JP2009041556A - 車両用過給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、電動発電機とエンジンとを一方向クラッチ付きプーリを用いてベルト結合し、コンプレッサを、低速域では発電電動機で駆動し、高速域ではエンジンで駆動できるようにして、インバータおよびバッテリの大容量化を抑え、さらにインバータが故障しても、コンプレッサをエンジンで駆動できる安価な車両用過給装置を得る。
【解決手段】電動発電機10とエンジン1とがクランク軸2に装着されたクランクプーリ3と、回転軸13に装着された一方向クラッチ付きプーリ22とに掛け渡された第1ベルト4により連結されている。そして、電子制御ユニット40が、エンジン回転数が所定値以下の場合に、電動発電機10を電動機として駆動して、コンプレッサ7を電動発電機10により駆動させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用過給装置に関し、特にエンジン軸と電動発電機軸との双方で駆動される遠心型コンプレッサが搭載される車両用過給装置に関するものである。
エンジンに接続されたベルトおよびプーリからトルクを受けるスーパチャージャとしての車両用過給装置は、エンジンによって使用される空気を加圧して、エンジンがより大量の燃料を燃焼させることを可能とし、それによって出力とトルクを増大させるものである。この車両用過給装置には、容積式と遠心式という2つの基本形式がある。そして、遠心式の車両用過給装置は、容積式のものに比べ効率が良く、軽量であるが、低速域における過給能力が不足するという課題がある。
そこで、高歯車比配列と低歯車比配列とを有する遊星歯車セットを設け、所定のエンジン毎分回転数までは高歯車比配列の遊星歯車セットに切り換え、所定のエンジン毎分回転数を超えると低歯車比配列の遊星歯車セットに切り換えて、低速域における過給能力の不足を解消する多段速度歯車装置が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の遊星歯車セットの構成で歯車比を大きくするには限界があり、アイドリング〜1500rpm程度の微低速回転域では、遠心型過給装置による過給能力が不足する。また、エンジン停止時における駆動は原理的に不可能であり、アイドルストップからの再始動直後などでは十分な過給圧が得られない。特にディーゼルエンジン車などでは、ターボラグが発生すると、空気の量が不足し、粒子状物質(PM)が増加する。
このような状況を鑑み、モータと、エンジンの吸気系に配置されたコンプレッサと、エンジンの駆動軸に接続されたサンギヤ、モータに接続されたプラネタリギヤ、およびコンプレッサに接続されたリングギヤを有する遊星歯車機構と、モータを駆動して、プラネタリギヤのギヤの回転数を制御する制御ユニットとを備え、プラネタリギヤのギヤの回転数の制御により、コンプレッサの回転数を、エンジンの回転数から独立して制御するようにした過給機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、スーパチャージャをバッテリによって給電されるスイッチ式リアクタンス電機モータによってのみ駆動するようにし、エンジンの回転数から独立して制御する電子制御式過給装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−242687号公報 特開2004−360487号公報 特許第3686645号公報
特許文献2に記載のものは、コンプレッサの回転数を制御するモータを新たに導入する必要があり、かつプラネタリギヤ、サンギヤおよびリングギヤをモータ、エンジンおよびコンプレッサの3軸に連結するため遊星歯車機構の構造が複雑となり、高度な制御が必要となり、コストアップするという不具合があった。また、モータが故障すると、コンプレッサの回転数制御ができなくなり、運転継続が実質的に不可能となるという課題もある。
特許文献3に記載のものでは、スーパチャージャが電気モータにより駆動されるので、電気モータが故障すると、運転継続が実質的に不可能となるという課題がある。また、スーパチャージャを高速回転領域で駆動するので、電気モータに要求される電力が1kWを超え、車両における12V系などの低電圧系では、大容量のインバータやバッテリが必要となり、大幅なコストアップが避けられないという課題もある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、既設に電動発電機とエンジンとを一方向クラッチ付きプーリを用いてベルト結合し、コンプレッサを、低速域では発電電動機で駆動し、高速域ではエンジンで駆動できるようにして、インバータおよびバッテリの大容量化を抑え、さらにインバータが故障しても、コンプレッサをエンジンで駆動できる安価な車両用過給装置を得ることを目的とする。
