JP2009110470A - プリンタおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】報知要因の重要度を考慮して報知動作を実行することのできるプリンタおよびプログラムを提供する。
【解決手段】印刷データに基づいて印刷を行うと共に報知機能を有するプリンタ3であって、予め定められた所定の報知要因71の発生を検出する報知要因検出手段と、報知要因71毎に対応した報知動作の優先順位72を設定した優先度付けテーブル61と、報知要因検出手段により報知要因71が検出された場合、優先度付けテーブル61を参照し、その参照結果に基づいて報知動作を実行する報知手段46と、を備え、報知手段46は、任意の報知要因71に基づく報知動作中に、当該報知要因71よりも優先順位72の高い他の報知要因71が検出された場合、当該任意の報知要因71による報知動作を停止し、他の報知要因71に基づく報知動作を実行することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、報知機能を有するプリンタおよびプログラムに関するものである。
従来、ホストコンピュータとプリンタとを接続し、ホストコンピュータで生成した印刷データをプリンタに送信して印刷処理を行うシステムが知られている。例えば、スーパーマーケットや小売店等で使用されるPOSシステムでは、POS端末コンピュータにより、オペレータ(店員)により入力された商品情報に基づく商品データから印刷データを生成し、当該印刷データをプリンタ(印刷装置)に送信する。プリンタは、受信した印刷データに基づいてレシートやクーポン等の印刷を行う。そして、印刷されたレシートやクーポンは、適当な長さにカットされ、レシート搬送路から排出される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−222310号公報
ところで、上述のようなシステムでは、印刷ジョブの実行やプリンタの状態変化を例えばブザー音などで報知し、ユーザはこのブザー音により、現在の状態(印刷処理中、何らかの異常の発生など)を把握する。しかしながら、例えば、プリンタの所定の状態に関する報知動作中に、急を有する他の報知要因が発生した場合(報知指示が発行された場合)、現在実行中の報知動作が終了した後に、当該他の報知要因による報知動作を実行するため、急を有するにも関わらず、後回しにされてしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、報知要因の重要度を考慮して報知動作を実行することのできるプリンタおよびプログラムを提供することを目的とする。
本発明のプリンタは、印刷データに基づいて印刷を行うと共に報知機能を有するプリンタであって、予め定められた所定の報知要因の発生を検出する報知要因検出手段と、報知要因毎に対応した報知動作の優先順位を設定した優先度付けテーブルと、報知要因検出手段により報知要因が検出された場合、優先度付けテーブルを参照し、その参照結果に基づいて報知動作を実行する報知手段と、を備え、報知手段は、任意の報知要因に基づく報知動作中に、当該報知要因よりも優先順位の高い他の報知要因が検出された場合、当該任意の報知要因による報知動作を停止し、他の報知要因に基づく報知動作を実行することを特徴とする。
この構成によれば、何らかの報知要因が発生した場合、報知要因毎に優先順位が設定された優先度付けテーブルを参照し、その参照結果に基づいて報知動作を実行する。そして、何らかの報知要因(第1報知要因)に基づく報知動作中に、優先順位の高い他の報知要因(第2報知要因)が検出された場合、第1報知要因に基づく報知動作を停止し、第2報知要因に基づく報知動作を実行する。これにより、急を有する報知要因に対する報知動作の優先順位を高く設定することで、当該急を有する報知要因に対する報知動作の遅延を防止でき、適切なタイミングで報知動作を実行することができる。
この場合、優先度付けテーブルに設定された優先順位を変更するテーブル設定変更手段をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、優先度付けテーブルに設定された優先順位の変更が可能であるため、ユーザのニーズに応じた優先順位に設定することができる。
これらの場合、優先度付けテーブルは、プリンタの全ての状態において使用可能な1の共通優先度付けテーブルと、プリンタの各状態に対応した1以上の個別優先度付けテーブルと、から成り、プリンタの現在の状態を判別する状態判別手段と、プリンタの状態毎に、共通優先度付けテーブルおよび各状態に対応して設けられた個別優先度付けテーブルの、いずれを使用するかを設定するテーブル設定手段と、をさらに備え、報知手段は、状態判別手段による状態判別結果に基づいて、テーブル設定手段により設定されたテーブルを参照し、その参照結果に基づいて報知動作を実行することが好ましい。
この構成によれば、個別優先度テーブルを用いることにより、その状態に特化した優先順位で報知動作が行える。また、共通優先度テーブルおよび個別優先度テーブルを含む複数のテーブルのうちいずれを使用するかを設定できるため、例えば、プリンタのほとんどの状態に対しては同一の優先度付けで良く、それ以外の一部の状態に対しては異なる優先度付けを行いたい等のユーザのニーズに柔軟に対応することができる。
これらの場合、印刷ジョブに対応する印刷ジョブIDおよび報知指令を含む報知制御コマンドを受信して解析するコマンド解析手段と、自身の所定の内部変化を検出する内部変化検知手段と、をさらに備え、報知要因検出手段は、コマンド解析手段の解析結果および内部変化検知手段の検知結果のいずれかに基づいて、報知要因が発生した旨を検出することが好ましい。
この構成によれば、外部からの報知要因およびプリンタ内部の状態変化による報知要因の両方の報知要因を考慮した優先順位に基づき報知動作を制御することができる。
これらの場合、報知手段は、電子音を発生することにより報知動作を行なうことが好ましい。
この構成によれば、電子音による鳴動により、ユーザに対してプリンタの状況(何らかの事象が発生したこと)を報知することができる。これにより、例えば、プリンタがスーパーマーケット等で用いられるレシートプリンタの場合、ユーザが顧客の対応をしており、プリンタを視認することができない場合でも、容易にプリンタの状況を把握することができる。
本発明のプログラムは、コンピュータを、上記に記載のプリンタの各手段として機能させるためのものであることを特徴とする。
