JP2009097555A - 差込式管継手の再使用識別方法 - Google Patents
差込式管継手の再使用識別方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】管抜き用治具25を用意し、この管抜き用治具22で受口部12の外方に臨むカラー15の後端部側を押圧し抜止部材3ごと継手本体2の内奥方向へ押し込むことにより抜止部材3の接続管11外周面との係合を解除して接続管11の抜き出しを可能にした差込式管継手において、管抜き用治具25でカラー15の後端部側を押圧するとともに該カラー15の後端部側の内面もしくは後端面に擦り傷や着色等の識別マーク27を付ける。その識別マーク27の有無を確認することでシールリング5が不正に再使用されているかどうかを識別できる。
【選択図】図16
Description
一方、一旦接続された接続管36を引き抜く(離脱)には、内カラー34の先端34aを基体30の内方向にコイルバネ32の弾発力に抗してドライバー等で押し込むと押圧部材33が内カラー34と共に内方へ移動し、テーパ面35aとの接触による接続管36への締め付け力が解除され、これにより接続管36を引き抜くことができるというものである。
また接続管36を差込むとき該接続管36の端部に外側のエッジが発生していると、該端部でOリング31を傷付け、また接続管36が継手本体30に斜めに差込まれることがあるが、このとき接続管36の端部でOリング31を傷付け易かった。
それにも拘らず、一旦接続された接続管36を引き抜いて再度接続する場合、Oリング31は継手本体30の内奥に組み込まれているため新規なOリングと取り替えることが困難ないし不可能であるため、Oリング31がそのまま再度使用され、シール性能を確保できなくなるという問題があった。
また、継手本体(2)内のシールリング(5)と抜止部材(3)との間に、抜止部材(3)を受口部(12)の内周に向かって押圧付勢する弾性部材(4)を収容配置し、受口部(12)の内周に、抜止部材(3)の外径部が内接するテーパ面(13)を受口部(12)外方に向かって窄まり状に形成しているので、接続管(11)が完全に差し込まれると、抜止部材(3)は弾性部材(4)により受口部(12)のテーパ面(13)に押し付けられると共に、そのテーパ面(13)によって抜止部材(3)が縮径して接続管(11)の外周面に係合されることにより、接続管(11)の確実な抜止め状態が得られる。
また、接続管(11)の差込み後、接続管(11)に引き抜き力が加えられると、接続管(11)と同行する抜止部材(3)の外径部が受口部(12)のテーパ面(13)と当接することにより、抜止部材(3)が径方向内方へ移動して、接続管(11)の外周面への係合力が増す。これにより接続管(11)の抜け出しが確実に阻止される。
管抜き用治具(25)でカラー(15)の後端部側を押圧するとともに該カラー(15)の後端部側の内面もしくは後端面に識別マーク(27)を付けるようにしてあるので、識別マーク(27)の有無を確認することにより管抜き用治具(25)が使用されて接続管(11)が一度引き抜かれて再接続されたものであるか否かを容易に判別することができ、再接続の場合は、シールリング(5)は継手本体(2)の内奥に組み込まれていて取り出すことが困難ないし不可能であるため、そのまま不正に再使用されていると識別できる。これによりシールリング(5)の不正な再使用に対する一定の抑止力となる。
このように傷付き防止スリーブ(7)が備えられていると、管抜き用治具(25)の使用により接続管(11)が引き抜かれて再接続される場合、この傷付き防止スリーブ(7)も継手本体(2)の内奥に組み込まれていて取り出すことが困難ないし不可能であるため、カラー(15)の後端部側の内面もしくは後端面に識別マーク(27)が付いているか否かを確認することで傷付き防止スリーブ(7)がそのまま再使用されているかどうかを識別でき、傷付き防止スリーブ(7)の不正な再使用に対する一定の抑止力となる。
また、この接続管11の差込み時にはシールリング5と接続管11の末端との間に傷付き防止スリーブ7が介在した状態にあり、この状態で接続管11の末端の端面はシールリング5と非接触の状態で継手本体2の奥まで差し込まれるので、接続管11の末端の端面に外側のエッジが生じていてもその外側のエッジでシールリング5が傷付けられることはなく、また接続管11が斜めに差込まれてもその末端でシールリング5が傷付けられることもなく、シールリング5の損傷による水漏れは生じない。
