JPH10174257A - ハーネス用クランプ - Google Patents

ハーネス用クランプ

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JPH10174257A
JPH10174257A JP8326317A JP32631796A JPH10174257A JP H10174257 A JPH10174257 A JP H10174257A JP 8326317 A JP8326317 A JP 8326317A JP 32631796 A JP32631796 A JP 32631796A JP H10174257 A JPH10174257 A JP H10174257A
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勝彦 青木
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Nissan Motor Co Ltd
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    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/22Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals
    • F16L3/223Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals each support having one transverse base for supporting the pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/10Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two or more members engaging the pipe, cable or protective tubing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】取付パネルへの装着容易性を維持したままその
保持力を向上させることができるばかりでなく、汎用性
を向上し得て、しかも、取付パネルに接近した位置でハ
ーネスを保持することができるハーネス用クランプを提
供する。 【解決手段】取付パネル12に沿う板状ベース11aの
裏面11bの上部に取付パネル12の係合孔12aと係
合する係合爪11cが設けられ、取付パネル12に沿っ
て配索されたハーネス13の中途部を固定するように板
状ベース11aの下部に設けられた当接片11dが取付
パネル12に当接され、ハーネス13と平行に取付パネ
ル12に沿って配索された第2のハーネス14の中途部
をハーネス13とは独立状態で保持するように板状ベー
ス11aの中央寄りの表面11eから保持舌片11fが
上方に向けて延在されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両の配
線やウオッシャホース等のハーネスを取付パネルに沿っ
て配索する際、そのハーネスの中途部を保持するハーネ
ス用クランプに関し、特に、そのハーネスが複数である
場合においても一つで保持することができるハーネス用
クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、車両には、バッテリ
から車体前後左右の電気機器等への電源供給や車体前後
左右の電気機器等同士の電気的接続、或は、車体前部に
設けられたウオッシャタンク内の洗浄液を車体後方のワ
イパー装置への供給等、比較的長い距離で配線やウオッ
シャホース等のハーネスが配索されていることは周知で
ある。
【0003】そして、このような各種のハーネスは、上
述したように、比較的長い距離間に配索されるため、そ
の中途部をハーネス用クランプによって保持し、車体走
行時の振動等によってハーネスが遊んだりしないように
なっている。
【0004】図7〜図9は、このようなハーネス用クラ
ンプ1の一例(例えば、実公昭58−41427号公報
参照)を示すもので、上述したように、複数のハーネス
2,3の中途部を一つのハーネス用クランプ1で保持し
たものである。
【0005】図において、ハーネス用クランプ1は、取
付パネルとしての複数の車体パネル4,5,6の端部同
士を重畳したフランジ部Fの上面に当接する当接部1a
と、一部が当接部1aと対向する基部1bから一体に形
成されてフランジ部Fの下面と当接する係止片1cと、
当接部1aから上方に向けて延在された第1保持舌片1
dと、第1保持舌片1dの外壁から上方に向けて延在さ
れた第2保持舌片1eとが樹脂により一体成形されてい
る。
【0006】係止片1cは、その基部に薄肉部1fを備
え、これにより先端部1gが回動可能となっていると共
に、その先端部1gをフランジ部Fの下面に当接させて
