JP5362893B2 - ユニット式建物 - Google Patents
ユニット式建物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5362893B2 JP5362893B2 JP2012239567A JP2012239567A JP5362893B2 JP 5362893 B2 JP5362893 B2 JP 5362893B2 JP 2012239567 A JP2012239567 A JP 2012239567A JP 2012239567 A JP2012239567 A JP 2012239567A JP 5362893 B2 JP5362893 B2 JP 5362893B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- unit
- building unit
- units
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
この関連技術に係る発明によれば、建物ユニット3,5を敷地の中心ではなく外周縁に沿って設置することで延床面積が大きくなり敷地の無駄が少なくなる。そして、配置した建物ユニット3,5間の隙間をパネルで閉塞することで、離隔する複数の建物ユニット3,5を一連の建物空間として利用することができる。
このため、建物ユニット3,5の規格に影響されることなく、所望の建物空間を形成することができる。
従って、敷地の大きさに合わせて自在に建物空間を形成することができ、狭小な敷地においても建物空間を有効活用することができる。
この関連技術に係る発明によれば、異形の敷地に建てられるユニット式建物において、上記と同様の作用効果を奏することができる。
この関連技術に係る発明によれば、上記と同様の作用効果を奏することができる。
この関連技術に係る発明によれば、上記と同様の作用効果を奏することができる。
この関連技術に係る発明によれば、上記と同様の作用効果を奏することができる。
図1〜図10には第1実施形態のユニット式建物1が示されている。
図1は、本発明に係るユニット式建物の第1実施形態を示す全体図である。図2は、前記実施形態のユニット式建物を示す全体縦断面図である。図3は、前記実施形態のユニット式建物の建物ユニット及び補強梁の上面図である。
図1から3に示すように、第1実施形態のユニット式建物1は、基礎2の上に設けられた、例えば、4個の下階建物ユニット3と2個の下階建物ユニット31とを備えた下階部4と、下階部4の下階建物ユニット3及び下階建物ユニット31の上に載置された4個の上階建物ユニット5と2個の上階建物ユニット51とを備えた上階部6と、この上階部6の上方に設けられる図示しない屋根とを備えて構成されている。また、この屋根は、小屋枠7Aとこの小屋枠7Aに支持される屋根パネル7Bとを含み構成されている。
なお、第1実施形態のユニット式建物1は、敷地9の外周に沿って基礎2が設けられ、その上に建物ユニット3,5が設けられている。
さらに、これらの建物ユニット3,5と同様にそれぞれ2個の建物ユニット31,51の短辺同士が対向する一方向に向き合うとともに、建物ユニット3,5と長辺同士が対向する方向に第三建物ユニットとして建物ユニット31,51が第二隙間として所定間隔L離れて配置され、第六建物ユニットとして建物ユニット31,51が建物ユニット3,5と間隔なく隣り合っている。
そして、第一建物ユニット、第二建物ユニット、第四建物ユニット及び第五建物ユニットである4個の下階建物ユニット3は、後に詳細を述べるように、それぞれ1本の柱が省略された柱省略コーナ部Aを有し、4個の上階建物ユニット5及び4個の建物ユニット31,51は、柱や梁が省略されていない通常の骨組みから構成されている。
まず、図4に基づいて、上階建物ユニット5を説明する。上階建物ユニット5は、四隅に立設される4本の柱10と、これらの柱10の上端間同士を結合する4本の天井梁11と、各柱10の下端間同士を結合する4本の床梁12とを含む骨組み13を有し、略直方体状に形成されている。そして、天井梁11は各2本の長辺天井梁11A及び短辺天井梁11Bで構成され、床梁12は各2本の長辺床梁12A及び短辺床梁12Bで構成されている。2本の長辺天井梁11A間、及び2本の長辺床梁12A間には、図示しないが、複数本の天井小梁、複数本の根太がそれぞれ架け渡されている。また、柱10と天井梁11及び床梁12とは、仕口14を介して接続されている。
また、建物ユニット31,51は、上階建物ユニット5と同様に柱省略のない略直方体状に形成された骨組み13を有しており(図4参照)、短辺天井梁11B及び短辺床梁12Bの長さが上階建物ユニット5の略半分となっている。
なお、各下階建物ユニット3において、柱省略コーナ部Aには、輸送時や組み立て時等に下階建物ユニット3が変形しないように、仮柱10Aを設けてもよい。また、下階建物ユニット3において、前記上階建物ユニット5と同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化している。
なお、一方向に隣り合う下階建物ユニット3は、構造は同じであるが鏡像の関係になっており、これらと所定間隔L離れた下階建物ユニット3は、上記一方向に隣り合う下階建物ユニット3が180度向きを変えて配置された状態である。
また、所定間隔Lの寸法は、製作基準寸法であるモジュールが、例えば、1モジュール910mmである場合、本実施形態では、1/2モジュールの450mm程度に設定されている。ただし、この寸法は任意であるが、あまり小さいと間隔をあけた意味がなくなり、あまり大きいと建物の強度上の問題が生じる。
そのため、まず、それぞれ、柱10の頂部及び柱省略コーナ部Aの仕口14の上端部に立設された係合ピン15,16に、補強プレート21,22にあけられた係合孔21A,21B、及び係合孔22A,22Bをそれぞれ差し込み、補強梁20及び補強プレート21,22と、下階建物ユニット3及び下階建物ユニット31とを位置決めして連結できるようになっている。
この結果、上下に各4個の建物ユニット3,5と、上下に各2個の建物ユニット31,51とが補強プレート21,22、及び補強プレート21,22と一体となった補強梁20によって互いに連結され、ユニット式建物1の全体の強度が確保されるようになっている。
また、これら4個の下階建物ユニット3に間隔なく隣り合う下階建物ユニット31と、所定間隔Lの隙間をあけて配置される下階建物ユニット31とが備えられているので、大空間の居室Rに加えて、さらに居住空間を確保できる。
また、4個の上階建物ユニット5及び2個の上階建物ユニット51の上端面は、図2に示すように、一方向に隣り合う上階建物ユニット5の柱10同士を連結する上階用としての前記補強梁20で連結され、各上階建物ユニット5及び上階建物ユニット51の外側外周は、上階用としての前記外周用補強梁30で連結されている。
下階建物ユニット3及び上階建物ユニット5のうち、それぞれ2個ずつが、各建物ユニット3,5の短辺同士が対向する方向の一方向に隣り合うとともに、この一方向と交差する方向に所定間隔L離れて配置されている。さらに、これらの建物ユニット3,5と同様に建物ユニット31,51の短辺同士が対向する一方向に向き合うとともに、この一方向と交差する方向に一方の建物ユニット31,51が所定間隔L離れて配置され、他方は建物ユニット3,5と長辺同士が対向する方向に間隔なく隣り合っており、建物ユニット3,5間の間隔を不規則に設けることができるので、敷地が矩形状でない場合でも、敷地を有効に利用することができる。また、下階建物ユニット3を敷地の外周縁に沿って設置することにより生じる建物ユニット3,5間の隙間を壁パネル32及び天井パネル33で閉塞するので、離隔する複数の建物ユニットを一連の建物空間として利用することができる。このため、建物ユニット3,5の大きさに影響されることなく、所望の建物空間を形成することができる。従って、敷地の大きさに合わせて自在に建物空間を形成することができ、狭小な敷地においても建物空間を有効活用することができる。
図11〜図12には第2実施形態のユニット式建物1が示されている。図11は、本発明に係るユニット式建物の第2実施形態を示す全体図である。図12は、前記実施形態のユニット式建物の建物ユニット及び補強梁の上面図である。
図11及び図12に示すように、第2実施形態のユニット式建物1は、基礎2の上に設けられた、例えば、4個の下階建物ユニット3と2個の柱省略のない略無下階建物ユニット35とを備えた下階部4と、下階建物ユニット3及び略無下階建物ユニット35の上に載置された6個の上階建物ユニット5を備えた上階部6と、この上階部6の上方に設けられる図示しない屋根とを備えて構成されている。
さらに、これらの建物ユニット3,5と同様に、第三建物ユニット及び第六建物ユニットである2個の略無下階建物ユニット35及び2個の上階建物ユニット5のうち、第六建物ユニットであるそれぞれ1個ずつの略無下階建物ユニット35及び上階建物ユニット5が第四隙間として所定間隔L配置され、第三建物ユニットであるもう1個ずつが第二隙間として幅広間隔LW離れている。
そして、間隔なく隣り合う4個の下階建物ユニット3は、前記第1実施形態と同様にそれぞれ1本の柱が省略された柱省略コーナ部Aが対向しており、下階建物ユニット3の短辺方向に沿って補強梁20が挟まれて設けられている。
下階建物ユニット3及び上階建物ユニット5のうち、それぞれ2個ずつが、各建物ユニット3,5の短辺同士が対向する方向の一方向に隣り合うとともに、この一方向と交差する方向にも間隔なく隣り合うように配置されている。さらに、これらの建物ユニット3,5と同様に、2個の略無下階建物ユニット35及び2個の上階建物ユニット5のうち、それぞれ1個ずつの略無下階建物ユニット35及び上階建物ユニット5が隙間として所定間隔L配置され、もう1個ずつが隙間として幅広間隔LW離れている。
このため、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができ、さらに、建物ユニット31,51を用いずに建物ユニット3,5のみで第1実施形態におけるユニット式建物1と同様の延床面積及び敷地形状のユニット式建物1を構成することができるとともに、生産性の向上及び製造コストの低減ができる。
図13〜図14には第3実施形態のユニット式建物1が示されている。図13は、本発明に係るユニット式建物の第3実施形態を示す全体図である。図14は、前記実施形態のユニット式建物の建物ユニットの上面図である。
図13及び図14に示すように、第3実施形態のユニット式建物1は、基礎2の上に設けられた、例えば、4個の略無下階建物ユニット35及び1個の長下階建物ユニット34を備えた下階部4と、下階建物ユニット3及び長下階建物ユニット34の上に載置された4個の上階建物ユニット5及び長上階建物ユニット54を備えた上階部6と、この上階部6の上方に設けられる図示しない屋根とを備えて構成されている。
なお、長建物ユニット34,54は、上階建物ユニット5と同様に柱省略のない略直方体状に形成された骨組み13を有しており、長辺天井梁11A及び長辺床梁12Aの長さが建物ユニット3,5より長くなっている(図4参照)。
図15〜図16には第4実施形態のユニット式建物1が示されている。図15は、本発明に係るユニット式建物の第4実施形態を示す全体図である。図16は、前記実施形態のユニット式建物の建物ユニットの上面図である。
図15及び図16に示すように、第4実施形態のユニット式建物1は、基礎2の上に設けられた、例えば、4個の略無下階建物ユニット35と2個の長下階建物ユニット34とを備えた下階部4と、下階部4の略無下階建物ユニット35及び長下階建物ユニット34の上に載置された4個の上階建物ユニット5と2個の長上階建物ユニット54を備えた上階部6と、この上階部6の上方に設けられる図示しない屋根とを備えて構成されている。
4個の略無下階建物ユニット35と2個の長下階建物ユニット34とを備えた下階部4と、下階部4の略無下階建物ユニット35及び長下階建物ユニット34の上に載置された4個の上階建物ユニット5と2個の長上階建物ユニット54を備えているので、同じ形状の敷地に設置する場合でも、形状の異なる建物ユニット35,5を様々に組み合わせることができる。
このため、ユニット式建物1の間取りを自在に選択することができ、居住者のニーズに即したユニット式建物1を構成することができる。
図17は、本発明に係るユニット式建物の変形例を示す概略図である。図17に示したように、(A)のような短辺同士が対向する2個の建物ユニット35,5に長辺が平行となるように隣り合う2個の建物ユニット35,5のうち、一方が隙間として所定間隔L離れ、他方が間隔なく隣り合って配置されるユニット式建物1でもよい。
3…下階建物ユニット
5…上階建物ユニット
31…下階建物ユニット
32…壁パネル
33…天井パネル
34…長下階建物ユニット
35…略無下階建物ユニット
51…上階建物ユニット
54…長上階建物ユニット
L…所定間隔(隙間)
R…居室
Claims (3)
- 複数の建物ユニットを前後左右に配置して施工されるユニット式建物であって、敷地の外周縁に沿って前記建物ユニットを配置し、これらの建物ユニットの間に前後方向と左右方向との少なくとも一方向に形成される隙間をパネルで閉塞し、前記建物ユニットが少なくとも前後左右に4個配置され、左側に配置された第一建物ユニットと第二建物ユニットとは、前記隙間が形成されずに隣り合って配置され、前記第一建物ユニットと、前記第一建物ユニットの右側に対向して配置された第三建物ユニットとの間には、左右方向に第一隙間が形成され、前記第三建物ユニットと、前記第三建物ユニットの前側に対向して配置された第四建物ユニットとの間には、前後方向に第二隙間が形成され、前記第二建物ユニットと前記第四建物ユニットとは、前記隙間が形成されずに隣り合って配置されていることを特徴とするユニット式建物。
- 請求項1に記載のユニット式建物であって、前記第一隙間と前記第二隙間とは連通していることを特徴とするユニット式建物。
- 請求項1または請求項2に記載のユニット式建物であって、前記第一隙間と前記第二隙間とは同じ寸法であることを特徴とするユニット式建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012239567A JP5362893B2 (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | ユニット式建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012239567A JP5362893B2 (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | ユニット式建物 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008052061A Division JP5128313B2 (ja) | 2008-03-03 | 2008-03-03 | ユニット式建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013019263A JP2013019263A (ja) | 2013-01-31 |
JP5362893B2 true JP5362893B2 (ja) | 2013-12-11 |
Family
ID=47690946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012239567A Expired - Fee Related JP5362893B2 (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | ユニット式建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5362893B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000054505A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-02-22 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物 |
JP3796494B2 (ja) * | 2003-07-03 | 2006-07-12 | ミサワホーム株式会社 | ユニット式建物 |
JP4504046B2 (ja) * | 2004-02-25 | 2010-07-14 | ミサワホーム株式会社 | ユニット式建物及びユニット式建物の構築方法 |
JP4583778B2 (ja) * | 2004-02-25 | 2010-11-17 | ミサワホーム株式会社 | ユニット式建物 |
JP4772308B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2011-09-14 | 積水化学工業株式会社 | ユニット建物の構築方法 |
-
2012
- 2012-10-30 JP JP2012239567A patent/JP5362893B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013019263A (ja) | 2013-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100972197B1 (ko) | 건축 모듈러 유닛 | |
JP5133738B2 (ja) | ユニット式建物及び補強部材 | |
JP4583778B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP5128313B2 (ja) | ユニット式建物 | |
KR101363739B1 (ko) | 일체거동을 위한 모듈러 유닛 연결구조 | |
JP5123603B2 (ja) | ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 | |
JP2009155986A (ja) | 建物ユニット | |
JP5362333B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP5237575B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP5123602B2 (ja) | ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 | |
JP5362893B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP4504046B2 (ja) | ユニット式建物及びユニット式建物の構築方法 | |
JP5053137B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP5501725B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP5312163B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP2007170085A (ja) | 柱省略ユニット車庫 | |
JP5362318B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP3887217B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP5280720B2 (ja) | ユニット式建物及びユニット式建物の施工方法 | |
JP5342886B2 (ja) | ユニット式建物 | |
JP4411142B2 (ja) | ユニット式建物およびそのユニット式建物の施工方法 | |
JP2008121421A (ja) | 補強梁、ユニット式建物およびユニット式建物の施工方法 | |
JP5749610B2 (ja) | ユニット建物 | |
JPH09317197A (ja) | ユニット建物の補強方法及び建物ユニット | |
JP3805773B2 (ja) | ユニット式建物およびその建築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121030 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130813 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130904 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5362893 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |