JP2009181810A - 燃料電池の運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】白金の溶出による燃料電池の劣化を検知し、さらに、燃料電池の発電効率を回復させる。
【解決手段】第1の温度及び第1の温度とは異なる第2の温度において前記燃料電池に所定の電流を流したときの電圧を測定し、前記第1の温度において測定された第1の電圧と、前記第2の温度において測定された第2の電圧との差を用いて燃料電池の劣化を判断する。前記電圧の差が所定の値以上の場合に、前記燃料電池の回復処理を行う。前記回復処理は、前記第1の触媒層に供給されていた燃料ガスを前記第2の触媒層に供給するように切り替え、前記第2の触媒層に供給されていた酸化ガスを前記第1の触媒層に供給するように切り替え、燃料電池に接続される負荷の向きを正負逆向きに切り替える。
【選択図】図4

Description

本発明は燃料電池の運転方法に関する。
燃料電池は電圧が変動する状態で運転を続けると、カソード側触媒層から触媒である白金が白金イオンとして溶出し発電効率が低下する。これに対し、カソード側触媒層と電解質膜の間にブロッキング層を有するものが知られている(特許文献1)。
特開2007−242423号公報
しかし、従来技術では、溶出した白金イオンが電解質膜に移動することをブロッキング層によって防ぎ、発電効率の低下をある程度抑制することはできるが、一旦低下した発電効率を回復させることはできなかった。
本発明は、白金の溶出による燃料電池の劣化を検知し、さらに、燃料電池の発電効率を回復させることを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は以下の態様をとる。
本発明の第1の態様は、燃料電池の運転方法であって、第1の温度及び前記第1の温度とは異なる第2の温度において前記燃料電池に所定の電流を流したときの電圧を測定し、前記第1の温度において測定された第1の電圧と、前記第2の温度において測定された第2の電圧との差を用いて燃料電池の劣化を判断する。この態様によれば、電圧の差を用いることにより、燃料電池の劣化を容易に求めることができる。
本発明の第1の態様において、前記所定の電流は、電流密度が500〜10000A/m2であってもよい。この態様によれば、この範囲の電流密度の電流を流して電圧を測定することにより、燃料電池が劣化したか否かを精度良く判断することができる。
本発明の第1の態様において、前記電圧の差が所定の値以上の場合に、前記燃料電池の回復処理を行う態様をとってもよい。この態様によれば、電圧の差が所定の値以上ある場合には、燃料電池が劣化していると判断し、回復処理を行うことができる。
本発明の第1の態様において、前記燃料電池は、燃料ガスが供給される第1の触媒層と酸化ガスが供給される第2の触媒層を備えており、前記回復処理は、前記第1の触媒層に供給されていた燃料ガスを前記第2の触媒層に供給するように切り替え、前記第2の触媒層に供給されていた酸化ガスを前記第1の触媒層に供給するように切り替え、燃料電池に接続される負荷の向きを正負逆向きに切り替える処理である態様をとってもよい。この態様によれば、ガスの切り替え前に燃料ガスが供給されていた第1の触媒層は劣化していないので、第1の触媒層に酸化ガスを供給するようにガスの供給を切り替えることにより燃料電池の効率を回復させることができる。
本発明の第1の態様において、前記第2の触媒層に含有されている触媒の量を用いて前記燃料ガスと前記酸化ガスの供給を切り替えた後の電圧を算出し、前記燃料ガスと前記酸化ガスの供給を切り替える前の電圧と比較し、前記算出された電圧がガスの供給を切り替える前の電圧よりも高い場合に、前記燃料ガスと前記酸化ガスの供給の切り替え及び前記負荷の向きの切り替えを行う態様をとってもよい。この態様によれば、ガスの供給の切り替えにより電圧を大きくできる場合にガスの供給の切り替えを行うので、ガスの供給の切り替えにより却って電圧が小さくなることが起こりにくい。
本発明の第1の態様において、前記回復処理は、前記燃料電池に前記燃料ガスと前記酸化ガスの代わりに不活性ガスを供給するように切り替え、前記燃料電池内部を前記不活性ガスを用いて満たした後、前記燃料ガスを前記第2の触媒層に供給するように切り替え、前記酸化ガスを前記第1の触媒層に供給するように切り替え、燃料電池に接続される負荷の向きを正負逆向きに切り替える処理である態様をとってもよい。この態様によれば、燃料電池に、不活性ガスを供給した後、酸化ガスと燃料ガスを供給するので、燃料ガスと酸化ガスとが混じることはなくガスの切り替えを安全に行うことができる。
