JP4722656B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、3以上の通信装置が互いに通信を行う通信システムにおいて用いられる通信装置及び通信方法に関する。
近年、携帯電話等の通信端末による通信の態様が多様化しており、回線交換による従来の音声通話に加え、IP(Internet Protocol)網を利用したパケット通信など新たな態様の通信が行われている。例えば、通信端末間でリアルタイムに文字をやりとりすることで会話を行う「チャットメール」がある(特許文献1参照)。チャットメールは、予め登録しておいたメンバー間でグループを形成し、このグループ内でリアルタイムに文字などのデータ通信を行う「グループ通信」と呼ばれる通信態様の1つである。
最近注目を集めているグループ通信の1つに、PoC(Push to Talk over Cellular)と呼ばれるものがある。PoCは、グループを形成する複数の通信端末同士がリアルタイム通信を行うことを可能にする技術である。PoCでは、送信側となる1つの通信端末から受信側となる複数の通信端末へ一斉にデータを送信することができる。
特開2003−174520号公報
しかし、PoCにおいては、例えば運転中で通信に参加したくない場合でも、送信側に拒否を伝えるためには、通信装置を直接操作しなければならない、という不利益があった。
また、運転中や会議中等、通信に参加できない場合でも、通信を自動的に拒否する設定ができず、PoCの主催者側からの通信の要求に対して必ず手動で返信する必要がある、という不利益があった。
更に、運転中或いは会議中等の理由から手動で通信の要求を拒否した場合に、PoCの主催者側に通信拒否の理由を伝えることができない、という不利益があった。
更に、例えば携帯電話機等の通信装置をマナーモード等、音が出ない設定にしていた場合でも、PoCの通信が開始された場合、音声による通話が始まってしまい、うるさいという不利益があった。
本発明は上述した不利益を解消するために、通信開始要求に対する処理を設定し自動で処理させることができる通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
上述した不利益を解消するために、第1の観点の発明の無線通信装置は、他の無線通信装置とサーバを介してグループ通信を行う無線通信装置であって、前記サーバと無線通信を行う通信部と、自装置の状態として、第1モード又は第2モードを予め設定可能な設定部と、前記設定部により設定されたモードを記憶する記憶部と、前記通信部にて他の無線通信装置から前記サーバを介して前記グループ通信の通信開始要求を受信すると、前記記憶部に記憶されたモードに従い、前記サーバに自動的に応答処理を行う自動応答部とを有し、前記自動応答部は、前記記憶部に前記第1モードが記憶されている場合には、前記通信開始要求に記載されるパラメータを用いて、前記通信部にて所定のインターネット上のアドレスにログインしてグループ通信を開始する通信開始処理を行い、前記記憶部に前記第2モードが記憶されている場合には、前記サーバを介してグループ通信に参加する他の複数の通信装置に対して通信拒否メッセージを送信した上で前記サーバとの通信を切断する通信拒否処理を行う。
更に好適には、前記グループ通信中に前記通信部により受信した音声データをテキストに変換する変換部と、前記テキストを表示する表示部と、を更に有し、前記記憶部に前記第1モードが記憶されている場合には、前記自動応答部が前記通信開始処理を行い、前記グループ通信中に、前記表示部が前記変換部により変換された前記テキストを表示する。
更に好適には、前記グループ通信中に前記通信部により受信した音声データを録音する録音部を更に有し、前記記憶部に前記第1モードが記憶されている場合には、前記自動応答部が前記通信開始処理を行い、前記グループ通信中に、前記録音部が前記音声データを録音する。
更に好適には、記自動応答部は、前記通信開始要求を送信した前記他の無線通信装置に対して、前記サーバを介し、前記記憶部に記憶されているモードに関する所定のメッセージを送信した後に、前記通信拒否処理を行う。
更に好適には、前記第1モードは、前記通信開始要求に対して音声での報知を行わず、音声以外の手段による報知を行うマナーモードであり、前記第2モードは、前記通信開始要求に対して報知を行わず、自動応答して運転中である旨を伝えるメッセージを送出した上で通信を終了するドライブモードである。
第2の観点の発明の無線通信方法は、他の無線通信装置とサーバを介してグループ通信を行う無線通信装置の無線通信方法であって、自装置の状態として、第1モード又は第2モードを予め設定可能な第1の工程と、設定されたモードを記憶部に記憶する第2の工程と、通信部にて前記サーバから他の無線通信装置からグループ通信の通信開始要求を受信する第3の工程と、前記通信開始要求を受信した際に、前記記憶部に前記第1モードが記憶されている場合には、前記通信開始要求に記載されるパラメータを用いて、前記通信部にて所定のインターネット上のアドレスにログインしてグループ通信を開始する通信開始処理を行う第4の工程と、前記通信開始要求を受信した際に、前記記憶部に前記第2モードが記憶されている場合には、前記サーバを介してグループ通信に参加する他の複数の通信装置に対して通信拒否メッセージを送信した上で前記サーバとの通信を切断する通信拒否処理を行う第の工程と、を具備する。
