JP2009194106A - 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消去ゲートとフローティングゲートとのカップリング容量を低下し、高速な消去動作を可能にするスプリットゲート型の不揮発性半導体記憶装置とその製造方法を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板10のチャネル領域上に第1絶縁層12を介して設けられたフローティングゲート20と、フローティングゲート20上に第2絶縁層13、14を介して設けられた消去ゲート40と、フローティングゲート20及び消去ゲート40の側方に第3絶縁層を介して設けられたコントロールゲートとを具備する。フローティングゲート20はU字型であるため、フローティングゲート20を極めて小さい面積の端部で薄い第2絶縁層14を介して消去ゲート40と対向させることが出来る。そのため、フローティングゲート20と消去ゲート40との間のカップリング容量を小さくすることができ、消去動作での消去電圧を小さく抑えることが可能となる。
【選択図】図4B

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の製造方法に関し、特にスプリットゲート型の不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の製造方法に関する。
不揮発性半導体記憶装置として、スプリットゲート型の不揮発性半導体記憶装置が知られている。例えば、特開2001−230330号公報、特開2000−286348号公報、及び特開2001−085543号公報には、消去ゲートを有するスプリットゲート型の不揮発性半導体記憶装置が開示されている。
図1は、特開2001−230330号公報に開示された不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。この不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板110上にゲート絶縁膜112を介して形成されたフローティングゲート120と、フローティングゲート120上に絶縁膜113、114を介して形成された消去ゲート140と、フローティングゲート120,絶縁膜113、114及び消去ゲート140を被覆するように形成された絶縁膜(図示されず)を介してフローティングゲート120,絶縁膜113、114及び消去ゲート140の一側壁部に形成されたコントロールゲート(図示されず)と、フローティングゲート120あるいはコントロールゲートに隣接するように基板110表層に形成された拡散領域(図示されず)とを有することを特徴とする。この不揮発性半導体記憶装置では、フローティングゲート120の直上に消去ゲート140を備えている。図中、フローティングゲート120の両端上部の尖った部分(尖鋭部121)は、電界が集中し易い構造である。したがって、その尖鋭部121から消去ゲート140へ電子を引き抜くことで、消去動作を行っている。
図2は、特開2000−286348号公報に開示された不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。この不揮発性半導体記憶装置は、第1の拡散領域251と第2の拡散領域252を有する半導体基板210上にフローティングゲート220とコントロールゲート230とを有する。この不揮発性半導体記憶装置は、隣り合うメモリセル同士のフローティングゲート220にトンネル酸化膜214を介して隣接するように形成され、かつある間隔を存して第1の拡散領域251とコンタクト接続された消去ゲート240とを具備したことを特徴とする。この不揮発性半導体記憶装置では、フローティングゲート220の側方に消去ゲート240を備えている。図中、フローティングゲート220の消去ゲート240側の尖った部分(尖鋭部221)は、電界が集中し易い構造である。したがって、その尖鋭部221から消去ゲート240へ電子を引き抜くことで、消去動作を行っている。
図3は、特開2001−085543号公報に開示されたスプリットゲート型メモリセルの構成を示す断面図である。このスプリットゲート型メモリセルは、半導体基板310上に形成されたソース領域351およびドレイン領域352と、ソース領域351とドレイン領域352に挟まれたチャネル領域と、チャネル領域上にフローティングゲート絶縁膜311を介して形成されたフローティングゲート電極320と、チャネル領域上にコントロールゲート絶縁膜312を介して形成されたコントロールゲート電極330と、フローティングゲート電極320上に消去ゲート絶縁膜315を介して形成された消去ゲート電極340とを備える。フローティングゲート絶縁膜311と消去ゲート絶縁膜315とは独立した別個の絶縁膜から成る。コントロールゲート電極330に対してフローティングゲート電極320が自己整合的に形成されたことを特徴とする。図中、フローティングゲート320の消去ゲート340側の尖った部分(尖鋭部321)は、電界が集中し易い構造である。したがって、その尖鋭部321から消去ゲート340へ電子を引き抜くことで、消去動作を行っている。
特開2001−230330号公報 特開2000−286348号公報 特開2001−085543号公報
近年、不揮発性半導体記憶装置では、動作速度が益々速くなっている。例えば、マイクロコンピュータに内蔵される不揮発性半導体記憶装置に関しては、マイクロコンピュータ自体の動作速度が益々速くなっているため、それに伴い動作速度の高速化が強く要求されるようになってきている。また、不揮発性半導体記憶装置では、上記の動作速度の高速化の要求と共に、回路の微細化や動作電圧の低電圧化の要求にも応える必要がある。
特開2001−230330号公報の技術では、図1に示されるように、消去ゲート140(尖鋭部121に対抗する部分)が2つのフローティングゲート120の間に埋め込まれている構造となっている。そのため、消去ゲート140とフローティングゲート120とが面(面140aと面120a)で対向する。消去ゲート140とフローティングゲート120が面で対向すると、カップリング容量が大きくなり、消去動作の際に消去ゲート140とフローティングゲート120間に掛かる電圧が小さくなってしまう問題がある。そのため、高速な消去動作が期待できないという問題がある。
特開2000−286348号公報及び特開2001−085543号公報の技術についても同様の問題がある。すなわち、特開2000−286348号公報の技術では、図2に示されるように、消去ゲート240とフローティングゲート220とが面(面240aと面220a)で対向するので、カップリング容量が大きくなってしまう。同様に、特開2001−085543号公報の技術では、図3に示されるように消去ゲート340とフローティングゲート320とが面(面340aと面320a)で対向するので、カップリング容量が大きくなってしまう。そのため、高速な消去動作が期待できないという問題がある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板(10)のチャネル領域上に第1絶縁層(12)を介して設けられたフローティングゲート(20)と、フローティングゲート(20)上に第2絶縁層(13、14)を介して設けられた消去ゲート(40)と、フローティングゲート(20)及び消去ゲート(40)の側方に第3絶縁層(17)を介して設けられたコントロールゲート(30)とを具備する。フローティングゲート(20)はU字型である。
