JP2009052442A - 噴射量学習装置 - Google Patents

噴射量学習装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009052442A
JP2009052442A JP2007218573A JP2007218573A JP2009052442A JP 2009052442 A JP2009052442 A JP 2009052442A JP 2007218573 A JP2007218573 A JP 2007218573A JP 2007218573 A JP2007218573 A JP 2007218573A JP 2009052442 A JP2009052442 A JP 2009052442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection amount
pressure
learning
rail pressure
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007218573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4735620B2 (ja
Inventor
Takayoshi Inaba
孝好 稲葉
Mamoru Oki
守 沖
Yuki Tarusawa
祐季 樽澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007218573A priority Critical patent/JP4735620B2/ja
Priority to DE102008041485.9A priority patent/DE102008041485B4/de
Publication of JP2009052442A publication Critical patent/JP2009052442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4735620B2 publication Critical patent/JP4735620B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/2406Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
    • F02D41/2425Particular ways of programming the data
    • F02D41/2429Methods of calibrating or learning
    • F02D41/2451Methods of calibrating or learning characterised by what is learned or calibrated
    • F02D41/2464Characteristics of actuators
    • F02D41/2467Characteristics of actuators for injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/38Controlling fuel injection of the high pressure type
    • F02D41/3809Common rail control systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/06Fuel or fuel supply system parameters
    • F02D2200/0602Fuel pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/2406Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
    • F02D41/2425Particular ways of programming the data
    • F02D41/2429Methods of calibrating or learning
    • F02D41/2438Active learning methods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/24Fuel-injection apparatus with sensors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/02Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
    • F02M63/0225Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
    • F02M63/023Means for varying pressure in common rails
    • F02M63/0235Means for varying pressure in common rails by bleeding fuel pressure
    • F02M63/025Means for varying pressure in common rails by bleeding fuel pressure from the common rail

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】短期間で広い圧力範囲における燃料の噴射量を学習する噴射量学習装置を提供する。
