JP2009079630A - 車輪支持装置 - Google Patents

車輪支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009079630A
JP2009079630A JP2007247792A JP2007247792A JP2009079630A JP 2009079630 A JP2009079630 A JP 2009079630A JP 2007247792 A JP2007247792 A JP 2007247792A JP 2007247792 A JP2007247792 A JP 2007247792A JP 2009079630 A JP2009079630 A JP 2009079630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
ring piece
vehicle
wheel support
intermediate member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007247792A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Seo
信之 瀬尾
Tatsuya Yokota
竜哉 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2007247792A priority Critical patent/JP2009079630A/ja
Publication of JP2009079630A publication Critical patent/JP2009079630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/18Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
    • F16C19/181Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
    • F16C19/183Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
    • F16C19/184Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
    • F16C19/185Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with two raceways provided integrally on a part other than a race ring, e.g. a shaft or housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/60Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F16C35/063Fixing them on the shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/01Parts of vehicles in general
    • F16C2326/02Wheel hubs or castors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】 軸受にクリープが発生しにくい車輪支持装置を提供することである。
【解決手段】 軸受4における車両アウタ側の内輪片8の分割面8bと車両インナ側の内輪片9の分割面9aに、半円形状の凹部17,18を形成すると共に、両内輪片8,9に跨って装着される中間部材19の内周面に、凹部17,18に嵌合される突出部22を形成する。中間部材19を介してアクスルシャフト1に嵌合装着された両内輪片8,9のうち、クリープが発生して車両インナ側の内輪片9がアクスルシャフト1の軸線1a周りに回動しようとするとき、それらの凹部17,18に係合された中間部材19の突出部22を介して連結された車両アウタ側の内輪片8によって、その回動が抑止される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両の車輪支持装置に関するものである。
車両(例えば、自動車)の駆動輪側に使用されるアクスル構造として、「半浮動式(ハーフフローティング)の車輪支持装置」と称されるものがある(特許文献1を参照)。この形式の車輪支持装置は軽量であることから、乗用車等の小型車両に対して多く使用されている。半浮動式の車輪支持装置では、端部にホイール取付部が設けられたアクスルシャフトが、軸受を介してアクスルハウジングに収容されている。そして、このアクスルシャフトによって、ホイールに動力が伝達される。
半浮動式の車輪支持装置の軸受は、アクスルシャフトの外周面に圧入されることにより、回止めが図られている。しかし、半浮動式の車輪支持装置は、その構造上、軸力がないため、旋回重力が低くても軸受にクリープが発生し易い。ここで、軸受におけるクリープとは、「回転荷重の場合、内輪片の軌道面とアクスルシャフトの外周面とのはめあい面にすきまを生じたとき、はめあい面の内側の面が外側の面に対して相対的に内輪片回転荷重の回転方向と逆方向にずれる現象(広義には、回転方向に関係なく、はめあい面において駆動側が相手側に対して駆動方向に滑るものも含む)」をいう。これにより、軸受の軌道面が剥離してしまったり、異音や振動が発生したりするおそれがある。
