JP2009034203A - ナースコールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 スタッフルームでの呼び出しに対して医療従事者ができるだけ迅速に、かつ、できるだけ効率良く対応することができるようにする。
【解決手段】 携帯通信端末10の位置情報により第一の範囲に医療従事者が存在しないと判断した場合、親機用制御部21は呼出装置30へ不在信号を送信する。呼出装置30が不在信号を受信すると、表示部32は第一の範囲に医療従事者が存在しないことを表示する。その状態で第一の範囲よりも広く第一の範囲を含まない第二の範囲に医療従事者が存在すると判断した場合、親機用制御部21は呼出装置30に在信号を送信する。在信号を受信した呼出装置30は、呼出信号の出力を有効とし、操作部33の操作によってナースコール親機20を介して携帯通信端末10に呼出信号を出力する。呼出信号を受信した携帯通信端末10は呼び出しを報知するようにしている。
【選択図】 図1
【解決手段】 携帯通信端末10の位置情報により第一の範囲に医療従事者が存在しないと判断した場合、親機用制御部21は呼出装置30へ不在信号を送信する。呼出装置30が不在信号を受信すると、表示部32は第一の範囲に医療従事者が存在しないことを表示する。その状態で第一の範囲よりも広く第一の範囲を含まない第二の範囲に医療従事者が存在すると判断した場合、親機用制御部21は呼出装置30に在信号を送信する。在信号を受信した呼出装置30は、呼出信号の出力を有効とし、操作部33の操作によってナースコール親機20を介して携帯通信端末10に呼出信号を出力する。呼出信号を受信した携帯通信端末10は呼び出しを報知するようにしている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、病院などで患者からの要求に応じて看護師などの医療従事者を呼び出すナースコールシステムに関する。
従来、ナースコールシステムでは、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されたナースコール子機および医療従事者の居る部屋(例えば、スタッフルームなど)に設置されたナースコール親機を有線や無線などにより接続している。
さらに近年、ナースコールシステムでは、ナースコール親機とナースコール親機に連動する携帯通信端末(例えば、PHS(Personal Handyphone System)など)とを、交換機と無線基地局とを介して接続している。これにより、医療従事者がナースコール親機の近辺にいなくても、医療従事者は、患者からの呼び出しに応答することができる。
また、特許文献1には、ナースコール子機の呼出操作により予め登録されている携帯通信端末に呼び出しがかかるナースコールシステムが開示されている。特許文献1に記載のナースコールシステムでは、ナースコール子機が呼び出しを行うと、呼び出しを行ったナースコール子機に対応する携帯通信端末のうち、そのナースコール子機に対応する呼出エリア内に位置登録をしている携帯通信端末を検索し、検索された携帯通信端末に対して呼び出しを行うようにしている。また、特許文献1に記載のナースコールシステムでは、所定の時間が経過しても、該当する医療従事者が応答しない場合、その呼出エリアに隣接する別の呼出エリアに位置登録をしている携帯通信端末に対して呼び出しを行うようにしている。ここで、呼出エリアとは、無線基地局が携帯通信端末に対して通信可能な場所を示す。また、呼出エリアは、例えば病棟毎に設定される。
特開2001−230867号公報