第1の実施例:
以下本発明に係る燃料電池システムを実施例に基づいて説明する。図1は、第1の実施例に係る燃料電池システムの構成を示す説明図である。燃料電池システム10は、燃料電池100、燃料ガス供給部200、酸化ガス供給部300、冷却水ポンプ400、負荷500、及びECU600を備える。
燃料電池100は、燃料ガス及び酸化ガスを反応させて発電を行う。本実施例では、固体高分子型の燃料電池が用いられている。燃料電池100は、積層されている複数の発電モジュール110を備える。発電モジュール110は膜電極接合体111とセパレータ115、116を備える。膜電極接合体111は、電解質膜112と第1の触媒層113と第2の触媒層114を備える。本実施例では、電解質膜112として、例えば、パーフルオロカーボンスルホン酸ポリマなどのフッ素系樹脂からなるプロトン伝導性のイオン交換膜が用いられている。第1の触媒層113と第2の触媒層114は、電解質膜112の両面に配置されている。本実施例では、第1の触媒層113と第2の触媒層114として、白金触媒、あるいは白金と他の金属とからなる白金合金触媒をカーボンに担持した触媒層が用いられている。
セパレータ115、116は、膜電極接合体111の両面に配置される。膜電極接合体111とセパレータ115、116の間には、それぞれ第1のガス流路117、第2のガス流路118が形成される。セパレータ115、116の外縁部には、燃料電池100を積層方向に貫く第1のガス供給マニホールド130、第1のガス排出マニホールド135、第2のガス供給マニホールド140、第2のガス排出マニホールド145を形成するための開口部が設けられている。第1のガス供給マニホールド130、第1のガス排出マニホールド135は第1のガス流路117と接続され、第2のガス供給マニホールド140、第2のガス排出マニホールド145は、第2のガス流路118と接続されている。
燃料ガス供給部200は、燃料ガスとして水素を燃料電池100に供給する。燃料ガス供給部200は、ガス供給配管210を介して燃料電池の第1のガス供給マニホールド130に接続されている。ガス供給配管210上には、燃料ガス供給部200側から燃料電池100側に向かって2つの3方向弁220、230が設けられている。以下、ガス供給配管210のうち、燃料ガス供給部200と3方向弁220の間の部分の配管をガス供給配管210a、3方向弁220と3方向弁230の間の部分の配管をガス供給配管210b、3方向弁230と燃料電池100の間の部分の配管をガス供給配管210cという。3方向弁220は、配管と接続される第1の接続部221から第3の接続部223を備える。3方向弁230は、配管と接続される第1の接続部231から第3の接続部233を備える。3方向弁220、230は、それぞれ任意の2つの接続部の間を連通させることができる。上記接続においては、3方向弁220の第1の接続部221はガス供給配管210aと接続され、第2の接続部222はガス供給配管210bの一端と接続されている。3方向弁230の第1の接続部231はガス供給配管210cと接続され、第2の接続部232はガス供給配管210bの他端と接続されている。
酸化ガス供給部300は、酸化ガスとして空気を燃料電池100に供給する。酸化ガス供給部300は、ガス供給配管310を介して燃料電池の第2のガス供給マニホールド140に接続されている。ガス供給配管310上には、酸化ガス供給部300側から燃料電池100側に向かって2つの3方向弁320、330が設けられている。以下、ガス供給配管310のうち、酸化ガス供給部300と3方向弁320の間の部分の配管をガス供給配管310a、3方向弁320と3方向弁330の間の部分の配管をガス供給配管310b、3方向弁330と燃料電池100の間の部分の配管をガス供給配管310cという。3方向弁320は、配管と接続される第1の接続部321から第3の接続部323を備える。3方向弁330は、配管と接続される第1の接続部331から第3の接続部333を備える。3方向弁320、330は、それぞれ任意の2つの接続部の間を連通させることができる。上記接続においては、3方向弁320の第1の接続部321はガス供給配管310aと接続され、第2の接続部322はガス供給配管310bの一端と接続されている。3方向弁330の第1の接続部331はガス供給配管310cと接続され、第2の接続部332はガス供給配管310bの他端と接続されている。
