JP2009201840A - X線ct装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体における金属等のX線高吸収体周辺の組織がより高精度に復元されたX線CT断層像を得る。
【解決手段】実測投影データP0のうちX線高吸収体72a,72bを透過するパスのデータをその周辺のデータから推定されるデータに置換し(S103)、置換済投影データから断層像G1を画像再構成する(S104)。その後、断層像Gi(i=1,2,3,…)を順投影して投影データPi+1を得る処理(S106)と、投影データPi+1に基づいて断層像Gi+1を画像再構成する処理(S108)とを、n回(n≧1)行って、最後に得られた断層像Gn+1を最終的な断層像として得る(S111)。
【選択図】図2

Description

本発明は、X線CT(Computed Tomography)装置およびそのためのプログラム(program)に関し、特に、X線CT撮影によって得られる断層像の画質改善技術に関する。
従来、X線CT撮影して得られる被検体の断層像における画質を改善する手法として、被検体内に存在するX線高吸収体による画質低下を改善する手法が種々提案されている。
例えば、画像再構成する前の投影データ(data)や、画像再構成された断層像を数学的に複数ビュー(view)で順投影して得られた投影データにおいて、X線高吸収体を通るパス(path)(X線高吸収体透過領域)に対応するデータを除去した後に画像再構成する手法が知られている。また、例えば、投影データにおけるX線高吸収体透過領域に対応するデータをその周辺のデータから推定されるデータに置換した後に画像再構成する手法が知られている(例えば、特許文献1,段落[0052]〜[0058]等参照)。
このような手法によれば、X線高吸収体がコントラスト(contrast)の低い観察し易い画像として表され、さらにX線高吸収体の影響によるアーチファクト(artifact)が低減された断層像を得ることができる。
特開2005−006832号公報
しかしながら、上記の手法では、X線高吸収体透過領域に対応するデータを取り除いたり、推定して置換したりしただけであるから、投影データにおいては、X線高吸収体がなければ得ることができたX線高吸収体以外の組織の情報が欠落したままである。したがって、このような投影データから断層像を画像再構成した場合には、X線高吸収体周辺の組織の画像は十分に復元されず、観察に適した断層像が得られない。
本発明は、上記事情に鑑み、被検体のX線高吸収体周辺の組織がより高精度に復元された断層像を得ることが可能なX線CT装置、およびそのためのプログラムを提供することを目的とする。
第1の観点では、本発明は、X線高吸収体を含む被検体を複数ビューでX線照射し前記被検体の透過X線を複数のチャネルを有するX線検出器で検出して、前記被検体の実測投影データを得る撮影手段と、前記実測投影データに基づいてX線高吸収体透過領域を特定する高吸収体領域特定手段と、前記実測投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを、該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データを得るデータ置換手段と、前記置換済投影データに基づいて断層像を画像再構成する第1の再構成手段と、前記第1の再構成手段により画像再構成された断層像を前記複数ビューで順投影して順投影データを算出する順投影手段と、前記順投影データに基づいて断層像を画像再構成する第2の再構成手段とを備えるX線CT装置を提供する。
第2の観点では、本発明は、X線高吸収体を含む被検体を複数ビューでX線照射し前記被検体の透過X線を複数のチャネル(channel)を有するX線検出器で検出して、前記被検体の実測投影データを得る撮影手段と、前記実測投影データに基づいてX線高吸収体透過領域を特定する高吸収体領域特定手段と、前記実測投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを、該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データを得るデータ置換手段と、前記置換済投影データに基づいて断層像を画像再構成する第1の再構成手段と、所定の断層像を前記複数ビューで順投影して順投影データを算出する順投影手段と、前記順投影データに基づいて断層像を画像再構成する第2の再構成手段と、前記順投影手段および前記第2の再構成手段による処理を複数回繰返し行わせ、最後に再構成された断層像を得る制御手段とを備え、前記所定の断層像は、1回目の処理では、前記第1の再構成手段により得られる断層像であり、2回目以降の処理では、前回の処理にて前記第2の再構成手段により得られる断層像である、X線CT装置を提供する。
第3の観点では、本発明は、前記順投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値を、該データの値と、前記置換済投影データまたは前記所定の断層像の画像再構成に用いた投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値との差分に基づいて変化させるよう調整してなる調整済投影データを得るデータ調整手段をさらに備え、前記第2の再構成手段が、前記調整済投影データに基づいて断層像を画像再構成し、前記制御手段は、前記順投影手段、前記データ調整手段、および前記第2の再構成手段による処理を複数回繰返し行わせる上記第2の観点のX線CT装置を提供する。
第4の観点では、本発明は、前記データ調整手段が、前記順投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値に対して、該データの値と、前記置換済投影データまたは前記所定の断層像の画像再構成に用いた投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値との差分に所定の重みを掛けて得られる値を加算することにより、前記調整済投影データを得る上記第3の観点のX線CT装置を提供する。
