JP2009042371A - プロジェクタ装置及びプロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法 - Google Patents

プロジェクタ装置及びプロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放電ランプを光源として、開閉可能な投射ミラーを有するプロジェクタ装置において、据置設置、天吊設置、上投射設置、下投射設置、等の設置状態によらず、投射ミラーを自動的に、安全に開閉できるようにする。
【解決手段】投射ミラーを回転させるモータ回転機構と、モータ回転機構を駆動するドライバと、モータを流れる電流が過電流か否かを検出する過電流検出部と、姿勢センサと、制御部とを有し、投射ミラーの状態やを監視して、プロジェクタ装置の設置姿勢に応じて、投射ミラーの開閉を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、放電ランプを光源として映像を投射表示するプロジェクタ装置に係り、特にプロジェクタ装置に用いる開閉可能な投射ミラーに関する。
プロジェクタ装置は、光源からの光を液晶パネルなどの表示素子で映像信号に応じて変調して光学像を形成し、該光学像を投射レンズ若しくは投射ミラーで外部のスクリーンや壁面などの被照射面に投影するものである。近年プロジェクタ装置では、外部スクリーン等の被照射面に投影する場合、被照射面までの距離(投射表示距離)を非常に短くできるプロジェクタが増えている(特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1の従来技術に開示されている開閉可能な投射ミラーを備えたプロジェクタ装置について、以下、図13として説明する。図13は、開口構造で投射ミラーを有するプロジェクタ装置の概要を示す模式的側面図である。図13(a) は、特許文献1の図4を再掲した図、図13(b) は、図13(a)開口部を投射ミラーで閉じた状態を示す図である。
図13(a) において、プロジェクタ装置131の筐体132には筐体開口部133が設けられており、この筐体開口部133には表示光を放出する出射開口部134があり、出射開口部134に対向して投射ミラー135が設けられている。使用時には、筐体132内部の不図示の映像表示素子で生成された画像からの画像表示光136が出射開口部134を通して出射され、投射ミラー135の反射面138で反射されて外部に設けられている不図示のスクリーン上に拡大投射される。なお、プロジェクタ装置131を構成する光源、映像表示素子及び光学系などは筐体132の内部に配設されている(図示されていない)。
図13(b) は、投射ミラー135及び投射ミラーカバー137を開口部133の蓋との兼用にして、プロジェクタ装置131を使用しないときには蓋を閉じるようにしている。なお、本明細書では、以降、図13の投射ミラーカバー137と投射ミラー135とを一体化した構成を反射面138を備えた投射ミラーと称する。
特開2005−141065号公報 特開平11−119343号公報
上述の特許文献1若しくは特許文献2に記載されたプロジェクタ装置は、使用可能な状態では、所定の角度に開いて投射ミラーの反射面が露出された状態となる。このため、投射ミラーの反射面には周囲環境に浮遊する塵埃等が付着する可能性がある。
投射ミラーの反射面に塵埃等の異物が付着すると、投影像の画質が劣化する。特に、近年投射表示距離が短く、拡大率も大きくなってきており、微小な粒径の塵埃についても無視できなくなってきている。
特許文献1では、塵埃の除去のために、プロジェクタ装置が稼動中、即ち画像の投影中に、投射ミラーを振動させて塵埃を振落とす超音波振動部と、投射ミラーの反射面に送風する送風ファン部を設けて塵埃を除去するものである。
しかし、特許文献1及び特許文献2には、ただ単に投射ミラーを筐体の蓋として、不稼動時には、閉じて若しくは倒れ込ませて塵埃が入らないような構造としたことを記載しているにすぎない。
即ち、従来は、プロジェクタ装置の稼働終了後の投射ミラーの閉じ忘れが起こることがあり、プロジェクタ装置の投影像の画質の劣化を招いた。
本発明の目的は、上記のようなプロジェクタ使用時の投射ミラーの誤操作による事故、終了後の投射ミラーの閉じ忘れ等がないプロジェクタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のプロジェクタ装置は、光源部と、画像表示部と、光源部からの照明光を画像表示部に照射するための光学系と、画像表示部に生成された画像により変調された表示光を外部照射面に投射する投射ミラーと、光源部及び画像表示部及び光学系を収容する筐体と、画像表示部と投射ミラーの間に画像表示部からの表示光を投射ミラーに出射するための開口部を有すると共に、投射ミラーを筐体の外側壁に開閉自在に取り付ける回転機構部と、回転機構部を回転制御する駆動部と、ユーザによるプロジェクタ装置の使用開始若しくはスタンバイ操作を検知してプロジェクタ装置を制御する制御部とを有し、使用状態では、投射光学系を形成し、スタンバイ状態では、開口部を閉塞するものである。
また、好ましくは、本発明のプロジェクタ装置は、更に、プロジェクタ装置の設置姿勢を検出する姿勢センサを有し、制御部はプロジェクタ装置の設置姿勢に応じて、回転機構部を回転制御するものである。
また、好ましくは、本発明のプロジェクタ装置は、光源部と、画像表示部と、光源部からの照明光を画像表示部に照射するための光学系と、画像表示部に生成された画像により変調された表示光を外部照射面に投射する投射ミラーと、光源部及び画像表示部及び光学系を収容する筐体と、画像表示部と投射ミラーの間に画像表示部からの表示光を投射ミラーに出射するための開口部を有すると共に、投射ミラーを筐体の外側壁に開閉自在に取り付ける回転機構部と、回転機構部を回転制御する駆動部と、プロジェクタ装置の設置姿勢を検出する姿勢センサと、投射ミラーの開閉時に回転機構部の電流を検出し、所定の値以上の電流を検出した場合は過電流と判定する過電流検出部と、ユーザによるプロジェクタ装置の使用開始若しくはスタンバイ操作を検知してプロジェクタ装置を制御する制御部とを有し、制御部は、使用状態では、投射光学系を形成し、スタンバイ状態では、開口部を閉塞し、プロジェクタ設置姿勢に応じて、過電流検出部が検知する値を可変するものである。
また、好ましくは、本発明のプロジェクタ装置は、光源部と、画像表示部と、光源部からの照明光を画像表示部に照射するための光学系と、画像表示部に生成された画像により変調された表示光を外部照射面に投射する投射ミラーと、光源部及び画像表示部及び光学系を収容する筐体と、画像表示部と投射ミラーの間に画像表示部からの表示光を投射ミラーに出射するための開口部を有すると共に、投射ミラーを筐体の外側壁に開閉自在に取り付ける回転機構部と、回転機構部を回転制御する駆動部と、投射ミラーの開閉時に回転機構部の電流を検出し、所定の値以上の電流を検出した場合は過電流と判定する過電流検出部と、プロジェクタ装置の設置姿勢を検出する姿勢センサと、ユーザによるプロジェクタ装置の使用開始若しくはスタンバイ操作を検知してプロジェクタ装置を制御する制御部とを有し、制御部は、使用状態では、投射光学系を形成し、スタンバイ状態では、開口部を閉塞し、プロジェクタ設置姿勢に応じて、過電流検出部が検知する値を可変するものである。
また好ましくは、上記プロジェクタ装置は、回転機構部にメカニカルクラッチを備え、所定の力が回転機構部に加わった場合には、メカニカルクラッチをリリースするものである。
また好ましくは、上記プロジェクタ装置は、更に、投射ミラーの、使用状態の位置とスタンバイ状態の位置とを検出する位置検出センサを有し、プロジェクタ装置の使用状態の場合に、位置検出センサが投射ミラーが使用状態の位置にないことを検出した場合には、制御部は所定時間出射する表示光を最低輝度レベルにするものである。
また、好ましくは、本発明のプロジェクタ装置は、更に、制御部の制御により外部照射面に投射する表示光のフォーカスを制御するフォーカス制御部を有し、過電流検出部は、投射ミラーの回転制御の終了後はフォーカス制御部の過電流を検知してフォーカス制御部の状態を制御部に伝達するものである。
また本発明のプロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法は、光学ユニットにより、画像表示部に生成された画像を光源から出力される照明光によって照射し、照射された表示光を投射ミラーの反射面によって反射し、反射された表示光を外部照射面に投射するプロジェクタ装置であって、プロジェクタ装置の使用時には投射ミラーを所定の角度で固定するために開動作させ、スタンバイ時には投射ミラーを投射ミラーによって光学ユニットを閉塞するために閉動作させる、プロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法において、プロジェクタ装置の設置姿勢を検知し、検知された設置姿勢に応じて、投射ミラーの開動作若しくは閉動作が終了したことを検知するためのしきい値を可変するものである。