また、近時の車両では、アンチロックブレーキの採用により、車輪の回転数の検出は、軸受の内輪片に取り付けられたセンサ(例えば、エンコーダ)によって行なわれている。軸受にクリープが発生すると、車輪の回転数の検出精度が低下するおそれがある。
特開平4−113902号公報
本発明は、上記した不具合に鑑み、軸受にクリープが発生しにくい車輪支持装置を提供することを課題としている。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を達成するための本発明は、
駆動力を車両アウタ側の先端部に取り付けられた車輪に伝達するためのアクスルシャフトをアクスルハウジングで支持するために、前記アクスルハウジングに固定される取付用フランジ部と、前記取付用フランジ部と前記アクスルシャフトとの間に介装される複列式の軸受とを含む軸受ユニットを備える半浮動式の車輪支持装置であって、
前記軸受の内輪は、アキシャル方向の中間位置で車両アウタ側の内輪片と車両インナ側の内輪片とに分割されると共に、対向配置される車両インナ側の内輪片の分割面と車両アウタ側の内輪片の分割面とには、車両アウタ側の内輪片と車両インナ側の内輪片とを所定の位置関係で組み合わせて一体化する際に、両内輪片を直接又は他部材を介して間接的に係合するための係合部がそれぞれ形成され、
前記内輪片どうしが係合されることにより、前記車両インナ側の内輪片における前記アクスルシャフトとの間でクリープの発生が、車両アウタ側の内輪片によって抑止されることを特徴としている。
本発明に係る車輪支持装置は、上記したように構成されていて、車両アウタ側の内輪片と車両インナ側の内輪片とが直接的又は間接的に係合されている。このため、内輪に大きな荷重が作用してクリープが発生し、アクスルシャフトに対して車両インナ側の内輪片が回動しようとしても、車両アウタ側の内輪片によって抑止される。この結果、軸受の内輪とアクスルシャフトとの間でクリープが発生することが防止される。
両内輪片が、他部材を介して間接的に係合される場合には、
前記車両アウタ側の内輪片と前記車両インナ側の内輪片とに跨って配置されるリング状の中間部材を備え、
前記中間部材の内周面には、両内輪片の係合部と係合される突出部がそれぞれ形成される一方、前記両内輪片の係合部は、前記突出部と係合するために、前記分割面において凹部としてそれぞれ形成されているようにすることができる。
両内輪片を間接的に係合させる他部材がリング状の中間部材であり、その内周面に形成された突出部が、両内輪片の凹部に係合される形態であるため、組付けが容易であると共に、軸受の他の部材と干渉することが回避される。
そして、前記内輪片の分割面どうしが対向配置された状態で、一方の内輪片の凹部は、他方の内輪片の分割面における前記凹部が形成されていない面と対向配置され、
前記中間部材の突出部は、前記内輪片のそれぞれの凹部に嵌り込むように、複数設けられているようにすることもできる。
中間部材の突出部を多数設けることができるため、中間部材と両内輪片との係合を確実なものとすることができる。
更に、前記中間部材には、前記両内輪片に跨って配置されたときに、前記内輪片と係止される係止部を設けてもよい。
中間部材に設けられた係止部と両内輪片とが係止することにより、両内輪片が分離することが防止される。
両内輪片が直接的に係合される場合には、
前記一方の内輪片の係合部は、その分割面から半周に亘ってアキシャル方向に突出して形成された凸部であり、
前記他方の内輪片の係合部は、その分割面から半周に亘ってアキシャル方向に窪んで形成された凹部であるようにすることができる。
両内輪片を直接的に係合させるため、中間部材が不要となり、その構成が簡単なものとなる。
そして、両内輪片が直接的に係合される場合であっても、間接的に係合される場合であっても、車両インナ側の内輪片の幅が、車両アウタ側の内輪片の幅よりも大であるようにすることが望ましい。
これにより、特にクリープが生じ易い車両インナ側の内輪片とアクスルシャフトとの接触面積を大きくさせることができるため、更にクリープを生じにくくさせることができる。
本発明の実施例を説明する。図1は本発明の第1実施例の車輪支持装置101の正面断面図、図2の(a)は両内輪片8,9と中間部材19の正面半断面図であり、(b)はX−X線断面図、図3は両内輪片8,9と中間部材19とを分離した状態の平面図である。
本発明の第1実施例の車輪支持装置101について説明する。図1に示されるように、第1実施例の車輪支持装置101は、駆動力を車両アウタ側の先端部に取り付けられた車輪(図示せず)に伝達するためのアクスルシャフト1をアクスルハウジング2で支持するために、アクスルハウジング2に固定される取付用フランジ部3と、この取付用フランジ部3とアクスルシャフト1との間に介装される複列の軸受4とを含む軸受ユニット200を備えている。アクスルシャフト1の車両アウタ側の先端部は、ラジアル方向の外側に向かって延設されていて、当該延設部分にホイール取付部が設けられている。本実施例の車輪支持装置101では、アクスルシャフト1に装着された軸受4の車両インナ側に、コニカルワッシャ5及びリテーナリング6がこの順で嵌合されている。リテーナリング6は、コニカルワッシャ5をアキシャル方向に押しつぶして圧縮変形させた状態で、アクスルシャフト1に圧入されている。また、リテーナリング6はアクスルシャフト1に嵌合装着されたスナップリング7により、アキシャル方向に移動不能に保持されている。
