JP2009167816A - オイルポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 コイルばね等他の部材とボルトとの干渉を回避したオイルポンプを提供する。
【解決手段】 第1のボルトないし第4のボルトは、フロントボディとリアボディとを締結する4本のボルトであって、第1のボルトと第2のボルトの間に設けられる第5のボルトと、第2のボルトと第3のボルトの間に設けられる第6のボルトと、第3のボルトと第4のボルトの間に設けられる第7のボルトとを備え、第5のボルトないし第7のボルトは、それぞれが少なくともフロントボディを貫通し、ポンプボディと他の部材とを締結するための3本のボルトであって、ポンプボディの第5のボルトであって、この第5のボルトからオフセットして設けられ、カムリングを第7のボルト側に付勢する付勢機構を有することとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、オイルポンプの接続・締結機構に関する。
従来、特許文献1に記載されるオイルポンプにあっては、ハウジングに貫通孔を設け、この貫通孔にボルトを挿入することでエンジンとオイルポンプとの剛結を行っている。
特開2000−337267号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、オイルポンプを可変容量型ベーンポンプに変更し、カムリングを押圧するコイルばねを設ける場合、ボルトの位置によってはコイルばねを取り付けることができない、という問題があった。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、コイルばね等他の部材とボルトとの干渉を回避したオイルポンプを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、吸入ポート始端側外周に設けられた第1のボルトと、吐出ポート終端側外周に設けられた第2のボルトと、吐出ポート始端側外周に設けられた第3のボルトと、吸入ポート終端側外周に設けられた第4のボルトと、を有し、第1のボルトないし第4のボルトは、フロントボディとリアボディとを締結する4本のボルトであって、
第1のボルトと第2のボルトの間に設けられる第5のボルトと、第2のボルトと第3のボルトの間に設けられる第6のボルトと、第3のボルトと第4のボルトの間に設けられる第7のボルトとを備え、
第5のボルトないし第7のボルトは、それぞれが少なくともフロントボディを貫通し、ポンプボディと他の部材とを締結するための3本のボルトであって、ポンプボディの第5のボルトであって、この第5のボルトからオフセットして設けられ、カムリングを第7のボルト側に付勢する付勢機構を有することとした。
よって、コイルばね等他の部材とボルトとの干渉を回避したオイルポンプを提供できる。
以下、本発明のオイルポンプを実現する最良の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
[ベーンポンプの概要]
図1はオイルポンプ1の軸方向断面図、図2は径方向断面図である。また、図3は斜視図(プーリ20は省略)、図4はy軸負方向正面図、図5はx軸負方向正面図である。さらに、図6はカムリング4とコイルばね71のx軸方向正面図、図7はコイルばね71付近のポンプ径方向断面図である。なお、図8はシール部材50付近の拡大断面図である。
なお、駆動軸2の軸方向をx軸とし、フロントボディ11、リアボディ12へ駆動軸が挿入される方向を正方向、ロータ3の径方向であって制御バルブ7側をz軸正方向とする。
また、図1の法線方向であってプラグ部材70側をy軸正方向とする(図6参照)。x、y、zの各軸はそれぞれ直交する。図6のIII−III線は図2のI−I線と平行(z軸と平行)でカムリング4中心Ocを通る直線である。
オイルポンプ1は可変容量型ベーンポンプであって、駆動軸2、ロータ3、カムリング4、アダプタリング5からなるポンプユニット100と、ポンプボディ10を有する。駆動軸2はプーリ20を介して図外のエンジン出力軸と接続し、ロータ3と一体回転する。
ロータ3の外周には軸方向溝である複数のスロット31が放射状に形成され、各スロット31にベーン32が径方向に出没可能に挿入される。また、各スロット31の内径側端部には背圧室33が設けられ、作動油が供給されてベーン32を径方向外側に付勢する。
ポンプボディ10はフロントボディ11およびリアボディ12から形成される。このフロントボディ11およびリアボディ12は、4本のボルトB1〜B4により接続される。
第1ボルトB1、第2ボルトB2はカムリング4のy軸正方向側に設けられ、第1ボルトB1は駆動軸2のz軸正方向側、第2ボルトB2は駆動軸2のz軸負方向側に位置する。一方、第3ボルトB3、第4ボルトB4はカムリング4のy軸負方向側に設けられ、第3ボルトB3は駆動軸2のz軸負方向側、第4ボルトB4は駆動軸2のz軸正方向側に位置する。
