JP2013140489A - ネガ情報管理システム、ネガ情報管理方法、およびネガ情報管理プログラム - Google Patents

ネガ情報管理システム、ネガ情報管理方法、およびネガ情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネガカードの情報をネガリストに的確に反映してICカードの不正利用を効果的に抑止する。
【解決手段】コンピュータ100が、管理装置103と通信し発行会社で利用不可とされたネガカードに関する他発行会社での、前記利用不可とされた日時以前の利用履歴のデータを取得する処理と、利用履歴のデータに基づいて該当ネガカードにおける他発行会社の各機関を跨った全利用状況に占める各機関での利用状況の割合を算定し、当該割合から各機関で該当ネガカードの利用が予想される期待値を算定し該当ネガカードと他発行会社および該当機関と対応付けてテーブル125に格納する処理と、テーブル125より他発行会社別に各ネガカードとその期待値および該当機関の各データを読み取り、該読み取ったデータを他社ネガリストとして他発行会社の管理装置104に送信する処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネガ情報管理システム、ネガ情報管理方法、およびネガ情報管理プログラムに関するものであり、具体的には、ネガカードの情報をネガリストに的確に反映してICカードの不正利用を効果的に抑止する技術に関する。
近年、各種交通機関での乗車券や店舗等での決済手段としてICカードの利用が盛んになっている。一方、そうしたICカードに紛失・盗難の事態が生じた際、拾得者に悪意がある場合には不正使用される可能性があり、いわゆるネガカードとして以降の使用が出来ないよう管理する必要がある。ネガカードの管理を行う際に利用されるのが、ネガカードの一覧情報であるネガリストとなる。ネガリストを利用してICカードの不正利用を抑止する場合、ネガリストのデータをICカードの操作機器に予め登録しておき、操作機器でICカードが利用される毎に該当ICカードがネガリスト中に存在するか判定し、その判定結果により操作機器を制御するといった処理が行われる。
このように、ICカードの利用機会の拡大に伴い、種々の理由で使用不可となっているICカードに関する、不正使用抑止の手法も様々に実用化されている。ICカードの不正使用を抑止する従来技術としては、例えば、ID管理システム全体を統括するID管理センタが、日々の全カードの利用データを収集し、収集された全ての利用データを解析して、あらかじめ想定される不正なカードの利用を発見する。また、想定外の手段によってカードが不正利用された際にも、各カードの利用履歴を分析することにより、不正の可能性があるIDを検知する技術(特許文献1参照)などが提案されている。
また、常時全量のネガデータを蓄積して全量チェックを可能にするとともに、送信時間を短縮し、さらに提供元と配布先のネガデータの一致性を確保する技術(特許文献2参照)なども提案されている。
また、ICカード等カード運用システムにおいて、カード使用者が紛失または盗難をカード発行者側に届け出てから当該カードの無効化処理が完了するまでの時間を短縮すること、および、カードに登録されているアプリケーションソフトのバージョンアップ等を迅速に行う技術(特許文献3参照)なども提案されている。
特開2000−242749号公報 特開2005−234642号公報 特開2006−331078号公報
ところで、上述したICカードは異なるカード発行会社間でも相互利用できるよう、事業者間の提携が進んできている。その場合、ある事業者の機器で他社のものも含めて複数種のICカードが使用されることになるため、提携先のICカードに関するネガリストも入手して各機器に登録する必要がある。提携事業者間での相互利用を含めた、ICカードの利用機会の拡大が進むことで、機器に登録すべきネガリストのデータは増加している。
一方、機器におけるネガリスト登録件数には上限が存在するため、ネガカードの数が多くなりすぎてその上限を超えた際には、ネガリストに登録できないネガカードが生じることになる。ネガカードであるにも関わらず、ネガリストに登録されていないICカードが使用された場合には、不正利用を防ぐことができない。つまり、増え続けるネガカードの情報をネガリストに的確に反映してICカードの不正利用を抑止することが困難になりつつあると言える。
そこで本発明の目的は、ネガカードの情報をネガリストに的確に反映してICカードの不正利用を効果的に抑止する技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のネガ情報管理システムは、発行会社間で相互利用可能なICカードに関するネガ情報を管理するコンピュータシステムであり、他装置と通信を行う通信部と、データを格納する記憶部と、ICカードが利用される各種機関の管理装置と通信し、前記管理装置の属する発行会社で利用不可とされたネガカードに関する、前記発行会社と提携しICカードの相互利用可能な他発行会社での、前記利用不可とされた日時以前の利用履歴のデータを取得し、記憶部に格納する処理と、記憶部における前記利用履歴のデータに基づいて、該当ネガカードにおける前記他発行会社の各機関を跨った全利用状況に占める各機関での利用状況の割合を算定し、当該割合から各機関で該当ネガカードの利用が予想される期待値を算定して、該期待値を該当ネガカードと前記他発行会社および該当機関と対応付けて記憶部のテーブルに格納する処理と、前記テーブルより、前記他発行会社別に各ネガカードとその期待値および該当機関の各データを読み取り、該読み取ったデータを他社ネガリストとして前記他発行会社の管理装置に送信する処理を実行する演算部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のネガ情報管理方法は、他装置と通信を行う通信部と、データを格納する記憶部とを備えて、発行会社間で相互利用可能なICカードに関するネガ情報を管理するコンピュータが、ICカードが利用される各種機関の管理装置と通信し、前記管理装置の属する発行会社で利用不可とされたネガカードに関する、前記発行会社と提携しICカードの相互利用可能な他発行会社での、前記利用不可とされた日時以前の利用履歴のデータを取得し、記憶部に格納する処理と、記憶部における前記利用履歴のデータに基づいて、該当ネガカードにおける前記他発行会社の各機関を跨った全利用状況に占める各機関での利用状況の割合を算定し、当該割合から各機関で該当ネガカードの利用が予想される期待値を算定して、該期待値を該当ネガカードと前記他発行会社および該当機関と対応付けて記憶部のテーブルに格納する処理と、前記テーブルより、前記他発行会社別に各ネガカードとその期待値および該当機関の各データを読み取り、該読み取ったデータを他社ネガリストとして前記他発行会社の管理装置に送信する処理と、を実行することを特徴とする。
また、ネガ情報管理プログラムは、他装置と通信を行う通信部と、データを格納する記憶部とを備えて、発行会社間で相互利用可能なICカードに関するネガ情報を管理するコンピュータに、ICカードが利用される各種機関の管理装置と通信し、前記管理装置の属する発行会社で利用不可とされたネガカードに関する、前記発行会社と提携しICカードの相互利用可能な他発行会社での、前記利用不可とされた日時以前の利用履歴のデータを取得し、記憶部に格納する処理と、記憶部における前記利用履歴のデータに基づいて、該当ネガカードにおける前記他発行会社の各機関を跨った全利用状況に占める各機関での利用状況の割合を算定し、当該割合から各機関で該当ネガカードの利用が予想される期待値を算定して、該期待値を該当ネガカードと前記他発行会社および該当機関と対応付けて記憶部のテーブルに格納する処理と、前記テーブルより、前記他発行会社別に各ネガカードとその期待値および該当機関の各データを読み取り、該読み取ったデータを他社ネガリストとして前記他発行会社の管理装置に送信する処理と、を実行させることを特徴とする。
