JP2009109437A - リードを有するセンサ素子の固定構造及び固定ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成のセンサ素子及び該素子から延びるリードを有する測定体の測定部位を、被測定体に高精度に位置決め固定することができる技術を実現する。
【解決手段】測定体の固定構造は、センサ素子21から所定長のリード22aを含む部分が、リード22の硬さよりも硬い材料23により被覆され、当該被覆部分が、該部分から延びるリードの側に折り返された測定部位24を測定体に設け、測定部位が折り返し端部24a側から挿入される挿入口31と、該挿入口から挿入された測定部位を収納する収納部32と、リードが引っ張られたときに被覆部分の先端と当接することにより抜け止めする当接部33とを被測定体に設けている。測定部位は被覆及び折り返しにより形成できるので、測定体は簡易な構成となる。収納部に収納された測定部位のセンサ素子は、常に被測定体の同一箇所に位置決めされるので、高精度な測定が可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、センサ素子及び該素子から延びるリードを有する測定体を被測定体に固定する固定構造及び固定ユニットに関し、特に、サーミスタをリアクトルに固定するのに好適な固定構造及び固定ユニットに関する。
例えば、リアクトルは、一般に巻線であるコイルと磁性体のコアを備え、コアにコイルが巻回されることによりインダクタンスを得る。従来、リアクトルは、昇圧回路、インバータ回路、アクティブフィルタ回路等に用いられているが、かかるリアクトルとしては、コアと当該コアに巻回されたコイルとを他の絶縁部材等と共に金属等のケース内に収納する構造のものが多く用いられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、車載用の昇圧回路に用いられるリアクトルにおいては、高電流領域における高いインダクタンス値を得るために所定の巻径と巻数により形成した単独コイル要素を2個並列状に形成し、双方のコイル要素を流れる電流の方向が互いに逆向きになるように連結(接続)した構成のコイルが用いられている。このようなリアクトルでは、高電流を流し続けるとコイルが過熱して電気特性が低下するため、サーミスタにより内部温度を測定してコイルが一定温度以上に発熱しないように制御されている。
特開2003−124039号公報
高精度な測温が可能なサーミスタを備えたリアクトルを安定的に製作するには、先端のサーミスタ素子を含む測温部位を同一箇所に毎回位置決めする必要がある。ところが、測温部位を直接固定することがほぼ不可能であることから、測温部位以外の部位をネジ止め固定しているため、測温部位を同一箇所に毎回位置決めすることは困難である。また、測温部位以外の部位にネジ係止構造を設ける必要があり、サーミスタの大幅なコストアップに繋がる。
本発明の目的は、簡易な構成のセンサ素子及び該素子から延びるリードを有する測定体の測定部位を、被測定体に高精度に位置決め固定することができる技術を提供することにある。
本発明者は、高精度な測定が可能なセンサ素子及び該素子から延びるリードを有する測定体を備えた被測定体を安定的に製作するために、簡易な構成のセンサ素子を含む測定部位を、被測定体の同一箇所に毎回位置決め固定することが可能な新規な構成の測定体の固定構造及び固定ユニットを見出した。
即ち、上記目的を達成するため、本発明は、センサ素子及び該素子から延びるリードを有する測定体を被測定体に固定する固定構造であって、
前記センサ素子から所定長の前記リードを含む部分が、前記リードの硬さよりも硬い材料により被覆され、当該被覆部分が、該部分から延びる前記リードの側に折り返された測定部位を前記測定体に設け、
前記測定部位が折り返し端部側から挿入される挿入口と、該挿入口から挿入された前記測定部位を収納する収納部と、前記リードが引っ張られたときに前記被覆部分の先端と当接することにより抜け止めする当接部とを前記被測定体に設けたことを特徴とする。
かかる構成によれば、測定部位は被覆及び折り返しにより形成できるので、測定体は簡易な構成となる。また、収納部に一旦収納された測定部位の被覆部分は、リードを引っ張ったときに当接部に当接し、更にリードの硬さよりも硬い材料で成るため変形し難いので、収納部から抜け出てしまうことを防止することができる。そして、収納部に収納された測定部位のセンサ素子は、常に被測定体の同一箇所に位置決めされるので、高精度な測定が可能となる。
また、前記当接部を前記挿入口に形成するようにしたので、測定部位を容易に挿入可能な挿入口及び被覆部分と確実に当接可能な当接部を同時に設計することができる。
