JP2009206862A - ネットワークシステムおよびマルチキャストパケットの伝送方法 - Google Patents

ネットワークシステムおよびマルチキャストパケットの伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009206862A
JP2009206862A JP2008047246A JP2008047246A JP2009206862A JP 2009206862 A JP2009206862 A JP 2009206862A JP 2008047246 A JP2008047246 A JP 2008047246A JP 2008047246 A JP2008047246 A JP 2008047246A JP 2009206862 A JP2009206862 A JP 2009206862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
multicast
response
identification information
telephone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008047246A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Noji
勝 野地
Kazuhiko Kubo
和彦 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Communication Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Communication Technologies Ltd filed Critical Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority to JP2008047246A priority Critical patent/JP2009206862A/ja
Publication of JP2009206862A publication Critical patent/JP2009206862A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】ネットワーク障害等によるマルチキャストパケットのパケットロスを検出する。
【解決手段】IP電話交換機1から疎通確認用マルチキャストパケットを受信したIP電話機2は、自IP電話機2が監視対象IP電話機2に設定されているならば、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1に返信する。また、IP電話交換機1は、ログイン中の監視対象IP電話機2毎に、疎通確認用マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に応答用ユニキャストパケットを受信したか否かを示す情報を記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチキャストパケットの伝送技術に関する。
特許文献1には、LAN機器の運用状態を監視するネットワーク監視装置において、障害検出機能を損ねることなく、ネットワーク監視装置の負荷およびネットワーク上の監視トラフィック量を低減する技術が開示されている。ここで、ネットワーク監視装置は、ポーリングのマルチキャストパケットを作成し、このマルチキャストパケットを、ネットワーク監視装置にツリー状に接続されている一段目の中継装置へ送信する。一段目の中継装置は、ポーリングのマルチキャストパケットを受信すると、そのマルチキャストパケットのコピーを、ネットワーク監視装置にツリー状に接続されている二段目の中継装置へ送信する。同様に、順次、次段へのマルチキャストパケットのコピーの送信を繰り返すことにより、ポーリングのマルチキャストパケットを、このマルチキャストグループに参加している全ての監視対象装置に送る。
特開平11−340991号公報
特許文献1において、ポーリングのマルチキャストパケットのマルチキャストグループに参加している監視対象装置は中継装置までであり、その下流に位置する端末は、そのマルチキャストグループに含まれていない。このため、中継装置および端末間のネットワーク障害を検出できない。仮に、中継装置に接続している全ての端末を、ポーリングのマルチキャストパケットのマルチキャストグループに参加させることとすると、このポーリングに対する応答(ユニキャストパケット)によってネットワークのトラフィックが増大してしまう。
また、特許文献1に記載の技術では、パケットロスしたマルチキャストパケットの取り扱いが考慮されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、マルチキャストパケットのパケットロスを検出することができる技術を提供することにある。また、本発明の他の目的は、パケットロスしたマルチキャストパケットのデータをマルチキャストパケットの送信先に届けることが可能な技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様では、パケット送信装置からマルチキャストパケットを受信したパケット受信装置は、自パケット受信装置が所定のパケット受信装置であるならば、このマルチキャストパケットに対する応答パケットをパケット送信装置に返信する。また、マルチキャストパケットを送信するパケット送信装置は、所定のパケット受信装置毎に、マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に応答パケットを受信したか否かを示す情報を記録する。ここで、所定のパケット受信装置は、例えば拠点毎に少なくとも一つ選ぶとよい。
例えば、本発明の第一の態様は、マルチキャストパケットを送信するパケット送信装置と、前記マルチキャストパケットのマルチキャストグループに所属する少なくとも一つのパケット受信装置と、を備えたネットワークシステムであって、
前記パケット受信装置は、
前記パケット送信装置から前記マルチキャストパケットを受信した場合に、自パケット受信装置が所定のパケット受信装置であるならば、当該マルチキャストパケットに対する応答パケットを返信する応答手段を有し、
前記パケット送信装置は、
前記所定のパケット受信装置毎に、前記マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に、当該所定のパケット受信装置から前記応答パケットを受信したか否かを示す情報を記録する履歴手段を有する。
また、本発明の第二の態様では、マルチキャストパケットを送信するパケット送信装置が、パケット受信装置からマルチキャストパケットの識別情報を通知された場合に、このパケット受信装置に、この識別情報を持つマルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを送信する。また、パケット受信装置が、パケット送信装置から受信したマルチキャストパケットの識別情報のリストに基づいて、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報を検出し、この識別情報をパケット送信装置に通知して、パケット送信装置からパケットロスしたマルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを受信する。
例えば、本発明の第二の態様は、マルチキャストパケットを送信するパケット送信装置と、前記マルチキャストパケットのマルチキャストグループに所属する少なくとも一つのパケット受信装置と、を備えたネットワークシステムであって、
前記パケット送信装置は、
前記パケット受信装置から前記マルチキャストパケットの識別情報を通知された場合に、当該識別情報を通知した前記パケット受信装置に、当該識別情報を持つ前記マルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを送信する再送手段を有し、
前記パケット受信装置は、
前記パケット送信装置から受信した前記マルチキャストパケットから当該マルチキャストパケットの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記識別情報取得手段により取得した前記識別情報のリストに基づいて、パケットロスした前記マルチキャストパケットの識別情報を検出するパケットロス検出手段と、
前記パケットロス検出手段により、パケットロスした前記マルチキャストパケットの識別情報が検出された場合に、当該識別情報を前記パケット送信装置に通知して、前記パケット送信装置から、当該パケットロスした前記マルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを受信する復旧手段と、を有する。
本発明によれば、マルチキャストパケットのパケットロスを検出することができる。また、パケットロスしたマルチキャストパケットのデータをマルチキャストパケットの送信先に届けることができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
[第一実施の形態]
先ず、本発明の第一実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話システムの概略図である。
図示するように、本実施の形態のIP電話システムは、複数の拠点ネットワーク7がIP網6を介して本部ネットワーク8に接続されて構成されている。
各拠点ネットワーク7は、少なくとも一台のIP電話機2と、自拠点ネットワーク7をIP網6に接続するルータ4と、IP電話機2およびルータ4を相互接続するLAN5とを有する。
また、本部ネットワーク8は、IP電話交換機1と、保守端末3と、本部ネットワーク8をIP網6に接続するルータ4と、IP電話交換機1、保守端末3およびルータ4を相互接続するLAN5とを有する。なお、本部ネットワーク8のLAN5には、IP電話機2が接続されていてもよい。
以上のような構成において、IP電話交換機1は、疎通確認メッセージが格納されたマルチキャストパケット(以下、疎通確認用マルチキャストパケットと呼ぶ)を定期的に送信する。そして、疎通確認用マルチキャストパケットを送信してから所定時間以内に、予め登録されたIP電話機(監視対象IP電話機と呼ぶ)2から、応答メッセージが格納されたユニキャストパケット(以下、応答用ユニキャストパケットと呼ぶ)を受信したか否かを監視し、その監視結果を記録する。また、IP電話交換機1は、必要に応じて保守端末3に応答用ユニキャストパケットの監視結果を通知する。
一方、疎通確認用マルチキャストパケットのマルチキャストグループに属するIP電話機2は、IP電話交換機1から疎通確認用マルチキャストパケットを受信した場合に、自IP電話機2が監視対象IP電話機2に設定されているならば、IP電話交換機1に応答用ユニキャストパケットを返信する。ここで、監視対象IP電話機2は、拠点ネットワーク7毎に少なくとも一台選ぶとよい。
なお、図1において、ルータ4および保守端末3には既存の装置を利用できるので、それらの詳細な説明を省略する。
図2は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話交換機1の概略構成図である。