なお、上記の管理装置は、該管理装置の属する発行会社で利用不可とされたネガカードに関し、前記発行会社と提携しICカードの相互利用可能な他発行会社の管理装置から、前記他発行会社での利用履歴のデータを、一定期間毎に取得し記憶部に格納しているものとする。或いは、管理装置が、ネガカードに関して他発行会社の管理装置に問い合わせを行って必要なデータ(利用履歴)を取得するとしてもよい。
本発明によれば、ネガカードの情報をネガリストに的確に反映してICカードの不正利用を効果的に抑止することが可能となる。
本実施形態のネガ情報管理システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態のネガ管理サーバとID管理サーバにおける機能と使用データの関連を示す図である。 本実施形態におけるネガ情報管理方法の処理手順例1を示すフロー図である。 本実施形態におけるネガ情報管理方法の処理手順例2を示すフロー図である。 本実施形態におけるネガ情報管理方法の処理手順例3を示すフロー図である。 本実施形態における利用履歴明細情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるICカード情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における緊急ネガ情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるネガ情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるネガカード利用集計情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるネガ候補リストファイルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるネガ予測情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における他社ネガリストファイルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるネガリストファイルのデータ構成例を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のネガ情報管理システムを含むネットワーク構成図である。図1に示すネガ情報管理システムたるネガ管理サーバ100は、ネガカードの情報をネガリストに的確に反映してICカードの不正利用を効果的に抑止するコンピュータである。このネガ管理サーバ100は、ネットワーク16を介して、A〜Cの各ICカードの発行会社の各サーバと結ばれている。このカード発行会社のサーバをID管理サーバとし、図1ではID管理サーバ102〜104を例示している。上記のA〜Cの各カード発行会社らは互いに提携しており、それぞれに管轄する交通機関や商業施設等を跨って各社発行のICカードの相互利用が可能となっている。
ここでのICカードは交通機関(例:鉄道やバス等)の乗車券として利用されるものである一方、その他の商業施設でも代金決済用に利用できるものとなる。そのためICカードは、鉄道駅に備わる自動改札機やバス乗降口に備わる運賃箱、店舗のレジカウンター、などの各リーダライタと通信して、乗降データ授受や乗車料金の精算、商品代金の決済といった各処理やそれに伴う無線通信を実行するICチップ、アンテナ等を備えている。ICカードの構成や機能については既存のものと同様である。
また、本実施形態において上記のID管理サーバ102〜104らは、ネガリストの情報配信先となる社局システム、および電子マネーシステムとネットワークを介して結ばれている。図1の例では、一例として、Aカードの発行会社のID管理サーバ103が、社局システム105〜106、および電子マネーシステム107と結ばれている状況を示している。例えば社局システム105は、カード発行会社に所属する事業者(すなわち社局)のシステムであり、ID管理サーバ103からネガリストの配信を受ける社局サーバ108の他、鉄道駅に設置する自動改札機等(駅務機器111)やバスに設置する端末等(バス機器113)のIC乗車券を直接操作する機器までを含めたシステムである。
社局サーバ108は、駅務機器111やバス機器113におけるICカードの使用履歴の情報を取得し、これをネットワーク17を介してID管理サーバ103へ中継する機能を備えている。また、社局サーバ108は、ID管理サーバ103から配信されてくるネガリストを駅務機器111やバス機器113へ転送する。こうした処理を行う社局サーバ108は、当然ながら当該社局に設置されている駅務機器111やバス機器113の情報(識別情報やネットワークアドレス等)を管理している。
一方、駅務機器111、バス機器113は、ICカードを提示する利用者の操作を受け付け、その操作内容に応じてICカードの情報を更新する。また、駅務機器111やバス機器113は、ネガリストに登録されたICカードが使用された場合に不正利用と判断して、該当利用者による当該駅務機器111やバス機器113の利用を制限ないし停止したり、利用者からの操作を不可とする制御を行う。いずれにしても、駅務機器111やバス機器113は、ICカードが使用された際の該当ICカードの識別情報や利用日、利用内容、利用結果等の使用履歴のデータを生成し、社局サーバ108に送信する。
また、Aカードの発行会社の管轄において、物販機能を実装するのが電子マネーシステム107となる。この電子マネーシステム107は、ID管理サーバ103からネガリストの配信を受ける電子マネーサーバ110の他、商業施設においてICカードを用いた商品やサービスの代金決済処理を担う電子マネー端末115を含めたシステムである。
次に、ネガ管理サーバ100のハードウェア構成について説明する。ネガ管理サーバ100は、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶装置で構成される記憶部11、RAMなど揮発性記憶装置で構成されるメモリ13、前記記憶部11に保持されるプログラム12をメモリ13に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算部14、ネットワーク16と接続しID管理サーバ102〜104らとの通信処理を担う通信部15、を備える。また、これら各部はBUSで接続されている。記憶部11にはプログラム12の他、少なくともネガ予測情報125(後述する)が格納される。
こうしたコンピュータとしての一般的な構成は、ID管理サーバ102〜104、社局サーバ108〜109、電子マネーサーバ110、駅務機器111〜112、バス機器113〜114、電子マネー端末115も同様に備えている。なお、駅務機器111〜112、バス機器113〜114、電子マネー端末115らは、ICカードとの間でデータの読み書き処理を実行する装置であるから、ICカードのリーダ・ライタ機能を当然備えている。
続いて、本実施形態のネガ情報管理システムが備える機能について説明する。上述したように、以下に説明する機能は、ネガ管理サーバ100が備えるプログラム12を実行することで実装される機能と言える。
ここでネガ管理サーバ100は、ICカードが利用される各種機関(例:鉄道やバス、店舗等)の管理装置たるID管理サーバ103と通信し、このID管理サーバ103の属する、Aカードの発行会社で利用不可とされたネガカードに関する、Aカードの発行会社と提携しICカードの相互利用可能な他発行会社(BカードないしCカードの発行会社)での、前記利用不可とされた日時以前の利用履歴のデータを取得し、記憶部11に格納する機能を有している。
また、ネガ管理サーバ100は、記憶部11における前記利用履歴のデータに基づいて、該当ネガカードにおける前記他発行会社の各機関(例:鉄道やバス、店舗等)を跨った全利用状況に占める各機関での利用状況の割合を算定し、当該割合から各機関で該当ネガカードの利用が予想される期待値を算定して、該期待値を該当ネガカードと前記他発行会社および該当機関と対応付けて記憶部11のネガ予測情報テーブル125に格納する機能を有している。
また、ネガ管理サーバ100は、ネガ予測情報テーブル125より、前記他発行会社別に各ネガカードとその期待値および該当機関の各データを読み取り、該読み取ったデータを他社ネガリストとし、該当する他発行会社の管理装置たるID管理サーバ102ないし104らに送信する機能を有している。
なお、ネガ情報管理システムとして、上述のネガ管理サーバ100に加え、ID管理サーバ102〜104らが含まれているとしてもよい。この場合、ID管理サーバ102〜104らは、上述した他社ネガリストをネガ管理サーバ100より受信し、他社ネガリストの含む各ネガカードの期待値を機関別に読み取って、各機関に関して各ネガカードを期待値の大きい順に所定数選択してリスト化し、当該リストをネガリストとして該当機関の所定機器である駅務機器111〜112やバス機器113〜114、電子マネー端末115に配信する機能を有している。
−−−処理手順例1−−−
以下、本実施形態におけるネガ情報管理方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するネガ情報管理方法に対応する各種動作は、ネガ管理サーバ100が読み出して実行するプログラム12によって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。本実施形態におけるネガ情報管理方法を説明するにあたっては、図2に例示するように、Aカードの発行会社のID管理サーバ103は作成したAカードのネガ情報(ネガ候補リスト131(A))を、ネガ管理サーバ100に送信する一方、このネガ候補リスト131(A)に基づいて、ネガ管理サーバ100がCカードの発行会社のID管理サーバ104向けの他社ネガリスト132(C)を作成して配信し、ID管理サーバ104は、その配下にある社局システム116や電子マネーシステム117に対し、他社ネガリスト132(C)すなわちAカードのネガリストを含むネガリスト133(C)を配信する状況を想定する。つまり、一例として、ネガ管理サーバ100、Aカードの発行会社のID管理サーバ103、Cカードの発行会社のID管理サーバ104、社局システム116、および電子マネーシステム117をとりあげている。図2では、参考のため、Cカードの発行会社のID管理サーバ104が作成したCカードのネガ情報(ネガ候補リスト131(C))を、ネガ管理サーバ100に送信する一方、このネガ候補リスト131(C)に基づいて、ネガ管理サーバ100がAカードの発行会社のID管理サーバ103向けの他社ネガリスト132(A)を作成して配信する流れについても併せて例示している。
なお、ID管理サーバ104から社局システム116、電子マネーシステム117に配信されたネガリスト133(C)は、社局システム116に所属する駅務機器、バス機器におけるネガリスト251、及び電子マネーシステム117に所属する電子マネー端末におけるネガリスト250に登録される。駅務機器、バス機器、及び電子マネー端末では、利用者によりICカードが使用された際に、ネガリスト250、251らに登録されたカードであるかを判断し、登録されたカードである場合には不正利用と判断して機器の操作を不可とする。登録されていないカードである場合には通常の利用と判断して機器の操作を可能とする。
図3は、本実施形態におけるネガ情報管理方法の処理手順例1を示すフロー図であり、具体的には、ID管理サーバ103の自社カードネガリスト作成処理226を示すフロー図となる。この場合、駅務機器111〜112、バス機器113〜114、及び電子マネー端末115らは、当該機器等で使用されたICカードの利用履歴を日次でID管理サーバ103にアップロードするものとする。一方、ID管理サーバ103は、駅務機器111〜112等からアップロードされたICカードの利用履歴のデータを、利用履歴明細情報テーブル127(A)に登録する(ステップS301)。図6は、Aカードに関して利用履歴が登録された利用履歴明細情報テーブル127(A)のデータ設定例である。
図6に例示した利用履歴明細情報テーブル127(A)のデータ項目は以下の通りである。カードID601は、駅務機器等で利用されたICカードを一意に判別する固有の識別番号である。利用日時602は、該当ICカードが利用された日時である。利用場所603は、該当ICカードが利用された場所(利用駅、停留所、店舗、電子マネー端末等)である。利用内容604は、該当ICカードの利用内容(鉄道出場、バス乗車、電子マネー利用、電子マネーのチャージ等)である。利用社局605は、該当ICカードが利用された社局または電子マネー事業者を示す。利用金額606は、該当ICカード利用時のSF金額(SFはICカードに記録される利用可能な通貨価値)である。残額607は、該当ICカード利用後のSF残額である。処理結果608は、利用内容が不正利用であるかチェックした結果である。この処理結果608の値は後に設定されるものであるため、当日の利用履歴のうちこの処理結果608以外のデータについて利用履歴明細情報テーブル127(A)への登録がなされる。
例えば図6の例において、カードID「AA0C7」に関する利用履歴のレコードは、「2011/08/29 09:47」に該当ICカードが利用された際のレコードであり、「Aカード会社加盟店」の「XX端末」で「770円」の「物品購入」がなされ、その結果、ICカードの残額が「2230円」となった利用履歴を示すものである。
このステップS301において、ID管理サーバ103は、上記の利用履歴明細情報テーブル127(A)への利用履歴の登録処理の後、利用履歴明細情報テーブル127(A)における最新データによって、ICカード情報テーブル126(A)の更新処理を行う。ID管理サーバ103は、利用履歴明細情報テーブル127(A)での残額607の値を、ICカード情報テーブル126(A)における該当カードの残額704の値として更新する。図7はAカードに関するICカード情報テーブル126(A)のデータ設定例である。