ところで、患者や患者の付添人、見舞人など(以下、単に患者とする)が薬の服用方法などを医療従事者に確認するなどの緊急を要しない場合、患者は、ナースコール子機を使用して医療従事者を呼び出さずに、スタッフルームに直接行くことがある。患者は、スタッフルームのカウンターなどに設置されている呼び鈴などを鳴らしてスタッフルームに居る医療従事者を呼び出す。通常、スタッフルームには医療従事者が居るが、医療従事者がスタッフルームに居ない場合、スタッフルームに直接行った患者は、即座に対応してもらうことができなかった。また、呼び鈴は、呼び鈴の音が聞こえる範囲に居る医療従事者に対して有効であるため、呼び鈴を鳴らしても呼び鈴の音が聞こえる範囲に医療従事者が居ない場合には、医療従事者に即座に対応してもらうことができなかった。また、特許文献1に記載のナースコールシステムに使用されるナースコール子機をスタッフルームのカウンターなどに設置した場合、ナースコール子機を操作することで、ナースコール子機に対応する呼出エリアに居る医療従事者を呼び出すことができる。しかしながら、特許文献1に記載のナースコールシステムでは、ナースコール子機に対応する呼出エリアに居る全ての医療従事者に対して呼び出しが行われてしまうので、医療従事者がスタッフルームに居るが、それがカウンターに居る患者から死角となっているような場合には、スタッフルームに医療従事者が居るのにも係わらず、スタッフルームの外に居る医療従事者を呼び出してしまい、呼び出された医療従事者の業務効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、スタッフルームでの呼び出しに対して医療従事者ができるだけ迅速に、かつ、できるだけ効率良く対応することができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のナースコールシステムは、携帯通信端末から送信された通信信号に含まれる位置情報を取得し、取得した位置情報からスタッフルームの近辺の第一の範囲に医療従事者が存在するか否かを判定するとともに、第一の範囲よりも広く、第一の範囲を含まない第二の範囲に医療従事者が存在するか否かを判定する。第一の範囲に医療従事者が存在しない場合、ナースコール親機は、呼出装置へ不在信号を送信する。第二の範囲に医療従事者が存在する場合、ナースコール親機は、呼出装置へ在信号を送信する。呼出装置は、不在信号を受信すると、第一の範囲に医療従事者が存在しないことを表示部に表示する。その状態で在信号を受信した呼出装置は、呼出信号の出力を有効とし、操作部の操作によってナースコール親機を介して携帯通信端末に呼出信号を出力する。呼出信号を受信した携帯通信端末は、呼び出しを報知するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、スタッフルームの近辺の第一の範囲に医療従事者が存在しない場合には、それが表示されるので、患者は、スタッフルームの近辺に医療従事者が居ないことを把握することができる。また、その表示とともに操作部の操作が有効になり、その状態で操作部が操作されると、スタッフルームとその近辺とを含まない範囲で、第一の範囲よりも広い第二の範囲に居る医療従事者が携行する携帯通信端末に対して呼び出しが行われる。一方、スタッフルームの近辺に医療従事者が存在する場合には、スタッフルームの近辺に医療従事者が存在しないことが表示されないので、患者は、声を出したり、呼び鈴を使ったりして医療従事者を呼ぶことができる。従って、スタッフルームでの呼び出しに対して、各医療従事者の現在位置に応じた適切な対応が行われるので、医療従事者ができるだけ迅速に、かつ、できるだけ効率良く対応することができるようになる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態によるナースコールシステムのブロック図を図1に示す。同図に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、携帯通信端末10、ナースコール親機20、呼出装置30を備えて構成されている。
また、携帯通信端末10は、端末用制御部11(特許請求の範囲の端末用送信部、端末用受信部に該当)、位置情報取得部12、報知部13、端末用インタフェース(以下、I/Fとする)部14を備えている。また、ナースコール親機20は、親機用制御部21(特許請求の範囲の親機用送信部、親機用受信部に該当)、記憶部22、判定部23、親機用インタフェース(以下、I/Fとする)部24を備えている。また、呼出装置30は、呼出装置用制御部31(特許請求の範囲の呼出装置用受信部、出力部に該当)、表示部32、操作部33、呼出装置用インタフェース(以下、I/Fとする)部34を備えている。
