JP2009143467A - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents
ワイヤハーネス用プロテクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009143467A JP2009143467A JP2007324419A JP2007324419A JP2009143467A JP 2009143467 A JP2009143467 A JP 2009143467A JP 2007324419 A JP2007324419 A JP 2007324419A JP 2007324419 A JP2007324419 A JP 2007324419A JP 2009143467 A JP2009143467 A JP 2009143467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- wall
- clip
- rocker panel
- wire harness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
【解決手段】車両のロッカパネルの上面に沿って配索するワイヤハーネス用のプロテクタであって、底壁と、該底壁の幅方向の両側から突出する外側壁と内側壁とを備えた長さ方向に延在する樋形状のプロテクタ本体部と、前記プロテクタ本体部の外側壁の外面に長さ方向全長に延在する下端開口のクリップ部を設け、長さ方向の断面形状を同一形状としており、車両のロッカパネルから突出しているフランジ部に、前記クリップ部を上方から嵌合係止して車両に固定する構成としている。
【選択図】図3
Description
しかしながら、ロッカパネルの剛性により任意の位置に係止孔を設けることが難しい場合もある。係止孔に代えてロッカパネル側にスタットボルトを溶接して立設し、プロテクタ側にスタットボルトと係止する係止部を設けることも考えられるが、特にフロア面にスタットボルトを設置した場合、車両への乗員や荷物の乗り込み作業時にスタットボルトが突起物となって、引っ掛かりが発生して安全性の点から好ましくない。
また、プロテクタを押出成形品とした場合にも、成形後の後加工でプロテクタに長さ方向に間隔をあけて開口を設け、該開口にクリップを取り付ける作業が必要となり、部品点数の増加及びクリップの取付作業工程が増える問題がある。
底壁と、該底壁の幅方向の両側から突出する外側壁と内側壁とを備えた長さ方向に延在する樋形状のプロテクタ本体部と、前記プロテクタ本体部の外側壁の外面に長さ方向全長に延在する下端開口のクリップ部を設け、長さ方向の断面形状を同一形状としており、
車両のロッカパネルから突出しているフランジ部に、前記クリップ部を上方から嵌合係止して車両に固定する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタを提供している。
また、ロッカパネルにクリップ取付用の固定穴を穿設する必要がない。従って、ボデーの剛性を保つことができると共に設計自由度も確保することができる。さらに、スタッドボルトの設置も不要であるため、車両への乗り込み作業において引っ掛かりやすい突起物を作らずにすみ、作業性および安全性を向上させることができる。
なお、前記フランジ部は、ロッカパネルの標準構造において、インナーロッカパネルとアウターロッカパネルとの接合部として従来から突出形成されているものであり、本発明のために特別に突設されるものではない。
これにより、射出成形品の場合に比して製造コストを削減できるうえ、長さ違いの多様なプロテクタを容易に作製でき、プロテクタを汎用品とすることができる。
前記リブを突設することにより、前記フランジ部にクリップ部を取り付ける際の挿入嵌合力を低減することができ、作業性を向上できる。
前記車両のロッカパネルに前記底壁を載置して取り付けた状態で、前記プロテクタ本体部の底壁と内外側壁に囲まれたワイヤハーネス挿通空間の上面開口を閉鎖するスカッフプレートから下向きに突出する支持脚を前記係止受部で係止固定し、
かつ、前記スカッフプレートの下向き突出部に設けた凹部に前記クリップ部を内嵌し、該クリップ部の外壁の外面に、前記スカッフプレートの凹部内面に当接させるリブを設けている。
また、クリップ部をスカッフプレートの下向き突出部に設けた凹部に内嵌することにより、クリップ部の外壁がスカッフプレートの前記凹部の内面と前記フランジ部の外面とで押し挟まれた状態となるため、クリップ部の抜けはずれを規制でき、プロテクタの車両への固定状態を安定させることができる。
さらに、前記クリップ部の外壁外面と対向するスカッフプレートの前記凹部内面に前記リブを設けることにより、スカッフプレートをプロテクタに取り付ける際の挿入力を低減することもできる。
図1乃至図3に、本発明の第一実施形態に係るプロテクタ10を示す。
プロテクタ10は押出成形品からなり、樋形状のプロテクタ本体部11と下端開口のクリップ部21とを連続一体に備えている。
前記底壁12の幅方向両側寄りの内面には、長さ方向に延在する一対のワイヤハーネス位置決めリブ15を突設している。
前記外壁23の外面にも、長さ方向全長に延在する複数の外面リブ26を上下方向に所要間隔をあけて突設している。
クリップ部21の前記内外壁22、23間の距離は、後述のフランジ部43にクリップ部21を嵌合係止した状態において、前記内面リブ25がフランジ部43の内外両面に当接する寸法としている。
外側壁13に形成された係止受部16は、外側壁13の上端から内側へ斜め上方に突設された受片18と、前記クリップ部21の内壁22と前記支持片部20で囲まれた凹部よりなる。
