JP2009136932A - ロボット、タスク実行システム - Google Patents

ロボット、タスク実行システム Download PDF

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Abstract

【課題】タスクの状態が変化した場合でもタスクの実行経済の観点から適切な状態においてタスクを実行することができるロボット等を提供する。
【解決手段】ロボットにおいて新規タスクを実行するために要する負荷または労力を表わすコストが評価され、このコストを表わすコスト情報がサポートサーバ200に送信される(入札手続)。さらに、サポートサーバ200においてコストが最低のロボットが指定され、指定されたロボットに対して当該新規タスクの実行指令が送信され、当該ロボットがこの実行指令にしたがって当該タスクを実行する(落札手続)。このようなタスクの入札および落札方式が採用されることにより、複数のロボットRのうち指定タスク実行経済に鑑みて適当なロボットRにより指定タスクが実行される。
【選択図】図1

Description

本発明は自律的に行動することによりタスクを実行するロボット等に関する。
ロボットに環境の認識機能や自律的な移動機能等の諸機能を持たせ、このロボットに荷物運搬、移動による道案内等のタスクを実行させることが試みられている。このような諸機能を有する複数のロボットが存在する環境においては、タスクの効率的な実行の観点から、当該タスクが適当なロボットに割り当てられるように実行計画が構築される必要がある。そこで、各タスクの優先順位や実行コストに基づき、当該各タスクを適当なロボットに割り当てる技術的手法が提案されている(特許文献1および2参照)。
特開2005−324278号公報 特開2006−326703号公報
しかし、一般的には、予定外の新たなタスクの実行が必要になる、あるいは、予定のタスクの内容が変更される等、タスクの状態は変化する。また、タスクが割り当てられていない状態から、割り当てられたタスクを実行している状態に変化する、あるいは、タスクの実行によって位置が変化する等、ロボットの状態も変化する。このため、タスクの状態が変化した場合、各ロボットの状態が正確に把握されていないと当該各ロボットにタスクを効率的に実行させることができない。そこで、サーバによりロボットの状態を集中管理させることが対応措置の1つとして挙げられる。
しかるに、サーバとロボットとの間の通信情報量が増加し、かつ、サーバにおける複数のロボットのそれぞれの状態認識のための情報処理負荷が重くなる。このため、当該通信および当該情報処理の間に各ロボットの状態が大きく変化してしまい、サーバから各ロボットに対して発せられるタスクの実行指令が当該タスクの効率的な実行の観点から不適切になる可能性がある。
そこで、本発明は、タスクの状態が変化した場合でもタスクの実行経済の観点から適切な状態においてタスクを実行することができるロボット等を提供することを解決課題とする。
第1発明のロボットは、タスクデータベースを有するサポートサーバとの通信に基づいて自律的に行動することによりタスクを実行するロボットであって、前記サポートサーバとの通信により前記タスクデータベースに格納されている複数のタスクのそれぞれの内容のうち指定タスクの内容を認識し、当該認識結果に基づき自己ロボットが当該指定タスクを実行するのに要する労力または負荷を表わすコストを評価し、かつ、前記サポートサーバとの通信により当該評価されたコストを前記タスクデータベースに格納させる第1処理要素と、前記サポートサーバとの通信により前記タスクデータベースに格納されている前記自己ロボットの前記コストが他のロボットを含むロボット群の中で最低であるか否かを認識し、前記コストが最低であると認識したことを要件として前記指定タスクを実行するように当該自己ロボットの動作を制御する第2処理要素とを有する制御装置を備えていることを特徴とする。
第1発明のロボットによれば、ロボットが指定タスクを実行するために要する労力または負荷を表わすコストが評価され、各ロボットにより評価されたコストがサポートサーバのタスクデータベースに格納される。さらに、タスクデータベースに格納されている自己ロボットのコストが複数のロボットの中で最低であることが認識された場合、自己ロボットがこの指定タスクを実行するようにその動作が制御される。複数のロボットによるコストの評価およびサポートサーバのタスクデータベースへの格納は、コストを入札額とする当該複数のロボットによる指定タスクの実行のための「入札」と考えることができる。複数のロボットのうちタスクが最低であるロボットによる指定タスクの実行は、当該ロボットによる指定タスクの実行の「落札」と考えることができる。このような指定タスクの「入札」および「落札」が実施されることにより、複数のロボットのうち指定タスク実行経済に鑑みて適当なロボットにより指定タスクが実行される。したがって、タスクの状態が変化した場合でも、タスクの実行経済の観点から適切な状態においてロボットが指定タスクを実行することができる。
第2発明のロボットは、第1発明のロボットにおいて、前記第1処理要素が前記指定タスクの内容として当該指定タスクの実行開始時刻を認識し、当該実行開始時刻において予測される、当該指定タスクを実行するのに要する前記コストを評価することを特徴とする。
第2発明のロボットによれば、ロボットの未来の予測状態に応じて評価されたコストによる指定タスクの入札および落札が実施されることにより、タスクの実行経済の観点から適切な状態においてロボットが指定タスクを実行することができる。
第3発明のロボットは、第1または第2発明のロボットにおいて、前記第1処理要素が前記指定タスクの内容として当該指定タスクの実行開始位置および実行終了位置を認識し、当該ロボットの位置を測定し、当該測定位置から前記指定タスクの前記実行開始位置または前記実行終了位置までの当該ロボットの移動距離を算定し、当該移動距離が長いほど前記コストを連続的または断続的に高く評価することを特徴とする。
第3発明のロボットによれば、指定タスクの実行開始位置、または、指定タスクの実行開始位置を経由した指定タスクの実行終了位置までの移動距離が他のロボットよりも短い状態において、当該他のロボットより優先的に指定タスクを実行しうる。一方、この移動距離が他のロボットの当該距離より長い状態において、ロボットが指定タスクを実行することを回避しうる。したがって、指定タスクを実行する際の移動距離の短縮の観点から適当な状態においてロボットが指定タスクを実行することができる。
