JP2009120261A - 液体塗布容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体を一定量だけ一旦溜め込んだ後に、その中から微量の液体を複数回塗布して、対象物の所望する範囲にムラ無く均等に塗布する。
【解決手段】液体Wを収容した容器体13の口部13bに上方付勢状態で押し込み可能に起立したステム22が備えられ、ステム22を容器体13の内側に向けて押し込むことにより容器体13内の液体Wをステム22の内部を通して容器体13から吐出する吐出器14と、内部に容器体13から吐出された液体Wを溜め込みかつ塗布体12が収納され、先端に微小孔15bが形成された液溜まり部15と、塗布体12を微小孔15bに向けて付勢して塗布体12の基端12a側を液溜まり部15の内面に接触させることで微小孔15bへの流路15cを遮断する付勢体35を備えた塗布栓機構16と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部に収容している薬液、洗浄液、化粧液、接着液等の液体を対象物に塗布する液体塗布容器に関するものである。
この種の液体塗布容器として、例えば下記特許文献1に示されるように、予め定められた一定量の液体を一旦液溜まり部に溜め込んだ後に、塗布面を対象物に押し付けてこの液体を対象物に塗布する構成が知られている。この液体塗布容器では、塗布量が多くなり過ぎたり、塗布量を不足させたりすることなく、液溜まり部に溜め込んだ一定量の液体を塗布することができる。
ところで、塗布する液体の種類や用途によっては、微量(例えば数μg)の液体を複数回塗布することで、対象物の所望する範囲にムラ無く均等に液体を塗布するのが好適な場合がある。
実用新案登録第2541327号公報
しかしながら、前記従来の液体塗布容器では、例えば対象物に塗布面を押し付ける力、容器の傾き等によって、塗布する度に塗布量が簡単に変動してしまい、微量の液体を複数回塗布することで、対象物の所望する範囲にムラ無く均等に液体を塗布するのが困難であるという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、液体を一定量だけ一旦溜め込んだ後に、その中から微量の液体を複数回塗布することで、対象物の所望する範囲にムラ無く均等に液体を塗布することができる液体塗布容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の液体塗布容器は、微小孔に出没自在に挿通された塗布体を対象物に押し当てることで、液体を対象物に塗布する液体塗布容器であって、液体を収容した容器体の口部に上方付勢状態で押し込み可能に起立したステムが備えられ、ステムを容器体の内側に向けて押し込むことにより容器体内の液体をステムの内部を通して容器体から吐出する吐出器と、内部に前記容器体から吐出された液体を溜め込みかつ前記塗布体が収納され、先端に前記微小孔が形成された液溜まり部と、前記塗布体を微小孔に向けて付勢して塗布体の基端側を液溜まり部の内面に接触させることで前記微小孔への流路を遮断する付勢体を備えた塗布栓機構と、を備えていることを特徴とする。
この発明では、ステムを容器体の内側に向けて押し込んで、容器体内に収容されている液体を液溜まり部内に吐出させる吐出器が備えられているので、容器体内に収容されている液体を液溜まり部内に送り込む量を安定させることが可能になる。
ここで、液溜まり部内に液体を送り込んでいる際には、塗布栓機構の付勢体が塗布体を微小孔に向けて付勢しており、塗布体の基端側を液溜まり部の内面に接触させて微小孔への流路を遮断している。そのため、液溜まり部内に送り込まれた液体が微小孔側に流れ込んで、外部に流出してしまうことがない。
次に、液体を液溜まり部内に一旦溜め込んだ後、付勢体に抗する力で塗布体を対象物に押し当てる。これにより塗布体は、微小孔から没するように液溜まり部の内側に向けて押し込まれる。すると、塗布体の基端側もこれに追従して液溜まり部の内側に移動するので、この基端側が液溜まり部の内面から離れ、微小孔に向かう流路が開放される。その結果、液溜まり部に溜め込まれた液体を、微小孔と塗布体との隙間を通じて外部に微小な量だけ染み出させることができ、対象物に微量の液体を塗布することができる。