図1において、携帯通信端末10は、医療従事者が携行して患者からの呼び出しに応答するためのものであり、図示しない複数の無線基地局を介してナースコール親機20に接続されている。また、ナースコール親機20は、医療従事者の居る部屋(例えば、スタッフルームなど)に設置されており、呼出装置30および図示しない複数のナースコール子機に接続されている。また、呼出装置30は、医療従事者の居る部屋の入り口付近(例えば、スタッフルームのカウンターなど)に設置されており、スタッフルームの近辺のある範囲よりも広い範囲であり、その範囲のうちスタッフルームとスタッフルームの近辺のある範囲とを含まない範囲に居る医療従事者を患者が呼び出すためのものである。ここで、呼出装置30は、ナースコール親機20に接続されている。
端末用制御部11は、携帯通信端末10の各構成要素を後述するように制御する。また、端末用制御部11は、後述する位置情報取得部12にて取得した位置情報を識別情報とともに通信信号として送信する。ここで、識別情報は、携帯通信端末10の電話番号や端末番号などを示し、各携帯通信端末10にそれぞれ割り振られている。また、端末用制御部11は、ナースコール親機20から送信された呼出信号を受信する。位置情報取得部12は、自端末の現在位置を示す位置情報を取得する。具体的には、携帯通信端末10が無線基地局と通信を行うときに、端末用制御部11は、無線基地局から送信された電波を受信する。その際、位置情報取得部12は、その電波に含まれる無線基地局の位置を取得する。位置情報取得部12は、取得した無線基地局の位置を自端末の現在位置とする。位置情報取得部12は、位置情報を端末用制御部11へ出力する。
報知部13は、スピーカや表示ディスプレイ、表示灯などにより構成されており、端末用制御部11がナースコール親機20から送信された呼出信号を受信すると、スピーカから呼び出し音を出力させたり、表示ディスプレイに呼び出し表示を行わせたり、表示灯を点灯または点滅させたりして、呼び出しを報知する。
端末用I/F部14は、携帯通信端末10がナースコール親機20および呼出装置30との間で通信するために、親機用I/F部24および呼出装置用I/F部34に接続されている。また、端末用I/F部14は、携帯通信端末10と呼出装置30との間で通話時の音声信号の入出力を行う。具体的には、端末用I/F部14は、ナースコール親機20からの呼出信号を入力した後に携帯通信端末10のオフフックにより通話路が形成されると、医療従事者からの音声信号を携帯通信端末10から呼出装置30へ出力するとともに、患者からの音声信号を呼出装置30から携帯通信端末10へ入力する。
親機用制御部21は、ナースコール親機20の各構成要素を後述するように制御する。また、親機用制御部21は、不在信号および在信号を生成し、呼出装置30へ送信する。また、親機用制御部21は、携帯通信端末10から送信された通信信号を受信するとともに、呼出装置30から送信された呼出信号を受信する。また、親機用制御部21は、受信した通信信号を判定部23へ出力する。また、親機用制御部21は、スタッフルームの近辺のある範囲よりも広い範囲であり、その範囲のうちスタッフルームとスタッフルームの近辺とを含まない範囲に存在する携帯通信端末10へ受信した呼出信号を送信する。
ここで、不在信号とは、後述する第一の範囲に医療従事者が存在しない(すなわち、第一の範囲に携帯通信端末10が存在しない)ことを呼出装置30の表示部32に表示させるための信号である。また、在信号とは、後述する第二の範囲に医療従事者が存在する(すなわち、第二の範囲に携帯通信端末10が存在する)ことを呼出装置30の表示部32で表示させるとともに、呼出装置30の呼出装置用制御部31および操作部33の少なくとも一方を制御して呼出信号を出力させるための信号である。また、呼出信号とは、医療従事者を呼び出すための信号である。呼出装置30から送信された呼出信号を受信したと親機用制御部21にて判断した場合には、親機用制御部21は、後述する第二の範囲に存在する携帯通信端末10へ呼出信号を送信する。
記憶部22は、各医療従事者の現在位置に応じた適切な対応を行うために、スタッフルームの近辺のある範囲を示す情報とその範囲よりも広く、かつ、その範囲を含まない範囲を示す情報とを記憶する。図2は、第一の範囲および第二の範囲を示す説明図であり、病棟200を平面的に見たものである。同図において、病棟200は、1つのスタッフルーム201を設置している。第一の範囲は、スタッフルーム201を含み、スタッフルーム