図7で例示するICカード情報テーブル126(A)のデータ項目は以下の通りである。カードID701は、該当ICカードを一意に判別する固有の識別番号である。氏名702は、該当ICカードの所有者の氏名である。生年月日703は、該当ICカードの所有者の生年月日である。残額704は、該当ICカードの最新(前日まで)のSF残額である。定期情報705は、該当ICカードに定期券が搭載されている場合の定期券の区間・社局(発着駅、利用路線等)である。定期有効期間706は、定期券の有効期間である。定期開始日707は、定期券の開始日である。カードID「AA0C7」のデータ例では、利用履歴明細情報テーブル127(A)における残額607の値“2230円”のデータにより、残額704の値を「2230円」に更新することとなる。なお、残額704以外の項目については、ICカードの発行時や該当項目を更新した際に登録・更新することになる。
次にID管理サーバ103は、当日発生した緊急ネガの有無について判定する(ステップS302)。緊急ネガは、ICカードの利用者が社局等に紛失を申し出た場合などに随時発生するネガ情報である。この緊急ネガの情報は、駅務機器、バス機器、及び電子マネー端末に登録し、ネガリストと同様に使用不可能なICカードの情報として使用するものである。
ここでID管理サーバ103は、緊急ネガ情報テーブル128(A)にデータが存在するかチェックし(ステップS302)、データが存在する場合(ステップS302:有り)、緊急ネガが当日発生したと判断する。他方、緊急ネガ情報テーブル128(A)にデータが存在しない場合(ステップS302:無し)、ID管理サーバ103は緊急ネガが当日発生していないと判断し、処理をステップS304に進める。図8はAカードに関する緊急ネガ情報テーブル128(A)のデータ設定例である。
図8に例示した緊急ネガ情報テーブル128(A)のデータ項目は以下の通りである。カードID801は、該当ICカードを一意に判別する固有の識別番号である。ネガ登録日時802は、該当ICカードを緊急ネガ情報テーブル128(A)に登録・更新した日時である。ネガ登録場所803は、該当ICカードが緊急ネガ情報テーブル128(A)に登録された場所である。ネガ理由804は、該当ICカードがネガとなった理由(紛失等)である。図8に示す例では、カードID「AA0C7」なるICカードについて、当日“2011/8/29”に、当該カードが「品川」(ネガ登録場所)で「紛失」(ネガ理由)したことにより緊急ネガが発生し、緊急ネガ情報テーブル128(A)に登録されたことを示している。
当日発生した緊急ネガが有る場合(ステップS302:有り)、ID管理サーバ103は緊急ネガの情報をネガ情報テーブル129(A)に登録する。ネガ情報テーブル129(A)に登録したデータは、翌日以降はネガリストに登録するため緊急ネガとしては不要となる。そのため、緊急ネガ情報テーブル128(A)からデータを削除する(ステップS303)。図9はAカードに関するネガ情報テーブル129(A)のデータ設定例である。
図9に例示したネガ情報テーブル129(A)のデータ項目は以下の通りである。カードID901は、該当ICカードを一意に判別する固有の識別番号である。ネガ登録日時902は、該当ICカードを当該ネガ情報テーブル129(A)に登録・更新した日時である。ネガ登録場所903は、該当ICカードがネガ情報テーブル129(A)に登録された場所である。ネガ理由904は、該当ICカードがネガとなった理由(紛失・不正チャージ等)である。カードID、ネガ登録日時、ネガ登録場所、ネガ理由は、緊急ネガ情報テーブル128(A)での該当データをそのまま設定する。図9の例における、カードID「AA0C7」なるICカードに関するデータ例は、当日“2011/8/29”に緊急ネガとして発生したデータであり、該当カードが「品川」(ネガ登録場所)で「紛失」(ネガ理由)したことによるものであることを示している。
続いてID管理サーバ103は、利用履歴明細情報テーブル127(A)に登録した当日の利用履歴を用いて、不正利用が行われていないかカード単位でチェックを行う(ステップS304)。この場合ID管理サーバ103は、利用履歴のデータが、後述する予め設定した何れかの不正利用のパターンと合致した場合に不正利用と判断することになる。
以下に不正利用のパターンの例と、それぞれの不正利用の有無の判断方法を示す。ただし、不正利用のパターンは以下の例に限らない。
・利用履歴明細情報テーブル127(A)とICカード情報テーブル126(A)を比較し、利用履歴明細情報テーブル127(A)のカードIDが、ICカード情報テーブル126(A)に登録されていないカードIDの場合に、当該ICカードが未登録にも関わらず使用されたとして、不正利用であると判断する。(未登録カード使用)
・利用履歴明細情報テーブル127(A)の同一カードIDのデータを比較し、利用履歴明細情報テーブル127(A)の残額607の値が、前回の利用履歴明細情報テーブル127(A)の同一カードIDの残額607の値から今回の利用金額に対して不当に大きな値となっている場合に、不正なチャージがされたとして、不正利用であると判断する。(不正チャージ)。以下に不正チャージと判断する場合の例を示す。利用履歴明細情報テーブル127(A)の同一カードIDの残額607、利用金額606の項目を使用する。利用日時の項目により、今回、前回の判断を行う。例えば、今回(○月○日)の残額607は“1000円”であるが、前回(○月△日)の残額607“500円”から今回(○月○日)の利用金額606“300円”を差し引いた“200円”と等しくないことから、該当ICカードに不正チャージがなされたと判断できる。
・利用履歴明細情報テーブル127(A)の同一カードIDのデータを比較し、利用履歴明細情報テーブル127(A)にて、利用内容が「カード回収」として該当ICカードが回収されたことを示すデータが存在するにも関わらず、同一カードIDについて新たに、利用内容が「鉄道入場」といった通常利用のデータが登録された場合、以前に回収されたICカードが再び使用されたとして、不正利用であると判断する(回収カード使用)。
こうした不正チェックを行った結果、不正利用が有ると判断した場合(ステップS305:有り)、ID管理サーバ103は、該当ICカードの情報をネガカードの情報としてネガ情報テーブル129(A)に登録する(ステップS306)。また、利用履歴明細情報テーブル127(A)に登録した当日の利用履歴が、既にネガ情報テーブル129(A)に登録されているICカードに該当する場合は、ネガリストに登録されていたにも関わらず該当ICカードが使用された状況を示しており、この場合のID管理サーバ103は、ネガ情報テーブル129(A)における該当ICカードのネガ登録日時901の値を、当日の日付に更新する。図9に示す例では、カードID「AA0F1」なるICカード=ネガカードに関し、「不正チャージ」(ネガ理由)による不正利用と判断し、ネガ情報テーブル129(A)に登録した例である。なお、ステップS305において、不正利用が無いと判定した場合(ステップS305:無し)、ID管理サーバ103は処理をステップS307に進める。
続いてID管理サーバ103は、当日にネガ情報テーブル129(A)を登録・更新したICカードについて、利用履歴明細情報テーブル127(A)のデータを集計して、その集計結果をネガカード利用集計情報テーブル130(A)に登録する(ステップS307)。ネガ情報テーブル129(A)のネガ登録日時が当日であるデータが、登録・更新したICカードであるとする。図10はAカード全体のネガカード利用集計情報テーブル130(A)のデータ設定例である。
