JP2009222342A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Kenichi Fujimoto
健一 藤本
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Abstract

【課題】収納容積効率を増大して冷蔵室のみでなく、野菜室も広く高さ位置的にも使い易くするとともに、必要に応じて野菜室の天井高さを変えることができ、野菜に適した収納スペースを得ることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】断熱箱本体の上部に冷蔵室6を配置するとともに前記冷蔵室内の下方部位に天井板12で区画した野菜室11を設け、この野菜室内に配設した野菜容器13の前壁13aと前記天井板との間に形成される前面開口を蓋体17aで閉塞し、前記冷蔵室の下方には断熱仕切壁を介して冷凍温度に冷却される冷凍貯蔵空間7を配置するとともに、前記野菜室の天井板の配設位置を上下可変にしたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、本体上部に冷蔵室、下部に冷凍貯蔵空間を設け、冷蔵室内に野菜室を設けた冷蔵庫に関する。
家庭用の大容量冷蔵庫は、多様なユーザニーズに対応すべく冷却貯蔵温度の多様化とともに貯蔵室ごとに多くの扉を設けた冷蔵庫が商品化されており、これまで、冷蔵室に対して冷凍室を上部に配置したトップフリーザタイプ、上部の冷蔵室と下部の野菜室との間に冷凍室を配置したミドルフリーザタイプ、冷凍室を最下部に配置したボトムフリーザタイプ、上部の冷蔵室の下方に縦長の冷凍室と野菜室を併置したタイプ、冷凍室と冷蔵室とを左右に併置したサイドバイサイドタイプなど様々な形態が商品化されてきた。
このような商品環境の中で、近年では、使い勝手を考慮して、使用頻度が高く収納容積の最も大きい冷蔵室を最上段に設置し、その下方に野菜室、最下部に冷凍室を設置したタイプが主流になり、さらに、比較的小容量の製氷室や温度切替室などを前記野菜室と冷凍室の間に配設して使い勝手を向上させた形態、例えば、特許文献1に記載されている形態が多くなっている。また、前記比較的小容量の製氷室や温度切替室などを冷蔵室と中段の野菜室との間に配設した形態も商品化されている。
一方、従来より、冷蔵室内に野菜室を配した冷蔵庫が存在する。前記構成は、特許文献2に示されているように、冷蔵室内の下方部における棚上に引き出し式の野菜容器として設けられるものが多い。
特開2004−37042号公報 特開平05−157429号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の貯蔵室レイアウトでは、本体上方部を容量の大きい冷蔵室と野菜室が占めているため、比較的小容量の製氷室や温度切替室の高さ位置が低くなって引き出し操作や物品の収納取り出し動作がしにくくなる問題があり、また、野菜室扉の上辺部がベルトライン、すなわち、使用者の腰の位置より高くなるため、その分冷蔵室の高さが低く狭い外観印象となり、冷蔵庫としてのデザインを損ねていた。
前記外観デザイン上の問題は、冷蔵室と中段の野菜室との間に製氷室や温度切替室を配設したタイプでも同様であり、また、前記各形態における野菜室は、野菜専用室であることから野菜室扉を開けない限り室内の状態をみることがないので、野菜の鮮度劣化に気付くのが遅れたり、使い忘れたりする不具合がある。
また、特許文献2に記載の構成は、図10に示すように、本体上部に位置させた冷蔵室(56)内の最下部に配置した低温容器(65)の上部に引出し方式の野菜容器(63)を配置し、下部に冷凍室(57)を配置した特許文献1などに記載された構成とは相違するシンプルな形態に属するものであり、前記従来のそれぞれの冷蔵庫形態はいずれについても一長一短があった。
また、冷蔵室の下方部に野菜容器を設置する形態の前記従来構成においては、冷蔵庫本体の高さ寸法に対して、冷蔵や冷凍貯蔵空間の各容積区分から冷蔵室内の高さ寸法は自ずと決定されるとともに、冷蔵室内を区分する複数の棚間隔についても、例えば、缶ビールを立てて設置できるようにするために必然的に決定されるものであり、冷蔵室の下方部に野菜容器を設置しても、その高さに対する制約は大きく、幅寸法に対して充分な高さ寸法を確保することは困難な状況にあった。
したがって、大きな野菜や長物野菜を鮮度保持のために立てて収納することができず、さらに、上記のように、冷蔵室内に野菜容器を配設した場合には、実際的には独立専用扉タイプと同様の収納容積があるにも拘わらず、感覚的に収納容積が小さいという印象をユーザーに与える不具合があった。
本発明は、上記の点を考慮してなされたものであり、収納容積効率を増大して冷蔵室のみでなく、野菜室も広く高さ位置的にも使い易くするとともに、必要に応じて野菜室の天井高さを変えることができ、野菜に適した収納スペースを得ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の冷蔵庫は、断熱箱本体の上部に冷蔵室を配置するとともに前記冷蔵室内の下方部位に天井板と前面開口を蓋体で閉塞した野菜容器を配設し、前記冷蔵室の下方には断熱仕切壁を介して冷凍温度に冷却される冷凍貯蔵空間を配置するとともに、前記野菜容器の天井板の配設位置を上下可変にしたことを特徴とし、請求項6記載の冷蔵庫は、断熱箱本体の上部に冷蔵室を配置するとともに前記冷蔵室内の下方部位に天井板で区画形成された野菜容器を配設し、前記冷蔵室の下方には断熱仕切壁を介して冷凍温度に冷却される冷凍貯蔵空間を配置するとともに、前記野菜容器の天井板を冷蔵室の対向する側壁面に着脱可能に支持された前後方向に伸縮自在な棚としたことを特徴とするものである。
本発明の構成によれば、各貯蔵室を使い勝手のよい高さ位置と配置にして容積を大きくまたスペース効率を増大できるばかりでなく、必要に応じて野菜収納スペースを容易に変化して種々の野菜に適した収納状態を形成することができる。
以下、本発明の1実施形態につき図面を参照して説明する。図1に全体の外観斜視図、図2に冷蔵室扉を開扉した状態を示す斜視図、図3に縦断面図を示す冷蔵庫本体(1)は、外箱(2)と内箱(3)との間に発泡断熱材(4)を充填して断熱箱体を形成し、貯蔵室内部を断熱仕切壁(5)によって上部の冷蔵室(6)と下部の冷凍貯蔵空間(7)とに区画している。
前記冷蔵室(6)の前面開口部は観音開き式の左右の扉(8)によって閉塞するとともに、内部の上方部は複数段の載置棚(9)を設けた冷蔵貯蔵室(10)とし、その下方を透明樹脂製の載置棚を兼ねた天井板(12)で仕切ることで独立空間を形成し、その内部に引き出し式の野菜容器(13)を配置することで野菜室(11)としている。さらに冷蔵室(6)内の最下部には、同様に前記野菜室(11)の底面を形成する仕切底板(14)を介して室内を0〜−3℃程度に冷却する低温容器を設けた低温室(15)を区画配設しており、野菜室(11)をその室内に設置した構成から前記冷蔵室(6)の高さ寸法は900mm以上に設定している。
前記野菜容器(13)は、詳細な縦断面図を図4に示すように、高さの低い前壁(13a)と前部から後方に向かって円弧状に立ち上がる周壁(13b)とからなる上面を開放した容器であり、内箱(3)の両側壁に前後方向に亙って設けたスライドレール(16)によって前後方向に摺動可能として引き出し自在な構成としている。
そして、前記野菜容器(13)を冷蔵室(6)内の所定の位置に収納し設置した場合には、その上面に配置した前記天井板(12)によって上面が閉塞され、前記野菜容器(13)の前壁(13a)と天井板(12)の前縁で形成される開口部は、上縁部を前記天井板(12)に枢支して自重で垂下する蓋体A(17a)によって閉塞しており、この蓋体A(17a)は、野菜容器(13)の前後移動による前記円弧状の立ち上がり周壁(13b)をガイドにして連動し回動することで、野菜容器(13)に摺動や収納野菜の出し入れに支障がないように動作する。
また、野菜容器(13)の一側部にはバスケット状の小物容器(18)を備えており、野菜容器(13)の左側壁内面に形成したレールにより片持梁で前後方向にスライド可能に保持されている。
冷凍貯蔵空間(7)については、前記断熱仕切壁(5)の直下に比較的小容積の自動製氷装置を備えた製氷室(19)と、同様に比較的小容積の冷却貯蔵室、例えば、−18℃や−9℃のソフト冷凍温度帯などの冷凍温度に冷却することができる温度切替室(20)とを左右に区分し、各前面開口部に設けた扉とともに引き出し式で併置している。なお、前記温度切替室(20)は、上記温度帯に限らず、−3℃のパーシャルフリージング温度やチルド温度、冷蔵温や野菜室温度などの温度帯に切り替えるようにしてもよく、あるいは、冷凍専用の第2の冷凍室としてもよい。また、第2の野菜室、例えば独立した果物の専用室とするような仕様にしてもよいものであり、前述のように室内の温度が冷凍仕様であった場合は、製氷室(19)との間を断熱壁で区分する必要はない。
併置している前記製氷室(19)と温度切替室(20)の下部には、前記同様に引き出し扉式としてその高さ寸法を350〜500mmと従来に比し拡大した冷凍室(21)を本体の全幅に亙って設けている。
冷凍室(21)は、その前面開口部を開閉自在に閉塞する扉(22)の内側に、左右一対の、特に図示しない支持枠を固着しており、この支持枠とともに冷凍室(21)内の両側壁面に前後方向に亙って配置したレール部材によって、冷凍食品を収納する収納容器(23)を保持し、前後に摺動可能な引き出し方式としている。
前記冷蔵室(6)および冷凍貯蔵空間(7)の背面部には、冷蔵用冷却器(24)、冷凍用冷却器(25)、および各冷却器に対応するファン(26)(27)をそれぞれ配設し、冷蔵庫本体(1)の下部に設けた圧縮機(28)から吐出された冷媒を交互に導いて冷却される各冷却器(24)(25)で生成された冷気をファン(26)(27)によりダクトを介してそれぞれの貯蔵室内に導入しこれを冷却するようにしており、冷蔵室(6)を運転する冷蔵運転時には、前記冷蔵冷却器(24)により低温化された冷気をファン(26)で冷蔵室(6)内に吐出することによって、冷蔵貯蔵室(10)と野菜室(11)を適温に冷却し、また、冷気の一部を低温室(15)内に直接導入してこれを上部の冷蔵室(6)内より低温に冷却する。
冷凍運転になると、冷媒は冷凍用冷却器(25)に直接導入されて低い蒸発温度で蒸発し、熱交換により−20℃以下の低温となった冷気をファン(27)で冷凍貯蔵空間(7)である冷凍室(21)や製氷室(19)などに導入し、各室を所定温度に冷却するように制御する。
冷凍運転においては冷蔵用冷却器(24)に冷媒は流れないが、ファン(26)を回転させるようにしており、着霜状態にあることからその表面温度は−3℃程度である冷蔵用冷却器(24)に冷蔵室内冷気を流下させることで、0℃以上の空気の循環によって冷却器に付着している霜を融かし、同時に霜の融解による水分を多く含んだ高湿低温の冷気を冷蔵貯蔵室(10)から野菜室(11)内に流入させるようにしている。
これにより、野菜室(11)内温度は2℃程度まで冷却されることになり、平均的には4℃を保持することができるとともに、加湿冷気が流入することで冷蔵貯蔵室(10)および野菜室(11)内の湿度は80%程度に高くなる。さらに野菜を収納することにより、その蒸散作用によってさらに湿度は上昇し、90〜95%となることから、野菜室(11)は、前記蓋体A(17a)を開放した状態のままでも野菜容器(13)内の野菜が乾燥しない雰囲気を保持することができる。
野菜室(11)は、冷蔵室(6)内の底部に配した野菜容器(13)とその上部に設置した天井板(12)によって区画形成したので、従来、冷蔵庫本体の高さ方向の中間部に野菜室が配置されていたことで、その上下に断熱仕切壁を設けざるを得ない構成や専用の引出し式扉とレール機構とが必要となる構成に比して、これらを不要できるとともに、少なくとも断熱仕切壁を1箇所減らすことができるため、高さ方向のみならず、幅、奥行き方向についても有効な収納容積を大幅に増大させることができ、さらに、前記のように専用扉がなく、レール機構も簡易になるので、コストも大きく低減させることができる。また、扉数も少なくなることから前面開口部における結露現象を抑制できるとともに開口部からの熱漏洩を減少できるので消費電力を低減することができる。
また、野菜室(11)が冷蔵室(6)内に配置されているので、買い物後の冷蔵食品と野菜類の収納が、従来のように冷蔵室扉および野菜室扉双方をそれぞれ開放する必要がなく、冷蔵室扉(8)を開放することで一度におこなえる便利さがある。
さらに、野菜室(11)の上端部の高さは、床面から700〜1200mmと従来構成に比し高くなって使用者の目線により近くなり、この点でも内部の収納品が見易くなって使い忘れを少なくすることができ使い勝手が向上するものであり、上記のように、野菜室(11)を内部に設置したことにより、冷蔵室(6)の下端部位置は、使用者のベルトラインよりわずか下方の位置まで長くなり、同時に冷蔵室扉(8)も大きくなるため、冷蔵庫全体のイメージが新鮮となり、斬新なデザインにすることができる。
そして、冷蔵室扉(8)を開扉した場合は、使用者の腰の下の位置まで開放されることになり、内容積が大きい印象となって室内の広々感を得ることができるとともに、室内が見渡し易く、且つ、野菜室(11)、低温室(15)が低い位置にあるため、重いものでも取り出し易く使い勝手が向上するものであり、野菜室(11)についても透明の天井板(12)を介して野菜容器(13)内の野菜などが見やすく、収納や取り出し操作が格段に向上するものである。
なお、上記実施例では、冷蔵室扉(8)は観音開き式であるため、大形化しても熱漏洩を抑制して比較的軽い力で開閉扉ができるとともに、冷蔵室扉(8)の上下寸法が長くなったことにより、これまで収納物の高さ寸法と設計寸法上との間で制約が大きかった扉内側ポケット部(29)の配置条件が緩和され、例えば、従来は困難であったペットボトル用の収納ポケット(30)を2段に亙って配置させることが可能となり、取り出しやすくなるなど、さらに使い勝手を向上させることができる。
しかして、図4の正面図である図5に示すように、前記野菜室(11)を形成している天井板(12)は、前記内箱(3)の両側壁に前後方向に亙って設けたレール状の受け部A(3a)に前後摺動自在に、且つ着脱自在に支持されており、前記受け部(3a)の上部にはこれに平行する同様の受け部B(3b)を所定距離(h)、例えば50mm離間して設けている。
前記天井板(12)は、前記受け部A(3a)およびB(3b)のいずれにも支持され得る構成であり、その前端縁に前記蓋体A(17a)の上縁部を回動自在に枢支するようにしており、後端縁には後述する蓋体B(17b)を同様に枢支している。
前記蓋体A(17a)およびB(17b)は、前記天井板(12)の上下に配置した受け部A(3a)とB(3b)の取り付け位置により変化する野菜容器(13)の前面開口の高さ寸法に合わせて設けており、下側の受け部A(3a)に天井板(12)を支持した際のその前端には、高さ寸法の短い蓋体A(17a)が位置して天井板(12)と野菜容器(13)の前壁上端縁との開口を閉塞するようにし、図6に示すように、上側の受け部B(3b)に支持した場合には、天井板(12)の上下、および前後を反転させ、図中2点差線で示す下側時には後端に位置した高さ寸法の長い蓋体B(17b)が前方に位置して開口を閉塞するように配設する。
したがって、天井板(12)が上下いずれの位置にあった場合も野菜室(11)前面の開口は、蓋体A(17a)あるいはB(17b)で閉塞されることになるものである。この場合、前記天井板(12)は反転させて使用するため、その上下面は表裏がなく両面とも物品の載置面として支障なく使用できる形状が望ましい。
このとき、野菜室(11)の前記天井板(12)後部に対向する内箱(3)背面には、段部(31a)を有する凹陥部(31)を形成しており、天井板(12)を受け部B(3b)またはA(3a)に支持した際にその後端側に位置する蓋体A(17a)あるいはB(17b)を上部後方へ回動させることで凹陥部(31)内に収納し、その先端部を段部(31a)に係止させて保持するようにしており、この蓋体A(17a)とB(17b)の高さの差は、前記受け部A(3a)とB(3b)との差と同一であることから蓋体が変わってもその先端の高さ位置は変わらないため、前記凹陥部(31)に同じように嵌り込んで係止することができるものである。
上記構成により、天井板(12)の前部側に位置する蓋体A(17a)あるいはB(17b)によって、野菜室(11)前方の開口は、ほぼ隙間のない状態で閉塞され、野菜室(11)からの湿度を逃がさず、高湿室としての湿度条件を良好に保持することができる。そして、天井板(12)の配設位置は上下可変となり、野菜室(11)内への収納量が多くなった場合や野菜が大きく野菜容器(13)内に入りきらないような場合は、天井板(12)の位置を受け部A(3a)から上方の受け部B(3b)に移動させることにより、野菜室(11)の天井面が50mm高くなり、その分丈の高い野菜を縦置きすることもできるとともに、野菜室(11)としての収納容積を増大することができるものである。
なお、前述の構成に限らず、天井板(12)は、上下に反転させずに前後に反転させるだけでもよい。この場合は、特に図示しないが、前後部の蓋体A(17a′)およびB(17b′)を天井板(12)の上下方向まで回動可能な構造にしておき、前部側では開口を閉塞するとともに、後部側においては、取り付けた蓋体B′(17b′)あるいはA′(17a′)を上方に回動させて凹陥部(31)に収納できるようにすればよい。
また、上記同様に図示しないが、蓋体(17″)は天井板(12)の前部のみに設ける構造としてもよい。この場合は、天井板(12)の上下の設置位置により、野菜容器(13)の前壁との開口の高さが変わるため、蓋体(17″)の高さ寸法を可変とし、天井板(12)が下方位置の場合は短く、上方位置の場合は長くすることにより、開口を閉塞させるものである。前記蓋体長さの可変機構としては、蓋体内部から複数段階に引き出して係合保持する方式や折りたたんで係止する方式、蛇腹機構で伸縮させる方式など種々の構成が考えられる。
上記実施例と同様の目的に対応する他の実施形態について説明する。この実施形態は、前記実施例と同一部分に同一符号を附した図7に示すように、本体の上部に配置した冷蔵室(6)の下方部位に区画形成された野菜室(11)を配設し、この野菜室(11)の天井を形成する天井板(32)を、冷蔵室(6)の対向する側壁面に設けた棚受け部に支持された前後に摺動可能な前棚(32a)とこの前棚(32a)の後方に配置した後棚(32b)とから構成している。
そして、前記前棚(32a)と後棚(32b)による全面を載置棚とする通常状態から、図8のように、前記前棚(32a)を後方に摺動させることにより後棚(32b)と重ね合わせることができ、さらに、この重なり合った前棚(32a)と後棚(32b)の前部を持ち上げることで、図9のように、後棚(32b)の後端部に形成した枢支部(32c)を支点として後方に回動させ背壁面に立てかけられるようにしている。
したがって、天井板(32)は冷蔵室(6)の前後方向に伸縮自在な棚となるものであり、前記前棚(32a)と後棚(32b)とを併置した場合には、野菜室(11)の上面開口を全面に亙って閉塞することになり、野菜室(11)内を密閉状態を保持するとともに天井板(32)の上面を載置棚として活用できる構成となる。そして、前棚(32a)と後棚(32b)とを重ね合わせた場合には、野菜室(11)の上面を半分覆う棚として使用するとともに前方の上面を開口させる形態となり、野菜容器(13)の前部に丈の高い野菜を立てたまま置くことができる。
また、前記開口から手を入れて直接野菜類を出し入れする作業が可能となり、必要に応じて野菜容器(13)を手前に引き出すことができるので、冷蔵貯蔵室(10)内の貯蔵品と同じ感覚で食材としての種々の野菜類を容器内から取り出し収納することができ、使い勝手が向上し、冷蔵室扉(8)の開放時間が短くなり、扉開閉回数も少なくして熱漏洩を低減できる。
さらに、重ね合わせた前棚(32a)と後棚(32b)とを背壁面に立てかけた場合には、天井板(12)が邪魔になることなく、野菜室(11)の上面を全開状態にすることができるものであり、状況に応じて、野菜の収納容積を大きくしたり、丈の高い野菜を鮮度保存に適した縦置きができるようにしたり、収納取り出しを容易にすることができる。
なお、上記実施例では、天井板の高さ位置を上下2段としたが、これに限らず、3段以上の複数段にしてもよい。
本発明の1実施形態を示す冷蔵庫の全体斜視図である。 図1における冷蔵室扉の開扉状態を示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 図3における野菜室部の縦断面図である。 図4の正面図である。 図4における天井板の位置を上げた状態を示す縦断面図である。 本発明の他の実施例を示す野菜室部の縦断面図である。 図7の天井板を移動させた状態を示す縦断面図である。 図8の天井板をさらに移動させた状態を示す縦断面図である。 従来の冷蔵庫の形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 冷蔵庫本体 3 内箱 3a 受け部A
3b 受け部B 6 冷蔵室 7 冷凍貯蔵空間
8 冷蔵室扉 9 載置棚 10 冷蔵貯蔵室
11 野菜室 12 天井板 13 野菜容器
13a 前壁 13b 周壁 14 仕切底板
15 低温室 16 スライドレール 17a 蓋体A
17b 蓋体B 18 小物容器 19 製氷室
20 温度切替室 21 冷凍室 30 収納ポケット
31 凹陥部 31a 段部 32 天井板
32a 前棚 32b 後棚

Claims (7)

  1. 断熱箱本体の上部に冷蔵室を配置するとともに前記冷蔵室内の下方部位に天井板で区画した野菜室を設け、この野菜室内に配設した野菜容器の前壁と前記天井板との間に形成される前面開口を蓋体で閉塞し、前記冷蔵室の下方には断熱仕切壁を介して冷凍温度に冷却される冷凍貯蔵空間を配置するとともに、前記野菜室の天井板の配設位置を上下可変にしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 野菜室の天井板を、冷蔵室の対向する側壁に上下に離間して形成した複数の受け部に着脱自在に支持し、前記天井板の上下の取り付け位置により変化する野菜室の前面開口をその高さ寸法に合わせた2つの蓋体で閉塞するとともに、これら蓋体のそれぞれの端縁を前記天井板の前縁部および後縁部に回動可能に枢支させたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 天井板を上下および前後に反転可能な形状とし、天井板の上下載置位置と蓋体の高さ寸法とを合致させて前後に反転することにより野菜室の前面開口を閉塞するとともに、天井板の後方上部に位置する蓋体を冷蔵室背面の凹陥部に収納保持させたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 野菜室の天井板を、冷蔵室の対向する側壁に上下に離間して形成した複数の受け部に着脱自在に支持し、前記天井板の上下の取り付け位置により変化する野菜室の前面開口をその高さ寸法に合わせた2つの蓋体で閉塞するとともに、これら蓋体のそれぞれの端縁を前記天井板の前縁部に回動可能に枢支させたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 蓋体の高さ寸法を伸縮自在に形成したことを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 断熱箱本体の上部に冷蔵室を配置するとともに前記冷蔵室内の下方部位に天井板で区画形成された野菜室を配設し、前記冷蔵室の下方には断熱仕切壁を介して冷凍温度に冷却される冷凍貯蔵空間を配置するとともに、前記野菜室の天井板を冷蔵室の対向する側壁面に支持された前後方向に伸縮自在な棚としたことを特徴とする冷蔵庫。
  7. 野菜室の天井板を、冷蔵室の対向する側壁面に摺動自在に設けた前棚とこの前棚の後方に配置された後棚とから構成し、前記前棚を後方に摺動させることにより後棚と重ね合わせ、この前棚と後棚との前部を持ち上げることで後端部を枢支点として回動し背壁面に立てかけるようにしたことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
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