従って、塗布する度に塗布量が変動するのを抑えることが可能になり、微量の液体を複数回塗布することで、対象物の所望する範囲にムラ無く均等に液体を塗布することができる。
なお、液体は、微小孔と塗布体との僅かな隙間を通って外部に流れ出るので、塗布体を押し付けた状態を維持したとしても、表面張力等の影響を受けることにより、液体がそのまま流出し続けるのを抑えることができる。
ここで、前記液溜まり部の先端部を覆うオーバーキャップが着脱可能に取り付けられるとともに、前記吐出器には、この吐出器を容器体の口部に装着する装着キャップが備えられ、前記ステムは、液溜まり部を容器体側に向けて押し下げることで容器体の内側に向けて押し込まれる構成とされ、前記装着キャップとオーバーキャップとの間には、オーバーキャップの前記容器体側に向けた移動を規制するストッパが設けられてもよい。
この場合、吐出器を容器体の口部に装着する装着キャップと、液溜まり部の先端部を覆うオーバーキャップと、の間に、オーバーキャップの容器体側に向けた移動を規制するストッパが設けられているので、この容器にオーバーキャップが取り付けられた状態で、オーバーキャップに不意に外力が作用しても、このオーバーキャップが容器体側に向けて移動するのを防ぐことができる。したがって、オーバーキャップに不意に作用した外力によって、液溜まり部がステムとともに容器体側に向けて押し下げられるのを防ぐことが可能になり、液体が不意に容器体から吐出されて液溜まり部内に送り込まれるのを防ぐことができる。
また、前記容器体および吐出器は互いに同軸的に配置されるとともに、前記付勢体による塗布体の付勢方向は、これらの容器体および吐出器の共通軸に対して直交してもよい。
この場合、付勢体による塗布体の付勢方向が、容器体および吐出器の共通軸に対して直交しているので、この液体塗布容器を把持した状態でステムを容器体の内側に向けて押し込んだ後に、この手の姿勢を変えることなくそのままの姿勢で、塗布体を対象物に押し当てることが可能になり、操作性を向上させることができる。
さらに、前記吐出器と液溜まり部とを連結する連結筒には、前記ステムの押し込み方向に直交する方向に延びる押し込み面部が形成されてもよい。
この場合、前記連結筒に押し込み面部が形成されているので、ステムを容易かつ確実に容器体の内側に向けて押し込むことが可能になり、操作性をより一層向上させることができる。
この発明に係る液体塗布容器によれば、液体を一定量だけ一旦溜め込んだ後に、その中から微量の液体を複数回塗布することで、対象物の所望する範囲にムラ無く均等に液体を塗布することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。この実施形態に係る液体塗布容器10は、微小孔15bに出没自在に挿通された塗布体12を、図示しない対象物に押し当てることで、液体Wを対象物に塗布可能に構成されている。なお、液体Wとしては、例えば、薬液、洗浄液、化粧液や接着液等何でも良く、対象物や用途に応じて適宜選択して構わない。
この液体塗布容器10は、図1に示すように、液体Wを内部に収容する容器体13と、この容器体13内から液体Wを吐出させる吐出器14と、液体Wが一旦溜め込まれる液溜まり部15と、溜め込まれた液体Wの中から微量の液体Wを微小孔15bから外部に流出させる塗布栓機構16と、未使用時に液溜まり部15のうち少なくとも微小孔15bを覆うオーバーキャップ17と、を備えている。
容器体13は、樹脂材料等で有底筒状に形成されるとともに、口部13bの外周面には螺旋状に雄ねじが形成されている。
吐出器14は、容器体13内に配置されたシリンダ21、およびシリンダ21の上端から上方付勢状態で押し込み可能に起立したステム22が備えられ、ステム22をシリンダ21内に押し込むことにより容器体13内の液体をステム22の内部を通して容器体13から吐出するように構成されている。
ここで、容器体13と吐出器14のシリンダ21およびステム22とはそれぞれ、横断面視円形状に形成されるとともに、共通軸と同軸上に配置されている。以下、この共通軸を軸線Lという。また、この軸線Lに沿って容器体13の口部13b側を上側とし、容器体13の底部側を下側として以下説明する。