このネガカード利用集計情報テーブル130(A)は、ネガ情報テーブル129(A)に登録されたICカードたるネガカードの利用履歴を集計した情報を管理するデータベースである。図10に例示したネガカード利用集計情報テーブル130(A)のデータ項目は以下の通りである。カードID1001は、該当ICカードを一意に判別する固有の識別番号である。利用期間1002は、該当ネガカードの利用履歴の集計対象期間(ネガ発生日時から遡った過去1ヶ月間)である。利用エリア1003は、カード発行会社単位の利用エリア(各社提携している為、Aカード以外のカード発行会社も含まれる)である。利用社局1004は、該当ネガカードが利用された社局、または電子マネー事業者を示す。利用回数1005は、対象の利用期間において、該当ネガカードが該当社局で利用された回数である。この利用回数1005の値は、利用履歴明細情報テーブル127(A)において該当ネガカードのカードIDに対応付けられたレコードのうち、利用履歴明細情報テーブル127(A)の利用社局605の値が、利用社局1004の値と一致するものについて件数を集計して設定する。利用金額合計1006は、対象利用社局の利用期間における利用金額の合計である。この利用金額合計1006の値は、利用履歴明細情報テーブル127(A)において該当ネガカードのカードIDに対応付けられたレコードのうち、利用履歴明細情報テーブル127(A)の利用社局605の値が、利用社局1004の値と一致するものについて、その利用金額606の値を集計して設定する。データ削除フラグ1007は、当該ネガカード利用集計情報テーブル130(A)において、該当データが有効であるか(該当ネガカードがネガリスト中に不要となった場合には「削除」とする)を管理する項目である。以下に上記の集計内容を示しておく。
・各エリア(カード発行会社単位)、各社局(カード発行会社に所属する、交通事業者、及び電子マネー事業者)における利用回数、利用金額合計を集計する。集計対象の期間は任意に設定した期間であり、ネガカード利用集計情報テーブル130(A)の利用期間1002の値とする。本実施形態では、一例としてテーブル登録日当日から過去1ヶ月とする。
・利用履歴明細情報テーブル127(A)から、当日にネガカードが回収された場合には、該当ネガカードが今後使用されることはないため、ネガカード利用集計情報テーブル130(A)のデータ削除フラグ1007を「削除」とする。
・ネガカード利用集計情報テーブル130(A)のデータは、利用社局毎にレコードを作成する。また、利用履歴明細情報テーブル127(A)にデータが無い社局のデータは、当該社局において全く利用が無かったものであり、レコードを作成しない。
図10にネガカード利用集計情報テーブル130(A)の例を示している。図10の例における、カードID「AA0C7」なるネガカードに関するデータ設定例は、過去1ヶ月間(利用期間)において、「Cカード発行会社」(利用エリア)に所属する機関「CBC鉄道」(利用社局)で、「50回」の利用(利用回数)があり、合計で「35000円」(利用金額合計)の利用があったことを示している。また、ネガカード利用集計情報テーブル130(A)への登録時であるため、データ削除フラグは「有効」と設定する。また同様に、カードID「AA0C7」なるネガカードに関する利用履歴の集計結果として、「Cカード発行会社」に所属する「CAバス」に関するレコード、同じく「Cカード会社加盟店」のレコード、「Kカード発行会社」に所属する「KK鉄道」のレコード、「Wカード発行会社」の「Wカード会社加盟店」のレコードも存在する。
一方、カードID「AA0D9」なるネガカードに関するデータ設定例は、ネガカードの情報として不要となった場合について示している。この場合、データ削除フラグ1007に「削除」が設定されている。このとき、データ削除フラグ1007以外の項目はデータ設定しない。図6のデータ例で示すとおり、カードID「AA0D9」なるICカードは利用内容604の値が「カード回収」であり、該当ICカードは回収済みとなっている。このように、利用者が該当ICカードを今後使用することが考えられない場合、ID管理サーバ103は、該当ICカードの情報をネガカードの情報として保持することが不要となり、後述するネガ管理サーバ100でのデータ削除処理のための情報としてデータ削除フラグ1007の値のみを設定する。
次に、ID管理サーバ103は、上述のように作成したネガカード利用集計情報テーブル130(A)、ネガ情報テーブル129(A)、ICカード情報テーブル126(A)の各データを用いて、ネガ候補リスト131(A)を作成する(ステップS308)。
図11に、Aカードのネガ候補リスト131(A)のデータ設定例を示す。図11に例示したネガ候補リスト131(A)のデータ項目は以下の通りである。カードID1101は、該当ICカードを一意に判別する固有の識別番号である。利用期間1102は、利用履歴の集計対象期間(ネガ発生日時から過去1ヶ月)である。利用エリア1103は、カード発行会社単位の利用エリアである。利用社局1104は、該当ICカードが利用された社局、または電子マネー事業者を示す。利用回数1105は、該当ICカードが対象利用社局において利用期間中に利用された利用回数である。利用金額合計1106は、該当ICカードが対象利用社局において利用期間中に利用された利用金額の合計である。ネガ登録日時1107は、該当ICカードをネガ情報テーブル129(A)等に登録・更新した日時である。ネガ登録場所1108は、該当ICカードがネガ情報テーブル129(A)等に登録された場所を示す。ネガ理由1109は、該当ICカードがネガとなった理由(紛失・不正チャージ等)である。残額1110は、該当ICカードの利用後のSF残額である。定期社局1111は、定期券の社局である。定期期間最終日1112は、定期券の有効期間の最終日である。データ削除フラグ1113は、データが有効であるか(該当ネガカードがネガリスト中に不要となった場合には「削除」とする)を管理する項目である。
利用期間1102〜利用金額合計1106、及びデータ削除フラグ1113の各値は、ネガカード利用集計情報テーブル130(A)の対応項目の値を設定することになる。また、ネガ登録日時1107〜ネガ理由1109の各値は、ネガ情報テーブル129(A)の対応項目の値を設定することになる。また、残額1110、定期社局1111の各値は、ICカード情報テーブル126(A)の対応項目の値を設定することになる。また、定期期間最終日1112の値は、ICカード情報テーブル126(A)における定期有効期間706の値を定期開始日707の値に加算して算出し設定する。
なお、ネガカード利用集計情報テーブル130(A)でデータ削除フラグ1007の値が「削除」となっているデータについては、ネガ候補リスト131(A)において削除データとして作成する。この削除データの取り扱いについては後述する。例えば、ネガカード利用集計情報テーブル130(A)でカードID「AA0D9」のデータは、データ削除フラグ1007が「削除」と設定されている。この場合、ID管理サーバ103は、ネガ候補リスト131(A)においてデータ削除フラグ1113を「削除」とし、それ以外の項目はデータ設定しないレコードをカードID「AA0D9」について生成することになる。
こうしてネガ候補リスト131(A)を作成したID管理サーバ103は、該作成したネガ候補リスト131(A)をネガ管理サーバ100に送信し(ステップS309)、本フローを終了する。
−−−処理手順例2−−−
