JP2009033381A - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画素信号電圧が大きくて光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつき範囲に入るときでも、画素間ばらつきが画像信号に現れることを抑制し、SN比を向上させる。
【解決手段】単位画素が2次元配列されてなる画素アレイ部10と、各単位画素を行毎に選択制御する行走査回路18と、単位画素の2次元配列の列毎に配置されて選択された行の単位画素群について列毎の各画素におけるアナログ信号をデジタル信号に変換する複数の列単位AD変換器24と、列走査により複数の列単位AD変換器24によるAD変換結果を順次出力する列走査回路40と、行走査回路と列単位AD変換器24とをタイミング制御するタイミング制御回路50とを備え、さらに、各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況を判定し、状況に達したときは列単位AD変換器24によるAD変換結果を、所定判定値対応のデジタル画素値に固定するAD変換結果調整手段Xを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配列されてなる画素アレイ部の列毎にAD変換手段を有する固体撮像装置およびその駆動方法に関する。本発明の技術は、特に広ダイナミックレンジにおいて好適なものである。
近年、固体撮像装置として、画素アレイ部の列毎にAD変換手段を配置してなる列並列ADC搭載のCMOS型のイメージセンサが報告されている。図11は従来の技術における固体撮像装置Bの構成を示すブロック図である。図11において、10は光電変換素子を含む単位画素12が行列状に2次元配列されてなる画素アレイ部、14は行選択線、16は列信号線、18は行走査回路である。20は複数の列単位のアナログCDS22(CDS:相関二重サンプリング)と複数の列単位のAD変換器24のアレイで構成された列AD変換部である。AD変換器24は、比較器26とアップダウンカウンタ28から構成されている。30は列単位のAD変換器24によるAD変換結果を一時的に格納する複数の列単位のメモリセル32のアレイからなるラインメモリ、40は列走査回路、50はタイミング制御回路、60はランプ波形(傾斜状波形)の参照電圧Vrを生成するDA変換器である。画素アレイ部10における2次元マトリックス状に配列された単位画素12は、1行分の単位画素12群がそれぞれ行選択線14を介して行走査回路18に接続されている。また、1列分の単位画素12群がそれぞれ列信号線16を介して列AD変換部20における列単位のアナログCDS22の各入力端子に接続されている。
列単位のアナログCDS22の出力端子は列単位のAD変換器24における比較器26の一方の入力端子に接続され、DA変換器60の出力端子が比較器26の他方の入力端子に接続され、比較器26の出力端子はアップダウンカウンタ28の入力端子に接続されている。DA変換器60からランプ波形の参照電圧Vrが比較器26に供給される。また、各単位画素12から列信号線16およびアナログCDS22を介して画素信号電圧Vxが出力される。比較器26は、ランプ波形の参照電圧Vrを画素信号電圧Vxと比較し、一致したときに比較結果Vcを反転する。比較器26とアップダウンカウンタ28の協働によりAD変換が行われる。アップダウンカウンタ28は、得られたカウント値を一時的に保持し、次に得られるカウント値との加算を行う機能を併せ有している。
列単位のアップダウンカウンタ28の出力端子がラインメモリ30におけるメモリセル32に接続され、AD変換が完了しメモリセル32に書き込まれたデータは列走査回路40の列走査により順次に出力される。タイミング制御回路50は、行走査回路18、列AD変換部20、DA変換器60、ラインメモリ30および列走査回路40をタイミング制御するように構成されている。
次に、上記のように構成された従来技術の固体撮像装置Bの動作を説明する。ここでは、デジタルダブルサンプリングを行う場合の駆動例を示す。図12はその動作を示すタイミングチャートである。