これを用いることにより、報知要因の重要度を考慮して報知動作を実行することのできるプリンタを提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係るプリントシステムについて説明する。本実施形態に係るプリンタは、何らかの報知要因が発生した場合、その報知要因の重要度を考慮して報知動作を実行することのできるプリンタである。以下、本実施形態では、本発明のプリンタを適用したプリントシステムについて説明する。また、印刷物としてクーポン券を対象とすると共に、報知手段として電子音による鳴動により報知する場合について説明する。
図1は、本発明のプリントシステム1の機器構成を示す図である。同図に示すように本実施形態のプリントシステム1は、印刷ジョブおよび当該印刷ジョブに対応する鳴動制御コマンド(報知制御コマンド)を送信するホストコンピュータ2と、ホストコンピュータ2から受信した印刷ジョブに基づいて印刷を行うと共に、鳴動制御コマンド、あるいは自身の内部変化(紙なしやインクなし等)に基づいて鳴動する機能を有するプリンタ3と、で構成されている。
ホストコンピュータ2は、プリンタ3を管理するためのコンピュータであり、プリンタ3に対してそれぞれ印刷ジョブを送信する。ホストコンピュータ2は、図示しないPOSアプリケーションなどからクーポン等の発行要求を受けると、後述する業務アプリケーション31によりその要求に基づいて印刷ジョブを生成し、各印刷ジョブに対して印刷ジョブIDを付与する。そして、この印刷ジョブIDに基づいて印刷ジョブの管理を行うと共に、プリンタ3に対し印刷ジョブを送信する。
また、ホストコンピュータ2は、必要に応じてプリンタ3のブザー46(報知手段,図2参照)を鳴動するための鳴動制御コマンドを生成する。そして、ホストコンピュータ2が、この鳴動制御コマンドをプリンタ3に送信することで、設定したタイミングおよび所定の鳴動パターンでブザー46を鳴動させることができる。
一方、プリンタ3は、複数種のカラーインクを記録材料として使用し、記録媒体である用紙に画像記録(複数色カラー印刷)を実行し、クーポン等を発券するインクジェット方式のプリンタ3である。図1に示すように、プリンタ3は、前面上部パネル11aおよびケースカバー11bから構成されるプリンタケース11の前面に、左側から順に電源スイッチ12、ロール紙カバー13、装着部開閉カバー14が配置されており、ロール紙カバー13の上方には、ロール紙を排出する用紙排出口15が臨んでいる。また、電源スイッチ12の上方には、プリンタ3の状態をオペレータ(ユーザ)に通知する複数のLEDランプ16が設けられている。ロール紙カバー13の内部には、用紙がロール状に巻回されたロール紙(図示省略)が装填されており、一方の装着部開閉カバー14の内部には、インクカートリッジ(図示省略)が装着されている。
プリンタ3は、ホストコンピュータ2から印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに基づいて、用紙上に文字や絵柄といった所望の画像をカラー印刷すると共に、用紙排出口15より印刷済みの用紙(クーポン等)を排出する。また、プリンタ3は、ホストコンピュータ2から鳴動制御コマンドを受信し、当該鳴動制御コマンドに基づいて自身のブザー46の鳴動を制御する。プリンタ3は、鳴動制御コマンドに設定されている鳴動タイミングおよび鳴動パターンに基づいてブザー46から電子音を鳴らし(鳴動)、オペレータに対し印刷処理が開始/完了などを報知する。また、プリンタ3は、自身に内部変化が発生した場合、その変化した状態を知らせるためにブザー46を鳴動させる(例えば、紙なしやインクなし等を知らせる)。これらブザー46を鳴動させる動作(以下、「鳴動動作」と称す。)は、後述する優先度付けテーブル61に設定された優先順位72に基づいて実行される。このように、電子音による鳴動により報知することで、例えば、オペレータが顧客の対応をしており、プリンタ3を視認することができない場合でも、プリンタ3がどのような状況にあるのかを容易に把握することができる。
なお、プリンタ3の状況を報知する手段として、上述のようにブザー46からの電子音による鳴動により聴覚的に報知しても良いし、あるいは、上述のLEDランプ16を点灯(明滅)させて、視覚的に報知するようにしても良い。
次に、図2の制御ブロック図を参照して、本発明に係るプリントシステム1を構成するホストコンピュータ2およびプリンタ3について説明する。
ホストコンピュータ2は、CPU21(Central Processing Unit)、ROM22(Read Only Memory)、RAM23(Random Access Memory)、HDD24(Hard Disk Drive)、入力デバイス25および通信インターフェース26を備えている。そして、HDD24に記憶された制御プログラムを起動時にRAM23にコピーし、その制御プログラムに従ってRAM23内などに保存されたデータの処理を行う。また、HDD24には、業務アプリケーション31およびスプーラ32が記憶されている。
CPU21は、業務アプリケーション31を実行し、入力デバイス25からの入力に基づき所望の鳴動パターンを生成する。鳴動パターンは、周波数、鳴動時間、消音時間、音量、鳴動回数等の項目からなる。ユーザは、これら項目に対するパラメータを変化させることで、所望の鳴動パターンを生成させることができる。
また、CPU21は、POSアプリケーションなどからクーポンを発券するための情報(以下、クーポン情報)を受信すると、業務アプリケーション31を実行して当該クーポン情報に基づいて印刷データを生成する。そして、業務アプリケーション31は、印刷要求と共に生成した印刷データをスプーラ32に送る。スプーラ32では、当該印刷データに基づき印刷ジョブを生成すると共に、当該印刷ジョブに対して印刷ジョブIDを付与する。この印刷ジョブは、印刷ジョブの先頭を示すJobStartコマンド、印刷ジョブIDが記載されたJobNameコマンド、印刷データの印刷を指示するJobPrintコマンド、印刷ジョブの最後を示すJobEndコマンド等の印刷制御コマンドおよび印刷データから形成される。そして、スプーラ32は、当該印刷要求の応答として業務アプリケーション31に印刷ジョブIDを通知し、これにより業務アプリケーション31は当該印刷ジョブIDを取得する。また、CPU21は、スプーラ32から通信インターフェース26を介して生成した印刷ジョブをプリンタ3に送信する。