【解決手段】レール圧が高く燃料噴射量の学習が完了していない未検出のレール圧があるとき、すでに学習が完了したレール圧に基づいて燃料噴射量の学習が実施される。この場合、未検出のレール圧との相関性の高いレール圧で学習した燃料噴射量の学習値を利用して未検出のレール圧における燃料噴射量の学習が実施される。これにより、例えばコモンレールにおける圧力が高い場合のように、微量の燃料噴射量の学習機会が少ない場合でも、インジェクタの経時的な特性変化にともなう燃料噴射量の変化が学習される。したがって、レール圧の広い範囲で実測値と学習値との誤差が低減され、燃料の噴射量が精密に制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、噴射量学習装置に関し、特にディーゼルエンジンのコモンレール式の燃料噴射装置において、インジェクタから噴射される燃料の噴射量を学習する噴射量学習装置に関する。
従来、ディーゼルエンジンでは、燃焼騒音の低減やNOxの排出量の低減のために、主たる燃料噴射となるメイン噴射に先立って微量の燃料を噴射するいわゆるパイロット噴射を実施することが有効である。しかし、噴射量がわずかなパイロット噴射では、その効果を十分に発揮させるために、噴射量の精度の向上が重要である。このため、パイロット噴射における目標となる噴射量(以下、「目標噴射量」という。)と実際の噴射量(以下、「実噴射量」という。)とのずれを適宜補正する必要がある。
そこで、特許文献1では、例えばディーゼルエンジンが無負荷運転となる車両の減速時などのように、インジェクタからの目標噴射量が0以下となる無噴射時に単発の微量噴射を実施している。これにより、燃料の噴射にともなうエンジンの回転の変化から噴射量、特に微量の噴射量の学習を高精度に実施している。
特開2005−36788号公報
しかしながら、コモンレールの内部における燃料の圧力は広範囲に分布する。そのため、特許文献1の場合、コモンレールの内部における燃料の圧力に応じて複数の圧力において噴射量を学習するためには、長期間を必要とし、ディーゼルエンジンを搭載した車両の走行距離が増大する。また、特許文献1の場合、ディーゼルエンジンの無負荷運転時に噴射量の学習を行うため、コモンレールの内部における燃料の圧力が高い側では学習頻度が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、短期間で広い圧力範囲における燃料の噴射量を学習する噴射量学習装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、複数設定されている検出圧力のうち任意の検出圧力で燃料の噴射量を検出済圧力噴射量として学習する。そして、学習することにより取得された検出済圧力噴射量を用いて、複数の設定されている検出圧力のうち学習が行われていない未検出の検出圧力における燃料の噴射量を推定している。すなわち、ある検出圧力において燃料の噴射量が学習されると、学習により取得した燃料の噴射量を用いて、他の検出圧力における燃料の噴射量が推定値として算出される。したがって、噴射量の経時的な変化を、短期間で広い圧力範囲で学習することができる。
請求項2記載の発明では、未検出の圧力における燃料の噴射量を推定するとき、未検出圧力噴射量推定手段は最も相関性の高い検出済圧力を検索する。例えば高圧側の未検出の圧力における燃料の噴射量を推定するとき、低圧側の検出済圧力噴射量を用いても精度が低いおそれがある。そこで、高圧側の未検出の圧力に噴射量の特性が近い、すなわち相関性の高い検出済圧力を用いて未検出の圧力における燃料の噴射量を推定する。これにより、推定される燃料の噴射量の精度を高めることができる。
請求項3記載の発明では、検出済圧力噴射量と推定する未検出圧力における燃料の噴射量との相関係数を検索する。検出済圧力噴射量に基づいて未検出圧力における燃料の噴射量を推定する場合、噴射量を推定する未検出圧力と噴射量の学習が終了した圧力との間には、所定の相関が生じる。すなわち、ある未検出圧力において、この未検出圧力に近い圧力ほど噴射量の相関性は高く、未検出圧力から遠い圧力ほど噴射量の相関性は低下する。そこで、相関係数を検索することにより、未検出圧力から検出済の圧力までの圧力差に応じて相関係数を変更する。したがって、噴射量が検出済の圧力に関わらず、未検出圧力における燃料の噴射量を精度よく推定することができる。
請求項4または5記載の発明では、未検出の圧力において燃料の噴射量を推定するとき、相関性の高い検出済圧力における燃料の噴射量を反映割合または反映量を調整する。これにより、圧力と燃料の噴射量との相関性に拘束されることなく、燃料の噴射量が調整される。したがって、推定される燃料の噴射量を実際の燃料の噴射量により近似させることができる。
以下、本発明の噴射量学習装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
(燃料噴射システムの構成)
図2は、本発明の一実施形態による噴射量学習装置を適用した燃料噴射システムを示す概略図である。本実施形態の場合、噴射量学習装置10は、コモンレール式の燃料噴射システム20により燃料の噴射が制御されるディーゼルエンジン21に適用される。燃料噴射システム20は、燃料タンク22、吸入量制御弁23、サプライポンプ24、コモンレール25およびインジェクタ40を備えている。噴射量学習装置10は、エンジン制御装置(以下、「ECU:Engine Control Unit」という。)11から構成されている。吸入量制御弁23およびサプライポンプ24は、一体のポンプユニット27を構成している。
燃料タンク22は、常圧の燃料を蓄えている。燃料タンク22の内部の燃料は、図示しない低圧ポンプにより吸入配管部31を経由して吸入量制御弁23へ供給される。サプライポンプ24は、図示しないプランジャが往復移動することにより、図示しない加圧室に吸入した燃料を加圧する。サプライポンプ24では、加圧室へ吸入される燃料の量に応じて吐出される燃料の量が変化する。プランジャは、ディーゼルエンジン21のクランクシャフト28から駆動力が伝達される。サプライポンプ24で加圧された燃料は、コモンレール25へ吐出される。サプライポンプ24の吐出側には、燃料配管部32が接続している。燃料配管部32は、サプライポンプ24とコモンレール25とを接続している。
