JP2009204482A - 放射線画像撮影装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも増幅部又は処理部の温度を検出するとともに、良好な画像を確実且つ容易に得ることを可能にする。
【解決手段】放射線画像撮影装置20を構成する放射線固体検出器26は、保護ケース36の各部位の温度を検出するサーミスタ72a〜72eを備え、前記サーミスタ72a〜72eによる検出温度に基づいて、温度制御部74は、ペルチェ素子76の制御を行う。温度制御部74は、被写体に放射線が照射される際、及び放射線固体検出器26から電気信号が読み出される際、サーミスタ72a〜72eへの電源の供給を停止する制御部として機能する。
【選択図】図6

Description

本発明は、被写体の放射線画像情報を電気信号に変換して撮影する放射線画像撮影装置及びその制御方法に関する。
例えば、医療分野においては、放射線源から放射線を被写体(患者)に照射し、被写体を透過した放射線を放射線画像検出器で検出して放射線画像情報を取得する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。
放射線画像検出器としては、複数の光電変換素子及び薄膜トランジスタ(TFT)が配設される方式や光読み出し方式の他、光変換方式又は直接変換方式の放射線固体検出器等が使用されている。
特に、最近注目されているDR(Digital Radiography)方式では、放射線を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質を用いたフラットパネル型放射線検出器(FPD:Flat Panel Detector)(以下、デバイスという)と、前記デバイスから出力された微小な電気信号(電荷)を増幅する増幅器(以下、ASICという)と、増幅された前記電気信号を処理する処理部(例えば、A/D変換器)とを備えている。
上記の方式は、従来のCR(Computed Radiography)方式と比較して、扱われる電荷が微小であるため、デバイスやASICのわずかな温度変化が出力画像に影響を与えてしまう。このため、デバイスやASICの温度変化に対して、安定した出力画像を得ることが望まれている。
そこで、特に増幅器の温度変化に対して安定した画像信号の取得を図るために、例えば、特許文献1に開示された放射線撮像装置が知られている。この放射線撮像装置は、図9に示すように、光電変換素子とTFTとを内包する変換手段である画素が複数形成されたガラスを材質とするセンサ基板1を備えており、このセンサ基板1には、蛍光体2が積層されている。
センサ基板1に接続されるフレキシブル基板3には、増幅手段である検出用集積回路ICが実装されるとともに、前記フレキシブル基板3が信号処理回路基板4に接続されている。ICには、このIC自体が発する熱量を放熱する冷却フィン5が熱伝達部材6を介装して配設されている。冷却フィン5は、フレキシブル基板3のICを実装した面とは逆の面に弾性体7及び固定板8を配設した状態で、スリーブ9によって保持されている。
また、特許文献2に開示された放射線検出器では、FPD本体の温度を検出する温度センサと、この温度センサの検出温度に応じて、前記FPD本体を所望の温度とするように制御する温度コントローラと、この温度コントローラの制御下で、前記FPD本体を冷却あるいは加熱する温度保持部と、前記温度保持部による冷却あるいは加熱の効果を促進させるためのファンとを備えている。
さらに、特許文献3に開示された放射線撮影装置では、放射線を発生する放射線発生手段と、該放射線発生手段から発生し被写体を透過した放射線を検出する放射線検出手段と、該放射線検出手段からの出力を前記被写体の放射線画像として表示する画像表示手段とを備え、前記放射線検出手段は複数の光電変換素子を二次元的に配置してなる放射線検出面と、該放射線検出面からの出力を増幅する検出用集積回路と、該検出用集積回路からの出力を処理する信号処理手段とを有する放射線撮影装置において、前記放射線検出面の周辺には、前記検出用集積回路又は前記信号処理手段で発生した熱が前記放射線検出面に伝達することを遮断する断熱手段を設けている。
特開2002−22841号公報 特開2003−14860号公報 特開2000−116633号公報
ところで、上記の特許文献1〜3では、温度を一定化することにより、検出特性の安定化を図ることを目的としている。従って、通常、デバイス、ASIC及びA/D変換器等の温度を検出するために、温度検出手段として、例えば、サーミスタが用いられている。
しかしながら、FPDでは、極めて微少な電荷を扱っており、例えば、デバイスからASICに電気信号が読み出される際、流れる電流は、pA(ピコアンペア)〜nA(ナノアンペア)の範囲であるのに対して、サーミスタの駆動時に流れる電流は、相当に大きく、例えば、数百μA(マイクロアンペア)〜mA(ミリアンペア)の範囲である。
