JP2009072361A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】稼動時の放射線画像情報検出器の温度をより低く設定しながらも、装置内部での結露の発生を可及的に阻止して良好な撮影作業を遂行することができる放射線画像撮影装置を提供する。
【解決手段】放射線画像撮影装置であるマンモグラフィ装置10は、被写体18の放射線画像情報を検出する放射線固体検出器38と、該放射線固体検出器38を収容する筐体34と、該筐体34の外部の温度を検出する外部温度センサ29と、筐体34の外部の湿度を検出する外部湿度センサ31と、筐体34の内部の温度を調整する温度調整部40と、外部温度センサ29及び外部湿度センサ31の検出結果に基づいて温度調整部40を制御することにより、放射線固体検出器38を所定温度以下に維持すると共に、筐体34内での結露の発生を回避可能なように該筐体34内の温度を制御する制御部68を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、放射線画像情報検出器を用いて被写体の放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置に関する。
例えば、医療分野においては、放射線源から放射線を被写体(患者)に照射し、被写体を透過した放射線を放射線画像情報検出器で検出し、放射線画像情報を取得する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。
このような放射線画像撮影装置において、特許文献1には、放射線画像情報検出器としてフラットパネル型放射線検出器(Flat Panel Detector:FPD)を用い、稼動時に発熱するFPDの検出特性を安定させるため、その温度を、例えば30℃(前後数%)に温度調整する一方、非稼動時には、低温による剥離を防止すると共に、高温による結晶化を回避するために、例えば、10℃〜40℃の間に温度調整することが記載されている。
特開2003−14860号公報
ところで、上記特許文献1に記載の装置では、稼動時のFPDの温度が30℃程度と比較的低温に保持されるが、例えば、アモルファスセレン(a−Se)等を用いたFPDの場合、30℃程度であっても長時間使用されることにより部分的に結晶化を生じ、その特性が劣化する可能性がある。
そこで、このような特性の劣化を回避するため、稼動時のFPDをさらに低い温度に調整することが考えられるが、環境温度や湿度との関係によっては、FPDを収容した筐体内部で結露を生じ、電気回路のショート等を引き起こす懸念がある。
本発明は、上記従来の課題を考慮してなされたものであり、稼動時の放射線画像情報検出器の温度をより低く設定しながらも、装置内部での結露の発生を可及的に阻止して良好な撮影作業を遂行することができる放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
本発明に係る放射線画像撮影装置は、被写体の放射線画像情報を検出する放射線画像情報検出器と、前記放射線画像情報検出器を収容する筐体と、前記筐体の外部の温度を検出する温度検出器と、前記筐体の内部の温度を調整する温度調整手段と、前記温度検出器の検出結果に基づいて前記温度調整手段を制御することにより、前記放射線画像情報検出器を所定温度以下に維持すると共に、前記筐体内での結露の発生を回避可能なように該筐体内の温度を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、装置外部の温度を検出する温度センサの検出結果に基づき、放射線画像情報検出器が配置される筐体内の温度を所望の温度範囲に保持することができる。このため、装置構成を簡素化しながらも、その駆動時に、放射線画像情報検出器が高温に晒されることによる劣化を有効に防止しつつ、筐体内部での結露の発生を可及的に抑えることが可能となる。
この場合、前記制御手段は、前記温度検出器により検出された前記筐体外の温度と、予め設定された設定湿度との関係から、前記筐体内での露点温度を算出し、該筐体内が前記露点温度以下とならないように前記温度調整手段を制御することにより、筐体内での結露の発生を一層確実に抑えることが可能となる。