また上記プロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法においては、好ましくは、しきい値が投射ミラーを回転させるモータ部に流れる電流値である。
本発明によれば、プロジェクタの不使用時には自動的に投射ミラーが筐体に収納され、反射面が露出しないため、反射面に塵埃の付着する機会が減少し、投影像の画質の劣化がなくなる。
近年、プロジェクタ装置の設置状態は、用途に合わせて、より制限の無いものになりつつあり、プロジェクタ設置形態としては、据置き設置及び天吊り設置の他に、映像投射方向を上(例えば、天井)に向けた上投射設置、映像投射方向を下に向けた下投射設置(机上設置)を可能とするプロジェクタ装置が必要とされてきている。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、各図において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、できるだけ説明の重複を避けるため、説明を省略する。
図1に、本発明の一実施例におけるプロジェクタ装置の外観を示す。10はプロジェクタ装置、11は筐体、12は投射ミラー、13は投射ミラー12の自由曲面を形成した反射面、14は投射ミラー12の開閉の回転軸を示す一点鎖線、15は投射ミラー12が筐体11に収納される場合の閉じる方向を示す矢印、16は筐体11の側面で、電源、映像信号、制御信号等のケーブルを接続するためのコネクタを有するパネル部、17はパネル部と反対側の側面部で冷却媒体の排気口を有する排気部、18は冷却媒体の吸気口を有する吸気部、19は吸気部18の反対側の裏面部、20は操作ボタン群、21はインジケータ群、22は開口部である。なお、パネル部16、吸気部18、開口部22等、プロジェクタ装置10の各表面部の詳細は図示せず省略している。例えば、パネル部16には複数のコネクタを具備する。また例えば、吸気部18には、空気等冷媒用の気体を吸い込むための開孔を複数具備し、かつ、この面が下側になっても吸気可能なように突起部を備える。また、裏面部19には、筐体11に収納自在の持運び用の取っ手を備える。インジケータ群21は、例えば、LED( Light Emitting Diode )である。
図1において、筐体11の内部には、図示しないミラー回転モータがある。ミラー回転モータは、後述する制御部の制御に応じて回転し、回転伝達機構を介して投射ミラー12を回転させ、筐体11の開口部22の開閉動作を行う。
図1は、投射ミラー12が開いて稼働定位置に固定され、プロジェクタ装置10が稼働中の状態である。画像表示部で生成され、筐体11内の出射開口部から出力された表示光は、稼働定角度(稼働定位置)に固定された投射ミラー11の自由曲面の反射面13で反射し、外部スクリーン等の被照射面に投影される。
図1に示すように、プロジェクタ装置10が稼動状態の場合には、投射ミラー12の反射面13や、開口部22によって露出している筐体内11内の出射開口部に、設置環境内に浮遊する微粒子等の塵埃が付着することを妨げることができない。稼働中は、この状態で使用せざるを得ないが、稼働をしていない時までこの状態にしておくと、反射面に異物が付着して投影像の画質の劣化を招く。
従って、本発明のプロジェクタ装置10では、その制御部が、例えば、ユーザの操作によって操作ボタン群20の停止ボタンが押されたことを検知して、所定時間後に、ミラー回転モータを駆動して、投射ミラー12の反射面13を筐体11の開口部22側に自動的に倒し、開口部22を閉じると共に、反射面13を開口部に収納し、プロジェクタ装置10の雰囲気(設置環境)内に浮遊する微粒子等の塵埃が付着しないように密閉構造とすることによって塵埃の付着を防ぐものである。 また、非使用時には反射面13が外側に露出していないため、他からの物体の衝突等によって反射面13に傷がつくのを防ぐこともできる。
なお、プロジェクタ装置10の操作は、操作ボタン群20を押す以外に、例えば、ユーザによるリモコン操作でも良いことは勿論のことである。
次に、図2は、本発明のプロジェクタ装置の設置形態の一実施例を説明するための図である。
図2(a) は据置き型の設置(据置き設置)方式で、テーブル204上にプロジェクタ装置201とその投射ミラー202が設置され、投射ミラー202から破線で示す如く投影画像が垂直の被照射面203面上に照射される。
図2(b) は天吊り型の設置(天吊り設置)方式で、天井から支柱205によってプロジェクタ装置201が吊り下げられ、投射ミラー202から破線で示す如く投影画像が垂直の被照射面203面上に照射される。
図2(c) は縦置き型(机上型)の設置(下投射設置または机上設置)方式で、被照射面203を兼ねたテーブル206上若しくは机上にプロジェクタ装置201が載置され、投射ミラー202から破線で示す如く投影画像が垂直の被照射面203面上に照射される。なお、プロジェクタ装置と被照射面は同じ台上にある必要はない。
図2(d) は下面型の設置(上投射設置)方式で、天井から支柱206によってプロジェクタ装置201が吊り下げられ、投射ミラー202から破線で示す如く投影画像が垂直の被照射面203面上に照射される。
次に、図3によって、本発明の投射ミラーの開動作と閉動作について説明する。図3は、本発明の一実施形態で、プロジェクタ装置の制御回路の一部を示す図である。図3は、主に投射ミラーの回転制御とオートフォーカス制御を行う回路部分である。301は制御部、302は姿勢センサ、303はミラー状態検出部、304は過電流検出部、305はミラーモータドライバ、306はモータ停止ラッチ部、307はフォーカスモータドライバ、308はモータ電源部、31−1〜31−10はそれぞれ制御部301内の構成要素で、31−1は姿勢モード(i)検出部( Angle1 )、31−2は姿勢モード(ii)検出部( Angle2 )、31−3はミラー状態制御部( M−ST )、31−4はミラー反転制御指示部( M−Rev )、31−5はミラー正転制御指示部( M−For )、31−6はモータ状態検出部( C_Limit )、31−7は検出過電流値可変指示部( PWM_G )、31−8はフォーカス反転制御指示部( Focus− )、31−9はフォーカス正転指示部( Focus+ )、31−10はフォーカス状態検出部( F_Limit )、33−1は投射ミラー12が収納された状態を検出する(検出時オンする)リミッタスイッチ(リミッタSW)、33−2は投射ミラー12が開いた状態を検出する(検出時オンする)リミッタSW、35は投射ミラー12を図示しない伝達機構を介して回転させるミラー回転モータ、37は図示しない伝達機構を介してフォーカス機構を回転するフォーカスモータである。
制御部301は、例えばマイクロコンピュータ(マイコン)であり、プロジェクタ装置内の構成要素とデータバスを介して相互にアクセスしている。
姿勢センサ302は、例えば、光学式検出センサで、上、下、左、右の4方向を高精度に検出するセンサである。このような4方向検出センサとして、例えば、ローム株式会社製の品名RPI−1030がある。
以下、図3並びに図1及び図2を参照しながら、本発明の説明を行う。
なお、ユーザの操作は、例えば、プロジェクタ装置10のボタン群20でも良いが、図示しないリモコンで、プロジェクタ装置10の図示しない赤外線受光部に操作信号を送ることで実行する。
ユーザの操作により、プロジェクタ装置を停止状態から稼動(運転)状態に移行する場合には、ファンの起動及び光源部のランプを点灯を行うと共に、ミラー回転モータ35を回転させることによって、投射ミラー12を収納状態(閉状態)から引起して、開状態にする動作を実行する。
即ち、プロジェクタ装置10の稼動状態では、出射開口部から出力される表示光が投射ミラー11の反射面13に照射するように、開口部22を露出させる。即ち、反射面13に照射された表示光が自由曲面で反射し、外部スクリーン等の被照射面に投影されるように、投射ミラー12を稼動定位置(所定の角度)まで開き(引き起され)、その角度に固定する。
ミラー回転モータ35の回転させる動作の制御は、ミラーモータドライバ305に、制御部301のミラー反転制御指示部31−4とミラー正転制御指示部31−5が制御信号を出力することによって実行される。
ミラー反転制御指示部( M−Rev )31−4から出力される制御信号をMrev、ミラー正転制御指示部( M−For )31−5から出力される制御信号をMforとすると、制御信号と回転、反転、停止の組合せは、以下の通りである。
(1)ミラー回転モータ35の停止状態:
制御信号Mrevが“LOW”、制御信号Mforが“LOW”
(2)ミラー回転モータ35の動作状態:
制御信号Mrevが“HIGH”、制御信号Mforが“HIGH”
(3)ミラー回転モータ35が正転(即ち、投射ミラー12が開く方向に回転)する場合:
制御信号Mrevが“HIGH”、制御信号Mforが“LOW”
(4)ミラー回転モータ35が反転(即ち、投射ミラー12が閉じる方向に回転)する場合:
制御信号Mrevが“LOW”、制御信号Mforが“HIGH”
なお、上記投射ミラー12の引き起し(開にする)動作は、プロジェクタ装置10の光源ランプのオン動作(点灯動作)及びファン起動動作と連動して実行する。
また、ミラー回転モータ35の回転による力は、図示しない回転伝達機構を介して投射ミラー12を回転させ、筐体11の開口部22の開閉動作を行うが、開閉の途中で、ユーザが指を挟む等、投射ミラー12の回転動作を妨げた場合に、投射ミラー12が回転を続けないように、回転伝達機構にはメカニカルクラッチが具備されて、所定以上の力が投射ミラー12に加えられた時には、クラッチリリースするようにしている。
また、クラッチリリースは、例えば、投射ミラー12の位置が閉状態(閉じた時の定位置)若しくは開状態(開いた時の定位置、即ち稼働定位置)に来た時に解除するように構成している。
制御部301では、まず、ミラー反転制御指示部31−4とミラー正転制御指示部31−5から、ミラー回転モータ35を停止させる制御信号を出力する(制御信号Mrev、制御信号Mfor共に“LOW”)。これによって、ソフトスタート回路をリセットする。
そして、ミラー反転制御指示部31−4から制御信号Mrev“HIGH”を出力することによって、ミラー回転モータ35を開く方向に動作させる制御信号を出力する(制御信号Mrevが“HIGH”、制御信号Mforが“LOW”)。
このとき、ミラー状態制御部( M−ST )31−3は、投射ミラー12の回転動作の開始から所定時間、リミッタSW33−2がオンとなったことを示す信号がミラー状態検出部303から出力されるの待っている。所定時間内にこの信号が入力されれば、投射ミラー12が完全に開いた状態(即ち、稼働定位置に投射ミラー12が固定された状態)になって、プロジェクタ装置では画像が投影可能となる位置にきたことが分かるので、次の処理動作(すなわち、ユーザによるプロジェクタの稼働操作)に移行する。
もし、所定時間内にリミッタSW33−2がオンとなったことを示す信号がミラー状態検出部303からミラー状態制御部31−3に出力されなかった場合には、回路故障等の障害が発生した考えられる。
このため、所定時間以上リミッタSW33−2がオンとなったことを示す信号が入力されなければ、制御部301は、ミラー反転制御指示部( M−Rev )31−4とミラー正転制御指示部( M−For )31−5を制御してミラーモータドライバ305に制御信号を出力してミラー回転モータ35の回転を停止させる。
例えば、投射ミラー12が閉の状態から開の状態になるまでの時間が6[S]である場合には、所定時間を8[S]とする。
また制御部301は、ミラー回転モータ35が回転を開始してから所定時間(過電流禁止期間)(例えば、0.5[S])の間は、大きな過電流が流れるため、過電流検出部304から入力される過電流の情報を無視する。
過電流禁止期間以降は、過電流検出部304から入力される過電流の情報を使って、投射ミラー12の回転動作(即ち、ミラー回転モータ35の駆動)を制御する。即ち、過電流禁止期間以降は、ミラー反転制御指示部31−4から出力される制御信号Mrevを“HIGH”(制御信号Mforも“HIGH”)にして、モータ停止ラッチ部3ー6によるミラー回転モータ35の停止動作を許可する。
即ち、ミラーモータドライバ305は、ミラー回転モータ35を制御する時に、ミラー回転モータ35にモータ電源部308から過電流検出回路304を介して電源電流を供給している。過電流検出回路304は、モータ電源部308からミラーモータドライバ305を介してミラー回転モータ35に供給される電流を監視し、ミラー回転モータ35に流れる電流が過電流か否か、制御部301の検出過電流値可変部( PWM_G )31−7から与えられる規定電圧値と比較して判定し、過電流でないと判定した場合には何もせず。過電流であると判定した場合には、モータ停止ラッチ部307に制御信号を送り、ミラー回転モータ35の回転を停止させる。
モータ停止ラッチ部307は、ミラーモータドライバ305に制御信号を出力してミラー回転モータ35の回転を停止させると共に、制御部301のモータ状態検出部( C_Limit )31−6にミラー回転モータ35の回転を停止したことを示す情報を出力する。モータ状態検出部31−6は、現時点でのミラー回転モータ35が回転しているか停止しているかの情報を保持し、その情報内容に応じて、例えばプロジェクタ装置の外面のインジケータ群21にその内容を表示させる。
なお、図3では、ミラーモータドライバ305に流れる電流が加算されて検出しないように、モータ電源308を設け、他の電源とは別にしている。このため、、通常のモータドライバでは、制御電源電圧とモータ駆動電圧とは異なる電圧にできるように、電源端子をそれぞれ別に設けている。即ち、同様に、図3で示すモータ電源308は、ミラー回転モータ35とフォーカスモータ37を回転させるためにだけ設けられ、制御部301を含む他の構成ユニットは、図示しない別電源から電源供給を受けて動作する。
なお、ミラー回転モータ35とフォーカスモータ37は、同時には動作しないようにしており、このため、過電流検出部304は共通に使用している。
なお、モータ停止ラッチ部307は、ミラーモータドライバ305に、制御信号Mrev及び制御信号Mforが共に“HIGH”となり、ミラー回転モータ35の動作状態の時にミラー回転モータ35の回転を停止させることが許可され、それ以外の状態ではミラー回転モータ35の回転を停止させることができない。即ち、投射ミラー12の開動作(若しくは閉動作)を開始し、ミラー回転動作が定常状態になった後、制御信号Mrev及び制御信号Mforが共に“HIGH”にすると、過電流検出回路からの出力でラッチ可能(ブレーキ動作)となる。
また、単純に、ミラー回転モータ35の回転をハード的に停止させると、ミラー回転モータ35に供給される電流値がなくなるので、過電流検出部304は過電流を検出しないことになる。過電流を検出されないと、再び、ミラー回転動作を始めてしまうので、モータ停止ラッチ部307は、ソフトで停止させるまで、過電流検出状態を保持する。
本発明では、過電流検出部304が、ミラー回転モータ35の過電流とフォーカスモータ37の過電流の双方を監視するようになっている。従って、制御部301は、ミラーモータ35が動作中には、フォーカスモータ37の動作を禁止し、フォーカスモータ37が動作中には、ミラーモータ35の動作が禁止している。
フォーカス機能停止時には、フォーカス反転制御指示部( Focus− )31−8とフォーカス正転指示部( Focus+ )31−9の双方の状態を“LOW”に設定して、消費電流を少なくしている。
図3において、投射ミラー12が稼働定位置に固定された後、制御部301は、フォーカス動作を許可し、ユーザがフォーカス調整のため、リモコン操作で調整できるモードに移行する。
ユーザがスクリーンに投射された画像を見て、フォーカス調整が必要と判断し、リモコンを操作して調整を開始すると、フォーカス反転制御指示部( Focus− )31−8若しくはフォーカス正転指示部( Focus+ )31−9が“High”となり、Focus+信号若しくはFocus−信号がフォーカスモータドライバ307に出力される。フォーカスモータドライバ307は、入力された“High”信号がFocus+信号であるかFocus−信号であるかにより、回転方向を決め、過電流検出部304を介して供給されるモータ電源308からの電源電流をフォーカスモータ37にを供給し、フォーカスモータ37を回転させる。フォーカスモータ37が所定時間若しくは所定角度回転することにより照明光学系(後述する)の設定が変わり、焦点位置が変わる。
なお、フォーカス動作ができる範囲は有限であり、Focus+の動作端及びFocus−の動作には、夫々物理的なストッパが設けられている。従って、ユーザがそれらの範囲外までフォーカス調整しようとした場合には、過電流が発生する。過電流検出部304は、この過電流を検出して、フォーカス状態検出部31−10に出力すると共に、フォーカスモータ37の回転を停止する。また、制御部301は、例えば、フォーカス調整限界であることをインジケータ群21のどれかに表示する。
なお、フォーカス調整の場合でも、モータ回転の開始時点では過電流を発生するので、開始から所定時間内は過電流が検出されても、制御部301は回転を停止させない。
また、ミラー状態制御部31−3は、プロジェクタ装置10が動作中に投射ミラー12が閉じた情報をミラー状態検出部303から送られた場合には、プロジェクタ装置10の出射開口部から出力された表示光がプロジェクタ装置内に戻らないように、以下の動作を行う。
即ち、ランプは消灯しないでしばらく待機させるため、表示光を全画面黒色(最低輝度レベル)の画面(黒画面)にし、所定の時間経過後若しくは所定の周期でリトライ(投射ミラー12の開動作)を繰り返す。なぜなら、点灯中のランプの消灯は、未蒸発水銀が管球にくっついて点灯しなくなることがあるのでこれを防ぐために消灯しないで黒画面とするのである。
なお、リトライ回数が、N回(例えば、N=6)続いても、投射ミラー12が稼働定位置に来ない場合には、エラー表示して、ランプも消灯する。そして、インジケータ群21の該当するインジケータを点灯する。
また、通常動作で、ユーザの操作により、プロジェクタ装置10が終了操作されたときには、ミラー状態制御部31−3内の情報は投射ミラー12が稼働定位置にある情報を保持しているので、制御部301は、ランプを消灯し、クーリング操作を実行してから、投射ミラー12を閉じる。
上述の実施例において、プロジェクタ装置10の投射ミラー12をミラー回転モータ35により回転させて、閉じた状態から開いた状態(稼動定位置)にする動作(開動作)を説明した。また図2のように、設置形態がいくつかあることも説明した。そして設置形態が異なると、重力加速度の影響で、投射ミラー12に加えられる力が異なるため、過電流の設定値にも工夫が必要である。
そこで、本発明の一実施例では、以下に述べるように、設置形態に応じて設定する過電流値を可変している。
即ち、図3において、姿勢センサ302は、姿勢が(a) 状態(図2(a) 参照)の時は、姿勢モード(i)検出部31−1及び姿勢モード(ii)検出部31−2に、共に“HIGH”の信号を出力する。また姿勢が(b) 状態(図2(b) 参照)の時は、姿勢モード(i)検出部31−1及び姿勢モード(ii)検出部31−2に、共に“LOW”の信号を出力する。また姿勢が(c) 状態(図2(c) 参照)の時は、姿勢モード(i)検出部31−1に“HIGH”の信号を、姿勢モード(ii)検出部31−2に“LOW”の信号を出力する。また、姿勢が(d) 状態(図2(d) 参照)の時は、姿勢モード(i)検出部31−1に“LOW”の信号を、姿勢モード(ii)検出部31−2に“HIGH”の信号を出力する。
開動作において、制御部301は、姿勢モード(i)検出部31−1及び姿勢モード(ii)検出部31−2に入力される、姿勢センサ302が検出したデータをもとにプロジェクタ装置10が、図2のどの形態で設置されているかを判定する。そして、判定結果に応じて、検出過電流値可変指示部31−7を制御し、ミラー回転モータ35の回転動作中に、過電流検出部304が過電流と判定する基準である規定値を変更する。
例えば、据置き設置方式(図2(a) 参照)の規定値をOCVa、天吊り設置方式(図2(b) 参照)の規定値をOCVb、机上設置方式(図2(c) 参照)の規定値OCVc、上投射設置方式(図2(d) 参照)の規定値をOCVdとすると、天吊り設置方式の規定値OCVbと机上設置方式の規定値OCVcは、重力が掛かる方向が投射ミラー12を開く方向であるため、開放端でクラッチリリースしないように過電流を小さく設定する必要があるので、次の式(1)若しくは式(2)にように設定する。
OCVd=OCVa>OCVc=OCVb……式(1)
OCVd>OCVa>OCVc>OCVb……式(2)
例えば、式(1)の場合には、OCVd=OCVa=100[mA]、OCVc=OCVb=150[mA]に設定する。
なお、過電流が検出された時には、同時に、ミラー状態制御部( M−ST )31−3の情報を調べ、投射ミラー12が稼働定位置にあるか否かを確認する。もし、ミラー状態制御部31−3の情報を調べ、投射ミラー12が稼働定位置に無ければ、開動作の途中で障害物にぶつかったと判定し、投射ミラー12を閉動作を行う。このとき、ランプは消灯しないでしばらく待機させるため、表示光を全画面黒色(最低輝度レベル)にし、所定の時間経過後若しくは所定の周期でリトライ(投射ミラー12の開動作)を繰り返す。なお、リトライ回数が、N回(例えば、N=6)続いても、投射ミラー12が稼働定位置に来ない場合には、エラー表示して、ランプも消灯する。
次にプロジェクタ装置を稼働状態から停止する場合について説明する。
運転開始時と同様に、ユーザの操作により、制御部301は、まず、ミラー反転制御指示部31−4とミラー正転制御指示部31−5から、ミラーモータドライバ305に出力するそれぞれの制御信号を“LOW”状態にする(制御信号Mrev、制御信号Mfor共に“LOW”)。これによって、ソフトスタート回路をリセットする。
次に、ミラー反転制御指示部31−4から制御信号Mfor“HIGH”を出力することによって、ミラー回転モータ35を動作させる制御信号を出力する(制御信号Mrevが“LOW”、制御信号Mforが“HIGH”)。
このとき、ミラー状態制御部31−3は、投射ミラー12の回転動作の開始から所定時間、リミッタSW33−1がオンとなったことを示す信号がをミラー状態検出部303から出力されるの待っている。所定時間内に信号が入力されれば、投射ミラー12が完全に閉じた状態(即ち、筐体11に収納された状態)になったことが分かるので、次の処理動作に移行する。
もし、所定時間内にを示すリミッタSW33−1がオンとなったことを示す信号がミラー状態検出部303から出力されなかった場合には、回路故障等の障害が発生した考えられる。このため、所定時間以上リミッタSW33−1がオンとなったことを示す信号が入力されなければ、制御部301は、ミラー反転制御指示部( M-Rev )31−4とミラー正転制御指示部31−5を制御してミラーモータドライバ305に制御信号を出力してミラー回転モータ35の回転を停止させる。例えば、投射ミラー12が開の状態から閉の状態になるまで、6[S]であることが分かっている場合には、所定時間を8[S]とする。
また制御部301は、ミラー回転モータ35が回転を開始してから所定時間(過電流禁止期間)(例えば、0.5[S])の間は、大きな過電流が流れるため、過電流検出部304から入力される過電流の情報を無視する。
過電流禁止期間以降は、ミラー正転制御指示部31−5から出力される制御信号Mforを“HIGH”(制御信号Mrevも“HIGH”)にして、モータ停止ラッチ部3−6の過電流停止時のラッチ動作を許可する。
なお、上記投射ミラー12を閉じる(収納)動作は、プロジェクタ装置の光源ランプのオフ動作及びクーリング動作と連動して実行する。
上記実施例では、ミラーモータドライバ305を介してミラー回転モータを制御するために、ミラー反転制御指示部31−4とミラー正転制御指示部31−5とを備えているが、ミラー反転制御指示部31−4とミラー正転制御指示部31−5とが一体化した構成、即ち、1つのミラー回転制御指示部が正転と反転の両方を制御しても良い。
また、上記実施例で、投射ミラー12の回転動作時に、障害が発生した時には、ミラー回転モータ35の停止すると共に、プロジェクタ装置のインジケータ21のいずれかを点滅若しくは点灯させても良い。また更に、プロジェクタ装置のパネル部16から、外部に接続されている機器にエラー情報を送信し、接続されているPC( Personal Computer )、ディスプレイ等に表示しても良く、更にスピーカ等音源があれば、警告音を発生させても良い。
なお、上記のように、ミラー状態検出部303は、リミッタSW33−1と33−2から、それぞれオンとなった場合にオンとなったことを示す信号をミラー状態制御部31−3に出力する。しかし、それぞれのリミッタSWからオン状態を示す信号が入力されていない場合は、所定の周期でミラー状態制御部にオン信号が入力されていないことを示す信号を出力している。そして、ミラー状態制御部31−3はその情報を入力される毎に更新して保持している。従って、制御部301は、投射ミラー12の状態が現在、開状態か、閉状態か、若しくは半開き状態かが常に把握できる。また、電源オン時には上記機能が起動するため、すぐに投射ミラー12の状態が判明する。
例えば、投射ミラー12の反射面13をユーザが清掃して、投射ミラー12が半開きの状態になっているときに、ユーザがプロジェクタ装置に電源を投入(電源オン)した場合には、まず、リセット機能が働き、投射ミラー12は一旦閉じ、その後、開動作に移行する。
なお、閉じている状態で、電源オンとすると、制御部301は、投射ミラー12が閉じる方向に回転するようにミラー回転モータ35を制御する。しかしこの場合には、更に閉じようとする場合に、上述したように動作開始時には過電流の検出結果を無視することになっているため、ミラー回転モータ35から投射ミラー12へ回転力を伝達する図示しない伝達機構に具備されているクラッチはクラッチリリースするようになっている。
また、ミラー状態制御部31−3は、ミラー状態検出部303から入力される信号が所定周期期間内にないか、若しくは入力される信号のレベルが極端に低い場合には、プロジェクタ装置のコネクタ外れか、リミッタSW33−1、33−2の故障であると判定して、インジケータ21のいずれかを点灯若しくは点滅して、光源ランプを点灯しない。また更に、プロジェクタ装置のパネル部16から、外部に接続されている機器にエラー情報を送信し、接続されているPC( Personal Computer )、ディスプレイ等に表示しても良く、更にスピーカ等音源があれば、警告音を発生させても良い。
上述の実施例において、プロジェクタ装置10の投射ミラー12をミラー回転モータ35により回転させて、開いた状態(稼動定位置)から閉じた状態にする動作(閉動作)を説明した。
このような閉動作においても、開動作と同様に、設置形態に違いに応じて、重力加速度の影響を考慮した過電流の設定値にする必要がある。