第4発明のロボットは、第1〜第3発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、前記第1処理要素が前記指定タスクとは異なる他のタスクを前記ロボットが実行中であるか否かを認識し、前記ロボットが前記他のタスクを実行中であると認識した場合、前記ロボットが前記他のタスクを実行していないと認識された場合よりも前記指定タスクを実行するために要する前記コストを高く評価することを特徴とする。
第4発明のロボットによれば、指定タスクと異なる他のタスクを実行していない状態において、他のタスクを実行している状態よりも優先的に当該指定タスクを実行することができる。したがって、指定タスクの実行専念の観点から適当な状態においてロボットが指定タスクを実行することができる。
第5発明のロボットは、第4発明のロボットにおいて、前記第1処理要素が前記指定タスクの内容として当該指定タスクの優先度を認識し、前記ロボットが前記他のタスクを実行中であると認識した場合、前記指定タスクの優先度が前記他のタスクの優先度よりも高いか否かをさらに認識し、前記指定タスクの優先度が前記他のタスクの優先度よりも低いと認識された場合、前記指定タスクの優先度が前記他のタスクの優先度よりも高いと認識された場合よりも前記コストを高く評価することを特徴とする。
第5発明のロボットによれば、他のタスクを実行中である一方、当該他のタスクの優先度が指定タスクの優先度よりも低い場合、指定タスクを実行することができる。したがって、優先度が高いタスクを優先的に実行する観点から適当な状態においてロボットが指定タスクを実行することができる。
第6発明のロボットは、第4発明のロボットにおいて、前記第1処理要素が前記他のタスクを実行中であると認識した場合、当該他のタスクの残量が基準値以上であるか否かをさらに認識し、前記他のタスクの残量が前記基準値未満であると認識された場合、前記他のタスクの残量が前記基準値以上であると認識された場合よりも前記コストを高く評価することを特徴とする。
第6発明のロボットによれば、指定タスクと異なる他のタスクを実行中であってもこのタスクを短時間で終えることができる場合、指定タスクをこのロボットに実行させることができる。したがって、実行中のタスクおよび指定タスクを連続して効率的に実行する観点から適当な状態においてロボットが指定タスクを実行することができる。
第7発明のロボットは、第1〜第6発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、前記第1処理要素が前記指定タスクの内容として当該指定タスクの実行主体である指定ロボットを認識し、前記ロボットが当該指定ロボットに該当するか否かをさらに認識し、前記ロボットが前記指定ロボットに該当すると認識された場合、前記ロボットが前記指定ロボットに該当しないと認識された場合よりも前記コストを高く評価することを特徴とする。
第7発明のロボットによれば、スペック等に鑑みて指定タスクの適当な実行主体に該当する状態においてロボットが指定タスクを実行することができる。
第8発明のロボットは、第1〜第7発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、前記第1処理要素が前記タスクの実行後における前記ロボットのエネルギー残量を予測し、当該エネルギー残量が少ないほど前記コストを連続的または断続的に高く評価することを特徴とする。
第8発明のロボットによれば、指定タスク実行後において予測されるエネルギー残量が多い状態において、このエネルギー残量が低い他のロボットよりも優先的にこの指定タスクを実行しうる。一方、このエネルギー残量が他のロボットの当該エネルギー残量より少ない状態において、ロボットが指定タスクを実行することを回避しうる。したがって、指定タスクを実行した後における新たなタスクを実行する等のために十分なエネルギー残量の確保の観点から適当な状態においてロボットが指定タスクを実行することができる。
第9発明のロボットは、第1〜第8発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、前記第1処理要素が前記指定タスクの実行期間後において前記ロボットの実行予定タスクの前記コストを、前記指定タスクを実行した場合と前記指定タスクを実行しなかった場合とのそれぞれにおいて評価し、前記指定タスクを実行した場合における当該実行予定タスクの当該コストが、前記指定タスクを実行しなかった場合における当該実行予定タスクの当該コストよりも高くなるほど前記指定タスクの前記コストを連続的または断続的に高く評価する一方、前記指定タスクを実行した場合における当該実行予定タスクの当該コストが、前記指定タスクを実行しなかった場合における当該実行予定タスクの当該コストよりも低くなるほど前記指定タスクの前記コストを連続的または断続的に低く評価することを特徴とする。
第9発明のロボットによれば、指定タスクを実行しない場合よりも実行した場合に実行予定タスクのコストが低くなる状態において、このコストが高くなる状態よりも優先的に当該指定タスクを実行しうる。一方、指定タスクを実行した場合よりも実行しない場合に実行予定タスクのコストが低くなる状態において、このコストが高くなる状態よりも優先的に当該指定タスクを実行しうる。したがって、実行予定タスクを低いコストで実行する観点から適当な状態においてロボットがこの実行予定タスクを実行する前に指定タスクを実行することができる。
第10発明のロボットは、第1〜第9発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、前記第1処理要素が前記コストが第1閾値以上であることを要件として当該コストを前記タスクデータベースに格納させることを特徴とする。
第10発明のロボットによれば、自己ロボットが指定タスクを実行するのに要する労力または負荷コストを表わす「コスト」が「第1閾値」以下であることを要件として、この自己ロボットが指定タスクの入札を実行する。したがって、各ロボットが過度の労力または負荷を伴うにもかかわらず指定タスクを実行するような事態が回避されうる。
第11発明のロボットは、第1〜第10発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、前記第1処理要素が前記自己ロボットの実行予定タスクを実行するのに要する労力または負荷を第2コストとして評価し、前記第2コストが第2閾値以上であることを要件として前記サポートサーバとの通信に基づいて前記実行予定タスクの内容を前記指定タスクの内容として前記タスクデータベースに格納させることを特徴とする。
第11発明のロボットによれば、自己ロボットが実行を予定しているタスクを実行するのに要する労力を表わす「第2コスト」が「第2閾値」以下であることを要件としてこのタスクの内容が指定タスクの内容としてタスクデータベースに格納される。そして、前記のように各ロボットによる指定タスクの「入札」および「落札」が実施されることにより、実行経済の観点から適当な他のロボットにこの指定タスクが実行されうる。したがって、この自己ロボットに大きな労力消費を強いる可能性があるタスクを、自己ロボットに代えて他のロボットに実行させることができる。
第12発明のタスク実行システムは、タスクデータベースを有するサポートサーバと、当該サポートサーバとの通信に基づいて自律的に行動することによりタスクを実行する複数のロボットとにより構成されているタスク実行システムであって、前記タスクデータベースには複数のタスクのそれぞれの内容が格納され、前記ロボットが制御装置を備え、前記制御装置が、前記サポートサーバとの通信により前記タスクデータベースに格納されている複数のタスクのそれぞれの内容のうち指定タスクの内容を認識し、当該認識結果に基づき自己ロボットが当該指定タスクを実行するのに要する労力または負荷を表わすコストを評価し、かつ、前記サポートサーバとの通信により当該評価されたコストを前記タスクデータベースに格納させる第1処理要素と、前記サポートサーバとの通信により前記タスクデータベースに格納されている前記自己ロボットの前記コストが他のロボットを含むロボット群の中で最低であるか否かを認識し、前記コストが最低であると認識したことを要件として前記指定タスクを実行するように当該ロボットの動作を制御する第2処理要素とを有していることを特徴とする。
第12発明のタスク実行システムによれば、指定タスクの「入札」および「落札」が実施されることにより当該指定タスクの実行経済に鑑みて、複数のロボットのうち適当なロボットにこの指定タスクを実行させることができる。
本発明のタスク実行システムの実施形態について図面を用いて説明する。図1に示されているタスク実行システムは複数のロボットRおよびサポートサーバ200により構成されている。
図2に示されているロボットRは基体10と、基体10の上部に設けられた頭部11と、基体10の上部左右両側から延設された左右の腕部12と、腕部12の先端部に設けられた手部14と、基体10の下部から下方に延設された左右の脚部13と、脚部13の先端部に取り付けられている足部15とを備えている。ロボットRは、再表03/090978号公報や、再表03/090979号公報に開示されているように、アクチュエータ1000(図2参照)から伝達される力によって、人間の肩関節、肘関節、手根関節、股関節、膝関節、足関節等の複数の関節に相当する複数の関節部分において腕部12や脚部13を屈伸運動させることができる。ロボットRは、左右の脚部13(または足部15)のそれぞれの離床および着床の繰り返しを伴う動きによって自律的に移動することができる。基体10の鉛直方向に対する傾斜角度が調節されることによって、頭部11の高さが調節されうる。頭部11には、左右に並んでロボットRの前方に向けられた一対の頭カメラ(CCDカメラ)C1が搭載されている。基体10には前側下部に腰カメラ(赤外線カメラ)C2が搭載されている。なお、移動装置は複数の脚部13の動作によって自律的に移動するロボットRのほか、車輪式移動ロボット(自動車)等、移動機能を有するあらゆる装置であってもよい。
ロボットRはハードウェアとしてのECUまたはコンピュータ(CPU,ROM,RAM,I/O等により構成されている。)により構成されている制御装置100と、通信機器102とを備えている。コンピュータのメモリには制御プログラム(ソフトウェア)が格納されている。制御プログラムはCDやDVD等のソフトウェア記録媒体を通じてコンピュータにインストールされてもよいが、ロボットRからサーバに要求信号が送信されたことに応じて当該サーバによってネットワークや人工衛星を介して当該コンピュータにダウンロードされてもよい。
図3に示されている制御装置100は、内部状態センサ111および外部状態センサ112からの出力信号等に基づき、アクチュエータ1000の動作を制御することにより、腕部12や脚部13の動作を制御する。内部状態センサ111はロボットRの内部状態または挙動状態を測定するためのセンサである。基体10の加速度に応じた信号を出力するジャイロセンサ、各関節の関節角度に応じた信号を出力するロータリエンコーダ、脚部13に作用する床反力に応じた信号を出力する力センサ等、ロボットRに搭載されている種々のセンサが内部状態センサ111に該当する。外部状態センサ112は物体の挙動状態等、ロボットRの外部状態または環境を測定するためのセンサである。頭カメラC1および腰カメラC2等が外部状態センサ112に該当する。アクチュエータ1000は電動モータ等の駆動源のほか、駆動源の出力軸と腕部12や脚部13を構成するリンクとの間に設けられた減速機や、弾性部材等の柔軟要素により構成されている。
制御装置100は第1処理要素110と第2処理要素120とを備えている。なお、本発明の構成要素が情報を「認識する」とは、当該構成要素が情報をデータベースから検索すること、メモリ等の記憶装置から情報を読み取ること、センサ等の出力信号に基づき情報を測定、算定、推定、判定すること、測定等された情報をメモリに格納すること等、当該情報をさらなる情報処理のために準備または用意するために必要なあらゆる情報処理を実行することを意味する。
第1処理要素110はサポートサーバ200との通信によりタスクデータベース204に格納されている複数のタスクのそれぞれの内容のうち指定タスクの内容を認識する。第1処理要素110は当該認識結果に基づき自己ロボットRが指定タスクを実行するのに要する労力または負荷を表わすコストを評価する。第1処理要素110はサポートサーバ200との通信により当該評価されたコストをタスクデータベース204に格納させる。
第2処理要素120はサポートサーバ200との通信によりタスクデータベース204に格納されている自己ロボットRのコストが他のロボットを含むロボット群の中で最低であるか否かを認識する。第2処理要素120はコストが最低であると認識したことを要件として指定タスクを実行するようにロボットRの動作を制御する。
図3に示されているサポートサーバ(CPU,ROM,RAM,I/O等により構成されている。)200は基地局(図示略)および通信網を介して複数のロボットRのそれぞれとの通信機能を有している。サポートサーバ200は図1に示されているように各ロボットRとは別個独立のコンピュータにより構成されていてもよく、一または複数のロボット(たとえば後述の「メインロボット」)1に搭載されているコンピュータにより構成されていてもよい。サポートサーバ200はタスクデータベース204を備えている。タスクデータベース204には指定タスクを含む複数のタスクのそれぞれの内容と、各ロボットRにより評価されたコストが格納される。タスクの「内容」には、タスクの実行主体としての指定ロボットの有無、指定ロボットがある場合にはその識別情報、タスクの優先度等が含まれている。
前記構成の複数のタスク実行システムの機能について説明する。まず、入札手続、すなわち、各ロボットRにおいて指定タスク実行のためのコストが評価され、かつ、当該コストがサポートサーバ200のタスクデータベース204に格納される手順について説明する。
第1処理要素110により、サポートサーバ200との通信によりタスクデータベース204に格納されている「指定タスク」の内容が検索される(図4/S102)。たとえば、図9(a)に示されているように第1トレイT1および第2トレイT2が載置されたワゴンWを動かす「第1タスク」と、図9(b)に示されているようにワゴンWから第1トレイT1を取り上げてテーブルTbまで運び、第1トレイT1をテーブルTbに載置する「第2タスク」と、図9(c)に示されているようにワゴンWから第2トレイT2を取り上げてテーブルTbまで運び、第2トレイT2をテーブルTbに載置する「第3タスク」とのうち一部または全部の内容が指定タスクの内容として検索される。なお、1つのタスクが分割されることにより、第1タスク、第2タスクおよび第3タスク等、複数のタスクが定義されたことを要件として、当該複数のタスクのうち実行されていない一部または全部のタスクが指定タスクとして定義されてもよい。
また、ロボットRが他のタスクを実行中であるか否かが、記憶装置に格納されているタスク実行フラグ等に基づいて判定される(図4/S104)。ロボットRが他のタスクを実行中であると判定された場合(図4/S104‥YES)、指定タスクの優先度が実行中のタスクの優先度より高いか否かが判定される(図4/S106)。ロボットRが他のタスクを実行中ではないと判定された場合(図4/S104‥NO)または指定タスクの優先度が実行中のタスクの優先度より高いと判定された場合(図4/S106‥YES)、指定タスクの実行主体である指定ロボットの有無が判定される(図4/S108)。指定ロボットが存在しないと判定された場合(図4/S108‥YES)、ロボットRの稼動状態が指定タスクを実行可能なON状態にあるか、あるいは、指定タスクを実行不可能なOFF状態であるかが記憶装置に格納されているフラグ等に基づいて判定される(図4/S110)。
ロボットRの稼動状態がON状態にあると判定された場合(図4/S110‥YES)、図6に示されているようにロボットRの現在位置(またはタスク実行開始時刻における予測位置)からタスクの実行開始位置までの経路、さらには、実行開始位置から実行終了位置までの経路が生成される(図4/S112)。なお、人間の認証と、認証結果に基づく音声出力や挨拶動作等、ロボットRの移動を伴わずにその場で実行しうるタスクについては実行開始位置および実行終了位置は同じである。ロボットRの現在位置((緯度、経度)または(緯度、経度、高度)))は、内部状態センサ111としてのGPS受信機により人工衛星から受信されたGPS信号や、内部状態センサ111としてのジャイロセンサや加速度センサの出力信号等に基づいて測定されうる。タスクの実行開始位置および実行終了位置はタスク情報に基づいて認識されうる。経路の生成に際して、通行可能ノードの位置((緯度、経度)または(緯度、経度、高度))や通行可能領域等を示すマップ情報が用いられる。マップ情報に含まれるノードを連続して結ぶ一または複数のリンクにより経路が構成される。マップ情報はサポートサーバ200が有するマップデータベースに格納され、このサポートサーバ200から各ロボットRに対して配信されてもよく、制御装置100が有するマップデータベースにあらかじめ格納されていてもよい。タスクの実行開始位置から実行終了位置までの経路として、ロボットRごとに異なる経路が生成されてもよい。
さらに、第1処理要素110により、内部状態センサ111の出力信号に基づき、ロボットRの内部状態が測定される(図4/S116)。ロボットRのエネルギー源であるバッテリの残電量(エネルギー残量)、ロボットRの前方が北西を向いている等のロボットRの方位または姿勢等が内部状態として測定される。また、ロボットRの内部状態の測定結果に基づき、ロボットRが生成経路にしたがって移動しながらタスクを実行する労力または負荷を表わす実行コストci(i:ロボットRの識別情報)が評価される(図4/S118)。生成経路が長いほど、生成経路にしたがって移動するときの所要予測時間が長いほど、タスク実行に際しての生成経路にしたがった移動および方位の変更等による予測消費電量が大きいほど実行コストciは高く評価される。また、ロボットRによるタスク実行後におけるバッテリの予測残量が少ないほど実行コストciは高く評価される。具体的には、図7に示されているようにバッテリ残量SOCが少なくなるほど段階的に高くなる補正係数αを用いて実行コストciが高めに予測される。補正係数αはバッテリ残量SOCの関数として式(1)により定義され、制御装置100のメモリにあらかじめ格納されている。なお、補正係数αはバッテリ残量SOCを変数とする断続的な減少関数ではなく、バッテリ残量SOCを変数とする連続的な減少関数として定義されていてもよい。