この発明に係る車両用過給装置は、エンジンと、発電機能と電動機能とを備えた電動発電機と、上記エンジンの吸気配管に配設されたコンプレッサと、上記エンジンのクランク軸の駆動トルクを上記電動発電機の回転軸に伝達する動力伝達手段と、上記電動発電機の回転軸の駆動トルクを所定の増速比で上記コンプレッサのタービン軸に伝達する増速機構と、バッテリと、上記電動発電機と上記バッテリとの間で電力を直流−交流変換するインバータと、上記インバータを制御する制御手段と、を備えている。上記動力伝達手段は、上記エンジンのクランク軸に装着されたクランクプーリと、上記電動発電機の回転軸に装着された電動発電機プーリと、上記クランクプーリと上記電動発電機プーリとに掛け渡された第1ベルトと、上記電動発電機の回転軸と上記電動発電機プーリとの間に介装された一方向クラッチ付きプーリと、を有する。そして、上記一方向クラッチ付きプーリは、上記電動発電機の回転軸の駆動トルクが上記コンプレッサのタービン軸の負荷トルクより大きい場合に、上記エンジンのクランク軸と上記電動発電機の回転軸とが相対的に非結合状態動作となり、上記電動発電機の回転軸の駆動トルクが上記コンプレッサのタービン軸の負荷トルクより小さい場合に、上記エンジンのクランク軸と上記電動発電機の回転軸とが相対的に結合状態動作となるように構成され、上記制御手段は、エンジン回転数が所定値以下の場合に、上記インバータを制御して上記電動発電機を電動機として駆動し、上記コンプレッサを該電動発電機により駆動させる。
この発明によれば、電動発電機とエンジンとが一方向クラッチ付きプーリを介してベルト結合され、一方向クラッチ付きプーリは、電動発電機の回転軸の駆動トルクがコンプレッサのタービン軸の負荷トルクより大きい場合に、エンジンのクランク軸と電動発電機の回転軸とが相対的に非結合状態動作となり、電動発電機の回転軸の駆動トルクがコンプレッサのタービン軸の負荷トルクより小さい場合に、エンジンのクランク軸と電動発電機の回転軸とが相対的に結合状態動作となるように構成されている。
そこで、コンプレッサの負荷トルクが比較的小さい低速域では、一方向クラッチ付きプーリが非結合状態となり、コンプレッサは発電電動機の駆動トルクによって駆動される。また、コンプレッサの負荷トルクが大きくなる高速域では、発電電動機の駆動トルクだけではコンプレッサを駆動するには不十分となるので、一方向クラッチ付きプーリが結合状態となり、コンプレッサはエンジンの駆動トルクによって駆動される。このような構成により、電動発電機によるコンプレッサの駆動が低速域に限られ、インバータおよびバッテリの大容量化が抑えられ、低価格化が図られる。また、インバータが故障しても、コンプレッサはエンジンで駆動されるので、運転を継続することができる。
また、エンジン回転数が所定値以下の場合、電動発電機が電動機として駆動され、コンプレッサが電動発電機により駆動される。所定値とは、コンプレッサの動作が過給機として有効となるタービン軸の回転数、例えば4.5×10rpm程度の回転数が得られるエンジン回転数である。これにより、タービン軸の回転数が、コンプレッサが過給機として有効に動作する回転数まで上昇し、過給圧が確保される。従って、アイドルストップやアイドリング時の低速域においても、過給圧が確保される。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用過給装置を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用過給装置における動力伝達経路を模式的に示す断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用過給装置に適用される一方向クラッチ付きプーリを示す断面図である。
図1において、エンジン1は、空気が吸気配管5を介して供給され、燃焼後の排気ガスが排気配管6を介して排出される。クランクプーリ3がエンジン1の出力軸であるクランク軸2に固着されている。
車両用過給装置は、吸気配管5に配設され、エンジン1に供給される空気を圧縮するコンプレッサ7と、電動機能と発電機能とを備え、回転軸13に装着された一方向クラッチ付きプーリ22とクランクプーリ3とに掛け渡された第1ベルト4により、エンジン1の回転駆動力(駆動トルク)が伝達される電動発電機10と、電動発電機10の回転駆動力(駆動トルク)を所定の増速比でコンプレッサ7に伝達する増速機構としての遊星歯車装置30と、電動発電機10とバッテリ35との間で電力を双方向に直流−交流変換するインバータ36と、制御手段としての電子制御ユニット40と、を備えている。インバータ36を構成する複数のスイッチング素子がヒートシンク37上に実装されている。そして、ヒートシンク37が、その放熱フィンを吸気配管5内のコンプレッサ7の上流側に露出するように配設され、スイッチング素子がコンプレッサ7で圧縮される前の高速の吸気流により効果的に冷却される。