201の近辺を示す範囲である。また、第一の範囲は、スタッフルームで声を出したり、呼び鈴を使ったりしたときの音が聞こえる範囲である。また、第二の範囲は、第一の範囲よりも広い範囲であり、第一の範囲を含まない範囲である。また、第二の範囲は、スタッフルームまである程度の時間内に医療従事者が戻ることができる範囲である。ここで、医療従事者は、第一の範囲および第二の範囲を図示しない親機用操作部により指定することができる。
201の近辺を示す範囲である。また、第一の範囲は、スタッフルームで声を出したり、呼び鈴を使ったりしたときの音が聞こえる範囲である。また、第二の範囲は、第一の範囲よりも広い範囲であり、第一の範囲を含まない範囲である。また、第二の範囲は、スタッフルームまである程度の時間内に医療従事者が戻ることができる範囲である。ここで、医療従事者は、第一の範囲および第二の範囲を図示しない親機用操作部により指定することができる。
判定部23は、親機用制御部21から出力された通信信号を入力し、この通信信号に含まれている携帯通信端末10の位置情報および識別情報を取得する。判定部23は、位置情報および識別情報から、どの携帯通信端末10がどの位置にいるかどうかを特定する。また、判定部23は、記憶部22に記憶されている第一の範囲情報および第二の範囲情報を読み出し、第一の範囲に携帯通信端末10が存在するか否かを判定するとともに、第二の範囲に携帯通信端末10が存在するか否かを判定する。
親機用I/F部24は、ナースコール親機20が携帯通信端末10および呼出装置30との間で通信するために、端末用I/F部14および呼出装置用I/F部34に接続されている。
呼出装置用制御部31は、呼出装置30の各構成要素を後述するように制御する。また、呼出装置用制御部31は、ナースコール親機20から送信された不在信号および在信号を受信する。また、呼出装置用制御部31は、操作部33の操作により、第二の範囲に存在する医療従事者を呼び出すための呼出信号を生成し、ナースコール親機20へ送信する。
表示部32は、携帯通信端末10を携行した医療従事者が第一の範囲に存在するか否かを表示するためのものであり、表示ディスプレイなどにより構成されている。呼出装置用制御部31が不在信号を受信した場合には、表示部32は、第一の範囲に医療従事者が存在しないことを表示する。
操作部33は、第二の範囲に存在する医療従事者を呼び出すためのものである。操作部33は、タッチパネルで構成され、表示部32の表面に取り付けられている。また、操作部33は、パネル表面に指が触れる(タッチされる)と、検知したことを示す検知信号を呼出装置用制御部31へ送信する。また、操作部33は、呼出装置用制御部31がナースコール親機20から送信された在信号を受信した場合に、呼出装置用制御部31により動作が制御される。
図3(a)は、携帯通信端末10を携行した医療従事者が第一の範囲に存在すると判定部23にて判断した場合(すなわち、呼出装置用制御部31がナースコール親機20から送信された不在信号を受信していない場合)の表示画面例である。携帯通信端末10を携行した医療従事者が第一の範囲に存在すると判定部23にて判断した場合において、医療従事者は、スタッフルーム201の近辺に存在する。そのため、患者は、操作部33を使用して医療従事者を呼び出す必要がない。一方、呼出装置用制御部31が不在信号を受信していないので、表示部32は、スタッフルーム201の近辺に医療従事者が存在しないことを案内画面300に表示しない。また、呼出装置用制御部31は、操作部33を制御して案内画面300の表面に取り付けられている操作部33の操作を無効とする。これにより、操作部33が患者により操作されても、呼出装置用制御部31は、呼出信号を送信しなくなる。