第5の観点では、本発明は、前記データ調整手段が、前記順投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値に対して、該データの値と、前記置換済投影データまたは前記所定の断層像の画像再構成に用いた投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値との差分に依存する所定の関数で導出される値を加算することにより、前記調整済投影データを得る上記第3の観点のX線CT装置を提供する。
第6の観点では、本発明は、前記データ置換手段が、前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを前記近傍領域のデータと実質的に同レベル(level)の値を有するデータに置換する上記第1の観点から第5の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第7の観点では、本発明は、前記順投影手段が、前記所定の断層像を、前記X線高吸収体を通るパスについてのみ順投影して前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを得、前記所定の断層像の画像再構成に用いた投影データに該X線高吸収体透過領域に対応するデータを上書きして前記順投影データを算出する上記第2の観点から第6の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第8の観点では、本発明は、前記X線高吸収体特定手段が、前記実測投影データにおけるデータの値の閾値判定に基づいて前記X線高吸収体透過領域を特定する上記第1の観点から第7の観点のいずれか1つの観点のX線CT置を提供する。
第9の観点では、本発明は、前記X線高吸収体特定手段が、前記実測投影データから画像再構成して得られる断層像における画素値の閾値判定、または、該断層像上での操作者による位置指定に基づいて、該断層像のX線高吸収体領域を抽出し、前記X線高吸収体透過領域を特定する上記第1の観点から第8の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第10の観点では、本発明は、コンピュータ(computer)を、X線高吸収体を含む被検体を複数ビューでX線照射し前記被検体の透過X線を複数のチャネルを有するX線検出器で検出して得られる前記被検体の実測投影データに基づいて、X線高吸収体透過領域を特定する高吸収体領域特定手段と、前記実測投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを、該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データを得るデータ置換手段と、前記置換済投影データに基づいて断層像を画像再構成する第1の再構成手段と、前記第1の再構成手段により画像再構成された断層像を前記複数ビューで順投影して順投影データを算出する順投影手段と、前記順投影データに基づいて断層像を画像再構成する第2の再構成手段として機能させるためのプログラムを提供する。
第11の観点では、本発明は、コンピュータを、X線高吸収体を含む被検体を複数ビューでX線照射し前記被検体の透過X線を複数のチャネルを有するX線検出器で検出して得られる前記被検体の実測投影データに基づいて、X線高吸収体透過領域を特定する高吸収体領域特定手段と、前記実測投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを、該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データを得るデータ置換手段と、前記置換済投影データに基づいて断層像を画像再構成する第1の再構成手段と、所定の断層像を前記複数ビューで順投影して順投影データを算出する順投影手段と、前記順投影データに基づいて断層像を画像再構成する第2の再構成手段と、前記順投影手段および前記第2の再構成手段による処理を複数回繰返し行わせ、最後に再構成された断層像を得る制御手段として機能させるためのプログラムであり、前記所定の断層像が、1回目の処理では、前記第1の再構成手段により得られる断層像であり、2回目以降の処理では、前回の処理にて前記第2の再構成手段により得られる断層像である、プログラムを提供する。
ここで、「X線高吸収体透過領域」とは、X線がX線高吸収体を実際にまたは仮想的に透過する領域を意味する。
また、「チャネル」とは、X線検出器を構成するX線検出素子、およびそのX線検出素子で得られるデータの単位を意味する。
本発明によれば、データ置換手段が、実測投影データにおけるX線高吸収体透過領域に対応したデータをその近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換し、第1の再構成手段が、置換済投影データで断層像を画像再構成し、順投影手段および第2の再構成手段が、この断層像を基に、順投影と画像再構成とを、1回または反復的に複数回行うので、高吸収体透過領域以外の領域に対応するデータが有するX線高吸収体以外の組織の情報を、X線高吸収体を透過して得られたデータの影響を抑えて断層像に担持させ、断層像が担時したX線高吸収体以外の組織の情報をX線高吸収体透過領域に対応するデータに反映させて、本来得られるべき画像と投影データとの間の矛盾を減少させることができ、被検体のX線高吸収体周辺の組織がより高精度に復元された断層像を得ることが可能となる。
これより本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるX線CT装置100の構成ブロック(block)図である。このX線CT装置100は、操作コンソール(console)1と、撮影テーブル(table)10と、走査ガントリ(gantry)(撮影手段)20とを具備している。
なお、ここでは、鉛直方向をy軸方向、撮影テーブル10の搬送方向(通常、X線ビームの厚み方向、あるいは、被検体の体軸方向に一致する)をz軸方向、y軸方向およびz軸方向に垂直な方向をx軸方向と定義する。
操作コンソール1は、操作者の入力を受け付けるキーボード(keyboard)またはマウス(mouse)などの入力装置2と、スキャン(scan)制御処理などを実行する中央処理装置3と、走査ガントリ20で収集したX線検出器データを収集するデータ収集バッファ(buffer)5とを具備している。さらに、操作コンソール1は、各種の情報を表示するモニタ(monitor)6と、プログラム、投影データ等を記憶する記憶装置7とを具備している。撮影条件は、入力装置2から入力され記憶装置7に記憶される。