電子制御ユニット40は、図示していないが、車両の各部から送られてくるデータを受け入れる入力インターフェース、車両の各部の制御を行うための演算を実行するCPU、車両の各部の制御を行うためのプログラムおよび各種のデータが格納されているメモリ、および車両の各部の制御を行うための制御信号を送る出力インターフェースなどを備えている。ここでは、電子制御ユニット40が、各部から送られてくるデータに基づいて、インバータ36のスイッチング素子(図示せず)をON/OFF制御している。
つぎに、電動発電機10、遊星歯車装置30およびコンプレッサ7の構成について図2および図3を参照しつつ説明する。
コンプレッサ7は、タービン軸8と、タービン軸8に装着された遠心型ファン形状のタービン9と、を備える、そして、コンプレッサ7はタービン9が装着されたタービン軸8を回転駆動して、空気を圧縮して大気圧以上の圧力で矢印方向に送り込む。
電動発電機10は、ハウジング11の軸心位置に回転自在に支持された回転軸13に固着された回転子12と、この回転子12を囲繞するようにハウジング11に保持された固定子と、を備える。回転子12は、回転軸13に固着されたランデル型の回転子鉄心14と、回転子鉄心14に巻装された界磁巻線15と、を備える。そして、冷却ファン16が回転子鉄心14の軸方向両端面に固着されている。固定子17は、円筒状の固定子鉄心18と、固定子鉄心18に巻装された電機子巻線19と、を備える。そして、一方向クラッチ付きプーリ22がハウジング11から延出する回転軸13の一端に装着されている。また、界磁巻線15に電流を供給する一対のスリップリング20が、回転軸28の他端側のハウジング11内の部位に固着されている。ブラシ21が、各スリップリング20に摺接するように配設されている。この電動発電機10は、スリップリング20を介して界磁巻線15に流す界磁電流量を調整することにより、回転数範囲が広い用途でも、電圧を一定に保つことができる。
一方向クラッチ付きプーリ22は、インナクラッチ23とアウタクラッチ24とが同心状に配置され、楔状空間25がインナクラッチ23とアウタクラッチ24との隙間に周方向に複数形成され、ローラ26が各楔状空間25内に配設され、スプリング27がローラ26を楔状空間25の狭まる方向(図3中反時計回り方向)に付勢するように楔状空間25内に配設されて構成されている。そして、アウタクラッチ24の外周面にV溝が形成され、電動発電機プーリを構成する。つまり、電動発電機プーリがアウタクラッチ24に一体に構成されている。この一方向クラッチ付きプーリ22は、インナクラッチ22を回転軸13に固着して取り付けられ、クランク軸2が電動発電機10に対して駆動側となる時に、インナクラッチ23とアウタクラッチ24とが係合し、電動発電機10がクランク軸2に対して駆動側となる時に、インナクラッチ23とアウタクラッチ24との係合が解除される。
ここで、クランクプーリ3、一方向クラッチ付きプーリ22および第1ベルト4が動力伝達手段を構成している。また、電動発電機プーリはアウタクラッチ24と一体物で構成する必要はなく、別部材で作製し、電動発電機プーリをアウタクラッチに圧入などにより固着して一体化してもよい。
遊星歯車装置30は、コンプレッサ7のタービン軸8に連結されたサンギヤ31と、複数のプラネタリギヤ32と、電動発電機10のハウジング11から延出する回転軸13の他端に連結されたリングギヤ33と、を備える。電動発電機10の回転数は、エンジン回転数の2〜3倍程度であるため、最高でも2×10rpm程度までしか上がらない。一方、過給機として有効に動作するためのコンプレッサ7の回転数は、少なくとも4×10〜5×10rpm程度が必要となる。そこで、この遊星歯車装置30は、電動発電機10がリングギヤ33に連結され、プラネタリギヤ32の内周側に配置されたサンギヤ31を出力軸とすることで、増速機として機能し、コンプレッサ7に必要な回転数を確保する。
ここで、電動発電機10と遊星歯車装置30とのギヤ比(増速ギヤ比)が大きければ大きいほど、タービン9側が高速化して、過給能力を増すことができる。しかし、タービン軸8には、遠心力や軸受の寿命から速度上限がある。つまり、エンジン最高回転数×クランクプーリ3と一方向クラッチ付きプーリ22とのプーリ比×増速ギヤ比=タービン軸8の限界速度の関係がある。