コモンレール25は、燃料配管部32と接続され、サプライポンプ24で加圧された燃料を蓄圧状態で蓄える。コモンレール25には、ディーゼルエンジン21の各気筒29へ燃料を噴射するインジェクタ40が接続している。インジェクタ40は、各気筒29にそれぞれ設けられている。コモンレール25に蓄圧状態で蓄えられた燃料は、インジェクタ40から各気筒29に形成されている燃焼室へ噴射される。サプライポンプ24、コモンレール25およびインジェクタ40には、還流配管部33が接続している。サプライポンプ24、コモンレール25およびインジェクタ40で余剰となった燃料は、還流配管部33を経由して燃料タンク22へ戻される。
ECU11は、例えばCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータで構成されている。CPUは、ROMに格納されているコンピュータプログラムにしたがって燃料噴射システム20の全体を制御する。ECU11は、特許請求の範囲の噴射量学習手段、および未検出圧力噴射量推定手段として機能する。ECU11は、入力側の回路に圧力センサ13、アクセルセンサ14および回転センサ15などが接続している。圧力センサ13は、コモンレール25に設けられている。
圧力センサ13は、コモンレール25に蓄えられている燃料の圧力を検出する。圧力センサ13は、検出したコモンレール25における燃料の圧力(以下、コモンレールにおける燃料の圧力を「レール圧」という。)を電気信号としてECU11へ出力する。アクセルセンサ14は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量を電気信号としてECU11へ出力する。回転センサ15は、ディーゼルエンジン21のクランクシャフト28の回転を検出する。回転センサ15は、検出したクランクシャフト28の回転を電気信号としてECU11へ出力する。
ECU11は、例えば回転センサ15で検出したディーゼルエンジン21の回転状態に関する電気信号、およびアクセルセンサ14で検出したアクセルペダルの踏み込み量などから、ディーゼルエンジン21の運転状態を検出する。ECU11は、検出したディーゼルエンジン21の運転状態に応じてインジェクタ40から噴射される燃料の噴射量を設定する。ECU11は、設定した燃料の噴射量に基づいてレール圧を設定する。
ECU11は、出力側の回路に吸入量制御弁23および電子駆動装置(以下、電子駆動装置を「EDU:Electronic Drive Unit」という。)12などが接続している。吸入量制御弁23は、ECU11から出力された制御電流に基づいてサプライポンプ24へ供給する燃料の流量を制御する。EDU12は、インジェクタ40の電磁弁41に接続している。EDU12は、ECU11から出力された駆動信号に基づいてインジェクタ40の電磁弁41へパルス状の駆動信号を出力する。インジェクタ40は、EDU12から出力されたパルス状の駆動信号に基づいて電磁弁41が駆動され、燃料の噴射が断続される。その結果、インジェクタ40は、コモンレール25に蓄えられている燃料をディーゼルエンジン21の各気筒29に形成されている燃焼室へ噴射する。
次に、上記の構成による噴射量学習装置10の作動について説明する。
燃料の噴射の主となるメイン噴射に先立って、メイン噴射に比較して微量の燃料を噴射するパイロット噴射を実施する場合、パイロット噴射時の燃料の噴射量は精密に調整する必要がある。すなわち、パイロット噴射における燃料噴射量の精度が低いと、例えば騒音の低下やNOxの低減など、パイロット噴射により得られる効果は低下する。したがって、各インジェクタ40からのパイロット噴射における燃料噴射量は、適切に補正し、常に所定の噴射量を維持する必要がある。
インジェクタ40は、図3に示すように電磁弁41に通電するパルスの幅すなわち通電時間Tと燃料の噴射量Qとの関係が経時的に徐々に変化する。この変化の原因は、主にインジェクタ40の経時的な精度の低下、すなわちインジェクタ40が作動している経過期間の増大にともなう劣化によるものである。インジェクタ40が作動している経過期間は、ディーゼルエンジン21が搭載されている車両の走行距離に対応する。インジェクタ40が作動している経過期間が長くなるほど、劣化によってインジェクタ40の通電時間Tが一定であっても燃料の噴射量Qは減少する。このように、インジェクタからの燃料の噴射量Qは、通電時間Tが一定であっても、経時的に変化する。そこで、ECU11は、定期的にインジェクタ40からの燃料の噴射量特性すなわち通電時間Tと燃料の噴射量Qとの関係を学習し、噴射量を補正する必要がある。
この場合、インジェクタ40がある経過期間にあるとき、すなわちインジェクタ40の作動している経過期間が同一であっても、インジェクタ40からの燃料の噴射量Qは、コモンレール25におけるレール圧Cpによって変化する。例えば通電時間Tが一定であっても、コモンレール25のレール圧Cpが高くなるほど、燃料の噴射量Qは増大する。一方、コモンレール25のレール圧Cpと燃料の噴射量Qとの間には、所定の相関が存在する。そこで、本実施形態では、例えば180MPaなどの高圧側のレール圧のように、学習の機会が少ないレール圧でも、レール圧Cpと燃料の噴射量Qとの相関を利用することにより、より低いレール圧での学習結果に基づいて高圧側のレール圧における燃料の噴射量Qを推定しつつ学習する。
(レール圧インデックス)
噴射量学習装置10は、図4に示すようにレール圧に応じて検出圧力を設定している。すなわち、噴射量学習装置10は、コモンレール25において設定されるレール圧のすべての範囲において噴射量の学習を実施するのではなく、所定の範囲において代表となるレール圧に対し噴射量の学習を実施する。なお、図4に示すレール圧は、例示であり、コモンレール25に設定されている圧力に応じて任意のレール圧を検出圧力として設定することができる。また、レール圧の区分も、任意に設定することができる。