撮影テーブル10は、被検体71を載せて走査ガントリ20の開口部に出し入れするクレードル(cradle)12を具備している。クレードル12は撮影テーブル10に内蔵するモータ(motor)で昇降および水平直線移動する。
走査ガントリ20は、X線管21と、X線管電圧やX線照射タイミング(timing)を制御するX線制御部22と、X線管21から照射されたX線を扇状のX線ビーム81に整形するコリメータ(collimator)23と、被検体71を透過したX線ビーム81を検出するX線検出器24と、X線検出器24の出力に基づいて投影データを収集するデータ収集装置(DAS: Data Acquisition System)25とを具備している。
さらに、走査ガントリ20は、X線管21、コリメータ23、およびX線検出器24を保持し、被検体71の体軸の回りに回転するガントリ回転部15と、ガントリ回転部15を制御する回転制御部26と、制御信号を操作コンソール1とX線制御部22、回転制御部26、撮影テーブル10などとの間でやり取りするガントリ制御部29とを具備している。
X線管21、コリメータ23、X線検出部24は、ガントリ回転部15の所定の基部に支持されて所定の位置関係を維持している。すなわち、X線管21とX線検出器24とは、相対向して配置され、またコリメータ23は、X線管21とX線検出器24との間に配置されている。そして、X線管21から放射されたX線が、コリメータ23が形成するスリット(slit)を通過することによって、所定の厚みと広がり、すなわちコーン(cone)角とファン(fan)角を有する扇状のX線ビーム(beam)が形成される。
X線検出部24は、複数のX線検出素子、例えば、1000チャネル(channel)分に対応する1,000個X線検出素子24aを、X線ビームの広がり方向、すなわちチャネル方向に配列してなる検出素子列を、X線ビームの厚み方向(z軸方向)に複数個、例えば64個配設してなる、いわゆる多列X線検出器である。
中央処理装置3は、スキャン制御部31、X線高吸収体特定部(X線高吸収体特定手段)32、データ置換部(データ置換手段)33、第1の再構成部(第1の再構成手段)34、順投影部(順投影手段)35、データ調整部(データ調整手段)36、第2の再構成部(第2の再構成手段)37、繰返し制御部(制御手段)38を有している。中央処理装置3は、例えば、コンピュータ(computer)により構成され、記憶装置7に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、これら各部として機能する。
スキャン制御部31は、X線高吸収体を含む被検体71を複数ビューでX線投影して、画像再構成に必要な実測投影データP0(view,ch)を収集すべく、X線制御部22、回転制御部26、および撮影テーブル10を、ガントリ制御部29を介して制御する。
X線高吸収体特定部32は、実測投影データP0(view,ch)に基づいて、断層像空間におけるX線高吸収体透過領域を特定する。ここでは、X線高吸収体特定部32は、ビューごとに、実測投影データP0(view,ch)におけるデータの値の閾値判定に基づいて、X線高吸収体透過領域を特定する。例えば、X線検出器24の出力信号強度をデータの値で表し、最大のデータの値を100%として、データの値が20%以下の部分をX線高吸収体透過領域に対応する部分として特定する。
データ置換部33は、実測投影データP0(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応するデータを当該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データP1(view,ch)を得る。ここでは、データ置換部33は、X線高吸収体透過領域に対応するデータをその近傍領域と実質的に同レベルの値を有するデータに置換する。例えば、ファンパラ(fan-parallel)変換後の実測投影データP0(view,ch)において、ビューごとに、1ビューの投影データを表すプロファイル(profile)上で、X線高吸収体透過領域に対応するデータの値を、この領域の両端に対応するデータの値の点同士を結ぶ直線で近似して置換する。
第1の再構成部34は、置換済投影データP1(view,ch)に基づいて、断層像G1を画像再構成する。画像再構成には、例えば、従来公知のフェルドカンプ(Feldkamp)法による三次元画像再構成法、他の三次元画像再構成法、あるいは二次元画像再構成法等を用いることができ、例えば、次のような手順により行われる。まず、投影データに対して、周波数領域に変換する高速フーリエ変換(FFT: Fast Fourier Transform)を施し、それに再構成関数Kernel(j)を重畳し、逆フーリエ変換する。そして、再構成関数Kernel(j)を重畳処理した投影データに対して逆投影処理を行い、被検体HBを体軸方向(z軸方向)にスライス(slice)したときの所定のスライスに対応する断層像(xy平面)を求める。
順投影部35は、所定の断層像Gi(i=1,2,3,…)を複数ビューで順投影して投影データ(順投影データ)Pi+1を算出する。すなわち、所定のアルゴリズム(algorithm)を用いて、断層像Giを構成する各画素をビューごとに順投影投影データPi+1(view,ch)を算出する。順投影部35は、後述の繰返し制御部38の制御により、上記の順投影処理を1回または複数回行う。順投影処理は、例えば、ビューごとに、平行ビームを仮想的に照射して投影する。なお、断層像Giは、1回目(i=1)の処理では、第1の再構成部34により得られる断層像G1であり、2回目以降(i≧2)の処理では、前回の処理で第2の再構成部37により得られる断層像Giである。ここでは、順投影部35は、所定の断層像Giを、X線高吸収体とそれ以外の組織とを通るすべてのパスについて順投影して投影データPi+1(view,ch)を算出する。
データ調整部36は、順投影部35で得られた投影データPi+1(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応するチャネルのデータの値を、当該データの値と、置換済投影データP1(view,ch)または断層像Giの画像再構成に用いた投影データPi(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応するチャネルのデータの値との差分に応じて変化させるよう調整してなる投影データ(調整済投影データ)P′i+1(view,ch)を得る。