例えば、エンジン最高回転数は、通常、ガソリンエンジン車で6,000rpm、ディーゼルエンジン車で5,000rpmである。また、クランクプーリ3と一方向クラッチ付きプーリ22とのプーリ比は、1:2〜1:3程度である。さらに、通常の軸受を用いた遠心型の過給機として成立するには、タービン軸8の回転数は10×10〜20×10rpm程度が事実上の限界である。従って、増速ギヤ比は、ガソリンエンジン車で5〜17程度、ディーゼルエンジン車で6〜20程度となる。
このように構成された車両用過給装置においては、コンプレッサ7を駆動するため駆動手段として既設の電動発電機10を用いており、遊星歯車装置30のサンギヤ31およびリングギヤ33をコンプレッサ7および電動発電機10の2軸に連結しているので、遊星歯車装置30の構造が簡素化され、高度な制御も必要ない。また、一方向クラッチ付きプーリ22を用い、コンプレッサ7を、低速域では電動発電機10で駆動し、高速域ではエンジン1で駆動しているので、電動発電機10に要求される電力が少なくなり、インバータ36およびバッテリ35の大容量化が不要となる。これにより、安価の車両用過給装置を実現できる。
また、電動発電機10がランデル型の車両用電動発電機であり、固定子17の電機子巻線19に通電される電機子電流で電動制御される。そこで、時定数の小さな固定子17への電機子電流で駆動トルクが制御でき、効率の良い駆動トルクと電力の活用ができる。
また、インバータ36が故障しても、コンプレッサ7がエンジン1で駆動され、運転を継続することができる。
さらに、コンプレッサ7が第1ベルト4を介して伝達されるエンジン1の駆動トルクにより駆動されるので、コンプレッサ7を排ガスの高熱源から遠ざけることができ、コンプレッサ7と電動発電機10との一体化の困難性を排除できる。
つぎに、このように構成された車両用過給装置の動作について具体的に説明する。ここでは、エンジン1は、回転数5,000rpmを上限とするディーゼルエンジンであり、クランク軸2と一方向クラッチ付きプーリ22とのプーリ比は3であり、コンプレッサ7の動作が過給機として有効となる回転数が4.5×10rpm程度の遠心型ファン形状のタービンであり、増速ギヤ比を10とする。
[動作1]省エネなどを目的としてエンジン1のアイドリングを停止させた状態から、エンジン1を再始動させる場合。
例えば、エンジン始動釦によるエンジン1の始動操作、あるいは停車時にロックさせた車両停止保持用のサイドブレーキを解除する操作により、エンジン1の始動動作を事前に検知すると、電子制御ユニット40がエンジン再始動を指令として発生させる。これにより、直流モータ式のスタータ、クランク軸2に直結した交流モータなどにより、クランク軸2を回転させてエンジン1を再始動させる。
ここで、クランク軸2の回転速度は、停止状態、若しくは始動直後で数百rpm以下であるので、クランク軸2とタービン軸8とを直接結合している場合には、タービン軸8の回転数が低く、過給動作は期待できない。つまり、タービン軸8の回転数は、過給機として動作するに有効な4.5×10rpm程度を大きく下回る。
そこで、電子制御ユニット40は、スタータ、直結交流モータなどによるクランク軸2の回転動作と同時、若しくは先行して、インバータ36を動作させ、バッテリ35の電力を電動発電機10に供給し、電動発電機10を電動機として動作させる。
そして、電動発電機10の回転軸13の回転数を4,500rpm付近まで速度を上げて駆動する。電動発電機10は、増速ギヤ比10の遊星歯車装置30を介してタービン軸8を回転駆動する。これにより、タービン軸8の回転数が4.5×10rpm程度まで上昇し、コンプレッサ7が過給機として動作する。この時、タービン軸8は比較的低速域にあって、電動発電機10がタービン駆動のための駆動トルクより大きな駆動トルクを確保されていれば、電動発電機10の回転軸13の回転数(4,500rpm)が数百rpm(クランク軸2の回転数)×3(プーリ比)より大きくなっても、電動発電機10単独でタービン軸8を駆動可能となり、インナクラッチ23とアウタクラッチ24との係合は解除される。そこで、インナクラッチ23はアウタクラッチ24に対して空転し、エンジン1と電動発電機10との機械的な結合が解除される。
ここで、電動発電機10で駆動されたタービン9が回転し、吸気配管5を流れる空気の流速が所定値まで迅速に高まる。これにより、吸気配管5内の空気は流動を開始し、空気の慣性により流れは生じている。
そこで、エンジン1の再始動と同時、若しくは再始動直後から、吸気圧を自然吸気状態より高く設定でき、十分な酸素量を確保することができるので、再始動時および再始動直後などの極低速からのアクセル操作に対するエンジン駆動トルクの追従性を確保できる。