業務アプリケーション31は、印刷ジョブIDが所定の印刷ジョブID(例えば、1の顧客に対して発行される最後のクーポン発行に対する印刷ジョブID)であるか否かを判別する。当該印刷ジョブIDが所定の印刷ジョブIDである場合、業務アプリケーション31は、ブザー46を鳴動させるタイミング(鳴動タイミング)、鳴動パターン、当該印刷ジョブIDを関連付けて鳴動制御コマンドを生成する。そして、CPU21は、業務アプリケーション31のAPIを用い、通信インターフェース26を介して当該鳴動制御コマンドをプリンタ3に送信する。所定の印刷ジョブに関する鳴動制御コマンドのみを送信することで、後述するプリンタ3での所定の印刷ジョブの開始/完了、つまり、所定のクーポンがこれから発券される/発券された旨のみを報知することができる。
また、CPU21は、なんらかの事象が発生したことを報知するために、ブザー6を鳴動させるための鳴動制御コマンド(以下、「即時鳴動制御コマンド」と称す。)を生成する。この即時鳴動制御コマンドは、上述の鳴動制御コマンドのように印刷ジョブの生成に伴って生成されるものではなく(印刷ジョブとは関連付けられることはなく)、任意のタイミングで生成され、プリンタ3に送信される。
また、CPU21は、プリンタ3の優先度付けテーブル61(後述の共通優先度付けテーブル62および個別優先度付けテーブル63)に設定された優先順位72を変更するための優先順位変更要求、優先度付けテーブル61の内容を確認するためのテーブル確認要求、およびプリンタ3の各状態と優先度付けテーブル61との関連付けを設定するテーブル設定要求等をプリンタ3に送信する。これら各要求に基づく優先度付けテーブル61の変更/確認/設定手順については、後で詳細に説明する。
一方、プリンタ3は、CPU41、フラッシュROM42、RAM43、通信インターフェース44、印刷制御部45、用紙搬送機構47、印刷ヘッド48(印刷手段)、ブザー46(報知手段)およびLEDランプ16を備えている。そして、フラッシュROM42内に記憶された制御プログラムに従って、RAM43内のデータの処理を行う。
RAM43には、印刷ジョブのジョブ履歴が記録されるジョブ履歴記憶領域51が設けられ、このジョブ履歴記憶領域51には、既に印刷処理が完了した印刷ジョブおよび現在印刷処理が開始されている印刷ジョブに対応する印刷ジョブIDが記録されている。さらに、RAM43には、実行中の印刷ジョブに対応する印刷ジョブIDを記録する印刷ジョブID記憶領域52と、鳴動制御コマンドを記録するコマンド記憶領域53が設けられている。また、コマンド記憶領域53は、印刷ジョブの実行開始前に鳴動するように設定された鳴動制御コマンド(以下、「印刷前鳴動制御コマンド」と称す。)を記録する第1コマンド記憶領域53aと、印刷ジョブの実行完了後に鳴動するように設定された鳴動制御コマンド(以下、「印刷後鳴動制御コマンド」と称す。)を記録する第2コマンド記憶領域53bとから構成されている。
また、フラッシュROM42には、鳴動動作の優先順位72が設定された優先度付けテーブル61を備えている。図3に示すように、優先度付けテーブル61は、ブザー46を鳴動させる要因となる鳴動要因71(報知要因)と、鳴動要因71による鳴動動作の優先順位72(番号で指定)が記録されている。優先順位72は、付与された番号が小さい程、高い優先順位であると判別され、番号が同じであれば、後から発生した鳴動要因71の優先順位が高いと判別される。また、優先度付けテーブル61は、全てのプリンタ3の状態において使用可能な1の共通優先度付けテーブル62と、プリンタ3の各状態に対応して定義された1以上の個別優先度付けテーブル63(63a,63b,63c)とを有している。
例えば、図3の優先度付けテーブル61(共通優先度付けテーブル62)では、「即時」というステータスの鳴動制御コマンド(即時鳴動制御コマンド)を鳴動要因71とする鳴動動作が最も高い優先順位「1」に設定され、「印刷後」というステータスの鳴動制御コマンド(印刷後鳴動制御コマンド)を鳴動要因71とする鳴動動作が優先順位「2」に設定されている。このため、印刷後鳴動制御コマンドによる鳴動動作中に、即時鳴動制御コマンドを鳴動要因71とする鳴動動作の要求が検出された場合(報知要因検出手段)、印刷後鳴動制御コマンドによる鳴動動作を停止し、即時鳴動制御コマンドによる鳴動動作を開始する。
また、印刷後鳴動制御コマンドによる鳴動動作中に、同じ優先順位72として設定された「印刷前」というステータスの鳴動制御コマンド(印刷前鳴動制御コマンド)を鳴動要因71とする鳴動動作の要求が検出された場合(報知要因検出手段)、印刷後鳴動制御コマンドによる鳴動動作を停止し、印刷前鳴動制御コマンドによる鳴動動作を開始する。この逆のパターンも同様であり、印刷前鳴動制御コマンドによる鳴動動作中に印刷後鳴動制御コマンドを鳴動要因71とする鳴動動作の要求が検出された場合(報知要因検出手段)、印刷前鳴動制御コマンドによる鳴動動作を停止し、印刷後鳴動制御コマンドによる鳴動動作が開始される。
また、プリンタ3の状態毎に、これら共通優先度付けテーブル62および個別優先度付けテーブル63の、どちらのテーブルを使用するかを設定することができる。例えば、プリンタ3の状態が「印刷中」および「クリーニング中」の場合は共通優先度付けテーブル62を適用し、これに基づいて鳴動動作の優先順位72を判別し、「インク交換中」はインク交換中専用として優先順位72が設定された個別優先度付けテーブル63bを適用し、鳴動動作の優先順位72を判別することが可能となる。また、各優先度付けテーブル62、63は、設定された優先順位72を変更することが可能である(詳細は後述)。
ここで、ホストコンピュータ2から鳴動制御コマンドを受信した際の、プリンタ3の動作について説明する。CPU41は、通信インターフェース44を介してホストコンピュータ2から鳴動制御コマンドを受信する。この場合、CPU41は、当該鳴動制御コマンドを解析し(コマンド解析手段)、この鳴動制御コマンドが即時鳴動制御コマンドか否かを判別する。即時鳴動制御コマンドの場合、CPU41は、自身(プリンタ3)の現在の状態(IDLE状態、クリーニング中および印刷中等)を判別し(状態判別手段)、当該状態に対応した優先度付けテーブル61(共通優先度付けテーブル62または個別優先度付けテーブル63)を参照する。そして、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が即時鳴動制御コマンドによる鳴動動作の優先順位72よりも高ければ、現在実行中の鳴動動作終了後に即時鳴動制御コマンドによる鳴動動作を開始する。一方、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が即時鳴動制御コマンドによる鳴動動作の優先順位72よりも低ければ(同じ優先順位72も含む)、現在実行中の鳴動動作を停止し、即時鳴動制御コマンドによる鳴動動作を開始する。また、現在実行中の鳴動動作がない場合は、即時に鳴動動作を開始する。