本実施形態の場合、検出圧力となるレール圧として、「32MPa」、「60MPa」、「80MPa」、「100MPa」、「140MPa」および「180MPa」の六つが設定されている。噴射量学習装置10は、レール圧が「32MPa」であることをインデックス番号「#0」として記憶し、同様に「60MPa」を「♯1」、「80MPa」を「♯2」、「100MPa」を「♯3」、「140MPa」を「♯4」および「180MPa」を「♯5」として記憶している。噴射量学習装置10は、コモンレール25におけるレール圧が各インデックスに対応する圧力であるとき、インジェクタ40から噴射される燃料の噴射量を学習する。噴射量学習装置10のECU11は、レール圧に対応するレール圧インデックスを図示しないROMなどに記憶している。
(詳細マップ)
噴射量学習装置10は、レール圧インデックスに対応する詳細マップを記憶している。詳細マップは、図5に示すように検出圧力に対応するレール圧ごとのレール圧インデックスと、ディーゼルエンジン21の各気筒29における学習の実施状態に関するデータを含んでいる。四気筒のディーゼルエンジン21の場合、気筒インデックスは第一気筒を「♯0」、第二気筒を「♯1」、第三気筒を「♯2」および第四気筒を「♯3」として設定されている。すなわち、詳細マップは、各気筒29に設けられているインジェクタ40が検出圧力となる各レール圧において噴射量の学習がどのような状態あるかを示すマップである。このとき、詳細マップには、噴射量の学習が未実施であれば「0」、噴射量の学習が実施中であれば「1」、噴射量の学習が完了していれば「2」が書き込まれる。噴射量の学習が未実施であるとき、噴射量学習装置10は噴射量の学習が完了したレール圧における噴射量から学習が未実施の噴射量を推定する。噴射量学習装置10のECU11は、詳細マップを電子データとして図示しないRAMやROMなどに記憶している。
(噴射量の学習)
ECU11は、レール圧インデックスに示されるレール圧ごとに燃料の噴射量を学習する。このとき、ECU11は、ディーゼルエンジン21の各気筒29に設けられているインジェクタ40ごとに、燃料の噴射量を学習する。ECU11は、インジェクタ40から噴射される燃料の噴射量を直接補正することはできない。そのため、ECU11は、各インジェクタ40においてレール圧インデックスごとに駆動信号のパルス幅すなわち通電時間T(μsec)を補正し、この通電時間Tの補正値を学習値として記憶する。噴射量の学習、すなわち通電時間Tの学習は、例えば燃料の噴射によって変化するクランクシャフト28の回転速度の変化を回転センサ15で検出するなど、周知の方法によって実施される。したがって、噴射量の具体的な学習手段についての説明は省略する。
コモンレール25におけるレール圧は、ディーゼルエンジン21の運転状態に応じて変化する。すなわち、ディーゼルエンジン21の負荷が小さいときはレール圧が低く、ディーゼルエンジン21の負荷が大きいときはレール圧が高くなる。一方、通常の加速時や巡航時の場合、レール圧の上限はレール圧インデックスが「♯4」で示される「140MPa」程度である。そのため、レール圧インデックスが「♯5」で示される「180MPa」という高圧のレール圧における噴射量を学習する機会は少ない。そこで、本実施形態では、通常使用されるレール圧の範囲で学習した結果を用いて、例えば180MPaなど学習の機会が少ない高圧のレール圧における学習値を推定する。
図1に示すように、あるレール圧Aおよびレール圧Bにおいて噴射量(通電時間T)の学習が完了し、学習値が記憶されているとする。このとき、ECU11は、レール圧Cにおける噴射量の学習を実施する。図1に示す場合、レール圧は右方ほど高くなるとする。すなわち、レール圧A>レール圧B>レール圧Cの関係となる。上述のようにレール圧Aおよびレール圧Bについては、噴射量の学習が完了している。したがって、ECU11は、レール圧Aのパルス幅をTQG[A]として記憶し、レール圧Bのパルス幅をTQG[B]として記憶している。このレール圧Aにおける学習値TQG[A]およびレール圧Bにおける学習値TQG[B]に対応する噴射量が特許請求の範囲の検出済圧力噴射量に相当する。また、燃料噴射量の学習値を推定するレール圧Cは、特許請求の範囲の未検出圧力に対応する。
また、インジェクタ40からの噴射量の学習は、インジェクタ40の作動期間の経過とともに所定の時間的な間隔で実施される。そのため、ECU11は、レール圧Cのパルス幅についても過去に学習しており、そのときのパルス幅を前回値TQG[C]i-1として記憶している。この前回値TQG[C]i-1は、実測値に基づいて算出したものでもよく、他のレール圧に基づいて推定値として算出してもよい。
このように、レール圧Aまたはレール圧Bにおけるパルス幅TQG[A]またはTQG[B]が学習されているとき、ECUはレール圧Cにおけるパルス幅TQG[C]の推定値の算出を実施する。レール圧Cにおけるパルス幅TQG[C]は、上述のレール圧Aのパルス幅TQG[A]を用いる場合、およびレール圧Bのパルス幅TQG[B]を用いる場合、それぞれ以下の式で算出される。
TQG[C]=(TQG[A]×m−TQG[C]i-1)×k+TQG[C]i-1
TQG[C]=(TQG[B]×m−TQG[C]i-1)×k+TQG[C]i-1
上記の式において、mは相関係数を示し、kは反映係数を示している。相関係数mは、すでに学習が完了したレール圧Aまたはレール圧Bにおける検出済噴射量と、学習が未完了のレール圧Cにおける噴射量との間の相関を示す値である。一方、反映係数kは、すでに学習が完了したレール圧Aまたはレール圧Bにおける検出済噴射量に基づいて、学習が未完了のレール圧Cにおける噴射量を推定する場合に、レール圧Aまたはレール圧Bにおける検出済噴射量をレール圧Cにおける噴射量にどの程度反映するかを示す値である。
図6に示すように、相関係数mおよび反映係数kにはそれぞれ所定の関係が成立している。すなわち、推定するレール圧を基準P0としたとき、圧力がレール圧P0より高くても低くても、ばらつきは大きく、相関性は低くなる。具体的には、反映係数kは、燃料噴射量の推定に利用する学習済のレール圧が燃料噴射量を推定するレール圧P0に近くなるほど、ばらつきの修正が小さくなり、その値が1に近似する。一方、反映係数kは、燃料噴射量の推定に利用する学習済のレール圧が燃料噴射量を推定するレール圧P0から遠ざかるほど、ばらつきの修正が大きくなり、その値が1から遠ざかる。また、相関係数mは、燃料噴射量の推定に利用する学習済のレール圧に応じて所定の関数として設定される。