本発明によれば、通信開始要求に対する処理を設定し自動で処理させることができる通信装置及び通信方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の通信システムの構成の一例を示す図である。
本発明に係る通信システムは、例えば図1に示すように、3以上の通信端末(100−1、100−2、100−3…)と、通信サーバ装置200とを有する。
通信端末100−i(iは自然数を示す)は、例えば携帯電話機等の無線通信端末であり、基地局(300−1、300−2、300−3…)を介して通信網300に接続される。また、通信端末100−iは、通信網300に接続される通信サーバ装置200の制御にしたがってデータ通信を行う。本実施形態では、一例として、PoC(Push to Talk over Cellular)によるグループ通信を行うものとする。
このデータ通信において伝送されるデータには、例えば通話の音声や、画像、文字等のデータが含まれる。
本通信システムでは、3以上の通信端末(100−1、100−2、100−3…)のうち通信サーバ装置200によって送信を許可された1の通信端末が他の複数の通信端末へデータを送信することが可能である。データ送信を希望する通信端末100−iは、通信サーバ装置200に対して通信許可の要求を送信する。
また、通信端末100−iは、後述するように、通信サーバ装置200から提供される各種の情報を表示可能な表示部をそれぞれ有している。通信端末100−iが通信サーバ装置200に対して上述した通信許可を要求すると、通信システム内において現在通信許可を待っている通信端末に関する情報が通信サーバ装置200から通信端末100−iに送信される。通信端末100−iは、通信サーバ装置200からの情報を受信して表示部に表示する。
通信サーバ装置200は、3以上の通信端末(100−1、100−2、100−3…)によるPoCのグループ通信を管理する装置である。
通信サーバ装置200は、1の通信端末からPoCによるグループ通話の開始要求を受けると、その要求に応じて相手方の通信端末を呼び出し、通信セッションを確立する。
通信セッションの確立後、通信サーバ装置200は、1の通信端末から複数の通信端末へ送信されるデータを中継する。すなわち、送信側の通信端末から受信側の通信端末に宛てて送信されるデータを一旦受信し、これを受信側の通信端末へ転送する。
また、通信サーバ装置200は、各通信端末100−iの送信許可要求を受信し、各端末の送信許可要求を受け取った順にリスト化し、現在送信を行っている端末の送信が終わるたびにリスト上で次の端末の送信を順次許可する。
次に、本実施形態の通信端末100−iについて説明する。
図2は、通信端末100−iの構成の一例を示す図である。
通信端末100−iは、例えば図2に示すように、アンテナ1と、通信部2と、キー入力部3と、音声処理部4と、表示部5と、記憶部6と、制御部7と、テキスト変換部8と、録音部9とを有する。
通信部2は、通信網300の基地局(300−1、300−2…)との間の無線通信に関する処理を行う。例えば、制御部7から供給される送信データに所定の変調処理を施して無線信号に変換し、アンテナ1から送出する。また、アンテナ1において受信される基地局からの無線信号に所定の復調処理を施して受信データに変換し、制御部7に出力する。
通信端末100−iは、この通信部2を介して通信網300に接続された通信サーバ装置200や他の端末と通信を行う。
キー入力部3は、通信端末にユーザの支持を入力するための装置である。例えば数字キー、文字キー、矢印キー、決定キーなど、各種の機能を持ったキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容を電気信号に変換して制御部7に出力する。
また、キー入力部3には、PoCにおいて送信と受信を切り替えるためのキー(送信キー)が設けられている。ユーザがこの送信キーを操作すると、通信サーバ装置200に対する送信許可要求が通信部2から送信される。
音声処理部4は、スピーカやマイクロフォンにおいて入出力される音声信号を処理する。すなわち、マイクロフォンから入力される音声信号に増幅、アナログ−デジタル変換、符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部7に出力する。また、制御部7から供給される音声データに復号化、デジタル−アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカに出力する。
表示部5は、例えば液晶表示パネルや有機ELパネル等の表示デバイスを用いて構成されており、制御部7から供給される画像データに応じた画像を表示する。例えば、発信時における発信先の電話番号や、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、待ち受け画面、日付、時刻、バッテリ残量等を表示する。
また、表示部5は、PoCによるグループ通信を行っている場合、通信サーバ装置200から送られてくる各種の情報や通知を表示する。例えば、グループ通信に参加している通信端末の一覧や、送信許可を待っている通信端末の情報、1つの通信端末から他の端末へ発せられる要求やメッセージ、この要求やメッセージ等に対する別の通信端末の応答等を表示する。
記憶部6は、制御部7の処理で利用される各種のデータや、制御部7の処理結果のデータを記憶する。例えば、制御部7のコンピュータ・プログラムや、その処理に用いる定数データ、処理過程で一時的に保持する必要がある変数データ等を記憶する。
また、記憶部6は、制御部7の処理における各種の設定を記憶する。各種の設定については、後に詳述する。
制御部7は、通信端末の全体的な動作にかかわる種々の処理を行う。
例えばグループ通信に関する処理として、PoCにおける所定のプロトコルに従った音声通話やデータ通信が適切に行われるように、音声処理部4における音声の入出力、キー入力部3からの文字データの入力、表示部5における情報の表示、通信部2におけるデータの送受信等を制御する。
また、制御部7は、例えば、記憶部6に格納されたプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーション等)に基づいて処理を実行するコンピュータを有しており、プログラムに従って上述した処理を実行する。
また、制御部7は、テキスト変換部8が音声データをテキスト化する処理や、録音部9が音声データを録音する際の処理の制御を行う。
制御部7は、PoCの処理に関する処理ブロックとして、送信制御部71と、受信制御部72と、表示制御部73と、自動応答部74、設定選択部75とを有する。
送信制御部71は、PoCのグループ通信の際に、通信部2からデータを送信する処理を行う。例えば、キー入力部3においてPoCの送信キーが押されると、通信サーバ装置200に対する送信許可の要求を通信部2から送信する。
受信制御部72は、PoCのグループ通信の際に、通信部2においてデータを受信する処理を行う。例えば、上述した送信許可の要求を通信部2から送信した後、通信サーバ装置200から送信される送信予約リスト情報(通信システム内で送信許可を待つ通信端末に関する情報等)を通信部2において受信する。
表示制御部73は、表示部5における情報の表示に係わる制御を行う。例えば、PoCによるグループ通信時に通信サーバ装置200から受信した各種の情報や通知を表示部5に表示する。
自動応答部74は、PoCのグループ通信の際、他の通信端末の通信開始要求に対し、ユーザが例えば運転中等の理由で返信を行えない場合等に、設定選択部75による設定の通りに自動的に応答を行う。
設定選択部75は、他の通信端末の通信開始要求に対し、自動応答部74が自動応答する内容を予めユーザが設定し記憶部6に記憶した設定の中から選択し決定する。
テキスト変換部8は、通信サーバ装置200から送信されてくる音声データをテキスト化する。音声データをテキスト化する方法については本実施形態では限定せず、どのような方法でテキスト化を行ってもよい。
録音部9は、通信サーバ装置200から送信されてくる音声データを録音し記憶する。録音を行う際にはアナログ−デジタル変換、符号化等換や符号化等の処理を行ってもよい。本実施形態では音声データの録音方法については限定しない。どのような方法で録音を行ってもよい。
なお、上述したテキスト変換部8や録音部9は、図7に示すように、制御部7から独立したハードウェアにて動作してもよいし、また、制御部7上でソフトウェアとして動作し処理を行うように構成してもよい。
以下、制御部7の行うPoC処理の各種設定について説明する。
<ドライブモード処理>
ドライブモードは、この設定をONしておけば、自動車を運転しているときに音声着信が発生したとき等に、音声処理部3における呼び出し音を報知せずに、当該着信に対して自動応答して運転中である旨を伝えるメッセージを送出した上で通信を終了し、運転に対して影響を与えることを回避する機能として一般に知られている。通信端末100-iがこのようなドライブモードの機能を備えていて、設定されている場合のPoC処理について説明する。
なお、ドライブモードという名称は一例であり、実際には他の名称を使用してもよい。
ドライブモードに設定されている場合の通信端末100−iの動作例を、図面を参照して説明する。なお、キー入力部3によりドライブモード設定の操作がなされると、制御部7は記憶部6にドライブモードを設定する旨を記憶させることにより、ドライブモード設定を行うことは言うまでもない。
図3は、ドライブモードにおける通信端末100−iの動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
通信部2が、他の通信端末からの通信開始要求を通信サーバ装置200から受信する。
ステップST2:
自動応答部74は、「現在ドライブモード中であるため通信できません」という旨のメッセージを、通信開始要求を送信した通信端末に対して自動的に返信することにより、他の通信端末からの通信開始要求に対し自動的に通信拒否処理を行い、同時に他の通信端末に対し通信できない理由を通知することができる。このメッセージは一例であり、実際には、例えば、ユーザが事前に設定し記憶部6に記憶したメッセージを自動的に返信してもよい。
ステップST3:
自動応答部74は、自動的に通信サーバ装置200との通信を切断し、PoC処理を終了する。
以上説明したように、ドライブモードにおいては、他の通信端末からのPoCのグループ通信開始要求に対し、通信不可であることを示すメッセージを送信し、自動的に通信開始要求を拒否する(通信サーバ装置200との通信を切断する)。このため、通信化開始要求に対して自ら操作を行うことなく、都合が悪いときには自動的に通信を切断でき、同時に通信を切断した理由を他の端末に対し伝えることができる。
<マナーモード処理>
次に、マナーモードは、設定がONされていれば、音声着信が発生したとき等に、音声処理部3における呼び出し音の出力を行わず、代わりに図示しないバイブレータ等の振動報知部で振動を発生させることにより、当該着信に対して呼び出し音を出力せずに着信の発生を報知できるため、周囲の人々に迷惑をかけないように用いられる機能として一般に知られている。通信端末100-iがこのようなマナーモードの機能を備えていて、設定されている場合のPoC処理について説明する。
なお、マナーモードという名称は一例であり、他の名称でもよい。
マナーモードに設定されている場合の通信端末100−iの動作例を、図面を参照して説明する。なお、マナーモードの設定操作に関しては、ドライブモードの設定のときと同じように、キー入力部3によりマナーモード設定の操作がなされると、制御部7は記憶部6にマナーモードを設定する旨を記憶させることにより、マナーモード設定を行うことは言うまでもない。
図4は、マナーモードにおける通信端末100−iの動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
通信部2が、他の通信端末からの通信開始要求を通信サーバ装置200から受信する。
ステップST12:
自動応答部74は、「現在マナーモード中です」という旨のメッセージを、通信開始要求を送信した通信端末に対して自動的に返信する。このメッセージは一例であり、実際には、例えば、ユーザが事前に設定し記憶部6に記憶したメッセージを自動的に返信してもよい。このときに、音声処理部3での鳴動を行わなければ、振動報知部での振動により通信開始要求を受信したことを報知してもよい。
ステップST13:
その後、自動応答部74は、自動的に通信サーバ装置200との通信を行い、PoC処理を開始する。すなわち、通信開始要求に含まれるアドレス等のパラメータを基に、通信サーバ装置200にログインする。
ステップST14:
そして、テキスト変換部8は、通信サーバ装置200から受信した他の通信端末の発した音声データをテキストデータに変換し、表示部5に表示する。
ステップST15:
更に、録音部9は、通信サーバ装置200から受信した他の通信端末の発した音声データを録音し、記憶する。
ステップST16:
制御部7は、通信サーバ装置200との通信を切断し、PoC処理を終了する。
以上説明したように、マナーモードにおいては、他の通信端末からのPoCのグループ通信開始要求に対し、マナーモード中であることを他の通信端末に伝え、他の通信端末の発する音声データをテキストに変換し表示する、音声データを録音し後でゆっくり聞くことができるようにする、等の処理を行う。このため、例えば周りに人が大勢いて音声によるPoCに参加できないような場合でも、表示部5にPoCのグループ通話の内容がテキスト表示されるので会話の内容を知ることができ、また録音部9にグループ通話の内容が録音されるため、マナーモードを解除できる状況になってからゆっくりグループ通話の内容を確認することができる。
なお、本実施形態のマナーモードではテキスト変換部8による音声メッセージのテキスト変換と、録音部9による音声メッセージの録音が両方行われることになっているが、本発明では両方が必ずしも行われる必要は無く、どちらか一方だけでもよい。また、上述した図4に示すフローチャートでは、録音部9による録音よりもテキスト変換部8によるテキスト変換の方が先に行われているが、本発明ではこれに限定されず、例えば、テキスト変換処理よりも録音処理の方が先に行われてもよいし、これらの処理が同時に行われてもよい。
次に、全体を通した通信端末100−iの動作例について説明する。
図5は、他の通信端末からの通信開始要求を受信した場合の通信端末100−iの動作例を示すフローチャートである。
ステップST21:
