JP2009111009A - 表面実装機および基板生産制御装置 - Google Patents

表面実装機および基板生産制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】真空ポンプなどの真空吸引手段の一部が停止状態あるいは能力低下状態となった際にも、実装能力を低下させることなく、電子部品の実装を良好に継続させる。
【解決手段】真空ポンプ91aが故障して停止状態あるいは能力低下状態となった際には、吸引源切替機構10によるエア回路の切替によって真空ポンプ91aに接続されていたヘッドユニット8a,8bの接続先が正常に作動し続けている真空ポンプ91bに切り替えられ、真空ポンプ91aの修理中においても、ヘッドユニット8a〜8dによる電子部品の実装を継続させる。しかも、このように実装を継続させるにあたって、使用するノズルタイプを制限して各ノズル81に与えられる真空吸引力が常に必要真空圧以上となっている。
【選択図】図5

Description

この発明は、電子部品を基板に実装する表面実装機、および複数台の表面実装機により基板を生産する基板生産ラインを制御する基板生産制御装置に関するものである。
この種の表面実装機では、複数のノズルを装備したヘッドユニットが設けられている。そして、各ノズルの先端部で電子部品を真空吸着した状態でヘッドユニットが基板位置に移動し、ノズルから基板に電子部品を移載して基板上に電子部品を実装する。このような部品実装を良好に行うためには、ノズルによる電子部品の吸着保持を安定して行う必要がある。そこで、これら複数のノズルを共通の真空タンクに接続するとともに、当該真空タンクを介して真空ポンプで各ノズルを真空吸引する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。この提案技術によれば、何れかのノズルについて電子部品のピックアップミス等によるリークが発生したとしても、他のノズルは正常に電子部品を真空吸着することができ、電子部品を安定して保持することができる。
特許第3718995号公報(図2)
ところで、表面実装機では、真空吸引源として真空ポンプを用いている場合があり、真空ポンプの稼働時間が一定時間経過する毎に羽根などの消耗部品を交換する必要がある。このような定期メンテナンスの際には、真空ポンプを停止させる必要がある。また、突然の故障に見舞われて真空ポンプの真空吸引能力が大幅に低下してしまったり、最悪の場合には停止してしまうことがある。このようにメンテナンス時や故障発生時には、真空ポンプによる電子部品の真空吸引を行うことができないため、表面実装機の稼働を停止せざるを得ず、実装能力の低下を招いている。また、この表面実装機をラインに組み込んだ基板生産ラインでは、表面実装機の稼働停止が生産ラインの停止に直結し、その結果、生産ラインの実装能力が大きく低下してしまう。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、真空ポンプなどの真空吸引手段の一部が停止状態あるいは能力低下状態となった際にも、実装能力を低下させることなく、電子部品の実装を良好に継続させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明にかかる表面実装機は、上記目的を達成するため、ノズルの先端部で電子部品を真空吸着しながら基板に搬送して電子部品を基板に実装する、複数のヘッドユニットと、電子部品を真空吸着するための真空吸引源となる、複数の真空吸引手段と、複数のヘッドユニットと複数の真空吸引手段との間に設けられ、複数の真空吸引手段と複数のヘッドユニットとの接続関係を切り替える吸引源切替手段と、ヘッドユニットによる電子部品の実装を制御する制御手段とを備え、複数の真空吸引手段の全部が通常状態である際には、吸引源切替手段により、各真空吸引手段に対して1つ以上のヘッドユニットを接続し、複数の真空吸引手段の一部が停止状態あるいは能力低下状態となった際には、吸引源切替手段により、停止状態あるいは能力低下状態となった第1真空吸引手段に接続されている、切替対象ヘッドユニットの接続先を複数の真空吸引手段のうち第1真空吸引手段と異なる第2真空吸引手段に切替可能となっており、制御手段は、接続先の切替後に第2真空吸引手段に接続されるヘッドユニットで使用するノズルを制限することを特徴としている。
このように構成された表面実装機では、吸引源切替手段により複数の真空吸引手段と複数のヘッドユニットとの接続関係が適宜切り替えられる。すなわち、複数の真空吸引手段の全部が通常状態である際には、各真空吸引手段に対して1つ以上のヘッドユニットが接続される。そして、各ヘッドユニットは従来技術と同様にノズルの先端部で電子部品を真空吸着しながら基板に搬送して電子部品を基板に実装する。一方、複数の真空吸引手段のうち一部、つまり第1真空吸引手段について、メンテナンスや故障などが発生すると、第1真空吸引手段は停止状態あるいは能力低下状態となる。このような場合、第1真空吸引手段に接続されているヘッドユニットでは、ノズルに与えられる真空吸引力が低下してしまい、該ヘッドユニットによる部品実装を行うことができない。そこで、本発明では、吸引源切替手段により、第1真空吸引手段に接続されている切替対象ヘッドユニットの接続先が第1真空吸引手段から別の真空吸引手段、つまり複数の真空吸引手段のうち第1真空吸引手段と異なる第2真空吸引手段に切り替えられる。この第2真空吸引手段は、第1真空吸引手段が停止状態あるいは能力低下状態となったとしても、通常状態のまま動作し続けている。したがって、上記接続先の切替によって切替対象ヘッドユニットに対して真空吸引力が与えられ、第1真空吸引手段に対して修理や交換作業等を行っている間も、切替対象ヘッドユニットによる電子部品の実装を継続させることが可能となる。
また、接続先の切替後において第2真空吸引手段に接続されるヘッドユニットは、接続先の切替前より接続されていたヘッドユニットと、切替対象ヘッドユニットになり、当該第2真空吸引手段で発生した真空吸引力はこれらのヘッドユニットの間で分配されることとなる。その結果、各ノズルに与えられる真空吸引力は接続前よりも低下する。そこで、本発明では、制御手段が接続先の切替後に第2真空吸引手段に接続されるヘッドユニットで使用するノズルを制限している。例えば、接続先の切替後に第2真空吸引手段に接続されるヘッドユニットで使用するノズルの開口部面積を合計した値が各ノズルで電子部品を真空吸着するのに最低限必要となる真空圧(以下「必要真空圧」という)に基づき決定される値以下となるようにノズルを制限することができる。このノズルの使用制限によって、各ノズルで必要真空圧が確保され、上記接続先の切替後においても、電子部品の実装を良好に継続させることができる。