第1ボルトB1は吸入ポート始端62a,121a側外周であって、第2ボルトB2は吐出ポート終端63b,122b側外周に設けられる。また、第3ボルトB3は吐出ポート始端63a,122a側外周に設けられ、第4ボルトB4は吸入ポート終端62b,121b側外周に設けられている。
すなわち、駆動軸2の軸心Oを通り、制御バルブ7の軸線(y軸に平行)に対し垂直なI−I直線(仮想基準:z軸に平行)を定義すると、第1ボルトB1はI−I直線のz軸正方向側から時計回り方向に0°から90°の範囲内に存在する。同様に、第2ボルトB2は90°〜180°の範囲内、第3ボルトB3は180〜270°の範囲内、第4ボルトB4は270°〜360°の範囲内に存在する。
これら第1〜第4ボルトB1〜B4は、それぞれが頂点となる長方形(矩形)に配置される。短軸は第2−第3ボルト間距離b(第4−第1ボルト間距離b)であり、長軸は第1−第2ボルト間距離a(第3−第4ボルト間距離a)である(a<b)。
また、ポンプボディ10は第5〜第7ボルトB5〜B7によってエンジン等他の部材と接続する。第5ボルトB5〜第7ボルトB7は少なくともフロントボディ11を貫通し、上記第1〜第4ボルトB1〜B4と干渉しない位置に設けられている。
第5ボルトB5は第1、第2ボルトB1,B2の間に設けられ、第6ボルトB6は第2、第3ボルトB2,B3の間に設けられる。また、第7ボルトB7は第3、第4ボルトB3,B4の間に設けられる。
なお、図5に示すように、プーリ20には第5〜第7ボルトB5〜B7と対応する位置に穴25〜27が設けられている。この穴25〜27によって、プーリ20を装着した後であっても第5〜第7ボルトB5〜B7はプーリ20を介してx軸負方向側から目視可能となる。このためプーリ20装着後であっても、第5〜第7ボルトB5〜B7の締結・解放が可能であり、組み付けおよびメンテナンスが容易となる。
フロントボディ11はx軸正方向側に開口する有底カップ形状であり、底部111には円盤状のプレッシャープレート6が収装される。フロントボディ11内周部である筒状部112であってプレッシャープレート6のx軸正方向側には、アダプタリング5、カムリング4、およびロータ3が収装される。
リアボディ12はx軸正方向側からアダプタリング5、カムリング4、およびロータ3と液密に当接し、アダプタリング5、カムリング4、およびロータ3はプレッシャープレート6およびリアボディ12に挟持されることとなる。
プレッシャープレート6には駆動軸2が挿入される。また、x軸正方向側面61およびリアボディ12のx軸負方向側面120にはそれぞれ吸入ポート62,121および吐出ポート63,122が設けられ、吸入通路IN、吐出通路OUTと接続してロータ3とカムリング4の間に形成されるポンプ室Bへの作動油の給排を行う。
この吸入ポート62,121は複数のポンプ室Bの容積が増大する領域に開口し、吐出ポート63,122は複数のポンプ室Bの容積が縮小する領域に開口する。また、吸入通路INはリザーバRSVと接続する。
アダプタリング5はy軸側を長軸、z軸側を短軸とする略楕円状の円環部材であり、外周側においてフロントボディ11に収装されるとともに、内周側においてカムリング4を収装する。ポンプ駆動時にフロントボディ11内で回転しないよう、アダプタリング5はピン部材40(揺動支持部)によりフロントボディ11に対し回転を規制される。
アダプタリング5のy軸正方向側には径方向貫通孔51が設けられている。また、フロントボディ11のy軸正方向端部にはプラグ部材挿入孔114が設けられ、有底カップ形状のプラグ部材70が挿入されてフロントボディ11およびリアボディ12外部との液密を保つ。
フロントボディ11のy軸正方向側かつz軸正方向側にはプラグ部材70が挿入される。このプラグ部材70にはコイルばね71がy軸方向に伸縮可能に設けられ、カムリング4に当接してy軸負方向へ付勢する。
カムリング4は略真円の円環状部材であり、外周はアダプタリング5の短軸とほぼ同径に設けられている。したがって、略楕円状のアダプタリング5に収装されることにより、アダプタリング5内周とカムリング4外周の間には流体圧室Aが形成され、カムリング4はアダプタリング5内においてy軸方向に揺動可能となる。
また、アダプタリング内周面53のz軸正方向端部には金属材料で形成されたシール部材50が設けられ、z軸負方向端部にはピン部材40が設けられる。カムリング4はこのピン部材40を揺動支点として揺動する。
カムリング4とアダプタリング5との間の流体圧室Aはy軸負、正方向に画成されて第1、第2流体圧室A1,A2を形成する。
ロータ3の外径はカムリング内周41よりも小径に設けられ、カムリング4内周側に収装される。カムリング4が揺動し、ロータ3とカムリング4の相対位置が変化した場合であっても、ロータ3の外周はカムリング内周41と当接しないよう設けられている。
ベーン32は、カムリング4とロータ3との相対位置によらず、常にスロット31に挿入されつつカムリング内周41に当接した状態を維持する。これにより、ベーン32は常時背圧室33から背圧を受け、カムリング内周41と液密に当接する。
