JP2018193241A - エスカレーターの転倒防止対策付き手摺ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のエスカレーター用手摺ベルトは、転倒事故防止性能をより強化する必要があった。【解決手段】 このため本発明の請求項1は、手摺ベルト5を備えたエスカレーター1において、その移動方向の表示機能を兼ねた注意喚起図形6Aと注意喚起文字6B等を表示する手摺ベルト5とは異色の表示部6Cをもって、エスカレーター1に乗り移る際のタイミング取りの目印となす構成の長尺の印刷シート6を手摺ベルト5の表面に備え、さらに前記印刷シート6は、手摺ベルト5に接着される接着剤層、表示部を印刷する印刷材層、ラミネート材層等からなる複層体でなる構成とした。また請求項2は、前記表示部を、蓄光成分を含むインクで印刷される構成とした。【選択図】図4

Description

本発明は、移動する踏段が傾斜路あるいは水平路を形成して乗客輸送を行うエスカレーターの転倒防止対策付き手摺ベルトの構成に関する。
エスカレーターの手摺ベルト表面に印刷シートを貼付けて広告表示を行う従来構成は、例えば特許文献1に開示されているように、すでに提案されている。また、特許文献1の発展形として視覚弱者や高齢者向けに安全性を高めた構成は、例えば特許文献2に開示されているように、すでに提案されている。
特許文献1に記載のエスカレーターの手摺ベルトは、手摺ベルトの表面長手方向に広告のみを表示した印刷シートを貼付けるようにしたものである。また、特許文献2に記載のエスカレーターの手摺ベルトは、手摺ベルトの表面長手方向に適宜の間隔をおいて方向表示マークを追加し、かつ方向表示マークの間隔内に、注意文字(場合によっては広告)を表示した印刷シートを貼り付けるようにしたものである。
特開2003−212468号公報 特許第4989863号公報
上記特許文献1に記載のものは、それの出願時の特許請求範囲の請求項1に「移動手摺の表面長手方向に広告物の印刷シールを貼付けた」とあるように広告媒体の提供を主眼としたものであって、この発明の印刷シール(本発明では印刷シートと表記する)によって乗客に対して転倒防止等の安全作用をもたらすという思想はなく、利用面において転倒防止策を強化する必要があった。こうした反面、当時のエスカレーター利用においては、乗客の高齢化もあって、エスカレーター乗り場で動く踏段に乗り移る際の体重移動(タイミング取り)に失敗して転倒してしまう事故が頻発していた。それは、乗り移らんとして凝視する踏段の色調が黒っぽく、速度感が認識できないことに起因していた。また、同様の理由からエスカレーターの動きが認識できず、逆乗り込みしてしまう事故もあった。さらに、特許文献1に記載の広告表示のものは、手摺ベルトが一定速度で動いていると表示部分そのものがあたかも一本の帯のように見えて方向表示の機能を発揮し得ない問題もあった。
このため、特許文献2においては移動する手摺ベルトに対して、手摺ベルトが動いた際にその移動方向が分かり、エスカレーターに乗り移る際のタイミングを計る目印となる丸印等の方向表示マークを有する印刷シートを手摺ベルトの表面に備え、かつその方向表示マークは、手摺ベルトと色調を異にすると共に、手摺ベルトの表面平坦部の幅とほぼ同じ幅であり、その印刷シートは、方向表示マークを、手摺反転部の半円周範囲に最低1個存在する間隔で、該印刷シートの全長方向に複数個有し、かつその間隔内には注意文字(場合によっては広告)からなる表示部を設けて、転倒事故や逆乗り込み事故の大幅低減に寄与してきている。
