JP5424395B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、患者がベッドを離床したことや、患者がベッドから転倒/転落したことをセンサーにより検出して医療従事者を呼び出すナースコールシステムに関し、特に看護師などの医療従事者が誤ってセンサーにより検出されてしまっても誤報の発生を防止するナースコールシステムに関する。
一般に、病院や介護施設などでは、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、病院の患者が看護師のサポートを必要とする際、または介護施設の被介護者が介護師のサポートを必要とする際に、患者や被介護者(以下、患者と記載する)が呼出ボタンを押下することによって看護師や介護師(以下、医療従事者と記載する)を呼び出すことができるように成されたシステムである。
多くのナースコールシステムは、病室のベッド近傍やトイレ、浴室などに設置されるナースコール子機と、ナースセンターに設置されるナースコール親機と、病室や介護室等の各部屋の入口付近に設置される廊下灯と、通話やデータの送受信に関する制御を行う制御機とを備えて構成されている。また、上述した構成に加えて、医療従事者が携行する携帯端末(例えば、PHS(Personal Handy phone System)端末など)とPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)とを備えたナースコールシステムも提供されている。ここで、ナースコール子機としては、呼出ボタンなどの呼出操作部を有するものがある。
そして、このようなナースコールシステムは、患者がナースコール子機の呼出ボタンを操作した場合に、ナースコール子機からナースコール親機へ呼出信号を出力し、呼出信号を入力したナースコール親機にて呼び出しの報知するように構成されている。
ナースコール親機には、LED(light-emitting diode)などのランプと患者の名前などを表示する表示欄とを備えた選局部を患者の数に応じて組み合わせたボード形のものが知られている。ボード形のナースコール親機は、ナースセンターの壁面などに取り付けられ、ナースセンター内の医療従事者がボード形親機に表示された情報を閲覧することが可能である。ここで、ナースコール子機から出力された呼出信号を入力したナースコール親機では、呼出信号に含まれ、ナースコール子機を識別するための子機識別情報により呼び出しを行った患者(実際にはナースコール子機)を特定する。そして、特定されたナースコール子機を使用している患者の表示欄に対応する選局部のランプを点灯または点滅させることで呼び出しの報知を行っている。また、呼び出しの報知は、選局部のランプの点灯/点滅だけではなく、スピーカから出力される音声によっても行われる。
ここで、ナースコール親機としては、上述したボード形のものだけではなく、卓上に設置される卓上形のものや、報知や各種情報をディスプレイ上に表示するPC(personal computer)形のものも知られている。
このように、ナースコール親機にて呼び出しの報知が行われると、これに気付いた医療従事者が応答する必要がある。そのため、ナースコール親機には、呼び出しの報知に応答するためのハンドセットが設けられている。呼び出しの報知が行われている場合に、医療従事者がハンドセットをオフフックすると、呼び出しの報知が停止し、ナースコール親機とナースコール子機(またはナースコール子機が設置された病室)との間で通話路が形成される。ここで、ナースコール子機(または病室)には、通話用のスピーカやマイクが設けられているため、患者と医療従事者との間で通話が可能となる。また、携帯端末が使用可能である場合には、医療従事者は、携帯端末を操作して呼び出しに応答することができる。
ところで、ナースコール子機には、上述した呼出ボタンを備えたものだけではなく、荷重を検出するセンサーを備えたマットによって構成されるものも存在する。このマットをベッド近傍の床に敷き、患者が乗ったことをセンサーが検出することにより、患者の離床やベッドからの転倒/転落を示す呼出信号をナースコール親機へ出力するようにしたナースコールシステムも知られている(例えば、特許文献1など)。また、荷重を検出するセンサーの代わりに赤外線センサーを用いて、赤外線が遮断されたときに呼出信号をナースコール親機へ出力するようにしたナースコールシステムも知られている。
しかしながら、上述した各種センサーによって構成されるナースコール子機の場合、医療従事者が処置を行う際にマットに乗ったり赤外線を遮断したりしてセンサーを動作させてしまった場合でも、患者の離床やベッドからの転倒/転落としてナースコール親機にて誤って報知が行われてしまうという問題があった。このような問題を解決するための技術として、ナースコール子機からの呼び出し、または、そのナースコール子機からの呼び出しの報知を一時的に停止する操作部を設け、医療従事者が処置を行う際にこの操作部を操作させるものが知られている(例えば、特許文献2など)。