図示するように、IP電話交換機1は、LANインターフェース部11と、呼制御部12と、局データ記憶部13と、スイッチ部14と、ログイン処理部15と、ログインデータ記憶部16と、疎通確認部17と、ログ記憶部18と、を有する。
LANインターフェース部11は、LAN5に接続するためのインターフェースである。
呼制御部12は、SIP等の呼制御プロトコルに従い呼制御処理を行って、IP電話機2間にセッションを確立する。
局データ記憶部13には、呼制御部12による呼制御処理に用いられる局データが記憶されている。
スイッチ部14は、呼制御部12の指示に従いIPパケットのスイッチング処理を行って、セッション確立中のIP電話機2間でIPパケットを中継する。
ログイン処理部15は、IP電話機2のログイン処理を行う。
ログインデータ記憶部16には、IP電話機2のログイン処理に用いられるログインデータが記憶されている。図3(A)は、ログインデータ記憶部16の登録内容を模式的に表した図である。図示するように、ログインデータ記憶部16には、IP電話機2毎にレコード160が登録されている。レコード160は、拠点番号を登録するフィールド161と、内線番号を登録するフィールド162と、パスワード等のログイン情報を登録するフィールド163と、監視対象IP電話機2に設定すべきか否かを示す監視対象フラグを登録するフィールド164と、ログイン状態(ログイン中か否か)を登録するフィールド165とを有する。
疎通確認部17は、LANインターフェース部11を介して疎通確認用マルチキャストパケットを定期的に送信する。そして、疎通確認用マルチキャストパケットを送信してから所定時間(例えば1秒)以内に、ログイン中の各監視対象IP電話機2から応答用ユニキャストパケットを受信したか否かを監視し、その監視結果をログ記憶部18に記録する。また、疎通確認部17は、ログイン中のある監視対象IP電話機2から応答用ユニキャストパケットを受信しなかった場合に、その監視対象IP電話機2の識別情報(例えば拠点番号および内線番号)を、LANインターフェース部11を介して保守端末3に通知する。
ログ記憶部18には、ログイン中の監視対象IP電話機2毎に、疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットの受信ログが記憶される。図3(B)は、ログ記憶部18の登録内容を模式的に表した図である。図示するように、ログ記憶部18には、ログイン中の監視対象IP電話機2毎に、その監視対象IP電話機2の識別情報(例えば拠点番号および内線番号)に対応付けられたテーブル180が記憶される。各テーブル180には、対応する監視対象IP電話機2に疎通確認用マルチキャストパケットを送信する毎にレコード181が登録される。レコード181は、疎通確認用マルチキャストパケットの送信時刻を登録するフィールド182と、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットの受信の有無(応答状況)を登録するフィールド183と、を有する。
図4は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話交換機1の動作を説明するためのフロー図である。
ログイン処理部15は、LANインターフェース部11を介してIP電話機2からログイン要求パケットを受信すると(S101でYES)、このログイン要求パケットに含まれている拠点番号および内線番号をキーにして、ログインデータ記憶部16からレコード160を検索する。そして、検索したレコード160のフィールド163に登録されているログイン情報と、ログイン要求パケットに含まれているログイン情報とを比較して、ログインを許可するか否かを判断する(S102)。
ログインを許可しないと判断した場合(S102でNO)、ログイン処理部15は、LANインターフェース部11を介して、このログイン要求パケットの送信元であるIP電話機2にログイン拒否応答パケットを送信する(S106)。一方、ログインを許可すると判断した場合(S102でYES)、ログイン処理部15は、検索したレコード160のフィールド165に登録されているログイン状態を「ログアウト中」から「ログイン中」に更新する。また、このレコード160のフィールド164に登録されている監視対象フラグを調べる(S103)。
監視対象フラグが「オン」の場合(S103でYES)、ログイン処理部15は、LANインターフェース部11を介して、このログイン要求パケットの送信元であるIP電話機2に、監視対象フラグ「オン」を含むログイン許可応答パケットを送信する(S104)。一方、監視対象フラグが「オフ」の場合(S103でNO)、ログイン処理部15は、LANインターフェース部11を介して、このログイン要求パケットの送信元であるIP電話機2に、監視対象フラグ「オフ」を含むログイン許可応答パケットを送信する(S105)。
また、疎通確認部17は、例えば定期的に到来する疎通確認タイミングになると(S107でYES)、LANインターフェース部11から疎通確認用マルチキャストパケットを送信する。さらに、疎通確認部17は、ログインデータ記憶部16の各レコード160のフィールド164、165の内容に基づいてログイン中の監視対象IP電話機2を特定し、ログ記憶部18に登録されているログイン中の監視対象IP電話機2各々のテーブル180にレコード181を追加する。そして、追加した各レコード181のフィールド182に疎通確認用マルチキャストパケットの送信時刻を記憶すると共に、フィールド183に「応答無」を記憶する(S108)。
それから、疎通確認部17は、所定の時間の経過によりタイムアウトするまでの間(S111でNO)、LANインターフェース部11を介して各監視対象IP電話機2から応答用ユニキャストパケットが届くのを待つ(S109)。何れかの監視対象IP電話機2から応答用ユニキャストパケットを受信したならば(S109でYES)、疎通確認部17は、この監視対象IP電話機2に対応するテーブル180に追加したレコード181のフィールド183に登録されている応答状況を「応答無」から「応答有」に変更する(S110)。
次に、疎通確認部17は、所定の時間の経過によりタイムアウトしたならば(S111でYES)、ログイン中の監視対象IP電話機2各々のテーブル180に追加したレコード181のうち、フィールド183に「応答無」が登録されているレコード181があるか否かを調べる(S112)。フィールド183に「応答無」が登録されているレコード181があるならば(S112でYES)、疎通確認部17は、LANインターフェース部11を介して、保守端末3に、このレコード181が追加されたテーブル180に対応する監視対象IP電話機2の識別情報(例えば拠点番号および内線番号)を通知する(S113)。
図5は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話機2の概略構成図である。
図示するように、IP電話機2は、LANインターフェース部21と、ハンドセット22と、操作パネル23と、呼制御部24と、通話処理部25と、ログイン要求部26と、ログインデータ記憶部27と、疎通応答部28と、監視対象フラグ記憶部29と、を有する。
LANインターフェース部21は、LAN5に接続するためのインターフェースである。
操作パネル23は、ユーザから各種指示を受け付けたり、あるいはユーザに情報を表示したりするためのインターフェースであり、操作ボタン等の入力部、LCD等の表示部、およびスピーカを備える。
呼制御部24は、SIP等の呼制御プロトコルに従い呼制御処理を行って、通話相手との間にセッションを確立する。
通話処理部25は、RTP等の伝送プロトコルに従い、呼制御部24により確立されたセッションを介して通話相手より通話データを受け取り、それをハンドセット22から音声出力する。また、ハンドセット22から音声入力された通話データを、このセッションを介して通話相手に送信する。
ログイン要求部26は、ログインデータ記憶部27に記憶されている自IP電話機2のログインデータ(拠点番号、内線番号、およびログイン情報等)を用いて、IP電話交換機1に対してログイン処理を要求する。また、ログイン要求部26は、IP電話交換機1から受け取ったログイン許可応答パケットに含まれている監視対象フラグを監視対象フラグ記憶部29に記憶する。
疎通応答部28は、LANインターフェース部21を介して、IP電話交換機1から、自IP電話機2が属するマルチキャストグループをマルチキャストアドレスとする疎通確認用マルチキャストパケットを受信した場合に、監視対象フラグ記憶部29に監視対象フラグ「オン」が記憶されているならば、LANインターフェース部21を介してIP電話交換機1に応答用ユニキャストパケットを返信する。
図6は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話機2の動作を説明するためのフロー図である。
IP電話機2が起動されると、ログイン要求部26は、ログインデータ記憶部27に記憶されているログインデータを含むログイン要求パケットを生成し、LANインターフェース部21を介して、このログイン要求パケットをIP電話交換機1に送信する(S201)。それから、ログイン要求部26は、このログイン要求パケットに対する応答パケットがIP電話交換機1から届くのを待つ(S202)。
そして、この応答パケットがログイン拒否応答パケットである場合(S203で「拒否」)、ログイン要求部26は、操作パネル23にエラーメッセージを出力する等の所定のエラー処理を行う(S204)。
一方、この応答パケットがログイン許可応答パケットである場合(S203で「許可」)、ログイン要求部26は、このログイン許可応答パケットに含まれている監視対象フラグを監視対象フラグ記憶部29に記憶する(S205)。次に、ログイン要求部26は、呼制御部24および通話処理部25を有効にする(S206)。これにより、IP電話機2は、IP電話交換機1を利用したIP通信が可能となる。
さて、疎通応答部28は、LANインターフェース部21を介してIP電話交換機1から疎通確認用マルチキャストパケットを受信すると(S207でYES)、監視対象フラグ記憶部29に監視対象フラグ「オン」が記憶されているならば(S208でYES)、LANインターフェース部21を介してIP電話交換機1に応答用ユニキャストパケットを返信する(S209)。
次に、本発明の第一実施の形態に係るIP電話システムの動作例を説明する。
図7は、IP電話機2がIP電話交換機1にログインする場合のIP電話システムの動作例を示すシーケンス図である。ここでは、拠点番号[01]、[02]の各拠点ネットワーク7において、内線番号[001]のIP電話機2が、監視対象IP電話機2に設定されるべきIP電話機であるとする。
拠点番号[01]の拠点ネットワーク7において、内線番号[001]のIP電話機2は、起動すると、IP電話交換機1にログイン要求パケットを送信する。これを受けて、IP電話交換機1は、ログイン許可応答パケットを返信する。この際、内線番号[001]のIP電話機2に対するログイン許可応答パケットには監視対象フラグ「オン」を含める(S301)。
