JP2009049250A - ティーチング用機構を備えたカセットステージ及びそれを備えた基板搬送装置、半導体製造装置 - Google Patents

ティーチング用機構を備えたカセットステージ及びそれを備えた基板搬送装置、半導体製造装置 Download PDF

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圭介 吉野
Mitsuaki Hagio
光昭 萩尾
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Abstract

【課題】基板を収納したカセットの蓋を開閉するカセットステージにおいて、基板搬送ロボットの教示を正確に行えるようにする。
【解決手段】カセット20の正面側に、基板の平面に平行になるよう光軸が設定される第1のセンサ7と、基板の平面に垂直になるよう光軸が設定され、かつカセット20の正面の中心軸から均等に離間するよう光軸が設定される第2及び第3のセンサ9と、を備えたカセットステージとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体の製造装置や検査装置に使用され、基板を収納して装置間の移載に使用されるカセットを搭載して蓋の開閉を行うカセットステージ装置に関する。
半導体の製造装置や検査装置(以下、まとめて半導体製造装置と呼ぶ)において、カセットステージ装置は、主にウェハやレチクルといった基板が収納されたカセットを搬送するカセット搬送ロボットやカセット内に収納された基板を搬送する基板搬送ロボットと組み合わせて使用され、他の半導体製造装置より移載されてきたカセットを搭載し、その蓋を開閉する装置である。搬送ロボットは、カセットステージがカセットの蓋を開放させると、カセット内の基板を半導体製造装置の基板処理部へ搬出する。また、処理や検査が完了した基板を再びカセットへ搬入する。そして、カセットステージは、再びカセットの蓋を閉め、次工程の装置へカセットが移載ができるようにする。
従って、基板の搬送ロボットに対しては、カセットステージ上のカセットに対する位置を正確にティーチング(教示)して搬送を行わせる必要がある。そこで最近では基板搬送ロボットへカセットに対してティーチングを行う際に、画像処理用のカメラやセンサを用いたティーチング用ツールを搬送ロボットのアームへ搭載し、ティーチング対象であるカセット側に対しカメラによる画像処理やセンサによる位置検出を行い、これらの信号を搬送ロボットのコントローラや上位コントローラにて理想のティーチング位置からの誤差量を算出し、補正を行うことで位置の算出を行うティーチング方法が提案されている。これにより作業者の目視によるティーチングが不要となるため、作業者によるティーチング精度の誤差が発生しなくなるという利点がある。また、搬送ロボットのコントローラや上位コントローラにてティーチングを自動化することにより、作業工数を大幅に削減する効果もある。
搬送ロボットにティーチング用ツールを搭載し、ティーチングを行う半導体製造装置の搬送システムの一例として、特許文献1などがある。図8はこの従来の半導体製造装置の搬送システムの側面図を示している。この特許文献1におけるティーチング方法及びその装置について説明する。
図8において、基板搬送ロボット40は、アーム41の先端に取り付けられた基板の搬送面であるエンドエフクタ42上にティーチング用ツール90を搭載している。このティーチング用ツール90上に搭載したセンサ91(またはカメラ)にてティーチング対象であるカセット20内に収納された基板Wを垂直方向および平面方向に基板搬送ロボット40を移動させながら検出し、センサ111の出力が変化したロボットの位置からティーチング位置の算出を行っている。
特開平10−6262号公報(第8項、図1)
図8に示した従来のティーチング方法の装置では、ティーチング用ツール90を基板搬送ロボット40のエンドエフェクタ42に搭載し、しかもあらかじめティーチング用ツール90に搭載されたセンサ91やカメラをケーブル92で基板搬送ロボット40を制御するコントローラ43に接続する作業が発生する。つまり、ティーチングの度にエンドエフェクタ42へのティーチング用ツール90の搭載とケーブル92の接続作業が必要となり、事前の準備に時間を要してしまう。
また、ティーチングを実施する度にティーチング用ツール90の設置作業が発生するので、エンドエフェクタ42へのティーチング用ツール90の設置精度がそのままティーチングの精度に影響してしまい、ティーチングの再現性が低いという問題がある。
また、近年の半導体製造装置の高密度化(密集化)により、装置のモジュールのレイアウトによっては基板搬送ロボット40へ作業者がアクセス困難な場合もあるため、ティーチング用ツール90を基板搬送ロボット40へ搭載する作業自体も困難になる場合もある。
さらに、エンドエフェクタ42へティーチング用ツール90を搭載した際にティーチング用ツール90の重量によって発生するエンドエフェクタ42やアーム41の撓み量を考慮したティーチング位置の補正をコントローラ43にて制御する必要がある。
上記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明は、基板を収納するカセットを搭載し、前記カセットの蓋を開閉するカセットステージにおいて、前記カセットの正面側に、前記基板の平面に平行になるよう光軸が設定される第1のセンサと、前記基板の平面に垂直になるよう光軸が設定され、かつ前記カセットの正面の中心軸から均等に離間するよう前記光軸が設定される第2及び第3のセンサと、が備えられたカセットステージとした。