特開2005−34226号公報 特開2007−282878号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術においても、ナースコール子機からの呼び出しの報知を一時的に停止する操作部を、ナースコール子機毎に設けた場合には、医療従事者は、患者への看護行為を行う度に操作部を操作しなければならないため、面倒であった。一方、操作部を廊下灯に設けて病室内の全てのナースコール子機からの呼び出しの報知を一時的に停止したり、操作部をナースコール親機に設けて特定の病室内の全てのナースコール子機からの呼び出しの報知を一時的に停止したりすると、以下のような問題が考えられる。例えば、ナースコール子機からの呼び出しの報知を一時的に停止する時間を短くし過ぎると、病室内の全ての患者への看護行為が完了しないうちにナースコール子機からの呼び出しの報知が復帰してしまうという問題があった。また、停止する時間を長くし過ぎると、病室内の全ての患者(または、一部の患者)への看護行為が完了してもナースコール子機からの呼び出しの報知が復帰しないため、その間の患者の離床やベッドからの転倒/転落を報知できなくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、医療従事者の看護行為中には呼び出しの報知を適切に停止することができるようにしつつ、ナースコール子機からの呼び出しの報知を停止する時間を長く設定した場合でも、患者の離床やベッドからの転倒/転落を医療従事者が適切に把握できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、病室の出入口近傍に設置された識別情報読取装置が、医療従事者が携行している識別情報発信装置から識別情報を読み取ってから、センサーによる検出が行われた場合に、タイマーによる計時を開始する。そして、タイマーによって計測された時間が所定時間になるまでは、センサーによる検出が行われた場合、識別情報読取装置が読み取った識別情報により特定される識別情報発信装置を携行する医療従事者が携行している携帯端末に対してのみ呼び出しの報知を行うようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、識別情報読取装置が医療従事者の携行している識別情報発信装置から識別情報を読み取ってから、センサーによる検出が行われると、タイマーによる計時が開始され、その時間が所定時間となるまでは、センサーによる検出が行われた場合でも、識別情報読取装置が読み取った識別情報により特定される識別情報発信装置を携行する医療従事者が携行している携帯端末に対してのみ呼び出しの報知が行われるので、医療従事者の看護行為中には、その医療従事者に対する呼び出しの報知以外を停止することができる。従って、医療従事者の看護行為中には呼び出しの報知を適切に停止することができる。
また、所定時間を長く設定して、所定時間内に医療従事者の看護行為が完了した場合には、センサーによる検出が行われれば、看護行為を行っていた医療従事者に対して呼び出しの報知が行われるので、その医療従事者に患者の離床やベッドからの転倒/転落を把握させることができる。また、所定時間内において、医療従事者の看護行為がセンサーによって検出された場合には、その看護行為を行った医療従事者に対してのみ呼び出しの報知が行われるので、その医療従事者は、その報知が自身の看護行為によるセンサーの誤報であるのか、患者の離床やベッドからの転倒/転落であるのかを容易に判別することができる。従って、医療従事者は患者の離床やベッドからの転倒/転落を適切に把握することができる。
本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステム全体の構成例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態によるナースコールシステム全体の構成例を示す図である。図1および図2において、1はマット状のセンサーであり、患者のベッドBの近傍の床に設置され、所定の状態(患者や医療従事者によって踏まれた際の荷重や患者がベッドBから転落した際の荷重)を検出して呼出信号を出力する。なお、本実施形態では、荷重を検出するマット状のセンサー1を用いているが、これに限定されない。例えば、赤外線を利用したセンサー1を用いて、赤外線が遮断されたときに呼出信号を出力するようにしても良い。
2はナースコール親機であり、医療従事者が常駐するナースセンターなどに設置され、医療従事者によって使用される。ここで、ナースコール親機2は、制御部3、親機インターフェース4、記憶部5、報知部6を備えて構成されている。そして、病室内の各センサー1とナースコール親機2との間には、廊下灯が接続されている。廊下灯は、病室内の患者の氏名を表示するとともに、病室内の患者が呼び出しを行った場合に呼び出しが行われたことを表示する。