図3(b)は、携帯通信端末10を携行した医療従事者が第一の範囲に存在しないと判定部23にて判断した場合(すなわち、呼出装置用制御部31がナースコール親機20から送信された不在信号を受信した場合)の画面表示例である。携帯通信端末10を携行した医療従事者が第一の範囲に存在しないと判定部23にて判断した場合において、医療従事者は、スタッフルーム201の近辺に存在しない。そのため、患者は、操作部33を使用して医療従事者を呼び出す必要がある。一方、呼出装置用制御部31が不在信号を受信したので、表示部32は、スタッフルーム201の近辺に医療従事者が存在しないことを案内画面300に表示する。本実施形態において、表示部32は、例えば「看護師は不在です。」の文字を案内画面300に表示する。その状態で、携帯通信端末10を携行した医療従事者が第二の範囲に存在すると判定部23にて判断した場合(すなわち、呼出装置用制御部31がナースコール親機20から送信された在信号を受信した場合)に、呼出装置用制御部31は、操作部33を制御して案内画面300の表面に取り付けられている操作部33の操作を有効とする。これにより、操作部33が患者により操作されると(すなわち、操作部33から送信された検知信号を受信したと呼出装置用制御部31にて判断したときには)、呼出装置用制御部31は、呼出信号を生成し、ナースコール親機20へ送信する。
呼出装置用I/F部34は、呼出装置30が携帯通信端末10およびナースコール親機20との間で通信するために、端末用I/F部14および親機用I/F部24に接続されている。また、呼出装置用I/F部34は、携帯通信端末10と呼出装置30との間で通話時の音声信号の入出力を行う。具体的には、呼出装置用I/F部34は、携帯通信端末10のオフフックにより通話路が形成されると、患者からの音声信号を呼出装置30から携帯通信端末10へ出力するとともに、医療従事者からの音声信号を携帯通信端末10から呼出信号へ出力する。
呼出装置30から出力された呼出信号は、ナースコール親機20により受信される。ナースコール親機20では、呼出信号を受信したか否かを親機用制御部21にて判定している。呼出信号を受信したと親機用制御部21にて判断した場合には、親機用制御部21は、第二の範囲に存在する携帯通信端末10へ呼出信号を送信する。
携帯通信端末10では、呼出信号を受信したか否かを端末用制御部11にて判定している。ナースコール親機20から送信された呼出信号を受信したと端末用制御部11にて判断した場合には、報知部13は、スピーカから呼び出し音を出力させたり、表示ディスプレイに呼び出し表示を行わせたり、表示灯を点灯または点滅させたりして、呼び出しを報知する。
以上、詳しく説明したように、本実施形態のナースコールシステムは、スタッフルーム201の近辺の第一の範囲を示す第一の範囲情報と、第一の範囲よりも広く第一の範囲を含まない第二の範囲を示す第二の範囲情報とを記憶部22にて記憶する。携帯通信端末10の位置情報により、第一の範囲に医療従事者が存在しないと判定部23にて判断した場合に、親機用制御部21は、呼出装置30へ不在信号を送信する。不在信号を受信した場合に、表示部32は、第一の範囲に医療従事者が存在しないことを表示する。その状態で、第二の範囲に医療従事者が存在すると判定部23にて判断した場合に、親機用制御部21は、呼出装置30に在信号を送信する。在信号を受信した場合に、呼出装置用制御部31は、操作部33を制御して案内画面300の表面に取り付けられている操作部33の操作を有効とする。操作部33が操作されると、呼出装置用制御部31は、呼出信号を生成してナースコール親機20へ呼出信号を送信する。呼出装置30から出力された呼出信号を受信したと親機用制御部21にて判断した場合には、親機用制御部21は、第二の範囲に存在する携帯通信端末10へ呼出信号を送信する。そして、ナースコール親機20から送信された呼出信号を受信したと端末用制御部11にて判断した場合には、報知部13は、呼び出しを報知するようにしている。これにより、スタッフルーム201の近辺に医療従事者が存在しない場合には、第二の範囲に居る医療従事者に対して呼び出しが行われる。一方、スタッフルーム201の近辺に医療従事者が存在する場合には、患者の声や呼び鈴などにより医療従事者に対して呼び出しが行われる。従って、スタッフルーム201での呼び出しに対して、各医療従事者の現在位置に応じた適切な対応が行われるので、医療従事者ができるだけ迅速に、かつ、できるだけ効率良く対応することができるようになる。