ここでは、データ調整部36は、投影データPi+1(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応する各チャネルのデータごとに、当該チャネルのデータの値に対して、当該チャネルのデータの値と、断層像Giの画像再構成に用いた投影データPi(view,ch)における当該チャネルに対応するチャネルのデータの値との差分ΔPi+1に所定の重み係数αを掛けて得られるデータの値α・ΔPi+1を加算することにより投影データP′i+1(view,ch)を得る。
すなわち、次の数式1に従って、投影データP′i+1(view,ch)を得る。
P′i+1(view,ch)=Pi+1(view,ch)+α・ΔPi+1(view,chz)
ただし、ΔPi+1(view,chz)=Pi+1(view,chz)−Pi(view,chz),
α=重み係数,chz=X線高吸収体透過領域に対応するチャネル
…(数式1)
第2の再構成部37は、データ調整部36で得られた投影データP′i+1(view,ch)に基づいて、断層像Gi+1を画像再構成する。
繰返し制御部38は、順投影部35、データ調整部36、および第2の再構成部37による処理を1回または複数回繰返し行わせ、最後に再構成された断層像を最終的な断層像として得る。
これより、本実施形態によるX線CT装置100の動作の流れについて説明する。
図2は、本実施形態によるX線CT装置100の動作の流れを表すフローチャート(flowchart)である。
ステップ(step)S101では、被検体71をX線CT撮影して実測投影データP0を収集する。具体的には、スキャン制御部31が、ガントリ制御部29を介してX線制御部22および回転制御部26に制御信号を送り、ガントリ回転部15を回転させるとともにX線管21からX線ビーム81を被検体71に照射させる。データ収集装置25は、その間、X線検出器24が透過X線を検出して出力する検出信号を実測投影データP0に変換してデータ収集バッファ5に送り、収集された実測投影データP0は記憶装置7に記憶される。
図3は、被検体71のサンプルモデル(sample model)における所定の断面(xy平面)とその投影データを示す図である。この図3において、ビューの角度は、y軸方向下向きが0度、x軸方向右向きが90度である。なお、図示の投影データはファンパラ(fan-parallel)変換後のものを示している。断面SLは、図3に示すように、全体として楕円形状であり、軟部組織74と、軟部組織74の略中央に位置する小円形状のオブジェクト(object)73と、オブジェクト73をx軸方向に挟むような位置関係にある2つの大円形状のX線高吸収体72a,72bとを含んでいる。断面SLの0度方向への実測投影データP0(0,ch)および90度のビューでの実測投影データP0(90,ch)は、それぞれ、X線検出器24のチャネル番号chを横軸、その検出信号強度pを縦軸として表したものである。
各投影データにおいて、軟部組織74のみを透過するパスに対応する検出信号強度は、その組織のパス長に応じたレベルとなり、X線高吸収体72aまたは72bを透過するパスに対応する検出信号強度は、その組織のパス長に関係なく略0レベルとなる。また、軟部組織74とオブジェクト73とを透過するパスに対応する検出信号強度は、軟部組織74のみを透過する場合のレベルより低く、X線高吸収体72a,72bを透過する場合のレベルより高い中間的なレベルであって、その組織のパス長に応じたレベルとなる。すなわち、実測投影データP0(0,ch)においては、X線高吸収体72aのx軸方向の一端から他端までの領域であるチャネルch1−ch2間の領域と、X線高吸収体72bのx軸方向の一端から他端までの領域であるチャネルch5−ch6間の領域での検出信号強度は、略0レベルである。また、オブジェクト73のx軸方向の一端から他端までの領域であるチャネルch3−ch4間の領域での検出信号強度は、中間的なレベルであって組織のパス長に応じたレベルあり、その他の領域での検出信号強度は、より高いレベルであって組織のパス長に応じたレベルとなる。
一方、実測投影データP0(90,ch)において、X線高吸収体72a,72bの一端から他端までの領域であるチャネルch7−ch8間の領域での検出信号強度は、略0レベルであり、その他の領域での検出信号強度は、より高いレベルであって組織のパス長に応じたレベルとなる。
ステップS102では、データの値の閾値判定により実測投影データP0におけるX線高吸収体透過領域を特定する。具体的には、X線高吸収体特定部32が、すべてのビューにおける実測投影データP0(view,ch)の最大のデータの値、あるいは、各ビューにおける実測投影データP0(view,ch)の最大のデータの値を100%として、ビューごとに、実測投影データP0の中でデータの値が20%以下の部分をX線高吸収体透過領域として特定する。図3の例では、実測投影データP0(0,ch)においては、ch1−ch2間の領域と、ch5−ch6間の領域とがX線高吸収体透過領域として特定され、投影データP0(90,ch)においては、ch7−ch8間の領域がX線高吸収体透過領域として特定される。
図4は、置換済投影データP1(view,ch)の一部と、置換済投影データP1(view,ch)から画像再構成される断層像G1とを示す図である。なお、図示の投影データはファンパラ変換後のものを示している。
ステップS103では、実測投影データP0(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応するデータをその近傍領域から推定されるデータに置換して、置換済投影データP1(view,ch)を得る。具体的には、データ置換部33が、ビューごとに、1ビューの投影データを表すプロファイル上で、X線高吸収体透過領域に対応するデータの値をこの領域の両端に対応するデータの値の点同士を結ぶ直線で近似して置換する。例えば、図3に示すような0度方向のビューの実測投影データP0(0,ch)において、P0(0,ch1)の点とP0(0,ch2)の点とを結ぶ直線で近似するとともに、P0(0,ch5)の点とP0(0,ch6)の点とを結ぶ直線で近似して置換し、図4に示すような置換済投影データP1(0,ch)を生成する。同様に、図3に示すような90度方向のビューの実測投影データP0(90,ch)において、P0(90,ch7)の点とP0(90,ch8)の点とを結ぶ直線で近似して置換し、図4に示すような置換済投影データP1(90,ch)を生成する。このような置換処理を、ビューごとに行って、複数ビューの置換済投影データP1(view,ch)を得る。
ステップS104では、置換済投影データP1(view,ch)に基づいて断層像G1を画像再構成する。具体的には、第1の再構成部34が、置換済投影データP1(view,ch)にフェルドカンプ法による三次元画像再構成処理等を施して断層像G1を得る。
このように、ステップS103,S104の処理により、X線高吸収体透過領域に対応するデータを周辺のデータから推測して置換し、置換済投影データから断層像を画像再構成すると、高吸収体透過領域以外の領域のデータが有するX線高吸収体以外の組織の情報を、X線高吸収体を透過して得られたデータの影響を抑えて断層像に担持させることができる。
断層像G1は、例えば図4に示すように、被検体71の表皮に対応する輪郭線171と、軟部組織74に対応する軟部組織画像174と、X線高吸収体72a,72bにそれぞれ対応するX線高吸収体画像172a,172bと、オブジェクト73に対応するオブジェクト画像173と、X線高吸収体画像172a,172bの周辺に発生するストリーク(streak)状のアーチファクト175とを含んでいる。X線高吸収体画像172a,172bは、ステップS103でのデータ置換の効果により、軟部組織画像174に近い画素値で再構成され、歪も少ない。オブジェクト画像173は、90度方向のビューの置換投影データP1(90,ch)など、X線高吸収体72aまたは72bとオブジェクト73とが重なるパスを有するビューの投影データにおいて、オブジェクト73の情報が欠落してしまうが、それ以外のビューの投影データにおいては、オブジェクト73の情報を含んでいるため、オブジェクト画像173はy軸方向に延びる楕円形状となって歪んで現れる。
ステップS105では、後述の繰返し処理における繰返し回数をカウント(count)するためのパラメータ(parameter)iを1にセット(set)する。
ステップS106では、断層像Giを複数ビューで順投影して、投影データPi+1(view,ch)を算出する。具体的には、順投影部35が、所定のアルゴリズムを用いて、断層像Giを構成する各画素をビューごとに順投影することにより、投影データPi+1(view,ch)を得る。このとき、順投影部35は、断層像GiをX線高吸収体を通過するパスについてのみ順投影してX線高吸収体透過領域に対応するデータを得、投影データPi(view,ch)にX線高吸収体透過領域に対応するデータを上書きして投影データPi+1(view,ch)を算出する。なお、ステップS106では、1回目の処理(i=1)で処理対象となる断層像Giは、ステップS104で第1の再構成部34により得られた断層像G1である。
ステップS107では、ステップS106で得られた投影データPi+1(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応するチャネルのデータの値を調整して、投影データP′i+1(view,ch)を得る。具体的には、データ調整部36が、投影データPi+1(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応するチャネルのデータの値に対して、当該データの値と、断層像Giの画像再構成に用いた投影データPi(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応するチャネルのデータの値との差分ΔPi+1に所定の重み係数αを掛けて得られるデータの値α・ΔPi+1を加算することにより投影データP′i+1(view,ch)を得る。
図5は、投影データP′2(view,ch)の一部と、この投影データP′2(view,ch)から画像再構成される断層像G2とを示す図である。なお、図示の投影データはファンパラ変換後のものを示している。
図5に示すように、0度方向での投影データP′2(0,ch)では、置換済投影データP1(0,ch)と略同じプロファイルになる。一方、90度方向での投影データP′2(90,ch)では、X線高吸収体透過領域であるP′2(90,ch7)〜P′2(90,ch8)において、図4に示す断層像G1におけるオブジェクト画像173のy軸方向に伸びた楕円形状が情報としてフィードバック(feedback)されており、置換済投影データP1(90,ch7)〜P1(90,ch8)と比して、パス方向に凹状のプロファイルになる。
ステップS108では、ステップS107にてデータ調整して得られた投影データP′i+1(view,ch)に基づいて、断層像Gi+1を画像再構成する。具体的には、第2の再構成部37が、投影データP′i+1(view,ch)にフェルドカンプ法による三次元画像再構成処理等を施して断層像Gi+1を得る。
例えば、断層像G2は、図5に示すように、被検体71の表皮に対応する輪郭線271と、軟部組織74に対応する軟部組織画像274と、X線高吸収体72a,72bにそれぞれ対応するX線高吸収体画像272a,272bと、オブジェクト73に対応するオブジェクト画像273と、X線高吸収体画像272a,272bの周辺に発生するストリーク状のアーチファクト275とを含んでいる。X線高吸収体画像272a,272bは、断層像G1と同様、軟部組織画像274に非常に近い画素値で再構成される。オブジェクト画像273は、オブジェクト画像173と比して、よりオブジェクト73の形状に近い楕円形状となって現れる。これは、順投影等によって、投影データP′2(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応するデータ、例えば90度方向でのP′2(90,ch7)〜P′2(90,ch8)に、オブジェクト画像173の情報が反映されたことから、オブジェクト73がより精度よく復元された結果である。また、アーチファクト275もアーチファクト175に比して、より低減される。