このため、デバイス、ASIC、A/D変換器等は、サーミスタの駆動により発生する電磁場の影響を受け易く、安定した画像を得ることができないおそれがある。これにより、A/D変換後の信号を画像として表示すると、その画像にアーチファクトが形成されてしまい、良好な画像を得ることができないという問題がある。
本発明は、前記の不具合に鑑みなされたものであり、少なくとも増幅部又は処理部の温度を検出する温度検出部を設けるとともに、前記温度検出部に影響されることがなく、良好な画像を確実且つ容易に得ることが可能な放射線画像撮影装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、被写体の放射線画像情報を電気信号に変換する放射線画像検出器と、前記放射線画像検出器により変換された前記電気信号を増幅する増幅部と、増幅された前記電気信号を処理する処理部と、少なくとも前記増幅部又は前記処理部の温度を検出する温度検出部とを備える放射線画像撮影装置に関するものである。
この放射線画像撮影装置は、少なくとも被写体に放射線が照射される際又は放射線画像検出器から電気信号が読み出される際、温度検出部への電源の供給を停止する制御部を備えている。
また、増幅部は、複数のICを有するとともに、各IC毎に温度検出部が配設されることが好ましい。
さらに、増幅部は、複数のICを有するとともに、処理部は、複数の前記ICに対して1つ又は一対に構成され、前記処理部又は前記処理部毎に温度検出部が配設されることが好ましい。
さらにまた、少なくとも放射線画像検出器、増幅部又は処理部には、温度調整部が配設されることが好ましい。
また、本発明は、被写体の放射線画像情報を電気信号に変換する放射線画像検出器と、前記放射線画像検出器により変換された前記電気信号を増幅する増幅部と、増幅された前記電気信号を処理する処理部と、少なくとも前記増幅部又は前記処理部の温度を検出する温度検出部とを備える放射線画像撮影装置の制御方法に関するものである。
この制御方法は、少なくとも被写体に放射線が照射される際、又は放射線画像検出器から電気信号が読み出される際、温度検出部への電源の供給を停止する第1の工程と、前記第1の工程以外で、前記温度検出部に電源を供給して少なくとも増幅部又は処理部の温度を検出する第2の工程とを有している。
さらに、増幅部は、複数のICを有するとともに、各IC毎に温度検出部により温度の検出を行うことが好ましい。
さらにまた、増幅部は、複数のICを有するとともに、処理部は、複数の前記ICに対して1つ又は一対に構成され、前記処理部又は前記処理部毎に温度検出部により温度の検出を行うことが好ましい。
また、少なくとも放射線画像検出器、増幅部又は処理部に対し、温度調整部により温度調整処理を行うことが好ましい。
本発明によれば、放射線の照射時や放射線画像検出器からの電気信号の読み出し時のように、電磁場の変化が画像に影響を与える作業が行われる間には、温度検出部への電源の供給が停止されている。これにより、得られる被写体の画像にアーチファクトが形成されることがなく、高品質な画像を確実且つ容易に得ることが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る放射線画像撮影装置20の構成ブロック図である。
放射線画像撮影装置20は、放射線Xを発生させて被写体22に照射する放射線発生装置24と、前記被写体22を透過した放射線Xを検出する放射線固体検出器(放射線画像検出器)26と、前記放射線発生装置24及び前記放射線固体検出器26を制御する制御装置28と、前記被写体22に対する放射線Xの照射線量等の撮影条件を前記制御装置28に設定するコンソール30と、前記放射線固体検出器26から読み出した該被写体22の放射線画像情報に対して所定の画像処理を施す画像処理装置32と、処理された放射線画像情報を表示する表示装置34とを備える。
図2は、放射線固体検出器26の概略構成斜視図である。放射線固体検出器26は、保護ケース36に収納され、被写体22を透過した放射線Xに係る放射線画像情報を二次元の電荷情報として蓄積するセンサ基板38と、前記センサ基板38を構成する各画素に接続されるゲート線を駆動するゲート線駆動回路を構成する複数の駆動用IC40と、駆動状態にあるゲート線が接続される各画素より信号線を介して電荷情報を読み出す信号読出回路を構成する複数の読出用IC42とを備える。
図3は、放射線固体検出器26の回路構成ブロック図である。放射線固体検出器26は、センサ基板38と、複数の駆動用IC40からなるゲート線駆動回路44と、複数の読出用IC42からなる信号読出回路46と、前記ゲート線駆動回路44及び前記信号読出回路46を制御するタイミング制御回路48とを備える。
センサ基板38は、放射線Xを感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層51を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)52のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量53に蓄積した後、各行毎に前記TFT52を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図3では、光電変換層51及び蓄積容量53からなる1つの画素50と1つのTFT52との接続関係のみを示し、その他の画素50の構成については省略している。
なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。各画素50に接続されるTFT52には、行方向と平行に延びるゲート線54と、列方向と平行に延びる信号線56とが接続される。各ゲート線54は、ゲート線駆動回路44に接続され、各信号線56は、信号読出回路46に接続される。
図4は、複数の読出用IC42によって構成される信号読出回路46の詳細ブロック図である。信号読出回路46は、センサ基板38の各信号線56に接続される電荷検出回路57を備える。複数の電荷検出回路57は、タイミング制御回路48からのタイミング制御信号に基づき、信号線56の1つに接続されている画素50を選択するマルチプレクサ60と、選択された画素50から読み出した放射線画像情報をデジタル信号としての画像信号に変換し、画像処理装置32に送信するA/D変換器(処理部)62とに接続される。
電荷検出回路57は、信号線56から供給される電荷情報を積分し電圧信号として検出するもので、増幅部であるオペアンプ(積分アンプ)66、積分コンデンサ68及びスイッチ70を備える。オペアンプ66の反転入力端子には、信号線56が接続され、オペアンプ66の非反転入力端子には、基準電圧Vbが供給される。
図5に示すように、センサ基板38の両端には、信号線56を有する複数のフレキシブル基板77が接続される。一方(図5中、右側)の各フレキシブル基板77は、一方のA/D変換器62に接続されるとともに、他方(図5中、左側)の各フレキシブル基板77は、他方のA/D変換器62に接続される。各フレキシブル基板77には、電荷検出回路57が配設される。
センサ基板38の近傍、前記センサ基板38と電荷検出回路57との間、前記電荷検出回路57の近傍、前記電荷検出回路57とA/D変換器62との間、及び前記A/D変換器62の近傍には、温度検出部として、例えば、サーミスタ72a〜72eが配設される。
図6に示すように、放射線固体検出器26は、サーミスタ72a〜72eの検出温度に応じて、所定の部位(後述する)を所望の温度に制御する温度制御部74と、この温度制御部74の制御下に、センサ基板38、読出用IC42又はA/D変換器62の少なくともいずれかを冷却あるいは加熱する温度調整部、例えば、ペルチェ素子76と、前記ペルチェ素子76による冷却あるいは加熱の効果を促進させるためのファン78と、FPD用電源79とを備えている。なお、ペルチェ素子76は、温度調整を行う部分に対応して、例えば、センサ基板38、読出用IC42及びA/D変換器62の近傍に配置される。
制御装置28は、温度設定部80を備え、この温度設定部80には、目標温度の上限値及び下限値が予め記憶されており、サーミスタ72a〜72eの検出値と、前記目標温度の上限値及び下限値とを比較することにより、ペルチェ素子76の冷却動作、加熱動作又は停止の制御が行われる。
温度制御部74は、少なくとも被写体22に放射線Xが照射される際、又はセンサ基板38から電気信号が読み出される際(本実施形態では、両方)、サーミスタ72a〜72eへの電源の供給を停止する一方、上記の処理以外に際しては、前記サーミスタ72a〜72eに電源を供給して保護ケース36の所定の部位、すなわち、センサ基板38、読出用IC42及びA/D変換器62(以下、単に保護ケース36ともいう)の温度検出するための制御部として機能する。
保護ケース36は、稼働時に放射線検出感度等を良好に保つために、所定の温度に保つことが必要であるとともに、非稼働時には、画素50の膜剥離を阻止するために所定の温度範囲に保持する必要がある。
図7には、稼働時における保護ケース36の保持温度の一例が示されている。目標温度T1(例えば、30℃)に対して、温度制御部74は、ペルチェ素子76を動作させることにより、±ΔTの範囲内に前記保護ケース36を保持するように制御する。
図8には、非稼働時の保護ケース36の保持温度の一例が示されている。保持温度は、非稼働時の下限目標温度T2(例えば、10℃)と上限目標温度T3(例えば、40℃)との間に設定され、温度制御部74は、ペルチェ素子76を動作制御させることによって、前記目標温度T2〜T3の温度範囲内に保護ケース36を保持する。
本実施形態の放射線画像撮影装置20は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
先ず、図1に示すように、コンソール30を用いて、被写体22に係るID情報、撮影条件等の設定が行われる。この場合、ID情報には、被写体22の氏名、年齢、性別等の情報があり、被写体22が所持するIDカードから取得することもできる。また、撮影条件としては、医師によって指示された撮影部位、撮影方向等の情報に加え、撮影部位に応じた放射線Xの照射線量があり、ネットワークに接続された上位の装置から取得し、あるいは、コンソール30から放射線技師が入力することが可能である。
次に、放射線固体検出器26に対して被写体22の撮影部位を位置決めした後、制御装置28は、設定された撮影条件に従って放射線発生装置24を制御し、放射線Xを前記被写体22に照射する。被写体22を透過した放射線Xは、放射線固体検出器26のセンサ基板38を構成する各画素50の光電変換層51によって電気信号に変換され、蓄積容量53に電荷として蓄積される(図3)。
次いで、各蓄積容量53に蓄積された被写体22の放射線画像情報である電荷情報は、タイミング制御回路48からゲート線駆動回路44及び信号読出回路46に供給されるタイミング制御信号に従って、読み出される。
すなわち、ゲート線駆動回路44は、タイミング制御回路48からのタイミング制御信号に従ってゲート線54の1つを選択し、選択されたゲート線54に接続されている各TFT52のベースに駆動信号を供給する。一方、信号読出回路46は、タイミング制御回路48からのタイミング制御信号に従い、電荷検出回路57に接続されている信号線56をマルチプレクサ60により行方向に順次切り替えながら選択する。
選択されたゲート線54及び信号線56に対応する画素50の蓄積容量53に蓄積された放射線画像情報に係る電荷情報は、図4に示すように、オペアンプ66及び積分コンデンサ68によって積分された後、マルチプレクサ60を介してA/D変換器62に供給され、デジタル信号である画像信号として画像処理装置32に供給される。
行方向に配列された各画素50から画像信号が読み出された後、ゲート線駆動回路44は、列方向の次のゲート線54を選択して駆動信号を供給し、信号読出回路46は、選択されたゲート線54に接続されたTFT52から同様にして画像信号を読み出す。以上の動作を繰り返すことにより、センサ基板38に蓄積された二次元の放射線画像情報が読み出され、画像処理装置32に供給される。
この場合、本実施形態では、放射線画像撮影装置20が稼動している際には、保護ケース36の温度、すなわち、センサ基板38、読出用IC42及びA/D変換器62の温度(少なくともセンサ基板38、読出用IC42又はA/D変換器62のいずれかの温度でも良い)が、図7に示すように、目標温度T1に近似するように制御されている。
その際、図6に示すように、制御装置28では、サーミスタ72a〜72eに電源が供給されることにより、前記サーミスタ72a〜72eを介してセンサ基板38、読出用IC42及びA/D変換器62の温度が検出されている。そして、温度制御部74は、この検出温度に基づいてペルチェ素子76の冷却動作、加熱動作又は停止処理の制御が行われている。
ここで、サーミスタ72a〜72eの駆動時に流れる電流は、例えば、数百μA〜mAの範囲であるのに対し、例えば、センサ基板38から読出用IC42に電気信号が読み出される際に流れる電流は、相当に小さく、pA〜nAの範囲である。このため、温度制御部74は、電磁場の変化が画像に影響を与える作業、すなわち、センサ基板38に被写体22の放射線Xが照射される際、及び前記センサ基板38から電気信号が読み出される際、サーミスタ72a〜72eへの電源の供給を停止する。
これにより、画像処理装置32に供給される放射線画像情報は、画像にアーチファクトが形成されることがなく、高品質な画像を確実且つ容易に得ることが可能になるという効果が得られる。
また、上記の作業以外では、温度制御部74は、サーミスタ72a〜72eに電源を供給して保護ケース36の温度検出が行われるため、放射線画像撮影装置20を良好に稼動することができる。なお、放射線固体検出器26は、15℃〜35℃の温度範囲内に温度制御されており、この温度範囲内においてのみ、放射線Xの照射や電気信号の読み出しが行われる。
また、例えば、保護ケース36、読出用IC42及びA/D変換器62には、他の設備(サーミスタ72a〜72eを除く)からの電磁波の影響を排除するために、図示しないシールド手段を施すことが好ましい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、ペルチェ素子76は、各読出用IC42毎に設けて温度制御を行うほか、複数の読出用IC42毎に設けてもよい。