ここで、図7に示されているように現在のバッテリ残量がb2(SOC2<b2<100)であり、タスク実行後のバッテリ予測残量がb1(SOC1<b<SOC2)である状況を考える。この状況でバッテリの予測消費電量δSOCは単にb2−b1であるが、補正係数αを用いて予測消費電量が式(2)にしたがって高めに評価される。すなわち、バッテリの予測残量b1が、補正係数αが1より高いα1である残量領域にかかっている分だけ予測消費電量δSOCが高めに評価される。
また、現在のバッテリ残量がb2(SOC2<b2<100)であり、タスク実行後のバッテリ予測残量がb1(0<b<SOC1)である状況では、同様の考え方によりバッテリの予測消費電量が式(3)にしたがって高めに評価される。すなわち、バッテリの予測残量b1が、補正係数αがα1(>1)より高いα2である残量領域にかかっている分だけ予測消費電量δSOCが高めに評価される。
なお、外部状態センサ112によりロボットRの周囲における人間や他のロボットR等の障害物の位置が認識され、さらには生成経路にしたがってタスクを実行した場合における当該障害物との接触可能性が評価され、当該接触可能性が高いほど実行コストが高く評価されてもよい。
また、指定タスクの実行主体としての指定ロボットが存在すると判定された場合(図4/S108‥NO)、ロボットRがこの指定ロボットに該当するか否かがさらに判定される(図4/S120)。ロボットRが指定ロボットに該当するか否かはタスク情報に含まれている当該指定ロボットの識別情報と、記憶装置にあらかじめ格納されているこのロボットRの識別情報とが整合するか否か等に応じて判定されうる。ロボットRが指定ロボットに該当すると判定された場合(図4/S122‥YES)、実行コストciが最低コスト(入札最低額になるようにあらかじめ定められている「0」等の値)cminに評価される(図4/S122)。ロボットRが指定ロボットに該当しないと判定された場合(図4/S120‥NO)、指定タスクの実行コストciが最高コスト(入札最高額になるようにあらかじめ定められている値)cmaxに評価される(図4/S124)。なお、指定タスクの優先度が実行中の他のタスクの優先度以下であると判定された場合(図4/S106‥NO)、コストciが最高コストcmaxに評価される(図4/S124)。そして、第1処理要素110により、サポートサーバ200との通信により、コストciおよびロボットRの識別情報がタスクデータベース204に格納される(図4/S126)。ロボットRの稼動状態がOFF状態であると判定された場合(図4/S110‥NO)、指定コストの入札が実施されることなく処理が終了する。複数のロボットRのそれぞれにより入札が実施されることにより、図8に示されているように各ロボットRにおいて評価された指定タスクjのコストci(i=1〜n)がタスクデータベース204に格納される。なお、コストciが最低となる複数のロボットRが存在する場合、サポートサーバ200によりロボットRに付されている優先度の高低により、一のロボットRのコストciのみが最低となるように当該複数のロボットRのコストciの高低が調節されてもよい。また、稼動OFF状態であるロボットRについては実行コストciが評価されないので、当該ロボットRについてのコストciはタスクデータベース204に格納されない。
次に、落札手続、すなわち、コストciが最低のロボットRにより指定タスクが実行される手順について説明する。
第2処理要素120により、サポートサーバ200との通信に基づき、自己ロボットRのコストciが最低であるか否かが判定される(図5/S128)。自己ロボットRのコストciが最低であると判定された場合(図5/S128‥YES)、ロボットRが他のタスクを実行中であるか否かが判定される(図5/S130)。ロボットRがタスク実行中であると判定された場合(図5/S130‥YES)、実行中のタスクを中断するようにロボットRの行動が制御される(図5/S132)。さらに、中断したタスクの実行要否が判定される(図5/S134)。中断したタスクの実行が必要であると判定された場合(図5/S134‥YES)、サポートサーバ200との通信により当該中断タスクの内容がタスクデータベース204に格納される(図5/S136)。これにより、中断されたタスクの一部または全部の内容がタスクデータベース204に格納されるが、このタスクがさらなる指定タスクとされてもよい。そして、指定タスクを実行するようにロボットRの行動が制御される(図5/S138)。これにより、ロボットRが生成経路にしたがってタスクの第1テーブル(実行開始位置)に移動した上で、腕部12および手部13を動かして第1テーブルに載置されているトレイを持ち、残りの生成経路にしたがって第2テーブル(実行完了位置)までこのトレイを運んでこの第2テーブルに載置するというタスクを実行する。また、ロボットRが第1場所(実行開始位置)において荷物が載置されたワゴンの台車を把持した上で、生成経路にしたがってワゴンを押しながら第2場所(実行終了位置)まで移動するというタスクを実行する。さらに、ロボットRが来客受付場所(実行開始位置)において外部状態センサ112の出力信号に基づいて個人を認識または認証し、頭部11を動かして会釈する等の挨拶動作をし、その上でこの人間を応接室(実行終了位置)まで案内するというタスクを実行する。また、ロボットRがタスクを実行していないと判定された場合(図5/S130‥NO)、または、中断したタスクの再実行が不要であると判定された場合(図5/S134‥NO)、指定タスクを実行するようにロボットRの行動が制御される(図5/S138)。
前記機能を発揮するロボットRによれば、内部状態等に応じて指定タスク(たとえば、複数のタスクの状態を変化させた因子としてのタスク)を実行するために要する労力または負荷を表わすコストciが評価される(図4/S116,S118,S122,S124参照)。このコストciはサポートサーバ200のタスクデータベース204に格納される(図4/S126参照)。さらに、タスクデータベース204に格納されている自己ロボットRのコストciが複数のロボットRの中で最低であることが認識された場合、ロボットRがこの指定タスクを実行するようにその動作が制御される。複数のロボットによるコストの評価およびサポートサーバ200のタスクデータベース204への格納は、コストを入札額とする当該複数のロボットRによる指定タスクの実行のための「入札」と考えることができる。複数のロボットRのうちタスクが最低であるロボットRによる指定タスクの実行は、当該ロボットRによる指定タスクの実行の「落札」と考えることができる。このような指定タスクの「入札」および「落札」が実施されることにより、複数のロボットRのうち指定タスク実行経済に鑑みて適当なロボットRにより指定タスクが実行される。したがって、タスクの状態が変化した場合でも、タスクの実行経済の観点から適切な状態においてロボットRが指定タスクを実行することができる。