また、本発明に係る放射線画像撮影装置は、被写体の放射線画像情報を検出する放射線画像情報検出器と、前記放射線画像情報検出器を収容する筐体と、前記筐体の外部の温度を検出する温度検出器と、前記筐体の外部の湿度を検出する湿度検出器と、前記筐体の内部の温度を調整する温度調整手段と、前記温度検出器及び前記湿度検出器の検出結果に基づいて前記温度調整手段を制御することにより、前記放射線画像情報検出器を所定温度以下に維持すると共に、前記筐体内での結露の発生を回避可能なように該筐体内の温度を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、装置外部の温度及び湿度の検出結果に基づき、放射線画像情報検出器が配置される筐体内の温度を所望の温度範囲に保持することができる。すなわち、検出された温度及び湿度から露点温度を算出することができ、これにより、筐体内の温度を当該放射線画像撮影装置の設置環境温度との関係において、結露を生じない十分に低い温度に好適に調整することができる。従って、その駆動時に、放射線画像情報検出器が高温に晒されることによる劣化を有効に防止しつつ、筐体内部での結露の発生を可及的に抑え、所望の高精度な放射線画像を取得することが可能となる。
この場合、前記制御手段は、前記温度検出器及び前記湿度検出器の検出結果に基づいて、前記筐体内での露点温度を算出する露点温度算出用データテーブルを有し、該筐体内が前記露点温度以下とならないように前記温度調整手段を制御することにより、検出された温度及び湿度から迅速に且つ容易に露点温度を算出しながら、前記放射線画像情報検出器を結露を生じない十分に低い温度まで好適に冷却することが可能となる。
なお、前記筐体内を除湿する除湿手段を備えてもよく、また、前記筐体の内面に防湿処理を施すようにすることもできる。そうすると、筐体内での結露の発生を一層確実に防止することが可能となる。
本発明によれば、装置外部の温度や湿度を検出し、その検出結果に基づき、放射線画像情報検出器が配置される筐体内部を所望の温度範囲に調整することにより、放射線画像情報検出器が高温に晒されることによる劣化を有効に防止しつつ、筐体内部での結露の発生を可及的に抑えることが可能となる。
以下、本発明に係る放射線画像撮影装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る放射線画像撮影装置としてのマンモグラフィ装置10の斜視説明図である。なお、本実施形態では、マンモグラフィ装置10を例示して本発明に係る放射線画像撮影装置を説明するが、本発明はこれに限られるものではないことは勿論である。
マンモグラフィ装置10は、立設状態に設置される基台12と、基台12の略中央部に配設された旋回軸14に固定されるアーム部材16と、被写体18の撮影部位である***20(図2参照)に対して放射線X(図2参照)を照射する放射線源22を収納し、アーム部材16の一端部に固定される放射線源収納部24と、該放射線源収納部24に対向配置されて、アーム部材16の他端部に固定される撮影台26と、撮影台26に対して***20を押圧して保持する圧迫板28とを備える。
放射線源収納部24及び撮影台26が固定されたアーム部材16は、旋回軸14を中心として矢印A方向に旋回することで、被写体18の***20に対する撮影方向を調整可能に構成される。圧迫板28は、アーム部材16に連結された状態で放射線源収納部24及び撮影台26間に配設されており、矢印B方向に変位可能に構成される。
また、基台12には、マンモグラフィ装置10によって検出された被写体18の撮影部位、撮影方向等の撮影情報、被写体18のID情報等を表示すると共に、必要に応じてこれらの情報を設定可能な表示操作部30が配設される。さらに、マンモグラフィ装置10には、その設置環境、例えば、放射線画像撮影室の環境温度及び環境湿度を測定するための外部温度センサ(温度検出器)29及び外部湿度センサ(湿度検出器)31が設けられる。図1において外部温度センサ29及び外部湿度センサ31は、それぞれ1個ずつ設置されているが、2個以上設置して、その平均値又は最も高い値若しくは最も低い値を検出するようにすることもできる。
図2は、マンモグラフィ装置10における撮影台26の内部構成を示す説明図であり、撮影台26及び圧迫板28間に被写体18の撮影部位である***(マンモ)20を配置した状態を示す。また、図3は、撮影台26の内部に配置される放射線検出装置32の内部構成を示す一部省略斜視説明図である。
撮影台26の内部に配置された放射線検出装置32は、少なくとも放射線源22に対向した照射面34a(図2中の上面)が放射線Xを透過させる材料によって形成された筐体(装置本体)34を有する。筐体34の内部には、放射線Xが照射される照射面34a側から、被写体18による放射線Xの散乱線を除去するグリッド36と、被写体18を透過した放射線Xを検出する放射線固体検出器(放射線画像情報検出器)38と、筐体34の内部の温度を調整し、放射線固体検出器38を所定温度範囲に保持するための温度調整部(温度調整手段)40とが順に配設される。なお、筐体34の照射面34aをグリッド36として構成することもできる。