なお、前述した実施形態では、携帯通信端末10を携行した医療従事者が第一の範囲に存在すると判定部23にて判断した場合に、表示部32は、スタッフルーム201の近辺に医療従事者が存在することを案内画面300に表示していないが、これに限定されない。例えば、表示部32は、スタッフルーム201の近辺に医療従事者が存在することを案内画面300’に表示するようにしても良い。具体的には、図4(a)に示すように、表示部32は、「在室中です。ご用の方は、呼び鈴をご使用ください。」の文字を案内画面300’に表示する。これにより、患者は、スタッフルーム201の近辺に医療従事者が存在することを容易に把握することができる。
また、前述した実施形態では、呼出装置30が不在信号を受信した場合に、表示部32は、「看護師は不在です。」の文字を案内画面300に表示し、その状態で、在信号を受信したときでも案内画面300の表示内容を変更するようにしていないが、もちろん、変更して表示させるようにしても良い。
例えば、不在信号を受信したと呼出装置用制御部31にて判断した場合には、図3(b)に示すように、表示部32は、「看護師は不在です。」の文字を案内画面300に表示する。その状態で、在信号を受信したと呼出装置用制御部31にて判断した場合には、図4(b)に示すように、表示部32は、「ご用の方は、呼出ボタンを押してください。」の文字と呼出ボタン301とを案内画面300’に表示する。そして、患者が呼出ボタン301を押下すると、第二の範囲に居る医療従事者が呼び出される。
また、前述した実施形態では、記憶部22は、第一の範囲情報と第二の範囲情報とを記憶するようにしているが、これに限定されない。例えば、第二の範囲よりも広く、第一の範囲および第二の範囲を含まない第三の範囲を第三の範囲情報として記憶するようにしても良い。
具体的には、第一の範囲および第二の範囲に医療従事者が存在しないと判定部23にて判断した場合に、判定部23は、記憶部22に記憶されている第三の範囲情報を読み出し、第三の範囲に携帯通信端末10が存在するか否かを判定する。第三の範囲に医療従事者が存在すると判定部23にて判断した場合に、親機用制御部21は、第三の範囲に医療従事者が存在することを示す第二の在信号を呼出装置30に送信する。第二の在信号を受信したと呼出装置用制御部31にて判断した場合には、呼出装置用制御部31は、操作部33を制御して案内画面300の表面に取り付けられている操作部33の操作を有効とする。操作部33が操作されると、呼出装置用制御部31は、呼出信号を生成し、ナースコール親機20へ呼出信号を出力する。呼出装置30から出力された呼出信号を受信したと親機用制御部21にて判断した場合には、第三の範囲に存在する携帯通信端末10へ呼出信号を送信する。そして、ナースコール親機20から送信された呼出信号を受信したと端末用制御部11にて判断した場合には、報知部13は、呼び出しを報知するようにしている。
これにより、第二の範囲に携帯通信端末10を携行する医療従事者が存在しない場合に、より広い範囲に居る医療従事者を呼び出すことができる。
また、前述した実施形態では、1つの病棟200内に1つのスタッフルーム201が設置されているものとして、記憶部22は、第一の範囲情報を1つだけ記憶するようにしているがこれに限定されない。例えば、病棟200内に複数のスタッフルーム201が設置されている場合に、記憶部22は、第一の範囲を複数記憶するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、呼出装置用制御部31は、操作部33を制御して案内画面300の表面に取り付けられている操作部33の操作を有効とするようにしているが、これに限定されない。例えば、呼出装置用制御部31は、呼出信号を生成する動作または呼出信号を出力する動作を制御して、呼出信号の出力の有効/無効を制御するようにしても良い。
10 携帯通信端末
11 端末用制御部
12 位置情報取得部
13 報知部
14 端末用インタフェース(I/F)部
20 ナースコール親機
21 親機用制御部
22 記憶部
23 判定部
24 親機用インタフェース(I/F)部
30 呼出装置
31 呼出装置用制御部
32 表示部
33 操作部
34 呼出装置用インタフェース(I/F)部