ここで、吸引源切替手段による接続状態の切替については、生産管理者やオペレータなどによる手動切替であっても、制御手段からの制御信号に応じて自動的に切り替えるように構成してもよい。このように自動切替を行う場合、第1真空吸引手段の停止あるいは能力低下に関連する指令を受け付ける入力部を制御手段に設け、入力部を介して第1真空吸引手段の停止あるいは能力低下に関連する指令が与えられると、吸引源切替手段を制御して切替対象ヘッドユニットの接続先を第1真空吸引手段から第2真空吸引手段に切り替えるように制御手段を構成することができる。また、真空吸引手段の停止あるいは能力低下を検出して信号を出力する検出手段を設け、検出手段からの出力信号に基づき吸引源切替手段を制御して切替対象ヘッドユニットの接続先を第1真空吸引手段から第2真空吸引手段に切り替えるように制御手段を構成してもよい。
また、複数の真空吸引手段に、第1および第2真空吸引手段と異なる第3真空吸引手段が含まれている場合には、次のように電子部品の割り当てを変更することができる。この第3真空吸引手段は、上記接続先の切替が実行された際にも、ヘッドユニットの接続態様は通常状態のままである。そこで、制御手段は、接続先の切替に対応するノズル使用制限によって実装不能となった、電子部品を第3真空吸引手段に接続されるヘッドユニットにより基板に実装するように、各ヘッドユニットで実装すべき電子部品を割り当てることができる。これによって、メンテナンス時や故障時であっても、同一の実装機により所望の電子部品全部を基板に実装することができる。なお、第1真空吸引手段が通常状態に戻った際には、吸引源切替手段により、切替対象ヘッドユニットの接続先を第1真空吸引手段に戻すことが可能となっており、制御手段は各ヘッドユニットで使用するノズルを元に戻してもよい。このように第1真空吸引手段が復帰したのに対応して実装機全体が元の通常状態に戻って効率的な実装を行うことができる。
また、本発明にかかる基板生産制御装置は、ノズルの先端部で電子部品を真空吸着しながら基板に搬送して電子部品を基板に実装するヘッドユニットを有する表面実装機を複数台備えるとともに複数の表面実装機の間で基板を搬送しながら各実装機により基板に電子部品を実装する、基板生産ラインを制御する基板生産制御装置であって、上記目的を達成するため、各実装機により基板に実装する電子部品の種類を割り当てる制御手段を備えている。そして、複数の表面実装機の1台は、複数のヘッドユニットと、電子部品を真空吸着するための真空吸引源となる、複数の真空吸引手段と、複数のヘッドユニットと複数の真空吸引手段との間に設けられ、複数の真空吸引手段と複数のヘッドユニットとの接続関係を切り替える吸引源切替手段とを備え、吸引源切替型実装機は、複数の真空吸引手段の全部が通常状態である際には、吸引源切替手段により、各真空吸引手段に対して1つ以上のヘッドユニットを接続し、複数の真空吸引手段の一部が停止状態あるいは能力低下状態となった際には、吸引源切替手段により、停止状態あるいは能力低下状態となった第1真空吸引手段に接続されている、切替対象ヘッドユニットの接続先を複数の真空吸引手段のうち第1真空吸引手段と異なる第2真空吸引手段に切替可能となっており、当該切替に応じて第2真空吸引手段に接続されるヘッドユニットで使用するノズルを制限する、吸引源切替型実装機であり、当該実装機において接続先の切替が行われた際、基板生産制御装置の制御手段は次のように電子部品の割り当てを行っている。すなわち、制御手段は、吸引源切替型実装機により実装する電子部品の種類を制限する一方、吸引源切替型実装機により実装が禁止された電子部品を吸引源切替型実装機以外の実装機により基板に実装するように、電子部品の割り当てを変更している。
このように構成された基板生産制御装置は吸引源切替型実装機を有している。この吸引源切替型実装機では、上記表面実装機と同様に、吸引源切替手段により複数の真空吸引手段と複数のヘッドユニットとの接続関係を適宜切替可能となっており、複数の真空吸引手段のうち一部、つまり第1真空吸引手段について、メンテナンスや故障などが発生すると、吸引源切替手段により、第1真空吸引手段に接続されている切替対象ヘッドユニットの接続先が第1真空吸引手段から別の真空吸引手段、つまり複数の真空吸引手段のうち第1真空吸引手段と異なる第2真空吸引手段に切り替えられる。したがって、上記接続先の切替によって切替対象ヘッドユニットに対して真空吸引力が与えられて切替対象ヘッドユニットによる電子部品の実装を継続させることが可能となる。また、接続先の切替後において第2真空吸引手段に接続されるヘッドユニットで使用するノズルが制限されるため、各ノズルで必要真空圧が確保され、上記接続先の切替後においても、電子部品の実装を良好に継続させることができる。さらに、制御手段が電子部品の割り当てを変更している。すなわち、吸引源切替型実装機による実装が禁止された電子部品が、吸引源切替型実装機以外の実装機に割り当てられ、当該実装機により基板に実装される。したがって、メンテナンス時や故障時であっても、同基板生産ラインにより所望の電子部品全部を基板に実装することができる。なお、第1真空吸引手段が通常状態に戻った際には、制御手段が電子部品の割り当てを変更前に戻すように構成してもよい。このように第1真空吸引手段が復帰したのに対応して生産ライン全体が元の通常状態に戻って効率的な実装を行うことができる。
図1は本発明にかかる表面実装機の一実施形態を有する基板生産ラインを示す図である。この基板生産ラインでは、3台の表面実装機1A〜1CがローカルエリアネットワークLANに接続されている。また、このローカルエリアネットワークLANには、基板生産ライン全体を制御するサーバーPCが接続されている。そして、サーバーPC、表面実装機1A〜1Cの間で各種データや情報などがローカルエリアネットワークLANを介して通信可能となっている。なお、この実施形態では、有線LANによりサーバーPC、表面実装機1A〜1Cの間での通信を行っているが、通信方式や態様はこれに限定されるものではない。
