JP2021084809A - 転倒事故防止形エスカレーター - Google Patents

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桂一 木下
Keiichi Kinoshita
桂一 木下
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Abstract

【課題】手摺ベルト表面に設けた表示シートの継ぎ目部分の剥がれや汚れ防止等、この部分の長寿命化、高信頼化に寄与できる構成とした転倒事故防止形エスカレーターを提供する。【解決手段】表示シート6は、手摺ベルトの全表面に貼り付けられ、その断面形状をほぼ被い、かつ手摺ベルトの長手方向において複数枚に分割される一方、その継ぎ目部分66は一定長さの重ね分よりも長い範囲の長さLを被い、手摺ベルトの断面形状を被うように設けられた接着剤付き継ぎ目材6Cを設け、かつ表示シートの継ぎ目部分66および継ぎ目材6Cに対して、手摺ベルトの移動方向への引っ張り力が作用する範囲をその走行路全長の過半とすることによって継ぎ目材6Cの表面に凹みKが出ないようにした。手摺ベルトの走行路全長の過半が張り側範囲となるよう、踏段が上昇方向に移動する構成に対して適用する。【選択図】図7

Description

本発明は、移動する踏段と手摺ベルトが傾斜路あるいは水平路を形成して乗客輸送を行う転倒事故防止形エスカレーターの構成に関する。
従来、エスカレーターでの転倒事故を防止するものとして、手摺ベルトの表面に表示シートを貼付けて方向表示マーク、注意表示及び広告表示を行う表示部の構成が、例えば特許文献1のように、既に提案され権利化されている。
この特許文献1記載の手摺ベルト用表示シートは、世の中への普及度が増し人身事故、とりわけ転倒事故防止に顕著な効果を発揮している。
特開2006−347764号公報(登録第4989863号)
上記特許文献1に記載のものは、表示シートによって乗客の目の至近位置に存在する方向表示マーク等によりエスカレーターの移動方向や速度感が分かりやすくなって逆方向乗り込みや乗降タイミングの失敗が少なくなる効果があり、結果として転倒事故防止の実効果が高いとの評価を受けている。また、方向表示マークの間隔内に設けられた注意文言や広告の表示部による安全、広告効果も評価されている。
一方、最近のエスカレーター利用においては、上記の安全、広告効果にプラスして、特に表示シートの継ぎ目部分の剥がれや汚れ防止等、この部分の長寿命化、高信頼化が切に望まれていた。
本発明の目的は、手摺ベルト表面に設けた表示シートの、方向表示マークや注意文言等表示部による安全、広告効果に加え、特に表示シートの継ぎ目部分の剥がれや汚れ防止等、この部分の長寿命化、高信頼化に寄与できる構成とした転倒事故防止形エスカレーターを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は一方の乗降口から他方の乗降口にかけて移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期移動する無端状の手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、前記手摺ベルトの表面に、その断面形状をほぼ被い、かつその長手方向において複数枚に分割される一方、その継ぎ目部分には一定長さの重ね代を有し、その移動方向を表示して前記エスカレーターに乗り移る際のタイミングを取る目印となる方向表示マークを複数個有する表示シートを貼り付けて設け、また前記表示シートの継ぎ目の重ね代部分よりも長い範囲の長さを被い、さらに前記手摺ベルトの断面形状を被うように設けられた接着剤付きの継ぎ目材などで構成される表示シートを設け、前記表示シートの継ぎ目部分および継ぎ目材に対して、前記手摺ベルトの移動方向への引っ張り力が作用する範囲をその走行路全長の過半とすることによって継ぎ目材の表面に剥がれや汚れの原因となる凹み(この凹みが起点となって剥がれや汚れが発生する)が出ないようにしたのである。
また、本発明の請求項2は前記継ぎ目部分における前記表示シートを、その下部側端部が前記手摺ベルトに貼り付けられ、その上部側端部が前記下部側端部を被うように貼り付けられた状態でこの継ぎ目部分全体が接着剤付きの継ぎ目材で接着され、かつ前記手摺ベルトは踏段が上昇方向に移動する構成に対して適用されるものとしたのである。
上記構成によれば、手摺ベルトの表面に設けられた表示シートの方向表示マーク等によってエスカレーターの移動方向や速度感を視覚的に示すことで踏段への乗り込みタイミング取りの容易化、逆乗り込み防止を図る一方、前記表示シートの継ぎ目部分に設けられる継ぎ目材の剥がれや汚れが防止でき、その部分の長寿命化、高信頼化を図り得る転倒防止形エスカレーターを提供するものである。
本発明の一実施形態を示す全体側面図。 本発明を示す図1のX−X線に沿う部分断面図。 本発明を示す図2のY−Y線に沿う部分断面図。 本発明を示す表示シートの要部単体斜視図。 本発明を示す概念的全体斜視図。 本発明の表示シートの継ぎ目部分を説明する概念的縦断面図。 本発明の表示シートの継ぎ目部分を設明する概念的縦断面図。
以下、本発明の転倒事故防止形エスカレーターの一実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