シリンダ21の上端部には、径方向外方に向けてフランジ部21aが突設されている。また、フランジ部21aの外周面は装着キャップ23内に嵌合されており、この装着キャップ23が容器体13の口部13bに形成された雄ねじに螺着することによって、この吐出器14が容器体13の口部13bに装着されている。さらにこの状態で、フランジ部21aが、容器体13の口部13bにおける開口端縁上にパッキン18を介して押し付けられている。
ここで、装着キャップ23の上端部には、内筒部23aとこの内筒部23aを囲繞する外筒部23bとが、上方に向けて延設されている。そして、ステム22の上端部に嵌合された上部シリンダ24が、装着キャップ23の内筒部23aの内側に上下動可能に嵌合されている。なお、上部シリンダ24は、軸線Lと同軸的に配置された小径筒部24aと大径筒部24bとを備え、上側から下側に向けてこの順に連結されており、大径筒部24bが、装着キャップ23の内筒部23aの内側に上下動可能に嵌合されている。
また、シリンダ21の内側には棒部材25が嵌合されており、その上端部はステム22内の中間部分まで到達している。さらに、棒部材25の外周面とシリンダ21の内周面とステム22の下端縁とで画成された筒状空間内には、ステム22を上方付勢状態で支持するスプリング26が配置されている。また、シリンダ21内において棒部材25よりも下方に位置する部分には、シリンダ21の内圧変動に応じて、このシリンダ21の下端開口部に連結されたパイプ27内とシリンダ21内とを連通および遮断する球状の弁体28が配置されている。
ここで、本実施形態では、液溜まり部15は、連結筒29を介して吐出器14に連結されている。連結筒29は、内部に上部シリンダ24の小径筒部24aが嵌合された嵌合筒部30と、この嵌合筒部30を径方向外方から囲繞しかつオーバーキャップ17が離脱可能に取り付けられる装着筒部31と、これらの嵌合筒部30の外周面と装着筒部31の内周面とを連結する連結フランジ部32と、連結フランジ部32の上面に上方に向けて延設されたストッパ筒部33と、装着筒部31の外周面に径方向外方に向けてその全周にわたって突設されたフランジ状の押し込み面部34と、を備えている。
装着筒部31の外周面において押し込み面部34より上側に位置する部分には雄ねじが形成されるとともに、オーバーキャップ17の開放端部における内周面には雌ねじが形成されて、これらの雄ねじと雌ねじとが互いに螺着することによって、オーバーキャップ17が連結筒29に離脱可能に取り付けられている。また、装着筒部31の外周面において押し込み面部34より下側に位置する部分は、装着キャップ23における外筒部23bの内側に上下動自在に挿入されている。さらに、オーバーキャップ17の開放端にはその全周にわたってフランジ部17aが突設されている。
液溜まり部15は筒状に形成されるとともに、下側に位置する基端側がストッパ筒部33と装着筒部31との間に挿入されて連結筒29に固定されている。これにより、液溜まり部15の内部と、ステム22の内部とが、上部シリンダ24の内部および連結筒29における嵌合筒部30の内部を介して連通している。なお、液溜まり部15の外周面には、装着筒部31の上端開口縁に当接する鍔部15aが突設されている。また、液溜まり部15の上端(先端)における中央に、塗布体12が出没自在に挿通される微小孔15bが形成されている。
塗布栓機構16は、塗布体12と、塗布体12と一体に成形された付勢体35とで構成されており、液溜まり部15内に収納されている。なお、塗布体12と付勢体35とを一体に成形するのではなく、互いに独立させてこれらを組み合わせて塗布栓機構16を構成しても構わない。
塗布体12の先端12b側の部分は、上下方向に沿って延在した棒状体に形成され、上下方向に沿って移動可能に上記微小孔15bに挿通されている。一方、塗布体12の基端12a側の部分は、先端12b側から基端12aに向かうに従い漸次拡径している。