本発明では、フローティングゲート(20)は、U字型の極めて小さい面積の端部で薄い第2絶縁層(14)を介して消去ゲート(40)と対向する一方、他の部分は厚い第2絶縁膜(14、13)で消去ゲート(40)と隔たっている。そのため、フローティングゲート(20)と消去ゲート(40)との間のカップリング容量に効く部分は、極めて小さい面積の端部となる。すなわち、フローティングゲート(20)と消去ゲート(40)との間のカップリング容量を小さくすることができる。カップリング容量を小さく出来るので、消去動作での消去電圧を小さく抑えることが可能となる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板(10)のチャネル領域上に第1絶縁層(12)を介して設けられたフローティングゲート(20)と、フローティングゲート(20)上に第2絶縁層(13、14)を介して設けられた消去ゲート(40)と、フローティングゲート(20)及び消去ゲート(40)の側方に第3絶縁層(17)を介して設けられたコントロールゲート(30)とを具備する。フローティングゲート(20)は、第1絶縁層(12)に接する底面部(23)と、一端を底面部(23)の一端に接続され、半導体基板(10)の表面から離れる方向に伸びる第1側部(22a)と、一端を底面部(23)の他端に接続され、半導体基板(10)の表面から離れる方向に伸びる第2側部(22b)とを備える。
本発明では、フローティングゲート(20)は、第1側部(22a)及び第2側部(22b)の極めて小さい面積の端部で薄い第2絶縁層(14)を介して消去ゲート(40)と対向する一方、他の底面部(23)は厚い第2絶縁膜(14、13)で消去ゲート(40)と隔たっている。そのため、フローティングゲート(20)と消去ゲート(40)との間のカップリング容量に効く部分は、極めて小さい面積の端部となる。すなわち、フローティングゲート(20)と消去ゲート(40)との間のカップリング容量を小さくすることができる。カップリング容量を小さく出来るので、消去動作での消去電圧を小さく抑えることが可能となる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板(10)のチャネル領域上に第1絶縁層(12)を介して設けられたフローティングゲート(20)と、フローティングゲート(20)上に第2絶縁層(13、14)を介して設けられた消去ゲート(40)と、フローティングゲート(20)及び消去ゲート(40)の側方に第3絶縁層(17)を介して設けられたコントロールゲート(30)とを具備する。フローティングゲート(20)は、L字型である。
本発明では、フローティングゲート(20)は、L字型の極めて小さい面積の端部で薄い第2絶縁層(14)を介して消去ゲート(40)と対向する一方、他の部分は厚い第2絶縁膜(14、13)で消去ゲート(40)と隔たっている。そのため、フローティングゲート(20)と消去ゲート(40)との間のカップリング容量に効く部分は、極めて小さい面積の端部となる。すなわち、フローティングゲート(20)と消去ゲート(40)との間のカップリング容量を小さくすることができる。カップリング容量を小さく出来るので、消去動作での消去電圧を小さく抑えることが可能となる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板(10)を覆うように形成された保護絶縁膜(80、81)を貫通して半導体基板(10)の内部に至る複数の溝を形成する工程と、複数の溝内に素子分離層(11)を形成し、保護絶縁膜(80、81)を除去する工程と、ゲート絶縁膜(12a)、第1導電膜(20a)及び第1絶縁膜(13a)を順次形成する工程と、素子分離層(11)の上部が露出するように、第1絶縁膜(13a)及び第1導電膜(20a)を平坦に除去する工程と、第2絶縁膜(14a)及び第2導電膜(40a)を順次形成する工程と、第2導電膜(40a)、第2絶縁膜(14a)、第1絶縁膜(13a)及び第1導電膜(20a)を所定のパターンにエッチングして、消去ゲート(40)とフローティングゲート(20)とを形成する工程と、フローティングゲート(20)及び消去ゲート(40)の側方に第3絶縁膜(17)を介してコントロールゲート(30)を形成する工程とを具備する。
本発明では、フローティングゲート(20)をU字型や底面部(23)と第1側部(22a)と第2側部(22b)とを備える形状に形成することが出来る。それにより、フローティングゲート(20)を極めて小さい面積の端部で薄い第2絶縁層(14)を介して消去ゲート(40)と対向させることが出来る。そのため、フローティングゲート(20)と消去ゲート(40)との間のカップリング容量を小さくすることができる。その結果、消去動作での消去電圧を小さく抑えることが可能となる。
本発明により、微細化、低電圧化に対応しつつ、高速な動作速度が確保できる消去ゲートを備えた不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明の不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図4A、図4B及び図4Cは、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す。詳細には、図4Aは図4BにおけるA−A’断面図(yz断面)であり、図4Bは図4AにおけるB−B’断面図(zx断面)であり、図4Cは平面図(xy平面)である。図では、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルとしてスプリットゲート型のフラッシュメモリのメモリセル2を例示している。
図4Aを参照して、メモリセル2は、第1ゲート絶縁膜12、第1絶縁膜13、トンネル絶縁膜14、第2絶縁膜15、第1サイドウォール絶縁膜16、第2サイドウォール絶縁膜17、第2ゲート絶縁膜18、フローティングゲート20、コントロールゲート30、消去ゲート40、第1ソース/ドレイン拡散層51、第2ソース/ドレイン拡散層52、シリサイド膜61、62を具備する。