また、通常のディーゼルエンジン車では、発進時にエンジン回転数が低いと、電動発電機10の回転数が低く、タービン軸8の回転数が低く、過給圧が不足する。その状態で、アクセル操作により燃料を増量しても、エンジン回転数が上昇して所定の吸気圧に高められるまでは、酸素不足状態となり、黒煙が発生する。しかし、本発明では、アクセル操作による燃料増量やエンジン回転動作に先行して、或いは同時にコンプレッサ7が動作しているので、過給圧が確保されており、酸素不足に起因する黒鉛の発生を最小限に抑制することができる。
また、アクセル操作による燃料増量やエンジン回転動作に先行して、コンプレッサ7を動作させてタービン軸8の回転数を大きくすることは、加速時間を長く取る手段であり、電動発電機10の回転角加速度を小さくすることによって駆動トルクを低減する作用がある。これにより、インバータ36やバッテリ35の容量を低減でき、低コスト化を図ることができる。
[動作2]エンジン1の始動直後や車両が信号などで停止した後、エンジン回転数がアイドリング域から加速を行う場合。
通常の車両のアイドリング回転数は500rpm程度である。プーリ比3であると、電動発電機10は1,500rpmで回転し、界磁巻線15への通電量の調整によって発電動作を行っている。つまり、電動発電機10は発電機能で動作している。この状態では、エンジン負荷は小さいので、コンプレッサ7の過給動作は必要ではない。
ついで、電子制御ユニット40が車両発進時にアクセル操作を検出すると、インバータ36を動作させ、バッテリ35の電力を電動発電機10に供給し、電動発電機10を電動機として動作させる。そして、電動発電機10が所定の過給圧が得られる4,500rpm付近まで駆動される。この時、電動発電機10の回転軸13の回転数がクランク軸2の回転数×プーリ比より大きく、インナクラッチ23とアウタクラッチ24との係合は解除される。そこで、コンプレッサ7は電動発電機10で駆動され、タービン軸8の回転数が上昇し、過給圧が確保される。この過給圧が確保された状態で、エンジン回転数が1,500rpmを超え始めると、タービン軸8の負荷トルクが大きくなり電動発電機10の駆動トルクを超えて、電動発電機10単独でのタービン軸8の駆動が困難となる。その結果、回転軸13の回転数がクランク軸2の回転数×プーリ比より大きくならず、インナクラッチ23とアウタクラッチ24とが係合する。
その後、アクセルON操作が更に継続した場合には、エンジン回転数がさらに増速する。そこで、電子制御ユニット40は、エンジン回転数が1,500rpmを超えると、インバータ36を介して電動発電機10に供給されるバッテリ35の電力を少なくし、電動発電機10の駆動トルクを徐々に低減する。ついには、エンジン1の駆動トルクが電動発電機10の回転軸13に伝達され、エンジン1の駆動トルクがクランク軸2、クランクプーリ3、第1ベルト4、一方向クラッチ付きプーリ22、回転軸13、遊星歯車装置30を介してタービン軸8に伝達される。これにより、コンプレッサ7がエンジン1により駆動される。
ここで、電動発電機10で駆動されたタービン9が回転し、吸気配管5を流れる空気の流速が所定値まで迅速に高まる。これにより、吸気配管5内の空気は流動を開始し、空気の慣性により流れは生じている。
そこで、車両の加速開始時のエンジン回転数が低い状態でも、吸気圧を大気より高く設定でき、十分な酸素量を確保することができるので、発進直後などの極低速からのアクセル操作に対するエンジン駆動トルクの追従性を確保できる。
また、通常のディーゼルエンジン車では、発進時にエンジン回転数が低いと、電動発電機10の回転数が低く、タービン軸8の回転数が低く、過給圧が不足する。その状態で、アクセル操作により燃料を増量しても、エンジン回転数が上昇して所定の吸気圧に高められるまでは、酸素不足状態となり、黒煙が発生しやすい状況となる。しかし、この実施の形態1では、アクセル操作による燃料増量やエンジン回転動作に先行して、或いは同時にコンプレッサ7が動作しているので、過給圧が確保されており、酸素不足に起因する黒鉛の発生を最小限に抑制することができる。
また、エンジン回転数が上昇し始めると、所定のプーリ比で決まる電動発電機10の同期回転数を超えようとする。その際、電動発電機10の加速駆動力を徐々に弱めて行くことで、インナクラッチ23とアウタクラッチ24との係合を滑らかに行うことができる。その結果、インナクラッチ23とアウタクラッチ24との係合時の衝撃力は弱くなり、一方向クラッチ付きプーリ22の摩耗や損傷を低減することができる。
また、特別な切り替え機構を用いることなく、一方向クラッチ付きプーリ22を用いるだけで、コンプレッサ7の駆動を高速域ではエンジン1で駆動し、低速域では電動発電機10で駆動するように切り換えることができ、安価で信頼性の高い過給システムを実現できる。