図1に示すように、レール圧Cにおける前回の学習値TQG[C]i-1と、レール圧Aにおける学習値TQG[A]またはレール圧Bにおける学習値TQG[B]と、レール圧Aまたはレール圧Bに応じて設定されている相関係数mとから、今回のレール圧Cにおける学習値の相関値TQG[C]mが算出される。このように、相関係数mは、レール圧Aまたはレール圧Bの学習値に関わらず、レール圧Cにおける同一の学習値TQG[C]mが算出されるように設定されている。この学習値TQG[C]mが推定される学習値の上限となる。
ここで、レール圧AまたはレールBに応じて設定されている反映係数kを用いて上述の式の通り計算することにより、レール圧Cにおける学習値TQG[C]が算出される。このとき、反映係数kは、レール圧ごとに設定されているため、より相関性の高いレール圧では反映係数kが1に近く、相関性の低いレール圧では反映係数が1より小さくなっている。その結果、レール圧Aに基づいて算出されたレール圧Cにおける学習値TQG[C]Aと、レール圧Bに基づいて算出されたレール圧Cにおける学習値TQG[C]Bとの間には、反映量に応じた差が生じる。この場合でも、反映係数kの最大値は1であるため、相関値TQG[C]mを超えることはない。すなわち、反映係数kは最大値が1となり、レール圧Aまたはレール圧Bに基づいてレール圧Cについて推定された学習値TQG[C]AまたはTQG[C]Bは相関値TQG[C]mを上限として制限される。これにより、学習値の無用な反映による燃料噴射量の精度悪化が抑制される。図1に示す場合、レール圧Cに圧力が近いレール圧Bがレール圧Aに比較して反映係数kが大きくなり、レール圧Bに基づいて算出したレール圧Cにおける推定値TQG[C]Bがレール圧Cにおける新たな学習値TQG[C]として採用される。
以上のように、学習が未完了のレール圧Cにおける燃料噴射量を推定する場合、学習が完了したレール圧Aまたはレール圧Bにおける検出済噴射量が用いられる。一方、図1に示す例のように学習が完了したレール圧が複数ある場合、ECU11は学習が完了済のレール圧のうちより相関性の高いレール圧を検索する。
次に、図7に基づいて学習が未完了のレール圧の推定の流れについて説明する。
ECU11は、あるレール圧(以下、「学習レール圧」とする。)の学習に移行するに際し、他のレール圧での学習が完了したか否かを判断する(S101)。他のレール圧での学習が完了していない場合、学習レール圧での燃料噴射量の学習を実施することなく、他のレール圧での燃料噴射量の学習を継続する。ECU11は、ステップS101において他のレール圧での燃料噴射量の学習が完了したと判断すると、処理ループが終了したか否かを判定する(S102)。すなわち、ECU11は、設定されているすべてのレール圧において、燃料噴射量の学習が完了したか否かを判断する。ECU11は、設定されているすべてのレール圧において燃料噴射量の学習が完了したと判断すると、処理を終了する。ここで、設定されているすべてのレール圧とは、例えば図4に示すようにインデックス♯0から♯5に対応する圧力である。
例えばレール圧インデックス♯5(180MPa)を学習レール圧とする場合、ECU11はステップS101においてレール圧インデックス♯0から♯4で示されるレール圧のいずれかで燃料噴射量の学習が完了したか否かを判定する。そして、ECU11は、ステップS101においてレール圧インデックス♯0から♯4のいずれかで燃料噴射量の学習が完了したと判定すると、ステップS102においてすべてのレール圧インデックスにおいて燃料噴射量の学習が完了したか否かを判定する。
ECU11は、ステップS102において処理ループが完了していないと判定すると、学習レール圧での燃料噴射量の学習が完了したか否かを判定する(S103)。ECU11は、学習レール圧での燃料噴射量の学習が完了したと判断すると、ステップS102にリターンし、学習すべき他のレール圧での処理を実施する。
例えばレール圧インデックス♯5を学習レール圧とする場合、ECU11はステップS102において処理ループが完了していないと判定すると、ステップS103においてレール圧インデックス♯5の学習が完了したか否かを判定する。ECU11は、レール圧インデックス♯5の学習が完了したと判定すると、ステップS102にリターンし、学習が完了していない他のレール圧における燃料噴射量の学習を実施する。
ECU11は、ステップS103において学習レール圧における燃料噴射量の学習が未完了であると判定すると、最適相関レール圧インデックスを抽出する(S104)。ステップS104において最適相関レール圧インデックスの抽出に移行すると、ECU11は図8に示す流れに沿って最適相関レール圧インデックスを抽出する。
上述のように、あるレール圧における学習値を推定する場合、レール圧ごとに学習値を推定するレール圧との間に相関性が異なる。そこで、ECU11は、学習レール圧における学習値を推定するに際し、最も相関性の高いレール圧を抽出する。ECU11は、図8に示すように最適相関レール圧インデックスの抽出に移行すると、レール圧の処理ループが終了しているか否かを判定する(S201)。レール圧の処理ループは、複数のレール圧に対し並行して実施されている。そのため、ECU11は、ステップS201においてレール圧の処理ループが実施されているか否かを判定する。
ECU11は、ステップS201においてレール圧の処理ループが実施されていると判定すると、優先レール圧における処理ループが終了したか否かを判定する(S202)。上述のようにレール圧の処理ループは、複数のレール圧に対し並行して実施されている。そのため、ECU11は、最適相関レール圧インデックスを抽出するために適した優先順位の高い処理ループが終了しているか否かを判定する。学習レール圧と優先されるレール圧との関係は、マップとしてECU11の図示しないROMなどに記憶されている。