この基板生産ラインを構成する3台の表面実装機1A〜1Cはいずれも同一構成を有しており、同図の白抜き矢印で示す基板搬送方向Xに沿って一列に配列されている。つまり、基板は(+X)方向に移動して表面実装機1A〜1Cにこの順序で搬送される。そして、各表面実装機1A〜1Cで基板に電子部品が実装される。以下、図面を参照しつつ各表面実装機1A〜1Cの構成について説明する。ただし、表面実装機1A〜1Cは同一構成を有しているため、表面実装機1Aについて説明し、他の表面実装機1B、1Cの構成については、同一あるいは相当符号を付して説明を省略する。
図2は本発明にかかる表面実装機の一実施形態を示すレイアウト図であり、表面実装機1Aの構成を示している。また、図3は図2の表面実装機の電気的な構成を示すブロック図である。この表面実装機1Aでは、図2に示すように、搬送部2(図3)のメイン搬送機構により基板Bが基板搬送経路TPの上流側(同図の右手側)から(+X)方向に搬送される。この実施形態では、基板搬送経路TP上の停止位置で基板Bを一時停止させることが可能となっており、メイン搬送機構は実装機1A全体を制御する制御ユニット3の駆動制御部31からの動作指令に応じて作動して基板Bを各停止位置に停止させたり、停止位置から下流方向(+X)に搬送する。この実施形態では、後述するように搬入ステージ5a、4つの実装テーブル4a〜4dおよび搬出ステージ5bを設けたことに対応して6つの停止位置、つまり搬入位置SPin、第1〜第4待機位置SP1〜SP4および搬出位置SPoutを設定している。なお、図2中の白抜き矢印は基板Bの流れを示している。
これらの停止位置のうち搬入位置SPinは基板搬送経路TPの最上流側に設定されている。そして、基板生産ラインによる部品実装処理を施す前の未処理基板Bが上流機(図示省略)から搬入位置SPinに搬入されてくる。この実施形態では、この搬入基板Bを表面実装機1Aに受け入れるための搬入ステージ5aが搬入位置SPinに対応して設けられている。この搬入ステージ5aは一対のコンベアレール51、51を有しており、搬送部2のレール駆動機構によりレール51、51のコンベア幅を基板Bのサイズに応じて変更可能となっている。また、搬入ステージ5aは搬送部2のステージ駆動機構により搬入位置SPinと該搬入位置SPinから(+Y)方向側(同図の下側)に離れた退避位置との間で往復移動自在となっている。そして、ステージ駆動機構によって搬入ステージ5aが基板搬送時に搬入位置SPinに移動され、メイン搬送機構による基板Bの受け取りや送り出しが実行可能となっている。一方、基板搬送を終了した時点で搬入ステージ5aは退避位置に移動される。
上記搬入位置SPinの下流側では、第1待機位置SP1が設定されている。この第1待機位置SP1の(+Y)方向側(同図の下側)には、第1実装テーブル4aが設けられている。この第1実装テーブル4a上では、搬入ステージ5aと同一構成の実装ステージ6aが配置されている。すなわち、実装ステージ6aには、一対のコンベアレール61、61が設けられており、搬送部2のレール駆動機構によりレール61、61のコンベア幅が基板Bのサイズに応じて変更可能となっている。また、実装ステージ6aは搬送部2のステージ駆動機構により第1待機位置SP1と第1待機位置SP1から(+Y)方向側(同図の下側)に離れた実装位置(図2の実線位置)との間で往復移動自在となっている。そして、実装ステージ6aが第1待機位置SP1で基板Bを受け取ると、適当なタイミングで実装ステージ6aは基板Bを保持したまま実装位置に移動する。
この第1実装テーブル4aでは、実装ステージ6a上の基板Bに電子部品を実装するため、複数の電子部品供給装置(たとえば、テープフィーダ)7aとヘッドユニット8aが設けられている。複数の電子部品供給装置7aは、実装位置に対して基板搬送経路TPの反対側において、それぞれX方向に並べて配置されている。また、ヘッドユニット8aがX方向およびY方向に移動自在に設けられており、搬送部2のヘッド駆動機構によりX方向およびY方向に駆動されて電子部品供給装置7aと実装位置の間を往復移動して電子部品供給装置7aから複数の電子部品を基板Bの所定位置に実装する。この実装処理が完了すると、上記と逆の手順で基板Bを第1待機位置SP1に戻し、さらに適当なタイミングで基板Bが下流側、つまり(+X)方向に搬送される。なお、ヘッドユニット8aの構成および動作については、後で詳述する。
第1待機位置SP1の下流(+X方向)側では、第2待機位置SP2が設定されている。そして、この第2待機位置SP2の(−Y)方向側(図2の上側)には、第2実装テーブル4bが設けられるとともに、第2実装テーブル4bに対して実装ステージ6b、一対のコンベアレール61、61、複数の電子部品供給装置7bおよびヘッドユニット8bが設けられている。なお、これらの構成要素6b〜8bの配置は第1実装テーブル4aに設けられた構成要素6a〜8aの配置とY方向において反転しているが、基本的な構成および動作は同一である。つまり、実装ステージ6bは搬送部2のステージ駆動機構により第2待機位置SP2と第2待機位置SP2から(−Y)方向側(図2の上側)に離れた実装位置(図2の実線位置)との間で往復移動自在となっている。そして、実装ステージ6bが第2待機位置SP2で基板Bを受け取ると、適当なタイミングで実装ステージ6bは実装位置に移動する。また、第2実装テーブル4bでは、実装ステージ6b上の基板Bに電子部品を実装するため、複数の電子部品供給装置(たとえば、テープフィーダ)7bが実装位置に対して基板搬送経路TPの反対側において、それぞれX方向に並べて配置されている。また、ヘッドユニット8bがX方向およびY方向に移動自在に設けられており、搬送部2のヘッド駆動機構によりX方向およびY方向に駆動されて電子部品供給装置7bと実装位置の間を往復移動して電子部品供給装置7bから複数の電子部品を基板Bの所定位置に実装する。この実装処理が完了すると、上記と逆の手順で基板Bを第2待機位置SP2に戻し、さらに適当なタイミングで基板Bが下流側、つまり(+X)方向に搬送される。
また、第2待機位置SP2の下流(+X方向)側では、第3待機位置SP3が設定されている。そして、この第3待機位置SP3の(+Y)方向側(図2の下側)には、第1実装テーブル4aと同一構成を有する第3実装テーブル4cが設けられており、第1実装テーブル4aと同様の動作によって基板Bへの電子部品の実装を行う。そして、実装処理が完了すると、実装ステージ6cが(−Y)方向に移動して基板Bを第3待機位置SP3に戻し、さらに適当なタイミングで基板Bが下流側、つまり(+X)方向に搬送される。