したがって、カムリング4とロータ3との間の領域は、隣り合うベーン32によって常時液密に画成されてポンプ室Bを形成する。揺動によりロータ3とカムリング4が偏心状態にあれば、ロータ3の回転に伴って各ポンプ室Bの容積が変化する。
プレッシャープレート6およびリアボディ12に設けられた吸入ポート62,121および吐出ポート63,122は、ロータ3の外周に沿って設けられ、各ポンプ室Bの容積変化により作動油の給排が行われる。
コイルばねは揺動量が最大となる方向にカムリング4を付勢し、圧力の安定しないポンプ始動時において吐出量(カムリング4揺動位置)を安定させるものである。
吐出ポート63,122は吐出通路21を介して制御バルブ7および筒状部112と接続する。余剰吐出圧はリザーバRSVに戻される。筒状部112との開口部にはメータリングオリフィス110が設けられ、このメータリングオリフィス110を介して吐出通路21は第2流体圧室A2と接続する。
また、制御バルブ7は油路7aを介して吸入通路INと接続する。制御バルブ7はこの吸入圧と吐出圧に基づき制御圧を生成し、制御圧は油路7bを介して第1流体圧室A1に導入される。したがって第2流体圧室A2には吐出圧、第1流体圧室A1には制御圧が導入されることとなり、この第1、第2流体圧室A1,A2の差圧によってカムリング4がy軸方向に揺動する。なお、制御バルブ7はキャップ8により閉塞される。
[コイルばねの位置]
コイルばね71は第1ボルトB1と第5ボルトB5の間であって、カムリング4のy軸正方向側かつz軸正方向側(図2でz軸正方向側を0時とすると略2時の方向)に位置する。なお、メータリングオリフィス110はコイルばね71のy軸負方向側端部であってコイルばね71とオーバーラップする位置に設けられる。
コイルばね71はカムリング4をy軸負方向側かつz軸負方向側(略8時の方向)に付勢する。また、コイルばね71はカムリング4の中心Ocを指向して付勢力を発生し、カムリング4に対するコイルばね71の滑りを抑制する。
コイルばね71が第5ボルトB5よりも吸入ポート62,121側(z軸正方向側)にオフセットしているため、コイルばね71と第5ボルトB5の干渉が回避される。
また、コイルばね71の付勢力がz軸負方向成分を有するため、コイルばね71によってカムリング4がピン部材40に押し付けられる。ピン部材40は第1、第2流体圧室A1,A2のシール部であり、このピン部材40に押圧されることにより各流体圧室A1,A2のシール性が向上する。
なお、コイルばね71の付勢力がz軸負方向側に傾斜するためz軸正方向側に設けられたシール部材50はカムリング4から押圧されないが、図8に示すようにシール部材50はアダプタリング内周53に設けられた溝54に挿入され、この溝54には外径方向に凹む凹部55が設けられている。凹部55は第1流体圧室A1に連通する。
第1流体圧室A1の作動油は、この凹部55を介して溝54とシール部材50との間に流入し、シール部材50を内径側に押圧する。この作動油の押圧力によってシール部材50はカムリング4に押圧されるため、コイルばね71の付勢力がz軸正方向側の成分を持たない場合であっても、シール部材50のシール性は確保される。
また、コイルばね71の付勢力Fのy軸方向成分Fyによってカムリング4が受けるモーメントM1は、y軸方向成分Fyの作用点Pを通りy軸に平行な直線A−Aと揺動支点であるピン部材40との距離L1に比例する(M=Fy・L1)。
ここで、実施例1ではコイルばね71がカムリング中心Ocよりもy軸正方向側にオフセットしている。そのため、作用点Pがy軸正方向側にオフセットしない場合と比べ、A−A線からピン部材40までの距離L1が大きくなる。
したがって、付勢力Fのy軸方向成分Fyが小さくてもモーメントM1の大きさを稼ぐことが可能となり、コイルばね71の付勢力Fを弱くしてカムリング4をスムーズに揺動させるものである。
また、第2−第3(第4−第1)ボルト間距離b<第1−第2(第3−第4)ボルト間距離aであるため、z軸方向に並ぶ第1、第5、第2ボルトB1,B5,B2間の間隔は、y軸方向に並ぶ第2、第6、第3ボルトB2,B6,B3間の間隔よりも広くなる。したがって第1、第5ボルトB1,B5との間隔に余裕ができるため、コイルばね71の配置スペースが充分確保される。
[実施例1の効果]
(1)吸入ポート始端62a,121a側外周に設けられた第1ボルトB1と、
吐出ポート終端63b,122b側外周に設けられた第2ボルトB2と、
吐出ポート始端63a,122a側外周に設けられた第3ボルトB3と、
吸入ポート終端62b,121b側外周に設けられた第4ボルトB4と、を有し、
第1ボルトB1ないし第4ボルトB4は、フロントボディ11とリアボディ12とを締結する4本のボルトであって、
第1ボルトB1と第2ボルトB2の間に設けられる第5ボルトB5と、
第2ボルトB2と第3ボルトB3の間に設けられる第6ボルトB6と、
第3ボルトB3と第4ボルトB4の間に設けられる第7ボルトB7とを備え、
第5ボルトB5ないし第7ボルトB7は、それぞれが少なくともフロントボディ11を貫通し、ポンプボディ10と他の部材とを締結するための3本のボルトであって、