当接部1aとの共同によりフランジ部Fを挟持すること
でハーネス用クランプ1がフランジ部Fに保持される。
【0007】第1保持舌片1dは上方に開口しており、
この開口部分からハーネス2が挿入される。また、同様
に、第2保持舌片1eも上方に開口しており、この開口
部分からハーネス3が挿入される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたハーネス用クランプ1にあっては、取付パネ
ルとしてのフランジFへの保持を、当接部1aと係止片
1cとの共同によるフランジ部Fの挟持により行ってい
るため、フランジ部Fへの保持力が弱く不安定である。
【0009】また、ハーネス用クランプ1の装着容易性
並びに振動吸収性を確保するために係止片1cの基部に
薄肉部1fを形成しているが、ハーネス用クランプ1を
装着する際やハーネス2,3の重量に伴う荷重によっ
て、その薄肉部1fから係止片1cが折れ曲がってしま
い易く、一旦、係止片1cが折れ曲がると癖が付いて弾
性力を失って保持力がさらに弱くなってしまい、場合に
よってはフランジFから脱落してしまう虞がある。
【0010】しかも、ハーネス用クランプ1は、車体で
は比較的特殊なパネル構成であるフランジFに装着され
るものであるため、その設置位置が限定されてしまうと
いう汎用性の少ないものであるばかりでなく、取付パネ
ルとしての車体パネル6の壁面から離反した位置でハー
ネス2,3を保持するために、車体振動等によって遊び
が生じ易く、ハーネス2,3が車体パネル6にぶつかっ
て異音が発生したり、上述した係止片1cの折れ曲がり
の原因となる余分な荷重が発生するという問題が生じて
いた。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、取付パネルへの装着容易性を維持したままその
保持力を向上させることができるばかりでなく、汎用性
を向上し得て、しかも、取付パネルに接近した位置でハ
ーネスを保持することができるハーネス用クランプを提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、取付パネルに沿う板状ベ
ースと、前記取付パネルに形成された係合孔と係合する
ように前記板状ベースの上部裏面から突出する係合爪
と、前記取付パネルに当接し且つ前記取付パネルに沿っ
て配索されたハーネスの中途部を固定するように前記板
状ベースの下部に設けられた当接片と、前記ハーネスと
平行に前記取付パネルに沿って配索された第2のハーネ
スの中途部を前記ハーネスとは独立状態で保持するよう
に前記板状ベースの中央寄り表面から上方に向けて延在
された保持舌片とを備えていることを要旨とする。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、取付パネ
ルに沿う板状ベースと、前記取付パネルに形成された係
合孔と係合するように前記板状ベースの上部裏面から突
出された係合爪と、前記取付パネルに裏面側が当接する
ように前記板状ベースの下部に設けられた当接片と、前
記取付パネルに沿って配索された複数のハーネスの中途
部を独立状態で個々に保持するように前記板状ベースの
中央寄り表面から上方に向けて延在された複数の保持舌
片とを備えていることを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明のハーネス用クラン
プの実施の形態を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1及び図2は、本発明
のハーネス用クランプの実施の形態1を示し、2本のハ
ーネスを保持するようにしたものである。
【0016】図1,図2において、ハーネス用クランプ
11は、板状ベース11aと、この板状ベース11aの
裏面11bの上部に設けられた係合爪11cと、板状ベ
ース11aの下部に設けられた当接片11dと、板状ベ
ース11aの中央寄りの表面11eから屈曲して上方に
向けて延在された一対の保持舌片11f,11fと、板
状ベース11aの表面11eから突出された脱落防止突
起11gとを一体に備えている。
【0017】板状ベース11aは、取付パネル12の壁
面に略密着状態で当接するように、取付パネル12の形
状に沿っており、この実施の形態1では、取付パネル1
2は車体において極一般的な単なるフラットな立壁のパ
ネルであるため、板状ベース11aにおいてもフラット
なものとなっている。
【0018】係合爪11cは、取付パネル12に形成さ
れた係合孔12aと係合するように複数に分割されてい
る。
【0019】当接片11dは、板状ベース11aの延在
方向と交差する方向に延在されており、板状ベース11
aと同様にその裏面11b側が取付パネル12の壁面に
略密着状態で当接する。また、当接片11dの表面11
e側には、取付パネル12に沿って配索されたハーネス
13の中途部が図示を略す固定手段(例えば、テープ巻
や接着剤等)によって固定される。
【0020】保持舌片11f,11fは、弾性を有する
