の際のシミュレーションのプロセスパラメータとして適切に設定する必要がある。
図3を参照して、基準マスクパターンを露光して半導体基板上に仕上がりパターンを形成するプロセスシミュレーションを行う際に、シミュレーションのプロセスパラメータである露光装置の露光量とフォーカスを変動させた場合の仕上がりパターンの寸法変動を説明する。図3は、露光量とフォーカスを変動させて基準マスクパターンを基板上に転写した際の仕上がりパターンの寸法変動を示すグラフであり、基準マスクパターンのプロセスマージンを示している。
図3の横軸、縦軸はプロセスパラメータであり、それぞれ横軸は露光量(DOSE)、縦軸はフォーカス(FOCUS)を示している。露光量D0及びフォーカスF0は、それぞれ基準プロセスパラメータである。露光量D0及びフォーカスF0のプロセスパラメータ条件にて基準マスクパターンを半導体基板上に転写することにより、設計通りの寸法の仕上がりパターンが形成される。
図3に示された実線aは、半導体基板上の仕上がりパターンの寸法が基準設計パターン寸法の幅よりも10%太くなる場合の露光量及びフォーカス条件を示している。また、図3に示された実線bは、半導体基板上の仕上がりパターンの寸法が基準設計パターン寸法の幅よりも10%細くなる場合の露光量及びフォーカス条件を示している。さらに、図3に示された点線c(図3では露光量D0の軸と重なって表示されている)は、半導体基板上の仕上がりパターンの寸法が基準設計パターン寸法と一致する場合の露光量及びフォーカス条件を示している。
一般に、露光装置等において所定のプロセスパラメータを設定したとき、パラメータの設定値と実効値が異なる場合や同種装置間においても実効値が異なる場合がある。図3に、露光装置の露光量・フォーカスの変動量を示す。つまり、露光量D0と設定したときの実効露光量のばらつき、又は使用する複数の露光装置に対して露光量D0を設定したときの装置間の実効露光量ばらつきをD0A〜D0B(D0A>D0B)とする。同様に、実効フォーカスのばらつきをF0A〜F0B(F0A>F0B)とする。
本実施形態では、露光量及びフォーカスの変動を考慮した際に、基準マスクパターンを基板上に転写して仕上がるパターンの寸法と基準設計パターンの寸法との誤差が基準設計パターン寸法の10%以内におさまるようであれば、基準マスクパターンが所望のプロセスマージンを備えているものとみなすこととする。ここで、パターンの寸法誤差については、パターンのエッジ構成部分や測定点の位置単位で測定することもできる。すなわち、基準設計パターンの所定のエッジ構成部分を特定し、又は基準設計パターンに測定点を設定し、基準設計パターンのエッジ構成部や測定点に対応するエッジ構成部や測定点を基準マスクパターンにそれぞれ設定し、基準マスクパターンを半導体基板上に転写して形成した仕上がりパターンのうち基準マスクパターンのエッジ構成部や測定点に対応する箇所と基準設計パターンのエッジ構成部や測定点の位置誤差を測定する。
図3中の斜線領域Xは、露光装置の露光量及びフォーカスの変動領域である。一方、仕上がりパターンの寸法と基準設計パターンの寸法との誤差が基準設計パターン寸法の10%以内となる露光量及びフォーカス領域は、実線aと実線bの間の領域である。図3によれば、露光量及びフォーカスの変動領域が実線aと実線bの間の領域に位置している。従って、露光量及びフォーカスが変動したとしても、仕上がりパターンの寸法と基準設計パターンの寸法誤差が許容範囲内におさまることがわかり、基準マスクパターンが所望のプロセスマージンを有していると判断される。
なお、基準マスクパターンのプロセスマージンが許容値よりも小さくなる場合は、基準設計パターンを補正することも可能である。以降は同様に、補正した基準設計パターンを用いて基準マスクパターンを作成し、さらに基準プロセスパラメータを設定し、基準マスクパターンが所望のプロセスマージンを有しているか否かを再度検証する。このような補正と検証を繰り返すことにより、基準マスクパターンを確定することができる。
以上のように、基準プロセスパラメータを設定した後、基準プロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションモデルを設定する(S2)。例えば、基準マスクパターン生成時のリソグラフィシミュレーションモデルと同様のシミュレーションモデルを設定する。