また、内線番号[002]のIP電話機2は、起動すると、IP電話交換機1にログイン要求パケットを送信する。これを受けて、IP電話交換機1は、ログイン許可応答パケットを返信する。この際、内線番号[002]のIP電話機2に対するログイン許可応答パケットには監視対象フラグ「オフ」を含める(S302)。
拠点番号[02]の拠点ネットワーク7でも、同様に、内線番号[001]のIP電話機2に対しては、監視対象フラグ「オン」を含むログイン許可応答パケットがIP電話交換機1から返信され、内線番号[002]のIP電話機2に対しては、監視対象フラグ「オフ」を含むログイン許可応答パケットがIP電話交換機1から返信される(S303、S304)。
この結果、拠点番号[01]、[02]の各拠点ネットワーク7において、内線番号[001]のIP電話機2が、疎通確認用マルチキャストパケットに対して応答用ユニキャストパケットを送信するように設定される(S305、S307)。また、各拠点ネットワーク7の内線番号[002]のIP電話機2は、疎通確認用マルチキャストパケットを受信しても応答用ユニキャストパケットを送信しない(S306、S308)。
図8は、IP電話交換機1が疎通確認用マルチキャストパケットを送信する場合のIP電話システムの動作例を示すシーケンス図である。ここでは、拠点番号[01]、[02]の各拠点ネットワーク7において、内線番号[001]のIP電話機2が監視対象IP電話機2に設定されているものとする。
IP電話交換機1は、例えば定期的に到来する疎通確認タイミングになると(S320)、疎通確認用マルチキャストパケットを送信する(S321)。
拠点番号[01]の拠点ネットワーク7において、IP電話機2は、この疎通確認用マルチキャストパケットを受信する。このうち、監視対象IP電話機2である内線番号[001]のIP電話機2は、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1に返信する(S322)。これを受けて、IP電話交換機1は、ログ記憶部18に記憶されているテーブル180のうち、拠点番号[01]および内線番号[001]のIP電話機2に対応するテーブル180の最新レコード181に登録されている応答状況を「応答無」から「応答有」に更新する(S323)。
同様に、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7において、IP電話機2は、この疎通確認用マルチキャストパケットを受信する。このうち、監視対象IP電話機2である内線番号[001]のIP電話機2は、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1に返信する(S324)。これを受けて、IP電話交換機1は、ログ記憶部18に記憶されているテーブル180のうち、拠点番号[02]および内線番号[001]のIP電話機2に対応するテーブル180の最新レコード181のフィールド183に登録されている応答状況を「応答無」から「応答有」に更新する(S325)。
次に、IP電話交換機1は、疎通確認用マルチキャストパケットを送信してから所定時間T1でタイムアウトしたならば(S326)、ログ記憶部18に記憶されているテーブル180のうち、ログイン中の検査対象IP電話機2各々のテーブル180の最新レコード181のフィールド183に登録されている応答状況を確認する。ここでは、全て「応答有」であるとする。この場合、IP電話交換機1は、次の疎通確認タイミングの到来を待つ。
それから、IP電話交換機1は、次の疎通確認タイミングになると(S327)、疎通確認用マルチキャストパケットを送信する(S328)。ここで、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7のLAN5にネットワーク障害が発生し、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内のIP電話機2には疎通確認用マルチキャストパケットが届かなかったものとする(S329)。
拠点番号[01]の拠点ネットワーク7においては、IP電話機2が、この疎通確認用マルチキャストパケットを受信する。このうち、監視対象IP電話機2である内線番号[001]のIP電話機2は、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1に返信する(S330)。これを受けて、IP電話交換機1は、ログ記憶部18に記憶されているテーブル180のうち、拠点番号[01]および内線番号[001]のIP電話機2に対応するテーブル180の最新レコード181のフィールド183に登録されている応答状況を「応答無」から「応答有」に更新する(S331)。
一方、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7においては、IP電話機2は、この疎通確認用マルチキャストパケットを受信していない。したがって、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7において、監視対象IP電話機2である内線番号[001]のIP電話機2は、IP電話交換機1に対して応答用ユニキャストパケットを返信しない。
次に、IP電話交換機1は、疎通確認用マルチキャストパケットを送信してから所定時間T1でタイムアウトしたならば(S332)、ログ記憶部18に記憶されているテーブル180のうち、ログイン中の検査対象IP電話機2各々のテーブル180の最新レコード181のフィールド183に登録されている応答状況を確認する。ここでは、拠点番号「02」および内線番号「001」のIP電話機2に対応するテーブル180の最新レコード181のフィールド183に登録されている応答状況が「応答無」である。そこで、IP電話交換機1は、拠点番号「02」および内線番号「001」のIP電話機2の識別情報(例えば拠点番号および内線番号)等を保守端末3に通知する(S333)。
以上、本発明の第一実施の形態について説明した。
本実施の形態では、IP電話交換機1から疎通確認用マルチキャストパケットを受信したIP電話機2が、自IP電話機2が監視対象IP電話機2に設定されているならば、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1に返信する。また、IP電話交換機1が、ログイン中の監視対象IP電話機2毎に、疎通確認用マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に応答用ユニキャストパケットを受信したか否かを示す情報を記録する。
したがって、本実施の形態によれば、ネットワーク障害等によるマルチキャストパケットのパケットロスを検出することができる。また、監視対象IP電話機2のみが応答用ユニキャストパケットを返信するので、マルチキャストパケットに応答することによる通信トラヒックの増大を抑制することができる。
また、本実施の形態において、IP電話交換機1は、ログインを許可する場合にIP電話機2に送信するログイン許可応答パケットに、このIP電話機2を監視対象IP電話機2に設定するか否かを示す監視対象フラグを含めて送信する。そして、IP電話機2は、IP電話交換機1から受信したログイン許可応答パケットに含まれている監視対象フラグが「オン」の場合に、自IP電話機2を監視対象IP電話機2に設定する。
したがって、本実施の形態によれば、IP電話機2を監視対象IP電話機2にするか否かの設定をIP電話交換機1側から遠隔で行うことができる。また、この遠隔設定のために専用のパケットを使用する必要がないため、通信トラヒックの増加を防止することができる。
また、本実施の形態において、IP電話交換機1は、疎通確認用マルチキャストパケットを定期的に送信する。そして、監視対象IP電話機2は、IP電話交換機1から受信したマルチキャストパケットが疎通確認用マルチキャストパケットである場合にのみ応答用ユニキャストパケットを返信する。したがって、本実施の形態によれば、マルチキャストパケットに応答することによる通信トラヒックの増大を抑制することができる。
また、本実施の形態において、IP電話交換機1は、疎通確認用マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に何れかのログイン中の監視対象IP電話機2から応答用ユニキャストパケットを受信しなかった場合に、この監視対象IP電話機2の識別情報(例えば拠点番号および内線番号)を保守端末3に送信する。したがって、本実施の形態によれば、ネットワーク障害の可能性のある拠点ネットワーク7をユーザに迅速に通知できる。
なお、本実施の形態では、IP電話交換機1が、ログイン許可応答パケットに監視対象フラグを含めて送信することにより、監視対象IP電話機2の設定を行っている。しかし、本発明はこれに限定されない。
例えば、IP電話交換機1が、疎通確認用マルチキャストパケットに、監視対象IP電話機2に設定するIP電話機2の識別情報を含めて送信する。そして、IP電話機2は、IP電話交換機1から受信した疎通確認用マルチキャストパケットに自IP電話機2の識別情報が含まれている場合に、自IP電話機2を監視対象IP電話機2であると判断して、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットを返信する。
このようにした場合でも、IP電話機2を監視対象IP電話機2にするか否かの設定をIP電話交換機1側から遠隔で行うことができる。
また、本実施の形態において、監視対象IP電話機2は、受信したマルチキャストパケットが疎通確認用マルチキャストパケットの場合にのみ応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1に返信しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、監視対象IP電話機2は、受信した全てのマルチキャストパケットに対して応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1に返信してもよい。あるいは、IP電話交換機1は、応答が必要なマルチキャストパケットに応答指示のフラグを挿入し、監視対象IP電話機2は、受信したマルチキャストパケットにこのフラグが含まれている場合に、このマルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットを返信してもよい。
[第二実施の形態]
次に、本発明の第二実施の形態を説明する。
本実施の形態に係るIP電話システムでは、図1において、IP電話交換機1に代えてIP電話交換機1Aを設けると共に、およびIP電話機2に代えてIP電話機2Aを設けている。その他の構成は、図1に示す第一実施の形態に係るIP電話システムと同様である。
本実施の形態では、監視対象IP電話機2Aは、疎通確認用マルチキャストパケットを受信してから新たに疎通確認用マルチキャストパケットを受信するまでの間に受信したマルチキャストパケット(例えば呼制御メッセージを格納したマルチキャストパケット)の識別情報(例えばシーケンス番号)のリストを、この新たに受信した疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットに含めてIP電話交換機1Aに返信する。そして、IP電話交換機1Aは、各監視対象IP電話機2Aから受信した応答用ユニキャストパケットに含まれている識別情報リストに基づいて、パケットロスしたマルチキャストパケットを検出し、このマルチキャストパケットを再送する。
図9は、本発明の第二実施の形態に係るIP電話交換機1Aの概略構成図である。
本実施の形態に係るIP電話交換機1Aが、図2に示す第一実施の形態に係るIP電話交換機1と異なる点は、疎通確認部17に代えて疎通確認部17Aを設けたこと、および再送制御部81と再送用パケット保持部82とを新たに設けたことである。その他の構成は、図2に示す第一実施の形態に係るIP電話交換機1と同様である。
疎通確認部17Aは、第一実施の形態の疎通確認部17の動作に加え、次の動作を行う。すなわち、各監視対象IP電話機2Aから受信した応答用ユニキャストパケットに格納されているマルチキャストパケットの識別情報リストを再送制御部81に通知する。
再送制御部81は、LANインターフェース部11から送信されたマルチキャストパケットを、その送信時刻と共に再送用パケット保持部82に一時記憶する。また、再送制御部81は、疎通確認部17Aから通知されたマルチキャストパケットの識別情報リストと、再送用パケット保持部82に格納されているマルチキャストパケットの識別情報とを比較して、パケットロスしたマルチキャストパケットの有無を調べる。そして、パケットロスしたマルチキャストパケットがあるならば、このマルチキャストパケットをLANインターフェース部11から再送する。
本実施の形態に係るIP電話交換機1Aの動作が、図4に示す第一実施の形態に係るIP電話交換機1の動作と異なる点は、S110のログ更新に代えてS110Aを設けたことである。その他は図4と同様である。S110Aでは、ログ更新および再送制御を行う。
図10は、本発明の第二実施の形態に係るIP電話交換機1Aによるログ更新および再送制御(S110A)を説明するためのフロー図である。
先ず、疎通確認部17Aは、S109で受信した応答用ユニキャストパケットの送信元の監視対象IP電話機2Aに対応するテーブル180に追加したレコード181のフィールド183に登録されている応答状況を「応答無」から「応答有」に変更する(S1101)。
それから、疎通確認部17Aは、この応答用ユニキャストパケットに格納されているマルチキャストパケットの識別情報リストを、この応答用ユニキャストパケットの送信元の監視対象IP電話機2Aに対応するテーブル180に追加したレコード181のフィールド182に登録されている送信時刻(最新の疎通確認用マルチキャストパケットの送信日時)、およびこのレコード181の一つ前のレコード181のフィールド182に登録されている送信時刻(一つ前の疎通確認用マルチキャストパケットの送信日時)と共に、再送制御部81に通知する。
これを受けて、再送制御部81は、一つ前の疎通確認用マルチキャストパケットの送信時刻から最新の疎通確認用マルチキャストパケットの送信時刻までの間に送信されたマルチキャストパケットを、再送用パケット保持部82に保持されているマルチキャストパケットのなかから特定する。そして、特定したマルチキャストパケットのなかから、疎通確認部17Aより受け取ったマルチキャストパケットの識別情報リストに載っていないマルチキャストパケットを調べることにより、パケットロスの有無を判断する(S1102)。
パケットロスがある場合(S1102でYES)、再送制御部81は、このパケットロスしたマルチキャストパケットが再送済みでないならば(S1103でNO)、このマルチキャストパケットを、再送用パケット保持部82から読み出してLANインターフェース部11から送信する(S1104)。その後、このフローを終了する。
一方、パケットロスがない場合(S1102でNO)、あるいはパケットロスがあるが(S1102でYES)、このパケットロスしたマルチキャストパケットが再送済みならば(S1103でYES)、直ちにこのフローを終了する。
図11は、本発明の第二実施の形態に係るIP電話機2Aの概略構成図である。
本実施の形態に係るIP電話機2Aが、図5に示す第一実施の形態に係るIP電話機2と異なる点は、疎通応答部28に代えて疎通応答部28Aを設けたこと、およびマルチキャストパケット情報取得部83とマルチキャストパケット情報記憶部84とを新たに設けたことである。その他の構成は、図5に示す第一実施の形態に係るIP電話機2と同様である。
マルチキャストパケット情報取得部83は、LANインターフェース部21により受信されたマルチキャストパケットから識別情報(例えばシーケンス番号)を取得し、この識別情報を、このマルチキャストパケットの受信時刻と共にマルチキャストパケット情報記憶部84に記憶する。
疎通応答部28Aは、第一実施の形態の疎通応答部28の動作に加え、次の動作を行う。すなわち、一つ前の疎通確認用マルチキャストパケットを受信してから今回新たに疎通確認用マルチキャストパケットを受信するまでの間に受信されたマルチキャストパケットの識別情報を、マルチキャストパケット情報記憶部84から特定する。そして、特定したマルチキャストパケットの識別情報リストを作成し、このリストを、今回新たに受信した疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットに含める。
本実施の形態に係るIP電話機2Aの動作が、図6に示す第一実施の形態に係るIP電話機2の動作と異なる点は、S209の応答用ユニキャストパケット返信に代えてS209Aを設けたことである。その他は図6と同様である。S209Aでは、マルチキャストパケットの識別情報リストの作成および応答用ユニキャストパケットの送信を行う。
図12は、本発明の第二実施の形態に係るIP電話機2Aによる、マルチキャストパケットの識別情報リストの作成および応答用ユニキャストパケットの送信(S209A)を説明するためのフロー図である。
先ず、疎通応答部28Aは、一つ前の疎通確認用マルチキャストパケットの受信時刻から今回の疎通確認用マルチキャストパケットの受信時刻までの時間帯を抽出時間帯に決定する(S2091)。次に、疎通応答部28Aは、抽出時間帯に属する受信時刻を持つマルチキャストパケットの識別情報をマルチキャストパケット情報記憶部84から抽出して、マルチキャストパケットの識別情報リストを作成する(S2092)。そして、今回の疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットにこの識別情報リストを挿入して(S2093)、LANインターフェース部21から送信する(S2094)。
なお、その後、IP電話機2Aは、この応答用ユニキャストパケットの送信によりIP電話交換機1Aから再送されるマルチキャストパケットがすでに受信済みであれば、それを破棄する。
次に、本発明の第二実施の形態に係るIP電話システムの動作例を説明する。
図13は、IP電話交換機1Aが疎通確認用マルチキャストパケットを送信する場合のIP電話システムの動作例を示すシーケンス図である。ここでは、拠点番号[01]、[02]の各拠点ネットワーク7において、内線番号[001]のIP電話機2Aが監視対象IP電話機2Aに設定されているものとする。
なお、IP電話機2AがIP電話交換機1Aにログインする場合のIP電話システムの動作例は、図7に示す第一実施の形態の動作例と同様であるので、その説明を省略する。
前回の疎通確認タイミング(不図示)から今回の疎通確認タイミング(S361)までの間に、IP電話交換機1Aが、識別情報(例えばシーケンス番号)No.1−No.4の合計4つのマルチキャストパケット(例えば呼制御メッセージ)を送信したとする(S351〜S354)。そして、そのうちの一つである識別情報No.3のマルチキャストパケットは、ネットワークの瞬断により(S355)、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内のIP電話機2Aに届かなかったものとする。
この結果、IP電話交換機1Aは、前回の疎通確認タイミングから今回の疎通確認タイミングまでの間に送信した識別情報No.1−No.4のマルチキャストパケットを再送用パケット保持部82に記憶する(S356)。また、拠点番号[01]の拠点ネットワーク7内の各IP電話機2Aは、前回の疎通確認タイミングから今回の疎通確認タイミングまでの間に受信したマルチキャストパケットの識別情報No.1−No.4およびそれらの受信時刻をマルチキャストパケット情報記憶部84に記憶する(S357、S358)。また、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内の各IP電話機2Aは、前回の疎通確認タイミングから今回の疎通確認タイミングまでの間に受信したマルチキャストパケットの識別情報No.1、No.2、No.4およびそれらの受信時刻をマルチキャストパケット情報記憶部84に記憶する(S359、S360)。
さて、IP電話交換機1Aは、例えば定期的に到来する疎通確認タイミングになると(S361)、疎通確認用マルチキャストパケットを送信する(S362)。
拠点番号[01]の拠点ネットワーク7において、IP電話機2Aは、この疎通確認用マルチキャストパケットを受信する。このうち、監視対象IP電話機2Aである内線番号[001]のIP電話機2Aは、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットに、疎通確認用マルチキャストパケットを前回受信してから今回受信するまでの間に受信したマルチキャストパケットの識別情報リスト(識別情報No.1−No.4)を含めて、この応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1Aに返信する(S363)。
これを受けて、IP電話交換機1Aは、ログ記憶部18に記憶されているテーブル180のうち、拠点番号[01]および内線番号[001]のIP電話機2Aに対応するテーブル180の最新レコード181のフィールド183に登録されている応答状況を「応答無」から「応答有」に更新する(S364)。また、前回の疎通確認タイミングから今回の疎通確認タイミングまでの間に送信したマルチキャストパケットの識別情報No.1−No.4と、この応答用ユニキャストパケットに含まれている識別情報リストに記載されているマルチキャストパケットの識別情報No.1−No.4とを比較して、パケットロスがないことを確認する(S365)。
同様に、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7において、IP電話機2Aは、この疎通確認用マルチキャストパケットを受信する。このうち、監視対象IP電話機2Aである内線番号[001]のIP電話機2Aは、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットに、疎通確認用マルチキャストパケットを前回受信してから今回受信するまでの間に受信したマルチキャストパケットの識別情報リスト(識別情報No.1、No.2、No.4)を含めて、この応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1Aに返信する(S366)。
これを受けて、IP電話交換機1Aは、ログ記憶部18に記憶されているテーブル180のうち、拠点番号[02]および内線番号[001]のIP電話機2Aに対応するテーブル180の最新レコード181のフィールド183に登録されている応答状況を「応答無」から「応答有」に更新する(S367)。また、前回の疎通確認タイミングから今回の疎通確認タイミングまでの間に送信したマルチキャストパケットの識別情報No.1−No.4と、この応答用ユニキャストパケットに含まれている識別情報リストに記載されているマルチキャストパケットの識別情報No.1、No.2、No.4とを比較して、識別情報No.3のマルチキャストパケットがパケットロスしていることを確認する(S368)。そして、再送用パケット保持部82に記憶されている識別情報No.3のマルチキャストパケットを再送する(S369)。
拠点番号[01]の拠点ネットワーク7内のIP電話機2Aは、識別情報No.3のマルチキャストパケットを受信済みであるので、新たに受信した識別情報No.3のマルチキャストパケットを破棄する(S370、S371)。一方、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内のIP電話機2Aは、識別情報No.3のマルチキャストパケットを未受信であるので、新たに受信した識別情報No.3のマルチキャストパケットを取得する(S372、S373)。
次に、IP電話交換機1Aは、疎通確認用マルチキャストパケットを送信してから所定時間T1でタイムアウトしたならば(S374)、ログ記憶部18に記憶されているテーブル180のうち、ログイン中の検査対象IP電話機2各々のテーブル180の最新レコード181のフィールド183に登録されている応答状況を確認する。ここでは、全て「応答有」であるとする。この場合、IP電話交換機1Aは、次の疎通確認タイミングの到来を待つ。
以上、本発明の第二実施の形態について説明した。
本実施の形態において、監視対象IP電話機2Aは、IP電話交換機1Aから受信したマルチキャストパケットの識別情報を取得する。そして、疎通確認用マルチキャストパケットを前回受信してから今回受信するまでの間にIP電話交換機1Aから受信したマルチキャストパケットの識別情報リストを、今回受信した疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットに含めてIP電話交換機1Aに返信する。また、IP電話交換機1Aは、監視対象IP電話機2A毎に、前回の疎通確認タイミングから今回の疎通確認タイミングまでに送信したマルチキャストパケットと、今回の疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットに含まれているマルチキャストパケットの識別情報リストとに基づいて、パケットロスしたマルチキャストパケットを検出し再送する。
したがって、本実施の形態によれば、マルチキャストパケットをパケットロスしたIP電話機2Aに、このパケットロスしたマルチキャストパケットを届けることができる。その他の効果は、上記第一実施の形態の効果と同様である。
なお、本実施の形態でも、上記の第一実施の形態と同様、IP電話交換機1Aが、ログイン許可応答パケットに監視対象フラグを含めて送信することにより、監視対象IP電話機2Aの設定を行う代わりに、例えば、IP電話交換機1Aが、疎通確認用マルチキャストパケットに、監視対象IP電話機2Aに設定するIP電話機2Aの識別情報を含めて送信してもよい。この場合、IP電話機2Aが、IP電話交換機1Aから受信した疎通確認用マルチキャストパケットに、自IP電話機2Aの識別情報が含まれている場合に、自IP電話機2Aが監視対象IP電話機2Aであると判断して、この疎通確認用マルチキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットを返信すればよい。
[第三実施の形態]
次に、本発明の第三実施の形態を説明する。
本実施の形態に係るIP電話システムでは、図1において、IP電話交換機1に代えてIP電話交換機1Bを設けると共に、およびIP電話機2に代えてIP電話機2Bを設けている。その他の構成は、図1に示す第一実施の形態に係るIP電話システムと同様である。
本実施の形態では、IP電話機2Bが、IP電話交換機1Bから受信したマルチキャストパケット(例えば呼制御メッセージ)に基づいて、パケットロスしたマルチキャストパケットを検出し、このマルチキャストパケットの識別情報(例えばシーケンス番号)をIP電話交換機1Bに通知する。これを受けて、IP電話交換機1Bが、IP電話機2Bより通知された識別情報を持つマルチキャストパケットのペイロードのデータを格納したユニキャストパケットを生成し、このユニキャストパケットを、識別情報の通知元であるIP電話機2Bに送信する。
図14は、本発明の第三実施の形態に係るIP電話交換機1Bの概略構成図である。
本実施の形態に係るIP電話交換機1Bが、図2に示す第一実施の形態に係るIP電話交換機1と異なる点は、ログ記憶部18が省略されていること、疎通確認部17に代えて疎通確認部17Bを設けたこと、および、パケットデータ再送制御部91とパケットデータ保持部92とを新たに設けたことである。その他の構成は、図2に示す第一実施の形態に係るIP電話交換機1と同様である。
なお、本実施の形態では、監視対象IP電話機の設定は不要である。このため、ログインデータ記憶部16に記憶する各レコード160には、監視対象フラグを記憶するためのフィールド164が不要である。また、ログイン処理部15は、ログイン許可応答パケットに監視対象フラグを挿入しない。
疎通確認部17Bは、ログイン中の各IP電話機2Bに対して、定期的に、疎通確認メッセージ(例えばライフチェックメッセージ)を格納したユニキャストパケット(以下、疎通確認用ユニキャストパケットと呼ぶ)を、LANインターフェース部11から送信する。そして、疎通確認用ユニキャストパケットを送信してから所定時間(例えば1秒)以内に、この疎通確認用ユニキャストパケットの送信先から応答用ユニキャストパケットを受信したか否かを監視する。そして、この疎通確認用ユニキャストパケットの送信先から応答用ユニキャストパケットを所定時間内に受信しなかった場合に、その送信先の識別情報(例えば拠点番号および内線番号)を、LANインターフェース部11を介して保守端末3に通知する。
また、疎通確認部17Bは、応答用ユニキャストパケットにマルチキャストパケットの識別情報が含まれているか否かを調べる。そして、マルチキャストパケットの識別情報が含まれている場合に、このマルチキャストパケットの識別情報を、この応答用ユニキャストパケットの送信元であるIP電話機2Bの識別情報(例えばIPアドレス)と共に、パケットデータ再送制御部91に通知する。
パケットデータ再送制御部91は、LANインターフェース部11から送信されたマルチキャストパケットのペイロードのデータを、そのマルチキャストパケットの識別情報(例えばシーケンス番号)と共にパケットデータ保持部92に一時記憶する。
また、パケットデータ再送制御部91は、疎通確認部17Bから通知されたマルチキャストパケットの識別情報に対応するペイロードのデータをパケットデータ保持部92から読み出す。そして、読み出したペイロードのデータを格納したユニキャストパケットを生成し、このユニキャストパケットを、このマルチキャストパケットの識別情報と共に、LANインターフェース部11を介して、疎通確認部17Bから通知された識別情報により特定されるIP電話機2Bに送信する。
図15は、本発明の第三実施の形態に係るIP電話交換機1Bの動作を説明するためのフロー図である。
ログイン処理部15は、LANインターフェース部11を介して、IP電話機2Bからログイン要求パケットを受信すると(S401でYES)、このログイン要求パケットに含まれている拠点番号および内線番号をキーにして、ログインデータ記憶部16からレコード160を検索する。そして、検索したレコード160のフィールド163に登録されているログイン情報と、ログイン要求パケットに含まれているログイン情報とを比較して、ログインを許可するか否かを判断する(S402)。ログインを許可すると判断した場合(S402でYES)、ログイン処理部15は、LANインターフェース部11を介して、このログイン要求パケットの送信元であるIP電話機2Bにログイン許可応答パケットを送信する(S403)。一方、ログインを許可しないと判断した場合(S402でNO)、ログイン処理部15は、LANインターフェース部11を介して、このログイン要求パケットの送信元であるIP電話機2Bにログイン拒否応答パケットを送信する(S404)。
また、疎通確認部17Bは、例えば定期的に到来する疎通確認タイミングになると(S405でYES)、LANインターフェース部11を介して、ログイン中のIP電話機2Bに疎通確認用ユニキャストパケットを送信する(S406)。それから、疎通確認部17Bは、所定の時間でタイムアウトするまでの間(S410でNO)、LANインターフェース部11を介して、疎通確認用ユニキャストパケットの送信元のIP電話機2Bから応答用ユニキャストパケットが届くのを待つ(S407)。
そして、疎通確認用ユニキャストパケットの送信元のIP電話機2Bから応答用ユニキャストパケットを受信したならば(S407でYES)、疎通確認部17Bは、この応答用ユニキャストパケットに、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報が含まれているか否かを判断する(S408)。
この応答用ユニキャストパケットに、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報が含まれている場合(S408でYES)、疎通確認部17Bは、このパケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報を、この応答用ユニキャストパケットの送信元であるIP電話機2Bの識別情報と共に、パケットデータ再送制御部91に通知する。これを受けて、パケットデータ再送制御部91は、パケットデータ保持部92から、このパケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報に対応付けられているペイロードのデータを読み出し、このデータを格納したユニキャストパケットを生成する。そして、疎通確認部17Bから通知された識別情報により特定されるIP電話機2Bをあて先として、このユニキャストパケットをLANインターフェース部11から送信する(S409)。それから、S412に進む。一方、この応答用ユニキャストパケットに、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報が含まれていない場合は(S408でNO)、直ちにS412に進む。
また、疎通確認部17Bは、疎通確認用ユニキャストパケットの送信元のIP電話機2Bから応答用ユニキャストパケットを受信することなく、所定の時間の経過によりタイムアウトしたならば(S410でYES)、疎通確認部17Bは、LANインターフェース部11を介して、保守端末3に、このIP電話機2Bの識別情報(例えば拠点番号および内線番号)を通知する(S411)。その後、S412に進む。
S412において、疎通確認部17Bは、ログイン中の全てのIP電話機2Bに疎通確認用ユニキャストパケットを送信したならば(S412でYES)、S401に戻る。一方、送信していないならば(S412でNO)、S406に戻って、疎通確認用ユニキャストパケットの送信を続ける。