請求項2の発明は、前記第1乃至第3の全てのセンサが、矩形の枠形状をなすフレーム上に設けられ、前記フレームが前記カセットステージの本体に対して位置決めピンによって位置を決定されて固定される請求項1記載のカセットステージとした。。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のカセットステージと、アームの旋回軸と昇降軸と伸縮軸とを少なくとも有する基板搬送ロボットと、を備える基板搬送装置において、前記基板搬送ロボットは、前記昇降軸を昇降させ、前記アーム先端のエンドエフェクタが前記第1のセンサの光軸を遮光したときの位置をもとに前記昇降軸の教示位置が決定され、前記旋回軸を一方向に回転させ、前記エンドエフェクタが前記第2のセンサの光軸を遮光したときの位置と、前記一方向とは逆に回転させ、前記エンドエフェクタが前記第3の光軸を遮光したときの位置と、から算出した前記カセット正面の中心位置が前記旋回軸の教示位置として決定され、前記昇降軸と前記旋回軸とを前記決定された教示位置まで移動させた後、前記伸縮軸を伸長させ、前記エンドエフェクタが前記第1のセンサの光軸を遮光した位置をもとに前記伸縮軸の教示位置が決定される基板搬送装置とした。
請求項4の発明は、前記伸縮軸の教示位置を決定する際、前記エンドエフェクタが前記第2又は第3のセンサの光軸を遮光した位置をもとに前記伸縮軸の教示位置が決定される請求項3記載の基板搬送装置とした。
請求項5の発明は、請求項3又は4記載の基板搬送装置を備えた半導体製造装置とした。
以上、本発明によれば、以下の効果がある。
(1)カセットステージ側へティーチング用の位置検出機構を設置することにより、基板搬送ロボットへのティーチングツールの搭載やケーブルの接続作業が不要となり、ティーチングツールのセッティング作業が発生しないため、作業工数の短縮が可能である。
(2)カセットステージ側にティーチングの検出機構を固定化することにより、ティーチングツールの設置精度によるティーチング精度への影響が解消される。
(3)基板搬送ロボットのエンドエフェクタ上にティーチングツールを搭載しないため、エンドエフェクタの撓みが同じ条件でティーチングを行うことにより、撓み量の差を上位コントローラ側で補正することなくティーチング位置の算出が可能である。
(4)基板搬送ロボットのティーチング用の位置検出用のセンサ群が、フレーム枠に全て搭載され、そのフレームをカセットステージの本体に対して位置精度よく設置できるので、センサ群の調整をフレーム枠単体で行うことができる。
(5)少なくとも3組のセンサをカセットステージ側が備えているので、基板搬送ロボットの旋回、昇降、伸縮の3軸を簡単に行うことができる。
(6)カセットステージ側にティーチング用機構が備えられているので、密集化した半導体製造装置においても、基板搬送ロボットの教示を簡単に正確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
以下、本発明のカセットステージ装置の実施形態の第一例について、説明する。
図4は、本発明のカセットステージを備えた基板搬送装置を示す側面図である。図8で説明した従来構成と同等の部分については同符号を付している。図4において、カセット搬送ロボット50は、矢印51方向の動作によりカセット20を本発明のカセットステージ31のステージ32上に移載する。ステージ32はカセット20をメカニカルに保持する。カセットステージ31は、矢印33方向にステージ32を下降させる。このときカセット20の蓋21を残し、カセット20のみを下降させることで、基板搬送ロボット40がカセット20内の図示しない基板にアクセス可能な位置へと移動させる。その後、基板搬送ロボット40は、カセット20内の図示しない基板の搬出・搬入を行う。このような基板搬送装置では上述のように、カセットステージ31に搭載されたカセット20に対して、基板搬送ロボット40には予めティーチングを行う。そのため、本発明のカセットステージ31は以下の構成を有している。
本発明のカセットステージ31の構成を図1〜図3にて説明する。図1は実施例1のカセットステージ装置であって、カセットを搭載したときの正面図の部分図である。図2は図1の側面図であって、基板搬送ロボットがカセットにアクセスするときの図である。図3は図2における上面図である。
本発明のカセットステージ31には、基板搬送ロボット40のアクセス側、すなわちカセットの正面側にティーチング用機構としてティーチングフレーム1が取り付けられている。
ティーチングフレーム1は、カセット20がカセットステージ31に正常に載置(保持)されているとき、カセット20の正面に対してほぼ平行となるように設置されている。また、基板搬送ロボットがエンドエフェクタ42によってカセット20内の基板を搬出入する際、これと干渉しないようティーチングフレーム1は矩形の枠形状を成していて、この枠内でエンドエフェクタ42が通過できるよう必要十分な大きさを有している。