たとえば、図9(a)〜(c)のそれぞれに示されている第1タスク、第2タスクおよび第3タスクのうち、指定タスクとしての第3タスクが第1ロボットR1に代えて第2ロボットR2により実行されうる。この場合、図10(a)に示されているように第3タスクの実行主体として指定された第2ロボットR2が、第1ロボットR1による第1タスクの実行終了予定位置であるワゴンWの停止位置に向かって移動する。そして、第1ロボットR1により第1タスクが実行された後、図10(b)に示されているように第1ロボットR1により第2タスクが実行される一方、第2ロボットR2により第3タスクが実行される。また、第1タスク、第2タスクおよび第3タスクのうち、指定タスクとしての第2タスクおよび第3タスクのそれぞれが第1ロボットR1に代えて2つの第2ロボットR2iおよびR2jのそれぞれにより実行されうる。この場合、図11(a)に示されているように第2タスクおよび第3タスクのそれぞれの実行主体として指定された第2ロボットR2iおよびR2jのそれぞれが、第1ロボットR1による第1タスクの実行終了予定位置であるワゴンWの停止位置に向かって移動する。そして、第1ロボットR1により第1タスクが実行された後、図11(b)に示されているように一方の第2ロボットR2iにより第2タスクが実行される一方、他方の第2ロボットR2jにより第3タスクが実行される。第2ロボットR2iにより第1トレイT1がワゴンWから運び去られ、かつ、第2ロボットR2jにより第2トレイT2がワゴンWから運び去られた後、図11(b)に破線で示されているように第1ロボットR1が(必要に応じて第2ロボットR2として)このワゴンWを動かす等のさらなるタスクを実行することができる。このため、第2ロボットR2の有効活用と、第2ロボットR2のタスク実行補助による第1ロボットR1の労力軽減が図られる。図10(a)(b)に示された例では、第1ロボットR1は第2タスクの終了位置であるテーブルTbの位置から、第3タスクの開始位置であるワゴンWの停止位置に戻る労力を節約することができる。図11(a)(b)に示された例では、第1ロボットR1は第2タスクの実行開始前にワゴンWの横に移動して向きを変更する労力を軽減することができる。
また、第1処理要素110により当該ロボットRの位置が測定され、当該測定位置から実行開始位置または当該実行開始位置を経由した実行終了位置までの当該ロボットの移動距離が算定され、当該移動距離が長いほどコストciが高く評価される(図6参照)。これにより、指定タスクの実行開始位置、または、指定タスクの実行開始位置を経由した指定タスクの実行終了位置までの移動距離が他のロボットRよりも短い状態において、ロボットRが当該他のロボットRより優先的に指定タスクを実行しうる。一方、この移動距離が他のロボットRの当該距離より長い状態において、ロボットRが指定タスクを実行することを回避しうる。したがって、指定タスクを実行する際の移動距離の短縮の観点から適当な状態においてロボットRが指定タスクを実行することができる。
さらに、第1処理要素110により当該ロボットRが他のタスクを実行中であると判定された場合、当該ロボットが他のタスクを実行していないと判定された場合よりも指定タスクを実行するためのコストciが高く評価されうる(図4/S104,S118,S124参照)。これにより、ロボットRが指定タスクと異なる他のタスクを実行していない状態において、他のタスクを実行している状態よりも優先的に当該指定タスクを実行することができる。したがって、指定タスクの実行専念の観点から適当な状態においてロボットRが指定タスクを実行することができる。
また、第1処理要素110により指定タスクの優先度が他のタスクの優先度よりも低いと判定された場合、指定タスクの優先度が前記他のタスクの優先度よりも高いと判定された場合よりもコストciが高く評価されうる(図4/S106,S118,S124参照)。これにより、ロボットRが他のタスクを実行中である一方、当該他のタスクの優先度が指定タスクの優先度よりも低い場合、指定タスクを実行することができる。したがって、優先度が高いタスクを優先的に実行する観点から適当な状態においてロボットRが指定タスクを実行することができる。
また、第1処理要素110によりロボットRが指定タスクの実行主体である指定ロボットに該当すると判定された場合、ロボットRが指定ロボットに該当しないと判定された場合よりもコストciが高く評価される(図4/S120,S122,S124参照)。これにより、スペック等に鑑みて指定タスクの適当な実行主体に該当する状態において、ロボットRが指定タスクを実行することができる。
さらに、ロボットRにおいて第1処理要素110によりタスクの実行後における当該ロボットRのバッテリ残量(エネルギー残量)SOCが予測され、このバッテリ残量が少ないほど前記コストciが高く評価される(式(1)〜(3)、図4/S116,S118、図7参照)。これにより、ロボットRによる指定タスク実行後において予測されるバッテリ残量が多い状態において、このバッテリ残量が低い他のロボットRよりも優先的にこの指定タスクを実行しうる。一方、このバッテリ残量が他のロボットRの当該バッテリ残量より少ない状態において、ロボットRが指定タスクを実行することを回避しうる。したがって、指定タスクを実行した後における新たなタスクを実行する等のために十分なエネルギー残量の確保の観点から適当な状態においてロボットRが指定タスクを実行することができる。
なお、タスク実行システムを構成する「ロボット」としては前記実施形態におけるロボットRとは異なる構成のロボット、台車等、自律的に移動する機能を有するあらゆる装置であってもよい。また、複数のロボットのそれぞれの種類は相違していてもよい。