内側壁14に形成された係止受部17は、内側壁14の上部内面から斜め上方に突設された受片19と内側壁14とで挟まれた凹部よりなる。
前記受片18、19の上部は、それぞれ係止受部16、17の入り口を狭める方向に屈曲した後、上端に向かってテーパー状に開いている。
ロッカパネル40は、図2(A)に示すように、室内側のインナーロッカパネル41と室外側のアウターロッカパネル42とからなり、インナーロッカパネル41とアウターロッカパネル42には、それぞれ上面から車両の長さ方向に延在するインナーフランジ部41aとアウターフランジ部42aを上方に突設し、これらインナーフランジ部41aとアウターフランジ部42aとを溶接してフランジ部43を形成している。
また、ワイヤハーネスW/Hに取り付けた前記クリップ50を、インナーロッカパネル41に設けた取付穴44に挿入係止してワイヤハーネスW/Hを位置決めする。
本変形例1では、クリップ部21とプロテクタ本体部11とを支持片部20を介して連結するのではなく、プロテクタ本体部11の外側壁13をクリップ部21の内壁22として兼用することによって連結している。従って、外壁部13の外面がクリップ部21の外壁23との対向面となり、該外面に前記内面リブ25を突設している。また、外側の係止受部16の受片18は、外側壁13の上部内側面から斜め上方に突設している。
11 プロテクタ本体部
12 底壁
13 外側壁
14 内側壁
20 支持片部
21 クリップ部
22 内壁
23 外壁
30 スカッフプレート
40 ロッカパネル
43 フランジ部
W/H ワイヤハーネス
Claims (4)
- 車両のロッカパネルの上面に沿って配索するワイヤハーネス用のプロテクタであって、
底壁と、該底壁の幅方向の両側から突出する外側壁と内側壁とを備えた長さ方向に延在する樋形状のプロテクタ本体部と、前記プロテクタ本体部の外側壁の外面に長さ方向全長に延在する下端開口のクリップ部を設け、長さ方向の断面形状を同一形状としており、
車両のロッカパネルから突出しているフランジ部に、前記クリップ部を上方から嵌合係止して車両に固定する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。 - 押出成形品からなる請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
- 前記クリップ部は逆U形状とし、その内壁の上下方向の中間部の外面と前記プロテクタ本体部の外側壁外面とを支持片部を介して連結し、かつ、前記クリップ部の内外壁の対向する内面に前記フランジ部に当接するリブを突設している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
- 前記プロテクタ本体部の内側壁と外側壁の上端に係止受部を設け、
前記車両のロッカパネルに前記底壁を載置して取り付けた状態で、前記プロテクタ本体部の底壁と内外側壁に囲まれたワイヤハーネス挿通空間の上面開口を閉鎖するスカッフプレートから下向きに突出する支持脚を前記係止受部で係止固定し、
かつ、前記スカッフプレートの下向き突出部に設けた凹部に前記クリップ部を内嵌し、該クリップ部の外壁の外面に、前記スカッフプレートの凹部内面に当接させるリブを設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007324419A JP5178174B2 (ja) | 2007-12-17 | 2007-12-17 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007324419A JP5178174B2 (ja) | 2007-12-17 | 2007-12-17 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009143467A true JP2009143467A (ja) | 2009-07-02 |
JP5178174B2 JP5178174B2 (ja) | 2013-04-10 |
Family
ID=40914620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007324419A Expired - Fee Related JP5178174B2 (ja) | 2007-12-17 | 2007-12-17 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5178174B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113013803A (zh) * | 2019-12-19 | 2021-06-22 | 住友电装株式会社 | 保护器及线束 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6416119U (ja) * | 1987-07-20 | 1989-01-26 | ||
JPH10174257A (ja) * | 1996-12-06 | 1998-06-26 | Kansei Corp | ハーネス用クランプ |
JPH11159663A (ja) * | 1997-11-27 | 1999-06-15 | Nifco Inc | ホース用クランプ |
JP2007159243A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤハーネス用プロテクタ |