また、前記挿入口及び前記収納部の間口を、前記測定部位の軸直交方向の寸法と略同一となるように形成したので、挿入口を通って収納部に一旦収納された測定部位は強固に保持される。
また、前記収納部の奥行きを、前記測定部位の軸方向の寸法と略同一となるように形成したので、収納部に一旦収納された測定部位は当接部に確実に当接して抜け止めされる。
また、前記測定部位の軸方向の寸法を、該測定部位の軸直交方向の寸法よりも大きくなるように形成したので、リードを引っ張ったときでも測定部位が収納部内で回転することは無く、測定部位が抜け出てしまうことを防止できる。
また、前記リードを、弾性を有する材料により形成したので、収納部の間口が測定部位の軸直交方向の寸法よりも大きい場合であっても、被覆部分が開いて当接部に確実に当接し、測定部位が抜け出てしまうことを防止できる。
上記目的を達成するため、本発明は、挿入口、収納部及び当接部を有するリードを有するセンサ素子の固定ユニットであって、測定部位が固定されていることを特徴とする。
かかる構成により、測定体を備えた固定ユニットとしてパッケージ化することができるので、種々の被測定体に対して汎用することが可能となる。
本発明によれば、測定部位は被覆及び折り返しにより形成できるので、測定体は簡易な構成となり、コストアップを最小限に抑えることができる。また、収納部に一旦収納された測定部位の被覆部分は、リードを引っ張ったときに当接部に当接し、更にリードの硬さよりも硬い材料で成るため変形し難いので、収納部から抜け出てしまうことを防止することができ、ラフなハンドリングに対応することができる。そして、収納部に収納された測定部位のセンサ素子は、常に被測定体の同一箇所に位置決めされるので、高精度な測定が可能となり、かかる測定体を備えた被測定体を安定的に製作することができる。
本発明の実施形態に係るリードを有するセンサ素子の固定構造及び固定ユニットについて図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、サーミスタ(測定体)をリアクトル(被測定体)に固定する場合に適用した。
図1は、本発明の実施形態が適用されたサーミスタが固定されたリアクトルの斜視図、図2は、図1に示すリアクトルの仕切り板での断面図である。
このリアクトル10は、例えば、強制冷却手段を有する機器の電気回路に使用され、リアクトルコイル11、コイル仕切り板13a、13bが一体化されたボビン15a、15b、リアクトルコア17、サーミスタ20及び図示しない熱伝導性ケースや絶縁兼放熱シート等を含んでいる。リアクトルコイル11は、単独コイル要素を2個並列状に形成した構成となっている。ボビン15a、15bは、図4に示すように、フランジ部15aa、15baと、各フランジ部15aa、15baに一体化された2つのボス部15ab、15bbを備え、各ボス部15ab、15bbが対向配置される構成となっている。コイル仕切り板13a、13bは、ボビン15a、15bの2つのボス部15ab、15bb間に配置され、各フランジ部15aa、15baに一体化された構成となっている。リアクトルコア17は、上面視略オーバル状となるように形成されており、リアクトルコイル11内に挿入可能に構成されている。
このリアクトル10は、リアクトルコイル11内にボビン15a、15bの2つのボス部15ab、15bbが挿入されると共に、リアクトルコイル11間にコイル仕切り板13a、13bが挿入され、リアクトルコイル11の両端側がボビン15a、15bの2つのフランジ部15aa、15baで挟持される。そして、ボビン15a、15bの2つのボス部15ab、15bb内にリアクトルコア17が挿入され、コイル仕切り板13a、13bにサーミスタ20が固定される。そして、これらが熱伝導性ケース内に絶縁兼放熱シートを介して収納され、充填材が流し込まれて固定された構成となっている。サーミスタ20及びコイル仕切り板13a、13bには、本発明の特徴的な固定構造の構成部分が形成されており、以下で更に図面を参照して詳述する。
図3は、図1に示すサーミスタ単体の図、図4は、図1に示すボビン及びコイル仕切り板のみの斜視図、図5は、図4の仕切り板での断面図である。
サーミスタ20は、図3に示すように、サーミスタ素子21及び該素子21から延びるリード22を有する。更に、サーミスタ素子21から図示点線で示す所定長のリード22aを含む部分が、樹脂チューブ23により被覆されている。そして、この樹脂チューブ23で被覆されたサーミスタ素子21及びリード22aの部分が、該チューブ23から延びるリード22の側に180°の角度に折り返されて、即ちヘアピン形状の折り返し端部24aが形成されて、図示一点鎖線で囲まれた測定部位24を形成している。この測定部位24の折り返し端部24aは、エッジ部分が無いヘアピン形状に形成されているので、断線し難く、挿入口31に誘い込み易く、かつ収納部32に挿入し易い。この測定部位24が、固定構造の一構成部分である。