また、サポートサーバ200において第1支援処理要素210が指定タスクの内容として当該指定タスクの実行開始時刻を認識し、当該実行開始時刻において予測される、当該指定タスクの実行コストciを評価してもよい。たとえば、ロボットRの行動または動作が行動計画(たとえば代表点の軌道や各関節角度の時間変化態様により定義されている。)にしたがって制御されている場合、当該動作計画に基づいて実行開始予定時刻におけるロボットRの位置、方位、移動速度等の挙動状態、または、稼動状態がON状態であるかOFF状態であるかが予測されうる。また、ロボットRがタスク実行中である場合、タスク終了までの移動距離および現在の移動速度に基づいてタスク終了時刻が予測され、この予測時刻が指定タスクの開始予定時刻より後であるか前であるかに応じて当該タスクをなおも実行中であるか否かが予測されうる。当該構成のロボットRによれば、その未来の予測状態に応じて評価されたコストciによる指定タスクの入札および落札が実施されることにより、タスクの実行経済の観点から適切な状態においてロボットRが指定タスクを実行することができる。
さらに、ロボットRにおいて第1処理要素110が、当該ロボットRが他のタスクを実行中であると判定した場合(図4/S104参照)、当該他のタスクの残量が基準値以上であるか否かをさらに判定し、他のタスクの残量が基準値未満であると判定された場合、他のタスクの残量が基準値以上であると判定された場合よりもコストciを高く評価してもよい。実行中のタスクを終了するために必要な消費電量または残りの移動距離等が、当該タスクの残量として算定されうる。これにより、指定タスクと異なる他のタスクを実行中であってもこのタスクを短時間で終えることができる場合、指定タスクをこのロボットRに実行させることができる。したがって、実行中のタスクおよび指定タスクを連続して効率的に実行する観点から適当な状態においてロボットRが指定タスクを実行することができる。
また、次のように各ロボットRによる指定タスクの実行コストciが評価されてもよい。まず、ロボットRが指定タスクの実行期間より後における実行予定タスクのコストが、この指定タスクを実行した場合とこの指定タスクを実行しなかった場合とのそれぞれにおいて評価される。そして、指定タスクを実行した場合における実行予定タスクのコストが、指定タスクを実行しなかった場合における実行予定タスクのコストよりも高くなるほど指定タスクの実行コストciが連続的または断続的に高く評価される。一方、指定タスクを実行した場合における実行予定タスクのコストが、指定タスクを実行しなかった場合における実行予定タスクのコストよりも低くなるほど指定タスクの実行コストciが連続的または断続的に低く評価される。これにより、ロボットRが指定タスクを実行しない場合よりも実行した場合に実行予定タスクのコストが低くなる状態において、このコストが高くなる状態よりも優先的に当該指定タスクを実行しうる。一方、指定タスクを実行した場合よりも実行しない場合に実行予定タスクのコストが低くなる状態において、このコストが高くなる状態よりも優先的に当該指定タスクを実行しうる。したがって、実行予定タスクを低いコストで実行する観点から適当な状態においてロボットRがこの実行予定タスクを実行する前に指定タスクを実行することができる。
また、第1処理要素110が自己ロボットRが指定タスクを実行するのに要する労力または負荷コストを表わす「コスト」が「第1閾値」以下であることを要件として、この自己ロボットRが指定タスクを実行するためのコストをタスクデータベース204に格納させてもよい。これにより、各ロボットRが過度の労力または負荷を伴うにもかかわらず指定タスクを実行するような事態が回避されうる。
さらに、第1処理要素110が自己ロボットRの実行予定タスクを実行するのに要する労力または負荷を「第2コスト」として評価し、第2コストが「第2閾値」以上であることを要件として、サポートサーバ200との通信に基づいてこの実行予定タスクの内容を指定タスクの内容としてタスクデータベース204に格納させてもよい。これにより、自己ロボットRの実行予定タスクが前記のように他のロボットRによる「入札」および「落札」の実施対象とされる。したがって、自己ロボットRに大きな労力消費を強いる可能性があるタスクを、自己ロボットRに代えて実行経済の観点から適当な他のロボットRに実行させることができる。
また、前記実施形態では自己ロボットRが指定タスクを実行するのに要する労力または負荷を表わすコストが他のロボットRを含むロボット群の中で最低であるか否かが各ロボットRにより判定されたが(図5/S128参照)、サポートサーバ200によりロボット群のうちコストが最低のロボットRが選定され(指定タスクの落札者が決定され)、サポートサーバ200から該当するロボットRに選定結果または入札結果が送信されることにより、当該ロボットRによって自己ロボットのコストが最低であることが認識されてもよい。
本発明のタスク実行システムの構成説明図 ロボットの構成説明図 ロボットの制御装置およびサポートサーバの構成説明図 タスク実行システムにおける入札手順に関する説明図 タスク実行システムにおける落札手順に関する説明図 経路生成に関する説明図 コスト評価方法に関する説明図 タスクデータベースに格納されているタスク情報に関する説明図 指定タスクに関する説明図 複数のロボットによるタスクの分担に関する説明図その1 複数のロボットによるタスクの分担に関する説明図その2
符号の説明
R‥ロボット、100‥制御装置、110‥第1処理要素、120‥第2処理要素、200‥サポートサーバ、204‥タスクデータベース

Claims (12)

  1. タスクデータベースを有するサポートサーバとの通信に基づいて自律的に行動することによりタスクを実行するロボットであって、
    前記サポートサーバとの通信により前記タスクデータベースに格納されている複数のタスクのそれぞれの内容のうち指定タスクの内容を認識し、当該認識結果に基づき自己ロボットが当該指定タスクを実行するのに要する労力または負荷を表わすコストを評価し、かつ、前記サポートサーバとの通信により当該評価されたコストを前記タスクデータベースに格納させる第1処理要素と、