ティーチングフレーム1の外周部分(枠の部分)の縦フレームには、水平方向に光軸8を配した透過型の垂直方向検出用センサ7a、7bが少なくとも1組固定されている。水平方向とは、カセット20内の基板の平面と同一方向である。また、同じく横フレームには、垂直方向に光軸10a、10bを配した透過型の平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dが二組固定されている。垂直方向とは、カセット20内の基板の平面と垂直をなす方向である。また、光軸10aと10bは、カセット20がカセットステージ31に正常に載置されているとき、カセット正面の中心から均等な距離で離間するように配置されている。
垂直方向検出用センサ7a、7bおよび平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dは、ティーチングフレーム1に対して、垂直方向検出用センサ7a、7bはセンサ固定機構14a、14bによって、また、平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dはセンサ固定機構15a、15b、15c、15dによって固定されていて、固定機構を調整・固定することにより、垂直方向検出用センサ7a、7bの光軸8および平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dの光軸10a、10bの水平度、垂直度の精度が調整できる機構となっている。
また、平面方向検出用センサ9a、9bと9c、9dの二組は、基板搬送ロボット40が旋回方向13aとその逆側の旋回方向13bに対して旋回したとき、エンドエフェクタ42が検出できる機構となっていて、本実施例の場合、平面検出用センサ9a、9bと9c、9dのピッチは、エンドエフェクタ42の平面方向の幅Lよりやや大きい位置で配置されている。
また、ティーチングフレーム1は、カセットステージ31に設けられている3つの位置決めピン16a、16b、16cに対し押し当てられ、固定ネジ17a、17b、17c、17dにて固定される。こうすることで、カセットステージ31の本体側に取り付ける際、位置の再現性が確保できる。また、ティーチングフレーム1を本体側に取り付ける前に、上記センサ群の光軸を予め調節できるので、光軸の再現性確保と共に作業性が向上する。そして、ティーチングフレーム1を本体側に取り付けたときに、カセット20つまり基板に対して、垂直方向検出用センサ7a、7bの光軸8および平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dの光軸10a、10bの水平方向および垂直方向の精度が確保できる機構となっている。以上の構成により、本発明のカセットステージ31は、垂直方向に移動する基板搬送ロボット40のエンドエフェクタ42が垂直方向検出用センサ7a、7bの光軸8を遮光できるようになっている。また、平面方向に移動する基板搬送ロボット40のエンドエフェクタ42が平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dの光軸10a、10bをそれぞれ遮光できるようになっている。そして、これらが遮光されたとき、各々の検出用センサ出力信号が切り替わる構成となっている。
垂直方向検出用センサ7a、7bおよび平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dの信号出力ケーブル11は、カセットステージ31内部のその他の機器の信号と同様にカセットステージ31のインターフェース部を介してコントローラ43へ出力される。また、垂直方向検出用センサ7a、7bと平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dには、アンプ分離式のファイバセンサを用い、センサアンプ12をティーチングフレーム1に配置せずに、フレーム以外の箇所に配置しているので、垂直方向検出用センサ7a、7bと平面方向検出用センサ9a、9b、9c、9dのファイバ部分のみがティーチングフレーム1に配置されるように構成されているので、基板搬送ロボットのアクセス方向に対するティーチングフレーム1の薄型化が可能となっている。
なお、本実施例ではカセットステージ31と基板搬送ロボット40とがコントローラ43で制御されているが、カセットステージ31と基板搬送ロボット40が各々のコントローラで制御され、これらが互いに接続されて、カセットステージのコントローラから上記のセンサの情報が基板搬送ロボットのコントローラへと送信されるように構成してもよい。
次に、以上で構成されたカセットステージ31に対する基板搬送ロボット40のティーチング手法について説明する。基板搬送ロボット40は、少なくとも昇降軸、旋回軸、アーム伸縮軸にて構成されているものとする。基板搬送ロボット40のティーチングは、まず垂直方向のティーチング、次に旋回方向のティーチング、最後に伸縮方向のティーチング、なる手順で完了する。以下、各手順のティーチングを説明する。なお、垂直方向のティーチングと旋回方向のティーチングの手順は逆になってもよい。
図5は垂直方向のティーチング方法のフローチャートを示している。
(ステップ1)まず、カセットステージ31と基板搬送ロボット40の位置関係によりあらかじめ求められた垂直方向検出用センサ7a、7bの光軸8近傍まで基板搬送ロボット40のエンドエフェクタ42を移動させる。このとき、エンドエフェクタ42は光軸8を未だ遮光しない位置であって、エンドエフェクタ42の高さ方向の位置は、垂直方向検出用センサ7a、7bの光軸8より下側の遮光しない位置とする。