コイル仕切り板13a、13bには、図4及び図5に示すように、挿入口31、収納部32及び当接部33が設けられている。挿入口31には、上記測定部位24が折り返し端部24a側から挿入される。収納部32には、挿入口31から挿入された測定部位24が収納される。当接部33は、リード22が引っ張られたときに樹脂チューブ23の先端と当接することにより測定部位24を抜け止めする。挿入口31、収納部32及び当接部33が、固定構造の一構成部分である。
挿入口31は、図5に示すように、コイル仕切り板13aの図示左上端部に形成されている。即ち、コイル仕切り板13aの図示左上端部が三角状に切り欠かれており、この切り欠き部分が挿入口31を形成している。収納部32は、コイル仕切り板13aの図示左側部及び図示左下端部とコイル仕切り板13bの図示右側部の間に形成されている。即ち、上記三角状の切り欠き部分と繋がるコイル仕切り板13aの図示左側部が矩形状に切り欠かれており、この切り欠き部分とコイル仕切り板13bの図示右側部で囲まれた部分が収納部32を形成している。当接部33は、コイル仕切り板13bの図示右上端部に形成されている。即ち、コイル仕切り板13bの図示右上端部が図示右方向へ延びる爪状に突設されており、この突設部分が当接部33を形成している。
挿入口31と当接部33は、図5に示すように、コイル仕切り板13aの図示左上端部とコイル仕切り板13bの図示右上端部に形成されている。このため、挿入口31の間口a(当接部33の先端とコイル仕切り板13aの図示左上端部との距離a)と、当接部33の突設長bを調整することにより、測定部位24を容易に挿入可能な挿入口31及び樹脂チューブ23の先端と確実に当接可能な当接部33を同時に設計することができる。
また、挿入口31の上記間口a及び収納部32の間口c(コイル仕切り板13aの図示左側部とコイル仕切り板13bの図示右側部との距離c)は、測定部位24の軸直交方向の寸法d(図3参照)と略同一となるように形成されている。これにより、挿入口31を通って収納部32に一旦収納された測定部位24は、コイル仕切り板13aの図示左側部とコイル仕切り板13bの図示右側部とにより軸直交方向に挟持されて強固に保持される。
また、収納部32の奥行きe(当接部33の下端とコイル仕切り板13aの図示左下端部との距離e)は、測定部位24の軸方向の寸法f(図3参照)と略同一となるように形成されている。これにより、収納部32に一旦収納された測定部位24は、当接部33とコイル仕切り板13aの図示左下端部により軸方向の移動が規制され、樹脂チューブ23の先端が当接部33に確実に当接して抜け止めされる。
ここで、測定部位24の軸方向の寸法fは、該測定部位24の軸直交方向の寸法dよりも大きくなるように形成されている。リード22を引っ張ったときに、測定部位24の軸方向の寸法fが該測定部位24の軸直交方向の寸法dよりも小さいと、当接部33に当接した樹脂チューブ23の先端を支点として測定部位24が収納部32内で図示左回りに回転して収納部32から抜け出てしまうおそれがある。測定部位24の軸方向の寸法fを該測定部位24の軸直交方向の寸法dよりも大きくなるように形成することで、リード22を引っ張ったとき、測定部位24はコイル仕切り板13aの図示左側部とコイル仕切り板13bの図示右側部収納部に当接するので回転することは無く、測定部位24が収納部32から抜け出てしまうことを防止できる。
更に、樹脂チューブ23が柔らかい材料であると、リード22を引っ張ったときに折れ曲がって収納部32から抜け出てしまうおそれがある。そこで、樹脂チューブ23は、少なくともリード22より硬い材料で形成する必要がある。更に、樹脂チューブ23は、サーミスタ素子21を絶縁保護する必要がある。また、樹脂チューブ23は、挿入口31から収納部32へ挿入容易とするために滑り易い材質である必要がある。以上の観点から、樹脂チューブ23は、例えばフッ素樹脂製であることが望ましい。
上述した実施形態では、収納部32の間口cは、測定部位24の軸直交方向の寸法dと略同一となるように形成されているが、測定部位24の軸直交方向の寸法dよりも大きくなるように形成しても良い。この場合、リード22は、弾性を有する材料により形成する必要がある。これにより、収納部32の間口cが測定部位24の軸直交方向の寸法dよりも大きい場合であっても、樹脂チューブ23がコイル仕切り板13bの図示右側部に当接するまで開くので、樹脂チューブ23の先端は当接部33に確実に当接し、測定部位24が収納部32から抜け出てしまうことを防止できる。