しかしながら、例えば視覚的、体力的に問題なくエスカレーターを利用できる健常層では踏段歩行が日常化し、往々にして視覚弱者や高齢者に接触しての、巻き添え転倒事故が深刻化してきた。その理由は、上記特許文献2に開示された方向表示マークの形状(菱形や丸形)が単純形であるために、方向表示マークが訴求する意味(速度感や移動方向)が理解されていないのではないか、と思われた。その解決策として「方向表示マークを兼ねた注意喚起図形」と「注意喚起文言による注意」からなる表示構成にしてより明確化するため本発明に至ったものである。また、前記「方向表示マークの幅が表面平坦部の幅とほぼ同じ」限定部分が「表面平坦部の幅よりも多少小さい幅」でも認知性に問題ないことが分かっており、実際面では上記限定は必ずしも必要ないという考えにたち本発明に至ったものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は、往路から復路にかけて反転して移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して往路から復路にかけて反転して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、利用上の注意喚起図形と注意喚起文字等を表示する手摺ベルトとは異色の表示部をもって、前記エスカレーターに乗り移る際のタイミング取りの目印と注意喚起をなす構成の長尺の印刷シートを前記手摺ベルトの表面に備え、さらに前記印刷シートは、前記手摺ベルトに接着される接着剤層、前記表示部を印刷する印刷材層、ラミネート材層からなる複層体で構成されることを特徴とするエスカレーターの転倒防止対策付き手摺ベルトとしたのである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項2になる表示部は、蓄光成分を含むインクで印刷されていることを特徴とするエスカレーターの転倒防止対策付き手摺ベルトとしたのである。
上記請求項1の構成によれば、手摺ベルトの表面平坦部に設けられた利用上の注意喚起図形と注意喚起文字等を表示する手摺ベルトとは異色の表示部によって安全な利用を絵柄で直接的に強く訴求できる効果がある。また、その印刷シートに抗菌成分を含ませて、利用者に対して別の広報手段により手摺ベルト表面の印刷シートに抗菌処理されている旨知らしめると手摺ベルトを進んで掴むようになり、結果として踏段への乗り込みタイミング取りが容易となり、かつ逆乗り込み防止にも役立つことになる。
上記請求項2の構成によれば、印刷シートの表示部は、蓄光成分を含むインクにより鮮明に発光表現することにより、その移動速度と方向が光によって強調されて視覚的に強く認知でき、結果として踏段への乗り込みタイミング取りが容易となり、かつ逆乗り込み防止にも役立つことになる。
このように、本発明の請求項1及び2に示す転倒防止対策を有する手摺ベルトとしたことにより安全性の高いエスカレーターを提供することができる。
本発明の一実施形態を示す全体側面図。 図1のX−X線に沿う部分断面図。 図2のY−Y線に沿う部分断面図。 本発明の一実施形態を説明する印刷シートの単体斜視図。
以下、本発明の請求項1および請求項2によるエスカレーター用手摺ベルトの一実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
本発明のエスカレーター1は、上階床2Aと下階床2Bに装架される主フレーム3と、無端状に連結されて往路から復路にかけて反転して移動する多数の踏段4と、この踏段4と同期して往路から復路にかけて反転して移動するものでその断面形状が表面平坦部5Aとこれに連なる表面縁部5Bとで略C字状の馬蹄形をなす幅W1の手摺ベルト5と、この手摺ベルト5の長手方向に沿い、その表面平坦部5A(幅W2)から表面縁部5Bにかけて接着固定(図示省略)される長尺の印刷シート6が設けられている。
また、手摺ベルト5は、駆動歯車7の動力をチェーン8を介して駆動ローラ9等に伝達された動力によって摩擦駆動されるもので複路を案内ローラ10、往路を欄干11に案内され反転部11A、11Bで折り返し反転して移動する構成となっている。このような構成のエスカレーター1が、通常は正面側が利用者動線に向けて設置される。