JP2007176322A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両ドア用感圧センサのワイヤハーネス配索構造 |
-
2007
- 2007-12-17 JP JP2007324419A patent/JP5178174B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6416119U (ja) * | 1987-07-20 | 1989-01-26 | ||
JPH10174257A (ja) * | 1996-12-06 | 1998-06-26 | Kansei Corp | ハーネス用クランプ |
JPH11159663A (ja) * | 1997-11-27 | 1999-06-15 | Nifco Inc | ホース用クランプ |
JP2007159243A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤハーネス用プロテクタ |
JP2007176322A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両ドア用感圧センサのワイヤハーネス配索構造 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113013803A (zh) * | 2019-12-19 | 2021-06-22 | 住友电装株式会社 | 保护器及线束 |
JP2021097560A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 住友電装株式会社 | プロテクタ及びワイヤハーネス |
CN113013803B (zh) * | 2019-12-19 | 2023-05-09 | 住友电装株式会社 | 保护器及线束 |
JP7314790B2 (ja) | 2019-12-19 | 2023-07-26 | 住友電装株式会社 | プロテクタ及びワイヤハーネス |
JP7420305B2 (ja) | 2019-12-19 | 2024-01-23 | 住友電装株式会社 | プロテクタ及びワイヤハーネス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5178174B2 (ja) | 2013-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007186104A (ja) | 車両のスライドレール構造 | |
JP2019064586A5 (ja) | 車室内側に装着される内装品の取付構造 | |
JP2007307921A (ja) | 車両用フロアカーペット構造及び該車両用フロアカーペット構造に用いるリテーナ部材 | |
CN109383406B (zh) | 车门装饰件结构 | |
JP2008012953A (ja) | 自動車用内装部品 | |
JP5178174B2 (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタ | |
JPH11334428A (ja) | スライドロアレールのカバー取付構造 | |
JP5163080B2 (ja) | 車両用シートの取付構造及び取付方法 | |
US20160159539A1 (en) | Attachment structure for binding band | |
JP6670027B2 (ja) | ハーネスの保持構造 | |
JP6730872B2 (ja) | 配索材の固定構造およびインナーパネルモジュール | |
JP2009107514A (ja) | 車両用サイドマッドガード | |
JP2003312398A (ja) | フロントバンパ取付構造 | |
KR200440514Y1 (ko) | 박스의 브라켓 장착구조 | |
JP2007159243A (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタ | |
JP6499618B2 (ja) | 車両用ドアのアッパートリム | |
JP5350134B2 (ja) | 内装パネルの組付構造 | |
JP2010137585A (ja) | ガラスランの取付構造 | |
JP2007110806A (ja) | 取付具 | |
JP2007104762A (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP2010023798A (ja) | カーペット保持構造 | |
JP5028141B2 (ja) | ステップガーニッシュ取り付け構造 | |
JP2008208922A (ja) | クリップ取付け座 | |
JP5218035B2 (ja) | トランクトリムの取付構造およびその取付方法 | |
JP2002096692A (ja) | 装飾部品の取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101006 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120807 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120907 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130108 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |