JP2009035991A - ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 - Google Patents

ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】敷地の有効利用を図ることができるユニット式建物を提供すること。
【解決手段】平面長方形の第1建物ユニット31の長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように平面長方形の第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33を各々配置し、これらの第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とを離し置きした。そのため、第1建物ユニット31を縦置きし、第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とを横置きし、第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とを第1建物ユニット31の長辺いっぱいとなるように離し置きすることで、敷地の有効利用を図ることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ユニット式建物及びその施工方法に関する。
柱、長辺梁及び短辺梁から略直方体形状の骨組みを形成し、この骨組みに壁材や床材等を取り付けて建物ユニットが製造される。この建物ユニットは工場で複数製造された後、建設現場まで搬送され、基礎の上に複数組み合わせられる。
このユニット式建物は種々の大きさの敷地に施工されるが、制限された敷地に効率的にユニット式建物を施工するため、隣り合う建物ユニットを離し置きした従来例がある(特許文献1)。
この従来例は、互いに長辺梁が対向した2個の建物ユニットをそれぞれ2列配置した構成である。
特開2005−240358号公報
しかし、特許文献1で示される従来例のユニット式建物では、離し置きした建物ユニットが2列縦置きで配置されているため、敷地が建物ユニットの長辺方向に十分に長い細長矩形状にのみ施工可能とされる。
一方、建物ユニットを2列配置にすると敷地制限にかかる場合には、1列のみ配置することになるが、それでは、敷地の有効利用が図れない。
本発明の目的は、敷地の有効利用を図ることができるユニット式建物及びユニット式建物の施工法を提供することである。
本発明のユニット式建物は、図面を参照して説明すると、それぞれ柱10、梁11,12から平面長方形の骨組み13が形成される第1建物ユニット31,41、第2建物ユニット32,42及び第3建物ユニット33,43を組み合わせて建てるユニット式建物1であって、前記第1建物ユニットの長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットを各々配置し、これらの第2建物ユニットと第3建物ユニットとを離し置きすることを特徴とする。
本発明のユニット式建物の施工方法は、それぞれ柱、梁から平面長方形の骨組みが形成される第1建物ユニット、第2建物ユニット及び第3建物ユニットを組み合わせてユニット式建物を施工する方法であって、工場において、前記第1建物ユニット、前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットを製造し、これらの前記第1建物ユニット、前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットを建設現場まで搬送し、その後、前記第1建物ユニットの長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットを各々配置し、これらの第2建物ユニットと第3建物ユニットとを配置する際に互いに所定間隔離れるように離し置きすることを特徴とする。
この発明によれば、第1建物ユニットを縦置きし、第2建物ユニットと第3建物ユニットとを横置きし、第2建物ユニットと第3建物ユニットとを第1建物ユニットの長辺部いっぱいとなるように離し置きすることで、敷地の有効利用を図ることができる。
ここで、ユニット式建物にかかる本発明では、前記第1建物ユニットの長辺方向と前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットの短辺方向との間には前記第1建物ユニットの長辺方向に沿って補強梁71,72が設けられている構成が好ましい。
この構成の発明では、第2建物ユニットと第3建物ユニットとが離し置きされても、補強梁を介して第1建物ユニット、第2建物ユニット及び第3建物ユニットが一体化されるので、建物自体の補強効果を大きなものにできる。
前記第2建物ユニットと前記第3建物ユニットとの間であって前記第1建物ユニットとは反対側の外側面には前記第2建物ユニットと前記第3建物ユニットとの間を塞ぐ閉塞用壁パネル35,45が設けられている構成が好ましい。
この構成の発明では、閉塞用壁パネルで隣り合う第2建物ユニットと第3建物ユニットとの間に連続した大きな居室空間を形成することができる。
