JP4250664B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、本体上部に冷蔵室、下部に冷凍空間を設け、冷蔵室内に野菜容器を設置した冷蔵庫に関する。
家庭用の大容量冷蔵庫は、多様なユーザニーズに対応すべく冷却貯蔵温度の多様化とともに貯蔵室ごとに多くの扉を設けた冷蔵庫が商品化されており、これまで、冷蔵室に対して冷凍室を上部に配置したトップフリーザタイプ、上部の冷蔵室と下部の野菜室との間に冷凍室を配置したミドルフリーザタイプ、冷凍室を最下部に配置したボトムフリーザタイプ、上部の冷蔵室の下方に縦長の冷凍室と野菜室を併置したタイプ、冷凍室と冷蔵室とを左右に併置したサイドバイサイドタイプなど様々な形態が商品化されてきた。
このような商品環境の中で、各貯蔵室の設置場所については、近年では、使い勝手を考慮して、使用頻度が高く収納容積の最も大きい冷蔵室を最上段に設置し、その下方に野菜室、最下部に冷凍室を設置したタイプが主流になり、さらに、比較的小容量の製氷室や温度切替室などを前記野菜室と冷凍室の間に配設して使い勝手を向上させた形態、例えば、特許文献1に記載されている形態が多くなっている。また、前記比較的小容量の製氷室や温度切替室などを冷蔵室と中段の野菜室との間に配設した形態も商品化されている。
一方、従来より、冷蔵室内に野菜室を配した冷蔵庫が存在する。前記構成は、特許文献2に示されているように、冷蔵室内の下方部における棚上に引き出し式の野菜容器として設けられるものが多い。
特開2004−37042号公報 特開平05−157429号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載のいわゆるボトムフリーザタイプの貯蔵室レイアウトでは、本体上方部を容量の大きい冷蔵室と野菜室が占めているため、比較的小容量の製氷室や温度切替室の高さ位置が低くなって引き出し操作や物品の収納取り出し動作がしにくくなる問題があり、また、野菜室扉の上辺部がベルトライン、すなわち、使用者の腰の位置より高くなるため、その分冷蔵室の高さ寸法が短く狭い外観印象となり、冷蔵庫としてのデザインを損ねていた。
前記外観デザイン上の問題は、冷蔵室と中段の野菜室との間に製氷室や温度切替室を配設したタイプでも同様であり、また、前記各形態における野菜室は、野菜専用室であることから野菜室扉を開けない限り室内の状態をみることがないので、野菜の鮮度劣化に気付くのが遅れたり、使い忘れたりする不具合がある。
また、特許文献2に記載の構成は、図6に示すように、本体上部に位置させた冷蔵室(56)内の最下部に配置した低温容器(65)の上部に引出し方式の野菜容器(63)を配置したものであるが、上部に配置した冷蔵室(56)と下部に配置した冷凍室(57)とは、高さ方向の比率でわずかに冷蔵室の方が大きい程度である。さらに、冷凍室(57)は、回転式の横開きドア(73)であり、室内に上方開口の引出し式冷凍容器(75)(76)(77)(78)を複数段に亙って配置する構造である。すなわち、冷蔵庫としては上下2扉であり、前記のように、冷凍室(57)と冷蔵室(56)は双方とも横開き式扉(73)(58)であって、使い勝手面からも特許文献1などに記載された構成とは相違するシンプルな形態に属するものであり、前記従来のそれぞれの冷蔵庫形態はいずれについても一長一短があった。
本発明は、上記の点を考慮してなされたものであり、冷蔵室のみでなく、野菜室も広く高さ位置的にも使い易く、比較的小容量の製氷室なども適度な高さ位置に配することができて使い勝手を向上するだけでなく、広くて大きい冷凍室を設けることができ、収容容積効率を増大し、しかも、すっきりとして大きく広い印象となる外観デザインが得られるとともに強度の大きな冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明による冷蔵庫は、断熱箱本体の最上部に配置した冷蔵室と、前記冷蔵室内の下部に配設され少なくとも前面の一部を開口した野菜容器と、前記冷蔵室の下方断熱仕切壁を介して設けられるとともに縦仕切板で左右に区画して併置し冷却貯蔵室および製氷室と、前記冷却貯蔵室と製氷室に隣接する最下方に設けられた本体全幅に亙る冷凍室と、前記冷蔵室を冷却する冷蔵用冷却器および冷蔵用ファンと、前記冷却貯蔵室と製氷室と冷凍室とを冷却する冷凍用冷却器および冷凍用ファンとを備え、前記断熱箱本体内を前記冷蔵室と冷却貯蔵室と製氷室と冷凍室とで4区画に分割し、前記冷凍用冷却器に冷媒を流しているときに前記冷蔵用ファンを回転させることを特徴とするものである。

本発明の構成によれば、各貯蔵室を使い勝手のよい高さ位置と配置にして容積を大きくまたスペース効率を増大できるばかりでなく、良好で大きく広い印象の外観デザインで強度の大きな冷蔵庫を得ることができる。
以下、本発明の1実施形態につき図面を参照して説明する。図1に全体の外観斜視図、図2に冷蔵室扉を開扉した状態を示す斜視図、図3に縦断面図を示す冷蔵庫本体(1)は、外箱(2)と内箱(3)との間に発泡断熱材(4)を充填して断熱箱体を形成し、貯蔵室内部を断熱仕切壁(5)によって上部の冷蔵室(6)と下部の冷凍空間(7)とに区画している。
前記冷蔵室(6)の前面開口部は観音開き式の左右の扉(8)によって閉塞するとともに、内部の上方部は複数段の載置棚(9)を設けた冷蔵貯蔵室(10)とし、その下方を透明樹脂製の載置棚を兼ねたの天井仕切板(12)で仕切ることで独立空間を形成し、その内部に引き出し式の野菜容器(13)を配置することで野菜室(11)とし、さらに冷蔵室(6)内の最下部には、同様に前記野菜室(11)の底面を形成する底面仕切板(14)を介して室内を0〜−3℃程度に冷却する低温容器を設けた低温室(15)を区画配設しており、野菜室(11)をその室内に設置した構成から前記冷蔵室(6)の高さ寸法は900mm以上に設定している。
前記野菜容器(13)は、高さの低い前壁(13a)と周壁とからなる上面を開放した容器であり、内箱(3)の両側壁に前後方向に亙って設けた図示しないスライドレール部材によって前後方向に摺動可能として引き出し自在な構成としている。
そして、前記野菜容器(13)を冷蔵室(6)内の所定の位置に収納し設置した場合には、その上面に配置した前記天井仕切板(12)によって上面が閉塞され、前記野菜容器(13)の前壁(13a)と天井仕切板(12)の前縁で形成される開口部には、野菜容器(13)の前後移動に連動して前記開口部を開閉するとともに、手動にてもその開閉ができ、あるいは常時開状態を維持することができる蓋体(16)を配設している。また、野菜容器(13)の一側部にはバスケット状の小物容器(17)を備えており、野菜容器(13)の左側壁内面に形成したレールにより片持梁で前後方向にスライド可能に保持されている。
冷凍空間(7)については、図4に示すように、前記断熱仕切壁(5)の直下に比較的小容積の自動製氷装置を備えた製氷室(18)と、同様に比較的小容積の冷却貯蔵室、例えば、−18℃や−9℃のソフト冷凍温度帯などの冷凍温度に冷却することができる温度切替室(19)とをその前面開口部に設けた縦仕切板(20)とで左右に区分し、各前面開口部に設けた扉とともに引き出し式で併置している。なお、前記温度切替室(19)は、上記温度帯に限らず、−3℃のパーシャルフリージング温度やチルド温度、冷蔵温や野菜室温度などの温度帯に切り替えるようにしてもよく、あるいは、冷凍専用の第2の冷凍室としてもよい。また、第2の野菜室、例えば独立した果物の専用室とするような仕様にしてもよいものであり、前述のように室内の温度が冷凍仕様であった場合は、製氷室(18)との間を断熱壁で区分する必要はない。
併置している前記製氷室(18)と温度切替室(19)の下部には、前面を横仕切板(21)で上下に区画し、前記同様に引き出し扉式としてその高さ寸法を350〜500mmと従来に比し拡大した冷凍室(22)本体の全幅に亙って設けている。
冷凍室(22)は、その前面開口部を開閉自在に閉塞する扉(23)の内側に、左右一対の、特に図示しない支持枠を固着しており、この支持枠とともに冷凍室(22)内の両側壁面に前後方向に亙って配置したレール部材によって、図5に示すように、冷凍食品を収納する収納容器(25)を保持し、前後に摺動可能な引き出し方式としている。
収納容器(25)は、合成樹脂の射出成型品であって上面を開口した底の深い箱状をなしており、その開口した上面の周縁にはフランジ部を形成し、このフランジ部を利用して前記開口をほとんど覆うとともに、前縁の一部を切り欠いて高さのある製氷用牛乳パック容器などが収納できる後方への凹陥部を有する比較的底の浅い皿状の中段容器(26)を載置している。