即時鳴動制御コマンド以外の鳴動制御コマンドを受信した場合、当該鳴動制御コマンドに含まれる印刷ジョブIDが、印刷ジョブID記憶領域52に記録されている現在印刷処理中の印刷ジョブの印刷ジョブIDと一致するか否かを判別する。現在開始されている印刷ジョブの印刷ジョブIDと一致する場合、CPU41は、当該鳴動制御コマンドに含まれる鳴動タイミングおよび鳴動パターンに基づいて、ブザー46の鳴動を制御する。
具体的には、当該鳴動タイミングが印刷ジョブの実行開始前に設定されている場合(印刷前鳴動制御コマンド)、CPU41は、上述と同様に、自身(プリンタ3)の現在の状態を判別すると共に、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照し、当該優先度付けテーブル61に設定された優先順位72に基づいて鳴動動作を開始する。また、当該鳴動タイミングが印刷ジョブの実行完了後に設定されている場合(印刷後鳴動制御コマンド)、CPU41は、当該印刷後鳴動制御コマンドを第2コマンド記憶領域53bに記録する。この場合、鳴動動作の可否がまだ判別されないため、優先度付けテーブル61の参照などの処理は実施されない。
一方、現在開始されている印刷ジョブの印刷ジョブIDと一致しない場合(現在開始されている印刷ジョブが存在しない場合も含む)、CPU41は、この鳴動制御コマンドに含まれる印刷ジョブIDがジョブ履歴記憶領域51に記録されているか否かを判別し、判別結果に基づいてブザー46の鳴動を制御する。具体的には、当該印刷ジョブIDジョブが履歴記憶領域51に記録されていない場合、CPU41は、当該鳴動制御コマンドに含まれる鳴動タイミングに基づいて、鳴動制御コマンドを記憶する。つまり、当該鳴動制御コマンドが印刷前鳴動制御コマンドであれば第1コマンド記憶領域53aに記録し、印刷後鳴動制御コマンドであれば第2コマンド記憶領域53bに記録する。一方、当該印刷ジョブIDがジョブ履歴記憶領域51に印刷処理完了済みとして記録されている場合、CPU41は、上述と同様に、自身(プリンタ3)の現在の状態を判別すると共に、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照し、当該優先度付けテーブル61に設定された優先順位72に基づいて鳴動動作を開始する。
また、CPU41は、通信インターフェース44を介してホストコンピュータ2から印刷ジョブを受信する。CPU41は、受信した印刷ジョブの印刷制御コマンドに基づいて処理を実行する。具体的には、まず、CPU41は、JobStartコマンドを解析することで当該印刷ジョブの処理を開始し、続いてJobNameコマンドを解析する(コマンド解析手段)。このJobNameコマンドには当該印刷ジョブの印刷ジョブIDがパラメータとしてセットされており、これにより、CPU41は、当該印刷ジョブの印刷ジョブIDを取得する。CPU41は、このJobNameコマンドの解析に伴い、当該印刷ジョブが開始されたことを検出すると共に、当該印刷ジョブIDを印刷ジョブID記憶領域52およびジョブ履歴記憶領域51に印刷実行開始のステータスで記録する。この検出をトリガとして、CPU41は、第1コマンド記憶領域53aに当該印刷ジョブの印刷ジョブIDと同一の印刷ジョブIDを含む鳴動制御コマンド(印刷前鳴動制御コマンド)が存在するか否かを判別する。該当する印刷前鳴動制御コマンドが存在する場合、CPU41は、自身(プリンタ3)の現在の状態を判別すると共に、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照し、当該優先度付けテーブル61に設定された優先順位72に基づいて鳴動動作を開始する。また、鳴動動作終了後、CPU41は、第1コマンド記憶領域53aに記憶されている印刷前鳴動制御コマンドをクリアする。一方、該当する印刷前鳴動制御コマンドが存在しない場合は、CPU41は、鳴動動作をすることなく、下記に示す印刷処理を開始する。
次に、CPU41は、JobPrintコマンドを解析し、印刷データの印刷を開始する。この場合、CPU41は、印刷制御部45に対し、当該印刷データに基づく印刷指示を出す。印刷指示を受けた印刷制御部45は、当該印刷データに基づいて、用紙搬送機構47を介してロール紙を搬送しつつ、印刷ヘッド48を駆動してロール紙への印刷を実行し、用紙排出口15からクーポンを発券する。その後、CPU41は、印刷ジョブ(印刷制御コマンド)に含まれるJobEndコマンドを解析(処理)し、当該コマンドの解析が終了することで当該印刷ジョブに係る全ての処理が完了したことを検出する。
この検出結果をトリガとして、CPU41は、第2コマンド記憶領域53bに当該印刷ジョブの印刷ジョブIDと同一の印刷ジョブIDを含む鳴動制御コマンド(印刷後鳴動制御コマンド)が存在するか否かを判別する。該当する印刷後鳴動制御コマンドが存在する場合、CPU41は、自身(プリンタ3)の現在の状態を判別すると共に、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照し、当該優先度付けテーブル61に設定された優先順位72に基づいて鳴動動作を開始すると共に、ジョブ履歴記憶領域51を更新して当該印刷ジョブのステータスを印刷完了にする。また、鳴動動作終了後、CPU41は、コマンド記憶領域53に記憶されている印刷後鳴動制御コマンドをクリアする。一方、該当する印刷後鳴動制御コマンドが存在しない場合は、ジョブ履歴記憶領域51を更新し、当該印刷ジョブのステータスを印刷完了にする。
また、CPU41は、自身(プリンタ3)の所定の内部変化を検出した場合(内部変化検知手段)、これを鳴動要因71とする鳴動動作を実行する。この場合も、上述と同様に、現在のプリンタ3の状態を判別し、その判別した状態に対応する優先度付けテーブル61(共通優先度付けテーブル62または個別優先度付けテーブル63)を参照する。そして、当該優先度付けテーブル61に設定された優先順位72に基づいて鳴動動作を開始する。