ポンプボディ10の第5ボルトB5側であって、この第5ボルトB5からオフセットして設けられ、カムリング4を第7ボルトB7側に付勢する付勢機構71を有することとした。
これにより、付勢機構(コイルばね71)と第5ボルトB5との干渉を回避することができる。
(2)(12)カムリング4は、吐出ポート63,122側に設けられたピン部材40(揺動支持部)を基準として揺動するように設けられ、
付勢機構71は、吸入ポート62,121側にオフセットして設けられることとした。
これにより、コイルばね71によってカムリング4を揺動支持部であるピン部材40側に押し付けることが可能となり、ピン部材40におけるシール性を向上させることができる。
(6)付勢機構71はコイルばね71で形成され、カムリング4の略中心を指向するように設けられることとした。これにより、コイルばね71とカムリング4との滑りを防止することができる。
(11)第1ボルトB1または第2ボルトB2と第3ボルトB3の間に設けられ、カムリング4を第7ボルトB7側に付勢する付勢機構71を有することとした。これにより、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
(9)(15)第1ボルトB1ないし第4ボルトB4は、これらのボルトを頂点とするほぼ矩形に配置され、
第1ボルトB1と第2ボルトB2間距離aは、第1ボルトB1と第4ボルトB4間距離bよりも大きいこととした。
これにより、z軸方向に並ぶ第1、第5、第2ボルトB1,B5,B2間の間隔は、y軸方向に並ぶ第2、第6、第3ボルトB2,B6,B3間の間隔よりも広くなる。したがって第1、第5ボルトB1,B5との間隔に余裕ができるため、コイルばね71の配置スペースを充分確保することができる。
(17)フロントボディ11の筒状部112の外周側に設けられ、ポンプユニット100の吐出流量を制御する制御バルブを設け、
駆動軸2と制御バルブの間であって、駆動軸2を回転中心とする制御バルブの周方向中心と駆動軸2とを結ぶ線を仮想基準線とし、
仮想基準線から時計回りに90°の範囲に設けられる第1ボルトB1と、
90°〜180°の範囲に設けられる第2ボルトB2と、
180°〜270°の範囲に設けられる第3ボルトB3と、
270°〜360°の範囲に設けられる第4ボルトB4と、
を有することとした。
これにより、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
(18)カムリング4は第6ボルトB6側に設けられたピン部材40を基準として揺動するように設けられ、付勢機構71はコイルばね71で構成され、第1ボルトB1側にオフセットして設けられることとした。これにより、上記(2)と同様の効果を得ることができる。
実施例2につき説明する。基本構成は実施例1と同様である。実施例1ではコイルばね71はy軸負方向かつz軸負方向側にカムリング4を付勢したが、実施例2ではy軸負方向側であってy軸に対し平行に付勢する点で異なる。
図9は実施例2におけるカムリング4のx軸正方向側正面図である。実施例2のカムリング4はx−z平面に平行な当接壁42を有し、コイルばね71はこの当接壁42に当接してカムリング4をy軸負方向側に付勢する。
なお、実施例1と同様にコイルばね71の付勢力をFとし、Fの作用点Pを通りy軸に平行な直線をB−B線とする。B−B線から揺動支点であるピン部材40までの距離はL2である。
実施例1ではコイルばね71の付勢力Fはカムリング4中心Ocを指向し、カムリング4のy軸方向揺動に寄与する力は付勢力Fのy軸方向成分Fyであってz軸方向成分はモーメントM1に寄与しなかった。一方、実施例2では付勢力Fが全てy軸方向に作用し、モーメントM2に寄与することとなる。
モーメントM=F・L2であるため、距離L2が実施例1の距離L1と等しければ、付勢力Fが全てモーメントM2に寄与する分、実施例1のモーメントM1よりも大きくなる。したがって、コイルばね71の付勢力を実施例1よりもさらに弱くし、カムリング4を揺動させる制御圧と吐出圧との差圧に対してカムリング4がよりリニアに揺動することとなる。よって、カムリング4の揺動をよりスムーズにするものである。
[実施例2の効果]
(4)コイルばね71はy軸に対し平行であって、駆動軸2とピン部材40とを結ぶI−I線(z軸と平行:仮想軸線)に対して略直角に設けられることとした。
これにより、コイルばね71の付勢力Fが全てy軸方向に作用し、モーメントM2に寄与することとなり、コイルばね71の付勢力を弱くした場合であっても、カムリング4の揺動をよりスムーズにすることができる。
(5)カムリング4は、コイルばね71の軸方向端面と略平行に形成された当接壁42をさらに有することとした。コイルばね71と当接壁42とが略平行に当接するため、コイルばね71とカムリング4の滑りをさらに抑制することができる。
実施例3につき説明する。基本構成は実施例1と同様である。実施例1ではコイルばね71とメータリングオリフィス110開口部がオーバーラップしていたが、実施例3ではオーバーラップさせない点で異なる。