通信部2が、自端末宛ての呼び出しを通信網300から受信し、この呼び出しが他の通信端末または通信サーバ装置200からのPoC通信の通信開始要求であった場合はST22に進み、その他の呼び出しであった場合は従来どおりであるため省略する。
なお、通信サーバ装置200経由で他の通信端末装置から通信開始要求が送付されるようなシステムの場合は、受信した呼び出しの送付元を参照したり、受信した呼び出しの内容に通信サーバ装置200へのログインに用いるパラメータが記載されているか、等の多様な手法により本発明で言う通信開始要求なのか、通常の回線交換による音声通話目的の着信なのか、メール受信なのかを判断すればよい。
ステップST22:
設定選択部75は、現在の通信端末100−iがドライブモード中であるか否かを記憶部6を参照して判断し、ドライブモード中であればステップST23に、そうでなければステップST24に進む。
ステップST23:
設定選択部75は、前述したドライブモード処理を行うことを決定し、自動応答部74は図3に示したようなドライブモード中の処理を実行する。
ステップST24:
設定選択部75は、現在の通信端末100−iがマナーモード中であるか否かを記憶部6を参照して判断し、マナーモード中であればステップST25に、そうでなければステップST26に進む。
ステップST25:
設定選択部75は、前述したマナーモード処理を行うことを決定し、自動応答部74は図4に示したようなマナーモード中の処理を実行する。
ステップST26:
制御部7は、PoC通信に関する通信開始要求を受信したことを表示部5での表示、音声処理部3での鳴動、振動報知部での振動により報知し、ユーザにPoC通信を開始するか否かを決定させ、開始しないとキー入力部3により入力された場合はステップST27に、開始するとキー入力部3により入力された場合はステップST28に進む。
ステップST27:
制御部7は、通信を切断しPoC処理を終了する。
ステップST28:
制御部7は、ユーザの決定に応じて、通信開始要求に対して返信しPoC通信を開始する。
ステップST29:
設定選択部75は、先述したような音声データのテキスト変換を自動的に行うモードが単独で設定されているか否かを記憶部6を参照して判断し、そうである場合にはステップST30に、そうでない場合にはステップST31に進む。
ステップST30:
テキスト変換部8は、通信サーバ装置200から受信した他の通信端末の発した音声データをテキストデータに変換し、表示部5に表示する。
ステップST31:
設定選択部75は、前述したような音声データの録音を自動的に行うモードが単独で設定されているか否かを記憶部6を参照して判断し、そうである場合にはステップST32に、そうでない場合にはステップST33に進む。
ステップST32:
録音部9は、通信サーバ装置200から受信した他の通信端末の発した音声データを録音し、記憶する。
ステップST33:
制御部7は、他の通信端末との音声によるPoC通信を行う。
ステップST34:
制御部7は、PoC通信が終了したら、通信サーバ装置200との通信を切断する。
以上説明したように、本実施形態の通信端末100−iによれば、ドライブモードやマナーモード等の設定に従って、他の通信端末からの通信開始要求に対し自動的に応答することができ、ドライブモードやマナーモード以外にも、自動的にテキスト変換を行うモードや自動的に録音を行うモードを選択することができるため、予め設定しておくことにより通信開始要求を受信した際に設定に応じて自動で処理することができる。
特に、PoC通信は、各通信端末が通信サーバ装置200にインターネット経由でログインし、各種データは、いわゆるVoIP通信のように音声をパケット形式で各通信端末間にてやり取りされることになる。すなわち、PoC通信は、通常の回線交換による音声通話とは異なり、音声が送受されるにもかかわらず、通信部2にとってはインターネット接続と同等のプロトコル処理がなされる。よって、通常の音声着信を想定して構築されたドライブモードやマナーモードのような各種モードの設定は、PoC通信にまでは対応しきれていなかった。しかし、本発明により対応可能とすることができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、ドライブモード処理の場合はメッセージの送信後に自動で通信終了を行い、マナーモード処理の場合はメッセージの送信後に自動で通信を開始して受信音声のテキスト化・録音を行うように構成したが、ドライブモードの場合であっても自動で通信を開始して受信音声のテキスト化・録音を行ったり、マナーモード処理の場合であっても自動で通信終了したりするよう構成してもよい。更に、このような変更をユーザが予め選択できるようにしておくことも考えられる。
また、上述した実施形態では、PoCによるグループ通信に本発明を適用する例を説明しているが、本発明はこれには限定されず、1対多のデータ通信を行う他の種々のグループ通信にも適用可能である。