このように、ステップS106〜S108の処理により、断層像が担時したX線高吸収体以外の組織の情報をX線高吸収体透過領域に対応するデータに反映させて、本来得られるべき画像と投影データとの間の矛盾を減少させることができる。
ステップS109では、繰返し制御部38が、パラメータi=nか否かを判定することにより、ステップS106〜S108の処理、すなわち、順投影、データ調整、および画像再構成による処理が、設定されたn回数分繰り返されたか否かを判定する。このステップS109において、パラメータi≠nであると判定された場合には、ステップS110に進み、繰返し制御部38が、パラメータiをインクリメントする。その後ステップS106に戻り、ステップS106〜S108の処理を再び繰り返す。一方、パラメータi=nであると判定された場合には、ステップS111に進み、断層像Gn+1を、被検体71の最終的な断層像とする。
2回目以降のステップS106では、1回目の処理と異なり、前回のステップS108で画像再構成された断層像Giを順投影して、投影データPi+1(view,ch)を得ることになる。例えば、2回目の処理では、i=2であるから、1回目の処理のときにステップS108で得られた断層像G2を順投影して、投影データP3(view,ch)を得る。
そして、2回目以降のステップS107,S108においては、1回目のときと同様に、Pi+1(view,ch)のデータ調整を行って投影データP′i+1(view,ch)を得、この投影データP′i+1(view,ch)に基づいて断層像Gi+1を画像再構成する。例えば、2回目の処理では、i=2であるから、P3(view,ch)のデータ調整を行って投影データP′3(view,ch)を得、この投影データP′3(view,ch)に基づいて断層像G3を画像再構成する。
図6は、投影データP′3(view,ch)の一部と、この投影データP′3(view,ch)から画像再構成される断層像G2_3とを示す図である。
図6に示すように、0度方向のビューの投影データP′3(0,ch)では、投影データP′2(0,ch)と略同じプロファイルになる。一方、90度方向のビューの投影データP′3(90,ch)では、X線高吸収体透過領域であるP′3(90,ch7)〜P′3(90,ch8)において、図5に示す断層像G2_2におけるオブジェクト画像273のy軸方向に少しだけ伸びた楕円形状が情報としてフィードバックされており、投影データP′2(90,ch7)〜P′2(90,ch8)と比して、y軸方向に縮まった凹状のプロファイルになる。
また、断層像G3は、例えば図6に示すように、前回得られた断層像G2と同様、X線高吸収体72a,72bにそれぞれ対応するX線高吸収体画像372a,372bと、オブジェクト73に対応するオブジェクト画像373とを含んでいる。しかし、断層像G3は、前回得られた断層像G3と比較すると、X線高吸収体画像372a,372bは、軟部組織画像174,274にさらに近い画素値で再構成され歪もより少なくなり、また、オブジェクト画像373は、より円形状に近くなる。X線高吸収体画像372a,372bの周辺に発生するストリーク状のアーチファクト375もほとんど見られなくなる。
このようにステップS106〜S108をn回繰返し行うことにより、X線高吸収体周辺の組織がより高精度に復元され、X線高吸収体周辺のアーチファクトも低減された、被検体71の最終的な断層像を得ることができる。
以上、本実施形態によれば、実測投影データP0のうちX線高吸収体72a,72bを透過するパスのデータをその周辺のデータから推定されるデータに置換して断層像G1を画像再構成した後に、断層像Gi(i=1,2,3,…)を順投影して投影データPi+1を得る処理と、投影データPi+1に基づいて断層像Gi+1を画像再構成する処理とを、n回(n≧1)行って、最後に得られた断層像Gn+1を最終的な断層像として得るので、高吸収体透過領域以外の領域のデータが有するX線高吸収体以外の組織の情報を、X線高吸収体を透過して得られたデータの影響を抑えて断層像に担持させ、断層像が担時したX線高吸収体以外の組織の情報をX線高吸収体透過領域に対応するデータに反映させて、本来得られるべき画像と投影データとの間の矛盾を減少させることができ、被検体のX線高吸収体周辺の組織がより高精度に復元された断層像を得ることが可能となる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変形が可能である。
例えば、X線高吸収体特定部32は、実測投影データP0(view,ch)から画像再構成して得られる断層像G0における、画素値の閾値判定または操作者による位置指定に基づいて、断層像G0のX線高吸収体領域を抽出し、実測投影データP0(view,ch)のうち、X線がそのX線高吸収体領域を透過するパスに対応するデータ領域をX線高吸収体透過領域として特定してもよい。
また、例えば、順投影部35は、所定の断層像Giを、X線高吸収体を通るパスについてのみ順投影してX線高吸収体透過領域に対応するデータを得、断層像Giの画像再構成に用いた投影データに当該X線高吸収体透過領域に対応するデータを上書きして投影データPi+1(view,ch)を算出してもよい。所定の断層像Giをすべてのパスについて順投影する方法の場合には、投影データの復元作用がX線高吸収体透過領域にしか及ばないが、計算量が減り処理時間が短くなるという利点がある。逆に、所定の断層像Giを、X線高吸収体を通るパスについてのみ順投影する方法の場合には、処理時間は長くなるが、投影データの復元作用がX線高吸収体透過領域以外の領域にも及ぶので断層像全体における画質向上が期待できる。なお、中間をとって、順投影部35は、所定の断層像Giを、X線高吸収体とX線高吸収体以外の組織の一部とを通るパスについて順投影してX線高吸収体透過領域を含む領域に対応するデータを得、断層像Giの画像再構成に用いた投影データに当該領域に対応するデータを上書きして投影データPi+1(view,ch)を算出してもよい。
また、例えば、データ調整部36は、データの調整を、X線高吸収体透過領域に対応するデータに限定しているが、これをすべての領域のデータに拡大して、同様の調整を行うようにしてもよい。この場合、処理時間は長くなるが、復元作用が全領域に及ぶので画質がより向上すると考えられる。