3方向弁220の第3の接続部223と3方向弁330の第3の接続部333は、ガス切り替え配管250を介して接続されている。3方向弁320の第3の接続部323と3方向弁230の第3の接続部233は、ガス切り替え配管350を介して接続されている。3方向弁220、230、320、330のガス通過方向の切り替えにより、(1)燃料ガスの第1のガス供給マニホールド130への供給、酸化ガスの第2のガス供給マニホールド140への供給、あるいは(2)燃料ガスの第2のガス供給マニホールド140への供給、酸化ガスの第1のガス供給マニホールド130への供給、を切り替えることができる。
ガス供給配管210a上にはメインバルブ235が配置され、メインバルブ235が開くと燃料ガス供給部200から燃料ガスが供給される。ガス供給配管210c上にはリリーフ弁240が配置され、リリーフ弁240が開くとガス供給配管210cを流れるガスが大気中に放出される。ガス供給配管310a上にはメインバルブ335が配置され、メインバルブ335が開くと酸化ガス供給部300から酸化ガスが供給される。ガス供給配管310c上にはリリーフ弁340が配置され、リリーフ弁340が開くとガス供給配管310cを流れるガスが大気中に放出される。
燃料電池100の第1のガス排出マニホールド135にはガス排気管290が接続され、未反応の反応ガスが外部に排気される。ガス排気管290上には調圧弁295が設けられ、燃料電池100内の反応ガスの圧力を制御する。燃料電池100の第2のガス排出マニホールド145にはガス排気管390が接続され、未反応の反応ガスが外部に排気される。ガス排気管390上には調圧弁395が設けられ、燃料電池100内の反応ガスの圧力を制御する。
冷却水ポンプ400は冷却水を燃料電池100に供給する。ラジエータ410は、冷却水を冷却する。冷却水ポンプ400及びラジエータ410は、冷却水供給配管420により、燃料電池100の冷却水供給マニホールド(図示せず)および冷却水排出マニホールド(図示せず)と接続されている。水温計430は、冷却水供給配管420上の冷却水排出マニホールド近傍に設けられ、燃料電池100から排出される冷却水の温度を測定する。
負荷500は、例えば、駆動用のモータである。負荷切り替えスイッチ510は、負荷の正負の向きを変えるためのスイッチである。電流計520は、燃料電池100に流れる電流を測定する。電圧計530は、燃料電池100の起電力を測定する。ECU600は、燃料電池システム10全体の動作の制御を司る。
以下、図2から図4を用いて燃料電池システム10の動作について説明する。図2は、使用開始直後における燃料電池に流れる電流の密度と電圧の関係を示すグラフである。図3は、使用開始後一定期間経過した後における燃料電池に流れる電流の密度と電圧の関係を示すグラフである。図4は、燃料電池システムの動作フローチャートである。
図2、図3において、横軸は電流密度を示し、縦軸は発電モジュール110一個当たりの電圧を示す。両グラフによれば、
(1)燃料電池100から排出される冷却水の温度が60℃の時よりも80℃の時の方が、一定の電流を流したときに測定される電圧の値は小さい、
(2)燃料電池100が長期間使用された後は、使用開始直後よりも、測定される電圧の値は小さい、
(3)燃料電池100から排出される冷却水の温度が60℃よりも80℃の方が測定される電圧の低下の度合いが大きい、
ことがわかる。以上のことから、2つの温度において一定の電流を流した時の電圧を測定し、その電圧の差を用いることにより、燃料電池100が劣化し発電効率が低下したと判断することができる。なお、冷却水の温度は、燃料電池100の温度とほぼ同じである。
本実施例では、電流密度5000A/m2で電流を流したときの電圧値は、
劣化前においては、燃料電池の温度60℃で0.75V、燃料電池の温度80℃で0.66Vであり、電圧の差ΔVは0.09V(60℃→80℃のときの減少率12%)である。
劣化後においては、燃料電池の温度60℃で0.67V、燃料電池の温度80℃で0.54Vであり、電圧の差ΔVは0.13V((60℃→80℃のときの減少率19%)である。