図10は実施例3におけるコイルばね71付近のポンプ径方向断面図である。実施例3ではコイルばね71の位置は実施例1のままとし、メータリングオリフィス110の位置をz軸負方向側にずらしている。
[実施例3の効果]
(10)付勢機構71は、メータリングオリフィス110と周方向にオフセットして設けられることとした。これにより、メータリングオリフィス110を通過する作動油の流れがコイルばね71により阻害されることがない。
実施例4につき説明する。実施例4ではコイルばね71の位置に対応して吸入ポート62,121および吐出ポート63,122の位置を変更する点で異なる。
図11は実施例4におけるオイルポンプ1の軸方向断面図、図12はコイルばね71と吸入ポート62,121および吐出ポート63,122の位置関係を示す図である。
実施例4の吸入ポート62,121および吐出ポート63,122は実施例1と比べて反時計回り方向に移動しており、吸入ポート62,121と吐出ポート63,122の間にコイルばね71の軸線(C−C線)が位置する。
コイルばね71の付勢力はC−C線上に発生するため、C−C線を挟むように吸入ポート62,121と吐出ポート63,122を回転させることで吸入、吐出特性を最適化する。また、各ポート62,121および63,122の位置に合わせて、カムリング4の揺動支点であるピン部材40も反時計回り方向に移動している。
[実施例4の効果]
(7)(14)(19)吸入ポート62,121および吐出ポート63,122は、この吸入ポート62,121の始端と吐出ポート63,122の終端との間にコイルばね71(付勢機構)が配置されるように形成されることとした。
コイルばね71の付勢力の角度に合わせて吸入ポート62,121および吐出ポート63,122を配置することで、吸入、吐出特性を最適化することができる。
実施例5につき説明する。実施例1〜4ではコイルばね71を付勢機構としたが、実施例5ではプラグ部材70の内周側にピストン73を設け、吐出圧によってこのピストン73をカムリング4に押圧し、付勢機構とする点で異なる。
図13は実施例5におけるオイルポンプ1の軸方向断面図である。プラグ部材70の内周部72にはピストン73が軸方向摺動可能に設けられている。また、内周部72には吐出通路21が開口し、ピストン73は吐出圧によってカムリング4に付勢される。
[実施例5の効果]
(8)付勢機構71はカムリング4に当接し、内部に吐出圧が導入されるピストン73であることとした。これにより、吐出圧に応じた付勢力を発生させることができる。
実施例6につき説明する。実施例1ではコイルばね71はz軸正方向側にオフセットされていたが、実施例6ではz軸負方向側(吐出ポート63,122側)にオフセットする点で異なる(図15参照)。
図14は実施例6におけるカムリング4とコイルばね71のx軸方向正面図、図15はコイルばね71付近のポンプ径方向断面図である。実施例6ではコイルばね71はy軸負方向側かつz軸正方向側(略10時の方向)を指向し、これによりカムリング4はz軸正方向側のシール部材50に押圧される。
また、カムリング4が最もy軸正方向側に位置する状態からy軸負方向側に揺動する際、カムリング4の回転モーメントMとコイルばね71の付勢力Fの方向とが略10時の方向でほぼ同じ向きとなる。そのためカムリング4に対するコイルばね71の滑りが抑制される。
[実施例6の効果]
(3)(13)付勢機構71はコイルばね71で構成され、吐出ポート63,122側(z軸負方向側)にオフセットして設けられることとした。これにより、カムリング4に対するコイルばね71の滑りを抑制することができる。また、コイルばね71の付勢力によりカムリング4を介してシール部材50を押圧し、シール性を向上させることができる。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための最良の形態を各実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
実施例1のシール部材50はアダプタリング5に設けられた溝54内に作動油を導入し、この作動油の圧力によってシール部材50をカムリング4に付勢したが(図8参照)、図16に示すようにシール部材50の外周側に弾性材のOリング50aを設け、このOリング50aの弾性力によってシール部材50をカムリング4に付勢してもよい。そのため図16では凹部55は省略される。
実施例1におけるオイルポンプ1の軸方向断面図である。 オイルポンプ1の径方向断面図である。 オイルポンプ1の斜視図(プーリ20は省略)である。 オイルポンプ1のy軸負方向正面図である。 オイルポンプ1のx軸負方向正面図である。 カムリング4とコイルばね71のx軸方向正面図である。 コイルばね71付近のポンプ径方向断面図である。 シール部材50付近の拡大断面図である。 実施例2におけるカムリング4のx軸正方向側正面図である。 実施例3におけるコイルばね71付近のポンプ径方向断面図である。 実施例4におけるオイルポンプ1の軸方向断面図である。 コイルばね71と吸入ポート62,121および吐出ポート63,122の位置関係を示す図である。 実施例5におけるオイルポンプ1の軸方向断面図である。 実施例6におけるカムリング4とコイルばね71のx軸方向正面図である。 コイルばね71付近のポンプ径方向断面図である。 他の実施例を示す図である。