また、例えば、データ調整部36は、数式1において、重み係数α=0と設定できるようにしてもよい。この場合、データの調整を行わない場合、あるいは、データ調整部36がない場合と等価である。データの調整を行わなくても、もちろん、断層像における画像の復元効果はあるが、データの調整を行った方が、より高速な復元を期待することができる。
また、データ調整部36は、投影データPi+1(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域のチャネルのデータを、別の方法で調整してもよい。
例えば、データ調整部36は、投影データPi+1(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応する各チャネルのデータごとに、当該チャネルのデータの値に対して、当該チャネルのデータの値と、置換済投影データP1(view,ch)における当該チャネルに対応するチャネルのデータの値との差分ΔP′i+1に所定の重み係数αを掛けて得られるデータの値α・ΔP′i+1を加算することにより調整済投影データP′i+1(view,ch)を得るようにしてもよい。
すなわち、次の数式2に従って、調整済投影データP′i+1(view,ch)を得る。
P′i+1(view,ch)=Pi+1(view,ch)+α・ΔP′i+1(view,chz)
ただし、ΔP′i+1(view,chz)=Pi+1(view,chz)−P1(view,chz)
…(数式2)
また、例えば、データ調整部36は、投影データPi+1(view,ch)におけるX線高吸収体透過領域に対応する各チャネルのデータごとに、当該チャネルデータの値に対して、当該チャネルのデータの値と、置換済投影データP1(view,ch)または所定の断層像Giの画像再構成に用いた投影データPi(view,ch)における当該チャネルに対応するチャネルのデータの値との差分ΔP″i+1に依存する所定の関数f(ΔP″i+1)で導出されるデータの値f(ΔP″i+1)(view,chz)を加算することにより調整済投影データP′i+1(view,ch)を得るようにしてもよい。
すなわち、次の数式3に従って、調整済投影データP′i+1(view,ch)を得る。
P′i+1(view,ch)=Pi+1(view,ch)+f(ΔP″i+1)(view,chz)
ただし、ΔP″i+1(view,chz)=Pi+1(view,chz)−P1(view,chz)
or Pi+1(view,chz)−Pi(view,chz)
…(数式3)
ここで、関数f(ΔP″i+1)は、好適な関数を実験的または理論的に求めて定義する。
なお、X線高吸収体特定部32、データ置換部33、第1の再構成部34、順投影部35、データ調整部36、第2の再構成部37、および繰返し制御部38を有する画像処理装置も、本発明の一実施形態である。
また、コンピュータを、X線高吸収体特定部32、データ置換部33、第1の再構成部34、順投影部35、データ調整部36、第2の再構成部37、および繰返し制御部38として機能させるためのプログラムも、本発明の一実施形態である。
本発明の一実施形態によるX線CT装置の構成ブロック図である。 本実施形態によるX線CT装置の動作の流れを表すフローチャートである。 被検体のサンプルモデルにおける所定の断面とその投影データを示す図である。 置換済投影データの一部と、置換済投影データから画像再構成される断層像とを示す図である。 1回目の処理における調整済投影データの一部と、調整済投影データから画像再構成される断層像とを示す図である。 2回目の処理における調整済投影データの一部と、調整済投影データから画像再構成される断層像とを示す図である。
符号の説明
1 操作コンソール
2 入力装置
3 中央処理装置
5 データ収集バッファ
6 モニタ
7 記憶装置
10 撮影テーブル
12 クレードル
15 ガントリ回転部
20 走査ガントリ(撮影手段)
21 X線管
22 X線制御部
23 コリメータ
24 X線検出器(X線検出器)
24a X線検出素子
25 データ収集装置
26 回転制御部
29 ガントリ制御部
31 スキャン制御部
32 X線高吸収体特定部(X線高吸収体特定手段)
33 データ置換部(データ置換手段)
34 第1の再構成部(第1の再構成手段)
35 順投影部(順投影手段)
36 データ調整部(データ調整手段)
37 第2の再構成部(第2の再構成手段)
38 繰返し制御部(制御手段)
100 X線CT装置(X線CT装置)
71 被検体
72a,72b X線高吸収体
73 オブジェクト
74 軟部組織
81 X線ビーム
171,271,371 輪郭線
172a,172b,272a,272b,372a,372b X線高吸収体画像
173,273,373 オブジェクト画像
174,274,374 軟部組織画像
175,275,375 アーチファクト

Claims (11)

  1. X線高吸収体を含む被検体を複数ビューでX線照射し前記被検体の透過X線を複数のチャネルを有するX線検出器で検出して、前記被検体の実測投影データを得る撮影手段と、
    前記実測投影データに基づいてX線高吸収体透過領域を特定する高吸収体領域特定手段と、
    前記実測投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを、該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データを得るデータ置換手段と、
    前記置換済投影データに基づいて断層像を画像再構成する第1の再構成手段と、
    前記第1の再構成手段により画像再構成された断層像を前記複数ビューで順投影して順投影データを算出する順投影手段と、
    前記順投影データに基づいて断層像を画像再構成する第2の再構成手段とを備えるX線CT装置。
  2. X線高吸収体を含む被検体を複数ビューでX線照射し前記被検体の透過X線を複数のチャネルを有するX線検出器で検出して、前記被検体の実測投影データを得る撮影手段と、
    前記実測投影データに基づいてX線高吸収体透過領域を特定する高吸収体領域特定手段と、
    前記実測投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを、該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データを得るデータ置換手段と、
    前記置換済投影データに基づいて断層像を画像再構成する第1の再構成手段と、