本発明の転倒事故防止形エスカレーター1は、建屋2の上階床につながる乗降口2Aとその下階床につながる乗降口2Bを備えて建屋2に装架される主フレーム3と、無端状に連結されて往路から復路にかけて反転して移動する多数の踏段4、この踏段4と同期して往路から復路にかけて反転して移動するものでその断面形状が平坦部5Aとこれに連なる両縁の半円部5Bとで馬蹄形状をなす幅W1の手摺ベルト5と、この手摺ベルト5の長手方向に沿い、その平坦部5A(幅W2)から半円部5Bにかけて接着固定(詳細な図示は省略するも、内面側に接着剤層を備え、その外側には後述する方向表示マーク6A等が印刷されるシート部層や表面のラミネート層などで構成される複層材となっている)される長尺の表示シート6が貼り付けられている。
また手摺ベルト5は、駆動歯車7の動力をチェーン8を介して駆動ローラ9等に伝達された動力によって摩擦駆動されるもので複路を案内ローラ10、往路を欄干11に案内され反転部11A、11Bで折り返し反転して移動する構成となっている。また下部側に符号10Aで示したのは、張り力付加ローラであり、この存在により本発明の手摺ベルト5の走行長さの過半に対して引っ張り力を与えるものである。
一方、前記表示シートの前記継ぎ目部分は、その下部側端部が前記手摺ベルトに貼り付けられ、その上部側端部が前記下部側端部を被うように貼り付けられた状態でこの継ぎ目部分全体が接着剤付きの継ぎ目材で接着され、かつ前記手摺ベルトは踏段が上昇方向に移動する構成に対して適用するものとし、前記表示シートの継ぎ目部分および継ぎ目材に対して、前記手摺ベルトの移動方向への引っ張り力が作用する範囲が過半になって継ぎ目材の表面に剥がれや汚れが溜まる凹みKが出ないようにしたのである。この場合、前記張り力付加ローラ10Aが不要となる期待が持てる。
そして表示シート6は、手摺ベルト5の全長に、一枚ものあるいは複数に分割された状態で継ぎ目部分66に継ぎ目材6Cが設けられた状態でその内面側の接着層が前記手摺ベルト5の表面の平坦部5Bと半円部5Bに貼付けられるとともに、表示シート6の表面のシート部層には、その移動方向を表示する方向表示マーク6Aが目立ち易いように平坦部5Aの幅W2いっぱいに印刷によって設けられ、さらに方向表示マーク6Aは手摺ベルト5の全長方向に適宜の間隔Pをもって複数個設けられ、手摺ベルト5の反転部の半円周範囲である高さH(図1、図2)内に少なくても1個存在する間隔P(図4)をおいて複数個配置されている。そして、いま乗り込まんとする利用者(乗客)が転倒防止形エスカレーター1を見ると常に正面となる符号Hの範囲内に少なくても1個の方向表示マーク6Aが存在して、移動速度の速度感と動き方向を確実に視覚に訴えるものである。加えて、方向表示マーク6Aは、例えば黄色や白色に着色印刷され、そのマークも図2、図4に例示した円形に限らず大きめの矢印や菱形などでも不都合はなく、その大きさも任意である。
また本発明の手摺ベルト5に貼り付けられる表示シート6には、上記方向表示マーク6Aの間隔P内に図2及び図4に想像線の枠で示したように注意文言等の表示部6Bが設けられていて、必要に応じて「手摺をつかむこと」、「降り口の左側が改札口」「降り口の右側が地下鉄銀座線」等の安全上の注意文言や案内表示、それに図示しない各種「広告」が印刷によって表示されている。この場合、表示シート6は、前述と重複するも手摺ベルト5への接着層、印刷が施されるシート部層に加え、表面のラミネート層などの複層材で構成されている。
さらに本発明の手摺ベルト5に貼り付けられる表示シート6は図5以下にその縦方向断面(図3、図4が横断面であるのに対し、手摺ベルト5に貼り付けられる表示シート6のみを縦方向に断面した図)を概念的に図示したように、手摺ベルト5の全表面に貼り付けられる表示シート6は図5、図6、図7に示す構成となっている。図5ではその継ぎ目部分66が2ヶ所ある例を示し、その各々の
Figure 2021084809
よりも長い範囲の長さLの継ぎ目材6Cで外見的には図4のように被っている。
ここで、上記継ぎ目部分66の継ぎ目材6Cに対して、手摺ベルト5に対して収縮力(図7に矢印nで示した)が作用すると生じる凹みK(収縮、引っ張りの繰り返しで、凹みKを起点に破れて剥がれたり、凹みK部分に汚れが溜まる)が生じないよう継ぎ目材6Cの表面が常に張り側になるように張り力付加ローラ10Aを下げて張り力を生じさせるものである。もともと、駆動ローラ9の引っ張り力は、手摺ベルト5に引張力をもたらす引張範囲が大きいZ1の範囲(図1に示す。Z3の範囲は、反転部11Bそのものが凸形状であり、引張範囲となる。あとZ2の範囲は、駆動ローラ9による手摺ベルト5の押し出し側、すなわちZ1とは反対の収縮側になる)となっているが、前記の張り力付加ローラ10Aを下げて手摺ベルト5に引っ張り力を与えることから手摺ベルト5の走行路全長の過半が張り側(この状況を作るには、表示シート6の一方の端部が終端まで手摺ベルト5に接着され、他の一方の端部が前記の終端を被い、かつ継ぎ目材6Cで継ぎ足す図6、図7の構成が望ましいと考えられる)となって、前記凹みKが生じ難い構成となる。
さらに本発明の請求項2は、手摺ベルト5の走行路全長の過半が張り側(引っ張り力が作用する側)となる、踏段が上昇運転となる状態に限ったのである。この場合、前記張り力付加ローラ10Aが不要となる期待が持てる。
以上説明したように、本発明によれば手摺ベルトの移動方向が見易く表示されて安全効果、案内効果、広告効果など多岐にわたって総合的な転倒事故防止形エスカレーターを提供でき、かつ表示シート6の継ぎ目部分66の長寿命化、高信頼化を図ることができる。
なお、上記の実施形態は、一般のエスカレーター構造を例に説明したが、隣接踏段同士に段差を有しない動く歩道にもそのまま適用することができる。
1 転倒事故防止形エスカレーター
2A、2B 乗降口
4 踏段
5 手摺ベルト
5A 平坦部
6 表示シート
6A 方向表示マーク
6B 表示部
6C 継ぎ目材
66 継ぎ目部分
10A 張り力付加ローラ
K 凹み