次に、ネガ管理サーバ100における他社ネガリスト作成213の処理について図に基づき説明する。図4は、本実施形態におけるネガ情報管理方法の処理手順例2を示すフロー図であり、具体的には、ネガ管理サーバ100の他社ネガリスト作成処理を示すフロー図となる。ここでは、ネガ管理サーバ100が、ID管理サーバから受信したネガ候補リストのデータを用いて、他のカード発行会社のID管理サーバ向けのネガリスト、すなわち他社ネガリストを作成する流れについて説明する。
この場合、ネガ管理サーバ100は、ID管理サーバ102〜104らより、それぞれで作成されたネガ候補リストを受信する。ネガ候補リストは、ICカードの相互利用について提携した各カード発行会社で作成されたもので、ネガ管理サーバ100は全てのカード発行会社のID管理サーバより、ネガ候補リストを受信する(ステップS401)。上記の処理手順例1の例であれば、ネガ管理サーバ100はID管理サーバ103より、Aカードに関するネガ候補リスト131(A)を受信することになる。
次に、ネガ管理サーバ100は、上記で受信したネガ候補リストを、ネガ予測情報テーブル125に登録する(ステップS402)。なお、ネガ候補リストにおいて、データ削除フラグ1113が「削除」のレコードについてはネガ予測情報テーブル125から削除する。図11に例示したネガ候補リスト131(A)においてカードID「AA0D9」のデータは、データ削除フラグ1113が「削除」であるため、ネガ予測情報テーブル125でのデータは削除される。
図12は、Aカード発行会社のネガ候補リスト131(A)のデータをネガ予測情報テーブル125に登録したデータ設定例を示している。このネガ予測情報テーブル125は、各ID管理サーバ102〜104らから受信したネガ候補リストを集約し、ネガカードの各社局における優先度を算出するための情報を管理するデータベースである。図12に例示したネガ予測情報テーブル125のデータ項目は以下の通りである。カードID1201は、該当ICカードを一意に判別する固有の識別番号である。利用期間1202は、該当ICカードに関する利用履歴の集計対象期間(ネガ発生日時から過去1ヶ月)である。利用エリア1203は、該当ICカードが利用されたエリアであり、カード発行会社単位の利用エリアである。利用社局1204は、該当ICカードが利用された社局、または電子マネー事業者を示す。ネガ登録日時1205は、該当ICカードがネガ情報テーブル129等に登録・更新された日時である。ネガ理由1206は、該当ICカードがネガとなった理由(紛失・不正チャージ等)である。定期社局1207は、定期券の社局である。定期期間最終日1208は、定期券の有効期間の最終日である。利用回数1209は、対象利用社局の利用期間における該当ICカードの利用回数である。利用金額合計1210は、対象利用社局の利用期間における該当ICカードの利用金額の合計である。利用率(回数)1211は、対象社局の利用回数の割合である。利用率(金額)1212は、対象社局の利用金額の割合である。期待値(回数)1213は、対象社局における利用頻度の期待値である。期待値(金額)1214は、対象社局における利用金額の期待値である。期待値(度数)1215は、対象社局における利用期待値を示す度数である。期待値(回数)、期待値(金額)、期待値(度数)は、本実施形態にて定義する指標である。
ここで図12のネガ予測情報テーブル125における、利用率(回数)1211、利用率(金額)1212、期待値(回数)1213、期待値(金額)1214、期待値(度数)1215の各項目は、以降の処理で登録するものとする。また、利用期間1202〜利用金額合計1210の各値は、ネガ候補リストにおける対応項目の値により登録する。なお、ネガ管理サーバ100は、ネガ候補リストに登録された各レコードをネガ予測情報テーブル125に登録することになる。
続いてネガ管理サーバ100は、ネガ予測情報テーブル125に登録されたデータについて以下の項目を算出し、ネガ予測情報テーブル125を更新する(ステップS403)。本処理は、当日以前にネガ予測情報テーブル125に登録されたデータを含めて行う。
・期待値(回数)= 利用率(回数)× 利用回数 × 信頼性
・期待値(金額)= 利用率(金額)× 利用金額 × 信頼性
・期待値(度数)= 期待値(回数)× 期待値(金額)
上記に示すとおり、期待値(回数)、期待値(金額)は、算定式において「信頼性」の値を乗じていることが、一般的な期待値の算定手法と異なる点である。この「信頼性」の指標を導入することにより、時間経過による該当ネガカードの情報に関する有効性の変化を考慮している。この「信頼性」は、ネガ登録日時からの経過の度合いである。利用期間1202で定めた期間を経過した場合は一定の値とする。本実施形態では、ネガ登録日時1205後の経過日数を10日単位でとらえ、一定期間経過後は信頼性を「0.1」とする。以下に本実施形態での信頼性の設定例を示す。
・ネガ登録日時から10日経過まで・・・信頼性:1
・ネガ登録日時の10日〜20日経過まで・・・信頼性:0.67
・ネガ登録日時から20日〜30日経過まで・・・信頼性:0.33
・ネガ登録日時から30日経過以降・・・信頼性:0.1
上述のとおり、期待値(度数)は、期待値(回数)と期待値(金額)を乗じたものであり、利用回数と利用金額の両面を用いて、該当ネガカードが今後利用される可能性の大きさを表現した指標である。また、利用率(回数)は、該当ネガカードが該当社局で利用された回数が、各カード発行会社の各社局を跨った全利用回数に占める割合を示している。また、利用率(金額)は、該当ネガカードが該当社局で利用された金額が、各カード発行会社の各社局を跨った全利用金額に占める割合を示している。
図12において、Aカードに関するネガ予測情報テーブル125のデータ設定例を示す。ここで、ネガ管理サーバ100が、利用率(回数)1211、利用率(金額)1212、期待値(回数)1213、期待値(金額)1214、期待値(度数)1215を登録する際の処理例について示す。例えば、カードID「AA0C7」なるネガカードに関するレコードのうち、「Cカード発行会社」に所属する「CBC鉄道」に関するレコードの設定例は以下の通りとなる。カードID「AA0C7」なるネガカードに関するレコードのうち、「Cカード発行会社」に関する各レコードの利用回数の値は、図12の例であれば、“50回”、“5回”、“45回”となっているから、カードID「AA0C7」なるネガカードが「Cカード発行会社」の管轄エリアで利用された総回数は、“50回”+“5回”+“45回”=“100回”となる。
そこで、ネガ管理サーバ100は、カードID「AA0C7」なるネガカードに関するレコードのうち、「Cカード発行会社」に所属する「CBC鉄道」に関するレコードにおいて、利用率(回数)1211の値は、「CBC鉄道」の利用回数である“50回”を上記の総回数“100回”で除算し、“(50/100)×100=50%”と算定できる。
また同様に、カードID「AA0C7」なるネガカードに関するレコードのうち、「Cカード発行会社」に関する各レコードの利用金額の値は、図12の例であれば、“35000円”、“1000円”、“64000円”となっているから、カードID「AA0C7」なるネガカードが「Cカード発行会社」の管轄エリアで利用された総額、“35000円”+“1000円”+“64000円”=“100000円”となる。
そこでネガ管理サーバ100は、カードID「AA0C7」なるネガカードに関するレコードのうち、「Cカード発行会社」に所属する「CBC鉄道」に関するレコードにおいて、利用率(金額)1212の値は、「CBC鉄道」の利用金額である“35000円”を上記の総額“100000円”で除算し、“(35000/100000)×100=35%”と算定できる。