第1ソース/ドレイン拡散層51、第2ソース/ドレイン拡散層52は、シリコン基板に例示される半導体基板10のウェル10a表面のチャネル領域の両側に形成されている。メモリセル2の書き込み動作、読み出し動作及び消去動作において、第1ソース/ドレイン拡散層51、第2ソース/ドレイン拡散層52の一方はソースとして、他方はドレインとして機能する。半導体基板10のウェル10aがp型の場合、第1ソース/ドレイン拡散層51、第2ソース/ドレイン拡散層52はn型であり、ドーパントは砒素(As)又はリン(P)に例示される。第1ソース/ドレイン拡散層51上には、上部にシリサイド層63を有するコンタクトプラグ71が接続されている。第2ソース/ドレイン拡散層52は、高濃度層52aと、低濃度層(Lightly Doped Drain)52bとを含む。高濃度層52aは、上部にシリサイド層61を有しコンタクトプラグ(図示されず)が接続される。低濃度層52bは、チャネル領域へ張り出している。コンタクトプラグ71は、ポリシリコン膜に例示される。また、シリサイド層61、63は、コバルトシリサイド層に例示される。
フローティングゲート20は、半導体基板10のウェル10aのチャネル領域上に第1ゲート絶縁膜12を介して設けられている。フローティングゲート20は、第1ソース/ドレイン拡散層51に対して一部オーバーラップしている。フローティングゲート20は、下側の第1ゲート絶縁膜12、側面の第2サイドウォール絶縁膜17及び素子分離層11(後述)、及び、上側の第1絶縁膜13及びトンネル絶縁膜14により囲まれ、外部から電気的に隔離されている。フローティングゲート20は、ポリシリコン膜に例示される。
消去ゲート40は、フローティングゲート20上に第1絶縁膜13及びトンネル絶縁膜14を介して設けられている。消去ゲート40は、下側のトンネル絶縁膜14、側面の第2サイドウォール絶縁膜17、及び、上側の第2絶縁膜15に囲まれ、x方向へ延伸している(後述)。消去ゲート40は、ポリシリコン膜に例示される。
コントロールゲート30は、フローティングゲート20及び消去ゲート40の側方に第2サイドウォール絶縁膜17を介して設けられている。更に、コントロールゲート30は、半導体基板10のウェル10aのチャネル領域上に第2ゲート絶縁膜18を介して設けられている。コントロールゲート30は、第2ソース/ドレイン拡散層52の低濃度層52bに対して一部オーバーラップしている。コントロールゲート30は、上部にシリサイド層62を有している。コントロールゲート30は、下側の第2ゲート絶縁膜18、及び、側面の第1サイドウォール絶縁膜16及び第2サイドウォール絶縁膜17により囲まれ、x方向へ延伸している(後述)。コントロールゲート30は、ポリシリコン膜に例示される。また、シリサイド層62は、コバルトシリサイド層に例示される。
図4Aでは、シリサイド層63、コンタクトプラグ71及び第1ソース/ドレイン拡散層51を中心として、左右方向(y方向)に一個ずつ(合計2個)のメモリセル2が並んで設けられている。この場合、シリサイド層63、コンタクトプラグ71及び第1ソース/ドレイン拡散層51は、両側の2個のメモリセル2に共用されている。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、消去ゲート40はフローティングゲート30の上方に配置されている。そのため、第1ソース/ドレイン拡散層51上にコンタクトプラグ71を設け、その上部にシリサイド層63を形成することが可能となる。そして、第2ソース/ドレイン層52、コントロールゲート30、コンタクトプラグ71の上面がシリサイド化されている(シリサイド層61、62、63)そのため、配線抵抗を小さく抑えることができる。これにより、寄生抵抗を小さくすることが出来、高速読み出しが可能となる。
更に、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、コントロールゲート30とは別に独立して消去専用の電極である消去ゲート40が設けられている。そのため、コントロールゲート30から消去動作を分離した構造となっている。
図4Bを参照して、半導体基板10のウェル10a中には、x方向においてメモリセル2同士を分離する素子分離層(Shallow Trench Isolation)11が設けられている。素子分離層11は、半導体基板10のウェル10aの内部から上方(z方向)に伸び、左右方向(x方向)に伸びる消去ゲート40の下側のトンネル絶縁膜14直下まで達している。
フローティングゲート20は、下側の第1ゲート絶縁膜12及び側面の素子分離層11(後述)に囲まれた領域で、上向きに凹のU字型である。そして、フローティングゲート20は、U字型の両端部21で、トンネル絶縁膜14を介してx方向へ伸びる消去ゲート40に対向している。一方、フローティングゲート20は、その両端の端部21以外のU字型の内側にあたる部分で、消去ゲート40との間にトンネル絶縁膜14及び第1絶縁膜13が介在している。ただし、フローティングゲート20は、トンネル絶縁膜14を介して消去ゲート40と対向する端部21が存在していれば、正確なU字型ではなくても良い。
すなわち、フローティングゲート20は、底面部23と、第1側部22aと、第2側部22bとを備えている。底面部は、第1ゲート絶縁膜12に接している。第1側部22aは、一端を底面部23の一端に接続され、半導体基板100の表面から離れる方向(例示:z方向)に伸びている。第2側部22bは、一端を底面部23の他端(例示:第1側部22aとの接続部分と反対側)に接続され、半導体基板100の表面から離れる方向(例示:z方向)に伸びている。そして、フローティングゲート20は、第1側部22aの他端及び第2側部22bの他端でトンネル絶縁膜14を介して消去ゲート40に対向している。したがって、消去ゲート40とフローティングゲート20との間にある絶縁層は、底面部23に接する部分(第1絶縁膜13+トンネル絶縁膜14)が、第1側部22aの他端及び第2側部22bの他端に接する部分(トンネル絶縁膜14)よりも第1絶縁膜13の分だけ厚いことになる。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置はでは、フローティングゲート20は、極めて小さい面積の端部21で薄いトンネル絶縁膜14を介して消去ゲート40と対向する一方、他の部分は厚い絶縁膜(トンネル絶縁膜14及び第1絶縁膜13)で消去ゲート40と隔たっている。そのため、フローティングゲート20と消去ゲート40との間のカップリング容量に効く部分は、極めて小さい面積の端部21の部分となる。すなわち、フローティングゲート20と消去ゲート40との間のカップリング容量を小さくすることができる。カップリング容量を小さく出来るので、消去動作での消去電圧を小さく抑えることが可能となる。
更に、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、消去ゲート40下の酸化膜は、フローティングゲート20と重なる部分のみ薄いトンネル絶縁膜14であり、その他の領域は厚い第1絶縁膜13となっている。そのため、消去ゲート40に高い電圧を印加しても、破壊の危険性は極めて低く、繰り返しの回数が多くなってもメモリセルが破壊する可能性は極めて低い。
フローティングゲート20は、トンネル絶縁膜を介して消去ゲート40と対向する部分が1箇所でもあれば良いので、第1側部22a及び第2側部22bのうちいずれか一方が無くても良い。その場合、フローティングゲート20は、L字型である。ただし、フローティングゲート20は、トンネル絶縁膜14を介して消去ゲート40と対向する端部21が存在していれば、正確なL字型ではなくても良い。