例えばレール圧インデックス♯5を学習レール圧とする場合、燃料噴射量の学習の最も適したレール圧はレール圧インデックス♯5に最も近いレール圧インデックス♯4である。また、レール圧インデックス♯5を学習レール圧とする場合、レール圧インデックス♯4における燃料噴射量の学習が実施されていないとき、次に優先されるのはレール圧インデックス♯3における燃料噴射量の学習値である。このように、ECU11は、学習レール圧となるレール圧インデックスごとに、学習値の推定に用いる燃料噴射量に優先順位を付与している。
また、学習レール圧について燃料噴射量の学習を行う場合、最も時期が近いレール圧の処理ループで取得された学習値を利用することが望ましい。例えばレール圧インデックス♯5を学習レール圧とする場合、レール圧インデックス♯3における学習が終了し、レール圧インデックス♯4における学習が未だ終了していないとき、より時期的に近いレール圧インデックス♯3における燃料噴射量の学習値を用いてレール圧インデックス♯5の学習を行うことが望ましい。
そこで、ECU11は、ステップS202において優先レール圧における処理ループが終了したか否かを判定し、終了していると判定したとき、該当するレール圧インデックスは「なし」と判定し、ステップS201にリターンする(S203)。一方、ECU11は、ステップS202において優先レール圧における処理ループが終了していないとき、優先レール圧における処理ループから優先順位の高いレール圧を抽出する(S204)。
ECU11は、優先順位の高いレールを抽出すると、そのレール圧における燃料噴射量の学習が完了したか否かを判定する(S205)。ECU11は、ステップS205において抽出した優先順位の高いレール圧において燃料噴量の学習が完了したと判定すると、ここで抽出したレール圧を最適相関レール圧として確定する(S206)。一方、ECU11は、ステップS205において抽出した優先順位の高いレール圧において燃料噴射量の学習が完了していないとき、ステップS201へリターンし、処理を継続する。
図8に示す流れにしたがって最適相関レール圧が確定されると、ステップS104において最適相関レール圧インデックスが抽出される。ECU11は、ステップS104において抽出した最適相関レール圧インデックスに基づいて、相関係数mおよび反映係数kを抽出する(S105)。
ECU11は、相関係数mおよび反映係数kが抽出されると、抽出された相関係数mおよび反映係数を用いて、学習レール圧における学習値を算出する(S106)。ここで算出される学習値は、上述したように下記の一般式に基づいて算出される。
TQG=(TQGf×m−TQGi-1)×k+TQGi-1
上記の式において、
TQG:算出する学習レール圧における学習値
TQGf:学習が完了した他のレール圧における学習値
TQGi-1:学習レール圧における前回の学習値
m:他のレール圧と学習レール圧との間の相関係数
k:他のレール圧と学習レール圧との間の反映係数
を示している。
以上の手順により、任意のレール圧における燃料噴射量の学習値が算出される。ECU11は、ディーゼルエンジン21の各気筒29に設けられているインジェクタ40ごとに、設定されているすべてのレール圧において、燃料噴射量の学習値を算出する。そして、ECU11は、すべてのインジェクタ40についてすべてのレール圧における燃料噴射量の学習値の算出が完了するまで上記の処理を継続する。
ここで注意すべきことは、ECU11はすべてのレール圧についてインジェクタ40からの燃料噴射量の学習値を推定するものではないことである。すなわち、ECU11は、あるレール圧において噴射量の学習値を実測して取得した場合、その実測値を優先し、この実測値を学習値として記憶する。一方、例えばレール圧インデックス♯5のように、インジェクタ40からの燃料噴射量の実測の機会が少ない場合、上記のように実測または推定した学習値に基づいて学習機会の少ないレール圧における燃料噴射量の学習値を推定する。
(単発噴射補正)
ECU11は、上述のようなレール圧ごとのインジェクタ40の経時的な噴射量の変化を学習するとともに、単発噴射による燃料噴射量の補正も実施している。単発噴射による燃料噴射量の補正は、例えば特許文献1に示すように所定の時期に微量の燃料を単発噴射することにより、ディーゼルエンジン21の回転の変化を検出し、インジェクタ40からの噴射量を学習している。
単発噴射による学習を実施しているとき、上述のようにレール圧ごとのインジェクタ40の噴射量の学習(「劣化学習」と称する。)を実施すると、図9に示すように劣化学習における補正量に変化が生じる。その結果、劣化学習における補正量によって基礎となる燃料の噴射量が変化し、単発噴射による学習に誤差が生じることとなる。そこで、ECU11は、単発噴射による補正値を適用する場合、補正前において基礎となる噴射量τに対し他のレール圧における劣化学習における学習値を反映して更新する際に、更新量を調整している。これにより、ECU11は、劣化学習による基礎となる噴射量の変化を防止し、単発噴射による補正量を適切に適用している。そのため、単発噴射による学習を実施する場合でも、単発噴射における学習を妨げることなく劣化学習を実施することができる。