図6(A)、(B)、(C)は、コイル仕切り板にサーミスタを固定する作業手順を示す図である。
先ず、図6(A)に示すように、樹脂チューブ23で被覆されたサーミスタ素子21及びリード22aの部分を、該チューブ23から延びるリード22の側に180°の角度、即ちヘアピン形状に折り返して測定部位24を形成する。そして、この測定部位24の折り返し端部24aをコイル仕切り板13a、13bに形成されている挿入口31に向ける。
続いて、図6(B)に示すように、挿入口31に測定部位24を折り返し端部24a側から挿入する。このとき、挿入口31から収納部32に繋がるコイル仕切り板13aの図示左上部は傾斜した面に形成されており、測定部位24は該傾斜面に案内されるので、測定部位24を収納部32内にスムーズに滑り込ませることができる。
最終的に、図6(C)に示すように、樹脂チューブ23の先端が当接部33をクリアするまで押し込んで測定部位24を収納部32に収納する。これにより、樹脂チューブ23の先端が当接部33に引っ掛かるので、サーミスタ素子21の位置が固定される。また、リード22が引っ張られても樹脂チューブ23の先端が当接部33と当接しているので、測定部位24を抜け止めすることができる。以上のように、本実施形態の固定構造によれば、従来必要であったサーミスタのリアクトルからの抜け防止用固着剤の塗布工程、硬化工程が不要となるので、サーミスタ20が固定されたリアクトル10の製作作業工程を大幅に簡略化することができ、作業ばらつきを減少させることができる。
図7は、別形態の仕切り板での断面を図5に対応させて示す図である。
このコイル仕切り板14a、14bには、挿入口41、収納部42及び当接部43が設けられている。挿入口41には、上記測定部位24が折り返し端部24a側から挿入される。収納部42には、挿入口41から挿入された測定部位24が収納される。当接部43は、リード22が引っ張られたときに樹脂チューブ23の先端と当接することにより測定部位24を抜け止めする。挿入口41、収納部42及び当接部43が、固定構造の一構成部分である。
図5に示す固定構造とは形成寸法は同一であるが、収納部42及び当接部43が傾斜して形成されている点で異なる構成となっている。挿入口41は、コイル仕切り板14aの図示左上端部に形成されている。即ち、コイル仕切り板14aの図示左上端部が三角状に切り欠かれており、この切り欠き部分が挿入口41を形成している。収納部42は、コイル仕切り板14aの図示左側部とコイル仕切り板14bの図示右側部の間に形成されている。即ち、上記三角状の切り欠き部分と繋がるコイル仕切り板14aの図示左側部が三角状に切り欠かれていると共に、コイル仕切り板14bの図示右側部が三角状に切り欠かれており、これらの切り欠き部分で囲まれた部分が収納部42を形成している。当接部43は、コイル仕切り板14bの図示右上端部に傾斜して形成されている。即ち、コイル仕切り板14bの図示右上端部が図示右斜め下方向へ延びる爪状に突設されており、この突設部分が当接部43を形成している。
このように収納部42及び当接部43を傾斜して形成することにより、小型のリアクトル、即ち高さが低いリアクトルであっても寸法を常に同一で形成することができる。このため、大型のリアクトルから小型のリアクトルまで同一の測定部位24を使用することができる。
図8は、別形態の固定構造を示す図である。
この固定構造は、コイル仕切り板13a、13bと同様の構造を有する固定プレート60にサーミスタ20を予め固定してパッケージ化した固定ユニット50である。
固定プレート60には、図5に示す固定構造と形成寸法及び形状が同一の挿入口61、収納部62及び当接部63が形成されている。即ち、挿入口61には、サーミスタ20の測定部位24が折り返し端部24a側から挿入される。収納部62には、挿入口61から挿入された測定部位24が収納される。当接部63は、リード22が引っ張られたときに樹脂チューブ23の先端と当接することにより測定部位24を抜け止めする。但し、図5に示すコイル仕切り板13aの左下端部に該当する部分は、一体的に形成されて収納部62を構成している。そして、測定部位24が収納された固定プレート60の両面には、測定部位24の外れ防止のために、透明、半透明もしくは不透明の樹脂フィルム64が貼着されている。
このような固定プレート60にサーミスタ20を予め固定してパッケージ化した固定ユニット50によれば、コイル仕切り板13a、13bに固定構造を形成していないリアクトルであっても適用でき、更にはリアクトルに限定されず、種々の被測定体に対して汎用することが可能となる。尚、図7に示す固定構造をパッケージ化した固定ユニットとしても良く、これによれば小型の被測定体に対しても汎用することが可能となる。