前記閉塞用パネルは壁パネルであり、この壁パネルは少なくとも建物外周に設けられている構成が好ましい。
この発明では、隣り合う建物ユニット間に形成されている所定間隔の隙間が壁パネルで塞がれているので、隙間部分も居室部として利用でき、より広い居室空間を形成できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図7には本実施形態のユニット式建物1が示されている。
図1は、本実施形態にかかるユニット式建物1の全体の概略を示す斜視図であり、図2はユニット式建物1の縦断面図である。
図1及び図2において、ユニット式建物1は、基礎2の上に設けられた下階用の第1建物ユニット31、第2建物ユニット32、第3建物ユニット33及び建物ユニット34と、これらの建物ユニット31〜34の上にそれぞれ配置された上階用の第1建物ユニット41、第2建物ユニット42、第3建物ユニット43及び建物ユニット44と、これらの建物ユニット41〜44の上に設けられた屋根5とを備えた2階建て建物である。
下階用の第1建物ユニット31は平面が略長方形であって、基礎2の略中央部分に配置されている。下階用の第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とは、それぞれ平面が略長方形であって第1建物ユニット31の長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように基礎2の端部側に配置されている。
これらの第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とは互いに寸法Lだけ隙間を空けて離し置きされている。第1建物ユニット31の長辺方向の一端部と第2建物ユニット32の一端部とが略一致し、第1建物ユニット31の長辺方向の一他端部と第3建物ユニット33の一端部とが略一致する。第2建物ユニット32と第3建物ユニット33との間の外側面には寸法Lの隙間を塞ぐ閉塞用壁パネル35が設けられている。
下階用の第4建物ユニット34は第1建物ユニット31と同じ形状の骨組みを有するものであって、長辺が第1建物ユニット31の長辺と一致するように配置されている。
上階用の第1建物ユニット41は下階用の第1建物ユニット31と同じ平面形状であって、下階用の第1建物ユニット31の直上に配置されている。上階用の第2建物ユニット42は下階用の第2建物ユニット32と同じ平面形状であって、下階用の第2建物ユニット32の直上に配置されている。上階用の第3建物ユニット43は下階用の第3建物ユニット33と同じ平面形状であって、下階用の第3建物ユニット33の直上に配置されている。そのため、第2建物ユニット42と第3建物ユニット43とは互いに寸法Lだけ隙間を空けて離し置きされることになる。
第2建物ユニット42と第3建物ユニット43との間の外側面には寸法Lの隙間を塞ぐ閉塞用壁パネル45が設けられており、第2建物ユニット42と第3建物ユニット43との間の上面には寸法Lの隙間を塞ぐ閉塞用天井パネル46が設けられている。
図2に示される通り、上階用の建物ユニット41〜44の上にはそれぞれ小屋裏パネル6が配置されている。これらの小屋裏パネル6は、それぞれその直下に配置された建物ユニット41〜44の平面形状と同じ平面形状を有するものであって、略長方形に組み合わされた枠材を備えて構成されている。
これらの小屋裏パネル6の上に屋根5が施工される。
屋根5は束の上に屋根パネルを支持した構造でもよく、屋根ユニットを組み合わせた高層でもよい。
図3は下階用の第1建物ユニット31の構成が示されており、図4は下階用の第2建物ユニット32の構成が示されている。
図3に示される通り、第1建物ユニット31は、四隅に立設される4本の柱10と、これらの柱10の上端間同士を結合する4本の天井梁11と、各柱10の下端間同士を結合する4本の床梁12とを含む略直方体状の骨組み13を有する。
そして、天井梁11は各2本の長辺天井梁11A及び短辺天井梁11Bで構成され、床梁12は各2本の長辺床梁12A及び短辺床梁12Bで構成されている。2本の長辺天井梁11A間、及び2本の長辺床梁12A間には、図示しない複数本の天井小梁と複数本の根太とがそれぞれ架け渡されている。また、柱10と天井梁11及び床梁12とは、仕口14を介して接続されている。
上階用の第1建物ユニット41並びに第4建物ユニット34,44はそれぞれ第1建物ユニット31と同じ骨組み13を有する。
また、上階用の第2建物ユニット42及び第3建物ユニット43は、天井梁11及び床梁12の長さが相違する点を除いては第1建物ユニット31と同じ骨組み構造である。これらの第2建物ユニット42と第3建物ユニット43は、その天井梁11及び床梁12の長さが後述する下階用の第2建物ユニット32と同じである。
図4に示される通り、第2建物ユニット32は、3本の柱10と、これらの柱10の上端間同士を結合する4本の前記天井梁11と、各柱10の下端間同士を結合する4本の前記床梁12とを含む略直方体状の骨組み13Aを有し、1本の柱が省略された部位が柱欠損コーナ部Aとされている。
天井梁11は各2本の長辺天井梁11A及び短辺天井梁11Bで構成され、床梁12は各2本の長辺床梁12A及び短辺床梁12Bで構成されているが、短辺天井梁11B及び短辺床梁12Bの長さをMとすると、(2M+L)が第1建物ユニット31,41の長辺天井梁11A及び長辺床梁12Aの長さと略等しい。
なお、第2建物ユニット32において、柱欠損コーナ部Aには、輸送時や組み立て時等に第2建物ユニット32が変形しないように、仮柱10Aを設けてもよい。
第3建物ユニット33は第2建物ユニット32とは柱欠損コーナ部Aの位置が異なるのみで、他の構成は同じである。
図5から図7には、隣り合う建物ユニットの連結構造が示されている。図5は下階用の第1建物ユニット31、第2建物ユニット32、第3建物ユニット33及び第4建物ユニット34の連結関係を示す斜視図であり、図6は図5のVI-VI線断面図であり、図7は第1建物ユニット31,41、第2建物ユニット32,42及び第3建物ユニット33,43の連結関係を示す分解斜視図である。
これらの図において、下階用の第1建物ユニット31の内部空間と、互いに離し置きされた第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33の内部空間と、これらの第2建物ユニット32と第3建物ユニット33との間の空間とから連続した居室Rが形成されている。
前述の通り、第2建物ユニット32と第3建物ユニット33との互いに近接する角部にそれぞれ柱欠損コーナ部Aが形成されているので、本実施形態では建物自体の補強のために下階部分の中央に補強梁71が設けられ、上階部分の中央に補強梁72が設けられている。そして、下階部分の周縁に外周用補強梁73が設けられ、上階部分の周縁に外周用補強梁74が設けられている。
補強梁71は下階用の第1建物ユニット31の長辺天井梁11Aと第2建物ユニット32の短辺天井梁11B及び第3建物ユニット33の短辺天井梁11Bとの間に挟持されるように設けられている。
この補強梁71は、所定厚さの板部材で形成されるとともに第1建物ユニット31の長辺天井梁11Aの長さと略等しい長さを有する本体710を備え、この本体710の長さ方向両端部には補強プレート711がそれぞれ設けられ、本体710の中央部には補強プレート712が設けられている。
第3建物ユニット33側に配置される補強プレート711は、本体710を挟んで互いに対向する位置に水平方向に延びて2箇所設けられている。このうち、一方の補強プレート711には下階用の第1建物ユニット31の仕口14に突出して設けられた係合ピン14Aに係合する孔が形成され、他方の補強プレート711には下階用の第3建物ユニット33の仕口14に突出して設けられた係合ピン14Aに係合する孔が形成されている。そして、これらの補強プレート711は下階用の第1建物ユニット31と上階用の第1建物ユニット41との間並びに下階用の第3建物ユニット33と上階用建物ユニット43との間に挟持され、これらがボルト14Bで一体に連結固定されている。補強プレート711は本体710の梁高さ(梁成)の略半分の位置に設けられている。
第2建物ユニット32側に配置される補強プレート711は、第3建物ユニット33側に配置される補強プレート711と同じ構造である。
補強プレート712は本体710の中央部において第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33が配置されている方向に向かって水平に延びて一箇所設けられている。この補強プレート712は、第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33にそれぞれ設けられた柱欠損コーナ部Aの仕口14の上面を覆うに十分な長さ寸法を有する。
補強プレート712には柱欠損コーナ部Aの仕口14に突出して設けられた係合ピン14Aに係合する孔が形成されている。そして、この補強プレート712は下階用の第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33と上階用の第2建物ユニット42及び第3建物ユニット43との間に挟持され、これらがボルト14Bで一体に連結固定されている。補強プレート712は本体710の梁高さ(梁成)の略半分の位置に設けられている。
上階部分に配置される補強梁72は下階部分に配置される補強梁71と略同じ構造であり、上階部分の第1建物ユニット41の長辺天井梁11Aと第2建物ユニット42の短辺天井梁11B及び第3建物ユニット43の短辺天井梁11Bとの間に挟持されるように設けられている。
下階部分に配置される外周用補強梁73は、その両端部及び中央部に図示しない係合孔がそれぞれ形成され、これらの孔は下階用の第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33の仕口14に突出して設けられた係合ピン(図示せず)に係合される。そして、外周用補強梁73は図示しないボルトで第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33の仕口14に連結固定される。
上階部分に配置される外周用補強梁74は下階部分に配置される外周用補強梁73と略同じ構造である。