(1)まずは、1回目のサンプリングにおけるダウンカウントの動作について、図12の前半部で説明する。1回目のサンプリングは基準電圧Vtを判定対象とする。タイミング制御回路50は、アップダウンカウンタ28群に対してダウンカウントモードを指示する。行走査回路18による選択行の単位画素12群について列毎の各画素において発生する基準電圧Vt(リセット成分に相当)がアナログCDS22を介して比較器26に入力される。比較器26は、DA変換器60からのランプ波形の参照電圧Vrと基準電圧Vtを比較する。この間、アップダウンカウンタ28では基準クロックのダウンカウントが継続されている。ランプ波形の参照電圧Vrが基準電圧Vtを超えると、比較結果Vcが反転して“H”レベルになり、アップダウンカウンタ28のカウント動作が停止される。これにより、アップダウンカウンタ28は、そのダウンカウントによるカウント値CNTとしてリセット成分ΔDを得る。このリセット成分ΔDは基準電圧Vtに対応したものである。リセット成分ΔDを加味することにより、無信号時のオフセット電圧の画素間ばらつきを解消する。リセット成分ΔDはアップダウンカウンタ28内に一時的に保持される。所定時間の経過後、参照電圧Vrの生成が停止され、比較結果Vcは“L”レベルに戻される。
(2)さらに、所定時間が経過すると、2回目のサンプリングに移る。これを図12の後半部で説明する。2回目のサンプリングは画素信号電圧Vxを対象とし、アップカウントとなる。タイミング制御回路50は、アップダウンカウンタ28群に対してアップカウントモードを指示する。また、行走査回路18による選択行の単位画素12群について列毎の各画素におけるアナログ信号がアナログCDS22でノイズ除去され、画素信号電圧Vxとして比較器26に入力される。比較器26は、DA変換器60からのランプ波形の参照電圧Vrを画素信号電圧Vxと比較する。この間、アップダウンカウンタ28では基準クロックのアップカウントが継続されている。アップダウンカウンタ28によるカウント値CNTは、ダウンカウント時に得られたリセット成分ΔDを初期値とするものである。
ランプ波形の参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超えると、比較結果Vcが反転し、アップダウンカウンタ28のカウント動作が停止される。これにより、アップダウンカウンタ28は、カウント値CNTを得る。このカウント値CNTは、ダウンカウントによるリセット成分ΔDが加味されたものとなっている。したがって、画素信号電圧Vxに対応した正規の信号成分のデジタル画素値はDxとなる。このデジタル画素値Dxでは、リセット成分が除去され、画素毎のばらつきが解消されている。このデジタル画素値Dxはアップダウンカウンタ28内に一時的に保持される。これで、1画素分のAD変換が完了し、得られたデジタル画素値Dxはラインメモリ30における列単位のメモリセル32に転送される。この場合のデジタル画素値Dxは、アップダウンカウンタ28によるカウント開始からカウント停止までのカウント期間Txに対応したものとなる。
上記の列単位での信号処理が画素アレイ部10における選択行でのすべての単位画素12に対して一斉に行われる。すなわち、列単位のアナログCDS22、比較器26、アップダウンカウンタ28、メモリセル32が上記と同様に動作し、選択行におけるすべての単位画素12からのアナログ信号に対応したデジタル画素値Dxがメモリセル32に保持されていることになる。次いで、列走査回路40はラインメモリ30のメモリセル32を列走査して、選択行1行分の画素データを順次に外部出力する。
以上のような選択行1行分に対する画素信号処理が、行走査回路18による順次的な選択行の更新の繰り返しにより、すべての選択行に対して実行され、1フィールド分のデジタル画像データが得られる。
特開2006−33452号公報(第13−29頁、第1−5図) 特開2006−33454号公報(第8−24頁、第1−8図) 米本和也著「CCD/CMOSイメージ・センサの基礎と応用」CQ出版社、2003年8月10日初版発行、第146−149頁
しかし、上記の従来の技術においては、光強度‐信号レベルの特性曲線において、画素間でリニアリティばらつきや飽和ばらつきが考慮されていないために、S/N比の低下が生じ、画像品質が劣化する問題がある。以下、説明する。図13は、画素アレイ部10の単位画素12の光電変換素子において、入射する光強度と光電変換による信号レベルとの関係(光強度‐信号レベルの特性曲線)を示す。信号レベルは光強度に比例するが、光強度がある一定の大きさを超えると、信号レベルは、そのリニアリティや飽和において画素間ばらつきを見せるようになる。