さらに、筐体34の内部には、該筐体34内の温度、実質的に稼動時における放射線固体検出器38の温度を検出するための温度センサ42が設置される。温度センサ42は、前記の外部温度センサ29と同様、1個のみ設置してもよいが、2個以上設置して、その平均温度又は最も高い部分若しくは最も低い部分の温度を検出するようにすることもできる。
本実施形態の場合、温度調整部40は、冷却及び加熱の動作を可逆的に行うことが可能ないわゆるペルチェ素子を用いた構成とされる。そこで、放射線固体検出器38を効果的に冷却し、稼動時における温度上昇を抑制するため、温度調整部40の冷却面側が放射線固体検出器38に密着配置される。一方、前記冷却面側と反対側の加熱面側は、筐体34の外部に容易に排熱可能なように、筐体34の背面(照射面34aに対向する側の面)に密着配置される。
図4は、放射線固体検出器38の回路構成ブロック図である。放射線固体検出器38は、いわゆるフラットパネル型放射線検出器(FPD)であって、図示しない保護ケースに収納され、被写体18を透過した放射線Xに係る放射線画像情報を二次元の電荷情報として蓄積するセンサ基板43と、複数の駆動用ICからなり、センサ基板43を構成する各画素50に接続されるゲート線54を駆動するゲート線駆動回路44と、複数の読出用ICからなり、駆動状態にあるゲート線54が接続される各画素50より信号線56を介して電荷情報を読み出す信号読出回路46と、ゲート線駆動回路44及び信号読出回路46を制御するタイミング制御回路48とを備える。
センサ基板43は、放射線Xを感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層51を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)52のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量53に蓄積した後、各行毎にTFT52を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図4では、光電変換層51及び蓄積容量53からなる1つの画素50と1つのTFT52との接続関係のみを示し、その他の画素50の構成については省略している。各画素50に接続されるTFT52には、行方向と平行に延びるゲート線54と、列方向と平行に延びる信号線56とが接続される。各ゲート線54は、ゲート線駆動回路44に接続され、各信号線56は、信号読出回路46に接続される。
信号読出回路46は、タイミング制御回路48からのタイミング制御信号に基づき、信号線56の1つに接続されている画素50を選択するマルチプレクサ60と、選択された画素50から読み出した放射線画像情報をデジタル信号としての画像信号に変換し、後述する画像処理部70(図5参照)に送信するA/D変換器62とを備える。
なお、放射線固体検出器38は、一般に高温で機能低下を生じることがあり、例えば、前記のアモルファスセレンでは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。このため、本実施形態に係るマンモグラフィ装置10を構成する放射線検出装置32に、上記した温度調整部40を備え、放射線固体検出器38が収容された筐体34内を所定の温度範囲に保持可能に構成されている。
図5は、本実施形態に係るマンモグラフィ装置10の構成を示すブロック説明図である。
図5に示すように、マンモグラフィ装置10は、放射線源収納部24に収納され、曝射スイッチ64の操作によって放射線Xを放出する放射線源22を制御する放射線源制御部66と、被写体18を透過した放射線Xを検出する放射線固体検出器38及び該放射線固体検出器38を収容した筐体34の内部温度を調整する温度調整部40を備えた放射線検出装置32と、放射線源制御部66及び放射線検出装置32を制御する制御部(制御手段)68とを備える。さらに、マンモグラフィ装置10には、放射線固体検出器38から読み出した被写体18の放射線画像情報に対して所定の画像処理を施す画像処理部70と、処理された放射線画像情報を表示する表示部72とが備えられる。
