JP2009157818A - ポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステム - Google Patents

ポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】入口料金所でのポイント還元のために発生する処理の簡素化および処理時間の短縮化を可能とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法を提供する。
【解決手段】入口料金所において、利用者が提示するプリペイドカードからカード番号および残額情報を読取り、この読取った残額から最大通行料金を引き去り、出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、上記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換してカード番号と対応させてホスト装置に記憶する通行料金支払方法において、最大通行料金を引き去る際、当該残額が最大通行料金未満の場合、その不足金額分に見合うポイントをカード番号を用いてホスト装置から取得し、この取得したポイントを金額に変換して上記残額に加算し、その加算結果から実際の通行料金を減算し、この減算結果を新残額として当該プリペイドカードに記録する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、たとえば、高速道路等の有料道路の通行料金をポイント付きプリペイド媒体(プリペイドカード)により支払う通行料金支払方法において、通行料金の支払時に当該プリペイド媒体に対して利用内容に応じたポイントを還元するとともに、当該ポイントを通行料金として利用可能にするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムに関する。
最近、たとえば、高速道路等の有料道路の料金所において、料金収受車線側に設置された車線制御装置と、車両側に設置された料金支払い用のETCカード(ICカード)が装着された車載器との間で、料金収受車線上に設置されたアンテナ装置を介して無線による通信を行なうことで、車両をノンストップで利用料金の収受処理を自動的に行なうETCシステム(ノンストップ自動料金収受システム)と称される料金収受システムが実用化されている(たとえば、特許文献1〜2参照)。
このようなETCシステムでは、対距離料金システムと均一料金システムとに区別される。対距離料金システムでは、入口料金所に進入した際にICカードに入口料金所情報が記録され、出口料金所で当該入口料金所情報に基づき通行料金が課金される。均一料金システムでは、入口料金所で通行料金の引き去りが行なわれる。
ところで、最近、対距離料金制の有料道路において、通行料金の支払にポイント付きプリペイドカード(プリペイド媒体)を利用することが考えられている。対距離料金制の有料道路でポイント付きプリペイドカードを利用する場合は以下のような通行料金の引き去り、および、ポイント還元の実施が考えられている。
入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイドカードから、カード処理機によりそれに記録されている残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去る。
そして、上記車両が出口料金所を通過する際、当該車両に搭載されポイント付きプリペイドカードがセットされた車載器と当該出口料金所に設置されたアンテナ装置との間の無線通信により取得された利用明細データに基づき、管理センタなどに設置されたホスト装置(センタコンピュータ)において、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果(つまり、釣銭)をポイントに変換し、この変換したポイントを当該プリペイドカードのカード番号(識別情報)と対応させてポイントテーブル(記憶装置)に保持する。
ポイントテーブルに保持されたポイントは、後日、利用者の申請(プリペイドカードヘのポイント還元処理実施)により還元される。
すなわち、有料道路利用時の通行料金支払いの際、プリペイドカードの残額が最大通行料金未満となっているが、ポイントによる支払いが可能であるとポイント還元を要求された場合、入口料金所の料金収受機からカード処理機に対してポイント還元の要求を行なう。
ポイント還元の要求を受けたカード処理機は、当該プリペイドカードのカード番号によりホスト装置に対してポイント要求を行なう。ポイント要求を受けたホスト装置は、当該カード番号によりポイントテーブルに対しデータ検索を実施し、当該カード番号に対応するポイントが発見されると、そのポイント情報をカード処理機へ返信する。
ポイント情報の返信を受けたカード処理機は、当該ポイントを金額に変換し、この変換した金額を当該プリペイドカードに記録されている残額に対して加算することで、ポイント還元処理を終了する。
なお、関連する技術として、高速道路利用者からのアンケートの回答をポイントに還元するとともに、ポイントを電子マネーとして利用可能にするポイント還元システムおよび方法は公知である(たとえば、特許文献3参照)。
特開2004−13207号公報 特開2004−246829号公報 特開2002−324151号公報
しかし、上記したポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法では、データ送受信に1件あたり2分程度かかると想定されており、また、ポイントテーブルに1件あたり複数のポイント情報があってもホスト装置から返信されるのは問い合わせ1件につき1件のみのため、データ送受信に大変時間がかかる。そのため、ポイント付きプリペイドカードを利用したポイント要求による通行料金の支払いにより、入口料金所の渋滞を助長する可能性があるという問題がある。
そこで、本発明は、入口料金所でのポイント還元のために発生する処理の簡素化および処理時間の短縮化を可能とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムを提供することを目的とする。
本発明のポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法は、有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払方法において、前記残額から最大通行料金を引き去る際、当該残額が最大通行料金未満の場合、少なくともその不足金額分に見合うポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報を用いて前記記憶装置から取得する第1のステップと、この第1のステップにより取得したポイントを金額に変換して前記プリペイド媒体から読取った残額に加算し、その加算結果から実際の通行料金を減算する第2のステップと、この第2のステップの減算結果を新残額として当該プリペイド媒体に記録する第3のステップとを具備している。
また、本発明のポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法は、有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払方法において、前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置されたアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る第1のステップと、前記アンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記第1のステップにより読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得する第2のステップと、この第2のステップにより取得したポイントを金額に変換する第3のステップと、この第3のステップにより変換した金額を前記アンテナ装置と前記車載器との無線通信により前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第4のステップとを具備している。
