JP2009102160A - エスカレーターの手摺ベルト - Google Patents

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Keiichi Kinoshita
桂一 木下
Yukio Kotani
幸生 小谷
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Abstract

【課題】 手摺ベルトの表面に、この手摺ベルトの移動方向を見易く表示し、もって転倒事故等の防止と美観保持に適する構成としたエスカレーターの手摺ベルトを提供する。
【解決手段】 手摺ベルト5の表面に、これと色調を異にすると共に、その表面平坦部に設けられてその移動方向を表示するために着色された方向表示マーク6Aを複数個設ける一方、方向表示マーク6Aと手摺ベルト5の表面部に透明な水系樹脂剤でなる被覆部6Bを設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動する踏段が傾斜路あるいは水平路を形成して乗客輸送を行うエスカレーターの手摺ベルトの構成に関する。
従来においてエスカレーターの手摺ベルト表面に印刷シートを貼付けて広告や方向表示を行う構成は、たとえば特許文献1に開示されているように、既に提案されている。また、手摺ベルトの表面を単純に水系樹脂剤で被覆して美観を向上させる構成は、たとえば特許文献2に開示されているように、既に提案されている。
この特許文献1に記載のエスカレーターの手摺ベルトは、その表面長手方向に方向表示マーク等を表示した印刷シートを貼付けた構成である。また、特許文献2に記載のエスカレーターの手摺ベルトは、その表面に水系樹脂剤でコーティングした構成である。
特開2006−347764号公報 特開2002−338898号公報
上記特許文献1および2に記載の手摺ベルトの構成は、それの出願日から今日に至るまで、
1) 特に特許文献1は乗客による、印刷シートの縁部(手摺ベルトの両縁部)に対しての「はがし行為(いたずら)」により、はがれやめくれが発生する。
2) これによりエスカレーターの安全装置を動作させ、運転を停止させる事象が発生している。
3) 特に特許文献2は、単純に手摺ベルト表面をコーティングするのみで、文献2のように乗客に対する安全サービス(転倒防止)に貢献するという思想は皆無である。
という問題があった。
本発明の目的は、踏段の両側に配置された左右一対の手摺ベルトの表面に、手摺ベルトとは異色に着色された水系樹脂剤で方向表示マークを付し、さらにこの方向表示マークと手摺ベルト表面を透明な水系樹脂剤でコーティングすることにより、従来問題とされてきた印刷シートのはがれ(めくれ)とそれにともなう停止事故発生可能性の低減、視覚訴求に有効な方向表示と美観保持を行なわんとするものである。
本発明は上記目的を達成するために、往路から復路にかけて反転して移動し、表面平坦部と両縁部で形成される断面略C字形の手摺ベルトを備えたエスカレーターにおいて、前記手摺ベルトの表面に、この手摺ベルトと色調を異にすると共に、その表面平坦部に設けられて、その移動方向を表示する着色樹脂剤の方向表示マークを、一定の間隔を有して、その全長方向に複数個設ける一方、方向表示マークと手摺ベルトの表面部を透明な水系樹脂剤でコーティングした被覆層を設けたのである。
このように、一対の手摺ベルトの表面平坦部に移動方向を表示する方向表示マークが存在することにより、エスカレーターに乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーターの移動速度と方向が視覚的に認知できて、結果として踏段への乗り込みタイミング取りが容易となり、かつ逆乗り込み防止に役立つ構成となる。また、方向表示マークを含む手摺ベルトの全表面がコーティング剤で被覆されるので全体的に美観が保持できる利点がある。
本発明によれば、従来方式に対していたずらに起因する不具合の解消と美観保持効果を有するエスカレーター用手摺ベルトの構成を提供することができる。
以下、本発明によるエスカレーターの手摺ベルトの一実施の形態を図1〜図4に示すエスカレーターに基づいて説明する。
一般にエスカレーター1は、上階床2Aと下階床2Bに装架される主フレーム3と、無端状に連結されて往路から復路にかけて反転して移動する多数の踏段4と、この踏段4の両側に左右一対で設けられ踏段4と同期して往路から復路にかけて反転移動する手摺ベルト5が配置され、この手摺ベルト5は、その断面形状が平坦部5Aとこれに連なる両側の両縁部5Bとで略C字形をなす幅W1を有している。そして、手摺ベルト5全長の表面平坦部5A(幅W2)から両縁部5Bにかけての表面には手摺ベルト5の移動方向を表示するために、着色樹脂剤(水系樹脂剤など)でなる方向表示マーク6A、それに被覆層6Bがコーティング剤によって設けられている。
前記手摺ベルト5は、駆動歯車7の動力をチェーン8を介して駆動ローラ9等に伝達された動力によって摩擦駆動されるもので復路を案内ローラ10、往路を欄干11に案内され反転部11A,11Bで折り返して移動する構成となっている。
また、方向表示マーク6Aの色調は手摺ベルト5の表面色とは異色の水系樹脂剤で、表面平坦部5Aの幅W2の範囲内に塗布によって設けられている。一方、方向表示マーク6Aは、手摺ベルト5の反転部の半円周範囲H(図1,図2)内に少なくても1個存在する一定間隔Paをおいて複数個配置されており、いま乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーター1を見ると正面となる符号Hの範囲内に1個存在する方向表示マーク6Aにより移動速度の速度感と動き方向を確実に視覚に訴えるという作用を発揮するものである。さらに、場合によっては両縁部5Bに方向表示マーク6Cを設けることにより、エスカレーター周辺の側方からでも移動速度と移動方向が視覚的に認知でき、乗客の乗り込み易さを向上させることができる。加えて、方向表示マーク6Aは、手摺ベルト5表面の色調とは色が異なり(例えば黄色)、そのマークも図示に例示した形に限らず大き目の矢印、三角印、小判印、キャラクターマークなどでも不都合はなく、かつ方向表示マーク6Aの間隔Pa内に広告表示を追加することも可能である。なお、方向表示マーク6Aと被覆層6Bの施工手順は、まず対象の手摺ベルト5の表面の汚れを除去(洗浄工程)し、次にコーティング(皮膜生成工程)、その次に乾燥工程を経て行われる。
ここで、方向表示マーク6Aは着色剤(例えば目立ちやすい黄色、白色など)、被覆層6Bは透明剤(半透明を含む)で、材質的にはウレタン系、アクリル系、ポリエステル系、ナイロン系、エポキシ系など特定しない水系樹脂剤が用いられ、着色樹脂剤によって方向表示機能を、透明樹脂剤によって着色樹脂剤(方向表示マーク6A)の着色透過と手摺ベルト5表面色の透過機能を発揮するようになっている。
さらに、本発明の他の実施例を示した図5の構成を適用することも可能である。すなわち手摺ベルト5の内層まで方向表示マーク6AA(板厚t)を埋め込み、それの表面と手摺ベルト5の表面を被覆層6BBでコーティングする方法であり、これによれば被覆層6BBが磨滅しても長く方向表示マーク6AAが現存する長寿命化が可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来方式に比べてはがれなどの不具合がなく、安全面で美観保持も可能な手摺ベルトを提供することができる。
なお、上記実施の形態は、一般のエスカレーターを一例に説明したが、隣接踏段同士に段差を有しない動く歩道と通称されるエスカレーターにもそのまま適用することができる。
本発明によるエスカレーターの手摺ベルトの一実施の形態を示す全体側面図。 本発明の図1のX−X線に沿う正面図。 本発明の図2のY−Y線に沿う断面図。 本発明の要点の概念的な単体斜視図。 本発明の他の実施例を示す断面図。
符号の説明
1…エスカレーター、4…踏段、5…手摺ベルト
5A…平坦部、5B…両縁部
6A,6AA,6C…方向表示マーク、6B,6BB…被覆層

Claims (1)

  1. 往路から復路にかけて反転して移動し、表面平坦部と両縁部で形成される断面略C字形の手摺ベルトを備えたエスカレーターにおいて、前記手摺ベルトの表面に、この手摺ベルトと色調を異にすると共に、その表面平坦部に設けられて、その移動方向を表示するために着色樹脂剤でなる方向表示マークを、一定の間隔を有して、その全長方向に複数個設ける一方、前記方向表示マークと前記手摺ベルトの表面部を透明な水系樹脂剤でコーティングした被覆層を設けたことを特徴とするエスカレーターの手摺ベルト。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03272994A (ja) * 1990-03-20 1991-12-04 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd 乗客コンベア用デザインハンドレール
JP2002338898A (ja) * 2001-05-22 2002-11-27 Rinrei:Kk 手すりベルト用コーティング剤
JP2006347764A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Ad Kk エスカレーターの手摺ベルト

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