続いて、基準設計パターンと異なる設計パターンデータ(第1の設計パターンデータ)を用意し、設計パターンデータをプロセスシミュレーションに入力する(S3)。ここで、第1の設計パターンデータとして、基準設計パターンデータよりもそれぞれ対応するマスクパターンのプロセスマージンが大きいパターンを用意する。例えば、第1の設計パターンデータは、基準設計パターンに比較して、密度の低い、寸法が大きい或いは隣接パターンとの距離が大きいパターンとする。
次に、リソグラフィシミュレーションを用いて、第1の設計パターンデータと一致又はほぼ一致するパターンを半導体基板上に転写形成するためのマスクパターン(第1のマスクパターン)を求める(S4)。
図4に、具体的な第1の設計パターンのデータ及び第1のマスクパターンデータの概略図を示す。
図4(a)に示すパターン領域R2内に位置する第1の設計パターン200は、いわゆる孤立パターンであり、例えばNAND型フラッシュメモリの周辺回路パターンの設計パターンである。ここで、孤立パターンのパターン寸法LW2及び隣接パターンまでのスペースLS2は、基準設計パターン100であるラインアンドスペースのパターン寸法LW1及びパターンスペースLS1よりも大きな値となっている。
図4(b)に示すマスクパターン領域MR2内に位置する第1のマスクパターン201は、半導体基板上に設計通りのパターンが形成できるように生成される。マスクパターン201を生成するためには、まず、S2の工程にて設定された基準プロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションを用いて、第1のマスクパターンを基板上に転写したときの仕上がりパターンを予測し、仕上がりパターンが第1の設計パターン200と一致するか否か又はそれらの誤差が許容範囲内か否かを検証する。検証の結果、仕上がりパターンと設計パターン200との寸法誤差が許容範囲内になければ、仕上がりパターンと設計パターン200との寸法誤差が許容範囲内におさまるまでマスクパターンを繰り返し補正する。
図4(b)に示す第1のマスクパターン201には、設計パターン200に対してパターンを太らせる補正処理と、隣接パターンまでの距離を縮小する補正処理が施されている。つまり、マスクパターン201の寸法MLW2に対する隣接パターンまでの距離MLS2の大きさが、設計パターン200の寸法LW2に対する隣接パターンまでの距離LW2の大きさよりも小さくなっている。
なお、このような補正処理は一例であり、基準マスクパターンの補正処理と同様、従来の近接効果補正技術における多種多様な補正処理を適宜選択して適用することができる。
次に、基準プロセスパラメータの変動量を設定する(S5)。半導体装置の製造に使用する露光装置等のプロセスパラメータの変動量を予め取得しておき、この変動量を基準プロセスパラメータの変動量として利用する。本実施形態では、前述したように、実効露光量ばらつき(変動量)をD0A〜D0B(D0A>D0B)とし、実効フォーカスのばらつき(変動量)をF0A〜F0B(F0A>F0B)とする。
さらに、設定した変動量に基づいて基準プロセスパラメータを変動させたプロセスシミュレーションモデルを設定する(S6)。設定されるプロセスシミュレーションモデルは、S2で設定したプロセスシミュレーションモデルと同様のモデルであるが、プロセスパラメータを変動させている点で異なっている。また、S6では、少なくとも設定変動量の範囲内でプロセスパラメータを変動させた異なるプロセスパラメータを有する複数のプロセスシミュレーションモデルを設定する。
続いて、S6で設定したプロセスシミュレーションモデルに第1のマスクパターンデータを入力して、リソグラフィ工程によりを半導体基板上に転写して形成される仕上がりパターンを求める(S7)。このとき、S6で設定した複数のプロセスシミュレーションモデルに応じて、形状の異なる複数の仕上がりパターンが求められる。
次に、第1の設計パターンデータと、第1のマスクパターンを基板上に転写した際の仕上がりパターンとの寸法差が許容範囲か否かを検証する(S8)。
検証方法について、図5を参照して説明する。図5は、露光量とフォーカスを変動させて第1のマスクパターンを基板上に転写した際の仕上がりパターンの寸法変動を示しており、第1のマスクパターンのプロセスマージンを示している。
図3と同様に、図5の横軸、縦軸はプロセスパラメータであり、それぞれ横軸は露光量(DOSE)、縦軸はフォーカス(FOCUS)を示している。露光量D0及びフォーカスF0は、それぞれ基準プロセスパラメータである。実線a’は、半導体基板上の仕上がりパターンの寸法が第1の設計パターンデータの寸法よりも10%太くなる場合の露光量及びフォーカス条件を示している。また、実線b’は、半導体基板上の仕上がりパターンの寸法が第1の設計パターン寸法の幅よりも10%細くなる場合の露光量及びフォーカス条件を示している。さらに、点線c’は、半導体基板上の仕上がりパターンの寸法が第1の設計パターン寸法と一致する場合の露光量及びフォーカス条件を示している。
ここで、第1のマスクパターンは、露光量D0及びフォーカスF0のプロセス条件において、仕上がりパターンの寸法と第1の設計パターン寸法が一致するように調整されている。なお、これらプロセスパラメータ条件仕上がりパターン寸法との関係は、プロセスパラメータ条件を適宜変更した複数のシミュレーションを実行して、仕上がりパターンの寸法をそれぞれ測定することにより求められる。
図5の斜線領域Xは、露光装置の露光量及びフォーカスの変動領域(露光量D0A〜D0BかつフォーカスF0A〜F0B)である。本実施形態では、露光量及びフォーカスの変動を考慮した際に、第1のマスクパターンを基板上に転写して仕上がるパターンの寸法と第1の設計パターンの寸法との誤差が第1の設計パターン寸法の10%以内におさまるようであれば、第1のマスクパターンが所望のプロセスマージンを備えているものとみなすこととする。
図5に示したように、仕上がりパターンの寸法と第1の設計パターンの寸法との誤差が第1の設計パターン寸法の10%以内となる露光量及びフォーカス領域は、実線a’と実線b’の間の領域である。これに対して、図5によれば、露光量及びフォーカスの変動領域Xが実線a’と実線b’の間の領域の外側にも位置している。従って、露光量及びフォーカスが変動した場合に、仕上がりパターンの寸法と第1の設計パターンの寸法誤差が許容範囲内におさまらない場合があることがわかり、第1のマスクパターンが適切なプロセスマージンを有していないと判断することができる。
図6を参照して、基準マスクパターンと第1のマスクパターンの共通プロセスマージンについて説明する。図6は、図3に示した基準マスクパターンのプロセスマージンと図5に示した第1のマスクパターンのプロセスマージンを合成した図である。従って、既に説明した値や実線等については説明を省略する。
図6に示した斜線領域Yは、露光量及びフォーカスの変動範囲内における基準マスクパターンと第1のマスクパターンの共通プロセスマージンである。すなわち、斜線領域Yの範囲内で露光量パラメータやフォーカスパラメータが変動しても、基準マスクパターンを半導体基板上に転写して得られる仕上がりパターンと基準設計パターンの寸法誤差が許容範囲(基準設計パターン寸法の10%以内)におさまり、かつ、第1のマスクパターンを半導体基板上に転写して得られる仕上がりパターンと第1の設計パターンの寸法誤差が許容範囲(設計パターン寸法の10%以内)におさまることとなる。
基準マスクパターン及び第1のマスクパターンが同一マスク基板に形成され、同一ショット露光により半導体基板上に両パターンが転写される場合において、それぞれの仕上がりパターンが所望の寸法に仕上がるためには、プロセスパラメータの変動範囲において両マスクパターンの共通プロセスマージンが十分確保されることが必要である。
本実施形態に係るマスクパターン生成方法では、第1のマスクパターンを半導体基板上に転写して得られる仕上がりパターンと第1の設計パターンとの寸法誤差が許容範囲内であり、第1のマスクパターンが十分なプロセスマージンを有していると判断した場合、第1のマスクパターンをマスクパターンデータとして決定する(S9)。
一方、第1のマスクパターンが所望のプロセスマージンを有していないと判断した場合には、第1のマスクパターンのプロセスマージンをプロセスパラメータの変動範囲以上に広げ、基準マスクパターン及び第1のマスクパターンの共通プロセスマージンを広げるため、基準プロセスパラメータを変更して(S10)、再度プロセスシミュレーションモデルを設定し、(S11)、再設定したプロセスシミュレーションモデルを用いて第1のマスクパターンを再生成する。
図5に示したように、第1のマスクパターンは、露光量D0より小さい露光量のプロセスパラメータ条件において、基板上の仕上がりパターンが設計パターンからの許容誤差寸法範囲内に形成されやすい傾向がある。つまり、仕上がりパターンが許容誤差寸法範囲内におさまるためのプロセスパラメータ条件を示す実線a’と実線b’の間の領域は、露光量D0より小さい露光量パラメータのプロセス条件領域に広く分布している。つまり、第1のマスクパターンは、露光量D0より小さい露光量領域においてプロセスマージンが大きく、反対に露光量D0より大きい露光量領域においてはプロセスマージンが十分に確保することができない傾向にある。
そこで、第1のマスクパターンが、露光量D0より大きい露光量領域において十分なプロセスマージンが十分に確保することができないと判断した場合、露光量D0より小さい露光量D1を基準プロセスパラメータとして変更し、再度基準マスクパターンを生成し、図1に示すS2〜8を繰り返し実行する。
すなわち、まず、露光量D1を基準プロセスパラメータとするプロセスシミュレーションを用いた半導体基板上への転写パターンが基準設計パターンと一致するように、マスクパターンに適宜補正処理を繰り返しながら、基準マスクパターンを再生成する。
一方、変更した基準プロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションモデルを再設定し(S2)、第1の設計パターンを再設定されたプロセスシミュレーションモデルに入力して(S3)、基板上に転写される仕上がりパターンと第1の設計パターンとを比較し、適宜マスクパターンの補正を繰り返して、再度第1のマスクパターンを生成する(S4)。ここで、第1のマスクパターンの生成は、前述したように、通常の近接効果補正技術に基づいて行う。
また、基準プロセスパラメータの変更に伴い、変更した基準パラメータ(露光量D1)に対して再度変動量を設定する(S5)。変動量の設定に際しては、予め現実にマスクパターンを半導体基板上に転写する際に使用する露光装置の実効パラメータのばらつきを測定しておき、測定したパラメータばらつきを変動量として設定することができる。本実施形態では、実効露光量変動量(第2のパラメータ)をD1A〜D1B(D1A>D1B)とし、実効フォーカス変動量(第2のパラメータ)をF1A〜F1B(F1A>F1B)とする。
さらに、設定変動量に基づいて基準プロセスパラメータを変動させたプロセスシミュレーションモデルを設定する(S6)。設定されるプロセスシミュレーションモデルは、S2等で設定したプロセスシミュレーションモデルや、基準プロセスパラメータの変更前に用いたプロセスシミュレーションモデルと同様のモデルであるが、プロセスパラメータを変動させている点で異なっている。少なくとも設定変動量の範囲内で変動させた異なるプロセスパラメータを有する複数のプロセスシミュレーションモデルを設定する。
続いて、S6で再設定したプロセスシミュレーションモデルに再生成した第1のマスクパターンデータを入力して、リソグラフィ工程によりマスクパターンを半導体基板上に転写して形成される仕上がりパターンを求める(S7)。このとき、S6で再設定した複数のプロセスシミュレーションモデルに応じて、形状の異なる複数の仕上がりパターンが求められる。
次に、第1の設計パターンと仕上がりパターンとの寸法差が許容範囲か否かを再度検証する(S8)。
検証の結果、再生成した第1のマスクパターンを半導体基板上に転写して得られる仕上がりパターンと第1の設計パターンとの寸法誤差が許容範囲内であり、第1のマスクパターンが十分なプロセスマージンを有していると判断した場合、第1のマスクパターンをマスクパターンデータとして決定する(S9)。
反対に、第1のマスクパターンが所望のプロセスマージンを有していないと判断した場合には、再度、基準プロセスパラメータを変更して(S10)、再度プロセスシミュレーションモデルを設定し、(S11)、再設定したプロセスシミュレーションモデルを用いて第1のマスクパターンを再生成する。以降は上述と同様、S2〜S8まで繰り返し、仕上がりパターンと第1の設計パターンとの寸法誤差が許容範囲内となるまで、第1のマスクパターンの生成を繰り返す。
図7を参照して、再生成した基準マスクパターンと第1のマスクパターンとの共通プロセスマージンについて説明する。図7は、露光量とフォーカスを変動させたプロセスシミュレーションを用いて、再生成した基準マスクパターンと第1のマスクパターンを基板上に転写したそれぞれの仕上がりパターンの寸法変動を示すグラフであり、基準マスクパターン及び第1のマスクパターンとの共通プロセスマージンを示している。図7は、図6と同じく共通プロセスマージンを表すグラフであり、基準マスクパターン及び第1のマスクパターンが異なる点を除き、記号、実線等の意味については図6に示したものと同様である。従って、記号、実線等の説明については省略する。
図7に示した斜線領域Zは、露光量及びフォーカスの変動範囲内(露光量D1A〜D1BかつフォーカスF1A〜F1B)における基準マスクパターンと第1のマスクパターンの共通プロセスマージンである。すなわち、斜線領域Zの範囲内で露光量パラメータやフォーカスパラメータが変動しても、基準マスクパターンを半導体基板上に転写して得られる仕上がりパターンと基準設計パターンの寸法誤差が許容範囲(基準設計パターン寸法の10%以内)におさまり、かつ、第1のマスクパターンを半導体基板上に転写して得られる仕上がりパターンと第1の設計パターンの寸法誤差が許容範囲(設計パターン寸法の10%以内)におさまることとなる。
図7によれば、露光量及びフォーカスの変動領域が、実線aと実線bの間の領域かつ実線a’と実線b’の間の領域に位置している。露光量及びフォーカスが変動したとしても、基準マスクパターンの半導体基板上での仕上がりパターンの寸法と基準設計パターンの寸法誤差が許容範囲内におさまると同時に、再生成した第1のマスクパターンの半導体基板上での仕上がりパターンの寸法と第1の設計パターンの寸法誤差も許容範囲内におさまることがわかる。従って、基準プロセスパラメータを変更した新たなプロセスシミュレーションを用いて再生成した基準マスクパターン及び第1のマスクパターンはともに所望のプロセスマージンを有していると判断される。
また、図6に示された斜線領域Yと図7に示された斜線領域Zを比較した場合、斜線領域Zの方が大きくなっており、基準マスクパターン及び第1のマスクパターンの共通プロセスマージンが向上していることがわかる。再生成した基準マスクパターンのプロセスマージンが多少小さくなっているものの、再生成した第1のマスクパターンのプロセスマージンが大幅に改善されているため、両パターンの共通プロセスマージンが拡大している。
従来のマスクパターン生成工程では、まず特定の設計パターンに対応するマスクパターン(特に、プロセスマージンが小さくなるようなパターン)のプロセスマージンを十分に確保できるようなプロセスパラメータを設定し、この設定されたプロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションを用いて、他の設計パターンに対応するマスクパターンをも生成する。しかしながら、このマスクパターン生成方法では、他の設計パターンに対応するマスクパターンが十分なプロセスマージンを確保することができない場合がある。
これに対して、本実施形態に係るマスクパターン生成方法では、複数の設計パターンに対応する複数のマスクパターンの共通プロセスマージンを十分に確保できるように、マスクパターン生成に使用するプロセスシミュレーションのプロセスパラメータを適宜変更しつつマスクパターンを生成していく。共通プロセスマージンがプロセスパラメータの変動範囲を含むようにマスクパターンが生成される。
従って、例えば、実際にマスク基板に形成される複数のマスクパターンに対して、露光装置により露光光を照射し半導体基板上に複数の回路パターンを形成する場合に、実効露光量が設定露光量から変動したとしても、半導体基板上に形成されるパターンと設計パターンとの寸法誤差を許容誤差の範囲内に抑えることが可能である。これにより、製造される半導体装置の要求スペックを確保することができる。
なお、本実施形態に係るマスクパターン生成方法においては、基準設計パターンに対応する基準マスクパターンと、第1の設計パターンに対応する第1のマスクパターンの両者の共通プロセスマージンを十分に確保しつつマスクパターンを生成する方法について説明した。しかし、さらに他の設計パターンに対応するマスクパターンとの間で共通プロセスマージンを確保できるようマスクパターンを生成することもできる。例えば、同一ショット露光により半導体基板上に転写されるマスクパターン群について、十分な共通プロセスマージンを確保できるように各マスクパターンを生成することができる。
本実施形態に係るマスクパターン生成方法においては、基準マスクパターン及び第1のマスクパターンのプロセスマージンに含まれるプロセス条件が、露光量及びフォーカスの変動範囲内におさまらない場合、基準設計パターン及び第1の設計パターンを補正することもできる。設計パターンを補正することにより、設計パターンを形成するためのマスクパターンのプロセスマージンを拡大することができる。特に、基準マスクパターン及び第1のマスクパターンのプロセスマージンに含まれるプロセス条件が、露光量及びフォーカスの変動範囲にあたるプロセス条件と全く重なっていない場合、基準設計パターン及び第1の設計パターンを見直す必要性が高い。
なお、本実施形態に係るマスクパターン生成方法においては、基準マスクパターンとして、プロセスマージンが小さくなるマスクパターンを選択している。しかし、基準マスクパターンとしては、任意の設計パターンに対応するマスクパターンを選択することができる。例えば、ラインアンドスペースパターンでなく、孤立パターンやホールパターンであってもよい。
同様に、基準プロセスパラメータについても、任意のプロセスパラメータを設定することが可能である。
また、本実施形態に係るマスクパターンデータ生成方法において、必ずしも、第1のマスクパターンとして、基準マスクパターンよりもプロセスマージンが大きくなるようなパターンを選択しなくてもよい。第1の設計パターンデータとして任意のパターンを選択し、それに応じて第1のマスクパターンを生成することができる。例えば、孤立パターンでなくとも、ラインアンドスペースパターンやホールパターンであってもよい。
また、図8に示すように、本実施形態に係るマスクパターンデータ生成方法のS9で決定したマスクパターンデータを用意し(S12)、マスクパターンデータをもとに、描画装置等を用いて、マスク基板にマスクパターンを形成することによりマスクを製造することができる(S13)。
この際、マスク基板にマスクパターンを形成する前にマスク製造シミュレーションを行って、マスクパターンデータとマスク基板に形成されるマスクパターンの寸法誤差を計算しておき、マスクパターンデータ通りのマスクパターンをマスク基板に形成できるよう、計算した誤差に基づきマスクパターンデータを予め補正しておくこともできる。この場合には、補正後のマスクパターンデータに基づいて、マスク基板にマスクパターンを形成する。
さらに、図8に示すように、マスク基板に形成されたマスクパターンを、露光装置を用いて半導体基板上のレジスト膜に転写し、転写されたパターンを現像することによりレジストパターンを形成し(S14)、さらにレジストパターンをマスクにレジストパターン下に設けられたシリコン等を含む下地膜をエッチング加工して、半導体基板上に下地膜パターンを形成することにより(S15)、半導体装置を製造することができる。 このとき、エッチング加工により生じるレジストパターンと下地膜パターンの寸法差を、加工プロセスシミュレーションを用いて計算しておき、計算した誤差に基づきマスクパターンデータを予め補正しておくこともできる。この場合には、補正後のマスクパターンデータに基づいて、マスク基板にマスクパターンを形成する。
また、本実施形態に係るマスクパターン生成方法の各工程(S1〜S11)の少なくとも一部の工程をコンピュータに実行させるプログラムを作成することができる。このプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができ、インターネット等のネットワークを介してサーバからダウンロードすることにより提供することができる。
例えば、マスクパターンを半導体基板上に転写して設計パターンを形成する所定のプロセスパラメータを有するプロセスのシミュレーションを用いて、前記設計パターンのデータから、前記設計パターンを前記基板上に形成するためのマスクパターンのデータを求めるマスクパターンデータ取得手順と、前記プロセスパラメータを変動した前記プロセスシミュレーションを用いて、前記マスクパターンデータから、前記基板上に形成される仕上がりパターンを求める仕上がりパターン取得手順と、前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する検証手順と、前記寸法誤差が許容範囲内であれば前記マスクパターンデータを決定し、前記寸法誤差が許容範囲内でなければ、前記寸法誤差が許容範囲内になるまで、前記プロセスパラメータを変更してプロセスパラメータを再設定する手順と、再設定された前記プロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションを用いた前記マスクパターンデータ取得手順と、再設定された前記プロセスパラメータを変動したプロセスシミュレーションを用いた前記仕上がりパターン取得手順と、再度求められた前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する前記手順工程とを繰り返すマスクパターンデータ決定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とするパターンデータ生成プログラムを作成することができる。