と共に、ハーネス13と平行に取付パネル12に沿って
配索された第2のハーネス14の中途部をハーネス13
とは独立した状態で保持するもので、上方に開口したハ
ーネス挿入開口11hを形成するように板状ベース11
aと共同して断面略U字形状を呈している。
【0021】脱落防止突起11gは、保持舌片11f,
11fに保持された第2のハーネス14が車体振動等に
よってハーネス挿入開口11hから飛び出して脱落しな
いようにハーネス挿入開口11hの一部を閉成する。
【0022】この際、脱落防止突起11gは、ハーネス
挿入開口11hの開口幅を第2のハーネス14の直径よ
りも小さい開口幅となるようにその突出量が設定される
が、その突出量が多少多くとも、保持舌片11f,11
fがある程度の弾性を有しているため、第2のハーネス
14の挿入が困難となることはない。
【0023】上記の構成において、ハーネス用クランプ
11は、板状ベース11a、係合爪11c、当接片11
d、一対の保持舌片11f,11f、脱落防止突起11
gを樹脂の一体成形により形成した後、当接片11dに
ハーネス13の中途部を固定(テープ巻)した状態で係
合孔12aに係合爪11cを係合させる。
【0024】次に、第2のハーネス14の中途部を、保
持舌片11f,11fを弾性変位させつつハーネス挿入
開口11hから挿入して保持舌片11f,11fに保持
させる。
【0025】車体振動等が発生した場合、係合爪11c
と当接片11dの両端とを結ぶ線が略正三角形となるた
め、ハーネス用クランプ11の上下左右(前後)のガ
タ、即ち、取付パネル12からの浮きが防止される。し
かも、取付パネル12とハーネス13,14との間には
板状ベース11a若しくは当接片11dの肉厚分しか離
れていないため、ハーネス13,14に揺れ、特に、取
付パネル12に対して離反・接近する方向の揺れが発生
し難くいために全体的な揺れが相殺される。
【0026】このように、実施の形態1のハーネス用ク
ランプ11にあっては、取付パネル12に形成された係
合孔12aに係合爪11cを係合するだけで取付パネル
12にハーネス用クランプ11を装着することができる
ので、装着作業を容易且つ迅速に行うことができる。
【0027】また、板状ベース11a並びに当接片11
dは取付パネル12に沿っているため、ハーネス13,
14を取付パネル12に接近状態で配索することがで
き、ハーネス13,14の揺れを防止し得て、しかも、
設置スペースを容易に確保することができるばかりでな
く、フラットな取付パネル12に取り付けることができ
るため、汎用性を向上させることができる。
【0028】さらに、取付パネル12には係合爪11c
を係合させるため、車体振動等によってハーネス用クラ
ンプ11が取付パネル12から脱落することもない。
【0029】しかも、脱落防止片11gを設けたことに
より、第2のハーネス14の脱落を防止することができ
る。
【0030】(実施の形態2)図3及び図4は本発明の
ハーネス用クランプの実施の形態2を示す。上記実施の
形態1のハーネス用クランプ11は2本のハーネス1
3,14を保持したものであるのに対し、この実施の形
態2のハーネス用クランプ21は、3本のハーネス1
3,14,15を保持するようにしたものである。
【0031】図3及び図4において、ハーネス用クラン
プ21は、板状ベース21aと、この板状ベース21a
の裏面21bの上部に設けられた係合爪21cと、板状
ベース21aの下部に設けられた当接片21dと、板状
ベース21aの中央寄りの表面21eから屈曲して上方
に向けて延在された第1の保持舌片21fと、第1の保
持舌片21fの屈曲位置よりも上方に位置する表面21
eから屈曲して上方に向けて延在された第2の保持舌片
21gと、板状ベース21aの表面21eから突出され
た第2の脱落防止突起21hとを一体に備えている。
【0032】板状ベース21aは、取付パネル22の壁
面に略密着状態で当接するように、取付パネル22の形
状に沿っており、この実施の形態2の取付パネル22は
その中途部から水平方向に屈曲された壁であるため、板
状ベース21aにおいても中途部から屈曲されたものと
なっている。
【0033】係合爪21cは、取付パネル22に形成さ
れた係合孔22aと係合するように弾性変形可能となっ
ている。
【0034】当接片21dは、板状ベース21aの延在
方向と交差する方向に延在されており、板状ベース21
aと同様にその裏面21b側が取付パネル22の壁面に
略密着状態で当接する。また、当接片21dの表面21
e側には、取付パネル22に沿って配索されたハーネス
13の中途部が図示を略す固定手段(例えば、テープ巻
や接着剤等)によって固定される。
【0035】保持舌片21fは、弾性を有すると共にハ
ーネス13と平行に取付パネル22に沿って配索された
第2のハーネス14の中途部をハーネス13とは独立し
た状態で保持するもので、上方に開口したハーネス挿入
開口21iを形成するように板状ベース21aと共同し
て断面略U字形状を呈している。
【0036】第2の保持舌片21gは、弾性を有すると
共に、各ハーネス13,14と平行に取付パネル22に
沿って配索された第3のハーネス15の中途部を各ハー
ネス13,14とは独立した状態で保持するもので、上
方に開口したハーネス挿入開口21jを形成するように
板状ベース21aと共同して断面略U字形状を呈してい
る。また、第2の保持舌片21gは、上述した脱落防止
突起11gの役割を兼ねるように、ハーネス挿入開口2
1iの一部を閉成している。
【0037】脱落防止突起21hは、第3のハーネス1
5が車体振動等によってハーネス挿入開口21jから飛
び出して脱落しないようにハーネス挿入開口21jの一
部を閉成する。
【0038】尚、ハーネス挿入開口21i,21jの開
口幅は、第2の保持舌片21gと脱落防止突起21hに
よって各ハーネス14,15の直径よりも小さい開口幅
となるように設定されるが、第2の保持舌片21gと脱
落防止突起21hの突出量が多少多くとも、第1,第2
の保持舌片21f,21gがある程度の弾性を有してい
るため、各ハーネス14,15の挿入が困難となること
はない。
【0039】上記の構成において、ハーネス用クランプ
21は、板状ベース21a、係合爪21c、当接片21
d、第1の保持舌片21f、第2の保持舌片21g、脱
落防止突起21hを樹脂の一体成形により形成した後、
当接片21dにハーネス13の中途部を固定(テープ
巻)した状態で係合孔22aに係合爪21cを係合させ
る。
【0040】次に、第2のハーネス14の中途部を、第
1の保持舌片21fを弾性変位させつつハーネス挿入開
口21iから挿入して第1の保持舌片21fに保持さ
せ、第3のハーネス15の中途部を、第2の保持舌片2
1gを弾性変位させつつハーネス挿入開口21jから挿
入して第2の保持舌片21gに保持させる。
【0041】車体振動等が発生した場合、係合爪21c
と当接片21dの両端とを結ぶ線が立体的な略正三角形
となるため、ハーネス用クランプ21の上下左右(前
後)のガタ、即ち、取付パネル22からの浮きが防止さ
れる。しかも、取付パネル22とハーネス13,14,
15との間には板状ベース21a若しくは当接片21d
の肉厚分しか離れていないため、ハーネス13,14,
15に揺れ、特に、取付パネル22に対して離反・接近
する方向の揺れが発生し難くいために全体的な揺れが相
殺される。また、取付パネル22に沿って板状ベース2
1aが屈曲しているため、ガタが発生し難い。
【0042】このように、実施の形態2のハーネス用ク
ランプ21にあっては、取付パネル22に形成された係
合孔22aに係合爪21cを係合するだけで取付パネル
22にハーネス用クランプ21を装着することができる
ので、装着作業を容易且つ迅速に行うことができる。
【0043】また、一つのハーネス用クランプ21で3
つのハーネス13,14,15を保持させることがで
き、ハーネス用クランプ21の取付パネル22への取り
付けコストの削減を実現することができるばかりでな
く、板状ベース21a並びに当接片21dは取付パネル
22に沿っているため、ハーネス13,14,15を取
付パネル22に接近状態で配索することができ、ハーネ
ス13,14,15の揺れを防止し得て、しかも、設置
スペースを容易に確保することができるばかりでなく、
特別なフランジを形成することなく単に屈曲した既存の
取付パネル22に取り付けることができるため、汎用性
を向上させることができる。
【0044】さらに、取付パネル22には係合爪21c
を係合させるため、車体振動等によってハーネス用クラ
ンプ21が取付パネル22から脱落することもない。
【0045】しかも、第2の保持舌片21gは脱落防止
突起の役割を兼ねているため、材料コストを削減しつつ
も第2のハーネス14の脱落を防止することができ、第
2の脱落防止片21hを設けたことにより、第3のハー
ネス15の脱落を防止することができる。
【0046】ところで、実施の形態2では、3本のハー
ネス13,14,15を保持したものを開示したが、第
1,第2の保持舌片21f,21gに相当する第3,第
4…の保持舌片を順次形成することにより、一つのハー
ネス用クランプでさらに多くのハーネスを保持すること
ができる。
【0047】(実施の形態3)図5及び図6は本発明の
ハーネス用クランプの実施の形態3を示す。上記実施の
形態2のハーネス用クランプ21は取付パネル22が屈
曲しているものであるのに対し、この実施の形態3のハ
ーネス用クランプ31は、取付パネル32がフラットな
立壁のパネルとなっているものに適用させたものであ
る。
【0048】図5及び図6において、ハーネス用クラン
プ31は、板状ベース31aと、この板状ベース31a
の裏面31bの上部に設けられた係合爪31cと、板状
ベース31aの下部に設けられた当接片31dと、板状
ベース31aの中央寄りの表面31eから屈曲して上方
に向けて延在された第1の保持舌片31fと、第1の保
持舌片31fの屈曲位置よりも上方に位置する表面31
eから屈曲して上方に向けて延在された第2の保持舌片
31gとを一体に備えている。
【0049】板状ベース31aは、取付パネル32の壁
面に略密着状態で当接するように、取付パネル32の形
状に沿っており、この実施の形態3では、取付パネル3
2は車体において極一般的な単なるフラットな立壁のパ
ネルであるため、板状ベース31aにおいてもフラット
なものとなっている。
【0050】係合爪31cは、取付パネル32に形成さ
れた係合孔32aと係合するように弾性変形可能となっ
ている。
【0051】当接片31dは、板状ベース31aの延在
方向と交差する方向に延在されており、板状ベース31
aと同様にその裏面31b側が取付パネル32の壁面に
略密着状態で当接する。また、当接片31dの表面31
e側には、取付パネル32に沿って配索されたハーネス
13の中途部が図示を略す固定手段(例えば、テープ巻
や接着剤等)によって固定される。
【0052】保持舌片31fは、弾性を有すると共にハ
ーネス13と平行に取付パネル32に沿って配索された
第2のハーネス14の中途部をハーネス13とは独立し
た状態で保持するもので、上方に開口したハーネス挿入
開口31iを形成するように板状ベース31aと共同し
て断面略U字形状を呈している。
【0053】第2の保持舌片31gは、弾性を有すると
共に、各ハーネス13,14と平行に取付パネル32に
沿って配索された第3のハーネス15の中途部を各ハー
ネス13,14とは独立した状態で保持するもので、上
方に開口したハーネス挿入開口31jを形成するように
板状ベース31aと共同して断面略U字形状を呈してい
る。尚、第2の保持舌片31gは、上述した脱落防止突
起11gの役割を兼ねている。
【0054】尚、第2の保持舌片31gはハーネス挿入
開口31iの開口幅をハーネス14の直径よりも小さい
開口幅となるようにその突出量が設定されるが、その突
出量が多少多くとも、第1の保持舌片31fがある程度
の弾性を有しているため、ハーネス14の挿入が困難と
なることはない。
【0055】上記の構成において、ハーネス用クランプ
31は、板状ベース31a、係合爪31c、当接片31
d、第1の保持舌片31f、第2の保持舌片31gを樹
脂の一体成形により形成した後、当接片31dにハーネ
ス13の中途部を固定(テープ巻)した状態で係合孔3
2aに係合爪31cを係合させる。
【0056】次に、第2のハーネス14の中途部を、第
1の保持舌片31fを弾性変位させつつハーネス挿入開
口31iから挿入して第1の保持舌片31fに保持さ
せ、第3のハーネス15の中途部を、第2の保持舌片3
1gを弾性変位させつつハーネス挿入開口31jから挿
入して第2の保持舌片31gに保持させる。
【0057】車体振動等が発生した場合、係合爪31c
と当接片31dの両端とを結ぶ線が略正三角形となるた
め、ハーネス用クランプ31の上下左右(前後)のガ
タ、即ち、取付パネル32からの浮きが防止される。
【0058】しかも、取付パネル32と各ハーネス1
3,14,15との間には板状ベース31a若しくは当
接片31dの肉厚分しか離れていないため、各ハーネス
13,14,15に揺れ、特に、取付パネル32に対し
て離反・接近する方向の揺れが発生し難くいために全体
的な揺れが相殺される。
【0059】このように、実施の形態3のハーネス用ク
ランプ31にあっては、取付パネル32に形成された係
合孔32aに係合爪31cを係合するだけで取付パネル
32にハーネス用クランプ31を装着することができる
ので、装着作業を容易且つ迅速に行うことができる。
【0060】また、一つのハーネス用クランプ31で3
つのハーネス13,14,15を保持させることがで
き、ハーネス用クランプ31の取付パネル32への取り
付けコストの削減を実現することができるばかりでな
く、板状ベース31a並びに当接片31dは取付パネル
32に沿っているため、ハーネス13,14,15を取
付パネル32に接近状態で配索することができ、ハーネ
ス13,14,15の揺れを防止し得て、しかも、設置
スペースを容易に確保することができるばかりでなく、
特別なフランジを形成することなく単に屈曲した既存の
取付パネル32に取り付けることができるため、汎用性
を向上させることができる。
【0061】さらに、取付パネル32には係合爪31c
を係合させるため、車体振動等によってハーネス用クラ
ンプ31が取付パネル32から脱落することもない。
【0062】しかも、第2の保持舌片31gは脱落防止
突起の役割を兼ねているため、材料コストを削減しつつ
も第2のハーネス14の脱落を防止することができる。
【0063】ところで、実施の形態3では3本のハーネ
ス13,14,15を保持したものを開示したが、第
1,第2の保持舌片31f,31gに相当する第3,第
4…の保持舌片を順次形成することにより、一つのハー
ネス用クランプでさらに多くのハーネスを保持すること
ができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハーネス
用クランプにあっては、取付パネルに沿う板状ベース
と、前記取付パネルに形成された係合孔と係合するよう
に前記板状ベースの上部裏面から突出する係合爪と、前
記取付パネルに当接し且つ前記取付パネルに沿って配索
されたハーネスの中途部を固定するように前記板状ベー
スの下部に設けられた当接片と、前記ハーネスと平行に
前記取付パネルに沿って配索された第2のハーネスの中
途部を前記ハーネスとは独立状態で保持するように前記
板状ベースの中央寄り表面から上方に向けて延在された
保持舌片とを備えていることにより、取付パネルへの装
着容易性を維持したままその保持力を向上させることが
できるばかりでなく、汎用性を向上し得て、しかも、取
付パネルに接近した位置でハーネスを保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わるハーネス用クラ
ンプの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係わるハーネス用クラ
ンプを取付パネルに装着した状態の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係わるハーネス用クラ
ンプの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係わるハーネス用クラ
ンプを取付パネルに装着した状態の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係わるハーネス用クラ
ンプの斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係わるハーネス用クラ
ンプを取付パネルに装着した状態の断面図である。
【図7】従来のハーネス用クランプを示し、取付パネル
設置状態の斜視図である。
【図8】同じく、ハーネス用クランプの斜視図である。
【図9】同じく、ハーネス用クランプを示し、ハーネス
用クランプを取付パネルに装着した状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
11,21,31…ハーネス用クランプ 11a,21a,31a…板状ベース 11b,21b,31b…裏面 11c,21c,31c…係合爪 11d,21d,31d…当接片 11e,21e,31e…表面 11f,21f,31f…保持舌片 12,22,32…取付パネル 12a,21a,32a…係合孔 13…ハーネス 14…第2のハーネス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付パネルに沿う板状ベースと、前記取付
    パネルに形成された係合孔と係合するように前記板状ベ
    ースの上部裏面から突出する係合爪と、前記取付パネル
    に当接し且つ前記取付パネルに沿って配索されたハーネ
    スの中途部を固定するように前記板状ベースの下部に設
    けられた当接片と、前記ハーネスと平行に前記取付パネ
    ルに沿って配索された第2のハーネスの中途部を前記ハ
    ーネスとは独立状態で保持するように前記板状ベースの
    中央寄り表面から上方に向けて延在された保持舌片とを
    備えていることを特徴とするハーネス用クランプ。
  2. 【請求項2】前記保持舌片の上端と前記板状ベースとで
    形成されたハーネス挿入開口の一部を閉成して前記保持
    舌片に保持されたハーネスの脱落を阻止する脱落防止突
    起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    ハーネス用クランプ。
  3. 【請求項3】前記第2のハーネスと平行に前記取付パネ
    ルに沿って配索された第3のハーネスの中途部を前記各
    ハーネスとは独立状態で保持するように前記板状ベース
    の中央寄り表面から上方に向けて延在された第2の保持
    舌片を備えていることを特徴とする請求項1に記載のハ
    ーネス用クランプ。
  4. 【請求項4】前記第2の保持舌片は前記脱落防止突起を
    兼ねていることを特徴とする請求項3に記載のハーネス
    用クランプ。
  5. 【請求項5】前記板状ベースと前記第2の保持片の上端
    とで形成された第2のハーネス挿入開口の一部を閉成し
    て前記第2の保持舌片に保持された第3のハーネスの脱
    落を防止する第2の脱落防止突起が設けられていること
    を特徴とする請求項3に記載のハーネス用クランプ。
  6. 【請求項6】取付パネルに沿う板状ベースと、前記取付
    パネルに形成された係合孔と係合するように前記板状ベ
    ースの上部裏面から突出された係合爪と、前記取付パネ
    ルに裏面側が当接するように前記板状ベースの下部に設
    けられた当接片と、前記取付パネルに沿って配索された
    複数のハーネスの中途部を独立状態で個々に保持するよ
    うに前記板状ベースの中央寄り表面から上方に向けて延
    在された複数の保持舌片とを備えていることを特徴とす
    るハーネス用クランプ。
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