図16は、本発明の第三実施の形態に係るIP電話機2Bの概略構成図である。
本実施の形態に係るIP電話機2Bが、図5に示す第一実施の形態に係るIP電話機2と異なる点は、監視対象フラグ記憶部29を省略したこと、疎通応答部28に代えて疎通応答部28Bを設けたこと、および、マルチキャストパケット情報取得部93とマルチキャストパケット情報記憶部94とパケットロス検出部95とを新たに設けたことである。その他の構成は、図5に示す第一実施の形態に係るIP電話機2と同様である。
マルチキャストパケット情報取得部93は、LANインターフェース部21により受信されたマルチキャストパケットから識別情報(例えばシーケンス番号)を取得し、この識別情報を、このマルチキャストパケットの受信時刻と共に、マルチキャストパケット情報記憶部94に記憶する。
パケットロス検出部95は、マルチキャストパケット情報記憶部94に記憶されている各マルチキャストパケットの識別情報および受信時刻に基づいて、パケットロスしたマルチキャストパケットを検出する。
例えば、マルチキャストパケットの識別情報がシーケンス番号である場合、マルチキャストパケット情報記憶部94に記憶されている各マルチキャストパケットのシーケンス番号に基づいて、欠落しているシーケンス番号(前後のシーケンス番号が存在するにもかかわらず、マルチキャストパケット情報記憶部94に記憶されていないシーケンス番号)を検出する。そして、欠落しているシーケンス番号の直前あるいは直後のシーケンス番号を持つマルチキャストパケットの受信時刻から所定時間(例えば1秒)を経過している場合に、この欠落しているシーケンス番号を持つマルチキャストパケットを、パケットロスしたマルチキャストパケットと判断する。
疎通応答部28Bは、LANインターフェース部21を介して、IP電話交換機1Bから、自IP電話機2Bをあて先とする疎通確認用ユニキャストパケットを受信した場合に、パケットロス検出部95で検出されている、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報を含む応答用ユニキャストパケットを生成し、この応答用ユニキャストパケットを、LANインターフェース部21を介してIP電話交換機1Bに返信する。そして、疎通応答部28Bは、この応答用ユニキャストパケットに対する応答として、パケットロスしたマルチキャストパケットのペイロードのデータを格納したユニキャストパケットをIP電話交換機1Bから受信したならば、このパケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報を受信時刻と共にマルチキャストパケット情報記憶部94に記憶する。また、このユニキャストパケットに呼制御メッセージが格納されているならば、この呼制御メッセージを呼制御部24に渡し、通話データが格納されているならば、この通話データを通話処理部25に渡す。
図17は、本発明の第三実施の形態に係るIP電話機2Bの動作を説明するためのフロー図である。
IP電話機2Bが起動されると、ログイン要求部26は、ログインデータ記憶部27に記憶されているログインデータを含むログイン要求パケットを生成し、LANインターフェース部21を介してIP電話交換機1Bにこのログイン要求パケットを送信する(S501)。それから、ログイン要求部26は、このログイン要求パケットに対する応答パケットがIP電話交換機1Bから届くのを待つ(S502)。そして、この応答パケットがログイン拒否応答パケットである場合(S503で「拒否」)、ログイン要求部26は、操作パネル23にエラーメッセージを出力する等の所定のエラー処理を行う(S504)。
一方、この応答パケットがログイン許可応答パケットである場合(S503で「許可」)、ログイン要求部26は、呼制御部24および通話処理部25を有効にする(S505)。これにより、IP電話機2Bは、IP電話交換機1Bを利用したIP通信が可能となる。
さて、疎通応答部28Bは、LANインターフェース部21を介して、IP電話交換機1Bから自IP電話機2B宛ての疎通確認用ユニキャストパケットを受信すると(S506でYES)、パケットロス検出部95により、パケットロスしたマルチキャストパケットが検出されているか否かを判断する(S507)。パケットロスしたマルチキャストパケットが検出されていないならば(S507でNO)、疎通応答部28Bは、LANインターフェース部21を介してIP電話交換機1Bに応答用ユニキャストパケットを返信する(S508)。
一方、パケットロスしたマルチキャストパケットが検出されているならば(S507でYES)、疎通応答部28Bは、このパケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報を含む応答用ユニキャストパケットを生成し、LANインターフェース部21を介してIP電話交換機1Bに、この応答用ユニキャストパケットを返信する(S509)。
それから、疎通応答部28Bは、この応答用ユニキャストパケットに対する応答として、パケットロスしたマルチキャストパケットのペイロードのデータを格納したユニキャストパケットをIP電話交換機1Bから受信したならば(S510でYES)、パケットロスの復旧処理を行う(S511)。すなわち、疎通応答部28Bは、このパケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報を、このユニキャストパケットの受信時刻と共にマルチキャストパケット情報記憶部94に記憶する。また、このユニキャストパケットに呼制御メッセージが格納されているならば、この呼制御メッセージを呼制御部24に渡し、通話データが格納されているならば、この通話データを通話処理部25に渡す。
次に、本発明の第三実施の形態に係るIP電話システムの動作例を説明する。
図18は、IP電話交換機1Bが疎通確認用ユニキャストパケットを送信する場合のIP電話システムの動作例を示すシーケンス図である。
なお、IP電話機2BがIP電話交換機1Bにログインする場合のIP電話システムの動作例は、図7に示す第一実施の形態の動作例において、S305〜S308を省略したものと同様であるので、その説明を省略する。
前回の疎通確認タイミング(不図示)から今回の疎通確認タイミング(S610)までの間に、IP電話交換機1Bが識別情報(例えばシーケンス番号)No.1−No.4の合計4つのマルチキャストパケット(例えば呼制御メッセージ)を送信したとする(S601〜S604)。そして、そのうちの一つである識別情報No.3のマルチキャストパケットは、ネットワークの瞬断により(S605)、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内のIP電話機2Bに届かなかったものとする。
この結果、拠点番号[01]の拠点ネットワーク7内の各IP電話機2Bは、受信したマルチキャストパケットの識別情報の並び等から、パケットロスしたマルチキャストパケットはないものと判断する(S606、S607)。また、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内の各IP電話機2Bは、受信したマルチキャストパケットの識別情報の並び等から、識別情報No.3のマルチキャストパケットがパケットロスしたものと判断する(S608、S609)。
さて、IP電話交換機1Bは、例えば定期的に到来する疎通確認タイミングになると(S610)、各IP電話機2Bに疎通確認用ユニキャストパケットを送信する(S611、S613、S615、S619)。
拠点番号[01]の拠点ネットワーク7内の各IP電話機2Bは、疎通確認用ユニキャストパケットを受信すると、応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1Bに返信する(S612、S614)。
一方、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内の各IP電話機2Bは、疎通確認用ユニキャストパケットを受信すると、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報No.2を含む応答用ユニキャストパケットをIP電話交換機1Bに返信する(S616、S620)。これを受けて、IP電話交換機1Bは、識別情報No.3のマルチキャストパケットに格納されていたペイロードのデータを格納したユニキャストパケットを生成する。そして、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内の各IP電話機2Bに、このユニキャストパケットを送信する(S617、S621)。そして、拠点番号[02]の拠点ネットワーク7内の各IP電話機2Bは、このユニキャストパケットのペイロードに格納されているデータを用いて、パケットロスした識別情報No.3のマルチキャストパケットの復旧処理を行う(S618、S622)。
次に、IP電話交換機1Bは、疎通確認タイミングになってから所定時間でタイムアウトしたならば(S623)、次の疎通確認タイミングの到来を待つ。
以上、本発明の第三実施の形態について説明した。
本実施の形態において、IP電話交換機1Bは、IP電話機2Bからマルチキャストパケットの識別情報を通知された場合に、この識別情報を通知したIP電話機2Bに、この識別情報を持つマルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを送信する。また、IP電話機2Bは、IP電話交換機1Bから受信したマルチキャストパケットの識別情報のリストに基づいて、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報を検出する。そして、この識別情報をIP電話交換機1Bに通知して、IP電話交換機1Bから、パケットロスしたマルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを受信する。
したがって、本実施の形態によれば、マルチキャストパケットをパケットロスしたIP電話機2Bに、このパケットロスしたマルチキャストパケットのペイロードに格納されていたデータを届けることができる。
また、本実施の形態では、パケットロスしたマルチキャストパケットのペイロードに格納されていたデータをユニキャストパケットで届けるので、マルチキャストパケットをパケットロスしていないIP電話機2Bに、不要なマルチキャストパケットの受信処理を実施させなくて済む。
また、本実施の形態において、IP電話交換機1Bは、疎通確認用ユニキャストパケット(ライフチェックメッセージ)を各IP電話機2Bに定期的に送信し、各IP電話機2Bから応答用ユニキャストパケットを受信する。また、IP電話機2Bは、IP電話交換機1Bから疎通確認用ユニキャストパケットを受信した場合に、パケットロスしたマルチキャストパケットがあるならば、このマルチキャストパケットの識別情報を、疎通確認用ユニキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットに含めてIP電話交換機1Bに送信する。
したがって、本実施の形態によれば、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報をIP電話機2BからIP電話交換機1Bに通知するための専用パケットを使用しないので、通信トラヒックの増加を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、疎通確認用ユニキャストパケットに対する応答用ユニキャストパケットを利用して、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報をIP電話機2BからIP電話交換機1Bに通知している。しかし、本発明はこれに限定されない。専用のパケットを利用して、パケットロスしたマルチキャストパケットの識別情報をIP電話機2BからIP電話交換機1Bに通知するようにしてもかまわない。
なお、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態において、IP電話交換機1、1A、1B、IP電話機2、2A、2Bの構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実行されるものでもよい。あるいは、DSP(Digital Signal Processor)によりソフト的に実行されるものでもよい。もしくは、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)を備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。
図1は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話システムの概略図である。 図2は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話交換機1の概略構成図である。 図3(A)は、ログインデータ記憶部16の登録内容を模式的に表した図であり、図3(B)は、ログ記憶部18の登録内容を模式的に表した図である。 図4は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話交換機1の動作を説明するためのフロー図である。 図5は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話機2の概略構成図である。 図6は、本発明の第一実施の形態に係るIP電話機2の動作を説明するためのフロー図である。 図7は、IP電話機2がIP電話交換機1にログインする場合のIP電話システムの動作例を示すシーケンス図である。 図8は、IP電話交換機1が疎通確認用マルチキャストパケットを送信する場合のIP電話システムの動作例を示すシーケンス図である。 図9は、本発明の第二実施の形態に係るIP電話交換機1Aの概略構成図である。 図10は、本発明の第二実施の形態に係るIP電話交換機1Aによるログ更新および再送制御(S110A)を説明するためのフロー図である。 図11は、本発明の第二実施の形態に係るIP電話機2Aの概略構成図である。 図12は、本発明の第二実施の形態に係るIP電話機2Aによる、マルチキャストパケットの識別情報リストの作成および応答用ユニキャストパケットの送信(S209A)を説明するためのフロー図である。 図13は、IP電話交換機1Aが疎通確認用マルチキャストパケットを送信する場合のIP電話システムの動作例を示すシーケンス図である。 図14は、本発明の第三実施の形態に係るIP電話交換機1Bの概略構成図である。 図15は、本発明の第三実施の形態に係るIP電話交換機1Bの動作を説明するためのフロー図である。 図16は、本発明の第三実施の形態に係るIP電話機2Bの概略構成図である。 図17は、本発明の第三実施の形態に係るIP電話機2Bの動作を説明するためのフロー図である。 図18は、IP電話交換機1Bが疎通確認用ユニキャストパケットを送信する場合のIP電話システムの動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1、1A、1B:IP電話交換機、2、2A、2B:IP電話機、3:保守端末、4:ルータ、5:LAN、6:IP網、7:拠点ネットワーク、8:本部ネットワーク、11:LANインターフェース部、12:呼制御部、13:局データ記憶部、14:スイッチ部、15:ログイン処理部、16:ログインデータ記憶部、17、17A、17B:疎通確認部、18:ログ記憶部、21:LANインターフェース部、22:ハンドセット、23:操作パネル、24:呼制御部、25:通話処理部、26:ログイン要求部、27:ログインデータ記憶部、28、28A、28B:疎通応答部、29:監視対象フラグ記憶部、81:再送制御部、82:再送用パケット保持部、83:マルチキャストパケット情報取得部、84:マルチキャストパケット情報記憶部、91:パケットデータ再送制御部、92:パケットデータ保持部、93:マルチキャストパケット情報取得部、94:マルチキャストパケット情報記憶部

Claims (12)

  1. マルチキャストパケットを送信するパケット送信装置と、前記マルチキャストパケットのマルチキャストグループに所属する少なくとも一つのパケット受信装置と、を備えたネットワークシステムであって、
    前記パケット受信装置は、
    前記パケット送信装置から前記マルチキャストパケットを受信した場合に、自パケット受信装置が所定のパケット受信装置であるならば、当該マルチキャストパケットに対する応答パケットを返信する応答手段を有し、
    前記パケット送信装置は、
    前記所定のパケット受信装置毎に、前記マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に、当該所定のパケット受信装置から前記応答パケットを受信したか否かを示す情報を記録する履歴手段を有する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記パケット受信装置は、
    前記マルチキャストパケットの受信に先立って、前記パケット送信装置にログイン要求を送信して、前記パケット送信装置からログイン許可応答を受信するログイン要求手段と、
    前記マルチキャストパケットに対する応答の送信指示が前記ログイン許可応答に含まれている場合に、自パケット受信装置を前記所定のパケット受信装置に設定する設定手段と、をさらに有し、
    前記パケット送信装置は、
    前記ログイン要求を受信した場合に、当該ログイン要求の送信元に前記ログイン許可応答を返信するログイン応答手段をさらに有し、
    前記ログイン応答手段は、
    前記ログイン要求の送信元が、前記マルチキャストパケットに応答すべき前記パケット受信装置として予め登録されているならば、当該ログイン要求の送信元に送信する前記ログイン許可応答に、前記マルチキャストパケットに対する応答の送信指示を含める
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記パケット送信装置は、
    前記マルチキャストパケットに、当該マルチキャストパケットに応答すべき前記パケット受信装置の識別情報を挿入する挿入手段をさらに有し、
    前記応答手段は、
    前記パケット送信装置から前記マルチキャストパケットを受信した場合に、自パケット受信装置の識別情報が当該マルチキャストパケットに含まれているならば、自パケット受信装置が前記所定のパケット受信装置であると判断して、当該マルチキャストパケットに対する応答パケットを返信する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項1又は2に記載のネットワークシステムであって、
    前記パケット送信装置は、
    疎通確認メッセージが格納された前記マルチキャストパケットを定期的に送信する疎通確認メッセージ送信手段をさらに有し、
    前記応答手段は、
    前記パケット送信装置から受信した前記マルチキャストパケットが前記疎通確認メッセージを格納している場合にのみ、自パケット受信装置が前記所定のパケット受信装置であるならば、当該マルチキャストパケットに対する応答パケットを返信する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 請求項4に記載のネットワークシステムであって、
    前記パケット受信装置は、
    前記パケット送信装置から受信した前記マルチキャストパケットから当該マルチキャストパケットの識別情報を取得する番号取得手段をさらに有し、
    前記応答手段は、
    前記疎通確認メッセージが格納された前記マルチキャストパケットを前回受信してから今回受信するまでに、前記番号取得手段で取得した識別情報のリストを、今回受信した前記疎通確認メッセージが格納された前記マルチキャストパケットに対する前記応答パケットに含めて、当該応答パケットを返信し、
    前記パケット送信装置は、
    前記所定のパケット受信装置毎に、前記疎通確認メッセージが格納された前記マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に当該所定のパケット受信装置から受信した前記応答パケットに含まれている前記識別情報のリストに基づいて、パケットロスした前記マルチキャストパケットの識別情報を検出するパケットロス検出手段と、
    前記パケットロス検出手段により検出された識別情報の前記マルチキャストパケットを再送する再送手段と、をさらに有する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のネットワークシステムであって、
    前記パケット送信装置は、
    前記マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に何れかの前記所定のパケット受信装置から前記応答パケットを受信しなかった場合に、当該所定のパケット受信装置の識別情報を保守端末に送信する警報手段をさらに有する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  7. マルチキャストパケットを送信するパケット送信装置と、前記マルチキャストパケットのマルチキャストグループに所属する少なくとも一つのパケット受信装置と、を備えたネットワークシステムであって、
    前記パケット送信装置は、
    前記パケット受信装置から前記マルチキャストパケットの識別情報を通知された場合に、当該識別情報を通知した前記パケット受信装置に、当該識別情報を持つ前記マルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを送信する再送手段を有し、
    前記パケット受信装置は、
    前記パケット送信装置から受信した前記マルチキャストパケットから当該マルチキャストパケットの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段により取得した前記識別情報のリストに基づいて、パケットロスした前記マルチキャストパケットの識別情報を検出するパケットロス検出手段と、
    前記パケットロス検出手段により、パケットロスした前記マルチキャストパケットの識別情報が検出された場合に、当該識別情報を前記パケット送信装置に通知して、前記パケット送信装置から、当該パケットロスした前記マルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを受信する復旧手段と、を有する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  8. 請求項7に記載のネットワークシステムであって、
    前記パケット送信装置は、
    前記パケット受信装置各々に、疎通確認メッセージが格納されたユニキャストパケットを定期的に送信して、前記パケット受信装置各々から、当該ユニキャストパケットに対する応答パケットを受信する疎通確認手段をさらに有し、
    前記パケット受信装置は、
    前記パケット送信装置から、前記疎通確認メッセージが格納されたユニキャストパケットを受信した場合に、当該ユニキャストパケットに対する応答パケットを返信する疎通確認応答手段をさらに有し、
    前記再送手段は、
    前記応答パケットに前記マルチキャストパケットの識別情報が含まれている場合に、当該応答パケットの送信元の前記パケット受信装置に、当該識別情報を持つ前記マルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを送信し、
    前記復旧手段は、
    前記パケットロス検出手段により、パケットロスした前記マルチキャストパケットの識別情報が検出された場合に、前記疎通確認応答手段により返信される前記応答パケットに当該識別情報を含めて、前記パケット送信装置から、当該パケットロスした前記マルチキャストパケットのペイロードのデータが格納されたユニキャストパケットを受信する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載のパケット送信装置。
  10. 請求項1乃至8の何れか一項に記載のパケット受信装置。
  11. マルチキャストパケットの伝送方法であって、
    パケット受信装置は、
    パケット送信装置からマルチキャストパケットを受信した場合に、当該パケット受信装置が所定のパケット受信装置であるならば、当該マルチキャストパケットに対する応答パケットを前記パケット送信装置に返信し、
    前記パケット送信装置は、
    前記マルチキャストパケットを送信すると共に、
    前記所定のパケット受信装置毎に、前記マルチキャストパケットを送信してから所定時間内に、当該所定のパケット受信装置から前記応答パケットを受信したか否かを示す情報を記録する
    ことを特徴とするマルチキャストパケットの伝送方法。
  12. マルチキャストパケットの伝送方法であって、
    パケット送信装置は、
    マルチキャストパケットを送信すると共に、
    パケット受信装置から識別情報を通知された場合に、当該パケット受信装置に、当該識別情報のマルチキャストパケットのペイロードが格納されたユニキャストパケットを送信し、
    前記パケット受信装置は、
    前記パケット送信装置から受信した前記マルチキャストパケットに付与されている識別情報のリストに基づいて、パケットロスした前記マルチキャストパケットの識別情報を検出し、当該識別情報を前記パケット送信装置に通知して、前記パケット送信装置から、当該パケットロスした前記マルチキャストパケットのペイロードが格納されたユニキャストパケットを受信する
    ことを特徴とするマルチキャストパケットの伝送方法。
JP2008047246A 2008-02-28 2008-02-28 ネットワークシステムおよびマルチキャストパケットの伝送方法 Pending JP2009206862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008047246A JP2009206862A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 ネットワークシステムおよびマルチキャストパケットの伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008047246A JP2009206862A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 ネットワークシステムおよびマルチキャストパケットの伝送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009206862A true JP2009206862A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41148690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008047246A Pending JP2009206862A (ja) 2008-02-28 2008-02-28 ネットワークシステムおよびマルチキャストパケットの伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009206862A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04207430A (ja) * 1990-11-30 1992-07-29 Nec Corp 同報ファイル転送システム
JPH10285161A (ja) * 1997-04-03 1998-10-23 Tec Corp 無線通信システムの無線通信方法
JPH11340991A (ja) * 1998-05-25 1999-12-10 Nec Corp マルチキャストを用いたネットワ−ク監視方式
JP2004040671A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Sharp Corp データ転送方法、通信システム、通信管理装置、通信管理プログラム、及び記録媒体
JP2004120137A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Toshiba Solutions Corp マルチキャスト配信システム、マルチキャスト配信方法およびマルチキャスト配信プログラム
JP2006060408A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット通信方法および無線局
JP2008042253A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Oki Electric Ind Co Ltd マルチキャスト通信システムおよび方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04207430A (ja) * 1990-11-30 1992-07-29 Nec Corp 同報ファイル転送システム
JPH10285161A (ja) * 1997-04-03 1998-10-23 Tec Corp 無線通信システムの無線通信方法
JPH11340991A (ja) * 1998-05-25 1999-12-10 Nec Corp マルチキャストを用いたネットワ−ク監視方式
JP2004040671A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Sharp Corp データ転送方法、通信システム、通信管理装置、通信管理プログラム、及び記録媒体
JP2004120137A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Toshiba Solutions Corp マルチキャスト配信システム、マルチキャスト配信方法およびマルチキャスト配信プログラム
JP2006060408A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット通信方法および無線局
JP2008042253A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Oki Electric Ind Co Ltd マルチキャスト通信システムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4740328B2 (ja) シンクサーバーを用いたメッセンジャー通知システム及びその方法
AU2004202814B2 (en) Communication Exchanging System Capable of Changing Forwarding Destination According to Notification of Presence Change of User
KR101297898B1 (ko) 통신 장치, 서버 장치 및 통신 제어 방법
JP2008516519A (ja) Ptシステムのサービス予約方法
US10362618B2 (en) Communication system, communication device, and method for reconnecting communication system
JP4722656B2 (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
JP4663413B2 (ja) 通信方法及び無線通信端末
JP2007150840A (ja) 通信装置、通信システム及び通信方法
JP4762662B2 (ja) Vpn接続システム及びvpn接続方法
JP6666179B2 (ja) ドアホン制御装置、ドアホンシステム及びドアホン制御方法
JP2006319809A (ja) 端末設定情報管理システムおよび端末設定情報管理方法
JP5429470B2 (ja) 電話システム、電話端末およびサーバ装置
JP2008257484A (ja) メール監視方法およびメール監視機能付き通信装置
JP2009206862A (ja) ネットワークシステムおよびマルチキャストパケットの伝送方法
JP5574080B2 (ja) Ip電話システムおよびip電話端末
JP2008278085A (ja) データ端末連動自動ログイン機能を有するip電話機
US10742512B2 (en) System and method for multicast mapping
JP5067543B2 (ja) Ip電話システム、子機装置および通信処理プログラム
JP5733498B2 (ja) 無線通信システム、通信システムへの離脱/接続方法、通信システムへの離脱/接続プログラムおよび通信システム
JP2008278267A (ja) 同報サーバ、同報通信システムおよびプログラム
JP5604729B2 (ja) Ip電話端末およびセッション確立方法
JP4765776B2 (ja) 電話システムおよび管理装置
JP4235818B2 (ja) VoIP装置、通信システムおよび通信制御方法
KR20090060718A (ko) 인터넷 망에서의 평판 정보를 이용한 sip 스팸 차단시스템 및 방법
JP2006270546A (ja) 中継装置、中継方法および中継プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20091021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120605