この場合、ネガ管理サーバ100は、期待値(回数)1213として、 利用率(回数)“0.5(50%)”× 利用回数“50回” × 信頼性“1”=“25”と算定する。なお、ネガ登録日時から10日以内での算定と仮定し、信頼性を“1”としている。また、ネガ管理サーバ100は、期待値(金額)1214として、 利用率(金額)“0.35(35%)”× 利用金額“35000円” × 信頼性“1”=“12250”と算定する。従って、ネガ管理サーバ100は、期待値(度数)1215として、期待値(回数)“25”×期待値(金額)“12250”=“306250”と算定することになる。
ネガ管理サーバ100は、上記同様に、「CBC鉄道」以外の社局に関するレコードについても、利用率(回数)1211〜期待値(度数)1215を算定・登録する。
次にネガ管理サーバ100は、ネガ予測情報テーブル125の全データから以下の手順に従って各ネガカードに関する優先順位を算出し、他社ネガリストを作成する。他社ネガリストは、各カード発行会社向けにそれぞれ作成する。
・各エリア(カード発行会社単位)、各社局(カード発行会社に所属する、交通事業者、及び電子マネー事業者)において、優先順位はネガカードの期待値(度数)の降順とする。期待値(度数)が「0」の社局は、当該社局において該当ネガカードの利用が全く無かったことを示す。この場合は当該社局で該当ネガカードが利用される可能性は低いため、該当エリアにおける優先順位を他の社局より下位(優先度が最も低い)とする。
・定期社局に該当する社局は、該当エリアにおける優先順位を他の社局より上位(最も優先度が高い)とする。ただし、定期期間最終日を経過した場合は、定期社局による判定は行わない。
図13は、Aカードに関するネガ予測情報テーブル125から作成した、Cカード発行会社のID管理サーバ104向けの他社ネガリスト132(C)のデータ設定例である。図13に例示した他社ネガリスト132(C)のデータ項目は以下の通りである。カードID1301は、該当ICカードを一意に判別する固有の識別番号である。エリア1302は、対象エリア(カード発行会社単位)である。社局1303は、対象エリアに所属する社局、または電子マネー事業者を示す。優先順位1304は、社局における当ネガの優先順位である。ネガ登録日時1305は、該当ICカードをネガ情報に登録・更新した日時である。ネガ理由1306は、該当ICカードがネガとなった理由(紛失・不正チャージ等)である。図13に示すCカード発行会社のID管理サーバ104向けの他社ネガリスト132(C)は、ネガ管理サーバ100が、図12のネガ予測情報テーブル125から、Cカード発行会社(エリア)に所属するレコードのみを抽出し作成したファイルと言える。
ネガ管理サーバ100は、Cカード発行会社(エリア)に所属するレコードより、期待値(度数)1215の値を参照し、その値が大きい順に優先順位1304を決定する。勿論、上述した所定の条件(期待値(度数)が「0」の社局は優先順位を最下位とし、定期社局に該当する社局は優先順位を最上位とする)を必須の判定条件とする。例えば、「CBC鉄道」(社局)におけるカードID「AA0C7」なるネガカードの(登録の)優先順位1304の値は、ネガ予測情報テーブル125での、Cカード発行会社(エリア)に所属する他の各レコードの期待値(度数)を比較した結果、「201」(201番目に優先度が高い)となった。また、同様に、「CAバス」におけるカードID「AA0C7」なるネガカードの優先順位1304の値は「1015」、「Cカード会社加盟店」におけるカードID「AA0C7」なるネガカードの優先順位1304の値は「207」となった。また、カードID「DA011」に関しては、「CBC鉄道」における優先順位は「1」、「CAバス」における優先順位は「54」、「Cカード発行会社加盟店」(Cカード発行会社の電子マネーシステム)における優先順位は「15000」となっている。なお、ネガ登録日時1305、ネガ理由1306の各値については、ネガ予測情報テーブル125の該当項目の値から設定する。
上記のようにネガ管理サーバ100は、カード発行会社(エリア)毎に社局を跨って各ネガカードに関する優先順位を決定し、例えば、「Cカード発行会社向け」の他社ネガリスト132(C)を作成する(ステップS404)。ネガ管理サーバ100は、作成した、他社ネガリスト132(C)を、Cカード発行会社のID管理サーバ104に送信することになる。ネガ管理サーバ100は、こうして作成した各ID管理サーバ向けの他社ネガリストを対応するID管理サーバに送信し(ステップS405)、処理を終了する。
−−−処理手順例3−−−
次に、他社ネガリストを得たID管理サーバが配下の機器へネガリストの配信を行う際の処理について図に基づき説明する。図5は、本実施形態におけるネガ情報管理方法の処理手順例3を示すフロー図であり、具体的には、ID管理サーバのネガリスト配信処理を示すフロー図となる。
この場合、例えば上記ID管理サーバ104は、ネガ管理サーバ100から他社ネガリスト132(C)を受信する(ステップS501)。またID管理サーバ104は、自身のネガ情報テーブル129(C)に登録されている自社のネガカード(Cカードのうちネガカードとなったもの)の情報と、ステップS501で受信した他社ネガリスト132(C)に含まれる他社のネガカード(AカードのうちネガカードとなったものでCカード発行会社のエリアで利用が予測されるもの)の情報を用いて、ネガリスト133(C)を作成する(ステップS502)。
この場合、ID管理サーバ104は、他社ネガリスト132(C)での社局毎の優先順位が上位のものから順に、他社(Aカード発行会社)のネガカードを社局毎(鉄道、バス、店舗)に採用する。他社のネガカードの採用件数は、あらかじめ設定した上限件数で打切るものとする。この上限件数は、各ID管理サーバが予め記憶している固定値である場合の他、ID管理サーバが自身の記憶部におけるネガリスト格納用の空き記憶容量に応じて動的に決定したものとしてもよい。例えば、記憶部におけるネガリスト格納用の空き記憶容量が、基準値a以上b以下であれば規定の採用数A、基準値b以上c以下であれば規定の採用数B、基準値c以上であれば規定の採用数C、などと動的に決定できる。
なお、自社のネガカード(つまり上記の場合であればCカード)は、最も新しくネガとなったICカードが使用される可能性が高いため、ネガ情報テーブル129(C)でのネガ登録日時が新しいデータの優先度を上位とする。ID管理サーバ104は、こうして自社と他社のネガカードを採用していき、その採用数の合計がネガリストの所定総数に達するまで処理を継続する。ネガリストは、社局、及び電子マネー加盟事業者単位に作成する。 図14は、ID管理サーバ104に所属する各社局、及び電子マネーシステム向けに作成されたネガリスト133〜135のデータ設定例である。図14に例示したネガリスト133〜135のデータ項目は以下の通りである。カードID1401は、該当ICカードを一意に判別する固有の識別番号である。ネガ登録日時1402は、該当ICカードがネガカードとして登録・更新された日時である。ネガ理由1403は、該当ICカードがネガとなった理由(紛失・不正チャージ等)である。