また、第3待機位置SP3の下流(+X方向)側では、第4待機位置SP4が設定されている。そして、この第4待機位置SP4の(−Y)方向側(図2の上側)には、第2実装テーブル4bと同一構成を有する第4実装テーブル4dが設けられており、第2実装テーブル4bと同様の動作によって基板Bへの電子部品の実装を行う。そして、実装処理が完了すると、実装ステージ6dが(+Y)方向に移動して基板Bを第4待機位置SP4に戻し、さらに適当なタイミングで基板Bが下流側、つまり(+X)方向に搬送される。
さらに、第4待機位置SP4の下流(+X方向)側、つまり基板搬送経路TPの最下流側では、搬出位置SPoutが設定されている。この搬出位置SPoutの(+Y)方向側(図2の下側)には、搬入ステージ5aと同一構成の搬出ステージ5bが設けられている。この搬出ステージ5bは一対のコンベアレール51、51を有しており、搬送部2のレール駆動機構によりレール51、51のコンベア幅を基板Bのサイズに応じて変更可能となっている。また、搬出ステージ5bは搬送部2のステージ駆動機構により搬出位置SPoutと該搬出位置SPoutから(+Y)方向側(図2の下側)に離れた退避位置(図2の実線位置)との間で往復移動自在となっている。そして、ステージ駆動機構によって搬出ステージ5bが基板搬送時に搬出位置SPoutに移動され、メイン搬送機構による基板Bの受け取りや次の実装機1Bへの搬出が実行可能となっている。一方、基板搬送を終了した時点で搬出ステージ5bは退避位置に移動される。
次に、ヘッドユニットの構成について図2〜図4を参照しつつ説明する。表面実装機1Aには、上記したように、4個のヘッドユニット8a〜8dが設けられているが、これらは同一構成であるため、ここでは、ヘッドユニット8aの構成に絞って説明し、その他のヘッドユニット8b〜8dについては同一符号を付して説明を省略する。
図4はヘッドユニットの概略構成を示す図である。このヘッドユニット8aは電子部品を吸着保持するためのノズル81を複数本有しており、本実施形態では8本のノズル81がX方向に整列した状態で配設されている。また、ヘッドユニット8aでは、上記各ノズル81を上下方向Zに昇降させるZ軸サーボモータ82が設けられており、制御ユニット3の駆動制御部31からの動作指令に基づきZ軸サーボモータ82が作動してノズル81を上下方向Zに移動させる。また、ノズル81をR方向に回転させるR軸サーボモータ83が設けられており、制御ユニット3の駆動制御部31からの動作指令に基づきR軸サーボモータ83が作動して4本単位でノズル81をR方向に回転させる。したがって、上記のようにヘッド駆動機構によってヘッドユニット8aが電子部品供給装置7aに移動されるとともに、Z軸サーボモータ82およびR軸サーボモータ83を駆動することによって、電子部品供給装置7aから供給される電子部品に対してノズル81の先端部が適正な姿勢で当接する。そして、真空吸引源からの負圧が真空切替バルブ機構84を介してノズル81に与えられて、上記電子部品が真空吸引されてノズル81の先端部に吸着保持される。逆に、正圧源からの正圧が真空切替バルブ機構84を介してノズル81に与えられて、ノズル81による電子部品の吸着保持が解除されるとともに、正圧により電子部品を瞬時に基板Bに実装することができる。
この真空切替バルブ機構84は制御ユニット3のバルブ制御部32からの動作指令に基づき作動して各ノズル81に対して負圧または正圧を選択的に供給する。すなわち、図4に示すように、真空切替バルブ機構84は生産ラインを設置する工場で用意されている正圧発生装置を正圧源として用いて各ノズル81に正圧を供給可能に構成されるとともに、真空発生装置9a、9bを真空吸引源として用いて各ノズル81に負圧を供給可能に構成されている。また、真空切替バルブ機構84と各ノズル81とを接続する配管に流量センサ85が介挿されており、流量センサ85により流量検出を行い、その検出結果が入出力I/F部33を介して制御ユニット3に与えられる。
上記2台の真空発生装置9a、9bはいずれも同一構成を有している。すなわち、真空発生装置9aでは、制御ユニット3のポンプ制御部34からの動作指令に基づき真空ポンプ91aが作動するとともに、その作動状況を真空圧センサ92aが検出して真空吸引状態を示す信号を入出力I/F部33を介して制御ユニット3に与える。これによって制御ユニット3の主制御部35は真空ポンプ91aの動作・停止、さらには発生した真空吸引力をモニターすることができる。なお、真空発生装置9bの構成も全く同様であるため、ここでは相当符号を付して説明を省略する。
図5は吸引源切替機構の構成を示す図である。吸引源切替機構10は真空ポンプ91a、91bとヘッドユニット8a〜8dとの間に設けられ、真空ポンプ91a,91bとヘッドユニット8a〜8dとの接続関係を切替可能となっている。すなわち、同図に示すように、吸引源切替機構10は3つの手動バルブ11〜13を有しており、次のエア回路を構成している。この吸引源切替機構10では、真空ポンプ91aとヘッドユニット8a,8bが負圧配管14により接続されるとともに、真空ポンプ91bとヘッドユニット8c,8dが負圧配管15により接続されている。また、負圧配管14、15が分岐配管16により相互に接続されている。この分岐配管16は分岐位置17,18で負圧配管14、15とそれぞれ接続されている。そして、分岐位置17と真空ポンプ91aとの間に手動バルブ11が介挿される一方、分岐位置18と真空ポンプ91bとの間に手動バルブ12が介挿されている。さらに、分岐配管16に手動バルブ13が介挿されている。このため、同図(a)に示すように、バルブ13を閉じる一方、バルブ11,12を開いた状態に設定すると、ヘッドユニット8a,8bは真空ポンプ91aと接続される一方、ヘッドユニット8c,8dは真空ポンプ91bと接続されて各ノズル81に真空吸引力が与えられる(通常動作時)。
また、メンテナンスや故障などにより真空ポンプ91aが停止状態あるいは能力低下状態(つまり、真空吸引力が大幅に低下した状態)となった場合、同図(b)に示すように、手動バルブ11を閉じてヘッドユニット8a,8bと真空ポンプ91aとの接続を切断することができる。一方、手動バルブ13を開くと、分岐位置17,18が分岐配管16によって相互に連通されて真空ポンプ91bが負圧配管15、分岐配管16および負圧配管14を介してヘッドユニット8a,8bに接続される。すなわち、吸引源切替機構10により、停止状態あるいは能力低下状態となった真空ポンプ91aに接続されている、ヘッドユニット8a、8bの接続先が通常動作している真空ポンプ92bに切り替えられる。これによって従前より真空ポンプ92bに接続されているヘッドユニット8c,8dの各ノズル81はもちろんのこと、ヘッドユニット8a,8bの各ノズル81にも真空吸引力が引き続き供給されて電子部品の吸着保持を実行することができる。同図(b)に示すケースでは、ヘッドユニット8a、8bが本発明の「切替対象ヘッドユニット」に相当するが、逆に真空ポンプ91bが停止状態あるいは能力低下状態となった場合には、手動バルブ12を閉じるとともに手動バルブ13を開くことで上記と同様となる。つまり、吸引源切替機構10により、停止状態あるいは能力低下状態となった真空ポンプ91bに接続されている、切替対象ヘッドユニット8c、8dの接続先が通常動作している真空ポンプ91aに切り替えられる。これによってヘッドユニット8a〜8dの各ノズル81に真空吸引力が引き続き供給されて電子部品の吸着保持を実行することができる。なお、この実施形態では、オペレータや生産管理者などが手動バルブ11〜13を手動操作して真空ポンプ91a,91bとヘッドユニット8a〜8dとの接続関係を切り替えているが、バルブ11〜13を電磁バルブに置き換え、図3の破線で示すように、制御ユニット3のバルブ制御部32からの動作指令に応じて電磁バルブ11〜13を開閉させるように構成してもよい。このように手動バルブの代わりに電磁バルブを用いて自動切替を行うように構成してもよい点については後の実施形態や変形例においても同様である。
なお、図3に示す表面実装機1Aの電気的構成のうち符号36は制御ユニット3に設けられてサーバーPCや他の表面実装機1B,1Cとの間でデータや情報などを通信するための通信制御部である。
次に、上記のように構成された表面実装機1Aで真空ポンプの一つが停止した場合の生産ラインでの各種動作について、表面実装機1A、1Bの動作を中心に説明する。ここでは、動作説明の理解を容易とするため、表面実装機1Aの真空ポンプ91aが故障し、当該故障が本発明の「検出手段」として機能する真空圧センサ92aにより検出された場合の動作について例示的に説明する。
表面実装機1Aの真空ポンプ91aが故障して停止あるいは能力低下が発生すると、真空圧センサ92aでポンプ故障が検出され、それに関連する信号が入出力I/F部33を介して制御ユニット3に与えられる。すると、制御ユニット3の主制御部35は真空ポンプ91aの故障をオペレータや生産管理者などに報知する。この故障に対応すべく生産管理者などは次の作業を行うが、その作業と連携して、表面実装機1Aの制御ユニット3に装備されたメモリ(図示省略)に予め記憶されたプログラムにしたがって主制御部35が装置各部を以下のように制御する。
図6および図7は図2〜図4に示す表面実装機の動作を示すフローチャートである。上記したように真空ポンプ91aが故障して真空ポンプ91aの停止や能力低下が発生する(ステップSA1で「YES」)と、上記報知を受け取った生産管理者は手動で吸引源切替機構10を操作してヘッドユニット8a,8bの接続先を真空ポンプ91aから真空ポンプ91bに切り替える(ステップSA2)。具体的には、手動バルブ11を閉じてヘッドユニット8a,8bと真空ポンプ91aとの接続を切断するとともに、手動バルブ13を開いて正常に作動している真空ポンプ91bをヘッドユニット8a,8bに接続する(図5(b)参照)。ここで、上記したようにバルブ11〜13を電磁バルブで構成している場合には、制御ユニット3による自動切替を行ってもよい。すなわち、主制御部35が真空圧センサ92aからの出力信号に基づき真空ポンプ91aの故障を認識し、バルブ制御部32から電磁バルブ11、13に閉成指令および開成指令をそれぞれ与えることによって、ヘッドユニット8a,8bの接続先を真空ポンプ91aから真空ポンプ91bに自動的に切り替えることができる。
吸引源切替機構10でのエア回路の切替(ステップSA2)が完了すると、生産管理者は真空ポンプ91aの修理を開始する(ステップSA3)。一方、主制御部35は上記切替後においてヘッドユニット8a〜8dにより実装処理を行うことができるか否かを判断し(ステップSA4)、実装処理を行うことができない場合には、実装不能となる電子部品や使用制限すべきノズルを特定する。その理由および具体的な動作について図8および図9を参照しつつ説明する。
図8はノズル開口部面積の合計値と各ノズルの真空吸引力との関係を示すグラフである。また、図9は表面実装機による部品実装例を示す図である。各表面実装機では、生産管理者などが予め編集した搭載データ、例えば図9に示すデータに基づき部品実装を行うが、使用するノズル本数や使用ノズルのノズル開口部面積に応じて各ノズルに与えられる真空吸引力が変化する。すなわち、図8に示すように、使用するノズルの開口部面積の合計値が増えるにしたがって各ノズルの真空吸引力が減少する。しかも、上記したように真空ポンプ91bに全ヘッドユニット8a〜8dが接続される場合には、各ノズルの真空吸引力は大幅に低下する。例えば、図9に示す搭載データでは、表面実装機1Aのヘッドユニット8aでは比較的大きな電子部品(10mm角のQuad Flat Package:QFP□10mm)を5つのノズル81で部品実装することになっている。このため、比較的大きな開口部を有するノズル81を使用する必要があり、それに伴いノズル開口部面積の合計値も大きくなる。そのため、図8の1点鎖線で示すように各ノズルに与えられる真空吸引力が大幅に低下する。このように上記のようにエア回路を切り替えた際に使用するノズルに対して制限を加えない場合には、各ノズルの真空吸引力が各ノズルで電子部品を真空吸着するのに最低限必要となる真空圧、つまり必要真空圧を下回り、実装処理を実行不能となることがある。
そこで、本実施形態では、主制御部35が図9に示すような搭載データに基づきノズル開口部面積の合計値を算出し、その算出値が所定値以下であるか否かを判断している。この所定値は必要真空圧に基づき決定することができる。そして、算出値が所定値以下であり、必要真空圧が確保される場合には、そのまま実装処理を行う。そして、真空ポンプ91aの修理が完了すると、エア回路を切り替えて元の状態に戻す。
一方、算出値が所定値を超えており、搭載データのまま実装処理を行うと図9の1点鎖線で示すように各ノズルの真空吸引力が必要真空圧を下回る場合には、以下のステップを実行する。
図6に戻って説明を続ける。ステップSA4で各ノズルの真空吸引力が必要真空圧を下回ると判断すると、主制御部35は実装できなくなった電子部品(以下「実装不能部品」という)を特定するとともに、その特定内容を制御ユニット3の表示部(図示省略)に表示して生産管理者などに知らせる。これに応じて、生産管理者は適切な対応を行う。例えば、実装不能部品を他の表面実装機と交換して実装処理を継続させることができる。図9の搭載データによれば、表面実装機1Aでは電子部品(QFP□10mm)が実装不能部品となるが、他の表面実装機1Bで実装予定のチップ抵抗(0.6mm×0.3mm)は小型であり、使用するノズルの開口部面積も小さく、各ノズル81の真空吸引力が低下している表面実装機1Aにおいても実装可能な部品(以下「実装可能部品」という)である。したがって、真空ポンプの故障・メンテナンスが発生していない表面実装機1Bに対して実装不能部品の実装を担わせる一方、実装可能部品の実装を表面実装機1Aに担当させることで生産ライン全体での実装能力を低下させることなく、基板生産を行うことができる。
このように実装不能部品および実装可能部品が決まると、表面実装機1Aでは実装可能部品に対応するノズル81に交換し(ステップSA5)、表面実装機1Bでは実装不能部品に対応するノズル81に交換する(ステップSB1)。また、表面実装機1A,1Bの間で、実装不能部品を供給する電子部品供給装置7aと、実装可能部品を供給する電子部品供給装置7aとを交換する(ステップSA6、SB2)。一方、表面実装機1A,1Bの主制御部35は実装部品の交換に伴い搭載順序の最適化を図る(ステップSA7、SB3)。このように、本実施形態では、制御ユニット3の主制御部35が実装不能部品および実装可能部品を考慮して表面実装機1Aで実装する電子部品の種類と、表面実装機1Bで実装する電子部品の種類とを割り当てる。そして、その割り当て結果に基づき搭載データが書き換えられる。ここでは、後で詳述するように真空ポンプ91aの修理などが完了すると、元の搭載データに戻されるため、書き換え前の搭載データは制御ユニット3のメモリに一時的に保存される。こうして実装機1A、1Bの間で実装部品を一時的に交換して実装処理を行う基板生産、いわゆる暫定生産の準備が完了すると、暫定生産が開始される(ステップSA8、SB4)。
そして、ステップSA9で真空ポンプ91aの修理や交換などが完了すると、修理等が完了したことを示す完了情報を表面実装機1Aの主制御部35が表面実装機1Bに送信する(ステップSA10)。一方、表面実装機1Bは完了情報を受け取り、表面実装機1A側での修理が完了したことを認識する(ステップSB5)。その後、適当なタイミング、例えば現在進行中の基板生産が完了するタイミングで、表面実装機1A,1Bはそれぞれ暫定生産を終了する(ステップSA11、SB6)。
次に、暫定生産から元の生産に戻すために、表面実装機1A、1Bにおいて以下の処理がそれぞれ並行して行われる。表面実装機1A側では、生産管理者などが手動で吸引源切替機構10のエア回路を切り替えて元の状態(図5(a)の状態)に戻す(ステップSA12)。また、表面実装機1Aでは実装不能部品に対応するノズル81に交換し(ステップSA13)、表面実装機1Bでは実装可能部品に対応するノズル81に交換して(ステップSB7)、表面実装機1A、1Bでそれぞれ使用するノズル81を元に戻す。さらに、表面実装機1A,1Bの間で、実装可能部品を供給する電子部品供給装置7aと、実装不能部品を供給する電子部品供給装置7aとを交換して元に戻す(ステップSA14、SB8)。一方、各表面実装機1A、1Bの主制御部35は、実装部品が元に戻ったことから搭載データを暫定生産前のデータ、つまり図9に示すデータに戻した(ステップSA15、SB9)後に、表面実装機1A、1Bを元の生産に復帰させる(ステップSA16、SB10)。
以上のように、本実施形態によれば、各表面実装機1A〜1Cは吸引源切替機構10を装備し、該吸引源切替機構10により真空ポンプ91a,91bとヘッドユニット8a〜8dとの接続関係を切替可能に構成されている。そして、すべての真空ポンプ91a、91bが正常に作動している際には各真空ポンプ91a、91bにヘッドユニットが2つずつ接続されて部品実装を行う。一方、真空ポンプ91aが故障して停止状態あるいは能力低下状態となった際には、吸引源切替機構10によるエア回路の切替によって真空ポンプ91aに接続されていたヘッドユニット8a,8bの接続先が正常に作動し続けている真空ポンプ91bに切り替えられ、真空ポンプ91aの修理中においても、ヘッドユニット8a〜8dによる電子部品の実装を継続させることができる。しかも、このように実装を継続させるにあたって、使用するノズルタイプが制限されて各ノズル81に与えられる真空吸引力は常に必要真空圧以上となっている。したがって、上記接続先の切替後においても、表面実装機1Aの実装能力を落とすことなく、電子部品の実装を良好に継続させることができる。さらに、使用ノズルの制限により実装機1Aで実装不能となった実装不能部品の実装が真空ポンプの故障・メンテナンスが発生していない表面実装機1Bで実行される一方、実装可能部品の実装が表面実装機1Aで実行されるため、生産ライン全体での処理効率を低下させることなく、基板生産を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、表面実装機1Aの真空ポンプ91aが故障したケースを例示して説明したが、同実装機1Aの真空ポンプ91bが故障したケース、他の実装機1B,1Cの真空ポンプ91a(または91b)が故障したケース、あるいは各実装機1A〜1Cに設けられた真空ポンプ91a,91bの一方をメンテナンスするケースについても、上記実施形態と全く同様であり、本発明を適用することによって同一の作用効果を奏すことができる。
また、上記実施形態では、真空圧センサ92aからの出力信号に基づき真空ポンプ91aの故障を検出し、これに基づき吸引源切替機構10による接続先の切替および使用ノズルの制限等を行って基板生産ラインを制御しているが、この基板生産制御を開始するトリガーとしては、上記出力信号に限定されるものではない。例えば流量センサ85、あるいは真空吸引力の通路に設けられた圧力センサ(図示省略)などに真空ポンプの停止あるいは能力低下を検出し、その検出結果をトリガーとして上記した基板生産制御を開始してもよい。また、真空ポンプの故障、メンテナンスの必要性等を生産管理者やオペレータなどが判断し、各表面実装機1A〜1Cの制御ユニット3に設けられるタッチパネル、マウス、ボタンなどの入力部(図示省略)を操作することで真空ポンプの停止等に関連する指令を与え、その指令に基づき上記した基板生産制御を開始するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、接続先の切替によりヘッドユニット8a〜8dにより実装処理を行うことができるか否かの判断を、主制御部35はノズル開口部面積の合計値に基づき行っているが、その他のデータ、例えば図9に示す搭載データに含まれる「実装対象部品」データ、「ノズルタイプ」データなどに基づき判断してもよい。
また、上記実施形態では、吸引源切替機構10は3つの手動バルブ11〜13を装備し、これらの開閉制御によってエア回路の切替を行っているが、分岐配管16に介挿されるバルブ13を省略してもよい。この場合、通常動作時において各ヘッドユニット8a〜8dは真空ポンプ91a、91bの両方に接続される一方、メンテナンスや故障により一方の真空ポンプ、例えば真空ポンプ91aが停止あるいは能力低下した時においては真空ポンプ91aの直近に配置されたバルブ11が閉じられて各ヘッドユニット8a〜8dの接続先が真空ポンプ91bのみに切り替えられる。このように最小限のバルブ11、12で吸引源切替機構10を構成することができる。
また、図2の表面実装機1A〜1Cに好適な吸引源切替機構10を最小限のバルブで構成するためには、図10に示すように、三方弁を2個用いて吸引源切替機構10を構成することができる。
図10は吸引源切替機構の変形例を示す図である。この吸引源切替機構10は上記したように2つの三方弁101、102を備えている。これらの三方弁101、102は流路f1〜f4と閉ポイントc1〜c4を有している。三方弁101は真空ポンプ91aに接続される一方、三方弁102は真空ポンプ91bに接続されている。そして、両真空ポンプ91a、91bとも通常状態で動作している時(通常動作時)には、同図(a)に示すように、三方弁101の流路f1を真空ポンプ91a側に切り替えるとともに、三方弁102の流路f3を真空ポンプ91b側に切り替える。これによって、ヘッドユニット8a,8bに繋がる2つの負圧配管のうち負圧配管103が三方弁101の流路f1に接続される一方、負圧配管104は三方弁102の閉ポイントs3に接続される。このため、ヘッドユニット8a、8bのみが真空ポンプ91aに接続される。また、ヘッドユニット8c,8dに繋がる2つの負圧配管のうち負圧配管105が三方弁101の閉ポイントs1に接続される一方、負圧配管106は三方弁102の流路f3に接続される。このため、ヘッドユニット8c、8dのみが真空ポンプ91bに接続される。
そして、真空ポンプ91aのメンテナンスや故障によって真空ポンプ91aが停止あるいは能力低下した時には、三方弁101を流路f2側に切り替える。これによって、同図(b)に示すように、負圧配管103が三方弁101の流路f2に接続されるとともに、負圧配管105が三方弁101の流路f2に接続される。このため、ヘッドユニット8a、8bは三方弁101,102を介して真空ポンプ91bに接続される。このように三方弁101の切替によってヘッドユニット8a,8bの接続先が真空ポンプ91bに切り替えられる。
また、上記実施形態では、各真空ポンプ91a、91bにそれぞれ2台のヘッドユニットが接続されているが、通常状態で各真空ポンプに接続可能なヘッドユニットの台数はこれに限定されるものではなく、任意であり、例えば図11に示すように各真空ポンプに1台のヘッドユニットを接続してもよい。
また、上記実施形態では、各表面実装機1A〜1Cに2台の真空ポンプを設けているが、3台以上の真空ポンプを設けてもよい。例えば、図11に示すように3台の真空ポンプ91a〜91cを設けた表面実装機1では、真空ポンプ91a〜91cとヘッドユニット8a〜8cの間に吸引源切替機構10を設けてエア回路を切り替えるように構成してもよい。以下、図11を参照しながら他の実施形態について説明する。
図11は本発明にかかる表面実装機の他の実施形態を示す図である。この実施形態では、吸引源切替機構10は5つのバルブ111〜113、121、122を有している。これらのうちバルブ111〜113は図5の吸引源切替機構10と同様に構成されている。すなわち、真空ポンプ91aとヘッドユニット8aが負圧配管114により接続されるとともに、真空ポンプ91bとヘッドユニット8bが負圧配管115により接続されている。また、負圧配管114、15はバルブ113を介挿した分岐配管116により相互に接続されている。なお、符号117,118はそれぞれ負圧配管114、115側の分岐位置であり、図5の符号17,18にそれぞれ相当している。
この実施形態では、第3の真空ポンプ91cが負圧配管123によりヘッドユニット8cと接続されるとともに、その負圧配管123にバルブ121が介挿されている。また、分岐配管124が真空ポンプ91bと分岐位置118との間の分岐位置125から分岐し、バルブ121とヘッドユニット8cとの間の分岐位置126に接続されている。しかも、この分岐配管124にバルブ122が介挿されている。
このように構成された吸引源切替機構10は、例えば真空ポンプ91aが停止あるいは能力低下状態となったときには、図5に示す吸引源切替機構10と同様に、バルブ111を閉じるとともにバルブ113を開くことによってヘッドユニット8aの接続先が真空ポンプ91aから真空ポンプ91bに切り替わる。このとき、真空ポンプ91bに対して2台のヘッドユニット8a,8bが接続されることとなり、上記実施形態と同様に、ヘッドユニット8a,8bに供給される真空吸引力は低下する。したがって、これらのヘッドユニット8a,8bで使用するノズルについて制限を加える必要がある。これに対し、ヘッドユニット8cと真空ポンプ91cとの接続関係は上記切替前から変更されていないため、使用ノズルに対して制限を加える必要がない。
したがって、本実施形態では、接続先の切替に対応してヘッドユニット8a、8bでノズル使用の制限を行い、これによって実装不能となる電子部品が発生するが、これをヘッドユニット8cにより部品実装することができる。すなわち、上記実施形態では実装不能部品と実装可能部品とを互いに異なる表面実装機の間で交換して実装能力を落とすことなく、電子部品の実装を良好に継続させている。これに対し、本実施形態では同一の表面実装機内で実装部品の交換を行うのみで暫定生産を行うことができる。また、真空ポンプ91aの修理が完了して通常状態に戻った際には、吸引源切替機構10のエア回路を切り替えて元の接続関係に戻すとともに、搭載データを元に戻して暫定生産前の基板生産に復帰することができる。このように、この実施形態では、表面実装機1内での閉じた処理を行うのみで、上記実施形態と同様に、実装能力を落とすことなく、電子部品の実装を良好に継続することができる。
さらに、図1の基板生産ラインでは、表面実装機1A〜1Cの制御ユニット3において搭載順序の最適化や搭載データの書き換えが実行されているが、サーバーPCにおいて搭載順序の最適化処理や搭載データの書換処理などを一元的実行し、サーバーPCから各表面実装機1A〜1Cに搭載データなどを伝送するように構成してもよい。
本発明にかかる表面実装機の一実施形態を有する基板生産ラインを示す図である。 本発明にかかる表面実装機の一実施形態を示すレイアウト図である。 図2の表面実装機の電気的な構成を示すブロック図である。 ヘッドユニットの概略構成を示す図である。 吸引源切替機構の構成を示す図である。 図2〜図4に示す表面実装機の動作を示すフローチャートである。 図2〜図4に示す表面実装機の動作を示すフローチャートである。 ノズル開口部面積の合計値と各ノズルの真空吸引力との関係を示すグラフである。 表面実装機による部品実装例を示す図である。 吸引源切替機構の変形例を示す図である。 本発明にかかる表面実装機の他の実施形態を示す図である。
符号の説明
1,1A〜1C…表面実装機
3…制御ユニット(制御手段)
4a〜4d…実装テーブル
8a〜8d…ヘッドユニット
10…吸引源切替機構
35…主制御部(制御手段)
81…ノズル
84…真空切替バルブ機構(ヘッドユニット)
85…流量センサ(検出手段)
91a〜91c…真空ポンプ(真空吸引手段)
92a…真空圧センサ(検出手段)
B…基板

Claims (8)

  1. ノズルの先端部で電子部品を真空吸着しながら基板に搬送して前記電子部品を前記基板に実装する、複数のヘッドユニットと、
    電子部品を真空吸着するための真空吸引源となる、複数の真空吸引手段と、
    前記複数のヘッドユニットと前記複数の真空吸引手段との間に設けられ、前記複数の真空吸引手段と前記複数のヘッドユニットとの接続関係を切り替える吸引源切替手段と、
    前記ヘッドユニットによる電子部品の実装を制御する制御手段とを備え、
    前記複数の真空吸引手段の全部が通常状態である際には、前記吸引源切替手段により、各真空吸引手段に対して1つ以上のヘッドユニットを接続し、
    前記複数の真空吸引手段の一部が停止状態あるいは能力低下状態となった際には、前記吸引源切替手段により、停止状態あるいは能力低下状態となった第1真空吸引手段に接続されている、切替対象ヘッドユニットの接続先を前記複数の真空吸引手段のうち前記第1真空吸引手段と異なる第2真空吸引手段に切替可能となっており、前記制御手段は、接続先の切替後に前記第2真空吸引手段に接続されるヘッドユニットで使用するノズルを制限する
    ことを特徴とする表面実装機。
  2. 前記吸引源切替手段は、手動により、前記複数の真空吸引手段と前記複数のヘッドユニットとの接続関係を切替可能となっている請求項1記載の表面実装機。
  3. 前記吸引源切替手段は、前記制御手段からの制御信号に応じて前記複数の真空吸引手段と前記複数のヘッドユニットとの接続関係を切り替えるように構成されており、
    前記制御手段は、前記第1真空吸引手段の停止あるいは能力低下に関連する指令を受け付ける入力部を有し、前記入力部を介して前記指令が与えられると、前記吸引源切替手段を制御して前記切替対象ヘッドユニットの接続先を前記第1真空吸引手段から前記第2真空吸引手段に切り替える請求項1記載の表面実装機。
  4. 真空吸引手段の停止あるいは能力低下を検出して信号を出力する検出手段をさらに備え、
    前記吸引源切替手段は、前記制御手段からの制御信号に応じて前記複数の真空吸引手段と前記複数のヘッドユニットとの接続関係を切り替えるように構成されており、
    前記制御手段は、前記検出手段からの出力信号に基づき前記吸引源切替手段を制御して前記切替対象ヘッドユニットの接続先を前記第1真空吸引手段から前記第2真空吸引手段に切り替える請求項1記載の表面実装機。
  5. 前記複数の真空吸引手段には、前記第1および第2真空吸引手段と異なる第3真空吸引手段が含まれており、
    前記制御手段は、前記接続先の切替に対応するノズル使用制限によって実装不能となった、電子部品を前記第3真空吸引手段に接続されるヘッドユニットにより前記基板に実装する請求項1ないし4のいずれかに記載の表面実装機。
  6. 前記第1真空吸引手段が通常状態に戻った際には、前記吸引源切替手段により、切替対象ヘッドユニットの接続先を前記第1真空吸引手段に戻すことが可能となっており、前記制御手段は各ヘッドユニットで使用するノズルを元に戻す請求項1ないし5のいずれかに記載の表面実装機。
  7. ノズルの先端部で電子部品を真空吸着しながら基板に搬送して前記電子部品を前記基板に実装するヘッドユニットを有する表面実装機を複数台備えるとともに前記複数の表面実装機の間で基板を搬送しながら各実装機により前記基板に電子部品を実装する、基板生産ラインを制御する基板生産制御装置であって、
    各実装機により基板に実装する電子部品の種類を割り当てる制御手段を備え、
    前記複数の表面実装機の1台は、複数のヘッドユニットと、電子部品を真空吸着するための真空吸引源となる、複数の真空吸引手段と、前記複数のヘッドユニットと前記複数の真空吸引手段との間に設けられ、前記複数の真空吸引手段と前記複数のヘッドユニットとの接続関係を切り替える吸引源切替手段とを備え、前記吸引源切替型実装機は、前記複数の真空吸引手段の全部が通常状態である際には、前記吸引源切替手段により、各真空吸引手段に対して1つ以上のヘッドユニットを接続し、前記複数の真空吸引手段の一部が停止状態あるいは能力低下状態となった際には、前記吸引源切替手段により、停止状態あるいは能力低下状態となった第1真空吸引手段に接続されている、切替対象ヘッドユニットの接続先を前記複数の真空吸引手段のうち前記第1真空吸引手段と異なる第2真空吸引手段に切替可能となっており、当該切替に応じて前記第2真空吸引手段に接続されるヘッドユニットで使用するノズルを制限する、吸引源切替型実装機であり、
    前記制御手段は、前記吸引源切替型実装機において接続先の切替が行われた際には、前記吸引源切替型実装機により実装する電子部品の種類を制限する一方、前記吸引源切替型実装機により実装が禁止された電子部品を前記吸引源切替型実装機以外の実装機により前記基板に実装するように、電子部品の割り当てを変更することを特徴とする基板生産制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1真空吸引手段が通常状態に戻った際には、電子部品の割り当てを変更前に戻す請求項7記載の基板生産制御装置。
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