符号の説明
1 オイルポンプ
2 駆動軸
4 カムリング
7 制御バルブ
10 ポンプボディ
11 フロントボディ
12 リアボディ
21 吐出通路
40 ピン部材(揺動支持部)
42 当接壁
62,121 吸入ポート
62a,121a 吸入ポート始端
62b,121b 吸入ポート終端
63,122 吐出ポート
63a,122a 吐出ポート始端
63b,122b 吐出ポート終端
70 プラグ部材
71 コイルばね(付勢機構)
73 ピストン
100 ポンプユニット
110 メータリングオリフィス
111 底部
112 筒状部
a 第1−第2(第3−第4)ボルト間距離
b 第2−第3(第4−第1)ボルト間距離
B ポンプ室
B1〜B4 第1〜第4ボルト
B5〜b7 第5〜第7ボルト
Oc カムリング中心

Claims (20)

  1. 筒状部と、この筒状部の軸方向一方側に設けられた底部と、を有するフロントボディと、前記フロントボディの軸方向他方側に設けられてこのフロントボディの開口部を閉塞するリアボディと、から構成されるポンプボディと、
    前記筒状部内に移動可能に収容され、筒状に形成されたカムリングと、
    前記筒状部内に移動可能に設けられ、複数のポンプ室を形成し、このポンプ室の容積変化により流体を吸入および吐出するポンプユニットと、
    前記ポンプボディに形成され、前記複数のポンプ室のうち容積が拡大する領域に開口する吸入ポートと、
    前記ポンプボディに形成され、前記複数のポンプ室のうち容積が減少する領域に開口する吐出ポートと、
    前記吸入ポート始端側外周に設けられた第1のボルトと、
    前記吐出ポート終端側外周に設けられた第2のボルトと、
    前記吐出ポート始端側外周に設けられた第3のボルトと、
    前記吸入ポート終端側外周に設けられた第4のボルトと、
    を有し、
    前記第1のボルトないし第4のボルトは、前記フロントボディと前記リアボディとを締結する4本のボルトであって、
    前記第1のボルトと前記第2のボルトの間に設けられる第5のボルトと、
    前記第2のボルトと前記第3のボルトの間に設けられる第6のボルトと、
    前記第3のボルトと前記第4のボルトの間に設けられる第7のボルトと
    を備え、
    前記第5のボルトないし第7のボルトは、それぞれが少なくとも前記フロントボディを貫通し、前記ポンプボディと他の部材とを締結するための3本のボルトであって、
    前記ポンプボディの第5のボルト側であって、この第5のボルトからオフセットして設けられ、前記カムリングを前記第7のボルト側に付勢する付勢機構を有すること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  2. 請求項1に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記カムリングは、前記吐出ポート側に設けられた揺動支持部を基準として揺動するように設けられ、
    前記付勢機構は、前記吸入ポート側にオフセットして設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  3. 請求項1に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記カムリングは、前記吐出ポート側に設けられた揺動支持部を基準として揺動するように設けられ、
    前記付勢機構はコイルばねで構成され、前記吐出ポート側にオフセットして設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  4. 請求項1に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記ポンプユニットは、前記ポンプボディに設けられた駆動軸によって回転駆動され、
    前記コイルばねは、前記駆動軸と前記揺動支持部とを結ぶ仮想軸線に対して略直角に設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  5. 請求項4に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記カムリングは、前記コイルばねの軸方向端面と略平行に形成された当接壁をさらに有すること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  6. 請求項1に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記付勢機構はコイルばねで形成され、前記カムリングの略中心を指向するように設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  7. 