ここで、図4を参照し、優先度付けテーブル61(共通優先度付けテーブル62および個別優先度付けテーブル63)に設定された優先順位72の変更方法について説明する。図4(a)に示すように、まず、ホストコンピュータ2は、プリンタ3に対して変更対象となる優先度付けテーブル61の現在の内容を確認するためのテーブル確認要求を送信する(S001)。プリンタ3は、テーブル確認要求を受信し(S002)、要求された優先度付けテーブル61の現在の設定内容をホストコンピュータ2に送信する(S003)。そして、ホストコンピュータ2は、変更対象となる現在の優先度付けテーブル61を受信する(S004,図4(b)のD1参照)。なお、D1において、鳴動要因71の先頭に付随の番号は優先順位72であり、括弧内の番号は当該鳴動要因71の識別番号73である。
次に、ホストコンピュータ2は、プリンタ3に対して対象となる優先度付けテーブル61に設定された優先順位72を変更するための優先順位変更要求を送信する(S005)。この場合、ホストコンピュータ2は、対象となる優先度付けテーブル61、変更する鳴動要因71を示す識別番号73(ここでは、「No.1」)および変更後の優先順位72(ここでは、「3」)を指定して優先順位変更要求を送信する。プリンタ3は、優先順位変更要求を受信し(S006)、その要求に従って、対象となる鳴動要因71(「即時(No.1)」)の優先順位72を変更する(S007,テーブル設定変更手段)。そして、プリンタ3は、ホストコンピュータ2に対して変更完了通知を送信し(S008)、ホストコンピュータ2はこれを受信することで、優先順位72の変更が正常に行われたと判別する(S009)。
次に、ホストコンピュータ2は、変更された優先度付けテーブル61を確認するために、プリンタ3に対してテーブル確認要求を送信する(S010)。プリンタ3は、テーブル確認要求を受信し(S011)、要求された優先度付けテーブル61の現在の設定内容(変更後の設定内容)をホストコンピュータ2に送信する(S012)。そして、ホストコンピュータ2は、対象となる(変更後の)優先度付けテーブル61を受信する(S013,図4(b)のD2参照)。これにより、優先度付けテーブル61は、D1からD2の状態に変更される(鳴動要因71の「即時」の優先順位72が「1」から「3」に変更される)。このように、優先度付けテーブル61に設定された優先順位72の変更が可能であるため、ユーザのニーズに応じた優先順位72に設定することができる。
次に、図5を参照し、プリンタ3の各状態に対して共通優先度付けテーブル62および個別優先度付けテーブル63のうち、いずれを適用するかを設定する手順について説明する。図5(a)に示すように、まず、ホストコンピュータ2は、プリンタ3の各状態と優先度付けテーブル61との対応がどのように設定されているかを確認するために、状態設定確認要求をプリンタ3に送信する(S021)。プリンタ3は、状態設定確認要求を受信し(S022)、ホストコンピュータ2に対して現在の設定内容を送信する(S023)。そして、ホストコンピュータ2は、送信された設定内容を受信する(S024,図5(b)のD3参照)。なお、D3において、括弧内の番号はプリンタ3の状態を識別するための識別番号74であり、ON/OFF記号は、どの優先度付けテーブル61(62、63)が設定されているかを判別するフラグ75であり、ONの場合は、その状態に対応した個別優先度付けテーブル63が設定されていることを示し、OFFの場合は共通優先度付けテーブル62が設定されていることを示す。
次に、ホストコンピュータ2は、プリンタ3に対して、プリンタ3の状態に対する優先度付けテーブル61を変更するためのテーブル設定要求を送信する(S025)。この場合、ホストコンピュータ2は、変更対象となるプリンタ3の状態を示す識別番号74(ここでは、「No.1」)および、共通優先度付けテーブル62または個別優先度付けテーブル63のいずれかを設定するフラグ75(ここでは、「ON(個別優先度付けテーブル63)」)を送信する。プリンタ3は、テーブル設定要求を受信し(S026)、その要求に従って対象となるプリンタ3の状態の時は(「IDLE(No.1)」状態の時)、個別優先度付けテーブル63を参照するように設定する(S027,テーブル設定手段)。そして、プリンタ3は、ホストコンピュータ2に対して設定完了通知を送信し(S028)、ホストコンピュータ2は、これを受信することで、プリンタ3の状態に対応する優先度付けテーブル61の設定変更が正常に行われたと判別する(S029)。
次に、ホストコンピュータ2は、変更後の設定内容を確認するために、プリンタ3に対して状態設定確認要求を送信する(S030)。プリンタ3は、状態設定確認要求を受信し(S031)、ホストコンピュータ2に対して変更後の設定内容を送信する(S032)。そして、ホストコンピュータ2は、変更後の設定内容を受信する(S033,図5(b)のD4参照)。これにより、プリンタ3の状態と優先度付けテーブル61との対応がD3からD4の状態に変更される(「IDLE」状態時に使用するテーブルが、共通優先度付けテーブル62から個別優先度付けテーブル63に変更される)。このように、個別優先度付けテーブル63を用いることにより、その状態に特化した優先順位72で鳴動動作を行うことができる。また、プリンタ3の状態毎に、共通優先度付けテーブル62および各状態に対応して設けられた個別優先度付けテーブル63の、いずれを使用するかを設定できるため、例えば、プリンタ3のほとんどの状態に対しては同一の優先度付けで良く、それ以外の一部の状態に対しては異なる優先度付けを行いたい等のユーザのニーズに柔軟に対応することができる。
次に、図6および図7を参照して、プリンタ3が印刷ジョブを受信した場合の動作手順について説明する。まず、プリンタ3は、ホストコンピュータ2から送信された印刷ジョブを受信する(S041)。そして、プリンタ3は、当該印刷ジョブに基づいて印刷処理を開始する。この場合、プリンタ3は、当該印刷ジョブに含まれるJobNameコマンド(または、JobStartコマンド)を受信(解析)することで、印刷ジョブの開始を検出する(S042,コマンド解析手段)。この時、プリンタ3は、印刷ジョブに含まれる印刷ジョブIDを取得し、ジョブ履歴記憶領域51および印刷ジョブID記憶領域52に当該印刷ジョブIDおよびホスト情報を印刷処理開始のステータスで記録(登録)する(S043)。これと共に、当該印刷ジョブの印刷ジョブIDと同一の印刷ジョブIDを含む鳴動制御コマンドが、第1コマンド記憶領域53aに存在するか否かを判別する(S044)。