フローティングゲート20がL字型の場合、U字型の場合と比較して更に極めて小さい面積の端部21で薄いトンネル絶縁膜14を介して消去ゲート40と対向することになる。それにより、フローティングゲート20と消去ゲート40との間のカップリング容量を、U字型の場合と比較して更に小さく出来るので、消去動作での消去電圧を更に小さく抑えることが可能となる。
なお、第1ゲート絶縁膜12、素子分離層11、第1絶縁膜13、トンネル酸化膜14、第2絶縁膜15、第1サイドウォール絶縁膜16及び第2ゲート絶縁膜18はシリコン酸化膜に、第2サイドウォール絶縁膜17はONO膜(Oxide Nitride Oxide film:酸化物−窒化物−酸化物膜)にそれぞれ例示される。第2サイドウォール絶縁膜17はシリコン酸化膜でも良いが、ONO膜にすることで、絶縁耐性を向上できて好ましい。本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、後述される製造方法により、これらの膜厚をそれぞれ異なる膜厚に自由に設定することが可能である。特に、コントロールゲート30と半導体基板10(ウェル10a)との間の絶縁膜(第2ゲート絶縁膜18)は、適切な膜厚に設定できる。そのため、低電圧でも読み出しの際のメモリセル電流を大きく取ることができる。
図4Cを参照して、一点差線で示す領域が図4A及び図4Bで説明されたメモリセル2の一個分(1bit)を示している。すなわち、2つの素子分離層11で挟まれ、隣り合う消去ゲート40及びコントロールゲート30と、その両側のコンタクトプラグ71(第1ソース/ドレイン領域51)及び第2ソース/ドレイン拡散層52とを含んだ領域が、1bit分メモリセル2である。ただし、シリサイド膜61、62、63、第2絶縁膜15は図示を省略されている。
コントロールゲート30、消去ゲート40、コンタクトプラグ71は、x方向へ伸び、x方向に並ぶ複数のメモリセル2に共用されている。図示されていないが、消去ゲート40下には、各メモリセル2にフローティングゲート20が設けられている。コントロールゲート30、消去ゲート40、コンタクトプラグ71は、各メモリセル2に対する配線層としての機能も有している。素子分離層11は、y方向へ伸び、x方向に互いに平行に並んでいる。素子分離層11は、x方向に並ぶ複数のメモリセル2を互いに電気的に分離している。第1サイドウォール絶縁膜16、第2サイドウォール絶縁膜17(、トンネル絶縁膜14)は、x方向へ伸び、x方向に並ぶ複数のメモリセル2に共用されている。
図5は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のアレイ構成を示す回路ブロック図である。メモリアレイ1は、メモリ部4と、Xデコーダ5と、Yデコーダ6とを具備する。Xデコーダ5は、x方向へ伸びる複数のワード線WLに接続されている。Yデコーダ6は、y方向へ伸びる複数のビット線BLに接続されている。メモリ部4は、x方向へ伸びる複数のワード線WL(コントロールゲート30に対応)、消去ゲート40及びコンタクトプラグ71と、y方向へ伸びる複数のビット線BLと、複数のセクタ3を有している。セクタ3は、行列上に配列された複数のメモリセル2を含んでいる。複数のメモリセル2の各々は、複数のワード線WLと複数のビット線BLとの交点の各々に対応して設けられている。
次に、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作(書き込み、読み出し、消去)について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を説明するための概念図を示す。この図は、図4A(図4BのA−A’断面)の一部を模式的に示している。書き込みは、ソースサイドチャネルホットエレクトロン(CHE:Channel Hot Electron)注入よって行われる。書き込み動作時において、第1ソース/ドレイン拡散層51は、ドレイン(D)として、第2ソース/ドレイン拡散層52はソース(S)として、それぞれ機能する。例えば、コントロールゲート30には、+1.6Vの電圧が印加され、第1ソース/ドレイン拡散層51には、+7.6Vの電圧が印加され、第2ソース/ドレイン拡散層52には、+0.5Vの電圧が印加される。第2ソース/ドレイン拡散層52から放出された電子は、チャネル領域の強電界により加速され、CHEとなる。特に、第1ソース/ドレイン拡散層51とフローティングゲート20との容量結合によってフローティングゲート20の電位も高くなっており、コントロールゲート30とフローティングゲート20との間の狭いギャップには、強電界が発生する。その強電界により生成された高エネルギーのCHEが、第1ゲート絶縁膜12を通じてフローティングゲート20に注入される。このような注入は、ソースサイドインジェクション(SSI:Source Side Injection)と呼ばれ、SSIによれば、電子注入効率が向上し、印加電圧を低く設定することが可能となる。フローティングゲート20に電子が注入されることにより、メモリセルの閾値電圧が上昇する。
また、書き込み動作時、消去ゲート40に電圧を印加してもよい(例えば、4〜5V)。すなわち、消去ゲート40がフローティングゲート20の電位を持ち上げる役割を担っても良い。この場合には、第1ソース/ドレイン拡散層51に印加する電圧を下げることができるため、第1ソース/ドレイン拡散層51と第2ソース/ドレイン拡散層52との間(ソース−ドレイン間)のパンチスルー耐性を上げることが可能になる。
図7は、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作を説明するための概念図を示す。この図は、図4A(図4BのA−A’断面)の一部を模式的に示している。読み出し動作時には、第1ソース/ドレイン拡散層51は、ソース(S)として、第2ソース/ドレイン拡散層52は、ドレイン(D)として、それぞれ機能する。例えば、コントロールゲート30には、+2.5Vの電圧が印加され、第2ソース/ドレイン拡散層52には、+0.8Vの電圧が印加され、第1ソース/ドレイン拡散層51及び半導体基板10のウェル10aの電圧は、0Vに設定される。消去セル(例えば、フローティングゲート20に電荷が注入されていない状態のメモリセル)の場合、閾値電圧は低く、読み出し電流(メモリセル電流)が流れる。一方、書き込み(プログラム)セル(例えば、フローティングゲート20に電荷が注入されている状態のメモリセル)の場合、閾値電圧は高く、読み出し電流(メモリセル電流)がほとんど流れない。この読み出し電流(メモリセル電流)を検出することによって、プログラムセルか消去セルかを判定(データ“0”が記憶されているのかデータ“1”が記憶されているのかを判定)することができる。