請求項1に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記吸入ポートおよび前記吐出ポートは、この吸入ポートの始端と吐出ポートの終端との間に前記付勢機構が配置されるように形成されること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  8. 請求項1に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記付勢機構は前記カムリングに当接し、内部に吐出圧が導入されるピストンであること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  9. 請求項1に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記第1のボルトないし第4のボルトは、これらのボルトを頂点とするほぼ矩形に配置され、
    前記第1と第2のボルト間距離は、前記第1のボルトと第4のボルト間距離よりも大きいこと
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  10. 請求項1に記載の可変容量型ポンプは、
    前記吐出ポートに接続される吐出通路の途中に設けられ、前記ポンプボディであって前記カムリングの軸方向端面と対向する面に開口するように形成されたメータリングオリフィスを有し、
    前記カムリングの位置は、前記メータリングオリフィスの前後差圧に基づいて制御され、
    前記付勢機構は、前記メータリングオリフィスと周方向にオフセットして設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  11. 筒状部と、この筒状部の軸方向一方側に設けられた底部と、を有するフロントボディと、前記フロントボディの軸方向他方側に設けられてこのフロントボディの開口部を閉塞するリアボディと、から構成されるポンプボディと、
    前記筒状部内に移動可能に収容され、筒状に形成されたカムリングと、
    前記筒状部内に移動可能に設けられ、複数のポンプ室を形成し、このポンプ室の容積変化により流体を吸入および吐出するポンプユニットと、
    前記ポンプボディに形成され、前記複数のポンプ室のうち容積が拡大する領域に開口する吸入ポートと、
    前記ポンプボディに形成され、前記複数のポンプ室のうち容積が減少する領域に開口する吐出ポートと、
    前記吸入ポート始端側外周に設けられた第1のボルトと、
    前記吐出ポート終端側外周に設けられた第2のボルトと、
    前記吐出ポート始端側外周に設けられた第3のボルトと、
    前記吸入ポート終端側外周に設けられた第4のボルトと、
    を有し、
    前記第1のボルトないし第4のボルトは、前記フロントボディと前記リアボディとを締結する4本のボルトであって、
    前記第1のボルトと前記第2のボルトの間に設けられる第5のボルトと、
    前記第2のボルトと前記第3のボルトの間に設けられる第6のボルトと、
    前記第3のボルトと前記第4のボルトの間に設けられる第7のボルトと
    を備え、
    前記第5のボルトないし第7のボルトは、それぞれが少なくとも前記フロントボディを貫通し、前記ポンプボディと他の部材とを締結するための3本のボルトであって、
    前記第1のボルトまたは前記第2のボルトと前記第3のボルトの間に設けられ、前記カムリングを前記第7のボルト側に付勢する付勢部材を有すること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  12. 請求項11に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記カムリングは、前記吐出ポート側に設けられた揺動支持部を基準として揺動するように設けられ、
    前記付勢機構は、前記吸入ポート側にオフセットして設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  13. 請求項11に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記カムリングは、前記吐出ポート側に設けられた揺動支持部を基準として揺動するように設けられ、
    前記付勢機構はコイルばねで形成され、前記吐出ポート側にオフセットして設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  14. 請求項11に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記吸入ポートおよび前記吐出ポートは、この吸入ポートの始端と吐出ポートの終端との間に前記付勢機構が配置されるように形成されること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  15. 請求項11に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記第1のボルトないし第4のボルトは、これらのボルトを頂点とするほぼ矩形に配置され、