また、本発明のポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法は、有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払方法において、前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置された第1のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る第1のステップと、前記第1のアンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記第1のステップにより読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得する第2のステップと、この第2のステップにより取得したポイントを前記出口料金所へ送信する第3のステップと、前記出口料金所において、前記第3のステップにより送信されたポイントを受信する第4のステップと、この第4のステップにより受信されたポイントを金額に変換する第5のステップと、前記車両が前記出口料金所を通過する際、当該車両に搭載された車載器と当該出口料金所に設置された第2のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記第5のステップにより変換した金額を前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第6のステップと具備している。
また、本発明のポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元システムは、有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払システムにおいて、前記残額から最大通行料金を引き去る際、当該残額が最大通行料金未満の場合、少なくともその不足金額分に見合うポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報を用いて前記記憶装置から取得するポイント取得手段と、このポイント取得手段により取得したポイントを金額に変換して前記プリペイド媒体から読取った残額に加算し、その加算結果から実際の通行料金を減算する演算手段と、この演算手段の減算結果を新残額として当該プリペイド媒体に記録する記録手段とを具備している。
また、本発明のポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元システムは、有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払システムにおいて、前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置されたアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る読取手段と、前記アンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記読取手段により読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得するポイント取得手段と、このポイント取得手段により取得したポイントを金額に変換する第1の処理手段と、この第1の処理手段により変換した金額を前記アンテナ装置と前記車載器との無線通信により前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第2の処理手段とを具備している。
また、本発明のポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元システムは、有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払システムにおいて、前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置された第1のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る読取手段と、前記第1のアンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記読取手段により読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得するポイント取得手段と、このポイント取得手段により取得したポイントを前記出口料金所へ送信する送信手段と、前記出口料金所において、前記送信手段により送信されたポイントを受信する受信手段と、この受信手段により受信されたポイントを金額に変換する第1の処理手段と、前記車両が前記出口料金所を通過する際、当該車両に搭載された車載器と当該出口料金所に設置された第2のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記第1の処理手段により変換した金額を前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第2の処理手段とを具備している。
本発明によれば、入口料金所でのポイント還元のための問合せタイミングの早期化を図ることで、入口料金所でのポイント還元のために発生する処理の簡素化および処理時間の短縮化を可能とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、入口料金所でのカード処理機によるポイント要求処理を行なう例である。
図1は、第1の実施の形態に係るポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムが適用される高速道路等の有料道路の通行料金支払システムの構成を概略的に示すものである。この通行料金支払システムは、有料道路の入口料金所に設置されたカード処理機11および料金収受機12、管理センタなどの特定の部位に設置されたホスト装置(センタコンピュータ)13を有して構成される。カード処理機11、料金収受機12およびホスト装置13は、通信回線14を介してオンライン接続されている。
カード処理機11は、入口料金所にいる収受員が当該有料道路を通行する車両15の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体としてのプリペイドカードPを受取り、受取ったプリペイドカードPを挿入セットすることで、当該プリペイドカードPに対しそれに記録されている固有の識別情報としてのカード番号および残額情報等を読取ったり、新たな残額情報を書込んだりするとともに、ホスト装置13に対してポイント要求を行なう。
車両15には、プリペイドカードPが着脱可能にセットされ、外部装置との間で無線通信を行なう車載器16が搭載されている。
プリペイドカードPは、たとえば、接触式あるいは非接触式のICカードであり、内部のメモリには固有の識別情報としてのカード番号、残額情報および入口料金所等が記録される。
料金収受機12は、入口料金所にいる料金収受員の操作により料金収受処理等を行なう。
ホスト装置13は、後で詳細を説明するポイント計算を行なったり、ポイント要求に基づくポイント情報検索処理を行なったりするもので、計算されたポイントを保持するポイントテーブル(記憶装置)17を備えている。
図2は、ホスト装置13内のポイントテーブル17の一例を示している。ポイントテーブル17には、たとえば、項番21、カード番号22、ポイント発生日23および計算されたポイント24が対応させて格納されている。
たとえば、カード処理機11からカード番号「0001111」についてのポイント要求を受信した場合、ホスト装置13は、ポイントテーブル17からカード番号「0001111」についてデータ検索を行ない、図2の例では項番「1」のポイント「800」をポイント情報として当該カード番号とともにカード処理機11へ返信する。その後、カード処理機11から正常処理終了応答を受信した場合、ホスト装置13は、ポイントテーブル17から項番「1」のデータ(カード番号22、ポイント発生日23、ポイント24)を削除する。