そこで、本発明の投射ミラーの一実施例の閉動作では、以下に述べるように、設置形態に応じて設定する過電流値を可変している。
制御部301は、開動作時と同様に、姿勢センサ302が検出したデータをもとにプロジェクタ装置10が、図2のどの形態で設置されているかを判定する。そして、判定結果に応じて、検出過電流値可変指示部31−7を制御し、ミラー回転モータ35の回転動作中に、過電流検出部304が過電流と判定する基準である規定値を変更する。
例えば、据置き設置方式(図2(a) 参照)の規定値をOCVa′、天吊り設置方式(図2(b) 参照)の規定値をOCVb′、机上設置方式(図2(c) 参照)の規定値OCVc′、上投射設置方式(図2(d) 参照)の規定値をOCVd′とすると、据置き設置方式の規定値OCVa′と上投射設置方式の規定値OCVd′は、重力が掛かる方向が投射ミラー12を閉じる方向であるため、閉塞端でクラッチリリースしないように過電流を小さく設定する必要があるので、次の式(1)若しくは式(2)にように設定する。
OCVb′=OCVd′>OCVa′=OCVc′……式(3)
OCVb′>OCVd′>OCVa′>OCVc′……式(4)
例えば、式(3)の場合には、OCVc′=OCVa′=100[mA]、OCVb′=OCVd′=150[mA]に設定する。
なお、過電流が検出された時には、同時に、ミラー状態制御部( M−ST )31−3の情報を調べ、投射ミラー12が閉状態(閉じた時)の定位置にあるか否かを確認する。もし、ミラー状態制御部31−3の情報を調べ、投射ミラー12が閉じた時の定位置に無ければ、閉動作の途中で障害物にぶつかったと判定し、投射ミラー12の開動作を行う。このとき、所定の時間経過後若しくは所定の周期でリトライ(投射ミラー12の閉動作)を繰り返す。なお、リトライ回数が、N回(例えば、N=6)続いても、投射ミラー12が閉じた時の定位置に来ない場合には、エラー表示して、ランプも消灯する。
なお、制御部301が、図2(a) 〜 (d) で示すプロジェクタ装置の設置方式をどのように検出するかは、開動作時と同様であるが、詳細な実施例を以下、図3並びに図1及び図2を参照して説明する。
姿勢センサ302は、上述したように、上、下、左、右の4方向を高精度に検出するセンサである。姿勢センサ302は、2つの状態(姿勢モード(i)と姿勢モード(ii))を検知し、姿勢モード(i)の状態を姿勢モード(i)検出部31−1に出力し、姿勢モード(ii)の状態を姿勢モード(ii)検出部31−2に出力する。姿勢モード(i)検出部31−1と姿勢モード(ii)検出部31−2は、それぞれ、所定の周期期間で入力される姿勢モード状態を入力の都度更新して保持している。
制御部301は、そして、姿勢モード(i)及び姿勢モード(ii)が共に“HIGH”である時に、プロジェクタ装置が図2(a) の状態で設置されたと判定する。また、姿勢モード(i)及び姿勢モード(ii)が共に“LOW”であるときに、図2(b) の状態で設置されたと判定し、姿勢モード(i)が“HIGH”及び姿勢モード(ii)が“LOW”であるときに、図2(c) の状態で設置されたと判定し、姿勢モード(i)が“LOW”及び姿勢モード(ii)が“HIGH”であるときに、図2(d) の状態で設置されたと判定する。
なお、上記図3では、姿勢センサからの信号を、制御部では2つの姿勢モード検出部で保持する構成であったが、1つの姿勢モード検出部ですべて姿勢状態を判定と保持とを行っても良い。
本発明のプロジェクタ装置では、その稼働時には、投射ミラー12が開いた状態で設置されている。そしてプロジェクタ装置を停止するときには、塵埃等の異物が、投射ミラー12の反射面13に付着しないように、ミラー回転モータ35によって開いた状態から筐体11内に閉じる構造としている。しかし、ユーザが誤操作等で、投射ミラー12が閉じる時に指等を挟んでしまう事態が生ずるかもしれない。本発明ではそのような事態が発生しないように、図3に示すように、過電流検出部304は、投射ミラー12の開動作中及び閉動作中に過電流を検出し、投射ミラー12の回転を停止するようにしている。
上述のように、図3の実施例によれば、過電流検出部304は、モータ電源部308から電源電力の供給を受け、制御部301の制御に対応して、ミラーモータドライバ305及びフォーカスモータドライバ307を制御すると共に、電源電力を供給している。
ミラー回転モータ35が回転して、投射ミラー12が閉じている間、過電流検出部304は、ミラーモータドライバ305からミラー回転モータ35に流れる電流を監視している。
もし、投射ミラー12に指が挟まる等の異常な負荷がかかると、ミラー回転モータ35は、ミラーモータドライバ305は負荷に負けないように回転を続けさせようとして、それまで以上に大きな電源電力を供給する。その結果、ミラー回転モータ35には、大きな電流が流れることになり、過電流検出部304は、過電流が流れたことを検知して、ミラーモータドライバ305を介してミラー回転モータ35の回転を停止する。
なお、過電流検出部304がミラー回転モータ35に流れる電流を監視して過電流と判定する電流値は、制御部301の検出過電流値可変指示部31−7から、過電流検出部304に指示した値である。
図4は、本発明に係るプロジェクタ装置の一実施例の概略構成を示すブロック図である。
図4において、プロジェクタ装置は、筐体部401と投射ミラー402とから構成される。光源部41からの光Lは、光学ユニット42に入射する。光学ユニット42は、照明光学系421と、例えば液晶パネルで構成された表示パネル422と、出射レンズ423とから構成される。照明光学系421は、ランプユニット42からの光Lの光量分布を均一化して表示パネル422に照射する。表示パネル422は、表示駆動回路43で駆動され、光Lを映像信号に応じた光学像(図示せず)で変調した表示光を形成する。形成された表示光は、出射レンズ423の出射開口部から、投射ミラー402を介して外部のスクリーン若しくは壁面等の被照射面403に投影される。
なお、図4では、出射レンズ423の出射開口部から出力される投射光、投射ミラー402、出力された投射光が投射ミラー402で反射する反射光、及び、被照射面403は、説明上模式的に描いているだけであり、配置に角度、大きさ、光の方向等は正確なものではない。
プロジェクタ装置は、ROM( Read Only Memory )などに格納されたプログラムに従って動作するCPU( Central Processing Unit )などで構成された制御部44(以下、「マイコン」と称する)で制御される。マイコン44は、操作部45からのユーザのボタン操作により操作されたボタンに対応して、所定の処理を行う。例えば、光源電源回路46を介して光源部41の放電ランプ411の点灯や消灯を行い、放電ランプ411の点灯(オン)や消灯(オフ)に合わせて、ファン電源回路47を介して光源部41の内部冷却用のファン412、光源部41の外郭表面冷却用のファン413、ダクト414、風量調整用のシャッター415などの運転又は停止を行う。また、表示駆動回路43を制御して画像表示を行う。また、マイコン44は、姿勢センサ48からの姿勢モード情報を受け、プロジェクタ装置の姿勢モード情報に基づいて、現在のプロジェクタ装置の設置状態が、図2(a) の据置き設置方式、図2(b) の天吊り設置方式、図2(c) の机上設置方式、図2(d) の上投射設置方式のいずれであるかを識別する。
なお、上述の実施例では、制御部301は、ミラー回転モータ35が回転を開始してから所定時間(過電流禁止期間)(例えば、0.5[S])の間は、大きな過電流が流れるため、過電流検出部304から入力される過電流の情報を無視するようにしている。しかし、制御部301所定時間この過電流の情報を無視する替わりに、過電流禁止期間が経過するまで、ミラー正転制御指示部31−5から出力される制御信号Mforを“HIGH”(制御信号Mrevも“HIGH”)にしないようにしても良い。そうすれば、過電流検出部304が過電流を検出してモータ回転を停止しようとしても、モータ停止ラッチ部3−6では、過電流停止時のラッチ動作を許可されておらず、この過電流禁止期間が経過するまで、ミラーモータの回転停止が不可能である。
次に、本発明のプロジェクト装置の一実施例の投射ミラーの開閉動作を、図5〜図9のフローチャートを使って説明する。図5と図6は、主に、図3で説明した制御部301の処理動作に関わるフローチャートである。また、図7〜図9は、主に、ミラーモータドライバ305、過電流検出部304、及びモータ停止ラッチ部306(図3参照)と電動ミラーユニットの処理動作に関わるフローチャートである。なお、電動ミラーユニットとは、ミラー回転モータ35、ミラー回転モータ35の力を投射ミラー12に伝える伝達機構、伝達機構に具備するクラッチ、ミラー状態検出部303、並びに、リミッタSW33−1及び33−2(図3参照)をまとめて電動ミラーユニットと称する。
プロジェクタ装置は、未使用時に若しくは消灯時(スタンバイ時)には、投射ミラー12は閉じている。また、クラッチは強制リリースされていない状態である。
ステップ501では、プロジェクタ装置のランプ点灯(ランプボタンオン)操作がされたか否かを所定の周期で監視し(オン操作がなければステップ501を繰り返す)、ユーザの操作によってランプ点灯操作が行われたこと検知した場合にはステップ502に進む。
ステップ502では、投射ミラーが既に稼動定位置にあるか否かを確認し、稼動定位置にあれば、ステップ509に進み、稼動定位置になければステップ503に進む。
ステップ503〜ステップ507では、まず、投射ミラー開動作の前に、一度、閉じる動作を行う。通常は、元々閉じているため、直ぐに(例えば、ランプオンのボタン操作後、200[mS]程度)過負荷になり、過電流検出部304で過電流が検出される。過電流検出部304が故障していた場合には、過電流検出動作信号が出力される前にタイムアウトし、電動ミラー故障の表示のインジケータが点灯する。また、クラッチがクラッチリリースされていた場合には、閉動作方向に回転しつづけることで、クラッチがロックされる。ロック後は、過電流検出部304で過電流が検出される。また、ブレーカ等で、プロジェクタ装置にAC電源の供給が停止した場合には、開放状態から一度投射ミラー12が閉まってから、開く動作をする。このため、数秒(例えば、3〜4[S]秒)間、開動作のスタートが遅れる。
即ち、ステップ503では、投射ミラー12を閉動作するために、ミラーモータドライバ305に反回転を指示(分岐C:ステップ701に処理を指示)し、ステップ504に進む。
ステップ504では、ミラー監視タイマを起動し、ステップ505に進む。
ステップ505では、ステップ702の処理結果を分岐Dから受けた(過電流が検出された)場合にステップ507に進み、処理結果を受けていない場合にはステップ506に進む。即ち、過電流が検出されたので、投射ミラー12が閉状態(閉じた時)の定位置にあると判定し、ステップ507に進む。
ステップ506では、ミラー監視タイマが計測している時間が所定の時間以上になったか否かを判定し、所定の時間以上の場合は、タイムアウトと判定してエラー処理(分岐B:ステップ528)に進み、所定時間未満の場合には、ステップ505に戻る処理を繰り返す。
ステップ507では、ミラー監視タイマを停止(リセット)し、ステップ508に進む。
ステップ508では、ソフトスタート時定数のリセットを指示(分岐E:ステップ707に処理を指示し、ステップ509に進む。ソフトスタート時定数のリセット指示は、分岐Eからミラーモータドライバに内蔵されているソフトスタート回路をリセットするものである。
ステップ509では、冷却ファンを起動し、ステップ510に進む。
ステップ509では、冷却ファンが確かに起動したか否かを確認し、冷却ファンが起動していることが確認されればステップ511に進み、起動していなければエラー処理(分岐B:ステップ528)に進む。冷却ファンの起動の確認は、例えば、冷却ファンの回転をトルクメータによって監視する。
ステップ511では、ランプを点灯し、ステップ512に進む。
ステップ512では、投射ミラーを開く動作を開始する。即ち、ミラー回転モータを開動作するために、ミラーモータドライバーに正回転を指示(分岐F:ステップ801に処理を指示)し、ステップ513に進む。
ステップ513では、ミラー監視タイマを起動しステップ514に進む。
ステップ514では、駆動回路43(図4参照)を初期化(出画処理)し、分岐A(図6のステップ515)に進む。
なお、ステップ511とステップ512は、処理が同時であっても処理順が逆であっても良い。
ステップ515では、ステップ804の処理結果を分岐Gから受けた(過電流が検出された)場合にステップ518に進み、処理結果を受けていない場合にはステップ516に進む。即ち、過電流が検出されたので、投射ミラー12が稼働定位置にあると判定し、ステップ518に進む。
ステップ516では、ミラー監視タイマが計測している時間が所定の時間(例えば、8[S])以上になったか否かを判定し、所定の時間以上の場合は、タイムアウトと判定してステップ517に進み、所定時間未満の場合には、ステップ515に戻る処理を繰り返す。
ステップ517では、ランプを消灯し、エラー処理(分岐B:ステップ528)に進む。
ステップ518では、監視タイマーを停止(リセット)し、ステップ519に進む。
ステップ519では、ソフトスタート時定数のリセットを指示(分岐H:ステップ807に処理を指示し、画像表示定常ループステップ601に進む。
上述したステップ511〜ステップ514の処理動作は、以下のような内容を実行してる。
即ち、ランプ点灯動作開始(ステップ511)及び出画処理動作開始(ステップ514)と平行して、投射ミラー12を開く動作(ステップ801〜805)を実行する。投射ミラー12が回転(ステップ803)を続け、投射ミラー12が稼働定位置に到達すると、伝達機構に具備されているストッパ部にぶつかり過電流が検出される(ステップ804)。その結果、過電流検出部304は過電流の検出信号をモータ停止ラッチ部306出力する。検出信号を入力されたモータ停止ラッチ部306はミラー回転モータ35を停止させ(ステップ805)、かつ、制御部301のモータ状態検出部31−6に過電流の検出情報を出力する(分岐G:ステップ515に報告する)。またストッパ部に設置された開放スイッチ(リミッタSW33−2)がオンとなり、オン情報がミラー状態検出部303からミラー状態制御部31−3に出力される。
もし、投射ミラー12が回転中に、途中で何かにぶつかった場合には、タイムアウトする(ステップ516)ので、何かの障害が発生したとして、制御部301はエラー処理(分岐B:ステップ528)を指示してプロジェクタ装置の開動作、光源部のランプを消灯する(ステップ517)。
ステップ601では、ステップ520〜ステップ523の処理を実行し、ステップ524に進む。
ステップ524〜ステップ527の処理は、ステップ601での定常操作、即ち、プロジェクタ装置の使用を停止する操作(ステップ523)がユーザにより行われるまで実行する処理である。
この処理動作の説明では、ユーザがプロジェクタ装置を用いて、所望の画像を外部スクリーンに投影するために、プロジェクタ装置が処理している動作についての説明を省略している。
ステップ601内の処理動作について、以下説明する。
ステップ520では、投射ミラー12が稼動定位置に固定され、ランプ点灯後出画処理が開始された状態(定常ループ)にあって、リミッタSW33−2からの情報を待っている。
即ち、図8のステップ808では、リミッタSW33−2がオンになっている時には、投射ミラー12は稼動定位置にあるので所定の周期でリミッタSW33−2の確認を繰り返している。しかし、何らかの理由(例えば、ユーザが誤って投射ミラー12に手をぶつけた)で稼動定位置から外れた時には、リミッタSW33−2がオフとなる。ミラー状態検出部303は、その情報を制御部301のミラー状態制御部31−3に伝達する(分岐I:ステップ520)。
ステップ520では、分岐I(ステップ808)から、投射ミラー12が稼動定位置から外れたという情報が入力された場合(開スイッチオフ状態)にはステップ521に進み、無い(開スイッチオン状態の)場合には、ステップ522に進む。ステップ521では、投射ミラーに異常が発生したとしてランプを消灯してエラー処理(分岐B:ステップ528)に進む。
上述のように、投射ミラー12が稼動定位置に固定され、ランプ点灯後出画処理が開始された状態(定常ループ:ステップ601)中においては、リミッタSW33−2を監視する。定常ループ中は光源部のランプが点灯している。もし、投射ミラー12が故意に閉じられた時には、光が中に戻る等によってランプの冷却動作に支障が出るので、安全のためにランプを消灯する。
ステップ522では、他の異常がないか、制御部301が監視している状態情報をチェックする。例えば、ファンの回転異常、目詰まり、ランプ等の温度を監視し、異常があると判定した場合にはエラー処理(分岐B:ステップ528)に進み、異常がない場合にはステップ523に進む。
ステップ523では、ランプオフボタンが押されたか否かを判定し、押されていなければステップ520に戻り、プロジェクタ装置の稼働状態を監視し続ける。また、ランプオフボタンが押された場合には、ステップ601からステップ524に進む。
ステップ524以降では、投射ミラー12を閉じる動作に入る。即ち、ユーザの操作により、ランプオフのボタンが押された場合には、ランプオフ動作(アフタークーリング含む)を開始する。そして、ランプオフ動作と平行して、投射ミラー12の閉動作を開始する。
即ち、ステップ524では、投射ミラー12を閉動作するために、ミラーモータドライバ305に反回転を指示(分岐J:ステップ901に処理を指示)し、ステップ525に進む。
ステップ525では、ランプを消灯し、ステップ526に進む。
ステップ526では、アフタークーリング処理を開始し、ステップ527に進む。ステップ527では、ソフトスタート時定数のリセットを指示(分岐K:ステップ907に処理を指示)し、スタンバイ状態に入る。
また、ステップ528では、エラー表示してスタンバイ状態とする。
上述の実施例において、ランプオフの処理に連動して、投射ミラー12の閉動作が開始されるが、もし、閉動作の途中で何かにぶつかった時には、瞬間的に過電流が検出される。この過電流の検出信号に応じて、モータ停止ラッチ部はミラー回転モータ35の回転を止めるようにしても良い。また、制御部301は、停止の情報を受けて、停止されたミラーモータ35を逆方向(開方向)に回転動作させる。そして、所定時間後サイド閉動作させ、投射ミラー12の閉動作を開始するようにしても良い。
また制御部301は、上記閉動作中の過電流の検出から逆回転後再び閉動作を行う回数が連続して所定回数あれば、閉動作を中止する。
上述したように、開閉式の投射ミラーでは、プロジェクタ使用時に間違って、投射ミラー部を倒してしまうことが起きる可能性がある。特に、上記図2の実施例の如く、据置き設置方式では、ユーザがプロジェクタ装置に近づいているケースが考えられる。また更に、机上に表示光を投影する設置方式では、複数のユーザがプロジェクタ装置の周囲若しくは外部スクリーンを取り囲んでいることが想定され、誤って、投射ミラーに触ってしまう確率が高い。
そこで、本発明の別の実施例では、図10〜図12のフローチャートを使って、上述したような問題に対して、安全面を更に強化したプロジェクタ装置の処理動作について説明する。図10、図11、及び図12は、本発明の投射ミラーの開閉機構の処理動作を説明するためのフローチャートである。
図10において、ステップ1001では、プロジェクタ装置の投射ミラーを開く操作がユーザによってなされたことによって、先ず、投射ミラーを開く動作ではなく、閉じる動作を開始し、ステップ1002に進む。
ステップ1002では、プロジェクタ装置のランプ点灯(ランプボタンオン)操作がされたか否かを確認する。所定の周期で監視し、ランプボタンのオン操作がなければステップ1002を繰り返す。ユーザの操作によってランプボタンのオン操作が行われたこと検知した場合にはステップ1003に進む。
ステップ1003では、冷却ファンを起動し、ステップ1004に進む。
ステップ1004では、冷却ファンが起動したことを確認する。冷却ファンが起動していない、即ち、回転していなければ分岐M(図12のステップ1213)に進む。また冷却ファンが回転していれば、ステップ1005に進む。
ステップ1005では、ランプの点灯を実行する。ランプを点灯させてステップ1006に進む。
ステップ1006では、ミラー監視タイマを起動し、ステップ1007に進む。
ステップ1007では、投射ミラーを開動作する。そのために、ミラーモータドライバに正方向に回転を指示し、ステップ1008に進む。
出画処理ステップ1008では、駆動回路(図4参照)を初期化し、ステップ1009に進む。
ステップ1009では、過電流が検出された場合はステップ1011に進み、過電流が検出されない場合はステップ1010に進む。
ステップ1010では、ステップ1006で開始したミラー監視タイマの時間が所定時間を過ぎてしまいタイムアウトになったか否かを判定する。タイムアウトと判定された場合は、分岐M(図12のステップ1213)に進む。また、タイムアウトになっていなければ、ステップ1009に戻る。
ステップ1011では、ミラー監視タイマを停止(リセット)し、ステップ1012に進む。
ステップ1012では、開スイッチ(図3、リミッタSW33−2参照)がオフになっているか否か(即ち、投射ミラーが稼働定位置にいないか否か)を判定する。オフになっていれば、ステップ1013に進み、オンであればステップ1016に進む。
ステップ1013では、リミッタSWはオンしていなければ、投射ミラーが稼働定位置にいないことになるので、投射ミラーの開動作をリトライする。即ち、再度ステップ1007と同様にミラーモータドライバに正回転を指示し、ステップ1014に進む。
ステップ1014では、リトライ処理から所定時間経過後、開スイッチがオフになっているか否かを判定する。オフになっていれば、ステップ1015に進み、オンであればステップ1016に進む。
ステップ1015では、リトライの回数をカウントしている。リトライの回数が所定回数Rnより小さいか同じであればステップ1013に進みリトライを繰り返し、リトライの回数が所定回数Rnを超えた場合には分岐M(図12のステップ1213)に進む。
ここで、実行するリトライは、途中で止まった場合に、安全のため以下の作業を実行する。
即ち、投射ミラーを一度、所定の角度分逆戻りさせる。そして、点灯中のランプは消さないで、黒画面にしてランプを消したふりをする。
こうして、投射ミラーの開動作のリトライと、ランプの点灯・黒画面化は、同期して、同じ周期、同じ回数実行する。
次に、ステップ1016では、ミラーモータドライバを出力オープン状態にして、ミラーモータドライバの消費電力の低減とソフストスタート時定数のリセットを実行して、分岐L(図11のステップ1100)に進む。
図11のステップ1100は、画像表示定常ループ処理で、ステップ1101〜ステップ1104までの操作を実行する。ステップ1101〜ステップ1104の処理は、ユーザがプロジェクタ装置を使用している間に、実行する処理である。しかし、このステップ1100の処理動作の説明では、ユーザがプロジェクタ装置を用いて、所望の画像を外部スクリーンに投影するために、プロジェクタ装置が処理している動作についての説明を省略している。
図11において、ステップ1100内の処理動作について、以下説明する。
ステップ1101では、投射ミラーが稼動定位置にあるか否かを判定する。即ち、リミッタSW33−2がオンになっている時には、投射ミラーは稼動定位置にある(開状態である)ので、ステップ1103に進む。しかし、リミッタSW33−2がオフの場合は、投射ミラーが稼動定位置にない(開状態ではない)状態なので、ステップ1102に進む。
ステップ1102では、ランプを消灯し、分岐M(ステップ121)に進む。
ステップ1103では、他の異常がないか、制御部(図3の制御部301参照)が監視している状態情報をチェックする。例えば、冷却ファンの回転異常、目詰まり、ランプ等の温度を監視し、異常があると判定した場合にはエラー処理(分岐M:ステップ1213)に進み、異常がない場合にはステップ1104に進む。
ステップ1104では、ランプオフボタンが押されたか否かを判定し、押されていなければステップ1101に戻り、プロジェクタ装置の稼働状態を監視し続ける。また、ランプオフボタンが押された場合には、ステップ1100からステップ1105に進む。
ステップ1105以降では、投射ミラーを閉じる動作に入る。即ち、ユーザの操作により、ランプオフのボタンが押された場合には、ランプオフ動作(アフタークーリング含む)を開始する。そして、ランプオフ動作と平行して、投射ミラーの閉動作を開始する。
即ち、ステップ1105では、投射ミラーを閉動作するために、ミラーモータドライバに反回転を指示し、ステップ1106に進む。
ステップ1106では、ミラー監視タイマを起動し、ステップ1107に進む。
ステップ1107では、ランプを消灯し、ステップ1108に進む。
ステップ1108では、アフタークーリング処理を開始し、分岐N(図12のステップ1201に進む。
図12において、ステップ1201では、過電流が検出された場合にステップ1203に進み、検出されない場合にはステップ1202に進む。
ステップ1202では、ステップ1106で起動したタイマーの経過時間が所定時間を以下ならばステップ1201に戻って過電流の検出判定を繰り返し、所定時間を超えていた場合には、ステップ1213に進む。
ステップ1203では、過電流が検出されたので、投射ミラーが稼働定位置にあると判定し、ステップ1106で起動したタイマを停止し、ステップ1204に進む。
ステップ1204では、開スイッチがオフになっているか否かを判定し、オフとなっていなければ、投射ミラーが閉じた状態の定位置(即ち、開口部を閉塞した状態)にあると判定してステップ1211に進み、オフであれば、投射ミラーが閉じた状態の定位置にない(まだ、閉動作が終了していない)と判定してステップ1205に進む。
ステップ1205では、閉動作のリトライを実行する。ここで、実行するリトライは、途中で止まった場合に、安全のため、投射ミラーを一度、所定の角度分逆戻り(ミラーモータドライバに所定角度若しくは所定時間だけ正転方向の回転を指示)させ、ステップ1206に進む。
ステップ1206では、アフタークーリング処理を開始し、ステップ1207に進む。
ステップ1207では、再度、投射ミラーの閉動作を開始(ミラーモータドライバに反転方向の回転を指示)し、ステップ1208に進む。
ステップ1208では、ミラー監視タイマを起動し、ステップ1209に進む。
ステップ1209では、過電流が検出されない場合にはステップ1210に進む。過電流が検出された場合には、投射ミラーが閉動作を完了し、開口部を閉塞したと判定しステップ1211に進む。
ステップ1210では、ステップ1208で起動したタイマーの経過時間が所定時間を以下ならばステップ1209に戻って過電流の検出判定を繰り返し、所定時間を超えていた場合には、ステップ1213に進む。
ステップ1211では、ステップ1208で起動したタイマを停止し、ステップ1212に進む。
ステップ1212では、ソフトスタート時定数のリセットを指示し、スタンバイ状態若しくはプロジェクタ装置の停止状態に入る。
また、ステップ1213では、エラー表示してスタンバイ状態とする。
ミラーモータドライバを出力オープン状態にして、ミラーモータドライバの消費電力の低減とソフストスタート時定数のリセットを実行して、分岐L(図11のステップ1100)に進む。
以上述べたように、本発明のプロジェクタ装置の一実施例では、光学ユニットにより、画像表示部に生成された画像を光源から出力される照明光によって照射し、照射された表示光を投射ミラーの反射面によって反射し、反射された表示光を外部照射面に投射するプロジェクタ装置であって、プロジェクタ装置の使用時には投射ミラーを所定の角度で固定するために開動作させ、スタンバイ時には投射ミラーを投射ミラーによって光学ユニットを閉塞するために閉動作させるプロジェクタ装置において、プロジェクタ装置の設置姿勢を検知し、検知された設置姿勢におうじて、投射ミラーの開動作若しくは閉動作が終了したことを検知するためのしきい値を可変する投射ミラー開閉制御方法を提供する。
また、その投射ミラー開閉制御方法においてのしきい値は、投射ミラーを回転させるモータ部に流れる電流値である。
以上述べたように、プロジェクタ装置の稼働を停止若しくはスタンバイ状態にする場合には、ランプを消灯し、アフタークーリングを実施すると共に、投射ミラーを閉じ(開口部に倒れこませ)、反射面を開口部内に収納する。これによって、開口部も閉塞されることにより、反射面及び開口部内には塵埃等が入り込まない状態とすることができる。
しかし、投射ミラーの閉動作時、何らかの事故若しくは誤動作により、投射ミラーに障害物が衝突した場合には、閉動作を中止する。そして、所定時間若しくは所定角度から開動作に切替えて少し投射ミラーを戻すことで、指等が投射ミラーと開口部の間に挟まれるのを防ぐことができる。
また、投射ミラーが引起された状態での、プロジェクタの使用時に誤操作等で投射ミラーが倒れることにより、指が挟まれたり、投射ミラーが破損する等の事故、等については、投射ミラー12が回転を続けないように、回転伝達機構にはメカニカルクラッチを具備し、所定以上の力が投射ミラー12に加えられた時には、強制的クラッチリリースするようにしているので安全性が高いプロジェクタ装置を提供できる。
本発明のプロジェクタ装置の一実施例の外観を示す図。 本発明のプロジェクタ装置の設置形態の一実施例を説明するための図。 本発明のプロジェクタの制御回路の一部を示す図。 本発明のプロジェクタ装置の一実施例の概略構成を示すブロック図。 本発明の処理動作の一実施例を説明するためのフローチャート。 本発明の処理動作の一実施例を説明するためのフローチャート。 本発明の処理動作の一実施例を説明するためのフローチャート。 本発明の処理動作の一実施例を説明するためのフローチャート。 本発明の処理動作の一実施例を説明するためのフローチャート。 本発明の処理動作の一実施例を説明するためのフローチャート。 本発明の処理動作の一実施例を説明するためのフローチャート。 本発明の処理動作の一実施例を説明するためのフローチャート。 開口構造で投射ミラーを有するプロジェクタ装置の概要を示す模式的側面図。
符号の説明
10:プロジェクタ装置、 11:筐体、 12:投射ミラー、 13:反射面、 14:投射ミラーの開閉の回転軸を示す一点鎖線、 15:投射ミラーが筐体に収納される場合の閉じる方向を示す矢印、 16:パネル部、17:排気部、 18:吸気部、 20:操作ボタン、 21:インジケータ、 22:開口部、 31−1:姿勢モード(i)検出部、 31−2:姿勢モード(ii)検出部、 31−3:ミラー状態制御部、 31−4:ミラー反転制御指示部、 31−5:ミラー正転制御指示部、 31−6:モータ状態検出部、 31−7:検出過電流値可変指示部、 31−8:フォーカス反転制御指示部、 31−9:フォーカス正転指示部、 31−10:フォーカス状態検出部、 33−1,33−2:リミッタSW、 35:ミラー回転モータ、 37:フォーカスモータ、 41:光源部、 42:光学ユニット、 43:表示駆動回路、 44:マイコン、 45:操作部、 46:光源電源回路、 47:ファン電源回路、 48:姿勢センサ、 131:プロジェクタ装置、 132:筐体、 133:筐体開口部、 134:出射開口部、 135:投射ミラー、 136:画像表示光、 137:投射ミラーカバー、 138:反射面、 301:制御部、 302:姿勢センサ、 303:ミラー状態検出部、 304:過電流検出部、 305:ミラーモータドライバ、 306:モータ停止ラッチ部、 307:フォーカスモータドライバ、 308:モータ電源部。

Claims (8)

  1. 光源部と、画像表示部と、上記光源部からの照明光を画像表示部に照射するための光学系と、上記画像表示部に生成された画像により変調された表示光を外部照射面に投射する投射ミラーと、上記光源部及び上記画像表示部及び上記光学系を収容する筐体と、上記画像表示部と上記投射ミラーの間に上記画像表示部からの上記表示光を上記投射ミラーに出射するための開口部を有すると共に、上記投射ミラーを上記筐体の外側壁に開閉自在に取り付ける回転機構部と、上記回転機構部を回転制御する駆動部と、ユーザによるプロジェクタ装置の使用開始若しくはスタンバイ操作を検知してプロジェクタ装置を制御する制御部とを有し、使用状態では、投射光学系を形成し、スタンバイ状態では、上記開口部を閉塞することを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 請求項1記載のプロジェクタ装置において、更に、プロジェクタ装置の設置姿勢を検出する姿勢センサを有し、上記制御部は上記姿勢センサが検出したプロジェクタ装置の設置姿勢に応じて、上記回転機構部を回転制御することを特徴とするプロジェクタ装置。
  3. 請求項1記載のプロジェクタ装置において、更に、プロジェクタ装置の設置姿勢を検出する姿勢センサと、上記投射ミラーの開閉時に上記回転機構部の電流を検出し、所定の値以上の電流を検出した場合は過電流と判定する過電流検出部を有し、上記制御部はプロジェクタ設置姿勢に応じて、上記過電流検出部が検知する値を可変することを特徴とするプロジェクタ装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のプロジェクタ装置において、上記回転機構部はメカニカルクラッチを備え、所定の力が上記回転機構部に加わった場合には、メカニカルクラッチをリリースすることを特徴とするプロジェクタ装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のプロジェクタ装置において、更に、上記投射ミラーの、使用状態の位置とスタンバイ状態の位置とを検出する位置検出センサを有し、プロジェクタ装置の使用状態の場合に、上記位置検出センサが上記投射ミラーが使用状態の位置にないことを検出した場合には、上記制御部は所定時間出射する上記表示光を最低輝度レベルにすることを特徴とするプロジェクタ装置。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれか1つに記載のプロジェクタ装置において、更に、上記制御部の制御により上記外部照射面に投射する上記表示光のフォーカスを制御するフォーカス制御部を有し、上記過電流検出部は、上記投射ミラーの回転制御の終了後は上記フォーカス制御部の過電流を検知して上記フォーカス制御部の状態を上記制御部に伝達することを特徴とするプロジェクタ装置。
  7. 光学ユニットにより、画像表示部に生成された画像を光源から出力される照明光によって照射し、照射された表示光を投射ミラーの反射面によって反射し、反射された表示光を外部照射面に投射するプロジェクタ装置であって、プロジェクタ装置の使用時には上記投射ミラーを所定の角度で固定するために開動作させ、スタンバイ時には上記投射ミラーを上記投射ミラーによって上記光学ユニットを閉塞するために閉動作させる、プロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法において、
    プロジェクタ装置の設置姿勢を検知し、
    検知された設置姿勢に応じて、上記投射ミラーの開動作若しくは閉動作が終了したことを検知するためのしきい値を可変することを特徴とするプロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法。
  8. 請求項7記載のプロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法において、上記しきい値は、上記投射ミラーを回転させるモータ部に流れる電流値であることを特徴とするプロジェクタ装置の投射ミラー開閉制御方法。
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