付勢体35は、例えば樹脂材料で形成されたバネであり、上端が塗布体12の基端12aに固定されるとともに、下端が固定リング12cを介してストッパ筒部33の上端縁に固定されている。そして、この付勢体35は、塗布体12を常時上方付勢しており、無負荷の状態で塗布体12の先端12bを液溜まり部15から外部に突出させ、塗布体12の基端12a側の外周面を液溜まり部15の内面に接触させることで微小孔15bへの流路15cを遮断させている。
ここで、オーバーキャップ17の上端側の内面には、オーバーキャップ17を装着筒部31に装着したときに、液溜まり部15の上端部が挿入される第1収納筒部17bと、微小孔15bから外側に突出した塗布体12の先端が挿入される第2収納筒部17cとが下方に向けて延設されている。
次に、このように構成された液体塗布容器1を利用して、対象物に微量の液体Wを塗布する場合について、図2および図3を参照して説明する。
まず、図1に示す状態から、オーバーキャップ17を装着筒部31に対して軸線L回りに回動させて前述した雄ねじと雌ねじとの螺着を解いてオーバーキャップ17を連結筒29から取り外す。
次に、図2に示されるように、押し込み面部34を下方に押し下げることにより、この連結筒29、液溜まり部15、および上部シリンダ24も押し下げられてステム22がシリンダ21内に押し込まれる。この際、シリンダ21内の液圧が上昇することで、シリンダ21内の液体が、ステム22と棒部材25との間、ステム22の内部、ステム22と上部シリンダ24内との間、上部シリンダ24の内部、および嵌合筒部30の内部をこの順に通過して液溜まり部15の内部に流れ込む。これにより、液溜まり部15内に一旦液体Wが溜め込まれる。
このように吐出器14を用いて容器体13内に収容されている液体Wを液溜まり部15内に送り込むので、その量を安定させることができる。
ここで、液溜まり部15内に液体Wを溜め込んでいる際、付勢体35が塗布体12を軸線Lに沿って微小孔15bに向けて付勢しており、塗布体12の基端12a側を液溜まり部15の内面に接触させて微小孔15bへの流路15cを遮断している。そのため、液溜まり部15内に送り込まれた液体Wが、微小孔15b側に流れ込んで外部に流れ出てしまうことはない。
次に、液体Wを液溜まり部15内に一定量溜め込んだ後、図3に示されるように、この液体塗布容器10を把持した状態で付勢体35に抗する力で塗布体12の先端12bを対象物に押し当てる。これにより塗布体12は、先端12aが微小孔15bから没するように液溜まり部15内に向けて移動する。すると、塗布体12の基端12a側もこれに伴い液溜まり部15の内側に移動するので、液溜まり部15の内面から離間して前述の接触が解かれ、微小孔15bに向かう流路15cが開放される。その結果、液溜まり部15内に溜め込まれた液体Wを、微小孔15bと塗布体12との隙間を通じて外部に微小な量だけ染み出させることができ、対象物に微量(例えば数μg)の液体Wを塗布することができる。
従って、塗布する度に塗布量が変動するのを抑えることが可能になり、微量の液体Wを複数回塗布することで、対象物の所望する範囲にムラ無く均等に液体Wを塗布することができる。
なお、液体Wは、微小孔15bと塗布体12との僅かな隙間を通って外部に流れ出るので、塗布体12を押し付けた状態を維持したとしても、表面張力等の影響を受けることにより、液体Wがそのまま流出し続けるのを抑えることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば前記実施形態で示した連結筒29およびオーバーキャップ17に代えて、図4に示されるような構成を採用してもよい。
この図4に示す連結筒40には、液溜まり部15の基端側が内部に挿入される装着筒部41の外周面において軸線Lを径方向で挟む互いに反対となる各位置に径方向外方に向けて押し込み面部42が各別に突設されている。また、装着筒部41の外周面において、これら一対の押し込み面部42同士の間で、かつこれらの押し込み面部42よりも上側に位置する部分に、その周方向に沿って延びる第1係合突部43が突設されている。この第1係合突部43における一方の周端部に下方に向けて延びる押し当て突部44が設けられている。
一方、図4に示すオーバーキャップ45には、その内周面における開放端部に周方向に沿って延びる第2係合突部46が突設されている。