同様に、再度、同じカード番号「0001111」についてのポイント要求を受信した場合、ポイントテーブル17からカード番号「0001111」についてデータ検索を行ない、図2の例では項番「4」のポイント「100」を返信し、正常処理終了応答を受信した場合、ポイントテーブル17から項番「4」のデータを削除する。
同様に、再度、同じカード番号「0001111」についてのポイント要求を受信した場合、ポイントテーブル17からカード番号「0001111」についてデータ検索を行ない、図2の例では項番「7」のポイント「1500」を返信し、正常処理終了応答を受信した場合、ポイントテーブル17から項番「7」のデータを削除する。
次に、このような構成において、ポイント付きプリペイドカードPにより通行料金(最大通行料金)の支払いを行なう際、ポイントによる支払いを要求された場合の基本的な処理について、図3に示すタイミングチャートを参照して説明する。
入口料金所の収受員は、当該有料道路を通行する車両15の利用者が提示するプリペイドカードPを受取り、当該プリペイドカードPをカード処理機11に挿入セットすると(ステップS1)、カード処理機11はセットされたプリペイドカードPからカード番号および残額情報等のデータを読取り、その残額を料金収受機12に通知する(ステップS2)。
料金収受機12は、カード処理機11からの残額を受信すると、その残額を図示しない操作画面に表示する。ここで、残額があらかじめ定められた最大通行料金以上ある場合は、当該残額から最大通行料金を引き去る処理を行ない(ステップS3)、引き去り処理後の新残額をカード処理機11へ通知する(ステップS4)。
新残額を受信したカード処理機11は、その新残額を当該プリペイドカードPに書込む処理を行ない(ステップS5)、処理完了により当該プリペイドカードPを排出する。収受員は、排出されたプリペイドカードPを通行料金支払者(利用者)に返却する(ステップS6)。
ステップS2の残額通知において、残額が最大通行料金未満の場合、収受員は、
1.現金による支払い
2.プリペイドカードヘの残額積み増し
3.ポイントでの支払い
のどれかの選択を通行料金支払者(利用者)に委ねる。
ここで、「ポイントでの支払い」が要求された場合、収受員は、料金収受機12の図示しない操作画面においてポイント要求釦を押下することにより、ポイントの要求をカード処理機11に対して行なう(ステップS7)。
ポイント要求を受けたカード処理機11は、当該プリペイドカードPのカード番号によりホスト装置13に対してポイント要求を行なう(ステップS8)。ポイント要求を受けたホスト装置13は、当該カード番号によりポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し(ステップS9)、当該カード番号に対応するポイントが発見されると、そのポイント情報をカード処理機11へ返信する(ステップS10)。
ポイント情報の返信を受けたカード処理機11は、当該ポイント情報をプリペイドカードPに書込む、すなわち当該ポイント情報を金額に変換し、この変換した金額を当該プリペイドカードPに書込む処理を行なう(ステップS11)。具体的には、ポイント情報を変換した金額をプリペイドカードPに記録されている残額に対して加算記録する。
書込み処理を終了すると、カード処理機11は、正常処理終了応答をホスト装置13へ返信する(ステップS12)。正常処理終了応答を受信した場合、ホスト装置13は、カード処理機11へ送ったカード番号のデータ(カード番号22、ポイント発生日23、ポイント24)をポイントテーブル17から削除する(ステップS13)。
また、ステップS11にてプリペイドカードPへの書込み処理が正常に終了したカード処理機11は、書込みが終了した後の残額を料金収受機12に通知する(ステップS14)。残額を受けた料金収受機12は、当該残額が最大通行料金以上となった場合、当該残額から最大通行料金を引き去る処理を行ない(ステップS3)、引き去り処理後の新残額をカード処理機11へ通知する(ステップS4)。
新残額を受信したカード処理機11は、その新残額を当該プリペイドカードPに書込む処理を行ない(ステップS5)、処理完了により当該プリペイドカードPを排出する。収受員は、排出されたプリペイドカードPを通行料金支払者(利用者)に返却する(ステップS6)。
ステップS14の残額通知においても、残額が最大通行料金未満となった場合は、前述の支払い方法(1〜3)の選択を再度、通行料金支払者に決定してもらうが、「ポイントでの支払い」を要求された場合は再度、ステップS7〜S14の処理が実施されることになる。現状での試行実験では、ステップS7〜S14の処理に2分程度時間を要していることから、入口料金所でのプリペイドカードPのポイント支払いによる渋滞の発生が避けられない状況となる。
そこで、カード処理機11では、図4に示すフローチャートにしたがったポイント要求処理を行なうもので、以下それについて説明する。
プリペイドカードPがセットされると、当該プリペイドカードPからカード番号および残額情報等のデータを読取り、その残額を料金収受機12に通知する(ステップS21)。
カード処理機11は、当該カード処理機11が設置されている入口料金所にて引き去るべき最大通行料金をあらかじめ保持(もしくは参照可能に)しており、プリペイドカードPから読取った残額をその最大通行料金と比較する(ステップS22)。
この比較の結果、残額が最大通行料金未満の場合、図3のステップS8によるホスト装置13へのポイント要求を、図3のステップS7によるポイント要求を待たずに実施する。すなわち、残額が最大通行料金未満の場合、ホスト装置13に対し少なくとも不足金額分に見合うポイントを要求する要求電文を送る(ステップS23)。
このポイント要求に対するホスト装置13からのポイント情報を受信すると、当該ポイント情報を金額に変換してプリペイドカードPに書込み(図3のステップS11に対応)、その後、正常処理終了応答をホスト装置13へ返信する(図3のステップS12に対応)処理を行なう(ステップS24)。
このステップS21〜S24の処理を、残額が最大通行料金以上となるまで繰り返す。そして、ステップS22の比較の結果、残額が最大通行料金以上となった時点で、[現残額−最大通行料金=新残額]の演算を行ない、その演算結果である新残額を当該プリペイドカードPに書込み(ステップS25)、同新残額を料金収受機12に通知する(ステップS26)。
このとき、料金収受機12への新残額の通知内容に料金引き去りが完了した旨の情報を付加することで、当該通知を受信した料金収受機12は、たとえば、操作画面に「支払い完了」もしくは「OK」等の表示を行なう。
図5は、カード処理機11におけるポイント要求処理中断を説明するタイミングチャートを示すもので、以下それについて説明する。
入口料金所の収受員は、当該有料道路を通行する車両15の利用者が提示するプリペイドカードPを受取り、当該プリペイドカードPをカード処理機11に挿入セットすると(ステップS31)、カード処理機11はセットされたプリペイドカードPからカード番号および残額情報等のデータを読取り、その残額を料金収受機12に通知する(ステップS32)。
カード処理機11は、当該カード処理機11が設置されている入口料金所にて引き去るべき最大通行料金をあらかじめ保持(もしくは参照可能)しており、プリペイドカードPから読取った残額をその最大通行料金と比較し、残額が最大通行料金未満の場合、ホスト装置13に対してポイント要求を送る(ステップS33)。
ポイント要求を受けたホスト装置13は、当該カード番号によりポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し(ステップS34)、当該カード番号に対応するポイント情報が発見されると、そのポイント情報をカード処理機11へ返信する(ステップS35)。
ポイント情報の返信を受けたカード処理機11は、当該ポイント情報をプリペイドカードPに書込む、すなわち当該ポイント情報を金額に変換し、この変換した金額を当該プリペイドカードPに書込む処理を行なう(ステップS36)。具体的には、ポイント情報を変換した金額をプリペイドカードPに記録されている残額に対して加算記録する。