軸受4について説明する。図1及び図2に示されるように、本実施例の車輪支持装置101の軸受4は複列アンギュラ玉軸受であり、アクスルシャフト1の外周面に圧入されることにより、アクスルシャフト1と一体に回転される内輪(車両アウタ側の内輪片8と車両インナ側の内輪片9)と、取付用フランジ部3を介してアクスルハウジング2に固定される外輪11と、一対の内輪片8,9と外輪11との間に介装される複数個の転動体(玉12)とを備えている。内輪は、アキシャル方向の中間部分で、車両アウタ側の内輪片8と車両インナ側の内輪片9とに分割されている。第1実施例の車輪支持装置101の場合、車両アウタ側の内輪片8の幅L1(アキシャル方向の長さ)よりも、車両インナ側の内輪片9の幅L2(アキシャル方向の長さ)の方が長くなっている(L1<L2)。両内輪片8,9は、連続状態で接合される大径部と小径部とから成り、両者の接合部分に玉12を転動させる内輪軌道面13,14が設けられている。内輪片8の大径部側の端面8a(車両アウタ側の端面)は、アクスルシャフト1のホイール取付部の下端部に当接されている。また、両内輪片8,9の小径部側の端面8b,9aは、突き合わされて接合された状態で対向配置されている。同様に、外輪11の内周面には外輪軌道面15が形成されている。そして、複数個の玉11は、保持器16によって保持されている。
図2及び図3に示されるように、両内輪片8,9の小径部側の端面(分割面8b,9a)には、半円形状の凹部17,18が、アクスルシャフト1の軸線1aを中心とする対称位置に設けられている。両内輪片8,9の小径部の端面8b,9aが接合されたとき、それぞれの半円形状の凹部17,18は合体して円形状となる。
そして、内輪片8,9どうしの接合部には中間部材19が配置されている。中間部材19は、リング状の本体部21と、その内周面からラジアル方向の内側に向かって突出する一対の突出部22とを有している。一対の突出部22は、アクスルシャフト1の軸線1aを中心とする対称位置に設けられている。突出部22は円柱状で、その曲率半径は、両内輪片8,9の凹部17,18の曲率半径よりも少し小さい。このため、突出部22を、合体して円形状となった凹部17,18に嵌合させることができる。
第1実施例の車輪支持装置101において、両内輪片8,9を組み付けるときの作用について説明する。アクスルシャフト1に両内輪片8,9が組み付けられる。このとき、予め両内輪片8,9の間に中間部材19が配置され、両内輪片8,9と中間部材19とが一体となった状態でアクスルシャフト1に嵌合される。両内輪片8,9は、中間部材19を介してそれらの分割面8b,9aを接合させた状態で、アクスルシャフト1の所定位置に嵌合装着される。これにより、中間部材19が、両内輪片8,9の接合部に跨って配置されると共に、各突出部22が、対応する内輪片8,9の凹部17,18に嵌合された状態となる。両内輪片8,9の凹部17,18に、中間部材19の突出部22が嵌合されているため、圧入時に両内輪片8,9が、アクスルシャフト1の軸線1a周りに回動するおそれはない。
次に、車両の走行時における第1実施例の車輪支持装置101の作用について説明する。車両の走行時(例えば、車両の旋回時)に、軸受4には大きな荷重が作用する。このときの荷重の大きさは、車両アウタ側の内輪片8よりも、車両インナ側の内輪片9の方が遥かに大きい。これにより、特に車両インナ側の内輪片9とアクスルシャフト1との間でクリープが発生し易くなる。この不具合を防止するため、車両インナ側の内輪片9には、コニカルワッシャ5の軸力(弾性復元力)を作用させている。また、車両インナ側の内輪片9の幅L2を、車両アウタ側の内輪片8の幅L1よりも長くすることにより、内輪片9とアクスルシャフト1の外周面との接触面積を増大させることによっても、車両インナ側の内輪片9にクリープを発生しにくくしている。
第1実施例の車輪支持装置101の場合、内輪片8,9どうしの間に中間部材19が取り付けられていて、中間部材19の各突出部22が、対応する内輪片8,9の凹部17,18に係合されている。もし、車両インナ側の内輪片9とアクスルシャフト1との間でクリープが発生しようとするとき(換言すれば、車両インナ側の内輪片9が、アクスルシャフト1の軸線1a周りに回動しようとするとき)、車両インナ側の内輪片9は、その凹部18に係合された突出部22を介して、中間部材19をも同方向に回動させようとする。ところが、中間部材19の突出部22は、車両アウタ側の内輪片8の凹部17にも係合されている。ここで、上記したように、車両アウタ側の内輪片8に作用する荷重は小さいため、車両アウタ側の内輪片8とアクスルシャフト1との間でクリープが発生するおそれは極めて小さい。このため、車両インナ側の内輪片9が回動しようとしたときに、車両アウタ側の内輪片8に係合されている中間部材19の突出部22が、車両インナ側の内輪片9の回動を抑止するブレーキの機能を果たすこととなる。これにより、車両インナ側の内輪片9も回動しにくくなり、車両インナ側の内輪片9とアクスルシャフト1との間でクリープが発生することが防止される。
そして、図4の(a),(b)に示されるように、中間部材19の本体部21の内周面に一対の爪部23を突出させると共に、両内輪片8,9の小径部の外周面に、爪部23が係止される分離防止凹部24を設けてもよい。中間部材19が両内輪片8,9の分割面8b,9aに跨って取り付けられたとき、各爪部23は、弾性変形しながら対応する両内輪片8,9の分離防止凹部24に嵌合される。これにより、両内輪片8,9と中間部材19とが係止されるため、両内輪片8,9が分離することが防止される。この結果、組付け作業が一層容易になると共に、各爪部23によっても、車両インナ側の内輪片9の回動が抑止される。