以上の構成において、オーバーキャップ45は、第2係合突部46が押し当て突部44に押し当てられた状態で第1係合突部43に係合することによって、連結筒40の装着筒部41に装着されている。
さらにオーバーキャップ45の開放端縁には下方に向けて延在したストッパ板47が設けられている。そして、このオーバーキャップ45が前述のように連結筒40の装着筒部41に装着された状態で、ストッパ板47の下端が装着キャップ23における外筒部23bの上端縁に当接若しくは近接し、かつストッパ板47の側面が押し込み面部42の側面に当接若しくは近接するようになっている。
これにより、この容器48にオーバーキャップ45が取り付けられた状態で、オーバーキャップ45に不意に外力が作用しても、ストッパ板47の先端が外筒部23bの上端縁に当接することにより、オーバーキャップ45が容器体13側に向けて移動するのを防ぐことができる。したがって、オーバーキャップ45に不意に作用した外力によって、液溜まり部15および連結筒40がステム22とともに容器体13側に向けて押し下げられるのを防ぐことが可能になり、液体Wが不意に容器体13から吐出されて液溜まり部15内に送り込まれるのを防ぐことができる。
さらに、以上のように構成された液体塗布容器48では、オーバーキャップ45を、第2係合突部46が押し当て突部44から離間するように連結筒40に対して回動させたときに、ストッパ板47を押し込み面部42にぶつけることなく、第2係合突部46と第1係合突部43との係合を解除してオーバーキャップ45を連結筒40から外すことができる。
また、図1から図4で示した連結筒29、40に代えて、図5に示されるような構成を採用してもよい。
この図5に示す連結筒51は、嵌合筒部30と、この嵌合筒部30を囲繞し、かつ装着キャップ23の外筒部23b内から上方に向けて延在した第1装着筒部52と、この第1装着筒部52の外周面に容器体13の径方向外方に向けて延設された第2装着筒部53と、嵌合筒部30から径方向外方に向けて延設され、この嵌合筒部30内と液溜まり部15内とを連通する突出筒部54と、嵌合筒部30の外周面において突出筒部54の外周面と第2装着筒部53の内面との間に位置する部分に前記径方向外方に向けて突設されて先端縁に固定リング12cが固定されたストッパ筒部55と、を備えている。第1装着筒部52の上端面52aは前記径方向に沿って延びる平坦面(押し込み面部)となっている。また、突出筒部54は、液溜まり部15内にその先端側に向けて突出している。
そして、液溜まり部15は、その基端側が第2装着筒部53の内周面とストッパ筒部55の外周面との間に挿入されて連結筒51に固定されている。これにより、付勢体35による塗布体12の付勢方向が軸線Lに対して直交している、つまり液溜まり部15の軸線L1が容器体13の径方向に沿って延在している。なお、第2装着筒部53、突出筒部54およびストッパ筒部55はそれぞれ、液溜まり部15の軸線L1と同軸上に配置されている。
また、第2装着筒部53の前記径方向の外方端部にオーバーキャップ17が離脱可能に螺着される雄ねじが形成されている。このオーバーキャップ17の開放端にその全周にわたって突設されたフランジ部17aが、装着キャップ23における外筒部23bの上端縁に当接若しくは近接している。
以上のような構成においても、この容器50にオーバーキャップ17が取り付けられた状態で、オーバーキャップ17や第1装着筒部52に不意に外力が作用しても、このキャップ17のフランジ部17aが外筒部23bの上端縁に当接することにより、オーバーキャップ17や第1装着筒部52が容器体13側に向けて移動するのを防ぐことができる。したがって、オーバーキャップ17や第1装着筒部52に不意に作用した外力によって、液溜まり部15および連結筒51がステム22とともに容器体13側に向けて押し下げられるのを防ぐことが可能になり、液体Wが不意に容器体13から吐出されて液溜まり部15内に送り込まれるのを防ぐことができる。
さらに、前述の付勢方向が、軸線Lに対して直交しているので、この液体塗布容器50を把持した状態で液溜まり部15をステム22とともに押し下げた後に、この手の姿勢を変えることなくそのままの姿勢で、塗布体12を対象物に押し当てることが可能になり、操作性を向上させることができる。