制御部68は、筐体34の内部の温度を検出する温度センサ42と、筐体34の外部の温度(乾球温度)及び湿度(相対湿度)を検出する外部温度センサ29及び外部湿度センサ31とによる測定結果に基づき、放射線検出装置32に設けられた温度調整部40を制御する温度設定部(温度設定手段)74を有する。本実施形態の場合、温度設定部74には、図6Aに例示される、いわゆる湿り空気線図において、乾球温度と相対湿度曲線との交点を求め、その交点を通る一定の絶対湿度線と飽和曲線との交点から算出される露点温度をマトリクス状(図6B参照)に記憶した露点温度データテーブル(露点温度算出用データテーブル)76からのデータが導入される。なお、図6Bでは乾球温度が1℃間隔で表示されると共に、湿度が1%間隔で表示されているが、その中間値や範囲外の値については近似すればよく、また、その間隔も当然変更可能である。
本実施形態のマンモグラフィ装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作について説明する。
先ず、表示操作部30や図示しないコンソール等を用いて、被写体18に係るID情報、撮影条件等の設定を行う。この場合、ID情報には、被写体18の氏名、年齢、性別等の情報があり、被写体18が所持するIDカードから取得することもできる。なお、マンモグラフィ装置10がネットワークに接続されている場合には、そのネットワーク上の他の装置から取得することも可能である。撮影条件としては、医師によって指示された撮像部位、撮影方向等の情報に加え、撮影部位に応じた放射線Xの照射線量があり、ネットワークに接続された上位の装置から取得し、あるいは、表示操作部30や前記コンソールから放射線技師が入力することが可能である。これらの情報は、マンモグラフィ装置10の表示操作部30に表示して確認することもできる。
続いて、放射線技師は、指定された撮影方法に従ってマンモグラフィ装置10を所定の状態に設定する。例えば、***20の撮影方向としては、上部から放射線Xを照射して撮影を行う頭尾方向(CC)撮影、側面から放射線Xを照射して撮影を行う側面方向(ML)撮影、斜め方向から放射線Xを照射して撮影を行う内外側斜位(MLO)撮影があり、これらの撮影方向に応じてアーム部材16を旋回軸14を中心に旋回させる。
次に、マンモグラフィ装置10に対して被写体18の***20を位置決めする。すなわち、***20を撮影台26に載置した後、圧迫板28を押し下げ、撮影台26及び圧迫板28間に***20を保持させる(図2参照)。
以上の準備作業が完了した後、撮影を開始する。
先ず、放射線技師が曝射スイッチ64を操作すると、制御部68は、設定された撮影条件に従って放射線源制御部66を制御し、放射線Xが被写体18の***20に照射される。***20を透過した放射線Xは、放射線固体検出器38のセンサ基板43を構成する各画素50の光電変換層51によって電気信号に変換され、蓄積容量53に電荷として蓄積される(図4参照)。次いで、各蓄積容量53に蓄積された***20の放射線画像情報である電荷情報は、タイミング制御回路48からゲート線駆動回路44及び信号読出回路46に供給されるタイミング制御信号に従って読み出される。
すなわち、ゲート線駆動回路44は、タイミング制御回路48からのタイミング制御信号に従ってゲート線54の1つを選択し、選択されたゲート線54に接続されている各TFT52のベースに駆動信号を供給する。一方、信号読出回路46は、タイミング制御回路48からのタイミング制御信号に従い、マルチプレクサ60により読出用ICに接続されている信号線56を行方向に順次切り替えながら選択する。選択されたゲート線54及び信号線56に対応する画素50の蓄積容量53に蓄積された放射線画像情報に係る電荷情報は、図示しない可変抵抗器を介してオペアンプに供給されて積分された後、マルチプレクサ60を介してA/D変換器62に供給され、デジタル信号である画像信号として画像処理部70に供給される。行方向に配列された各画素50から画像信号が読み出された後、ゲート線駆動回路44は、列方向の次のゲート線54を選択して駆動信号を供給し、信号読出回路46は、選択されたゲート線54に接続されたTFT52から同様にして画像信号を読み出す。
以上の動作を繰り返すことにより、センサ基板43に蓄積された二次元の放射線画像情報が読み出され、画像処理部70に供給される。このようにして画像処理部70に供給された放射線画像情報は、所定の画像処理が施された後、診断等のために表示部72に表示される。