また、照射された放射線Xを直接電荷情報に変換する放射線固体検出器26等に代えて、シンチレータによって放射線Xを一旦可視光に変換し、その可視光を電荷情報に変換する構成からなる放射線検出器を利用することもできる。
本発明の実施形態に係る放射線画像撮影装置の構成ブロック図である。 図1に示す放射線固体検出器の概略構成図である。 前記放射線固体検出器の回路構成ブロック図である。 図3に示す信号読出回路の詳細ブロック図である。 前記放射線固体検出器に配置される温度センサの説明図である。 前記放射線画像撮影装置のブロック図である。 稼動時の温度制御説明図である。 非稼動時の温度制御説明図である。 特許文献1に係る放射線画像検出器の概略構成図である。
符号の説明
20…放射線画像撮影装置 22…被写体
24…放射線発生装置 26…放射線固体検出器
28…制御装置 32…画像処理装置
36…保護ケース 38…センサ基板
40…駆動用IC 42…読出用IC
44…ゲート線駆動回路 46…信号読出回路
50…画素 51…光電変換層
52…TFT 57…電荷検出回路
62…A/D変換器 72a〜72e…サーミスタ
74…温度制御部 76…ペルチェ素子
77…フレキシブル基板 80…温度設定部

Claims (8)

  1. 被写体の放射線画像情報を電気信号に変換する放射線画像検出器と、
    前記放射線画像検出器により変換された前記電気信号を増幅する増幅部と、
    増幅された前記電気信号を処理する処理部と、
    少なくとも前記増幅部又は前記処理部の温度を検出する温度検出部と、
    を備える放射線画像撮影装置であって、
    少なくとも前記被写体に放射線が照射される際又は前記放射線画像検出器から前記電気信号が読み出される際、前記温度検出部への電源の供給を停止する制御部を備えることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 請求項1記載の放射線画像撮影装置において、前記増幅部は、複数のICを有するとともに、
    各IC毎に前記温度検出部が配設されることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  3. 請求項1又は2記載の放射線画像撮影装置において、前記増幅部は、複数のICを有するとともに、
    前記処理部は、複数の前記ICに対して1つ又は一対に構成され、
    前記処理部又は前記処理部毎に前記温度検出部が配設されることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置において、少なくとも前記放射線画像検出器、前記増幅部又は前記処理部には、温度調整部が配設されることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  5. 被写体の放射線画像情報を電気信号に変換する放射線画像検出器と、
    前記放射線画像検出器により変換された前記電気信号を増幅する増幅部と、
    増幅された前記電気信号を処理する処理部と、
    少なくとも前記増幅部又は前記処理部の温度を検出する温度検出部と、
    を備える放射線画像撮影装置の制御方法であって、
    少なくとも前記被写体に放射線が照射される際又は前記放射線画像検出器から前記電気信号が読み出される際、前記温度検出部への電源の供給を停止する第1の工程と、
    前記第1の工程以外で、前記温度検出部に電源を供給して少なくとも前記増幅部又は前記処理部の温度を検出する第2の工程と、
    を有することを特徴とする放射線画像撮影装置の制御方法。
  6. 請求項5記載の制御方法において、前記増幅部は、複数のICを有するとともに、各IC毎に前記温度検出部により温度の検出を行うことを特徴とする放射線画像撮影装置の制御方法。
  7. 請求項5又は6記載の制御方法において、前記増幅部は、複数のICを有するとともに、前記処理部は、複数の前記ICに対して1つ又は一対に構成され、
    前記処理部又は前記処理部毎に前記温度検出部により温度の検出を行うことを特徴とする放射線画像撮影装置の制御方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の制御方法において、少なくとも前記放射線画像検出器、前記増幅部又は前記処理部に対し、温度調整部により温度調整処理を行うことを特徴とする放射線画像撮影装置の制御方法。
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