さらに、前記各実施形態では、吐出器14として、容器体13内に配置されたシリンダ21、およびシリンダ21の上端から上方付勢状態で押し込み可能に起立したステム22が備えられたポンプを示したが、これに代えて例えばシリンダ21を有さない、いわゆるエアゾール式の吐出器においても適用可能である。
さらにまた、吐出器14に代えて、例えば上部シリンダ24を有さない従来から公知の一般的なポンプやスプレー等を採用してもよい。
また、液溜まり部15は、その内部が外部から透視可能な透明若しくは半透明の材質で形成してもよい。
この場合、液溜まり部15内の液体Wの残量を視認することが可能になり、一度塗布作業を行った後に再度塗布作業を行うのに先立って、液溜まり部15内に液体Wを送り込む必要があるか否かを容易に判断することができる。
液体を一定量だけ一旦溜め込んだ後に、その中から微量の液体を複数回塗布することで、対象物の所望する範囲にムラ無く均等に液体を塗布することができる。
本発明に係る一実施形態として示した液体塗布容器を示す一部縦断面図である。 図1に示す状態からオーバーキャップを取り外した後、ステムを液溜まり部とともに容器体の内側に向けて押し込んだ状態を示す一部縦断面図である。 図2に示す状態から塗布体を対象物に押し付けて、液溜まり部内に溜め込まれた液体の中から微量の液体を微小孔から吐出させ、塗布している状態を示す一部縦断面図である。 本発明に係る他の実施形態として示した液体塗布容器の一部を示す概略斜視図である。 本発明に係るさらに他の実施形態として示した液体塗布容器を示す一部縦断面図である。
符号の説明
10、48、50 液体塗布容器
12 塗布体
12a 塗布体の基端
12b 塗布体の先端
13 容器体
13b 口部
14 吐出器
15 液溜まり部
15b 微小孔
16 塗布栓機構
17、45 オーバーキャップ
17a フランジ部(ストッパ)
22 ステム
23 装着キャップ
29、40、51 連結筒
34、42 押し込み面部
35 付勢体
47 ストッパ板(ストッパ)
52a 第1装着筒部の上端面(押し込み面部)
L 軸線(共通軸)
W 液体

Claims (4)

  1. 微小孔に出没自在に挿通された塗布体を対象物に押し当てることで、液体を対象物に塗布する液体塗布容器であって、
    液体を収容した容器体の口部に上方付勢状態で押し込み可能に起立したステムが備えられ、ステムを容器体の内側に向けて押し込むことにより容器体内の液体をステムの内部を通して容器体から吐出する吐出器と、
    内部に前記容器体から吐出された液体を溜め込みかつ前記塗布体が収納され、先端に前記微小孔が形成された液溜まり部と、
    前記塗布体を微小孔に向けて付勢して塗布体の基端側を液溜まり部の内面に接触させることで前記微小孔への流路を遮断する付勢体を備えた塗布栓機構と、を備えていることを特徴とする液体塗布容器。
  2. 請求項1記載の液体塗布容器であって、
    前記液溜まり部の先端部を覆うオーバーキャップが着脱可能に取り付けられるとともに、前記吐出器には、この吐出器を容器体の口部に装着する装着キャップが備えられ、
    前記ステムは、液溜まり部を容器体側に向けて押し下げることで容器体の内側に向けて押し込まれる構成とされ、
    前記装着キャップとオーバーキャップとの間には、オーバーキャップの前記容器体側に向けた移動を規制するストッパが設けられていることを特徴とする液体塗布容器。
  3. 請求項1または2に記載の液体塗布容器であって、
    前記容器体および吐出器は互いに同軸的に配置されるとともに、前記付勢体による塗布体の付勢方向は、これらの容器体および吐出器の共通軸に対して直交していることを特徴とする液体塗布容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の液体塗布容器であって、
    前記吐出器と液溜まり部とを連結する連結筒には、前記ステムの押し込み方向に直交する方向に延びる押し込み面部が形成されていることを特徴とする液体塗布容器。
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