劣化後における電位の差ΔVは、電流密度Istが2000A/m2から6000A/m2の間では、グラフから読み取ると、約0.13Vでほぼ同じである。すなわち、電流密度Istが2000A/m2から6000A/m2の間のいずれかの電流密度の電流を流して、60℃と80℃における燃料電池の電圧を測定し、2つの温度における電圧の差が、約0.13Vあれば、燃料電池が劣化したと判断できる。したがって、電流密度Istが2000A/m2から6000A/m2の間のいずれかの電流密度の電流を流して燃料電池の電圧を測定することが好ましい。
また、本実施例では、電流密度10000A/m2で電流を流したときの電圧値は、
劣化前においては、燃料電池の温度60℃で0.0.67V、燃料電池の温度80℃で0.64Vであり、電圧の差ΔVは0.03V(60℃→80℃のときの減少率4%)である。
劣化後においては、燃料電池の温度60℃で0.52V、燃料電池の温度80℃で0.44Vであり、電圧の差ΔVは0.08V((60℃→80℃のときの減少率11%)である。
劣化後における電位の差ΔVは、電流密度Istが500A/m2から2000A/m2の間及び6000A/m2から10000A/m2の間では、グラフから読み取ると、約0.08V以上である。すなわち、電流密度Istが500A/m2から2000A/m2の間または6000A/m2から10000A/m2の間のいずれかの電流密度の電流を流して、60℃と80℃における燃料電池の電圧を測定し、2つの温度における電圧の差が、約0.08Vあれば、燃料電池が劣化したと判断できる。したがって、電流密度Istが500A/m2から2000A/m2の間または6000A/m2から10000A/m2の間のいずれかの電流密度の電流を流して燃料電池の電圧を測定してもよい。
以上のことから、2つの温度において一定の電流密度の電流を流したときに電圧を測定し、その電圧の差を用いることにより、燃料電池が劣化し発電効率が低下したと判断することができる。電流密度Istの値としては、500A/m2から10000A/m2がよく、2000A/m2から6000A/m2が好ましい。この範囲の値であれば、燃料電池100が劣化したときの電圧Vs1と電圧Vs2の電圧差が大きく、燃料電池100の劣化を容易に判断することができる。なお、電圧の絶対値の低下を用いても燃料電池100の劣化を判断することは可能であるが、電圧の絶対値には多少のバラツキがあるので、燃料電池100の温度のみを変えて電圧を測定し、電圧の差を用いた方が燃料電池の劣化を判断し易い。
触媒層の劣化は、例えば、白金の溶出により発生する。通常、白金の溶出は、酸化ガスが供給されるカソード触媒層で発生し、燃料ガスが供給されるアノード触媒層では発生しない。また、カソード触媒層からの白金の溶出に伴い燃料電池100の発電効率が低下していることから、カソード反応が発電効率を決めていると考えられる。従って、劣化していないアノード触媒層に酸化ガスを供給することによりカソード触媒層として機能させ、カソード触媒層に燃料ガスを供給することによりアノード触媒層として機能させることにより、燃料電池100の発電効率の低下を回復させることができる。
以下、燃料電池システム10の動作について説明する。なお、以下の動作は、点検時に行われることが好ましい。点検時においては、負荷500の変動が起きにくいので、ECU600は温度と電流の制御を容易に行うことができる。したがって、ECU600は、より正確に燃料電池100の発電効率の低下を判断できるからである。
ECU600は、3方向弁220を、第1の接続部221と第2の接続部222の間でガスが流れるように切り替える。ECU600は、3方向弁230、320、330についても同様に切り替える。ECU600は、メインバルブ235、335を開く。燃料ガスは、ガス供給配管210a〜210c、第1のガス供給マニホールド130、第1のガス流路117を通り、第1の触媒層113に供給される。酸化ガスは、ガス供給配管310a〜310c、第2のガス供給マニホールド140、第2のガス流路118を通り、第2の触媒層114に供給される。ECU600は、冷却水の流量を調整して燃料電池システム10を温度Ts1(例えば、60℃)で運転させる(ステップS100)。ECU600は、燃料ガスの流量及び冷却水の流量を調整して温度Ts1を維持させたまま電流密度をIst(例えば、5000A/m2)にし、電圧計530を介して電圧Vs1を測定する(ステップS110)。
ECU600は、冷却水の流量を調整して燃料電池システム10を温度Ts2(例えば、80℃)で運転させる(ステップS120)。ECU600は、燃料ガスの流量及び冷却水の流量を調整して温度Ts2を維持させたまま電流密度をIstにして電圧Vs2を測定させる(ステップS130)。
電圧Vs1と電圧Vs2の電圧差が所定の値ΔVstよりも大きかった場合には(ステップS140、Y)、ECU600は、燃料電池100が劣化して発電効率が低下したため、発電効率の回復処理が必要であると判断する。電圧Vs1と電圧Vs2の電圧差が所定の値ΔVstよりも大きくなかった場合には(ステップS140、N)、ECU600は、燃料電池100の回復処理は必要ないと判断する。本実施例では、電流密度Istの値として5000A/m2を用い、所定の値ΔVstとして、例えば、0.13Vを用いている。なお、電流密度Istの値として、例えば10000A/m2を用い、所定の値ΔVstとして例えば0.08Vを用いてもよい。
ECU600は、メインバルブ235、335を閉じ、第1の接続部221と第3の接続部223の間、及び第1の接続部321と第3の接続部323の間でガスが流れるように3方向弁220、320を切り替える(ステップS150)。ECU600は、リリーフ弁240及び340を開き(ステップS160)、ガス供給配管210b、210c中の燃料ガス、及びガス供給配管310b、310c中の酸化ガスを大気中に放出させる。
ECU600は、リリーフ弁240及び340を閉じ(ステップS170)、第1の接続部231と第3の接続部233の間、及び第1の接続部331と第3の接続部333の間でガスが流れるように3方向弁230、330を切り替える(ステップS180)。ECU600は、負荷500の向きを切り替え、メインバルブ235、335を開く(ステップS190)。燃料ガスは、ガス供給配管210a、ガス切り替え配管250、ガス供給配管310c、第2のガス供給マニホールド140、第2のガス流路118を介して、第2の触媒層114に供給される。酸化ガスは、ガス供給配管310a、ガス切り替え配管350、ガス供給配管210c、第1のガス供給マニホールド130、第1のガス流路117を介して、第1の触媒層113に供給される。これにより、劣化していない第1の触媒層113をカソード側触媒層として用いることができる。
以上説明したように、第1の実施例によれば、ECU600は温度Ts1において電流密度Istの電流を流したときの電圧Vs1と、温度Ts2において電流密度Istの電流を流したときの電圧Vs2との電圧の差を用いることにより、燃料電池の発電効率の低下を容易に判断することができる。
第1の実施例によれば、電流密度の値が500A/m2から10000A/m2、好ましくは、2000A/m2から6000A/m2であれば、ECU600は燃料電池100の発電効率の低下を精度良く求めることができる。
第1の実施例によれば、ECU600は、電圧Vs1と電圧Vs2の差がΔVs以上ある場合に燃料電池100の発電効率が低下していると判断して回復処理を行うことができる。
燃料電池100の劣化は、酸化ガスが供給されていた第2の触媒層114で発生し、燃料ガスが供給されていた第1の触媒層113では発生しない。したがって、ECU600は、第1の触媒層113に酸化ガスを供給させ、第2の触媒層114に燃料ガスを供給させるように、燃料ガスと酸化ガスの供給先の触媒層を切り替えることにより、容易に燃料電池100の発電効率を回復させることができる。なお、電流、電圧の向きが逆向きになるので、負荷の正負の向きを逆にすることにより燃料電池システム10を従来通り使用することができる。
第1の実施例の変形例:
図5から図7を用いて第1の実施例の変形例について説明する。図5は、変形例における燃料電池システムに流れる電流の密度と電圧の関係を示すグラフである。図6は、図3に図5の波線を重ねたグラフである。図7は、変形例に係る燃料電池システムのガス切り替え時の動作フローチャートである。
図5、図6において、横軸は電流密度を示し、縦軸は発電モジュール110一個当たりの電圧を示す。図5において、実線は、使用開始直後における燃料電池に流れる電流の密度と電圧の関係を示し、波線は、ガス切り替え直後における燃料電池に流れる電流の密度と電圧の関係を示す。ガス切り替え直後の値は、添加されている触媒の量を用いて見積もった値である。なお、ECU600は、予めガスを切り替えた状態で電圧の測定を行い、メモリ(図示せず)に測定値を格納しておいてもよい。本実施例では、最初にカソード電極となる第2の触媒層には、第1の触媒層よりも多くの白金触媒が担持させている。したがって、ガス切り替え直後における所定の電流を流した時の燃料電池100の電圧は、使用開始直後における所定の電流を流した時の燃料電池の電圧よりも低い。
図6において、実線は、使用開始後一定期間経過した後における燃料電池に流れる電流の密度と電圧の関係を示し、波線は、ガス切り替え直後における燃料電池に流れる電流の密度と電圧の関係を示す。燃料電池100の発電効率の低下が少ないときは、使用開始後一定期間経過した後における燃料電池の電圧の方が、ガス切り替え直後における燃料電池よりも高い。したがって、かかる場合には、ガスを切り替えても燃料電池100の効率は回復しない。一方、燃料電池100の発電効率の低下が多いときは、使用開始後一定期間経過した後における燃料電池100の電圧の方が、ガス切り替え直後における燃料電池100の電圧よりも低い。したがって、かかる場合には、ECU600は、ガスを切り替えることより燃料電池100の効率を回復させることができる。
以下、第1の実施例の変形例の動作について説明する。ステップS200からステップS220までの動作、及びステップS235からステップS255までの動作は、第1の実施例におけるステップS100からS140、ステップS150からステップS190の動作と同じであるので、説明を省略する。
ECU600は、燃料電池100の発電効率が低下したと判断した場合には、添加されている触媒の量を用いて、ガス切り替え直後の電圧Vs1(AN)及び電圧Vs2(AN)を見積もる(ステップS220)。なお、上述したように、ガス切り替え直後の電圧の値を予め測定しておいてもよい。ECU600は、電圧Vs1(AN)の値が電圧Vs1の値よりも大きいか、あるいは電圧Vs2(AN)の値が電圧Vs2の値よりも大きいか判断する(ステップS230)。ECU600は、電圧Vs1(AN)の値が電圧Vs1の値よりも大きいか、あるいは電圧Vs2(AN)の値が電圧Vs2の値よりも大きい場合には(ステップS230、Y)、ステップS235以降の処理を実行する。この場合には、ガス切り替えにより、燃料電池100の発電効率を回復させることができる。
以上、第1の実施例の変形例によれば、ECU600は、ガス切り替えにより燃料電池の電圧が高くなる場合に燃料電池100の回復処理を実行する。従って、ガス切り替えにより燃料電池100の電圧が却って小さくなることがない。
第2の実施例:
以下図面を用いて第2の実施例について説明する。図8は、第2の実施例に係る燃料電池を模式的に説明する説明図である。図9は、第2の実施例に係る燃料電池の動作フローチャートである。第2の実施例は、第1の実施例と比較して、不活性ガス供給部270を備えている点、並びに、燃料ガス供給部200から3方向弁220まで、及び酸化ガス供給部300から3方向弁320までの構成が異なっている。以下の説明では、第1の実施例と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、第1の実施例と異なる点について説明する。
第2の実施例では、ガス供給配管210a上に3方向弁260が設けられている。以下、ガス供給配管210aのうち、燃料ガス供給部200と3方向弁260の間の部分の配管をガス供給配管210a1、3方向弁260と3方向弁220の間の部分の配管をガス供給配管210a2という。3方向弁260は配管と接続される第1の接続部261から第3の接続部263を備える。3方向弁260は、それぞれ任意の2つの接続部の間を連通させることができる。3方向弁260の第1の接続部261はガス供給配管210a2と接続され、第2の接続部262はガス供給配管210a1と接続されている。なお、メインバルブ235は、ガス供給配管210a1上に設けられている。
ガス供給配管310a上に3方向弁360が設けられている。以下、ガス供給配管310aのうち、酸化ガス供給部300と3方向弁360の間の部分の配管をガス供給配管310a1、3方向弁360と3方向弁320の間の部分の配管をガス供給配管310a2という。3方向弁360は配管と接続される第1の接続部361から第3の接続部363を備える。3方向弁360は、それぞれ任意の2つの接続部の間を連通させることができる。3方向弁360の第1の接続部361はガス供給配管310a2と接続され、第2の接続部362はガス供給配管310a1と接続されている。なお、メインバルブ335は、ガス供給配管310a1上に設けられている。
不活性ガス供給部270は、ガス供給配管210、310及び燃料電池100に不活性ガスとして窒素を供給する。不活性ガス供給部270は、3つ又配管280により3方向弁260の第3の接続部263と3方向弁360の第3の接続部363と接続されている。3つ又配管280上の不活性ガス供給部270との接続部近傍にはメインバルブ285が設けられている。メインバルブ285が開くと、不活性ガスが3つ又配管280を介してガス供給配管210、310及び燃料電池100に供給される。
以下、図9を用いて第2の実施例の動作について説明する。ステップS300からS320までの動作は第1の実施例のステップS100からS140と同じであるので説明を省略する。なお、ガス切り替え前においては、3方向弁220は、第1の接続部221と第2の接続部222の間で反応ガスが流れるように切り替えられている。3方向弁230、260、320、330、360についても同様である。
ECU600は、メインバルブ235、335を閉じ、第1の接続部221と第3の接続部223及び第1の接続部321と第3の接続部223の間でガスが流れるように、3方向弁220及び320を切り替える(ステップS325)。ECU600は、リリーフ弁240及び340を開き(ステップS330)、ガス供給配管210b、210c中の燃料ガス、及びガス供給配管310b、310c中の酸化ガスを大気中に放出させる。ECU600は、第1の接続部261と第3の接続部263の間、及び第1の接続部361と第3の接続部363の間でガスが流れるように、3方向弁260及び360を切り替え(ステップS335)、メインバルブ285を開く。不活性ガスは、三つ又配管280、ガス供給配管210a2、ガス切り替え配管350、ガス供給配管310a2、ガス切り替え配管250内に満たされる。ECU600は、第1の接続部231と第3の接続部233の間、及び第1の接続部331と第3の接続部333の間でガスが流れるように、3方向弁230及び330を切り替える(ステップS340)。不活性ガスは、ガス切り替え配管250からガス供給配管210cに流れ、ガス切り替え配管350からガス供給配管310cに流れる。ECU600は、リリーフ弁240、340を閉じる(ステップS345)。不活性ガスは、ガス供給配管210cを介して第1のガス供給マニホールド130に供給され、ガス供給配管310cを介して第2のガス供給マニホールド140に供給される。ECU600は、メインバルブ285を閉じ、第1の接続部261と第2の接続部262の間、及び第1の接続部361と第2の接続部362の間でガスが流れるように、3方向弁260及び360を切り替え(ステップS350)、負荷500の向きを切り替え、メインバルブ235、335を開く(ステップS360)。燃料ガスは、ガス供給配管210a1、210a2、ガス切り替え配管350、ガス供給配管310c、第2のガス供給マニホールド140、第2のガス流路118を介して第2の触媒層114に供給され、酸化ガスは、ガス供給配管310a1、310a2、ガス切り替え配管250、ガス供給配管210c、第1のガス供給マニホールド130、第1のガス流路117を介して第1の触媒層113に供給される。
本実施例によれば、ガス供給配管210、310及び燃料電池100内部を、一旦不活性ガスで満たし、その後、ガス供給配管210、310及び燃料電池100内部にガス切り替え後の反応ガスを流すので、燃料ガスと酸化ガスとが接触することはなく、安全である。
第2の実施例の変形例:
第2の実施例においても、第1の実施例の変形例と同様に、ガス切り替えにより燃料電池の電圧が大きくなる場合に燃料電池の回復処理を実行するようにしてもよい。
第1の実施例、第2の実施例では、2つの温度において測定された電圧の差を用いて、燃料電池100の発電効率の低下を判断しているが、測定された電圧の絶対値を用いて燃料電池100の発電効率の低下を判断してもよい。
第1の実施例、第2の実施例においては、負荷、温度、電流の制御の容易さから点検時において実施されるとして説明をしたが、通常使用時において実施されてもよい。例えば、燃料電池の始動直後は燃料電池100の温度が低いため、低温における電圧を取得し、燃料電池の始動後しばらく経過して高温になった後、高温における電圧を取得してもよい。ECU600は、燃料電池100の効率が低下していると判断した場合には、ガスの切り替えをするように警告してもよいし、燃料電池100の運転が終了したときに、3方向弁と負荷の向きを切り替えるようにしてもよい。ガスの切り替えは負荷500の切り替えを伴うため、燃料電池100の運転停止中に行うことが好ましいからである。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
第1の実施例に係る燃料電池システムの構成を示す説明図である。 使用開始直後における燃料電池に流れる電流の密度と電圧の関係を示すグラフである。 使用開始後一定期間経過した後における燃料電池に流れる電流の密度と電圧の関係を示すグラフである。 燃料電池システムの動作フローチャートである。 変形例における燃料電池システムに流れる電流の密度と電圧の関係を示すグラフである。 図3に図5の波線を重ねたグラフである。 変形例に係る燃料電池システムのガス切り替え時の動作フローチャートである。 第2の実施例に係る燃料電池を模式的に説明する説明図である。 第2の実施例に係る燃料電池の動作フローチャートである。
符号の説明
10…燃料電池システム
100…燃料電池
110…発電モジュール
111…膜電極接合体
112…電解質膜
113…第1の触媒層
114…第2の触媒層
115、116…セパレータ
117…第1のガス流路
118…第2のガス流路
130…第1のガス供給マニホールド
135…第1のガス排出マニホールド
140…第2のガス供給マニホールド
145…第2のガス排出マニホールド
200…燃料ガス供給部
210、310…ガス供給配管
220、230、260、320、330、360…3方向弁
221、231、261、321、331、361…第1の接続部
222、232、262、322、332、362…第2の接続部
223、233、263、323、333、363…第3の接続部
235、285、335…メインバルブ
240、340…リリーフ弁
250、350…ガス切り替え配管
270…不活性ガス供給部
280…三つ又配管
290、390…ガス排気管
295、395…調圧弁
300…酸化ガス供給部
400…冷却水ポンプ
400…負荷
410…ラジエータ
420…冷却水供給配管
430…水温計
500…負荷
510…負荷切り替えスイッチ
520…電流計
530…電圧計

Claims (6)

  1. 燃料電池の運転方法であって、
    第1の温度及び前記第1の温度とは異なる第2の温度において前記燃料電池に所定の電流を流したときの電圧を測定し、
    前記第1の温度において測定された第1の電圧と、前記第2の温度において測定された第2の電圧との差を用いて燃料電池の劣化を判断する燃料電池の運転方法。
  2. 請求項1に記載の燃料電池の運転方法において、
    前記所定の電流は、電流密度が500〜10000A/m2である、燃料電池の運転方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料電池の運転方法において、
    前記電圧の差が所定の値以上の場合に、前記燃料電池の回復処理を行う燃料電池の運転方法。
  4. 請求項3に記載の燃料電池の運転方法において、
    前記燃料電池は、燃料ガスが供給される第1の触媒層と酸化ガスが供給される第2の触媒層を備えており、
    前記回復処理は、
    前記第1の触媒層に供給されていた燃料ガスを前記第2の触媒層に供給するように切り替え、
    前記第2の触媒層に供給されていた酸化ガスを前記第1の触媒層に供給するように切り替え、
    燃料電池に接続される負荷の向きを正負逆向きに切り替える処理である、
    燃料電池の運転方法。
  5. 請求項4に記載の燃料電池の運転方法において、
    前記第2の触媒層に含有されている触媒の量を用いて前記燃料ガスと前記酸化ガスの供給を切り替えた後の電圧を算出し、
    前記燃料ガスと前記酸化ガスの供給を切り替える前の電圧と比較し、
    前記算出された電圧がガスの供給を切り替える前の電圧よりも高い場合に、前記燃料ガスと前記酸化ガスの供給の切り替え及び前記負荷の向きの切り替えを行う、燃料電池の運転方法。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の燃料電池の運転方法において、
    前記回復処理は、
    前記燃料電池に前記燃料ガスと前記酸化ガスの代わりに不活性ガスを供給するように切り替え、
    前記燃料電池内部を前記不活性ガスを用いて満たした後、前記燃料ガスを前記第2の触媒層に供給するように切り替え、前記酸化ガスを前記第1の触媒層に供給するように切り替え、燃料電池に接続される負荷の向きを正負逆向きに切り替える処理である、燃料電池の運転方法。
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