ところで、このように被写体18の放射線画像撮影が行われるマンモグラフィ装置10では、その稼動時(撮影時)、筐体34内に収容された放射線固体検出器38を構成する電子部品、例えば、信号読出回路46を構成する読出IC等が発熱し当該放射線固体検出器38自体の温度上昇を生じることになる。また、マンモグラフィ装置10の旋回軸14やアーム部材16の駆動用モータ等の発熱による周辺環境の温度上昇や被写体18から伝達される体温の影響等、種々の要因により、放射線固体検出器38がさらなる温度上昇や温度変動を生じる可能性がある。この場合、放射線固体検出器38は、上記したように、高温で機能低下を生じることがあり、例えば、アモルファスセレンの場合には30℃程度と比較的低温であっても、その状態が長時間続いた場合には、部分的な結晶化等を惹起し、その特性が劣化し、結果的に、高精度な放射線画像の取得が困難となる可能性がある。
そこで、本実施形態に係るマンモグラフィ装置10を構成する放射線検出装置32では、その稼動時、外部温度センサ29及び外部湿度センサ31で検出されたマンモグラフィ装置10の環境温度情報T0及び環境湿度情報H0と、温度センサ42で検出された筐体34の内部、すなわち放射線固体検出器38の検出器温度情報T1とが制御部68に供給される。これら温度情報及び湿度情報は、少なくとも放射線固体検出器38の駆動中には、連続的又は断続的に制御部68へと入力される。
制御部68では温度設定部74において、先ず、外部温度センサ29及び外部湿度センサ31から受信した環境温度情報T0及び環境湿度情報H0に基づき、露点温度データテーブル76を参照して露点温度TDを算出する。すなわち、例えば、環境温度情報T0=30℃、環境湿度情報H0=50%の場合には、露点温度TD=18.4℃となる(図6B参照)。
従って、温度設定部74では、温度センサ42からの検出器温度情報T1をフィードバックしながら、前記算出された露点温度TDを目標温度とする温度制御指令を温度調整部40に対して行うことにより、該温度調整部40を筐体34内、すなわち放射線固体検出器38を所望の目標温度に保持するように動作させる。ところが、前記露点温度TDを目標温度とした場合には、この目標温度を含む温度以下となれば、筐体34内において当然結露を生じることになり、マンモグラフィ装置10の運転安定性を考慮した場合には、前記目標温度は露点温度TDよりも所定温度高く設定されることが好ましい。
そこで、温度設定部74では、筐体34内の目標温度として、前記算出された露点温度TDに対して、多少の余裕幅を担保した温度を設定する。例えば、目標温度として、算出された露点温度TDを10〜30%程度高めた温度、具体的には、露点温度TD=20℃である場合には、目標温度を22〜26℃程度に設定する。そうすると、筐体34内の温度、すなわち放射線固体検出器38の温度を、当該マンモグラフィ装置10の環境温度との関係において、結露を生じない最も低い温度に好適に調整することが可能となる。従って、筐体34内が目標温度を多少下回った場合であっても結露が発生することを確実に防止することができる。
以上のように、本実施形態に係るマンモグラフィ装置10によれば、その環境温度及び湿度を検出しながら、露点温度を算出可能な制御部68と、該制御部68によって制御される温度調整部40を備えたことにより、その駆動時に、放射線固体検出器38が高温に晒されて劣化を生じることを有効に防止しながらも、筐体34の内部での結露の発生を可及的に抑えることができる。このため、結露の発生による電子回路等のショートや放射線固体検出器38の高温による機能の低下等を防止することができ、所望の高精度な放射線画像を取得することができるため高品質な撮像作業が可能となる。また、稼動時に常に放射線固体検出器38を可及的に低温に維持することができるため、当該放射線固体検出器38の耐久性を向上させることが可能となる。
なお、マンモグラフィ装置10は、その構成を一層簡素化したマンモグラフィ装置10aとして構成することもできる。図7は、図5に示すマンモグラフィ装置10の変形例に係るマンモグラフィ装置10aの構成を示すブロック説明図である。
図7に示すように、マンモグラフィ装置10aは、上記したマンモグラフィ装置10に比べて、外部湿度センサ31が省略されると共に、制御部68に代えて、設定湿度記憶部(設定湿度記憶手段)80をさらに設けた制御部(制御手段)82を備えている。
このようなマンモグラフィ装置10aでは、その稼動時において、外部温度センサ29で検出された環境温度情報T0と、温度センサ42で検出された検出器温度情報T1とが制御部82に入力される一方、環境湿度情報H0は入力されない(検出されない)。そこで、制御部82では、検出された環境温度情報T0に基づき、筐体34内部の温度センサ42からの検出器温度情報T1をフィードバックしながら、温度調整部40の運転を適宜制御することにより、筐体34内での結露の発生を回避可能なように該筐体34内の温度を調整し、放射線固体検出器38の温度上昇を抑制する。
この場合、制御部82では、外部温度センサ29で検出された環境温度情報T0に基づき、筐体34内での結露の発生を回避する制御を実施するため、設定湿度記憶部80には、当該マンモグラフィ装置10aの設置される環境において想定される最も条件の厳しい湿度、例えば、相対湿度80%を設定湿度H1として予め記憶しておく。
温度設定部74では、前記設定湿度H1及び環境温度情報T0に基づき、露点温度データテーブル76を参照して露点温度TDを算出する。例えば、環境温度情報T0=30℃の場合には、露点温度TD=26.2℃となる(図6B参照)。なお、マンモグラフィ装置は、通常、温度及び湿度が適切に調整された放射線画像撮影室や病室に設置されるため、環境湿度もある程度推定可能であることから、前記設定湿度H1として、当該マンモグラフィ装置10aの設置環境の平均湿度等を設定しておくこともできる。
従って、温度設定部74では、上記したマンモグラフィ装置10の場合と同様に、温度センサ42からの検出器温度情報T1をフィードバックしながら、算出された露点温度TDに対して、多少の余裕幅(例えば、露点温度TDに10〜30%程度高くする)を担保した温度を目標温度とする温度制御指令を温度調整部40に対して行うことになる。
このようにマンモグラフィ装置10aでは、外部湿度センサ31を省略しているため、装置の構成を一層簡素化しながらも、その駆動時に、放射線固体検出器38が高温に晒されることによる劣化を有効に防止しつつ、筐体34の内部での結露の発生を可及的に抑えることができる。
なお、マンモグラフィ装置10、10aでは、筐体34内での結露の発生を一層確実に防止するため、例えば、照射面34a側を除く筐体34の内面又は外面にアルミニウム被覆(防湿処理)86(図8参照)を施し、その防湿性を向上させることもできる。この場合の被覆方法としては、蒸着やコーティング、膜処理等が挙げられる。
また、図8に示すように、筐体34内に、シリカゲル等からなる乾燥剤(除湿手段)88を配設することにより、筐体34内部の湿度を低下させて、その露点温度をより低く保持することが可能となる。このような乾燥剤88の配設は、前記のアルミニウム被覆86と組み合わせると、一層効果的に筐体34内を低湿度に保持することが可能である。
この場合、通常、筐体34表面は樹脂カバーにより形成されるが、当該樹脂(ポリマー)は長期的には気体分子を透過するため、内部を乾燥状態に保っても長期的には外部と同じ湿度となり、特に極性を持つ水蒸気はその特性上、筐体34の防水性を高く保つことが非常に困難である。ところが、筐体34を金属であるアルミニウムで被覆することで、水蒸気に対する防水性(バリア性)を向上させることができ、外部からの水蒸気の侵入を防ぎ、乾燥剤88の寿命を向上させることも可能になる。
なお、乾燥剤88の代わりに、湿度が高い時には湿気を吸収する一方、湿度が低くなると湿気を放出する湿度調整機能を有した、いわゆる調湿剤を用いることも可能である。該調湿剤としては、例えば、吸水性ポリマーとゴム材料からなる混合物が挙げられる(特開平5−194798号公報、特開2003−134618号公報及び特開2006−98240号公報参照)。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、上記した放射線固体検出器38は、入射した放射線Xの線量を光電変換層51によって直接電気信号に変換するものであるが、これに代えて、入射した放射線Xをシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するように構成した放射線検出器を用いてもよい(特許第3494683号公報参照)。
また、光変換方式の放射線検出器を利用して放射線画像情報を取得することもできる。この光変換方式の放射線検出器では、マトリクス状に配列された各固体検出素子に放射線が入射すると、その線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線検出器に読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像情報として取得する。なお、放射線検出器は、消去光を放射線検出器に照射することで、残存する静電潜像である放射線画像情報を消去して再使用することができる(特開2000−105297号公報参照)。