10は識別情報発信装置であり、医療従事者により携帯される。また、識別情報発信装置10は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグなどにより構成されており、後述する識別情報読取装置20に近付いた場合に、識別情報を送信する。識別情報読取装置20は、所定の距離(例えば、5cmなど)に近付いた識別情報発信装置10に電源を供給し、電源が供給された識別情報発信装置10から送信された識別情報を受信する。ここで、識別情報発信装置10がRFIDタグである場合には、識別情報読取装置20は、RFIDタグリーダにより構成される。なお、識別情報発信装置10および識別情報読取装置20は、識別情報読取装置20が識別情報発信装置10から識別情報を読み取ることができればどのような機器であっても良く、識別情報発信装置10が無線発信機やバーコードなどであり、識別情報読取装置20が無線受信機やバーコードリーダーであっても良い。
30はタイマーであり、時間を計測するためのものである。また、タイマー30は、廊下灯に内蔵されている。40は主装置であり、病院内の通信センターなどに設置されており、例えば、後述する携帯端末60の交換機などにより構成されている。50は無線装置であり、主装置40と携帯端末60とが無線通信するための無線基地局である。ここで、無線装置50は、病院内の各所に設置されている。携帯端末60は、医療従事者により携行されており、センサー1が所定の状態を検出することによる呼び出しを報知し、それに応答するためのものである。なお、識別情報発信装置10と携帯端末60とは、ともに医療従事者によって携行されることから、識別情報発信装置10と携帯端末60とを一体的に構成するようにしても良い。
次に、ナースコール親機2の各構成要素について説明する。制御部3は、ナースコール親機2の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。また、制御部3は、ナースコール親機2に接続された各病室のセンサー1、識別情報読取装置20、タイマー30を制御する。親機インターフェース4は、ナースコール親機2とセンサー1、識別情報読取装置20、タイマー30とを接続して通信を行うためのものである。ここで、親機インターフェース4は、センサー1から出力された呼出信号を入力する。
記憶部5は、センサー1が接続されているベッドBのベッド識別情報(または、センサー1のセンサー識別情報)と、ベッド識別情報によって特定されるベッドB(または、センサー識別情報によって特定されるセンサー1)を使用する患者を担当する医療従事者が携行する携帯端末60の携帯端末識別情報(例えば、携帯端末60の内線番号など)とを関連付けて記憶している。また、記憶部5は、医療従事者が携行する識別情報発信装置10の識別情報と、その医療従事者が携行する携帯端末60の携帯端末識別情報とを関連付けて記憶している。報知部6は、スピーカや表示ディスプレイ、ランプなどにより構成されており、センサー1が所定の状態を検出したことを報知する。
主装置40は、ナースコール親機2から出力された携帯端末識別情報を入力し、その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60を、無線装置50を介して呼び出す。その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60は、図示しない携帯端末用報知部により報知を行う。そして、携帯端末60を携行する医療従事者が図示しない応答操作部により応答の操作を行うと、携帯端末60とセンサー1が設置されたベッドBに設けられた図示しないナースコール子機との間で通話路が形成される。
このように構成されたナースコールシステムにおいて、センサー1が設置されているある病室内の患者に対して看護行為を実施しようとする場合、医療従事者は、識別情報読取装置20が内蔵された廊下灯に識別情報発信装置10をかざす。すると、識別情報読取装置20は、識別情報発信装置10から識別情報を読み取る。この状態で、医療従事者が病室内に入り、何れかのセンサー1を踏むなどして、センサー1が所定の状態を検出すると、親機制御部3はタイマー30を動作させ、タイマー30は時間の計測を開始する。このとき、センサー1は、呼出信号の生成または呼出信号の出力を行わない。
また、親機制御部3は、タイマー30が計測した時間が所定時間以上であるか否かを判定する。ここで、タイマー30が計測する所定時間は、医療従事者が看護行為の実施に要する時間を考慮して予め設定された時間である。そして、タイマー30が計測した時間が所定時間以上ではないと親機制御部3にて判断した場合に、センサー1が所定の状態を検出すると、センサー1は呼出信号を生成して出力する。ナースコール親機2では、親機インターフェース4が呼出信号を入力し、親機制御部3は、記憶部5を参照して医療従事者の入室時に識別情報読取装置20が読み取った識別情報に関連付けて記憶されている携帯端末識別情報を抽出する。そして、親機制御部3は、抽出した携帯端末識別情報を親機インターフェース4によって主装置40へ出力する。主装置40は、ナースコール親機2から出力された携帯端末識別情報を入力し、その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60、すなわち、識別情報発信装置10を廊下灯にかざした医療従事者が携行する携帯端末60を、無線装置50を介して呼び出す。その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60は、図示しない携帯端末用報知部により報知を行う。