(ステップ2)基板搬送ロボット40の昇降軸を上昇させ、エンドエフェクタ42が光軸8を遮光し、垂直方向検出用センサ7a、7bの信号出力が変化したときの昇降軸の位置Z1をコントローラ43で記憶させ、基板搬送ロボット40の動作を停止させる。
(ステップ3)さらに基板搬送ロボット1を上昇させ、遮光されていた光軸8が再び入光する位置まで上昇させ、基板搬送ロボット40の動作を停止させる。
(ステップ4)搬送ロボット40の昇降軸を下降させ、エンドエフェクタ42が光軸8を遮光し、垂直方向検出用センサ7a、7bの信号出力が変化した昇降軸の位置Z2をコントローラ43で記憶させ、搬送ロボット1の動作を停止させる。
(ステップ5)ステップ2、ステップ4にて上位コントローラ12で記憶した位置Z1、Z2の中間位置Z3を算出し、上位コントローラ12にて記憶する。
Z3=(Z1+Z2)/2
(ステップ6)ステップ5にて算出された位置Z3に対し、垂直方向検出用センサ7a、7bと理想の垂直方向の基準位置との位置関係から得られる補正値αで以って補正することにより垂直方向基準位置Zとして上位コントローラ12に記憶させる。
垂直方向基準位置Z=Z3+α
ここで、中間位置Z3を算出するのは、昇降軸の動作の上昇、下降動作において、減速機などが起因していわゆるヒステリシスが発生しているが、この誤差を減少させるためである。よって、勿論、Z1のみやZ2のみの位置で垂直方向の基準位置Zを決定してもよい。また、昇降軸の昇降動作を複数回行ってその平均から基準位置Zを決定してもよい。
また、本実施例では垂直方向検出用センサは1組のみを使用しているが、基準位置Zを精度よく決定するため、ティーチングフレーム1に複数の組を設置してもよい。
図6は旋回方向のティーチング方法のフローチャートのを示している。
(ステップ1)基板搬送ロボット40の旋回軸を矢印13aの方向へ回転させ、エンドエフェクタ42が水平方向検出用センサ9a、9bの光軸10aを遮光し、水平方向検出用センサ9a、9bの出力が変化したときの旋回軸の位置θ1をコントローラ43で記憶させ、基板搬送ロボット40の動作を停止させる。
(ステップ2)基板搬送ロボット40の旋回軸をステップ1の矢印方向13aとは反対の矢印13bの方向へ回転させ、エンドエフェクタ42が水平方向検出用センサ9c、9dの光軸10bを遮光し、水平方向検出用センサ9c、9dの出力が変化したときの旋回軸の位置θ2をコントローラ43で記憶させ、基板搬送ロボット40の動作を停止させる。
(ステップ3)ステップ1、ステップ2にてコントローラ43で記憶した旋回軸の位置の中間位置θを算出し、上位コントローラ12にて記憶する。
旋回方向基準位置θ=(θ1+θ2)/2
(ステップ4)ステップ3で算出した旋回軸の基準位置θを旋回方向基準位置としてコントローラ43に記憶させる。
なお、水平方向検出用センサの光軸10a、10bのピッチは、上述のようにエンドエフェクタ42の幅Lより大きいものとしているが、上記の作業においてコントローラ43が問題なければ、ピッチがLよりも小さくてもよい。つまり、ピッチがLよりも小さい場合はエンドエフェクタ42が上記作業において光軸10a、10bを同時に遮光してしまうが、コントローラ43がこれらの光軸の遮光が同時にされても上記中間位置θの算出に問題が無ければピッチが狭くなってもよい。
図7はアーム伸縮方向のティーチング方法のフローチャートを示している。
(ステップ1)基板搬送ロボット40を、垂直方向のティーチングで算出した垂直方向の基準位置Zおよび旋回方向のティーチングで算出した旋回方向基準位置θへ移動させる。
(ステップ2)基板搬送ロボット40のアーム伸縮軸を伸ばし、エンドエフェクタ42をカセット20方向へ移動させ、エンドエフェクタ42が垂直方向検出用センサ7a、7bの光軸8を遮光し、垂直方向検出用センサ7a、7bの信号出力が変化したときの伸縮軸の位置X1をコントローラ43で記憶させ、基板搬送ロボット40の動作を停止させる。
(ステップ3)ステップ2にて算出された位置X1に対し、垂直方向検出用センサ7a、7bと理想のアーム伸縮方向の基準位置との位置関係から得られる補正値βで以って補正することにより伸縮方向基準位置Xとしてコントローラ43に記憶させる。
Z=X1+β
以上により、カセット内の基板の径、垂直方向の間隔及び平面方向の位置は既知であるので、以上の各手順により決定された垂直方向基準位置Zから基板搬送ロボットの昇降軸の教示位置を自動的に生成することができ、また、伸縮方向基準位置Xから伸縮軸の教示位置を自動的に生成することができ、基板搬送ロボット40は3つの軸がカセットステージすなわちカセット20に対して正確にティーチングされる。
本発明のカセットステージでは、少なくとも3組の教示用センサをカセットステージに以上の構成によって備えているので、従来のように、ティーチングツールをロボットのエンドエフェクタに搭載する必要がない。
本発明実施例1のカセットステージ装置の正面図 図2の側面図に基板搬送ロボットが接近した図 図3における上面図 本発明実施例1のカセットステージ装置を備えた搬送システムの側面図 垂直方向ティーチング手順のフローチャート 旋回方向ティーチング手順のフローチャート 伸縮方向ティーチング手順のフローチャート 従来のカセットステージに対する搬送ロボットのティーチングを説明する図
符号の説明
1 ティーチングフレーム