書込み処理を終了すると、カード処理機11は、正常処理終了応答をホスト装置13へ返信する(ステップS37)。正常処理終了応答を受信した場合、ホスト装置13は、カード処理機11へ送ったカード番号のデータ(カード番号22、ポイント発生日23、ポイント24)をポイントテーブル17から削除する(ステップS38)。
また、ステップS36にてプリペイドカードPへの書込み処理が正常に終了したカード処理機11は、書込みが終了した後の残額を料金収受機12に通知する(ステップS39)。さらに、カード処理機11は、書込みが終了した後の残額が最大通行料金以上とならなかった場合、再度、ホスト装置13に対しポイント要求を送る(ステップS40)。
ところが、このとき、ステップS39で残額を受けた料金収受機12において、通行料金支払者(利用者)の選択によりプリペイドカードPヘの残額積み増しが要求されると、料金収受機12の図示しない操作画面において残額積み増し釦が収受員により押下されることにより、追加される金額(残額追加)がカード処理機11に通知される(ステップS41)。
カード処理機11は、料金収受機12から残額追加要求を受信すると、新残額の計算(=ステップS31で読取った現残額+ステップS35で取得したポイント分の金額+ステップS35で取得した積み増し金額−最大通行料金)を行ない、その計算結果(新残額)を当該プリペイドカードPに書込む処理を行なう(ステップS42)。
書込み処理を終了すると、カード処理機11は、正常処理終了応答を料金収受機12へ返信し(ステップS43)、処理完了により当該プリペイドカードPを排出する。収受員は、排出されたプリペイドカードPを通行料金支払者(利用者)に返却する(ステップS44)。
一方、ステップS40で再度のポイント要求を受信したホスト装置13は、当該カード番号によりポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し(ステップS45)、当該カード番号に対応するポイント情報が発見されると、そのポイント情報をカード処理機11へ返信する(ステップS46)。
しかし、カード処理機11は、ホスト装置13からポイント情報の返信を受けても、この場合、プリペイドカードPに対しての処理は既に終了している(ステップS41〜S43の処理)ことから、ポイント情報の書込み処理は行なえない。このため、カード処理機11は、ポイント否定応答(ポイントを受領しない旨の回答)をホスト装置13に返信し(ステップS47)、ステップS46で受信したポイント情報を破棄する。
ホスト装置13は、カード処理機11からポイント否定応答の返信を受けると、ステップS46で送信したポイント情報を処理中(送信中/更新待ち)から未送信状態に変更、すなわちポイント情報の復帰を行なう(ステップS48)。
図6は、ホスト装置13におけるポイント要求受信処理を説明するフローチャートを示すもので、以下それについて説明する。
カード処理機11からのポイント要求を受信すると、受信したポイント要求電文内のカード番号に基づき、ポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し、当該カード番号に対応するカード番号(ポイント情報)が存在するか否かをチェックし(ステップS51)、該当するポイント情報が存在しない場合、ポイント情報なしの応答をカード処理機11に返信する(ステップS52)。
ステップS51におけるチェックの結果、ポイント情報が存在する場合、受信したポイント要求電文内の不足分ポイント情報(要求額)よりも大きな値のポイント情報を検索し(ステップS53,S54)、要求額よりも大きな値のポイント情報が存在する場合、そのポイント情報をカード処理機11に返信する(ステップS55)。
具体的に説明すると、たとえば、図2のようにポイント情報が保持されている状態で、カード処理機11からカード番号「0001111」、不足分ポイント(要求額)「1200」が要求された場合、項番「7」の要求額よりも大きな値のポイント情報が検索されてカード処理機11に返信する。
ステップS53,S54における検索の結果、不足分ポイント(要求額)よりも大きな値のポイント情報が存在しない場合、ポイントテーブル17に保持している同一のカード番号のポイント情報を合算し、不足分ポイント(要求額)以上になるまでポイント検索を継続し(ステップS56)、条件満了により(ステップS57)、検索された複数のポイント情報をカード処理機11に返信する(ステップS58)。
具体的に説明すると、たとえば、図2のようにポイント情報が保持されている状態で、カード処理機11からカード番号「0001111」、不足分ポイント(要求額)「2000」が要求された場合、項番「1」および項番「7」の各ポイント情報が検索されてカード処理機11に返信する。
ステップS57において条件が満了せず、ポイント情報の検索が終了した場合(ステップS59)、検索済み分の複数のポイント情報をカード処理機11に返信する(ステップS60)。
具体的に説明すると、たとえば、図2のようにポイント情報が保持されている状態で、カード処理機11からカード番号「0001111」、不足分ポイント(要求額)「3000」が要求された場合、項番「1」、項番「4」および項番「7」の各ポイント情報が検索されてカード処理機11に返信する。
図7は、料金収受機12の操作画面における代表的な表示画面例を示すものである。図7(a)は、カード処理機11からカード残額が通知された際(図3のステップS2に対して)の表示画面例である。図7(b)は、カード処理機11がポイント要求を行なっている場合(図3のステップS2、図5のステップS33,S40に対して)の表示画面例であり、「ポイント要求中」の表示を行なうとともに、図7(a)にて「ポイント」表示していた釦が「ポイント取消し」表示に変化する。このポイント取消し釦を押下すると、カード処理機11に対しポイント要求取消通知が送信される。
図7(c)は、ホスト装置13からのポイント通知を受け、カード処理機11にて最大通行料金の減額処理が正常終了した旨が通知された場合の表示画面例である。図7(d)は、ホスト装置13からポイント要求に対して「ポイント情報なし」の返信をカード処理機11が受信した際(図6のステップS52に対して)の表示画面例である。この場合、ポイント要求が不可能の状態と判断し、ポイント釦を押下不能(消去)とする。図7(e)は、ホスト装置13からポイント情報を全て受信したが、残額が最大通行料金未満だった場合(図6のステップS60に対して)の表示画面例である。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、車両に搭載された車載器(プリペイドカード)と入口料金所に設置された予告アンテナ装置を用いてポイント要求処理を行なう例である。
図8は、第2の実施の形態に係るポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムが適用される高速道路等の有料道路の通行料金支払システムの構成を概略的に示すものである。第2の実施の形態に係る通行料金支払システムの前述した第1の実施の形態と異なる点は、入口料金所の手前、すなわち、一般道路から当該入口料金所に進入するための進入レーンに設置された第1のアンテナ装置18が追加され、かつ、カード処理機11が複数のカード処理機11a〜11dに置き換わった点にあり、その他は前述した第1の実施の形態(図1)と同様であるので説明は省略する。
第1のアンテナ装置18は、車両15が入口料金所に進入する前、当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからそれに記録されているデータを読取るもので、通信回線14を介してカード処理機11a〜11d、料金収受機12およびホスト装置13とオンライン接続されている。
なお、第1のアンテナ装置18は、ETCシステムにおいて、車両が入口料金所に進入する前、事前に車載器および当該車載器に装着されたICカードの有効性をチェックするための、いわゆる予告アンテナ装置を利用することが可能である。