対象となる鳴動制御コマンドが第1コマンド記憶領域53aに存在する場合(S045;Yes)、プリンタ3は、自身の現在の状態を判別し(S046,状態判別手段)、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照する(S047)。現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72より高い場合(S048)、現在実行中の鳴動動作が終了するまで待機し、現在実行中の鳴動動作が終了した後に、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S049)。一方、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72と同じ、または低い場合(S050)、現在実行中の鳴動動作を停止し、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S051)。また、現在実行中の鳴動動作が存在しない場合(S052)、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S053)。
ブザー46の鳴動動作終了後、プリンタ3は、第1コマンド記憶領域53aに記録された当該鳴動制御コマンドをクリアする(S054)。そして、プリンタ3は、引き続き印刷処理を続行し、当該印刷ジョブに基づく一連の印刷処理が完了した後、ジョブ履歴記憶領域51の当該印刷ジョブIDに対するステータスを印刷処理完了に更新する(S055)。
一方、対象となる鳴動制御コマンドが第1コマンド記憶領域53aに存在しない場合(S045;No)、プリンタ3は、引き続き印刷処理を続行し、当該印刷ジョブに基づく一連の印刷処理が完了したことを検出する(S056)。この検出をトリガとして、当該印刷ジョブの印刷ジョブIDと同一の印刷ジョブIDを含む鳴動制御コマンドが、第2コマンド記憶領域53bに存在するか否かを判別する(S057)。
対象となる鳴動制御コマンドが第2コマンド記憶領域53bに存在する場合(S058;Yes)、プリンタ3は、自身の現在の状態を判別し(S059)、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照する(S060)。現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72より高い場合(S061)、現在実行中の鳴動動作が終了するまで待機し、現在実行中の鳴動動作が終了した後に、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S062)。一方、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72と同じ、または低い場合(S063)、現在実行中の鳴動動作を停止し、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S064)。また、現在実行中の鳴動動作が存在しない場合(S065)、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S066)。
ブザー46の鳴動動作終了後、プリンタ3は、第2コマンド記憶領域53bに記録された鳴動制御コマンドをクリアする(S067)。そして、プリンタ3は、ジョブ履歴記憶領域51の当該印刷ジョブIDに対するステータスを印刷処理完了に更新する(S055)。一方、対象となる鳴動制御コマンドが第2コマンド記憶領域53bに存在しない場合(S058;No)、プリンタ3は、ジョブ履歴記憶領域51の当該印刷ジョブIDに対するステータスを印刷処理完了に更新する(S055)。
次に、図8および図9を参照して、プリンタ3が鳴動制御コマンドを受信した場合の動作手順について説明する。まず、プリンタ3は、ホストコンピュータ2から送信された鳴動制御コマンドを受信する(S071)。次に、プリンタ3は、当該鳴動制御コマンドの鳴動タイミングが、即時に設定されているか、印刷ジョブの実行開始前に設定されているか、印刷ジョブの実行完了後に設定されているかを判別し、その判別結果に基づいて処理を実行する(S072)。鳴動タイミングが即時に設定されている場合(S073)、プリンタ3は、自身の現在の状態を判別し(S074)、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照する(S075)。現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72より高い場合(S076)、現在実行中の鳴動動作が終了するまで待機し、現在実行中の鳴動動作が終了した後に、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S077)。一方、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72と同じ、または低い場合(S078)、現在実行中の鳴動動作を停止し、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S079)。また、現在実行中の鳴動動作が存在しない場合(S080)、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S081)。
鳴動タイミングが印刷ジョブの実行の開始前に設定されている場合(S082)、プリンタ3は、受信した鳴動制御コマンドに含まれる印刷ジョブIDと同一の印刷ジョブIDが、印刷ジョブID記憶領域52に記録されているか否かを判別する(S083)。つまり、鳴動制御コマンドに含まれる印刷ジョブIDが付与された印刷ジョブが、印刷実行中であるか否かを判別する。
印刷ジョブID記憶領域52に対象となる印刷ジョブIDが存在する場合(S084;Yes)、プリンタ3は、自身の現在の状態を判別し(S074)、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照する(S075)。現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72より高い場合(S076)、現在実行中の鳴動動作が終了するまで待機し、現在実行中の鳴動動作が終了した後に、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S077)。一方、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72と同じ、または低い場合(S078)、現在実行中の鳴動動作を停止し、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S079)。また、現在実行中の鳴動動作が存在しない場合(S080)、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S081)。
一方、印刷ジョブID記憶領域52に対象となる印刷ジョブIDが存在しない場合(S084;No)、プリンタ3は、ジョブ履歴記憶領域51を検索し、対象となる印刷ジョブIDが当該ジョブ履歴記憶領域51に記録されているか否かを判別する(S085)。ジョブ履歴記憶領域51に対象となる印刷ジョブIDが存在しない場合(S086;No)、プリンタ3は、鳴動制御コマンドを第1コマンド記憶領域53aに記録する(S087)。
一方、ジョブ履歴記憶領域51に対象となる印刷ジョブIDが存在する場合(S086;Yes)、プリンタ3は、ジョブ履歴記憶領域51に記録されている印刷ジョブIDのステータスが「印刷処理完了済み」であるか否かを判別する。対象となる印刷ジョブIDおよびホスト情報のステータスが「印刷処理完了済み」以外の場合(S088;No)、鳴動制御コマンドを第1コマンド記憶領域53aに記録する(S087)。一方、対象となる印刷ジョブIDのステータスが「印刷処理完了済み」の場合(S088;Yes)、プリンタ3は、自身の現在の状態を判別し(S074)、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照する(S075)。現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72より高い場合(S076)、現在実行中の鳴動動作が終了するまで待機し、現在実行中の鳴動動作が終了した後に、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S077)。一方、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72と同じ、または低い場合(S078)、現在実行中の鳴動動作を停止し、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S079)。また、現在実行中の鳴動動作が存在しない場合(S080)、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S081)。
また、鳴動タイミングが印刷ジョブの実行の完了後に設定されている場合(S089)、プリンタ3は、受信した鳴動制御コマンドに含まれる印刷ジョブIDと同一の印刷ジョブIDが、印刷ジョブID記憶領域52に記録されているか否かを判別する(S090)。つまり、鳴動制御コマンドに含まれる印刷ジョブIDが付与された印刷ジョブが、印刷処理中であるか否かを判別する。印刷ジョブID記憶領域52に対象となる印刷ジョブIDが存在する場合(S091;Yes)、プリンタ3は、鳴動制御コマンドを第2コマンド記憶領域53bに記録する(S092)。一方、印刷ジョブID記憶領域52に対象となる印刷ジョブIDが存在しない場合(S091;No)、プリンタ3は、ジョブ履歴記憶領域51を検索し、対象となる印刷ジョブIDが当該ジョブ履歴記憶領域51に記録されているか否かを判別する(S093)。
ジョブ履歴記憶領域51に対象となる印刷ジョブIDが存在しない場合(S094;No)、プリンタ3は、鳴動制御コマンドを第2コマンド記憶領域53bに記録する(S092)。一方、ジョブ履歴記憶領域51に対象となる印刷ジョブIDが存在する場合(S094;Yes)、プリンタ3は、ジョブ履歴記憶領域51に記録されている印刷ジョブIDのステータスが「印刷処理完了済み」であるか否かを判別する。対象となる印刷ジョブIDのステータスが「印刷処理完了済み」以外の場合(S095;No)、鳴動制御コマンドを第2コマンド記憶領域53bに記録する(S092)。一方、対象となる印刷ジョブIDのステータスが「印刷処理完了済み」の場合(S095;Yes)、プリンタ3は、自身の現在の状態を判別し(S096)、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照する(S097)。現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72より高い場合(S098)、現在実行中の鳴動動作が終了するまで待機し、現在実行中の鳴動動作が終了した後に、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S099)。一方、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72と同じ、または低い場合(S100)、現在実行中の鳴動動作を停止し、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S101)。また、現在実行中の鳴動動作が存在しない場合(S102)、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S103)。
次に、図10を参照して、プリンタ3が自身の内部変化を検出した場合の動作手順について説明する。なお、内部変化とは、例えば、プリンタ3が、「紙なし」や「インクなし」となるなど、内部エラーの発生による変化を指す。まず、プリンタ3は、所定の内部変化が発生すると、これを検知し(S104,内部変化検知手段)、鳴動要因71が発生したことを検出する(S105,報知要因検出手段)。そして、プリンタ3は、自身の現在の状態を判別し(S106)、当該状態に対応した優先度付けテーブル61を参照する(S107)。現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72より高い場合(S108)、現在実行中の鳴動動作が終了するまで待機し、現在実行中の鳴動動作が終了した後に、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S109)。一方、現在実行中の鳴動動作の優先順位72が対象動作の優先順位72と同じ、または低い場合(S110)、現在実行中の鳴動動作を停止し、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S111)。また、現在実行中の鳴動動作が存在しない場合(S112)、当該鳴動制御コマンドの鳴動パターンに基づいて鳴動動作を開始する(S113)。
以上のように、本実施形態によれば、何らかの鳴動要因71が発生した場合、鳴動要因71毎に優先順位72が設定された優先度付けテーブル61を参照し、その参照結果に基づいて鳴動動作を実行する。そして、何らかの鳴動要因71(第1鳴動要因)に基づく鳴動動作中に、優先順位72の高い他の鳴動要因71(第2鳴動要因)が検出された場合、第1鳴動要因に基づく鳴動動作を停止し、第2鳴動要因に基づく鳴動動作を実行する。これにより、急を有する鳴動要因71に対する鳴動動作の優先順位72を高く設定することで、当該急を有する鳴動要因71に対する鳴動動作の遅延を防止でき、適切なタイミングで鳴動動作を実行することができる。また、外部からの鳴動要因71およびプリンタ3内部の状態変化による鳴動要因71の両方の鳴動要因71を考慮した優先順位72に基づき鳴動動作を制御することができる。
なお、本実施形態では、ホストコンピュータ2側で鳴動パターンを生成し、この鳴動パターンをプリンタ3に送信することでブザー46の鳴動を実現しているが、これに限らず、プリンタ3側で、予め複数の鳴動パターンを記憶しておき、ホストコンピュータ2からプリンタ3に対して鳴動パターンを指定する情報のみを送信してブザー46を鳴動させるようにしても良い。これにより、鳴動パターンそのものの送信が不要となり、鳴動パターンの送信に係るトラフィックを削減することができる。この場合、この鳴動パターンを記録する記憶手段は、図2に示すフラッシュROM42に相当する。
また、本実施形態では、所定の印刷ジョブが開始した場合に、ブザー46を鳴動してその開始/完了を報知するようにしているが、これに限らず、全ての印刷ジョブに対して、各印刷ジョブの開始/完了を報知するようにしても良い。
また、本実施形態では、印刷ジョブの実行開始前、あるいは実行完了後のいずれかの時点でブザー46の鳴動するように記載しているが、これは、あくまでも1例であり、実行開始前および実行完了後の両時点でブザー46を鳴動させるようにしても良いし、実行開始前から実行完了後までの間、ブザー46を鳴動させるようにしても良い。
また、本実施形態では、対象となる印刷物としてクーポンを例に挙げて説明したが、これに限定するものではない。
また、上記の例に示した、ホストコンピュータ2およびプリンタ3の機能をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記憶媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
また、上述した実施例によらず、プリントシステム1の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
本実施形態に係るプリントシステムのシステム構成図である。 ホストコンピュータおよびプリンタの制御ブロック図である。 優先度付けテーブルを説明する図である。 優先度付けテーブルに設定された優先順位の変更方法について説明するフローチャートである。 プリンタの状態毎に、どの優先度付けテーブルを適用するかを設定する手順について説明するフローチャートである。 プリンタが印刷ジョブを受信した場合の動作手順について説明するフローチャートである。 プリンタが印刷ジョブを受信した場合の動作手順について説明するフローチャートである。 プリンタが鳴動制御コマンドを受信した場合の動作手順について説明するフローチャートである。 プリンタが鳴動制御コマンドを受信した場合の動作手順について説明するフローチャートである。 プリンタが自身の内部変化を検出した場合の動作手順について説明するフローチャートである。
符号の説明
1…プリントシステム 2…ホストコンピュータ 3…プリンタ 46…ブザー 61…優先度付けテーブル 62…共通優先度付けテーブル 63…個別優先度付けテーブル 71…報知要因 72…優先順位

Claims (6)

  1. 印刷データに基づいて印刷を行うと共に報知機能を有するプリンタであって、
    予め定められた所定の報知要因の発生を検出する報知要因検出手段と、
    前記報知要因毎に対応した報知動作の優先順位を設定した優先度付けテーブルと、
    前記報知要因検出手段により前記報知要因が検出された場合、前記優先度付けテーブルを参照し、その参照結果に基づいて報知動作を実行する報知手段と、を備え、
    前記報知手段は、
    任意の報知要因に基づく報知動作中に、当該報知要因よりも優先順位の高い他の報知要因が検出された場合、当該任意の報知要因による報知動作を停止し、前記他の報知要因に基づく報知動作を実行することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記優先度付けテーブルに設定された優先順位を変更するテーブル設定変更手段をさらに備えたことを特徴する請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記優先度付けテーブルは、前記プリンタの全ての状態において使用可能な1の共通優先度付けテーブルと、前記プリンタの各状態に対応した1以上の個別優先度付けテーブルと、から成り、
    前記プリンタの現在の状態を判別する状態判別手段と、
    前記プリンタの状態毎に、前記共通優先度付けテーブルおよび各状態に対応して設けられた前記個別優先度付けテーブルの、いずれを使用するかを設定するテーブル設定手段と、をさらに備え、
    前記報知手段は、
    前記状態判別手段による状態判別結果に基づいて、前記テーブル設定手段により設定されたテーブルを参照し、その参照結果に基づいて前記報知動作を実行することを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 印刷ジョブに対応する印刷ジョブIDおよび報知指令を含む報知制御コマンドを受信して解析するコマンド解析手段と、
    自身の所定の内部変化を検出する内部変化検知手段と、をさらに備え、
    前記報知要因検出手段は、前記コマンド解析手段の解析結果および内部変化検知手段の検知結果のいずれかに基づいて、前記報知要因が発生した旨を検出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプリンタ。
  5. 前記報知手段は、電子音を発生することにより報知動作を行なうことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプリンタ。
  6. コンピュータを、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプリンタの各手段として機能させるためのプログラム。
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