一方、タイマー30が計測した時間が所定時間以上であると親機制御部3にて判断した場合に、センサー1が所定の状態を検出すると、センサー1は呼出信号を生成して出力する。ナースコール親機2では、親機インターフェース4が呼出信号を入力し、親機制御部3は、報知部6を動作させる。また、親機制御部3は、呼出信号に含まれるベッド識別情報を抽出し、記憶部5を参照して、抽出したベッド識別情報に関連付けて記憶されている携帯端末識別情報を抽出する。そして、親機制御部3は、抽出した携帯端末識別情報を親機インターフェース4によって主装置40へ出力する。主装置40は、ナースコール親機2から出力された携帯端末識別情報を入力し、その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60を、無線装置50を介して呼び出す。その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60は、図示しない携帯端末用報知部により報知を行う。
次に、本実施形態によるナースコールシステムの動作を説明する。図3は、本実施形態によるナースコールシステムの動作を示すフローチャートである。まず、識別情報読取装置20が医療従事者の携行する識別情報発信装置10から識別情報を読み取ったか否かをナースコール親機2の制御部3にて調べる(ステップS1)。識別情報読取装置20が識別情報を読み取っていないと制御部3にて判断した場合には(ステップS1にてNO)、センサー1が所定の状態を検出し、親機インターフェース4がセンサー1から出力された呼出信号を入力したか否かをナースコール親機2の制御部3にて調べる(ステップS2)。センサー1が所定の状態を検出していないと制御部3にて判断した場合には(ステップS2にてNO)、ステップS1の処理に戻る。
一方、センサー1が所定の状態を検出して、親機インターフェース4が呼出信号を入力したと制御部3にて判断した場合には(ステップS2にてYES)、制御部3は、報知部6を動作させるとともに、記憶部6を参照し、呼出信号に含まれるベッド識別情報に関連付けて記憶されている携帯端末識別情報を抽出して主装置40へ出力する(ステップS3)。主装置40は、ナースコール親機2から出力された携帯端末識別情報を入力し、その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60を、無線装置50を介して呼び出す。その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60は、図示しない携帯端末用報知部により報知を行う。この場合、携帯端末60を携行する医療従事者は、自身の状況を判断して応答するか否かを決定する。
また、識別情報読取装置20が医療従事者の携行する識別情報発信装置10から識別情報を読み取ったと制御部3にて判断した場合には(ステップS1にてYES)、センサー1が所定の状態を検出し、親機インターフェース4がセンサー1から出力された呼出信号を入力したか否かをナースコール親機2の制御部3にて調べる(ステップS4)。センサー1が所定の状態を検出していないと制御部3にて判断した場合には(ステップS4にてNO)、ステップS4の処理を繰り返す。
一方、センサー1が所定の状態を検出して、親機インターフェース4が呼出信号を入力したと制御部3にて判断した場合には(ステップS4にてYES)、制御部3は、タイマー30を動作させ、タイマー30は計時を開始する(ステップS5)。そして、制御部3は、タイマー30が計測した時間が所定時間以上であるか否かを調べる(ステップS6)。タイマー30が計測した時間が所定時間以上であると制御部3にて判断した場合には(ステップS6にてYES)、ステップS1の処理に戻る。一方、タイマー30が計測した時間が所定時間以上ではない(換言すると、タイマー30が計測した時間が所定時間未満である)と制御部3にて判断した場合には(ステップS6にてNO)、センサー1が所定の状態を検出し、親機インターフェース4がセンサー1から出力された呼出信号を入力したか否かをナースコール親機2の制御部3にて調べる(ステップS7)。
センサー1が所定の状態を検出していないと制御部3にて判断した場合には(ステップS7にてNO)、ステップS6の処理に戻る。一方、センサー1が所定の状態を検出して、親機インターフェース4が呼出信号を入力したと制御部3にて判断した場合には(ステップS7にてYES)、制御部3は、記憶部6を参照し、ステップS1にて読み取った識別情報に関連付けて記憶されている携帯端末識別情報を抽出して主装置40へ出力する(ステップS8)。主装置40は、ナースコール親機2から出力された携帯端末識別情報を入力し、その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60を、無線装置50を介して呼び出す。その携帯端末識別情報を持つ携帯端末60は、図示しない携帯端末用報知部により報知を行う。