Claims (2)

  1. 一方の乗降口から他方の乗降口にかけて移動し、乗客を輸送する踏段と、この踏段と同期移動する無端状の手摺ベルトとを備えたエスカレーターにおいて、前記手摺ベルトの表面に、その断面形状をほぼ被い、かつその長手方向において複数枚に分割される一方、その継ぎ目部分には一定長さの重ね代を有し、その移動方向を表示して前記エスカレーターに乗り移る際のタイミングを取る目印となる方向表示マークを複数個有する表示シートを貼り付けて設け、また前記表示シートの継ぎ目部分の重ね代よりも長い範囲の長さを被い、さらに前記手摺ベルトの断面形状を被うように設けられた接着剤付き継ぎ目材などで構成される表示シートを設け、前記表示シートの継ぎ目部分および継ぎ目材に対して、前記手摺ベルトの移動方向への引っ張り力が作用する範囲をその走行路全長の過半とすることによって継ぎ目材の表面に凹みが生じないようにしたことを特徴とする転倒事故防止形エスカレーター。
  2. 前記継ぎ目部分における前記表示シートは、その下部側端部が前記手摺ベルトに貼り付けられ、その上部側端部が前記下部側端部を被うように貼り付けられた状態でこの継ぎ目部分全体が接着剤付きの継ぎ目材で接着され、かつ前記手摺ベルトは踏段が上昇方向に移動する構成に対して適用されることを特徴とする請求項1記載の転倒事故防止形エスカレーター。
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