そして本発明の請求項1の印刷シート6は手摺ベルト5の全長に貼付けられると共に、手摺ベルト5の表面平坦部5Aには、例えばその移動方向を表示する方向表示マークの機能を備えつつ一例として「踏段歩行禁止」を図形(例示した絵柄を推奨するが、例えば目立ち易い黄色い丸印であれば、手摺ベルト5の動きが表現できるので、これも図形と見做す)にした手摺ベルト5とは異色の注意喚起図形6Aが、目立ち易いように表面平坦部5Aの幅W2部分の範囲内に印刷によって設けられている。さらに、印刷シート6は手摺ベルト5の表面平坦部5Aから表面縁部5Bにかけての範囲には、それの接着剤層によって貼り付けられて設けられている。また、注意喚起図形6Aと注意喚起図形6Aの間隔内には「手摺をつかんでください」「歩かないでください」などのエスカレーター利用上の注意喚起文言6Bを手摺ベルト5とは異色で表示しており、これら注意喚起図形6Aと注意喚起文言6B(必要に応じて広告表示することも可能)をひと括りにして本発明の表示部6Cを構成している。さらに、この表示部6Cは、エスカレーター1にいま乗り込まんとする利用者の目に入リ易いように後述する間隔をもって印刷により配置されている。こうして印刷された表示部6Cは手摺ベルト5の全長方向に適宜の間隔で複数個設けられるものであるが、望ましくは手摺ベルト5の反転部の半円周範囲である高さH(図1、図2)内に少なくても1個で存在する間隔P(図4)をおいて複数個配置されており、いま乗り込まんとする利用者(乗客)がエスカレーター1を見ると表示部6Cが存在し、それにより移動速度の速度感と動き方向を確実に視覚に訴える作用を発揮するものである。また、表示部6Cは、着色表現するために当然ながら手摺ベルト5の地色とは色が異なり(例えば黄色や白色)、その注意喚起図形6Aも図4に例示したもの以外に「三角交差部は危険」「踏段の黄色い枠内に立つこと」等の図形表示が採用されるものである。
以上のような構成の印刷シート6は、手摺ベルト5側が接着剤層と、印刷材層、通常は銀イオン剤等の「抗菌成分」を含ませたラミネート材層の積層体で構成されている。
加えて、本発明の請求項2の表示部6Cを構成する注意喚起図形や注意喚起文言は、印刷シート6への印刷工程において「蓄光成分」(一例としては「アルカリ土類アルミン酸塩」に「色顔料」を加えた蓄光材)を含むインクで印刷されるものである。そして、地下鉄などの照度環境が劣る(暗い)設置場所でも表示部6Cを発光表示し、エスカレーター1の移動速度と方向を利用者に知らしめる能力を有する。なお、表示部6Cの蓄光成分に対する光付与手段(光源)が必要な場合は、図示は省略せるもエスカレーター内部の機械部分に内蔵されるものである。
以上説明したように、本発明による注意喚起図形や注意喚起文言による直接的訴求、それに抗菌処理による手摺利用促進策、加えて蓄光成分を含ませたことによる表示部6Cの強調手段により、手摺ベルト5の移動方向や利用上の注意事項が見易く表示され、もってエスカレーターでの転倒事故や逆乗り等を防止するものである。
なお、上記の実施形態は、一般のエスカレーター構造を例に説明したが、隣接踏段同士に段差を有しない動く歩道と通称されるエスカレーターにもそのまま応用することができる。
1 エスカレーター
4 踏段
5 手摺ベルト
5A 表面平坦部
5B 表面縁部
6 印刷シート
6A 注意喚起図形
6B 注意喚起文言
6C 表示部

Claims (2)

  1. 往路から復路にかけて反転して移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期して移動する手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、利用上の注意喚起図形と注意喚起文字等を表示する手摺ベルトとは異色の表示部をもって、前記エスカレーターに乗り移る際のタイミング取りの目印となす構成の長尺の印刷シートを前記手摺ベルトの表面に備え、さらに前記印刷シートは、前記手摺ベルトに接着される接着剤層、前記表示部を印刷する印刷材層、ラミネート材層等からなる複層体で構成されていることを特徴とするエスカレーターの転倒防止対策付き手摺ベルト。
  2. 前記印刷シートの表示部は、蓄光成分を含むインクで印刷されていることを特徴とする請求項1記載のエスカレーターの転倒防止対策付き手摺ベルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022120866A (ja) * 2021-02-08 2022-08-19 株式会社Udエスカレーター 手摺ベルト、及びエスカレーター

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