200 病棟
201 スタッフルーム
300 案内画面
300’ 案内画面
301 呼出ボタン
11 端末用制御部
12 位置情報取得部
13 報知部
14 端末用インタフェース(I/F)部
20 ナースコール親機
21 親機用制御部
22 記憶部
23 判定部
24 親機用インタフェース(I/F)部
30 呼出装置
31 呼出装置用制御部
32 表示部
33 操作部
34 呼出装置用インタフェース(I/F)部
200 病棟
201 スタッフルーム
300 案内画面
300’ 案内画面
301 呼出ボタン
Claims (1)
- 通常、医療従事者が居るスタッフルームの近辺に設置され前記スタッフルームの近辺の第一の範囲に医療従事者が存在しないことを示す不在信号および前記第一の範囲よりも広く前記第一の範囲を含まない第二の範囲に医療従事者が存在することを示す在信号を受信する呼出装置用受信部と、前記呼出装置用受信部が前記不在信号を受信した場合に前記第一の範囲に医療従事者が存在しないことを表示する表示部と、前記第二の範囲に存在する医療従事者を呼び出すために操作される操作部と、前記操作部の操作により前記第二の範囲に存在する医療従事者を呼び出す呼出信号を出力する出力部と、前記第一の範囲に医療従事者が存在しないことが前記表示部に表示されかつ前記呼出装置用受信部が前記在信号を受信した場合に前記操作部および前記出力部の少なくとも一方を制御して前記呼出信号の出力を有効とする呼出装置用制御部とを備えた呼出装置と、
複数の医療従事者によりそれぞれ携行され前記呼出信号を受信する端末用受信部と、前記端末用受信部が前記呼出信号を受信した場合に報知を行う報知部と、自端末の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部にて取得した前記位置情報を自端末の識別情報とともに通信信号として送信する端末用送信部とを備えた携帯通信端末と、
前記第一の範囲を示す第一の範囲情報と前記第二の範囲を示す第二の範囲情報とを記憶する記憶部と、前記呼出信号および前記通信信号を受信する親機用受信部と、前記親機用受信部にて受信した前記通信信号により前記携帯通信端末の現在位置を特定し前記第一の範囲に携帯通信端末が存在するか否かを判定するとともに前記第二の範囲に携帯通信端末が存在するか否かを判定する判定部と、前記第一の範囲に携帯通信端末が存在しないと前記判定部により判断した場合に前記不在信号を前記呼出装置に送信し前記第二の範囲に携帯通信端末が存在すると前記判定部により判断した場合に前記在信号を前記呼出装置に送信するとともに前記親機用受信部が前記呼出装置から前記呼出信号を受信した場合に前記第二の範囲に存在する前記携帯通信端末に前記呼出信号を送信する親機用送信部とを備えたナースコール親機と、
を具備することを特徴するナースコールシステム。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007199449A Pending JP2009034203A (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | ナースコールシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009034203A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016042901A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 株式会社ケアコム | 通話可否推定システム |
-
2007
- 2007-07-31 JP JP2007199449A patent/JP2009034203A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016042901A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 株式会社ケアコム | 通話可否推定システム |
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