この発進時の動作において、コンプレッサ7を高速域ではエンジン1で駆動し、低速域では電動発電機10で駆動しているが、コンプレッサ7を動作させるのに必要な駆動トルクはタービン軸8の回転数の3乗に比例する。
例えば、4,000rpmまでの全域を電動発電機10で駆動すると、電動発電機10を駆動する動力は1,500rpmに対して回転数で2.6倍、駆動出力で19倍と大きな動力が必要となる。コンプレッサ7には数kWクラスの大きな動力を必要とし、そのインバータ36やバッテリ35が大型化する懸念がある。本発明では、エンジン回転数が上昇する高速域ではエンジン1の動力を使用してコンプレッサ7を駆動するので、電動発電機10に求められる駆動トルクは低速域の範囲に限定され、電動発電機10の駆動装置の容量を数百Wクラスまで下げることができる。これにより、インバータ36やバッテリ35の小型化が可能となり、安価で低コストの過給システムが実現できる。
また、インバータ36が故障した場合、電動発電機10によりコンプレッサ7を駆動できない。その場合、タービン軸8の回転数が低い場合から加速しようとすると、エンジン1側からタービン軸8を駆動することになり、インナクラッチ23とアウタクラッチ24とが係合状態となる。そこで、エンジン回転数でアイドリングから1,500rpmの回転付近までの低速域の過給は不十分となるが、急加速時などでエンジン回転数が上昇し、1,500rpmを超えると十分な過給圧が確保される。そこで、インバータ36が故障するという最悪条件でも、部分的な性能低下に留まり、エンジン回転数が1,500rpmを超える高速道路などの走行などは継続できる。従って、修理工場などへの運転を行うことができ、故障時の車両停止や過給不足によって生じる極端な出力低下などの最悪状態を避けることができる。
[動作3]車両加速中の変速機シフトアップの場合。
車両加速時に、運転者が加速を継続する場合、変速機シフトアップ指令動作が発せられ、2速から3速など、ハイギヤ側に変速する。このギヤ変速に伴い、車両では自動変速機および手動変速機のいずれの場合でも、エンジン回転数を瞬間的に低減させ、その後再上昇させてハイギヤ側に合わせる。そして、エンジン回転数が急降下すると、インナクラッチ23とアウタクラッチ24との係合が解除され、電動発電機10とエンジン1との結合が切り離される。そこで、電動発電機10およびコンプレッサ7は回転慣性によって回転を継続し、過給圧が確保される。電子制御ユニット40は、この変速動作時に、電動発電機10が発電機として動作している場合には、発電を停止させる。そして、エンジン回転数が再上昇すると、インナクラッチ23とアウタクラッチ24とが係合し、コンプレッサ7がエンジン1により駆動され、過給圧が確保される。
ここで、一方向クラッチ付きプーリ22に代えて単なるプーリを用いた場合、タービン軸8の回転数がエンジン回転数の急降下に追従して急降下する。タービン9は吸気配管5中の吸気流速をある程度確保した吸気流にとって吸気抵抗となり吸気ロスを招く。
本発明では、一方向クラッチ付きプーリ22を用いているので、変速機のシフトアップ時におけるエンジン回転数の急降下時に、電動発電機10とエンジン1との結合が切り離される。そこで、電動発電機10およびコンプレッサ7は回転慣性によって高速回転を継続し、上昇した吸気流速を維持し、変速機シフトアップに起因する吸気ロスをなくすことができる。
また、電動発電機10とエンジン1との結合が切り離されていても、電動発電機10が発電機として動作していると、発電トルクにより、電動発電機10およびコンプレッサ7の速度が低下してしまう。
本発明では、電動発電機10の発電機としての動作を禁止するので、発電トルクによるコンプレッサ7の速度低下はない。そして、コンプレッサ7の速度は慣性エネルギーにより徐々に低下するものの、変速動作のように短時間であれば、コンプレッサ7は比較的高速回転を維持できる。その結果、エンジン回転数の上昇やコンプレッサ7による過給動作で得た吸気流速を維持することができ、加速時における吸気圧不足をなくすことができる。
ディーゼルエンジン車では、スロットルバルブがないため、スロットバルブの急閉によって生じるタービン9への圧力上昇保護装置(ブローオフバルブ)も不要で、常にある程度の吸気流速を確保することによる障害も少ない。そこで、ディーゼルエンジン車におけるアクセルレスポンス改善効果を得るために本過給装置を採用することは特に有効である。
[動作4]アクセル加速操作に連動して吸気空気量を調整する吸気側スロットル弁が動作する場合。