そして、冷凍室扉(23)を引き出した際には、収納容器(25)とともに中段容器(26)が、レール部材によってその後端が冷凍室(22)の前面開口部より前方に出るまでフルオープン状態で大きく引き出されるものであり、中段容器(26)は収納容器(25)のフランジ部上を前後方向に摺動可能として収納容器(25)の上面開口を開閉し、また中段容器(26)自体の引き出し収納ができるように設けている。 前記収納容器(25)および中段容器(26)の上方には、これら容器(25)(26)および冷凍室扉(23)の開閉とは関連なく、独立して引き出し、また庫内に収納される上段容器(27)を設置している。
したがって、冷凍室(22)には、上下3段の引出し式の容器(25)(26)(27)が配置されているものであり、前記上段容器(27)は、中段容器(26)の上方に位置しているが、その保持は、上段容器(27)の上面開口の両側縁に形成したフランジ部を冷凍室(22)の側壁に内方へ突出して設けた支持レールに直接支承し、前後に摺動可能に支持する構成であることから、冷凍室扉(23)と中段容器(26)および下段の収納容器(25)を支えているレール部材に荷重負担は掛からないとともに、冷凍室扉(23)の開扉には連動しない構成であり、上段容器(27)を引き出す場合は、冷凍室扉(23)を引き出した後に、冷凍室扉(23)の裏面上部に対向して位置する上段容器(27)の前壁の一部に形成した把手を把持して独自に引き出し、また室内に押し込むことになる。
そして、前記各容器毎の収納深さの差と冷凍室扉(23)との連動の有り無しにより、各容器内へ収納する食品を区分するものであり、例えば、冷凍室扉(23)に連動して開閉される最下部の収納容器(25)内には、比較的大形状で多用する冷凍食品を収納し、浅底の中段容器(26)には比較的小形で頻繁に使用する食品を収納するようにすれば、冷凍室扉(23)の開扉に連動して収納容器(25)および中段容器(26)が引き出されるので、使い勝手よく食品を取り出し、また収納することができる。
上段容器(27)には、大形状で比較的長期に亙るストックを目的にした冷凍食品を収納するようにすれば、容器の収納深さが深いことから余裕をもって食品を収納できる。また冷凍室扉(23)の開閉に連動せずに室内での収納状態を保持するので、必要なときに任意に引き出せばよく、冷凍室扉(23)の開扉の都度引き出されることによる外部空気温度の影響を抑制でき、ストック食品を長期間に亙って好適に冷凍保存することができる。
すなわち、引き出し式の各容器を上記のように配置し構成することにより、それぞれ食品の形状や大きさ、使用頻度や用途、扉開閉に連動するか否かによる使い勝手に合わせた効果的な使い方ができる。
そして、前記冷蔵室(6)および冷凍空間(7)のそれぞれの背面部には、冷蔵用冷却器(28)および冷凍用冷却器(29)および各冷却器に対応するファン(30)(31)をそれぞれ配設し、各冷却器(28)(29)で生成された冷気をファン(30)(31)によりダクトを介してそれぞれの貯蔵室内に導入しこれを冷却するようにしている。
前記冷蔵および冷凍冷却器(28)(29)は、冷蔵庫本体(1)の下部に設けた圧縮機(32)の吐出側からの冷媒を、特に図示しない冷凍サイクルにより交互に導いて冷却されるものであり、熱交換により低温化された冷気をファン(30)で冷蔵室(6)内に吐出することによって、冷蔵貯蔵室(10)と野菜室(11)を適温に冷却する。また、冷蔵用冷却器(28)から冷気の一部を低温室(15)内に直接導入してこれを上部の冷蔵室(6)内より低温に冷却するものである。
また、冷凍運転になると、冷媒は冷凍用冷却器(29)に直接導入されて低い蒸発温度で蒸発し、熱交換により低温−20℃以下の低温となった冷気をファン(31)で冷凍空間(7)である冷凍室(22)や製氷室(18)などに導入し、強制循環させることによって各室を所定温度に冷却するように制御する。
制御装置は、冷蔵室(6)内の温度と、主に冷凍室(22)の温度とを比較して圧縮機(32)、各ファン(30)(31)の運転を行う。また、冷蔵運転と冷凍運転との切り替えは、冷却中の各室内温度が所定温度、例えば、冷蔵室温度センサの検知温度が0℃、冷凍室温度センサの検知温度が−20℃に達するか、あるいは、冷却運転時間が所定時間、例えば冷蔵運転が15分〜20分、冷凍運転が30分〜40分が経過すると三方弁を動作させて他方の冷却運転に切り替え、交互に運転するように制御している。
冷凍運転においては冷蔵用冷却器(28)に冷媒は流れないが、ファン(30)を回転させるようにしており、着霜状態にあることからその表面温度は−3℃程度である冷蔵用冷却器(28)に冷蔵室内冷気を流下させることで、0℃以上の空気の循環によって冷却器に付着している霜を融かし、同時に霜の融解による水分を多く含んだ高湿低温の冷気を冷蔵貯蔵室(10)から野菜室(11)内に流入させるようにしている。
これにより、野菜室(11)内温度は2℃程度まで冷却されることになり、平均的には4℃を保持することができるとともに、加湿冷気が流入することで冷蔵貯蔵室(10)および野菜室(11)内の湿度は80%程度に高くなる。さらに野菜を収納することにより、その蒸散作用によってさらに湿度は上昇し、90〜95%となることから、野菜室(11)は、その蓋体(16)を開放した状態のままでも野菜容器(13)内の野菜が乾燥しない雰囲気を保持することができる。
本発明は上記のように構成されており、冷蔵庫本体(1)内は、冷蔵室(6)の下部の断熱仕切壁(5)と、製氷室(18)および温度切替室(19)と冷凍室(22)との間を区画する横仕切板(21)、そして前記断熱仕切壁(5)と横仕切板(21)との間で製氷室(18)と温度切替室(19)との前面を区画するように配設した縦仕切板(20)とによって大きく4区画に分割されるものである。
したがって、従来のように、冷蔵庫本体(1)内を単純に上下3室に分割し、その前面にそれぞれ扉を配設した場合は、各扉自体が大きくなり重くなって断熱箱体に掛かる荷重が増大することから、冷蔵庫本体(1)はその強度をより大きく設計する必要があるが、本発明の場合は、冷蔵室(6)下部の断熱仕切壁(5)と冷凍室(22)上部の横仕切板(21)との間の貯蔵空間を左右に区画する縦仕切板(20)によって、冷蔵庫本体(1)の中間部位にほぼエ字状の補強構造が形成でき、キャビネットとしての剛性を増大し強度を向上させることができる。
また、前記縦仕切板(20)によって左右に分割した一室を製氷室(18)としており、これにより、製氷室(18)を独立して形成できるとともに、冷蔵室(6)の下方であって大容量の冷凍室(22)の上方に位置させたことから、製氷室(18)の高さは、従来の野菜室の下方に配置した場合に比較して高くなる。具体的には、その上端は冷蔵庫の設置床面から700mm程度の高さとなり、いわゆるベルトラインよりわずかに下方に位置させることができ、氷の取り出しも腰を屈めることなく容易に操作することができるため使い勝手がよい。
一方、野菜室(11)は、冷蔵室(6)内の底部に配した野菜容器(13)とその上部に設置した天井仕切板(12)によって区画形成したので、従来、冷蔵庫本体の高さ方向の中間部に野菜室が配置されていたことで、その上下に断熱仕切壁を設けざるを得ない構成や専用の引出し式扉とレール機構からなる構成に比して、これらを不要できるとともに少なくとも断熱仕切壁を1箇所減らすことができるため、高さ方向のみならず、幅、奥行き方向についても有効な収納容積を大幅に増大させることができ、さらに、前記のように専用扉がなく、レール機構も簡易になるので、コストも大きく低減させることができる。また、扉数も少なくなることから前面開口部における結露現象を抑制できるとともに開口部からの熱漏洩を減少できるので消費電力を低減することができる。
また、野菜室(11)が冷蔵室(6)内に配置されているので、買い物後の冷蔵食品と野菜類の収納が、従来のように冷蔵室扉および野菜室扉双方をそれぞれ開放する必要がなく、冷蔵室扉(8)を開放することで一度におこなえる便利さがある。このとき、野菜室(11)の蓋(16)を前述のように、常時開の状態にするとともにその前面開口部を比較的大きく開口させるようにしておけば、冷蔵室扉(8)を開扉するだけで前面開口部から手を入れ、直接野菜類を出し入れする作業が可能となり、必要に応じて野菜容器(13)を手前に引き出せばよいので、冷蔵貯蔵室(10)の貯蔵品と同じ感覚で食材としての種々の野菜類を容器内から取り出し収納することができ、使い勝手が向上し、冷蔵室扉(8)の開放時間が短くなり、扉開閉回数も少なくして熱漏洩を低減できる。
さらにまた、野菜室(11)の上端部の高さは、床面から700〜1200mmと従来構成に比し高くなって使用者の目線により近くなり、この点でも内部の収納品が見易くなって使い忘れを少なくすることができ使い勝手が向上するものである。
上記のように、野菜室(11)を内部に設置したことにより、冷蔵室(6)の下端部位置は、使用者のベルトラインよりわずか下方の位置まで長くなり、同時に冷蔵室扉(8)も大きくなるため、冷蔵庫全体のイメージが新鮮となり、斬新なデザインにすることができるばかりでなく、開扉の際には冷蔵室(6)の内容積が大きい印象となって室内の広々感を得ることができる。