7a 垂直方向検出用センサ
7b 垂直方向検出用センサ
8 垂直方向検出用センサの光軸
9a 水平方向検出用センサ
9b 水平方向検出用センサ
9c 水平方向検出用センサ
9d 水平方向検出用センサ
10a 水平方向検出用センサの光軸
10b 水平方向検出用センサの光軸
11 信号出力ケーブル
12 センサアンプ

20 カセット
21 蓋

31 カセットステージ
32 ステージ
33 矢印

40 基板搬送ロボット
41 アーム
42 エンドエフェクタ
43 コントローラ

50 カセット搬送ロボット
51 矢印

90 ティーチング用ツール
91 センサ
92 ケーブル
93 上位コントローラ

W 基板

Claims (5)

  1. 基板を収納するカセットを搭載し、前記カセットの蓋を開閉するカセットステージにおいて、
    前記カセットの正面側に、
    前記基板の平面に平行になるよう光軸が設定される第1のセンサと、
    前記基板の平面に垂直になるよう光軸が設定され、かつ前記カセットの正面の中心軸から均等に離間するよう前記光軸が設定される第2及び第3のセンサと、が備えられたことを特徴とするカセットステージ。
  2. 前記第1乃至第3の全てのセンサが、矩形の枠形状をなすフレーム上に設けられ、前記フレームが前記カセットステージの本体に対して位置決めピンによって位置を決定されて固定されることを特徴とする請求項1記載のカセットステージ。
  3. 請求項1又は2記載のカセットステージと、アームの旋回軸と昇降軸と伸縮軸とを少なくとも有する基板搬送ロボットと、を備える基板搬送装置において、
    前記基板搬送ロボットは、
    前記昇降軸を昇降させ、前記アーム先端のエンドエフェクタが前記第1のセンサの光軸を遮光したときの位置をもとに前記昇降軸の教示位置が決定され、
    前記旋回軸を一方向に回転させ、前記エンドエフェクタが前記第2のセンサの光軸を遮光したときの位置と、前記一方向とは逆に回転させ、前記エンドエフェクタが前記第3の光軸を遮光したときの位置と、から算出した前記カセット正面の中心位置が前記旋回軸の教示位置として決定され、
    前記昇降軸と前記旋回軸とを前記決定された教示位置まで移動させた後、前記伸縮軸を伸長させ、前記エンドエフェクタが前記第1のセンサの光軸を遮光した位置をもとに前記伸縮軸の教示位置が決定されること、を特徴とした基板搬送装置。
  4. 前記伸縮軸の教示位置を決定する際、前記エンドエフェクタが前記第2又は第3のセンサの光軸を遮光した位置をもとに前記伸縮軸の教示位置が決定されることを特徴とした請求項3記載の基板搬送装置。
  5. 請求項3又は4記載の基板搬送装置を備えたことを特徴とする半導体製造装置。
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