車両が加速を完了し、運転者がアクセル操作量を減少して定常速度走行に移行する際、アクセル操作量の減少に起因してエンジン回転数が低下し、電動発電機10の慣性回転によりインナクラッチ23とアウタクラッチ24との係合が解除される。そこで、電子制御ユニット40が、車両の加速が完了し、アクセル操作量の減少を検知すると、吸気側スロットル弁を開方向に動作させると同時に、電動発電機10を発電機として駆動する。
その後、運転者がアクセル操作量を増加させ、車両を加速させると、電動発電機10を電動機として駆動し、コンプレッサ7を回転駆動し、過給圧を確保する。そして、エンジン回転数が上昇すると、電動発電機10の電動機として動作を停止するとともに、インナクラッチ23とアウタクラッチ24とが係合し、コンプレッサ7がエンジン1により駆動される。
エンジン回転数が上昇し、吸気流速が速い領域においては、加速が完了して定常速度走行に移行する際に吸気側スロットル弁を閉じると、吸気抵抗が発生し、通常ガソリン式エンジンではポンピングロスが生じる。
本発明では、吸気側スロットル弁を開いて吸気抵抗を最小にしつつ、電動発電機10を発電機として動作させる。これにより、コンプレッサ7の駆動トルクが電動発電機10で電気エネルギーに変換され、タービン軸8の回転数が減少する。つまり、コンプレッサ7が回生制動され、吸気抵抗がタービン9により増大し、吸気量が制限される。このように、スロットルで捨てられていたポンピングエネルギーを電力として回生できる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る車両用過給装置を示すシステム構成図である。
図4において、第1プーリ41が一方向クラッチ付きプーリ22と並んで回転軸13に固着されている。オイルポンプ42は、回転軸43に固着された第2プーリ44を備え、遊星歯車装置30にオイルを供給して潤滑する。そして、第2ベルト45が第1および第2プーリ41,44に掛け渡され、電動発電機10の駆動トルクがオイルポンプ42に伝達される。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2によれば、エンジン1の停止時に、電動発電機10を電動機として動作させることで、オイルポンプ42を駆動できる。そこで、電動発電機10でコンプレッサ7を高速駆動する際には、オイルポンプ42から遊星歯車装置30に常に給油され、遊星歯車装置30での潤滑不足による故障の発生を未然に回避することができる。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3に係る車両用過給装置を示すシステム構成図、図6はこの発明の実施の形態3に係る車両用過給装置における動力伝達経路を模式的に示す断面図である。
図5および図6において、電動発電機10のハウジング11には、吸気孔11aと排気孔11bとが設けられ、吸気配管5のコンプレッサ7の上流側が排気孔11bに連結されている。これにより、コンプレッサ7の駆動によって、空気が吸気孔11aからハウジング11内に吸入され、回転子12および固定子17を冷却した後ハウジング11の排気孔11bから排出され、吸気配管5内を流通してコンプレッサ7に供給される吸気流Aが形成される。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3によれば、回転子12および固定子17がコンプレッサ7の駆動によって得られる吸気流Aにより冷却されるので、冷却ファン16が不要となり、電動発電機10の軸方向サイズを縮小できる。これにより、遊星歯車装置30およびコンプレッサ7を電動発電機10の反負荷側に取り付けることに起因する軸方向サイズの増大をある程度相殺でき、過給装置の狭いエンジンルームなどへの搭載性を向上できる。
また、電動発電機10の発電電力を整流するダイオードブリッジをスイッチング素子とともにインバータ36に組み込むことで、ハウジング11内の反負荷側に取り付けられる整流装置などの部品が省略でき、電動発電機10の軸方向サイズの一層の縮小化が図られる。
なお、上記各実施の形態では、電動発電機10は界磁式の回転子12を用いるものとしているが、界磁式の回転子12に代えて永久磁石式の回転子を用いてもよい。この場合、スリップリング20やブラシ21等が不要となるとともに、インバータ36の容量を削減することができる。
また、上記各実施の形態では、増速機構として遊星歯車装置30を用いるものとしているが、増速機構は遊星歯車装置30に限定されるものではなく、例えば遊星ローラ装置を用いてもよい。