また、カード処理機11a〜11dは、入口料金所の複数の料金収受レーンにそれぞれ設置されているものとする。
次に、このような構成において、車載器16(プリペイドカードP)と第1のアンテナ装置(予告アンテナ装置)18を用いたポイント要求処理について図9を参照して説明する。
車両15が入口料金所手前の進入レーンに設置された第1のアンテナ装置18を通過する際、第1のアンテナ装置18は、当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからそれに記録されているカード番号を読取る(ステップS61)。
次に、第1のアンテナ装置18は、ホスト装置13との間で通信を行なうことにより、ステップS61で読取ったカード番号に基づきホスト装置13に対してポイント要求を行なうとともに(ステップS62)、各料金収受レーンに設置されたカード処理機11a〜11dに対し問い合わせが発生しているカード番号を通知する(ステップS63)。
ポイント要求を受けたホスト装置13は、当該カード番号によりポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し、当該カード番号に対応するポイント情報が発見されると、そのポイント情報をカード処理機11a〜11dへ返信する(ステップS64)。
この際、ホスト装置13は、たとえば、ポイントテーブル17内に同一カード番号のポイント情報が複数存在する場合、一番大きな値のポイント情報のみを選択してカード処理機11a〜11dへ返信してもよいし、返信の通信時間に余裕があれば全てのポイント情報を返信してもよい。
ホスト装置13から受取ったポイントのプリペイドカードPへの書込み処理は、前述した第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
プリペイドカードPヘのポイント書込み処理が正常終了すると、当該処理を行なったカード処理機例えばカード処理機11bは、ホスト装置13ヘ正常処理終了応答を返信する(ステップS65)。
また、カード処理機11bは、当該入口料金所の他のカード処理機11a,11c,11dに対し、ポイント破棄要求を送信する(ステップS66)。カード処理機11a,11c,11dは、カード処理機11bからのポイント破棄要求を受信すると、ステップS64でホスト装置13から受信したポイント情報を破棄する。
このように、入口料金所に進入する前にポイント要求を実施することで、入口料金所での車両の停車時間の軽減に寄与することが可能であるが、各機器問の電文送受信が増加する弊害が発生する。そこで、この弊害を少なくするため、カード処理機11a〜11dとホスト装置13との間に入口料金所のデータを統括する入口料金所サーバを設ける変形例について以下に説明する。
図10は、第2の実施の形態の変形例に係る通行料金支払システムの構成を概略的に示すもので、図8と異なる点は入口料金所のデータを統括する入口料金所サーバ19が追加された点にある。
以下、入口料金所サーバ19を用いた場合のポイント要求処理について図11を参照して説明する。
車両15が入口料金所手前の進入レーンに設置された第1のアンテナ装置18を通過する際、第1のアンテナ装置18は、当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからそれに記録されているカード番号を読取る(ステップS71)。
次に、第1のアンテナ装置18は、ステップS61で読取ったカード番号に基づき入口料金所サーバ19に対してポイント要求を行なう(ステップS72)。このポイント要求を受けた入口料金所サーバ19は、当該ポイント要求に基づきホスト装置13に対してポイント要求を行なう(ステップS73)。
入口料金所サーバ19からポイント要求を受けたホスト装置13は、当該カード番号によりポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し、当該カード番号に対応するポイント情報が発見されると、そのポイント情報を入口料金所サーバ19へ返信する(ステップS74)。
カード処理機11a〜11dは、入口料金所サーバ19に対してポイント要求を行なう(ステップS75)。ポイント要求を受けた入口料金所サーバ19は、ホスト装置13から取得したポイント情報をカード処理機11a〜11dへ返信する(ステップS76)。
入口料金所サーバ19から受取ったポイントのプリペイドカードPへの書込み処理は、前述した第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
プリペイドカードPヘのポイント書込み処理が正常終了すると、当該処理を行なったカード処理機例えばカード処理機11bは、入口料金所サーバ19ヘ正常処理終了応答を返信する(ステップS77)。正常処理終了応答を受取った入口料金所サーバ19は、ステップS74でホスト装置13から受信したポイント情報を破棄し、ホスト装置13ヘ正常処理終了応答を返信する(ステップS78)。
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、入口料金所でのポイント還元が間に合わなかった、あるいは、ポイント還元しなかった場合を考慮し、出口料金所での出口アンテナ装置を利用してプリペイドカードへのポイント書込み処理を行なう例である。
図12は、第3の実施の形態に係るポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムが適用される高速道路等の有料道路の通行料金支払システムの構成を概略的に示すものである。第3の実施の形態に係る通行料金支払システムの前述した第2の実施の形態と異なる点は、出口料金所に設置されたETCシステム用の出口アンテナ装置(以下、第2のアンテナ装置と称す)31、全出口料金所統括装置(フリーフローETC処理装置、以下、ETC処理装置と記載)32および出口料金所に設置された無線制御装置33が追加された点にあり、その他は前述した第2の実施の形態(図8)と同様であるので説明は省略する。
第2のアンテナ装置31は、車両15が出口料金所を通過する前、当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからそれに記録されているデータを読取るもので、通信回線14に接続されている。
以下、第2のアンテナ装置31を用いたプリペイドカードへのポイント書込み処理について図13を参照して説明する。
車両15が入口料金所手前の第1のアンテナ装置18を通過する際、第1のアンテナ装置18は、当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからそれに記録されているカード番号を読取る(ステップS81)。
次に、第1のアンテナ装置18は、ステップS81で読取ったカード番号に基づき入口料金所サーバ19に対してポイント要求を行なう(ステップS82)。このポイント要求を受けた入口料金所サーバ19は、当該ポイント要求に基づきホスト装置13に対してポイント要求を行なう(ステップS83)。
入口料金所サーバ19からポイント要求を受けたホスト装置13は、当該カード番号によりポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し、当該カード番号に対応するポイント情報が発見されると、そのポイント情報を入口料金所サーバ19へ返信する(ステップS84)。
ホスト装置13からのポイント情報を受取った入口料金所サーバ19は、当該ポイント情報をETC処理装置32に送信する(ステップS85)。ETC処理装置32は、受信したポイント情報を管轄する無線制御装置33に送信する(ステップS86)。
車両15が出口料金所の第2のアンテナ装置31を通過する際、第2のアンテナ装置31は、当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからそれに記録されているデータを読取り、無線制御装置33に送る(ステップS87)。
無線制御装置33は、第2のアンテナ装置31から受取ったカード番号に基づき、ETC処理装置32から受取ったポイント情報の中から対応するカード番号のポイント情報を検索し、第2のアンテナ装置31に送る(ステップS88)。
第2のアンテナ装置31は、車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、無線制御装置33から受取ったポイント情報を車載器16にセットされたプリペイドカードPに書込む、すなわち当該ポイント情報を金額に変換し、この変換した金額を当該プリペイドカードPに書込む処理を行なう。具体的には、ポイント情報を変換した金額をプリペイドカードPに記録されている残額に対して加算記録する。
第2のアンテナ装置31は、書込み処理が正常に終了すると、正常処理終了応答を無線制御装置33に返信する(ステップS89)。正常処理終了応答を受信した無線制御装置33は、その処理結果をETC処理装置32に送信し(ステップS90)、ステップS86でETC処理装置32から受信したポイント情報を破棄する。
ETC処理装置32は、無線制御装置33から処理結果を受取ると、ステップS85で入口料金所サーバ19から受取ったポイント情報を破棄し、正常処理終了応答を入口料金所サーバ19に返信する(ステップS91)。
また、ETC処理装置32は、ステップS90で処理結果を受取った以外の無線制御装置33に対しポイント破棄要求を送る(ステップS92)。ポイント破棄要求を受信した無線制御装置33は、ステップS86でETC処理装置32から受信したポイント情報を破棄する。
入口料金所サーバ19は、ステップS91で正常処理終了応答を受取ると、ステップS84でホスト装置13から受取ったポイント情報を破棄し、正常処理終了応答をホスト装置13に返信する(ステップS93)。
また、入口料金所サーバ19は、ステップS91で正常処理終了応答を受取った以外のETC処理装置32に対しポイント破棄要求を送る(ステップS94)。ポイント破棄要求を受信したETC処理装置32は、ステップS85で入口料金所サーバ19から受信したポイント情報を破棄する。
また、ETC処理装置32は、管轄する無線制御装置33に対しポイント破棄要求を送る(ステップS95)。ポイント破棄要求を受信した無線制御装置33は、ステップS86でETC処理装置32から受信したポイント情報を破棄する。
上記第3の記実施の形態では、ホスト装置13から取得したポイント情報を全ての出口料金所に配信するため、ポイント書込み完了後の他の出口料金所でのポイント情報の破棄を行なうための通信が大量となる。
そこで、図13におけるステップS85のポイント情報配信対象となる出口料金所(ETC処理装置32)を絞り込む(予測する)方法について、図14に示すタイミングチャートを参照して説明する。
通常、有料道路上には車両の通過を確認する等のための路線アンテナ装置(第3のアンテナ装置)が設置されているので、走行する車両15が当該路線アンテナ装置を通過する際、路線アンテナ装置が当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからそれに記録されているカード番号および入口料金所情報を読取り、この読取ったカード番号および入口料金所情報を基に、当該車両15の通過情報を入口料金所サーバ19に送信する(ステップS101)。
入口料金所サーバ19は、路線アンテナ装置からの通過情報を受信すると、たとえば、あらかじめ保持している経路マップ等から当該車両15の出口料金所(ETC処理装置32)を予測し(ステップS102)、この予測した出口料金所、すなわちETC処理装置32に対して、ステップS84でホスト装置13から取得したポイント情報を送信する(ステップS103)。
次に、上述した出口料金所でのポイント還元において、同一カード番号のポイント情報を全て還元するための処理について、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
入口料金所サーバ19は、ホスト装置13に対しポイント要求を行なう(ステップS111、図13のステップS83に対応)。ホスト装置13からポイント情報なしの返信を受けるまで(ステップS112)、ポイント要求を繰り返し、受信したポイント情報を合算する(ステップS113)。そして、ホスト装置13からポイント情報なしの返信(ポイントテーブル17内の当該ポイント情報を全て受信終了)により(ステップS112)、ステップS113にて合算したポイント情報をETC処理装置32に送信する(ステップS114、図13のステップS85に対応)。
次に、前述した第1のアンテナ装置(予告アンテナ装置)18を用いたポイント要求によりポイント情報がカード処理機11、入口料金所サーバ19に蓄積されたが、プリペイドカードPに書込まれなかった際の処理について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、図9の例の場合について当該図9をも参照しながら説明する。
車両15が第1のアンテナ装置18を通過する際、第1のアンテナ装置18は、当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからカード番号を読取る(ステップS61)。
次に、第1のアンテナ装置18は、ホスト装置13との間で通信を行なうことにより、ステップS61で読取ったカード番号に基づきホスト装置13に対してポイント要求を行なうとともに(ステップS62)、各料金収受レーンに設置されたカード処理機11a〜11dに対し問い合わせが発生しているカード番号を通知する(ステップS63)。
ポイント要求を受けたホスト装置13は、当該カード番号によりポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し、当該カード番号に対応するポイント情報が発見されると、そのポイント情報をカード処理機11a〜11dへ返信する(ステップS64)。
プリペイドカードPヘのポイント書込み処理が正常終了すると(ステップS121)、当該処理を行なったカード処理機例えばカード処理機11bは、ホスト装置13ヘ正常処理終了応答を返信する(ステップS65、ステップS122)。
また、カード処理機11bは、当該入口料金所の他のカード処理機11a,11c,11dに対し、ポイント破棄要求を送信する(ステップS66)。カード処理機11a,11c,11dは、カード処理機11bからのポイント破棄要求を受信すると、ステップS64でホスト装置13から受信したポイント情報を破棄する。
ところが、あらかじめ定められた規定時間内にポイント書込みが終了しなかった場合(ステップS123)、カード処理機11bは、ステップS64で受信済みのポイント情報を破棄し(ステップS124)、ホスト装置13ヘ異常処理終了応答(データ未処理/異常終了)を返信する(ステップS125)。
また、カード処理機11bは、当該入口料金所の他のカード処理機11a,11c,11dに対し、ポイント破棄要求を送信する(ステップS66)。カード処理機11a,11c,11dは、カード処理機11bからのポイント破棄要求を受信すると、ステップS64でホスト装置13から受信したポイント情報を破棄する。
次に、図11の例の場合について当該図11をも参照しながら説明する。
車両15が第1のアンテナ装置18を通過する際、第1のアンテナ装置18は、当該車両15に搭載された車載器16との間で無線通信を行なうことにより、車載器16にセットされたプリペイドカードPからカード番号を読取る(ステップS71)。
次に、第1のアンテナ装置18は、ステップS61で読取ったカード番号に基づき入口料金所サーバ19に対してポイント要求を行なう(ステップS72)。このポイント要求を受けた入口料金所サーバ19は、当該ポイント要求に基づきホスト装置13に対してポイント要求を行なう(ステップS73)。
入口料金所サーバ19からポイント要求を受けたホスト装置13は、当該カード番号によりポイントテーブル17に対しデータ検索を実施し、当該カード番号に対応するポイント情報が発見されると、そのポイント情報を入口料金所サーバ19へ返信する(ステップS74)。
カード処理機11a〜11dは、入口料金所サーバ19に対してポイント要求を行なう(ステップS75)。ポイント要求を受けた入口料金所サーバ19は、ホスト装置13から取得したポイント情報をカード処理機11a〜11dへ返信する(ステップS76)。
プリペイドカードPヘのポイント書込み処理が正常終了すると(ステップS121)、当該処理を行なったカード処理機例えばカード処理機11bは、入口料金所サーバ19ヘ正常処理終了応答を返信する(ステップS77、ステップS122)。正常処理終了応答を受取った入口料金所サーバ19は、ステップS74でホスト装置13から受信したポイント情報を破棄し、ホスト装置13ヘ正常処理終了応答を返信する(ステップS78)。
ところが、あらかじめ定められた規定時間内にポイント書込みが終了しなかった場合(ステップS123)、入口料金所サーバ19は、ステップS74で受信済みのポイント情報を破棄し(ステップS124)、ホスト装置13ヘ異常処理終了応答(データ未処理/異常終了)を返信する(ステップS125)。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、入口料金所でのプリペイドカードの読取り時点でホスト装置に対しポイント要求を行なうことが可能となる。
また、第2の実施の形態によれば、予告アンテナ装置を用いることで、入口料金所に進入する前にホスト装置に対しポイント要求を行なうことが可能となる。
さらに、第3の実施の形態によれば、出口アンテナ装置を用いることで、出口料金所にてプリペイドカードへのポイント書込みが可能となる。
このように、入口料金所でのポイント還元のための問合せタイミングの早期化を図ることで、入口料金所でのポイント還元のために発生する処理の簡素化および処理時間の短縮化が図れるものである。
なお、前記実施の形態では、プリペイド媒体としてプリペイドカードを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、携帯電話機などの携帯端末装置に搭載されたプリペイドカード機能であってもよい。さらに、プリペイドカードは、たとえば、乗車券(定期券等)とプリペイドカードの両機能を有する複合カードであってもよい。
第1の実施の形態に係るポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムが適用される高速道路等の有料道路の通行料金支払システムの構成を概略的に示すブロック図。 ホスト装置内のポイントテーブルの一例を示す模式図。 プリペイドカードにより通行料金の支払いを行なう際、ポイントによる支払いを要求された場合の基本的な処理について説明するタイミングチャート。 カード処理機におけるポイント要求処理を説明するフローチャート。 カード処理機におけるポイント要求処理中断を説明するタイミングチャート。 ホスト装置におけるポイント要求受信処理を説明するフローチャート。 料金収受機の操作画面における代表的な表示画面例を示す模式図。 第2の実施の形態に係るポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムが適用される高速道路等の有料道路の通行料金支払システムの構成を概略的に示すブロック図。 車載器と第1のアンテナ装置(予告アンテナ装置)を用いたポイント要求処理について説明する図。 第2の実施の形態の変形例に係る通行料金支払システムの構成を概略的に示すブロック図。 入口料金所サーバを用いた場合のポイント要求処理について説明する図。 第3の実施の形態に係るポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法およびシステムが適用される高速道路等の有料道路の通行料金支払システムの構成を概略的に示すブロック図。 第2のアンテナ装置(出口アンテナ装置)を用いたプリペイドカードへのポイント書込み処理について説明する図。 入口料金所で取得したポイント情報の配信対象となる出口料金所を絞り込む方法について説明するタイミングチャート。 出口料金所でのポイント還元において、同一カード番号のポイント情報を全て還元するための処理を説明するフローチャート。 第1のアンテナ装置(予告アンテナ装置)を用いたポイント要求によりポイント情報がカード処理機、入口料金所サーバに蓄積されたが、プリペイドカードに書込まれなかった際の処理について説明するフローチャート。
符号の説明
P…プリペイドカード(プリペイド媒体)、11…カード処理機、12…料金収受機、13…ホスト装置(センタコンピュータ)、14…通信回線、15…車両、16…車載器、17…ポイントテーブル(記憶装置)、18…第1のアンテナ装置(予告アンテナ装置)、31…第2のアンテナ装置(出口アンテナ装置)、32…ETC処理装置、33…無線制御装置。

Claims (8)

  1. 有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払方法において、
    前記残額から最大通行料金を引き去る際、当該残額が最大通行料金未満の場合、少なくともその不足金額分に見合うポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報を用いて前記記憶装置から取得する第1のステップと、
    この第1のステップにより取得したポイントを金額に変換して前記プリペイド媒体から読取った残額に加算し、その加算結果から実際の通行料金を減算する第2のステップと、
    この第2のステップの減算結果を新残額として当該プリペイド媒体に記録する第3のステップと、
    を具備したことを特徴とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法。
  2. 有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払方法において、
    前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置されたアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る第1のステップと、
    前記アンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記第1のステップにより読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得する第2のステップと、
    この第2のステップにより取得したポイントを金額に変換する第3のステップと、
    この第3のステップにより変換した金額を前記アンテナ装置と前記車載器との無線通信により前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第4のステップと、
    を具備したことを特徴とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法。
  3. 有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払方法において、
    前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置されたアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取る第1のステップと、
    この第1のステップにより読取った残額が前記最大通行料金未満の場合、少なくともその不足金額分に見合うポイントを、前記プリペイド媒体から読取った識別情報に基づき前記アンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより前記記憶装置から取得する第2のステップと、
    この第2のステップにより取得したポイントを金額に変換する第3のステップと、
    この第3のステップにより変換した金額を前記アンテナ装置と前記車載器との無線通信により前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第4のステップと、
    を具備したことを特徴とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法。