以上、説明した本発明の一実施形態では、学習が未完了の未検出のレール圧があるとき、すでに学習が完了したレール圧に基づいて燃料噴射量の学習が実施される。これにより、例えばコモンレール25におけるレール圧が高圧の場合のように、微量の学習の機会が少ない場合でも、インジェクタ40の経時的な特性変化にともなう燃料噴射量を学習することができる。その結果、実測値によるインジェクタ40の特性の変化が学習できない場合でも、他のレール圧に基づく学習値の推定により、図3に示すようにインジェクタ40の特性の変化は実測値に基づく学習値に近似する。したがって、インジェクタ40の特性変化が長期間学習できない場合でも、レール圧の広い範囲で実測値と学習値との誤差を最小限にすることができ、燃料の噴射量を精密に制御することができる。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の一実施形態による噴射量学習装置による燃料噴射量の推定を説明するための図 本発明の一実施形態による噴射量学習装置を適用したディーゼルエンジンの燃料噴射システムを示す概略図 経過時間とインジェクタからの噴射量の変化および学習値の変化との関係を示す模式図 本発明の一実施形態による噴射量学習装置におけるレール圧インデックスの対応表を示す概略図 本発明の一実施形態による噴射量学習装置における詳細マップの対応表を示す概略図 基準となるレール圧と反映係数との関係を示す模式図 本発明の一実施形態による噴射量学習装置において燃料噴射量の学習値を算出する流れを示す概略図 本発明の一実施形態による噴射量学習装置において最適相関レールを確定する流れを示す概略図 本発明の一実施形態による噴射量学習装置において、単発補正を実施する際の更新量の設定を説明するための図
符号の説明
図面中、10は噴射量学習装置、11はECU(噴射量学習手段、未検出圧力噴射量推定手段)、20は燃料噴射システム(燃料噴射装置)、21はディーゼルエンジン、25はコモンレール、29は気筒、40はインジェクタを示す。

Claims (5)

  1. コモンレールに蓄えられている燃料をインジェクタからディーゼルエンジンの各気筒へ噴射するコモンレール式の燃料噴射装置において、前記コモンレールに蓄えられている燃料の圧力が検出圧力にあるとき、前記インジェクタからの燃料噴射量を学習する噴射量学習装置であって、
    前記コモンレールにおける燃料の圧力が前記検出圧力のいずれかの特定検出圧力にあるとき、前記特定検出圧力に対応する燃料の噴射量を検出済圧力噴射量として学習する噴射量学習手段と、
    前記噴射量学習手段で学習した前記検出済圧力噴射量に基づいて、前記特定検出圧力以外の検出圧力である未検出圧力に対応する燃料の噴射量を推定する未検出圧力噴射量推定手段と、
    を備えることを特徴とする噴射量学習装置。
  2. 前記未検出圧力噴射量推定手段は、推定する未検出圧力に対し最も相関性の高い検出済圧力を検索することを特徴とする請求項1記載の噴射量学習装置。
  3. 前記未検出圧力噴射量推定手段は、前記検出済圧力噴射量と、推定する未検出圧力における燃料の噴射量との相関係数を検索することを特徴とする請求項1記載の噴射量学習装置。
  4. 前記未検出圧力噴射量推定手段は、前記未検出圧力における燃料の噴射量を推定するとき、前記検出済圧力噴射量の反映割合を制限することを特徴とする請求項1記載の噴射量学習装置。
  5. 前記未検出圧力噴射量推定手段は、他の噴射量補正手段により補正値が算出されている場合、前記未検出圧力における燃料の噴射量を推定するとき、前記未検出圧力において推定した燃料の噴射量およびこの噴射量を補正する前記補正値に対し、前記検出済噴射量の反映量を調整することを特徴とする請求項1記載の噴射量学習装置。
JP2007218573A 2007-08-24 2007-08-24 噴射量学習装置 Active JP4735620B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007218573A JP4735620B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 噴射量学習装置
DE102008041485.9A DE102008041485B4 (de) 2007-08-24 2008-08-22 Kraftstoffeinspritzmengenlernvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007218573A JP4735620B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 噴射量学習装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009052442A true JP2009052442A (ja) 2009-03-12
JP4735620B2 JP4735620B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=40435638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007218573A Active JP4735620B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 噴射量学習装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4735620B2 (ja)
DE (1) DE102008041485B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270739A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Denso Corp 燃料噴射制御装置
JP2010275989A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Denso Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2020176559A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 マツダ株式会社 燃料噴射量の学習制御方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5644805B2 (ja) 2012-04-02 2014-12-24 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003343328A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Denso Corp 内燃機関用燃料噴射制御装置
JP2007170339A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Denso Corp 燃料噴射制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4277677B2 (ja) 2003-06-27 2009-06-10 株式会社デンソー ディーゼル機関の噴射量制御装置
JP4552899B2 (ja) 2006-06-06 2010-09-29 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003343328A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Denso Corp 内燃機関用燃料噴射制御装置
JP2007170339A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Denso Corp 燃料噴射制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270739A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Denso Corp 燃料噴射制御装置
JP2010275989A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Denso Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
US8433497B2 (en) 2009-06-01 2013-04-30 Denso Corporation Fuel injection control apparatus for internal combustion engines
JP2020176559A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 マツダ株式会社 燃料噴射量の学習制御方法
JP7282311B2 (ja) 2019-04-19 2023-05-29 マツダ株式会社 燃料噴射量の学習制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE102008041485B4 (de) 2021-08-19
JP4735620B2 (ja) 2011-07-27
DE102008041485A1 (de) 2009-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7926331B2 (en) Detection of fuel property based on change in rotational speed of engine
JPH10220272A (ja) エンジンの燃料噴射方法及びその装置
JP2010084746A (ja) 内燃機関制御装置及び内燃機関制御システム
JP2009057908A (ja) 燃料噴射制御装置およびそれを用いた燃料噴射システム
EP1338781B1 (en) Accumulation type fuel injection system
JP5482532B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP4735620B2 (ja) 噴射量学習装置
JP2011252418A (ja) 内燃機関の燃料噴射システム
JP4497044B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP6020387B2 (ja) 圧力センサの応答性学習装置
JP2013015076A (ja) パイロット噴射量補正方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置
JP5040902B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4715821B2 (ja) 噴射量学習装置
JP4784571B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP5077012B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2005163559A (ja) 蓄圧式燃料噴射装置
JP2012241677A (ja) インジェクタ噴射タイミング補正・診断方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置
JP2008297935A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御方法
JP4622775B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP5267441B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2009057865A (ja) 燃料噴射制御装置及び燃料噴射システム
JP2008101478A (ja) 燃料噴射制御装置
JP6213351B2 (ja) 内燃機関の噴射量学習装置
JP6252327B2 (ja) 燃料供給制御装置
JP2014101780A (ja) 燃料噴射特性検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110411

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4735620

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250