この発明の実施の形態1に係る車両用過給装置を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用過給装置における動力伝達経路を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用過給装置に適用される一方向クラッチ付きプーリを示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用過給装置を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用過給装置を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用過給装置における動力伝達経路を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 エンジン、2 クランク軸、3 クランクプーリ(動力伝達手段)、4 第1ベルト(動力伝達手段)、5 吸気配管、7 コンプレッサ、8 タービン軸、9 タービン、10 電動発電機、11 ハウジング、11a 吸気孔、11b 排気孔、12 回転子、13 回転軸、17 固定子、19 電機子巻線、22 一方向クラッチ付きプーリ(動力伝達手段)、24 アウタクラッチ(電動発電機プーリ)、30 遊星歯車装置(増速機構)、35 バッテリ、36 インバータ、37 ヒートシンク、40 電子制御ユニット(制御手段)、41 第1プーリ、42 オイルポンプ、44 第2プーリ、45 第2ベルト。

Claims (7)

  1. エンジンと、発電機能と電動機能とを備えた電動発電機と、上記エンジンの吸気配管に配設されたコンプレッサと、上記エンジンのクランク軸の駆動トルクを上記電動発電機の回転軸に伝達する動力伝達手段と、上記電動発電機の回転軸の駆動トルクを所定の増速比で上記コンプレッサのタービン軸に伝達する増速機構と、バッテリと、上記電動発電機と上記バッテリとの間で電力を直流−交流変換するインバータと、上記インバータを制御する制御手段と、を備えた車両用過給装置において、
    上記動力伝達手段は、上記エンジンのクランク軸に装着されたクランクプーリと、上記電動発電機の回転軸に装着された電動発電機プーリと、上記クランクプーリと上記電動発電機プーリとに掛け渡された第1ベルトと、上記電動発電機の回転軸と上記電動発電機プーリとの間に介装された一方向クラッチ付きプーリと、を有し、
    上記一方向クラッチ付きプーリは、上記電動発電機の回転軸の駆動トルクが上記コンプレッサのタービン軸の負荷トルクより大きい場合に、上記エンジンのクランク軸と上記電動発電機の回転軸とが相対的に非結合状態動作となり、上記電動発電機の回転軸の駆動トルクが上記コンプレッサのタービン軸の負荷トルクより小さい場合に、上記エンジンのクランク軸と上記電動発電機の回転軸とが相対的に結合状態動作となるように構成され、
    上記制御手段は、エンジン回転数が所定値以下の場合に、上記インバータを制御して上記電動発電機を電動機として駆動し、上記コンプレッサを該電動発電機により駆動させることを特徴とする車両用過給装置。
  2. 上記電動発電機の回転軸に固着された第1プーリと、上記増速機構を潤滑するオイルポンプと、該オイルポンプの回転軸に固着された第2プーリと、上記第1プーリと上記第2プーリとの間に掛け渡された第2ベルトと、をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の車両用過給装置。
  3. 上記インバータは、ヒートシンクを有し、該ヒートシンクが上記吸気配管の上記コンプレッサの上流側に配設されていることを特徴とする請求項1記載の車両用過給装置。
  4. 上記電動発電機のハウジングには吸気孔と排気孔とが設けられ、上記吸気配管の上記コンプレッサの上流側が上記ハウジングに設けられた排気孔に連結され、上記コンプレッサの駆動により、空気が上記吸気孔から上記ハウジング内に流入し、該ハウジング内を流通した後上記排気孔から排気され、該吸気配管内を流通することを特徴とする請求項1記載の車両用過給装置。
  5. 上記制御手段は、車両加速中の変速機のシフトアップ時に、上記電動発電機の発電機としての動作を禁止するように制御することを特徴とする請求項1記載の車両用過給装置。
  6. 上記制御手段は、車両の加速が完了し、かつアクセル操作量の減少を検知すると、吸気側スロットル弁を開方向に動作させると共に、上記電動発電機を発電機として動作させることを特徴とする請求項1記載の車両用過給装置。
  7. 上記電動発電機は、ランデル型の交流電動発電機であり、固定子の電機子巻線に通電される電機子電流で電動制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の車両用過給装置。
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