上記したように、第1実施例の車輪支持装置101では、コニカルワッシャ5の軸力だけでなく、中間部材19を介して連結される車両アウタ側の内輪片8によっても、車両インナ側の内輪片9とアクスルシャフト1との間でクリープが発生することが防止されている。このため、軸受4にクリープが発生しにくくなり、軸受4の内輪軌道面13,14の剥離等の損傷や、異音や振動の発生が防止される。
上記した実施例における両内輪片8,9は、それらが接合されたとき、半円形状の凹部17,18が円形状となる場合である。これにより、中間部材19の突出部22が、各凹部17,18に対して1つで済むという利点がある。しかし、図5の(a),(b)に示されるように、中間部材19の突出部25が、凹部17,18に対してそれぞれ設けられていてもよい。
また、上記した実施例では、両内輪片8,9の凹部17,18と中間部材19の突出部22,25が同じ数だけ設けられている。しかし、両内輪片8,9の凹部17,18の数を、中間部材19の突出部22,25の数よりも多く形成することもできる。これにより、両内輪片8,9を中間部材19に配置させる作業が更に容易になる。
次に、第2実施例の車輪支持装置102について説明する。第1実施例の車輪支持装置101が、中間部材19を介して両内輪片8,9を間接的に係合させている場合であるのに対し、第2実施例の車輪支持装置102は、両内輪片26,27が直接的に係合されている場合である。図6に示されるように、第2実施例の車輪支持装置102の場合、車両アウタ側の内輪片26と車両インナ側の内輪片27の分割面は、アクスルシャフト1の上半部と下半部とでアキシャル方向にずれている。即ち、図7に示されるように、両内輪片26,27の分割面には、それぞれ半周に亘って凸部26a,27aが設けられている。両内輪片26,27は、それぞれの周方向の位相を180°ずらして接合される。これにより、両内輪片26,27の分割面における凸部26a,27aどうしが係合状態で連結される。この結果、第1実施例の車輪支持装置101と同様に、車両インナ側の内輪片27とアクスルシャフト1との間でクリープが発生して、内輪片27が回動しようとしても、車両アウタ側の内輪片26によってその回動が抑止される。なお、この実施例の場合であっても、車両アウタ側の内輪片26の幅L1よりも、車両インナ側の内輪片27の幅L2を長くすることが望ましい。
なお、車両アウタ側の内輪片8と車両インナ側の内輪片9とを係合させることなく(換言すれば、両内輪片8,9に係合部を設けることなく)、両内輪片8,9の幅L1,L2(L1<L2)のみを変えた車輪支持装置としてもよい。その状態の車輪支持装置を、図8に参考例として示す。
本発明の第1実施例の車輪支持装置101の正面断面図である。 (a)は両内輪片8,9と中間部材19の正面半断面図であり、(b)はX−X線断面図である。 両内輪片8,9と中間部材19とを分離した状態の平面図である。 (a),(b)は、中間部材19の爪部23が、両内輪片8,9の分離防止凹部24に係止される状態の作用説明図である。 (a),(b)は、中間部材19の突出部25が、両内輪片8,9の凹部17,18に対してそれぞれ設けられている場合の平面図である。 第2実施例の車輪支持装置102の正面断面図である。 (a)は両内輪片26,27の正面断面図であり、(b),(c)はそれぞれ(a)のY1−Y1線断面図、Y2−Y2線断面図である。 両内輪片8,9の幅L1,L2のみを変えた車輪支持装置の正面断面図である。
符号の説明
101,102 車輪支持装置
200 軸受ユニット
1 アクスルシャフト
2 アクスルハウジング
3 取付用フランジ部
4 軸受
8,26 内輪片(車両アウタ側の内輪片)
9,27 内輪片(車両インナ側の内輪片)
8b,9a 端面(分割面)
17,18 凹部(係合部)
19 中間部材
22,25 突出部(係合部)
26a,27a 凸部

Claims (6)

  1. 駆動力を車両アウタ側の先端部に取り付けられた車輪に伝達するためのアクスルシャフトをアクスルハウジングで支持するために、前記アクスルハウジングに固定される取付用フランジ部と、前記取付用フランジ部と前記アクスルシャフトとの間に介装される複列式の軸受とを含む軸受ユニットを備える半浮動式の車輪支持装置であって、
    前記軸受の内輪は、アキシャル方向の中間位置で車両アウタ側の内輪片と車両インナ側の内輪片とに分割されると共に、対向配置される車両インナ側の内輪片の分割面と車両アウタ側の内輪片の分割面とには、車両アウタ側の内輪片と車両インナ側の内輪片とを所定の位置関係で組み合わせて一体化する際に、両内輪片を直接又は他部材を介して間接的に係合するための係合部がそれぞれ形成され、
    前記内輪片どうしが係合されることにより、前記車両インナ側の内輪片における前記アクスルシャフトとの間でクリープの発生が、車両アウタ側の内輪片によって抑止されることを特徴とする車輪支持装置。
  2. 前記車両アウタ側の内輪片と前記車両インナ側の内輪片とに跨って配置されるリング状の中間部材を備え、
    前記中間部材の内周面には、両内輪片の係合部と係合される突出部がそれぞれ形成される一方、前記両内輪片の係合部は、前記突出部と係合するために、前記分割面において凹部としてそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車輪支持装置。
  3. 前記内輪片の分割面どうしが対向配置された状態で、一方の内輪片の凹部は、他方の内輪片の分割面における前記凹部が形成されていない面と対向配置され、
    前記中間部材の突出部は、前記内輪片のそれぞれの凹部に嵌り込むように、複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車輪支持装置。