実施形態に係るマスクパターンデータの生成方法を示すフローチャート。 実施形態に係る基準設計パターンデータ及び基準マスクパターンデータを示す平面図。 実施形態に係る基準マスクパターンのプロセスマージンを示すグラフ。 実施形態に係る第1の設計パターンデータ及び第1のマスクパターンデータを示す平面図。 実施形態に係る第1のマスクパターンのプロセスマージンを示すグラフ。 実施形態に係る基準設計パターン及び第1のマスクパターンのプロセスマージンを示すグラフ。 実施形態に係る基準設計パターン及び第1のマスクパターンのプロセスマージンを示すグラフ。 実施形態に係るマスクの製造方法及び半導体装置の製造方法を示すフローチャート。
符号の説明
200・・・第1の設計パターンデータ 201・・・第1のマスクパターン

Claims (5)

  1. マスクパターンを半導体基板上に転写して設計パターンを形成する所定のプロセスパラメータを有するプロセスのシミュレーションを用いて、前記設計パターンのデータから、前記設計パターンを前記基板上に形成するためのマスクパターンのデータを求めるマスクパターンデータ取得工程と、
    前記プロセスパラメータを変動した前記プロセスシミュレーションを用いて、前記マスクパターンデータから、前記基板上に形成される仕上がりパターンを求める仕上がりパターン取得工程と、
    前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する検証工程と、
    前記寸法誤差が許容範囲内であれば前記マスクパターンデータを決定し、前記寸法誤差が許容範囲内でなければ、前記寸法誤差が許容範囲内になるまで、前記プロセスパラメータを変更してプロセスパラメータを再設定する工程と、再設定された前記プロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションを用いた前記マスクパターンデータ取得工程と、再設定された前記プロセスパラメータを変動したプロセスシミュレーションを用いた前記仕上がりパターン取得工程と、再度求められた前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する前記検証工程とを繰り返すマスクパターンデータ決定工程と、
    を含むことを特徴とするマスクパターンデータ生成方法。
  2. 前記変動又は変更されるプロセスパラメータは、露光量であることを特徴とする請求項1記載のマスクパターンデータ生成方法。
  3. 請求項1又は2記載のマスクパターンデータ生成方法により生成されたマスクパターンデータに基づいて、マスク基板にマスクパターンを形成することを特徴とするマスクの製造方法。
  4. 請求項1又は2記載のマスクパターンデータ生成方法により生成されたマスクパターンデータに基づいてマスク基板に形成されたマスクパターンを、半導体基板上に転写することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. マスクパターンを半導体基板上に転写して設計パターンを形成する所定のプロセスパラメータを有するプロセスのシミュレーションを用いて、前記設計パターンのデータから、前記設計パターンを前記基板上に形成するためのマスクパターンのデータを求めるマスクパターンデータ取得手順と、
    前記プロセスパラメータを変動した前記プロセスシミュレーションを用いて、前記マスクパターンデータから、前記基板上に形成される仕上がりパターンを求める仕上がりパターン取得手順と、
    前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する検証手順と、
    前記寸法誤差が許容範囲内であれば前記マスクパターンデータを決定し、前記寸法誤差が許容範囲内でなければ、前記寸法誤差が許容範囲内になるまで、前記プロセスパラメータを変更してプロセスパラメータを再設定する手順と、再設定された前記プロセスパラメータを有するプロセスシミュレーションを用いた前記マスクパターンデータ取得手順と、再設定された前記プロセスパラメータを変動したプロセスシミュレーションを用いた前記仕上がりパターン取得手順と、再度求められた前記仕上がりパターンと前記設計パターンデータの寸法誤差が許容範囲内であるか否かを検証する前記手順工程とを繰り返すマスクパターンデータ決定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするパターンデータ生成プログラム。
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