    所定の断層像を前記複数ビューで順投影して順投影データを算出する順投影手段と、
    前記順投影データに基づいて断層像を画像再構成する第2の再構成手段と、
    前記順投影手段および前記第2の再構成手段による処理を複数回繰返し行わせ、最後に再構成された断層像を得る制御手段とを備え、
    前記所定の断層像は、1回目の処理では、前記第1の再構成手段により得られる断層像であり、2回目以降の処理では、前回の処理にて前記第2の再構成手段により得られる断層像である、X線CT装置。
  3. 前記順投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値を、該データの値と、前記置換済投影データまたは前記所定の断層像の画像再構成に用いた投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値との差分に基づいて変化させるよう調整してなる調整済投影データを得るデータ調整手段をさらに備え、
    前記第2の再構成手段は、前記調整済投影データに基づいて断層像を画像再構成し、
    前記制御手段は、前記順投影手段、前記データ調整手段、および前記第2の再構成手段による処理を複数回繰返し行わせる請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記データ調整手段は、前記順投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値に対して、該データの値と、前記置換済投影データまたは前記所定の断層像の画像再構成に用いた投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値との差分に所定の重みを掛けて得られる値を加算することにより、前記調整済投影データを得る請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記データ調整手段は、前記順投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値に対して、該データの値と、前記置換済投影データまたは前記所定の断層像の画像再構成に用いた投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応する前記チャネルのデータの値との差分に依存する所定の関数で導出される値を加算することにより、前記調整済投影データを得る請求項3に記載のX線CT装置。
  6. 前記データ置換手段は、前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを前記近傍領域のデータと実質的に同レベルの値を有するデータに置換する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  7. 前記順投影手段は、前記所定の断層像を、前記X線高吸収体を通るパスについてのみ順投影して前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを得、前記所定の断層像の画像再構成に用いた投影データに該X線高吸収体透過領域に対応するデータを上書きして前記順投影データを算出する請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  8. 前記X線高吸収体特定手段は、前記実測投影データにおけるデータの値の閾値判定に基づいて前記X線高吸収体透過領域を特定する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のX線CT置。
  9. 前記X線高吸収体特定手段は、前記実測投影データから画像再構成して得られる断層像における画素値の閾値判定、または、該断層像上での操作者による位置指定に基づいて、該断層像のX線高吸収体領域を抽出し、前記X線高吸収体透過領域を特定する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  10. コンピュータを、
    X線高吸収体を含む被検体を複数ビューでX線照射し前記被検体の透過X線を複数のチャネルを有するX線検出器で検出して得られる前記被検体の実測投影データに基づいて、X線高吸収体透過領域を特定する高吸収体領域特定手段と、
    前記実測投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを、該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データを得るデータ置換手段と、
    前記置換済投影データに基づいて断層像を画像再構成する第1の再構成手段と、
    前記第1の再構成手段により画像再構成された断層像を前記複数ビューで順投影して順投影データを算出する順投影手段と、
    前記順投影データに基づいて断層像を画像再構成する第2の再構成手段として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、
    X線高吸収体を含む被検体を複数ビューでX線照射し前記被検体の透過X線を複数のチャネルを有するX線検出器で検出して得られる前記被検体の実測投影データに基づいて、X線高吸収体透過領域を特定する高吸収体領域特定手段と、
    前記実測投影データにおける前記X線高吸収体透過領域に対応するデータを、該領域の近傍領域に対応するデータから推定されるデータに置換して、置換済投影データを得るデータ置換手段と、
    前記置換済投影データに基づいて断層像を画像再構成する第1の再構成手段と、
    所定の断層像を前記複数ビューで順投影して順投影データを算出する順投影手段と、
    前記順投影データに基づいて断層像を画像再構成する第2の再構成手段と、
    前記順投影手段および前記第2の再構成手段による処理を複数回繰返し行わせ、最後に再構成された断層像を得る制御手段として機能させるためのプログラムであり、
    前記所定の断層像は、1回目の処理では、前記第1の再構成手段により得られる断層像であり、2回目以降の処理では、前回の処理にて前記第2の再構成手段により得られる断層像である、プログラム。
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