    前記第1のボルトと前記第2のボルト間距離は、前記第1のボルトと前記第4のボルト間距離よりも大きいこと
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  16. 請求項11に記載の可変容量型ポンプは、
    前記吐出ポートに接続される吐出通路の途中に設けられ、前記ポンプボディの前記カムリングの軸方向端面と対向する面に開口するように形成されたメータリングオリフィスを有し、
    前記カムリングの位置は、前記メータリングオリフィスの前後差圧に基づいて制御され、
    前記付勢機構は、前記メータリングオリフィスと周方向にオフセットして設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  17. 筒状部と、この筒状部の軸方向一方側に設けられた底部と、を有するフロントボディと、前記フロントボディの軸方向他方側に設けられてこのフロントボディの開口部を閉塞するリアボディと、から構成されるポンプボディと、
    前記フロントボディに軸支された駆動軸と、
    前記筒状部内に移動可能に設けられ、前記駆動軸によって回転駆動されるポンプユニットと、
    前記フロントボディの筒状部の外周側に設けられ、前記ポンプユニットの吐出流量を制御する制御バルブと
    を設け、
    前記駆動軸と前記制御バルブの間であって、前記駆動軸を回転中心とする前記制御バルブの周方向中心と前記駆動軸とを結ぶ線を仮想基準線とし、
    前記仮想基準線から時計回りに90°の範囲に設けられる第1のボルトと、
    前記仮想基準線から時計回りに90°から180°の範囲に設けられる第2のボルトと、
    前記仮想基準線から時計回りに180°から270°の範囲に設けられる第3のボルトと、
    前記仮想基準線から時計回りに270°から360°の範囲に設けられる第4のボルトと、
    を有し、
    前記第1のボルトないし前記第4のボルトは、前記フロントボディと前記リアボディとを締結する4本のボルトであって、
    前記第1のボルトと前記第2のボルトの間に設けられる第5のボルトと、
    前記第2のボルトと前記第3のボルトの間に設けられる第6のボルトと、
    前記第3のボルトと前記第4のボルトの間に設けられる第7のボルトと
    を備え、
    前記第5のボルトないし第7のボルトは、それぞれが少なくとも前記フロントボディを貫通し、前記ポンプボディと他の部材とを締結するための3本のボルトであって、
    前記ポンプボディの前記第5のボルト側であって、この第5のボルトからオフセットして設けられ、前記カムリングを前記第7のボルト側に付勢する付勢機構を有すること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  18. 請求項17に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記カムリングは前記第6のボルト側に設けられた揺動支持部を基準として揺動するように設けられ、
    前記付勢機構はコイルばねで構成され、前記第1のボルト側にオフセットして設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  19. 請求項17に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記ポンプユニットは、複数のポンプ室を形成し、このポンプ室の容積変化により流体を吸入および吐出し、
    前記ポンプボディは、前記複数のポンプ室のうち容積が増大する領域に開口する吸入ポートと、容積が減少する領域に開口する吐出ポートとを有し、
    前記吸入ポートおよび前記吐出ポートは、この吸入ポートの始端と吐出ポートの終端との間に前記付勢機構が配置されるように形成されること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
  20. 請求項17に記載の可変容量型ポンプにおいて、
    前記ポンプユニットは、複数のポンプ室を形成し、このポンプ室の容積変化により流体を吸入および吐出し、
    前記ポンプボディは、前記複数のポンプ室のうち容積が増大する領域に開口する吸入ポートと、容積が減少する領域に開口する吐出ポートとを有し、
    前記ポンプボディは、前記吐出ポートに接続される吐出通路の途中に設けられ、前記ポンプボディの前記カムリングの軸方向端面と対向する面に開口するように形成されたメータリングオリフィスを有し、
    前記付勢機構は、前記メータリングオリフィスの前後差圧に基づいて制御され、
    前記付勢機構は、前記メータリングオリフィスと周方向にオフセットして設けられること
    を特徴とする可変容量型ポンプ。
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