    前記サポートサーバとの通信により前記タスクデータベースに格納されている前記自己ロボットの前記コストが他のロボットを含むロボット群の中で最低であるか否かを認識し、前記コストが最低であると認識したことを要件として前記指定タスクを実行するように当該自己ロボットの動作を制御する第2処理要素とを有する制御装置を備えていることを特徴とするロボット。
  2. 請求項1記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記指定タスクの内容として当該指定タスクの実行開始時刻を認識し、当該実行開始時刻において予測される、当該指定タスクを実行するのに要する前記コストを評価することを特徴とするロボット。
  3. 請求項1または2記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記指定タスクの内容として当該指定タスクの実行開始位置および実行終了位置を認識し、当該ロボットの位置を測定し、当該測定位置から前記指定タスクの前記実行開始位置または前記実行終了位置までの当該ロボットの移動距離を算定し、当該移動距離が長いほど前記コストを連続的または断続的に高く評価することを特徴とするロボット。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記指定タスクとは異なる他のタスクを前記ロボットが実行中であるか否かを認識し、前記ロボットが前記他のタスクを実行中であると認識した場合、前記ロボットが前記他のタスクを実行していないと認識された場合よりも前記指定タスクを実行するために要する前記コストを高く評価することを特徴とするロボット。
  5. 請求項4記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記指定タスクの内容として当該指定タスクの優先度を認識し、前記ロボットが前記他のタスクを実行中であると認識した場合、前記指定タスクの優先度が前記他のタスクの優先度よりも高いか否かをさらに認識し、前記指定タスクの優先度が前記他のタスクの優先度よりも低いと認識された場合、前記指定タスクの優先度が前記他のタスクの優先度よりも高いと認識された場合よりも前記コストを高く評価することを特徴とするロボット。
  6. 請求項4記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記他のタスクを実行中であると認識した場合、当該他のタスクの残量が基準値以上であるか否かをさらに認識し、前記他のタスクの残量が前記基準値未満であると認識された場合、前記他のタスクの残量が前記基準値以上であると認識された場合よりも前記コストを高く評価することを特徴とするロボット。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記指定タスクの内容として当該指定タスクの実行主体である指定ロボットを認識し、前記ロボットが当該指定ロボットに該当するか否かをさらに認識し、前記ロボットが前記指定ロボットに該当すると認識された場合、前記ロボットが前記指定ロボットに該当しないと認識された場合よりも前記コストを高く評価することを特徴とするロボット。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記タスクの実行後における前記ロボットのエネルギー残量を予測し、当該エネルギー残量が少ないほど前記コストを連続的または断続的に高く評価することを特徴とするロボット。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記指定タスクの実行期間後において前記ロボットの実行予定タスクの前記コストを、前記指定タスクを実行した場合と前記指定タスクを実行しなかった場合とのそれぞれにおいて評価し、前記指定タスクを実行した場合における当該実行予定タスクの当該コストが、前記指定タスクを実行しなかった場合における当該実行予定タスクの当該コストよりも高くなるほど前記指定タスクの前記コストを連続的または断続的に高く評価する一方、前記指定タスクを実行した場合における当該実行予定タスクの当該コストが、前記指定タスクを実行しなかった場合における当該実行予定タスクの当該コストよりも低くなるほど前記指定タスクの前記コストを連続的または断続的に低く評価することを特徴とするロボット。
  10. 請求項1〜9のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記コストが第1閾値以上であることを要件として当該コストを前記タスクデータベースに格納させることを特徴とするロボット。
  11. 請求項1〜10のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    前記第1処理要素が前記自己ロボットの実行予定タスクを実行するのに要する労力または負荷を第2コストとして評価し、前記第2コストが第2閾値以上であることを要件として前記サポートサーバとの通信に基づいて前記実行予定タスクの内容を前記指定タスクの内容として前記タスクデータベースに格納させることを特徴とするロボット。
  12. タスクデータベースを有するサポートサーバと、当該サポートサーバとの通信に基づいて自律的に行動することによりタスクを実行する複数のロボットとにより構成されているタスク実行システムであって、
    前記タスクデータベースには複数のタスクのそれぞれの内容が格納され、
    前記ロボットが制御装置を備え、前記制御装置が、
    前記サポートサーバとの通信により前記タスクデータベースに格納されている複数のタスクのそれぞれの内容のうち指定タスクの内容を認識し、当該認識結果に基づき自己ロボットが当該指定タスクを実行するのに要する労力または負荷を表わすコストを評価し、かつ、前記サポートサーバとの通信により当該評価されたコストを前記タスクデータベースに格納させる第1処理要素と、
    前記サポートサーバとの通信により前記タスクデータベースに格納されている前記自己ロボットの前記コストが他のロボットを含むロボット群の中で最低であるか否かを認識し、前記コストが最低であると認識したことを要件として前記指定タスクを実行するように当該ロボットの動作を制御する第2処理要素とを有していることを特徴とするタスク実行システム。
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