以上のように本実施形態のサーミスタ20の固定構造24、31、32、33、41、42、43及び固定ユニット50によれば、測定部位24は樹脂チューブ23の被覆及び折り返しにより形成できるので、サーミスタ20を簡易な構成とすることができる。また、収納部32、42、62に一旦収納された測定部位24の樹脂チューブ23は、リード22を引っ張ったときに当接部33、43、63に当接し、更にリード22の硬さよりも硬い材料で成るため変形し難いので、収納部32、42、62から抜け出てしまうことを防止することができる。そして、収納部32、42、62に収納された測定部位24のサーミスタ素子21は、常にリアクトル10の同一箇所に位置決めされるので、高精度な測定が可能となる。
以上、本発明について実施の形態をもとに説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の要旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
本発明は、測定体としてサーミスタを被測定体としてリアクトルに固定する構造について説明したが、これに限定されるものでは無く、例えば測定体として磁気素子等でも良く、被測定体としてトランス等、その他の電子部品にも広く適用可能である。
本発明の実施形態が適用されたサーミスタが固定されたリアクトルの斜視図である。 図1に示すリアクトルの仕切り板での断面図である。 図1に示すサーミスタ単体の図である。 図1に示すボビン及びコイル仕切り板のみの斜視図である。 図4の仕切り板での断面図である。 (A)、(B)、(C)は、コイル仕切り板にサーミスタを固定する作業手順を示す図である。 別形態の仕切り板での断面を図5に対応させて示す図である。 別形態の固定構造を示す図である。
符号の説明
10 リアクトル、 11 リアクトルコイル、
13、13a、13b、14a、14b コイル仕切り板、 15 ボビン、
17 リアクトルコア、 20 サーミスタ、 21 サーミスタ素子、
22、22a リード、 23 樹脂チューブ、 24 測定部位、
24a 折り返し端部、 31、41、61 挿入口、32、42、62 収納部、
33、43、63 当接部、 50 固定ユニット、 60 固定プレート、
64 樹脂フィルム

Claims (7)

  1. センサ素子及び該素子から延びるリードを有する測定体を被測定体に固定する固定構造であって、
    前記センサ素子から所定長の前記リードを含む部分が、前記リードの硬さよりも硬い材料により被覆され、当該被覆部分が、該部分から延びる前記リードの側に折り返された測定部位を前記測定体に設け、
    前記測定部位が折り返し端部側から挿入される挿入口と、該挿入口から挿入された前記測定部位を収納する収納部と、前記リードが引っ張られたときに前記被覆部分の先端と当接することにより抜け止めする当接部とを前記被測定体に設けたことを特徴とするリードを有するセンサ素子の固定構造。
  2. 前記当接部が、前記挿入口に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリードを有するセンサ素子の固定構造。
  3. 前記挿入口及び前記収納部の間口が、前記測定部位の軸直交方向の寸法と略同一に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリードを有するセンサ素子の固定構造。
  4. 前記収納部の奥行きが、前記測定部位の軸方向の寸法と略同一に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のリードを有するセンサ素子の固定構造。
  5. 前記測定部位の軸方向の寸法が、該測定部位の軸直交方向の寸法よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のリードを有するセンサ素子の固定構造。
  6. 前記リードが、弾性を有する材料により形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のリードを有するセンサ素子の固定構造。
  7. 請求項1〜4の何れか一項に記載の挿入口、収納部及び当接部を有するリードを有するセンサ素子の固定ユニットであって、
    請求項1、5、6の何れか一項に記載の測定部位が固定されていることを特徴とするリードを有するセンサ素子の固定ユニット。
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