図8A及び図8Bは、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去動作を説明するための概念図を示す。図8Aは、図4A(図4BのA−A’断面)の一部を模式的に示し、図8Bには、図4B(図4AのB−B’断面)の一部を模式的に示している。消去は、FNトンネル(Fowler−Nordheim Tunneling)方式で行われる。例えば、消去ゲート40には、11.5Vの電圧が印加され、コントロールゲート30、第1ソース/ドレイン拡散層51、第2ソース/ドレイン拡散層52及び半導体基板10のウェル10aの電圧は、0Vに設定される。その結果、消去ゲート40とフローティングゲート20との間のトンネル絶縁膜14に高電界が印加され、FNトンネル電流が流れる。これによりフローティングゲート20内の電荷(電子)が、トンネル絶縁膜14を通じて、消去ゲート40に引き抜かれる。また、前述のように、消去動作時においては、コントロールゲート30、第1ソース/ドレイン拡散層51、第2ソース/ドレイン拡散層52及びウェル10aの電圧は、0Vである。コントロールゲート30に電圧を印加しないため、コントロールゲート30−ウェル10a間の電位差は、0Vであり、消去動作による第2ゲート絶縁膜18(コントロールゲート30と半導体基板10との間の絶縁膜)の劣化は、発生しない。
特に、フローティングゲート20の端部21は小面積であるため、端部21と消去ゲート40との間に強い電界が発生し、フローティングゲート20内の電荷(電子)は、主としてその端部21から消去ゲート40に放出される。従って、強電界が発生する端部21は、電荷(電子)の引き抜き効率を向上させていると言える。フローティングゲート20から電荷(電子)が引き抜かれることにより、メモリセルの閾値電圧が減少する。
なお、過消去によりフローティングゲート20に関する閾値電圧が負になった場合、フローティングゲート20の下部の半導体基板10のウェル10a内には、チャネルが常時発生し得る。しかしながら、チャネル領域上にはコントロールゲート30も設けられているため、メモリセルが常にオン状態となってしまうことを防止できる。このように、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、過剰消去エラーが防止されるという利点を有する。
次に、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図9A及び図9B〜図22A及び図22Bは、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。ただし、図9A〜図22A(図A)は図4BにおけるA−A’断面図(yz断面)に対応している。図9B〜図22B(図B)は図4AにおけるB−B’断面図(zx断面)に対応している。
図9A及び図9Bを参照して、半導体基板10としてのp型シリコン基板上に、PAD(Polymer−Asisted−Deposition)法により酸化膜80を形成する。続いて、酸化膜80上に、CVD法によりフィールド窒化膜81を形成する。その後、フィールド窒化膜81上に、フォトレジストで素子分離層11のマスクパターンを形成し、エッチングによりフィールド窒化膜81に素子分離層11用のパターンを形成する。
次に、図10A及び図10Bを参照して、フィールド窒化膜81をマスクとして酸化膜80をエッチングし、更に半導体基板10をエッチングして、素子分離層11ようのトレンチ(溝)を形成する。続いて、フィールド窒化膜81及びトレンチを覆うように、CVD法により酸化膜を形成する。そして、その酸化膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、フィールド窒化膜81の表面が露出するまで研磨する。その結果、トレンチ内の酸化膜により、素子分離層11が形成される。素子分離層11は、下側が半導体基板10に埋め込まれ、上側が半導体基板10から突出している。
続いて、図11A及び図11Bを参照して、フィールド窒化膜81をエッチングにより除去する。その後、これにより、素子分離層11の一部が半導体基板10の表面から上方(+z方向)へ突出した状態になる。その後、フォトレジストでメモリセルのマスクパターンを形成する。そして、メモリセルの領域に、p型ウェル用の不純物をイオン注入して、p型のウェル10aを形成する。
その後、図12A及び図12Bを参照して、酸化膜80をエッチングにより除去する。そのとき、素子分離層11においても、素子分離層11の突出部分の側面及び上面から酸化膜80と同程度の膜厚の酸化層がエッチングされる。その結果、素子分離層11の突出部分は、半導体基板10のウェル10aに埋め込まれた部分と比較して、細い形状を有するようになる。また、素子分離層11の突出部分におけるウェル10aとの境界部分は、ウェル10aの表面に対して傾斜している。当該傾斜は、下に凸の丸みを帯びている場合もある。
次に、図13A及び図13Bを参照して、ウェル10aの表面に、熱酸化法により酸化膜12aを形成する。続いて、第1ゲート絶縁膜12及び素子分離層11上に、CVD法によりポリシリコン膜20aを形成する。その膜厚は、例えば50nmである。その後、ポリシリコン膜20a上に、CVD法により酸化膜13aを形成する。その膜厚は、例えば150nmである。これらの酸化膜12a、ポリシリコン膜20a、及び酸化膜13aは、後の工程により第1ゲート絶縁膜12、フローティングゲート20、及び第1絶縁膜13になる。
続いて、図14A及び図14Bを参照して、素子分離層11上のポリシリコン膜20aの表面が露出するまでCMP法により酸化膜13aを研磨する。その後、素子分離層11上のポリシリコン膜20aをエッチングにより除去し、ポリシリコン膜20a上部のウェル10a表面からの高さを素子分離層11と同じ高さとする。このとき、酸化膜13a上部のウェル10a表面からの高さも素子分離層11と同じ高さになるように酸化膜13aをエッチングする。
その後、図15A及び図15Bを参照して、ポリシリコン膜20a及び酸化膜13aを覆うように、CVD法により酸化膜14aを形成する。その膜厚は、例えば15nmである。次に、酸化膜14a上に、CVD法によりポリシリコン膜40aを形成する。その膜厚は、例えば100nmである。続いて、ポリシリコン膜40a上に、CDV法によりハードマスク用の酸化膜15aを形成する。その膜厚は、例えば50nmである。酸化膜14a、ポリシリコン膜40a、及び酸化膜15aは、それぞれ後の工程でトンネル絶縁膜14、消去ゲート40、及び第2絶縁膜15となる。
次に、図16A及び図16Bを参照して、フォトレジスト82で消去ゲートのマスクパターンを形成する。そして、そのフォトレジスト82をマスクとして、酸化膜15a、ポリシリコン膜40a、酸化膜14a、酸化膜13a、及びポリシリコン膜20aを順次エッチングする。この結果、酸化膜15aから第2絶縁膜15が、ポリシリコン膜40aから消去ゲート40が、酸化膜14aからトンネル絶縁膜14が、酸化膜13aから第1絶縁膜13が、及びポリシリコン膜20aからフローティングゲート20がそれぞれ形成される。
続いて、図17A及び図17Bを参照して、全面にCVD法によりONO膜を形成する。そして、そのONO膜をエッチバックして、第2絶縁膜15、消去ゲート40、トンネル絶縁膜14、第1絶縁膜13及びフローティングゲート20の積層構造の側面に第2サイドウォール絶縁膜17を形成する。このエッチバックにより、ONO膜下にあるウェル10a表面の酸化膜12aも除去され、ウェル10aの表面が露出される。その結果、酸化膜12aから第1ゲート絶縁膜12が形成される。その後、露出されたウェル10aの表面に、熱酸化法により、第2ゲート絶縁膜18を形成する。続いて、全面にCVD法によりポリシリコン膜30aを形成する。その膜厚は、例えば50nmである。ポリシリコン膜30aは、第2サイドウォール絶縁膜17の側面保護用である。なお、第2サイドウォール絶縁膜17を形成後、コントロールゲート30が形成される位置のウェル10a表面に、p型不純物をイオン注入しても良い。それにより、不純物の濃度を制御することで、閾値電圧を所望の値に制御することが出来る。なお、ポリシリコン膜30aは無くてもよい。
その後、図18A及び図18Bを参照して、フォトレジスト83でコンタクトプラグ71及びその近傍のマスクパターンを形成する。そして、そのフォトレジスト83をマスクとして、コンタクトプラグ71の形成される位置でのウェル10a表面に、n型不純物をイオン注入し、熱処理を行う。これにより、第1ソース/ドレイン拡散層51が形成される。次に、そのフォトレジスト83をマスクとして、第2絶縁膜15上のポリシリコン膜30a、及びコンタクトプラグ71の形成される位置でのウェル10a上のポリシリコン膜30aと第2ゲート絶縁膜18をエッチバックする。
次に、図19A及び図19Bを参照して、全面にCVD法によりポリシリコン膜30bを形成する。膜厚は例えば200nmである。続いて、図20A及び図20Bを参照して、ポリシリコン膜30a、30bをエッチバックする。それにより、第1ソース/ドレイン拡散層51上にコンタクトプラグ71が形成される。また、第2絶縁膜15、消去ゲート40、トンネル絶縁膜14、第1絶縁膜13及びフローティングゲート20の積層構造の側面に第2サイドウォール絶縁膜17を介してコントロールゲート30が形成される。
続いて、図21A及び図21Bを参照して、ウェル10a表面の第2ソース/ドレイン拡散層52を形成する位置に、自己整合的にn型不純物をイオン注入する。これにより、第2ソース/ドレイン拡散層52の低濃度層52bが形成される。次に、全面にCVD法により酸化膜を形成して、その酸化膜をエッチバックする。それにより、コントロールゲート30における第2サイドウォール絶縁膜17と反対側の側面に第1サイドウォール絶縁膜16が形成される。その後、ウェル10a表面の第2ソース/ドレイン拡散層52を形成する位置に、自己整合的にn型不純物をイオン注入する。これにより、第2ソース/ドレイン拡散層52の高濃度層52aが形成される。
次に、図22A及び図22Bを参照して、全面にコバルト膜を形成し、熱処理を行う。その後、コバルト膜をエッチングにより除去する。それにより、第1ソース/ドレイン拡散層52上、コントロールゲート30上、及びコンタクトプラグ71上に、それぞれシリサイド層61、62、63が形成される。
以上のプロセスにより、不揮発性半導体記憶装置が形成される。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法では、素子分離層11間へのポリシリコン膜20aの形成と、その後のCMPプロセスとにより、フローティングゲート20のxz断面での形状を素子分離層11上に対して自己整合的に形成することが出来る。また、ポリシリコン膜20aとポリシリコン膜40aとを連続的にエッチングすることにより、フローティングゲート20及び消去ゲート40のyz断面での形状を互いに自己整合的に形成することが出来る。更に、ポリシリコン膜30aの成長とエッチバックプロセスにより、第1ソース/ドレイン拡散層51上のコンタクトプラグ71も、フローティングゲート20及び消去ゲート40に対して自己整合的に形成することが出来る。したがって、以上3つの自己整合プロセスにより、リソグラフィー工程でのマスク合わせマージンが不要となり、メモリセルサイズの縮小が可能となる。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、フローティングゲート20が、端部21においてトンネル絶縁膜14を介して消去ゲート40と対向している。他の部分は相対的に厚い絶縁膜(トンネル絶縁膜14及び第1絶縁膜13)を隔てて消去ゲート40と対向している。したがって、フローティングゲート20と消去ゲート40との間のカップリング容量に実質的に効く部分は、端部21の部分となる。この端部21は、消去ゲート40と対向している面積が極めて小さいので、フローティングゲート20と消去ゲート40との間のカップリング容量は非常に小さくなる。その結果、消去動作での消去電圧を小さく抑えることが可能となる。
また、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、消去ゲート40を第1、第2ソース/ドレイン拡散層51、52上では無く、フローティングゲート20の直上に設け、かつ、コントロールゲート30の形成前にトンネル絶縁膜14及び消去ゲート40を形成している。したがって、第2ソース/ドレイン拡散層52上部、コントロールゲート30上部、及び第1ソース/ドレイン拡散層51上のコンタクトプラグ71上部をシリサイド化することができる。その結果、寄生抵抗を低減することができ、高速読み出しが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、消去ゲート40及びトンネル絶縁膜の形状、及び製造方法の一部が、第1の実施の形態と相違する。以下、その相違点について説明する。
図23A及び図23Bは、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す。詳細には、図23Aは図23BにおけるA−A’断面図(yz断面)であり、図23Bは図23AにおけるB−B’断面図(zx断面)である。なお、平面図(xy平面)については、図4Cと同じである。図では、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルとしてスプリットゲート型のフラッシュメモリのメモリセル2を例示している。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、図23BにおけるA−A’断面図(yz断面)に関して、第1の実施の形態における図4Aと同じであるのでその説明を省略する。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、図23AにおけるB−B’断面図(xy断面)に関して、消去ゲート40及びトンネル絶縁膜の形状が第1の実施の形態と異なる。すなわち、トンネル絶縁膜は、フローティングゲート20の端部21の一方の上部において、他の部分に比較して膜厚が薄くなり、凹部を形成している。一方、消去ゲート40においては、上記端部21の一方(例示:第2側部22b)の上部において、その凹部を埋めるように凸部41を形成している。したがって、消去ゲート40とフローティングゲート20とは、第1の実施の形態のトンネル絶縁膜14よりも薄いトンネル絶縁膜19を介して対抗している。このように、消去ゲート40とフローティングゲート20との間のトンネル絶縁膜の膜厚を薄くする(両ゲート間の距離を短くする)ことで、カップリング容量をより減少させることが出来る。それにより、消去動作での消去電圧を小さく抑えることが可能となる。
具体的には、トンネル絶縁膜は二層構造であり、トンネル絶縁膜14と第2トンネル絶縁膜19を備えている。トンネル絶縁膜14は、フローティングゲート20及び第1絶縁膜13上に設けられている。ただし、トンネル絶縁膜14は、上記端部21の一方の上部において、エッチングされ除去されている。したがって、トンネル絶縁膜は、全体として上記端部21の一方の上部において凹部を有している。一方、トンネル絶縁膜19は、上記端部21の一方の上部を含めてトンネル絶縁膜14全体を覆っている。トンネル絶縁膜19は、トンネル絶縁膜14よりも膜厚が薄い。したがって、消去ゲート40とフローティングゲート20の端部21の一方(例示:第2側部22b)とは、その凹部において薄いトンネル絶縁膜19を介して対抗している。したがって、消去ゲート40とフローティングゲート20との間にある絶縁層は、第1側部22aに接する部分(トンネル絶縁膜14+トンネル絶縁膜19)が、第2側部22bに接する部分(トンネル絶縁膜19)よりもトンネル絶縁膜14の分だけ厚いことになる。
フローティングゲート20は、トンネル絶縁膜を介して消去ゲート40と対向する部分が1箇所でもあれば良いので、第1側部22aが無くても良い。その場合、フローティングゲート20は、L字型である。ただし、フローティングゲート20は、トンネル絶縁膜14を介して消去ゲート40と対向する端部21が存在していれば、正確にL字型でなはくても良い。フローティングゲート20がL字型の場合、カップリング容量をU字型の場合と比較して更に小さく出来るので、消去動作での消去電圧を更に小さく抑えることが可能となる。
その他の構成については、第1の実施の形態と同じであるのでその説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。まず、第1の実施の形態で示した図9A及び図9B〜図14A及び図14Bを実行する。
図14A及び図14Bの工程終了後、図24A及び図24Bを参照して、ポリシリコン膜20a及び酸化膜13aを覆うように、CVD法により酸化膜14aを形成する。次に、図25A及び図25Bを参照して、フォトレジストでフローティングゲート20の端部21の一方の上部の位置のマスクパターンを形成する。そして、そのフォトレジストをマスクとして、酸化膜14aをエッチングする。その結果、フローティングゲート20の端部21の一方の上部が露出する。
続いて、図26A及び図26Bを参照して、上記端部21の一方の上部を含めて酸化膜14aを覆うように、CVD法により酸化膜19aを形成する。その後、図27A及び図27Bを参照して、酸化膜19a上に、CVD法によりポリシリコン膜40aを形成する。続いて、ポリシリコン膜40a上に、CDV法によりハードマスク用の酸化膜15aを形成する。酸化膜19a、酸化膜14a、ポリシリコン膜40a、及び酸化膜15aは、それぞれ後の工程で第2トンネル絶縁膜19、トンネル絶縁膜14、消去ゲート40、及び第2絶縁膜15となる。
以下、第1の実施の形態における図16A及び図16B以降の工程を実行する。以上のプロセスにより、不揮発性半導体記憶装置が形成される。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置においても、第1の実施の形態に記載された効果を得ることが出来る。加えて、消去ゲート40とフローティングゲート20との間のトンネル絶縁膜の膜厚を薄くする(両ゲート間の距離を短くする)ことで、消去ゲート40とフローティングゲート20との間のカップリング容量をより減少させることが出来る。それにより、消去動作での消去電圧をより小さく抑えることが可能となる。
上記各実施の形態では、フローティングゲート20がU字型やL字型であって、電子を放出する端部は2個又は1個の場合を示している。しかし、カップリング容量が十分に低く抑えることが出来るのであれば、複数(3個以上)であっても構わない。
本発明は上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。
特開2001−230330号公報に開示された不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 特開2000−286348号公報に開示された不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 特開2001−085543号公報に開示されたスプリットゲート型メモリセルの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のアレイ構成を示す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去動作を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の消去動作を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法における各工程を示す断面図である。
符号の説明
1 メモリアレイ
2 メモリセル
3 セクタ
4 メモリ部
5 Xデコーダ
6 Yデコーダ
10 半導体基板
10a ウェル
11 素子分離層
12 第1ゲート絶縁膜
12a 酸化膜
13 第1絶縁膜
13a 酸化膜
14 トンネル絶縁膜
14a 酸化膜
15 第2絶縁膜
15a 酸化膜
16 第1サイドウォール絶縁膜
17 第2サイドウォール絶縁膜
18 第2ゲート絶縁膜
19 第2トンネル絶縁膜
19a 酸化膜
20 フローティングゲート
20a ポリシリコン膜
21 端部
30 コントロールゲート
30a ポリシリコン膜
30b ポリシリコン膜
40 消去ゲート
40a ポリシリコン膜
41 凸部
51 第1ソース/ドレイン拡散層
52 第2ソース/ドレイン拡散層
52a 高濃度層
52b 低濃度層
61、62、63 シリサイド膜
71 コンタクトプラグ
80 酸化膜
81 フィールド窒化膜
82 フォトレジスト
83 フォトレジスト

Claims (18)

  1. 半導体基板のチャネル領域上に第1絶縁層を介して設けられたフローティングゲートと、
    前記フローティングゲート上に第2絶縁層を介して設けられた消去ゲートと、
    前記フローティングゲート及び前記消去ゲートの側方に第3絶縁層を介して設けられたコントロールゲートと
    を具備し、
    前記フローティングゲートは、U字型である
    不揮発性半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記フローティングゲートは、前記U字型の両端部で前記第2絶縁層を介して前記消去ゲートに対向している