本発明の通信端末は携帯電話機に限定されない。例えば、PDA(personal digital assistants)や携帯型ゲーム機等、通信機能を有する端末装置に広く本発明は適用可能である。
図1は、本実施形態の通信システムの構成の一例を示す図である 図2は、通信端末100−iの構成の一例を示す図である。 図3は、ドライブモードにおける通信端末100−iの動作例を説明するためのフローチャートである。 図4は、マナーモードにおける通信端末100−iの動作例を説明するためのフローチャートである。 図5は、他の通信端末からの通信開始要求を受信した場合の通信端末100−iの動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…アンテナ、2…通信部、3…キー入力部、4…音声処理部、5…表示部、6…記憶部、7…制御部、71…送信制御部、72…受信制御部、73…表示制御部、74…自動応答部、75…設定選択部、8…テキスト変換部、9…録音部、100…通信端末、
200…通信サーバ装置、300…通信網

Claims (6)

  1. 他の無線通信装置とサーバを介してグループ通信を行う無線通信装置であって、
    前記サーバと無線通信を行う通信部と、
    自装置の状態として、第1モード又は第2モードを予め設定可能な設定部と、
    前記設定部により設定されたモードを記憶する記憶部と、
    前記通信部にて他の無線通信装置から前記サーバを介して前記グループ通信の通信開始要求を受信すると、前記記憶部に記憶されたモードに従い、前記サーバに自動的に応答処理を行う自動応答部と
    を有し、
    前記自動応答部は、前記記憶部に前記第1モードが記憶されている場合には、前記通信開始要求に記載されるパラメータを用いて、前記通信部にて所定のインターネット上のアドレスにログインしてグループ通信を開始する通信開始処理を行い、前記記憶部に前記第2モードが記憶されている場合には、前記サーバを介してグループ通信に参加する他の複数の通信装置に対して通信拒否メッセージを送信した上で前記サーバとの通信を切断する通信拒否処理を行う
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記グループ通信中に前記通信部により受信した音声データをテキストに変換する変換部と、
    前記テキストを表示する表示部と、
    を更に有し、
    前記記憶部に前記第1モードが記憶されている場合には、前記自動応答部が前記通信開始処理を行い、前記グループ通信中に、前記表示部が前記変換部により変換された前記テキストを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記グループ通信中に前記通信部により受信した音声データを録音する録音部
    を更に有し、
    前記記憶部に前記第1モードが記憶されている場合には、前記自動応答部が前記通信開始処理を行い、前記グループ通信中に、前記録音部が前記音声データを録音する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 記自動応答部は、前記通信開始要求を送信した前記他の無線通信装置に対して、前記サーバを介し、前記記憶部に記憶されているモードに関する所定のメッセージを送信した後に、前記通信拒否処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1モードは、前記通信開始要求に対して音声での報知を行わず、音声以外の手段による報知を行うマナーモードであり、
    前記第2モードは、前記通信開始要求に対して報知を行わず、自動応答して運転中である旨を伝えるメッセージを送出した上で通信を終了するドライブモードである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 他の無線通信装置とサーバを介してグループ通信を行う無線通信装置の無線通信方法であって、
    自装置の状態として、第1モード又は第2モードを予め設定可能な第1の工程と、
    設定されたモードを記憶部に記憶する第2の工程と、
    通信部にて前記サーバから他の無線通信装置からグループ通信の通信開始要求を受信する第3の工程と、
    前記通信開始要求を受信した際に、前記記憶部に前記第1モードが記憶されている場合には、前記通信開始要求に記載されるパラメータを用いて、前記通信部にて所定のインターネット上のアドレスにログインしてグループ通信を開始する通信開始処理を行う第4の工程と、
    前記通信開始要求を受信した際に、前記記憶部に前記第2モードが記憶されている場合には、前記サーバを介してグループ通信に参加する他の複数の通信装置に対して通信拒否メッセージを送信した上で前記サーバとの通信を切断する通信拒否処理を行う第の工程と、
    を具備することを特徴とする無線通信方法。
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