なお、本実施例では、冷蔵室扉(8)は観音開き式であることから、左右扉の対向部に形成される縦区分線が冷蔵室(6)下部の製氷室(18)と温度切替室(19)との対向部の縦区分線まで直線で通るため閉扉時の外観意匠がより向上するものであり、また、観音開き式であるため、冷蔵室扉(8)が大形化しても熱漏洩を抑制して比較的軽い力で開閉扉ができるとともに、冷蔵室扉(8)の上下寸法が長くなったことにより、これまで収納物の高さ寸法と設計寸法上との間で制約が大きかった扉内側ポケット部(33)の配置条件が緩和され、例えば、従来は困難であったペットボトル用の収納ポケット(34)を2段に亙って配置させることが可能となるなど、さらに使い勝手を向上させることができる。
本発明の1実施形態を示す冷蔵庫の全体斜視図である。 図1における冷蔵室扉の開扉状態を示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 図1の観音開き式冷蔵室扉の一方、および温度切替室の扉を開扉した斜視図である。 図1の冷凍室扉を引き出した状態を示す斜視図である。 従来の冷蔵庫の形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 冷蔵庫本体 5 断熱仕切壁 6 冷蔵室
7 冷凍空間 8 冷蔵室扉 9 載置棚
10 冷蔵貯蔵室 11 野菜室 12 天井仕切板
13 野菜容器 13a 前壁 14 底面仕切板
15 低温室 16 蓋体 18 製氷室
19 温度切替室 20 縦仕切板 21 横仕切板
22 冷凍室 23 冷凍室扉 25 収納容器
26 中段容器 27 上段容器 28 冷蔵用冷却器
29 冷凍用冷却器 30、31 ファン 33 扉内側ポケット部
34 ペットボトル収納ポケット

Claims (9)

  1. 断熱箱本体の最上部に配置した冷蔵室と、前記冷蔵室内の下部に配設され少なくとも前面の一部を開口した野菜容器と、前記冷蔵室の下方断熱仕切壁を介して設けられるとともに縦仕切板で左右に区画して併置し冷却貯蔵室および製氷室と、前記冷却貯蔵室と製氷室に隣接する最下方に設けられた本体全幅に亙る冷凍室と、前記冷蔵室を冷却する冷蔵用冷却器および冷蔵用ファンと、前記冷却貯蔵室と製氷室と冷凍室とを冷却する冷凍用冷却器および冷凍用ファンとを備え、
    前記断熱箱本体内を前記冷蔵室と冷却貯蔵室と製氷室と冷凍室とで4区画に分割し、前記冷凍用冷却器に冷媒を流しているときに前記冷蔵用ファンを回転させることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 冷蔵室を観音開き扉方式にしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 冷却貯蔵室を冷凍室としたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 冷却貯蔵室、少なくとも冷凍温度に冷却可能な温度切替室としたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 冷凍室の高さ寸法を設置床面から350〜500mmとし、室内に上下3段以上の引出し容器を設けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 野菜容器の前面開口部を開閉する蓋体を設け、前記蓋体は前記開口部を常時開状態に維持することを可能としたことを特徴する請求項1記載の冷蔵庫。
  7. 野菜容器を前後方向に引き出し自在とし、且つ前記前後方向の進退運動に連動して前記開口部を開閉可能にするとともに、手動にても開閉可能となしたことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 冷蔵室の高さ寸法を900mm以上とし、冷蔵室扉内側部におけるペットボトル用収納ポケットを上下2段に亙って配置させたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  9. 野菜室の上端部の高さは、床面から700〜1200mmとしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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