さらに、筐体34内の温度調整を行う温度調整部40としては、ペルチェ素子を用いた構成以外にも、例えば、水冷式等でもよく、要は筐体34内部を好適に温度調整できるものであればよい。また、マンモグラフィ装置10、10aの非稼動時に環境温度が過度に低下する可能性を考慮して、例えば、筐体34内にヒータ等の温度上昇手段を配設しておくこともできる。当然、前記のペルチェ素子を用いた構成の場合には、当該ペルチェ素子により筐体34内を加熱することも可能である。そうすると、過度の低温による放射線固体検出器38の剥離等の不都合を容易に回避することができる。
なお、本発明に係る放射線画像撮影装置は、上記実施形態にて例示したマンモグラフィ装置に限らず、例えば、被写体の他の部位(例えば、胸部)の撮影を行う放射線画像撮影装置等にも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る放射線画像撮影装置としてのマンモグラフィ装置の斜視説明図である。 図1に示すマンモグラフィ装置における撮影台の内部構成を示す説明図である。 図1に示す撮影台の内部に配置される放射線検出装置の内部構成を示す一部省略斜視説明図である。 図2に示す放射線固体検出器の回路構成ブロック図である。 図1に示すマンモグラフィ装置の構成を示すブロック説明図である。 図6Aは、図1に示すマンモグラフィ装置の制御部に記憶される露点温度データテーブルに利用される湿り空気線図の一例を示す説明図であり、図6Bは、乾球温度と湿度と露点温度との関係の一例をマトリクス表示した説明図である。 図5に示すマンモグラフィ装置の変形例に係るマンモグラフィ装置の構成を示すブロック説明図である。 図2に示す撮影台に搭載される放射線検出装置の変形例を示す説明図である。
符号の説明
10、10a…マンモグラフィ装置 18…被写体
26…撮影台 29…外部温度センサ
31…外部湿度センサ 32…放射線検出装置
34…筐体 38…放射線固体検出器
40…温度調整部 42…温度センサ
68、82…制御部 74…温度設定部
76…露点温度データテーブル 80…温度湿度記憶部
86…アルミニウム被覆 88…乾燥剤

Claims (6)

  1. 被写体の放射線画像情報を検出する放射線画像情報検出器と、
    前記放射線画像情報検出器を収容する筐体と、
    前記筐体の外部の温度を検出する温度検出器と、
    前記筐体の内部の温度を調整する温度調整手段と、
    前記温度検出器の検出結果に基づいて前記温度調整手段を制御することにより、前記放射線画像情報検出器を所定温度以下に維持すると共に、前記筐体内での結露の発生を回避可能なように該筐体内の温度を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 請求項1記載の放射線画像撮影装置において、
    前記制御手段は、前記温度検出器により検出された前記筐体外の温度と、予め設定された設定湿度との関係から、前記筐体内での露点温度を算出し、該筐体内が前記露点温度以下とならないように前記温度調整手段を制御することを特徴とする放射線画像撮影装置。
  3. 被写体の放射線画像情報を検出する放射線画像情報検出器と、
    前記放射線画像情報検出器を収容する筐体と、
    前記筐体の外部の温度を検出する温度検出器と、
    前記筐体の外部の湿度を検出する湿度検出器と、
    前記筐体の内部の温度を調整する温度調整手段と、
    前記温度検出器及び前記湿度検出器の検出結果に基づいて前記温度調整手段を制御することにより、前記放射線画像情報検出器を所定温度以下に維持すると共に、前記筐体内での結露の発生を回避可能なように該筐体内の温度を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  4. 請求項3記載の放射線画像撮影装置において、
    前記制御手段は、前記温度検出器及び前記湿度検出器の検出結果に基づいて、前記筐体内での露点温度を算出する露点温度算出用データテーブルを有し、該筐体内が前記露点温度以下とならないように前記温度調整手段を制御することを特徴とする放射線画像撮影装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置において、
    前記筐体内を除湿する除湿手段を備えることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  6. 請求項5記載の放射線画像撮影装置において、
    前記筐体の内面に防湿処理が施されていることを特徴とする放射線画像撮影装置。
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