  4. 前記中間部材には、前記両内輪片に跨って配置されたときに、前記内輪片と係止される係止部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の車輪支持装置。
  5. 前記一方の内輪片の係合部は、その分割面から半周に亘ってアキシャル方向に突出して形成された凸部であり、
    前記他方の内輪片の係合部は、その分割面から半周に亘ってアキシャル方向に窪んで形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載の車輪支持装置。
  6. 車両インナ側の内輪片の幅が、車両アウタ側の内輪片の幅よりも大であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車輪支持装置。
JP2007247792A 2007-09-25 2007-09-25 車輪支持装置 Pending JP2009079630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007247792A JP2009079630A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 車輪支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007247792A JP2009079630A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 車輪支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009079630A true JP2009079630A (ja) 2009-04-16

Family

ID=40654545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007247792A Pending JP2009079630A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 車輪支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009079630A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037060A (ja) * 2011-11-21 2012-02-23 Oiles Corp 回転式摩擦ダンパ
WO2016021649A1 (ja) * 2014-08-06 2016-02-11 Ntn株式会社 車輪用軸受装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037060A (ja) * 2011-11-21 2012-02-23 Oiles Corp 回転式摩擦ダンパ
WO2016021649A1 (ja) * 2014-08-06 2016-02-11 Ntn株式会社 車輪用軸受装置
JP2016037096A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 Ntn株式会社 車輪用軸受装置
CN106715146A (zh) * 2014-08-06 2017-05-24 Ntn株式会社 车轮轴承装置
CN106715146B (zh) * 2014-08-06 2019-11-08 Ntn株式会社 车轮轴承装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011168266A (ja) 車輪駆動用軸受ユニット
JP5167903B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2013147052A (ja) 車輪用転がり軸受装置
JP2009083699A (ja) 車輪支持装置
JP2015128924A (ja) 軸受モジュール
JP2009079630A (ja) 車輪支持装置
JP2008075832A (ja) 転がり軸受装置
JP2013082293A (ja) 駆動車輪用軸受装置
JP2007327565A (ja) 車輪用軸受装置
JP2006105343A (ja) 車輪用軸受装置
JP4919161B2 (ja) 車輪支持装置
JP2008014473A (ja) 車輪用軸受装置
JP2008256014A (ja) 車輪支持装置
JP2003049853A (ja) 車両用軸受装置のシール構造
JP2008222098A (ja) 半浮動式車軸支持装置
JP4811734B2 (ja) 車輪支持装置
JP2009085363A (ja) 車輪支持装置
JP4134872B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2008057717A (ja) 車輪用軸受装置
JP2012163191A (ja) 車輪のハブ軸用軸受装置
JP4940566B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2009292275A (ja) 駆動輪用軸受装置
JP2006232220A (ja) 車輪用軸受装置及びその製造方法
JP4826779B2 (ja) 車輪用転がり軸受装置
JP2012201225A (ja) 駆動輪用転がり軸受ユニット