ネガリスト133は「CBC鉄道」向け、ネガリスト134は「CAバス」向け、ネガリスト135は「Cカード会社加盟店」の電子マネーシステム向けである。ネガリスト133に示す「CBC鉄道向け」のデータ設定例において、カードID「AA0C7」なる他社(Aカード発行会社)のネガカードがネガリスト中に登録されていることが分かる。ネガ登録日時1402、ネガ理由403は、他社ネガリスト132(C)での対応項目の値を設定することになる。図13に示した他社ネガリスト132(C)おいて優先順位が「1」であったカードID「DA011」なるネガカードは、最も優先順位が高いため、ネガリスト133において最上位(図14の例では最も左の列)に登録されていることが分かる。さらに、Cカード発行会社の自社のネガカードであるカードID「CC0F8」以降のデータも同一のネガリスト133に登録されている。自社のネガカードの情報は、ネガ情報テーブル129(C)のデータを使用して、ネガ登録日時が新しいものから順に登録している。
ID管理サーバ104は、同様に、「CAバス」向けのネガリスト134、「Cカード発行会社加盟店」の電子マネー向けのネガリスト135もそれぞれ作成し(ステップS502)、作成した各社局向けのネガリストを、対象の社局システム116、及び電子マネーシステム117(いずれも図2)に配信する(ステップS503)。社局システム116、及び電子マネーシステム117では、配下の駅務機器、バス機器、電子マネー端末に対し、ID管理サーバ104から受信したネガリストを転送し登録する。上述のように、ネガリストの内容、すなわちネガカードやその優先順位は社局毎に異なっているから、各社局の配下の駅務機器らは、自機器にて使われる可能性の高いネガカードに関して効率的な判定をして、その後の必要な制御を行うことが出来る。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、ネガカードの情報をネガリストに的確に反映してICカードの不正利用を効果的に抑止することが可能になる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、前記ネガ情報管理システムに前記管理装置が含まれており、前記管理装置は、他装置と通信を行う通信部と、データを格納する記憶部と、前記他社ネガリストを当該ネガ情報管理システムより受信し、他社ネガリストの含む各ネガカードの期待値を機関別に読み取って、各機関に関して各ネガカードを期待値の大きい順に所定数選択してリスト化し、当該リストをネガリストとして該当機関の所定機器に配信する処理を実行する演算部と、を備えるものであるとしてもよい。
11 記憶部
12 プログラム
13 メモリ
14 演算部
15 通信部
16〜18 ネットワーク
100 ネガ管理サーバ(ネガ情報管理システム)
102〜104 ID管理サーバ
105、106 社局システム
107 電子マネーシステム
108、109 社局サーバ
110 電子マネーサーバ
111、112 駅務機器
113、114 バス機器
115 電子マネー端末
125 ネガ予測情報テーブル
126 ICカード情報テーブル
127 利用履歴明細情報テーブル
128 緊急ネガ情報テーブル
129 ネガ情報テーブル
130 ネガカード利用集計情報テーブル
131 ネガ候補リストファイル
132 他社ネガリストファイル
133〜135 ネガリストファイル

Claims (4)

  1. 発行会社間で相互利用可能なICカードに関するネガ情報を管理するコンピュータシステムであり、
    他装置と通信を行う通信部と、
    データを格納する記憶部と、
    ICカードが利用される各種機関の管理装置と通信し、前記管理装置の属する発行会社で利用不可とされたネガカードに関する、前記発行会社と提携しICカードの相互利用可能な他発行会社での、前記利用不可とされた日時以前の利用履歴のデータを取得し、記憶部に格納する処理と、
    記憶部における前記利用履歴のデータに基づいて、該当ネガカードにおける前記他発行会社の各機関を跨った全利用状況に占める各機関での利用状況の割合を算定し、当該割合から各機関で該当ネガカードの利用が予想される期待値を算定して、該期待値を該当ネガカードと前記他発行会社および該当機関と対応付けて記憶部のテーブルに格納する処理と、
    前記テーブルより、前記他発行会社別に各ネガカードとその期待値および該当機関の各データを読み取り、該読み取ったデータを他社ネガリストとして前記他発行会社の管理装置に送信する処理を実行する演算部と、
    を備えることを特徴とするネガ情報管理システム。
  2. 前記管理装置が当該ネガ情報管理システムに含まれており、
    前記管理装置は、
    他装置と通信を行う通信部と、
    データを格納する記憶部と、
    前記他社ネガリストを当該ネガ情報管理システムより受信し、他社ネガリストの含む各ネガカードの期待値を機関別に読み取って、各機関に関して各ネガカードを期待値の大きい順に所定数選択してリスト化し、当該リストをネガリストとして該当機関の所定機器に配信する処理を実行する演算部と、
    を備えるものであることを特徴とする請求項1に記載のネガ情報管理システム。
  3. 他装置と通信を行う通信部と、データを格納する記憶部とを備えて、発行会社間で相互利用可能なICカードに関するネガ情報を管理するコンピュータが、
    ICカードが利用される各種機関の管理装置と通信し、前記管理装置の属する発行会社で利用不可とされたネガカードに関する、前記発行会社と提携しICカードの相互利用可能な他発行会社での、前記利用不可とされた日時以前の利用履歴のデータを取得し、記憶部に格納する処理と、
    記憶部における前記利用履歴のデータに基づいて、該当ネガカードにおける前記他発行会社の各機関を跨った全利用状況に占める各機関での利用状況の割合を算定し、当該割合から各機関で該当ネガカードの利用が予想される期待値を算定して、該期待値を該当ネガカードと前記他発行会社および該当機関と対応付けて記憶部のテーブルに格納する処理と、
    前記テーブルより、前記他発行会社別に各ネガカードとその期待値および該当機関の各データを読み取り、該読み取ったデータを他社ネガリストとして前記他発行会社の管理装置に送信する処理と、
    を実行することを特徴とするネガ情報管理方法。
  4. 他装置と通信を行う通信部と、データを格納する記憶部とを備えて、発行会社間で相互利用可能なICカードに関するネガ情報を管理するコンピュータに、
    ICカードが利用される各種機関の管理装置と通信し、前記管理装置の属する発行会社で利用不可とされたネガカードに関する、前記発行会社と提携しICカードの相互利用可能な他発行会社での、前記利用不可とされた日時以前の利用履歴のデータを取得し、記憶部に格納する処理と、
    記憶部における前記利用履歴のデータに基づいて、該当ネガカードにおける前記他発行会社の各機関を跨った全利用状況に占める各機関での利用状況の割合を算定し、当該割合から各機関で該当ネガカードの利用が予想される期待値を算定して、該期待値を該当ネガカードと前記他発行会社および該当機関と対応付けて記憶部のテーブルに格納する処理と、
    前記テーブルより、前記他発行会社別に各ネガカードとその期待値および該当機関の各データを読み取り、該読み取ったデータを他社ネガリストとして前記他発行会社の管理装置に送信する処理と、
    を実行させることを特徴とするネガ情報管理プログラム。
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