    不揮発性半導体記憶装置。
  3. 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第2絶縁層は、前記U字型の内側に接する部分が、前記U字型の両端部に接する部分よりも厚い
    不揮発性半導体記憶装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第2絶縁層は、前記U字型の両端部の一方に接する部分が、他方に接する部分よりも薄い
    不揮発性半導体記憶装置。
  5. 半導体基板のチャネル領域上に第1絶縁層を介して設けられたフローティングゲートと、
    前記フローティングゲート上に第2絶縁層を介して設けられた消去ゲートと、
    前記フローティングゲート及び前記消去ゲートの側方に第3絶縁層を介して設けられたコントロールゲートと
    を具備し、
    前記フローティングゲートは、
    前記第1絶縁層に接する底面部と、
    一端を前記底面部の一端に接続され、前記半導体基板の表面から離れる方向に伸びる第1側部と、
    一端を前記底面部の他端に接続され、前記半導体基板の表面から離れる方向に伸びる第2側部と
    を備える
    不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記フローティングゲートは、前記第1側部の他端及び前記第2側部の他端で前記第2絶縁層を介して前記消去ゲートに対向している
    不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第2絶縁層は、前記底面部に接する部分が、前記第1側部の他端及び前記第2側部の他端に接する部分よりも厚い
    不揮発性半導体記憶装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第2絶縁層は、前記第1側部の他端及び前記第2側部の他端のいずれか一方に接する部分が、他方に接する部分よりも薄い
    不揮発性半導体記憶装置。
  9. 半導体基板のチャネル領域上に第1絶縁層を介して設けられたフローティングゲートと、
    前記フローティングゲート上に第2絶縁層を介して設けられた消去ゲートと、
    前記フローティングゲート及び前記消去ゲートの側方に第3絶縁層を介して設けられたコントロールゲートと
    を具備し、
    前記フローティングゲートは、L字型である
    不揮発性半導体記憶装置。
  10. 請求項9に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記フローティングゲートは、前記L字型の一方の端部で前記第2絶縁層を介して前記消去ゲートに対向している
    不揮発性半導体記憶装置。
  11. 請求項10に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第2絶縁層は、前記フローティングゲートの前記第1絶縁層に面した部分に接する部分が、前記フローティングゲートの前記消去ゲートに対向した部分に接する部分よりも厚い
    不揮発性半導体記憶装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記第3絶縁層は、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とシリコン酸化膜との積層膜を含む
    不揮発性半導体記憶装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記チャネル領域の両側に設けられたソース・ドレイン領域と、
    一方の前記ソース・ドレイン領域上に設けられた第1シリサイド層と、
    他方の前記ソース・ドレイン領域上のコンタクト上に設けられた第2シリサイド層と、
    前記コントロールゲート上に設けられた第3シリサイド層とを更に具備する
    不揮発性半導体記憶装置。
  14. 半導体基板を覆うように形成された保護絶縁膜を貫通して前記半導体基板の内部に至る複数の溝を形成する工程と、
    前記複数の溝内に素子分離層を形成し、前記保護絶縁膜を除去する工程と、
    ゲート絶縁膜、第1導電膜及び第1絶縁膜を順次形成する工程と、
    前記素子分離層の上部が露出するように、前記第1絶縁膜及び前記第1導電膜を平坦に除去する工程と、
    第2絶縁膜及び第2導電膜を順次形成する工程と、
    前記第2導電膜、前記第2絶縁膜、前記第1絶縁膜及び前記第1導電膜を所定のパターンにエッチングして、消去ゲートとフローティングゲートとを形成する工程と、
    前記フローティングゲート及び前記消去ゲートの側方に第3絶縁膜を介してコントロールゲートを形成する工程と
    を具備する
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  15. 請求項14に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
    前記ゲート絶縁膜、前記第1導電膜及び前記第1絶縁膜を平坦に除去する工程は、
    前記素子分離層上の前記第1導電膜を除去して、前記第1導電膜をU字型とする工程を備える
    不揮発性半導体記憶装置。
  16. 請求項14又は15に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記第2絶縁膜及び前記第2導電膜を順次形成する工程は、
    前記第1導電膜の前記U字型の両端部の一方に接する部分が、他方に接する部分よりも薄い前記第2絶縁膜を形成する工程を備える
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  17. 請求項14乃至16のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    前記コントロールゲートを形成する工程は、
    シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とシリコン酸化膜との積層膜としての前記第3絶縁層を形成する行程を備える
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  18. 請求項14乃至17のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、
    金属膜を形成し熱処理して、前記チャネル領域の両側に設けられたソース・ドレイン領域の一方の上に第1シリサイド層、他方の上に設けられたコンタクト上に第2シリサイド層、及び前記コントロールゲート上に第3シリサイド層、をそれぞれ形成する工程を更に具備する
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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