  4. 有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払方法において、
    前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置された第1のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る第1のステップと、
    前記第1のアンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記第1のステップにより読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得する第2のステップと、
    この第2のステップにより取得したポイントを前記出口料金所へ送信する第3のステップと、
    前記出口料金所において、前記第3のステップにより送信されたポイントを受信する第4のステップと、
    この第4のステップにより受信されたポイントを金額に変換する第5のステップと、
    前記車両が前記出口料金所を通過する際、当該車両に搭載された車載器と当該出口料金所に設置された第2のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記第5のステップにより変換した金額を前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第6のステップと、
    を具備したことを特徴とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法。
  5. 有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払方法において、
    前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置された第1のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る第1のステップと、
    前記第1のアンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記第1のステップにより読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得する第2のステップと、
    前記入口料金所を通過した前記車両が前記有料道路を通行している際、当該車両に搭載された車載器と当該有料道路に設置された第3のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および入口料金所データを取得する第3のステップと、
    この第3のステップにより取得した識別情報および入口料金所データに基づき当該車両が向かう出口料金所を予測する第4のステップと、
    この第4のステップにより予測した出口料金所へ前記第2のステップにより取得したポイントを送信する第5のステップと、
    前記第4のステップにより予測した出口料金所において、前記第5のステップにより送信されたポイントを受信する第6のステップと、
    この第6のステップにより受信されたポイントを金額に変換する第7のステップと、
    前記車両が前記第4のステップにより予測した出口料金所を通過する際、当該車両に搭載された車載器と当該出口料金所に設置された第2のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記第7のステップにより変換した金額を前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第8のステップと、
    を具備したことを特徴とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元方法。
  6. 有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払システムにおいて、
    前記残額から最大通行料金を引き去る際、当該残額が最大通行料金未満の場合、少なくともその不足金額分に見合うポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報を用いて前記記憶装置から取得するポイント取得手段と、
    このポイント取得手段により取得したポイントを金額に変換して前記プリペイド媒体から読取った残額に加算し、その加算結果から実際の通行料金を減算する演算手段と、
    この演算手段の減算結果を新残額として当該プリペイド媒体に記録する記録手段と、
    を具備したことを特徴とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元システム。
  7. 有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払システムにおいて、
    前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置されたアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る読取手段と、
    前記アンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記読取手段により読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得するポイント取得手段と、
    このポイント取得手段により取得したポイントを金額に変換する第1の処理手段と、
    この第1の処理手段により変換した金額を前記アンテナ装置と前記車載器との無線通信により前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第2の処理手段と、
    を具備したことを特徴とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元システム。
  8. 有料道路の入口料金所において、当該有料道路を通行する車両の利用者が提示するポイント付きプリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報および残額情報を読取り、この読取った残額から当該有料道路の最大通行料金を引き去り、前記車両が前記有料道路の出口料金所を通過する際の利用明細データに基づき、前記引き去りした最大通行料金から実際の通行料金を減算し、この減算結果をポイントに変換し、この変換したポイントを前記プリペイド媒体から読取った識別情報と対応させて特定の部位に設置された記憶装置に記憶する通行料金支払システムにおいて、
    前記車両が前記入口料金所に進入する前、当該車両に搭載され前記プリペイド媒体が着脱可能に装着された車載器と前記入口料金所の進入レーンに設置された第1のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記プリペイド媒体からそれに記録されている少なくとも固有の識別情報を読取る読取手段と、
    前記第1のアンテナ装置と前記記憶装置との間で通信を行なうことにより、前記読取手段により読取った識別情報に対応するポイントを前記記憶装置から取得するポイント取得手段と、
    このポイント取得手段により取得したポイントを前記出口料金所へ送信する送信手段と、
    前記出口料金所において、前記送信手段により送信されたポイントを受信する受信手段と、
    この受信手段により受信されたポイントを金額に変換する第1の処理手段と、
    前記車両が前記出口料金所を通過する際、当該車両に搭載された車載器と当該出口料金所に設置された第2のアンテナ装置との間で無線通信を行なうことにより、前記第1の処理手段により変換した金額を前記プリペイド媒体に記録されている残額に対して加算する第2の処理手段と、
    を具備したことを特徴とするポイント付きプリペイド媒体へのポイント還元システム。
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