閉塞用壁パネル35は下階部分の第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33の外壁と垂直面内で連続するように配置されており、第2建物ユニット32の柱10と第3建物ユニット33の柱10とに係合する係合部を有する。第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33の床同士を連結するために図示しない床パネルが第2建物ユニット32の長辺床梁12Aと第3建物ユニット33の長辺床梁12Aとに架設されている。
図1に示される閉塞用壁パネル45は閉塞用壁パネル35と同様構造であり、上階部分の第2建物ユニット42及び第3建物ユニット43の外壁と垂直面内で連続するように配置されている。そして、閉塞用天井パネル46は、上階部分の第2建物ユニット42と第3建物ユニット43との天井部分と連続するように配置されており、第2建物ユニット42の長辺天井梁11Aと第3建物ユニット43の長辺天井梁11Aとに架設されている。
次に、本実施形態のユニット式建物1の施工方法を説明する。
まず、第1建物ユニット31,41、第2建物ユニット32,42、第3建物ユニット33,43及び第4建物ユニット34,44、屋根5の構成部品、閉塞用壁パネル35,45、閉塞用天井パネル46、並びに補強梁71,72及び外周用補強梁73,74を工場にて製造し、これらを建設現場まで搬送する。
その後、建設現場において、予め施工された基礎2の上に、下階用の第1建物ユニット31、第2建物ユニット32、第3建物ユニット33及び第4建物ユニット34を配置する。この際、第1建物ユニット31の長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33を各々配置し、これらの第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とを互いに所定間隔Lだけ離れるように離し置きする。
そして、これらの第2建物ユニット32と第3建物ユニット33との間の外側面側に閉塞用壁パネル35を配置する。
さらに、補強梁71を第1建物ユニット31の長辺天井梁11Aに沿って配置し、補強プレート711,712を建物ユニット31〜33に係合する。そして、外周用補強梁73を第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とに係合する。
その後、上階用の第1建物ユニット41を第1建物ユニット31の上に配置し、上階用の第2建物ユニット42を第2建物ユニット32の上に配置し、上階用の第3建物ユニット43を第3建物ユニット33の上に配置し、上階用の第4建物ユニット44を第4建物ユニット34の上に配置する。そのため、上階部分においても、第1建物ユニット41の長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように第2建物ユニット42及び第3建物ユニット43が配置され、これらの第2建物ユニット42と第3建物ユニット43とが互いに所定間隔Lだけ離れるように離し置きされることになる。
これにより、補強梁71は上下の建物ユニット31〜33,41〜43に挟持されることになるので、これらをボルト14Bで互いに連結固定する。
これらの第2建物ユニット42と第3建物ユニット43との間の外側面側に閉塞用壁パネル45を配置し、さらに、第2建物ユニット42と第3建物ユニット43との間の天井部分に閉塞用天井パネル46を配置する。
さらに、補強梁72を第1建物ユニット41の長辺天井梁11Aに沿って配置し、補強プレート711,712を建物ユニット41〜43に係合する。そして、外周用補強梁74を第2建物ユニット42と第3建物ユニット43とに係合する。
その後、上階用の第1建物ユニット41、第2建物ユニット42、第3建物ユニット43及び第4建物ユニット44の上に小屋裏パネル6を配置する。この状態では、補強梁72が建物ユニット41〜43と小屋裏パネル6との間に挟持された状態となり、これらを互いに連結固定する。そして、屋根5を小屋裏パネル6の上に施工する。
以上のような本実施形態によれば、次のような作用効果を奏することができる。
(1)平面長方形の第1建物ユニット31,41の長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように平面長方形の第2建物ユニット32,42及び第3建物ユニット33,43を各々配置し、これらの第2建物ユニット32,42と第3建物ユニット33,43とを離し置きした。そのため、第1建物ユニット31,41を縦置きし、第2建物ユニット32,42と第3建物ユニット33,43とを横置きし、第2建物ユニット32,42と第3建物ユニット33,43とを第1建物ユニット31,41の長辺いっぱいとなるように離し置きすることで、敷地の有効利用を図ることができる。
(2)第1建物ユニット31,41の長辺方向と第2建物ユニット32,42及び第3建物ユニット33,43の短辺方向との間には第1建物ユニット31,41の長辺方向に沿って補強梁71,72が設けられているから、第2建物ユニット32,42と第3建物ユニット33,43とが離し置きされても、補強梁71,72を介して第1建物ユニット31,41、第2建物ユニット32,42及び第3建物ユニット33,43が一体化されるから建物自体の補強効果を大きなものにできる。
(3)第2建物ユニット32,42と第3建物ユニット33,43との間を閉塞用壁パネル35,45で閉塞するから、閉塞用壁パネル35,45で隣り合う第2建物ユニット32,42と第3建物ユニット33,43との間に連続した大きな居室Rを形成することができる。
(4)下階用の第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とは互いに近接する部分で柱欠損コーナ部Aを設けたから、居室Rを柱なしの大空間とすることができる。
(5)外周用補強梁73,74は、第2建物ユニット32,42と第3建物ユニット33,43との間に配置されているので、建物ユニット同士を連結する連結プレートとしても利用することができる。従って、別個に連結プレートを設ける必要がなく、その結果、部材の共通化ができ、省部材化を図ることができる。
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成でき
る範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、補強梁71,72が、所定厚さの板状部材からなる本体710を備えて構成されているが、本体710の形状はこれに限らず、例えば、断面矩形状の角パイプを用いてもよい。このような実施形態では、角パイプの厚さを適宜大きくすることで、板状部材よりその差の分だけでも居室面積を大きくすることができる。
前記実施形態では、建物の下階部分と上階部分とにそれぞれ第1建物ユニット31,41、第2建物ユニット32,42及び第3建物ユニット33,43を配置したが、本発明では、下階部分のみに第1建物ユニット31、第2建物ユニット32及び第3建物ユニット33を配置し、第2建物ユニット32と第3建物ユニット33とを離し置きする構成でもよい。
また、本発明では、第4建物ユニット34,44を必ずしも配置することを要しない。
本発明は、個人住宅用に利用できる他、アパート等共同住宅にも利用することができる。
本発明の一実施形態にかかるユニット式建物の全体の概略を示す斜視図。 ユニット式建物の縦断面図。 下階用の第1建物ユニットの骨組みを示す斜視図。 下階用の第2建物ユニットの骨組みを示す斜視図。 第1建物ユニット、第2建物ユニット、第3建物ユニット及び第4建物ユニットの連結関係を示す斜視図。 図5のVI-VI線断面図。 第1建物ユニット、第2建物ユニット及び第3建物ユニットの連結関係を示す分解斜視図。
符号の説明
1…ユニット式建物
31,41…第1建物ユニット
32,42…第2建物ユニット
33,43…第3建物ユニット
10…柱
11…天井梁
11A…長辺天井梁
11B…短辺天井梁
12…床梁
12A…長辺床梁
12B…短辺床梁
13…骨組み
35,45…閉塞用壁パネル
71,72…補強梁

Claims (5)

  1. それぞれ柱、梁から平面長方形の骨組みが形成される第1建物ユニット、第2建物ユニット及び第3建物ユニットを組み合わせて建てるユニット式建物であって、
    前記第1建物ユニットの長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットを各々配置し、これらの第2建物ユニットと第3建物ユニットとを離し置きすることを特徴とするユニット式建物。
  2. 請求項1に記載のユニット式建物において、
    前記第1建物ユニットの長辺方向と前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットの短辺方向との間には前記第1建物ユニットの長辺方向に沿って補強梁が設けられていることを特徴とするユニット式建物。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のユニット式建物において、
    前記第2建物ユニットと前記第3建物ユニットとの間であって前記第1建物ユニットとは反対側の外側面には前記第2建物ユニットと前記第3建物ユニットとの間を塞ぐ閉塞用壁パネルが設けられていることを特徴とするユニット式建物。
  4. 請求項3に記載のユニット式建物において、
    前記閉塞用パネルは壁パネルであり、この壁パネルは少なくとも建物外周に設けられていることを特徴とするユニット式建物。
  5. それぞれ柱、梁から平面長方形の骨組みが形成される第1建物ユニット、第2建物ユニット及び第3建物ユニットを組み合わせてユニット式建物を施工する方法であって、
    工場において、前記第1建物ユニット、前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットを製造し、これらの前記第1建物ユニット、前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットを建設現場まで搬送し、その後、前記第1建物ユニットの長辺方向にそれぞれ短辺が対向するように前記第2建物ユニット及び前記第3建物ユニットを各々配置し、これらの第2建物ユニットと第3建物ユニットとを配置する際に互いに所定間隔離れるように離し置きすることを特徴とするユニット式建物の施工方法。
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