更に、接続管11が差し込まれると、接続管11は、図2に示すように、傷付き防止スリーブ7がシールリング保持筒部7aを継手本体2内の第1段部8に当接するとともに接続管端部受け筒部7bをシールリング5よりも継手本体内奥方向に押込む。この過程において、傷付き防止スリーブ7は、シールリング5のシール突片5bを継手本体内奥方向に変向しながら移動しシールリング5から外れ、接続管11の差込みが完了した図2の状態では、シールリング5のシール突片5bは接続管11の外周面に圧縮状に密着して接続管11の外周面と継手本体2の内周面との間を密封シールする状態が得られるとともに、抜止部材3の係合歯3aが接続管11の外周面に係合した抜止め状態が得られる。
また、シールリング5のシール突片5bは、接続管11の小さい差込み荷重で傷付き防止スリーブ7の凹溝24の内面及び接続管端部受け筒部7bの外周面との摺接作用により容易に変形させることができるので、接続管11を差込み操作し易い。
また、図18に示すように、カラー押圧部25bの先端に着色インキ含浸マットや多孔質印字体等からなるマーク付与部28を付設した管抜き用治具25を使用し、該カラー押圧部25bでカラー15の後端面15dを押圧してカラー15を内方へ押し込むと同時に該後端面15dに着色インキを押印させて着色することもできる。このようにカラー5の後端面15dに付けた傷や着色は、カラー15の後端部15c側の内面に付けられた擦り傷27よりも人目で外部から確認し易い。
2 継手本体
3 抜止部材
4 弾性部材
5 シールリング
7 傷付き防止スリーブ
7a シールリング保持筒部
7b 接続管端部受け筒部
11 接続管
12 受口部
13 テーパ面
15 カラー
25 管抜き用治具
27 識別マーク
28 マーク付与部
Claims (3)
- 少なくとも一端部に接続管の端部を受け入れる受口部を有し、かつ該受口部の内周に受口部外方に向かって窄まり状のテーパ面を形成している継手本体の内部に、前記受口部から継手本体内奥に向かって順に、外径部が前記テーパ面に内接し内径部が前記接続管の外周面に係合される抜止部材と、この抜止部材を保持するカラーと、前記抜止部材をカラーごと前記テーパ面に向かって押圧付勢する弾性部材と、前記接続管の外周面に密着するシールリングとを収容しており、管抜き用治具で前記受口部の外方に臨む前記カラーの後端部側を押圧し前記抜止部材ごと継手本体の内奥方向へ前記弾性部材の弾発力に抗して押し込むことにより前記抜止部材の接続管外周面との係合を解除して接続管の抜き出しを可能にしている差込式管継手の再使用識別方法において、前記管抜き用治具で前記カラーの後端部側を押圧するとともに前記カラーの後端部側の内面もしくは後端面に識別マークを付けることを特徴とする、差込式管継手の再使用識別方法。
- 前記識別マークは、前記管抜き用治具で前記カラーの後端部側の内面もしくは後端面に付けた傷もしくは着色からなることを特徴とする、請求項1記載の差込式管継手の再使用識別方法。
- 前記継手本体内には前記シールリングの内径部に配置され前記接続管の末端に外嵌可能な傷付き防止スリーブを備えており、該傷付き防止スリーブは、前記接続管が所定長さにまで差し込まれるに伴い該接続管の末端で継手本体内奥に向かって押し込まれて前記シールリングから抜け出るようにしてあることを特徴とする、請求項1又は2記載の差込式管継手の再使用識別方法。
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JP2012031947A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 差込式管継手 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05248575A (ja) * | 1992-03-09 | 1993-09-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 管継手 |
JPH10122460A (ja) * | 1996-10-15 | 1998-05-15 | Bridgestone Flowtech Corp | 管継手 |
-
2007
- 2007-10-15 JP JP2007267525A patent/JP4989408B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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