ここで、この携帯端末60を携行する医療従事者と識別情報読取装置20が読み取った識別情報を持つ識別情報発信装置10を携行する医療従事者とは同一人物となる。そのため、携帯端末60を携行する医療従事者は、自身の看護行為が所定の状態としてセンサー1によって検出されたのかどうかを判断し、自身の看護行為が検出されたものであると判断した場合には、携帯端末60による報知を無視することで、看護行為を継続することができる。一方、自身の看護行為が検出されたものではないと判断した場合には、自身が居る病室内の患者の所定の状態をセンサー1が検出したか、あるいは、自身が担当する患者の所定の状態をセンサー1が検出したかの何れかであるため、医療従事者は、自身の状況を判断して応答するか否かを決定する。なお、上述した携帯端末60による報知は、医療従事者によって意図的に無視されるケースがあるため、マナーモード(例えば、携帯端末60を振動させる)などであっても良い。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、廊下灯などの病室の出入口近傍に設置された識別情報読取装置20が、医療従事者が携行している識別情報発信装置10から識別情報を読み取ってから、センサー1による検出が行われた場合に、タイマー30による計時を開始する。そして、タイマー30によって計測された時間が所定時間になるまでは、センサー1による検出が行われた場合、識別情報読取装置20が読み取った識別情報に関連付けて記憶部5に記憶されている携帯端末識別情報により特定される携帯端末60に対してのみ呼び出しの報知を行うようにしている。
これにより、識別情報読取装置20が医療従事者の携行している識別情報発信装置10から識別情報を読み取ってから、センサー1による検出が行われると、タイマー30による計時が開始され、その時間が所定時間となるまでは、センサー1による検出が行われた場合でも、識別情報読取装置20が読み取った識別情報により特定される識別情報発信装置10を携行する医療従事者が携行している携帯端末60に対してのみ呼び出しの報知が行われるので、医療従事者の看護行為中には、その医療従事者に対する呼び出しの報知以外を停止することができる。従って、医療従事者の看護行為中には呼び出しの報知を適切に停止することができる。
また、所定時間を長く設定して、所定時間内に医療従事者の看護行為が完了した場合には、センサー1による検出が行われれば、看護行為を行っていた医療従事者に対して呼び出しの報知が行われるので、その医療従事者に患者の離床やベッドBからの転倒/転落を把握させることができる。また、所定時間内において、医療従事者の看護行為がセンサー1によって検出された場合には、その看護行為を行った医療従事者に対してのみ呼び出しの報知が行われるので、その医療従事者は、その報知が自身の看護行為によるセンサー1の誤報であるのか、患者の離床やベッドBからの転倒/転落であるのかを容易に判別することができる。従って、医療従事者は患者の離床やベッドBからの転倒/転落を適切に把握することができる。
なお、前述した実施形態では、識別情報発信装置10が発信する識別情報と携帯端末60の携帯端末識別情報とを別々に設定しているが、これに限定されない。例えば、識別情報発信装置10が発信する識別情報と携帯端末60の携帯端末識別情報とを同一のものとしても良い。
また、前述した実施形態では、タイマー30を廊下灯に内蔵しているが、これに限定されない。例えば、タイマー30をナースコール親機2や図示しないナースコール子機に内蔵するようにしても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 センサー
2 ナースコール親機
3 制御部
4 親機インターフェース
5 記憶部
6 報知部
10 識別情報発信装置
20 識別情報読取装置
30 タイマー
40 主装置
50 無線装置
60 携帯端末

Claims (1)

  1. 患者のベッドの近傍に設置され、所定の状態を検出するセンサーと、
    医療従事者によって携帯され、識別情報を送信可能な識別情報発信装置と、
    医療従事者によって携帯され、自装置を識別するための携帯端末識別情報により特定される呼び出しを受けて報知を行う携帯端末と、
    病室の出入口近傍に設置され、前記識別情報発信装置から識別情報を読み取る読取装置と、
    時間を計測するタイマーと、
    前記識別情報および前記携帯端末識別情報を関連付けて記憶する記憶部と、前記読取装置が前記識別情報を読み取ってから前記センサーが前記所定の状態を検出した場合に前記タイマーを動作させるとともに、前記タイマーが計測した時間が所定時間以上であるか否かを判定し、所定時間以上ではないと判断した場合に、前記センサーが前記所定の状態を検出したときに、前記記憶部を参照して前記読取装置が読み取った前記識別情報に関連付けて記憶されている携帯端末識別情報を抽出する親機制御部とを備えたナースコール親機と、
    前記ナースコール親機に接続され、前記親機制御部が抽出した前記携帯端末識別情報により特定される前記携帯端末のみを呼び出す主装置と、
    を備えたナースコールシステム。
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