上述した図12での動作説明で、1回目のサンプリング時には、判定対象の基準電圧Vtは光強度‐信号レベルの飽和のばらつき範囲Bよりも充分下方にあり、リニアリティが保たれている領域での動作となる。この場合には、ランプ波形の参照電圧Vrは基準電圧Vtを判定する指標として精度が確保されている。2回目のサンプリングにおいて、画素信号電圧Vxがばらつき範囲Bよりも下位にあれば、ランプ波形の参照電圧Vrは画素信号電圧Vxを判定する指標として精度が確保されている。しかし、画素信号電圧Vxがばらつき範囲Bに入ると、画素信号電圧Vxを判定する指標としてランプ波形の参照電圧Vrは精度が低下する。
ここで、図14を用いて考える。画素信号電圧Vxのレベルがばらつき範囲Bの最下位レベルのVx1の場合、カウント期間はT11となり、デジタル画素値DxはD11となる。画素信号電圧Vxのレベルがばらつき範囲Bの中位レベルのVx2の場合、カウント期間はT12となり、デジタル画素値DxはD12となる。画素信号電圧Vxのレベルがばらつき範囲Bの最上位レベルのVx3の場合、カウント期間はT13となり、デジタル画素値DxはD13となる。このように、画素信号電圧Vxのレベルが高くてばらつき範囲Bにあると、デジタル画素値Dxが大きくばらつく。このように、光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつきがそのまま画像信号に現れるために、SN比が悪くなってしまう。
特許文献2には、長時間露光信号と短時間露光信号を合成してダイナミックレンジの拡張を図る技術が開示されている。その場合、動作は図15のようになり、上記のダウンカウントとアップカウントの組み合わせのサンプリングを長時間露光信号に対しても短時間露光信号に対して適用する。長時間露光信号の検出において、ダウンカウントとアップカウントを行い、続いて短時間露光信号の検出においても、ダウンカウントとアップカウントを行う。長時間露光信号の検出から短時間露光信号の検出に移る際には、アップダウンカウンタ28の記憶部のリセットは行わない。すなわち、ダウンし、アップし、リセットなしに再度ダウンし、アップする。長時間露光信号のデジタル画素値と短時間露光信号のデジタル画素値がアップダウンカウンタ28において合成される。このような長時間露光信号と短時間露光信号との合成により、ダイナミックレンジの拡張が行われる(非特許文献1参照)。
長時間露光信号は、その長時間露光ゆえに光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつき範囲B内に入りやすい。ばらつき範囲Bに入ると、デジタル画素値Dx1がばらついてSN比が悪くなり、ダイナミックレンジの拡張はできても、画像品質が大幅に悪化してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みて創作したものであり、画素信号電圧が相対的に高くて画素間ばらつき範囲に入るときでも、そのばらつきがそのまま画像信号に現れることを抑制し、SN比を向上させ、画像品質を高めることを目的とする。特に、異なる複数の露光時間の信号を加算してダイナミックレンジの拡大を図る場合において、長時間露光信号の信号レベルが飽和近傍である場合に有用な技術を提供するものである。
本発明による固体撮像装置は、
光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配列されてなる画素アレイ部と、
前記画素アレイ部の各単位画素を行毎に選択制御する行走査手段と、
前記画素アレイ部における前記単位画素の2次元配列の列毎に配置されて、前記行走査手段によって選択された行の単位画素群について列毎の各画素におけるアナログ信号をデジタル信号に変換する複数の列単位AD変換手段と、
列走査により前記複数の列単位AD変換手段によるAD変換結果を順次出力する列走査手段と、
前記行走査手段と前記列単位AD変換手段と前記列走査手段をタイミング制御する制御手段とを備え、
さらに、前記各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況を判定し、前記状況に達したときは前記列単位AD変換手段によるAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定するAD変換結果調整手段を備えたものである。
上記構成の固体撮像装置に対応した本発明による固体撮像装置の駆動方法は、
光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配列されてなる画素アレイ部の各単位画素を行毎に選択するステップと、
前記選択された行の単位画素群について前記2次元配列の列毎に各画素におけるアナログ信号をデジタル信号に変換するステップと、
前記複数の列単位のAD変換結果を列走査により順次出力するステップとを含む固体撮像装置の駆動方法であって、
前記各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況を判定し、前記状況に達したときは前記列単位のAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定するものである。
上記の構成において、画素信号電圧が相対的に高くて光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつき範囲に入ることは、各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する。このような場合、AD変換結果調整手段は、列単位AD変換手段によるAD変換結果を、所定判定値対応のデジタル画素値に固定する。これは、画素信号電圧のレベルが高くて、従来通りの処理ではデジタル画素値がばらつく可能性がある場合に、AD変換結果調整手段をもって、そのばらつきを抑圧し、所定判定値対応のデジタル画素値に固定化することとしたものである。結果として、画素間ばらつきがそのまま画像信号に現れることを抑制し、SN比を向上させることが可能となる。
上記構成の固体撮像装置において、前記AD変換結果調整手段は、短時間露光における画素信号電圧および長時間露光における画素信号電圧をそれぞれAD変換し合成するモードにおいて、前記長時間露光の画素信号電圧のAD変換の際に動作するように構成されているという態様がある。この構成によれば、ダイナミックレンジを拡張するために、短時間露光における画素信号電圧のAD変換結果と長時間露光における画素信号電圧のAD変換結果とを用いて、両者を合成する際に、長時間露光信号が光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつきの範囲に入るような状況下でも、SN比を確保し高い品質の画像を得ながら、広ダイナミックレンジの撮像を保証することが可能となる。
また上記構成の固体撮像装置において、
前記列単位AD変換手段は、
参照電圧発生手段からの時間変化する参照電圧と、前記行走査手段によって選択された行の単位画素群について列毎の各画素における画素信号電圧とを比較する比較手段と、
前記時間変化する参照電圧の動作開始時点から前記比較手段の出力反転までの時間を測定し、前記出力反転時のカウント値をAD変換結果とするカウント手段とで構成されているという態様がある。
この構成において、参照電圧発生手段は、例えばランプ波形(傾斜状波形)のような時間変化する参照電圧を発生し、その参照電圧を列単位AD変換手段における比較手段に供給する。カウント手段は、参照電圧の動作(供給)開始点から、クロックをカウントするなどして時間を測定する。比較手段は、時間変化する参照電圧を選択行の各画素の画素信号電圧と比較し、時間変化する参照電圧が画素信号電圧のレベルに達すると、比較結果を反転させる。この比較結果の反転を受けて、カウント手段は時間測定を停止する。このカウントの結果得られるのがデジタル画素値である。
また上記構成の固体撮像装置において、前記カウント手段は、ダウンカウントモードとアップカウントモードとが切り替え可能なアップダウンカウンタに構成されているという態様がある。このように構成すれば、デジタル画素値の画素間ばらつきの原因となるリセット成分を画素単位で除去し、選択行における全画素のオフセットを均一化した正規の画素信号成分のデジタル画素値を得ることが可能となる。
また上記構成の固体撮像装置において、前記AD変換結果調整手段は、前記参照電圧発生手段による前記時間変化する参照電圧が参照電圧判定値に達したときに、前記比較手段が反転していない列の前記列単位AD変換手段によるAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定するという態様がある。これは、AD変換結果を特定のデジタル画素値に固定するときの条件に言及したものである。AD変換結果を特定のデジタル画素値に固定するときのタイミングを判定するには、カウント動作の進行に伴って変化するあるものを監視することになる。その監視対象は、列単位AD変換手段によるAD変換結果そのものでもよいし、時間変化する参照電圧でもよい。ここでは、時間変化する参照電圧を監視対象とする。一方で、参照電圧判定値なるものをあらかじめ決めておく。カウント進行に伴って、参照電圧が変化し、その時間変化する参照電圧が参照電圧判定値に達したら、そのタイミングで、そのときのAD変換結果を特定のデジタル画素値として固定するものである。
また上記構成の固体撮像装置において、前記AD変換結果調整手段は、前記所定判定値対応のデジタル画素値として、前記画素信号電圧について想定される最大振幅に対して、この最大振幅よりも大きな値の参照電圧飛躍上昇値に固定するという態様がある。これは、AD変換結果の特定のデジタル画素値への固定の仕方に言及したものである。時間変化する参照電圧が参照電圧判定値に達したときは、参照電圧判定値を参照電圧飛躍上昇値まで一気にジャンプさせる。この参照電圧飛躍上昇値は、画素信号電圧について想定される最大振幅よりも大きな値をもつ。したがって、画素信号電圧でばらつきがあっても、ジャンプ後の参照電圧判定値(参照電圧飛躍上昇値)は確実に画素信号電圧よりも大きくなる。すると、比較手段における比較結果は確実に反転し、カウント手段におけるカウント動作を確実に停止させ、カウント結果を確定させることができる。まとめると、参照電圧上昇→参照電圧判定値に到達→参照電圧を参照電圧飛躍上昇値へジャンプ→比較結果反転→カウント動作停止→カウント結果確定、となる。
また、前記参照電圧発生手段は、前記参照電圧として時間とともに単調に変化する参照電圧を生成するという態様がある。
また上記の構成の固体撮像装置において、前記AD変換結果調整手段は、前記列単位AD変換手段によるAD変換結果が前記所定判定値対応のデジタル画素値に達したときに、前記列単位AD変換手段によるAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定するという態様がある。この構成では、監視対象を、列単位AD変換手段によるAD変換結果そのものとしている。AD変換結果が、あらかじめ設定している所定判定値対応のデジタル画素値に達したならば、比較手段における参照電圧と画素信号電圧との比較結果のいかんにかかわらず、カウント動作を停止し、最終的なデジタル画素値をそのときのAD変換結果のデジタル画素値に固定する。
また上記構成の固体撮像装置において、前記AD変換結果調整手段は、前記所定判定値が、前記画素アレイ部のすべての光電変換素子について入射光量に対する画素信号電圧の特性のリニアリティが保たれる画素信号電圧の最大値以下の所定の値に設定されているという態様がある。
また上記の構成の固体撮像装置において、さらに、前記所定判定値が記憶されており、前記所定判定値を前記AD変換結果調整手段へ転送可能な不揮発性記憶手段を備えているという態様がある。このように構成すれば、不揮発性記憶手段から所定判定値を読み出し、AD変換結果調整手段に設定することにより、上記のAD変換結果調整手段によるデジタル画素値のばらつき抑圧の処理を効率良く実行することが可能となる。また、電源を切っても、不揮発性記憶手段に所定判定値を保持させておける。この所定判定値としては、出荷前検査工程などでおいて画素間ばらつきを起こさない適正な値を書き込んでおけばよい。
また、前記不揮発性記憶手段は、前記所定判定値として、前記リニアリティにつき出荷前に測定された画素信号電圧の最大値をAD変換して得られるデジタル画素値が書き込まれているという態様がある。このように構成すれば、1画面分全体の画像データにおいて、SN比にすぐれたAD変換を実現することが可能となる。また、固体撮像装置ごとの個体差を吸収することも可能である。
また上記構成の固体撮像装置において、単一の露光時間における前記画素信号電圧をAD変換する第1のモードと、短時間露光における前記基準電圧および長時間露光における画素信号電圧をそれぞれAD変換し合成する第2のモードとを有し、前記AD変換結果調整手段は、少なくとも前記第2のモードにおいて動作するように構成されているという態様がある。また、前記AD変換結果調整手段は、前記第1のモードでも動作するように構成されているという態様がある。当該の固体撮像装置を、上記の第1のモードと第2のモードとに使い分けることが可能で、利便性が増す。
また上記構成の固体撮像装置において、前記AD変換結果調整手段は、前記第1のモードにおける前記参照電圧判定値と前記第2のモードにおける前記参照電圧判定値とが相違しているという態様がある。また、前記AD変換結果調整手段は、前記参照電圧発生手段を制御し、前記第1のモードにおける前記参照電圧の時間変化率と前記第2のモードにおける前記参照電圧の時間変化率とを変化させるという態様がある。また、光電変換部のばらつきに応じて、参照電圧の最大値を所定の値に設定し、列単位AD変換手段のカウンタを動作させる時間に参照電圧が所定の値に到達するように参照電圧の時間変化率を調節するという態様がある。この構成により、広ダイナミックレンジモードにおいて、柔軟な対応が可能となる。
また上記構成の固体撮像装置において、さらに、前記列単位AD変換手段と前記列走査手段との間にAD変換結果を一時記憶する複数の列単位のメモリセルのアレイからなるラインメモリが介挿されているという態様がある。また、さらに、前記画素アレイ部における列信号線と前記列単位AD変換手段との間に、複数の列単位のアナログCDSが介挿されているという態様がある。
なお、前記所定判定値対応のデジタル画素値に到達するまで前記カウント手段を動作させ、前記所定判定値対応のデジタル画素値に到達後は、前記カウント手段を停止させるように構成するのが好ましい。
本発明によれば、画素信号電圧が相対的に高くて光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつき範囲に入るときには、AD変換結果調整手段をもってAD変換結果を特定のデジタル画素値に固定するので、従来方式ではデジタル画素値がばらつく可能性がある場合でも、画素間ばらつきがそのまま画像信号に現れることを抑制し、SN比を向上させ、画像品質を高めることができる。
特に、ダイナミックレンジの拡大のために長時間露光信号と短時間露光信号を合成する場合に、長時間露光信号のデジタル画素値は所定の値に固定され、光強度信号レベルの特性曲線の画素間ばらつきが現れないようになるため、合成後のデジタル画素値においてはSN比の劣化を解消することができる。
以下、本発明にかかわる固体撮像装置の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における固体撮像装置Aの構成を示すブロック図である。この固体撮像装置Aは、列並列ADC搭載のCMOS型のイメージセンサとして構成されている。
図1において、10は光電変換素子を含む単位画素12が行列状に2次元配列されてなる画素アレイ部、14は行選択線、16は列信号線、18は行走査回路である。20は複数の列単位のアナログCDS22と複数の列単位のAD変換器24のアレイで構成された列AD変換部である。AD変換器24は、比較器26とアップダウンカウンタ28から構成されている。アップダウンカウンタ28は、得られたカウント値を一時的に保持し、次に得られるカウント値との加算を行う機能を併せ有している。30は列単位のAD変換器24によるAD変換結果を一時的に格納する複数の列単位のメモリセル32のアレイからなるラインメモリ、40はメモリセル32に対して列走査を行う列走査回路、50はタイミング制御回路、60はランプ波形(傾斜状波形)の参照電圧Vrを生成するDA変換器、70は参照電圧判定値Hrを格納する不揮発性メモリである。画素アレイ部10における2次元マトリックス状に配列された単位画素12は、1行分の単位画素12群がそれぞれ行選択線14を介して行走査回路18に接続されている。また、1列分の単位画素12群がそれぞれ列信号線16を介して列AD変換部20における列単位のアナログCDS22の各入力端子に接続されている。
列単位のアナログCDS22の出力端子は列単位のAD変換器24における比較器26の一方の入力端子に接続され、DA変換器60の出力端子が比較器26の他方の入力端子に接続され、比較器26の出力端子はアップダウンカウンタ28の入力端子に接続されている。DA変換器60からランプ波形の参照電圧Vrが比較器26に供給される。比較器26は、DA変換器60からのランプ波形の参照電圧Vrを、各単位画素12から列信号線16およびアナログCDS22を介して出力される画素信号電圧Vxと比較し、一致したときに比較結果Vcを反転する。比較器26とアップダウンカウンタ28の協働によりAD変換が行われる。
列単位のアップダウンカウンタ28の出力端子がラインメモリ30におけるメモリセル32に接続され、AD変換が完了して得られたデジタル画素値Dxがメモリセル32に書き込まれる。さらに、行走査回路18による選択行の全画素についてのデジタル画素値Dxがメモリセル32に書き込まれると、列走査回路40の列走査により、デジタル画素値Dx群が順次に外部に出力されるようになっている。
そして、タイミング制御回路50は、行走査回路18、列AD変換部20、DA変換器60、ラインメモリ30および列走査回路40をタイミング制御するように構成されている。
本発明は、“各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況”を判定し、その状況に達したときは列単位のAD変換器24によるAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定する機能を備えているということに、その技術のポイントがある。この機能を達成するのがAD変換結果調整手段であるが、本実施の形態では、ランプ波形の参照電圧Vrを生成出力するDA変換器60がAD変換結果調整手段Xを構成している。また、“各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況”として、本実施の形態では、ランプ波形の参照電圧Vrが参照電圧判定値Hrに達することを想定している。
AD変換結果調整手段XとしてのDA変換器60は、ランプ波形の参照電圧Vrを生成し比較器26に供給するとともに、参照電圧Vrの変化を監視し、参照電圧Vrが所定の参照電圧判定値Hrに達するかどうかを判定し、参照電圧Vrが参照電圧判定値Hrに達した瞬間に、参照電圧Vrの変化の制御において、それまでの一定の変化率での制御(ランプ制御)に代えて、一気に参照電圧飛躍上昇値Vrjまでジャンプさせるように構成されている。参照電圧判定値Hrは、不揮発性メモリ70からタイミング制御回路50を介してDA変換器60に与えられる。そして、参照電圧Vrが参照電圧判定値Hrに達するかをDA変換器60が監視するのと同時並行的に、参照電圧Vrが画素信号電圧Vxに達するかを比較器26が監視するようになっている。参照電圧Vrが画素信号電圧Vxに達するのが早いか参照電圧判定値Hrに達するのが早いかに応じて、あとの制御態様が変わる。
なお、単位画素12としては、一般的に用いられている3トランジスタ構成のものや4トランジスタ構成のものでよく、また複数の光電変換部を共有するトランジスタを有する複数の画素でユニットセルを構成するのでもよい。
なお、列単位のAD変換器24におけるAD変換方式については、ランプ波形を参照電圧として比較器とカウンタで構成されたランプランナップ方式のほか、逐次比較方式、サイクリック巡回方式、ΔΣ変調方式等の構成が考えられる。
次に、上記のように構成された本実施の形態の固体撮像装置Aの動作を説明する。ここでは、シングルスロープの場合、つまりデジタルダブルサンプリングを行わない場合の駆動例を示す。
(1)まずは、限界点に達しない場合の動作について、図2のタイミングチャートを用いて説明する。限界点に達しないとは、画素信号電圧Vxのレベルが光強度‐信号レベルの特性曲線のばらつき範囲Bの領域に達しない状況を指す。
タイミング制御回路50は、行走査回路18、DA変換器60、列AD変換部20における複数のアップダウンカウンタ28、ラインメモリ30における複数のメモリセル32および列走査回路40をタイミング制御する。
タイミング制御回路50は、DA変換器60に対して、ランプ波形の参照電圧Vrの生成の開始点の基準となる初期値を与えるとともに、不揮発性メモリ70から参照電圧判定値Hrを読み出して、DA変換器60に設定する。
行走査回路18は、行選択線14を介して制御信号を出力することにより、画素アレイ部10において1行目から順次に画素行を選択していく。選択された行の単位画素12群について列毎の各画素におけるアナログ信号が列信号線16を介して列AD変換部20のアナログCDS22に入力される。列単位のアナログCDS22では、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)によりアナログ信号中に含まれるノイズを除去する。ノイズが除去されたアナログ信号は画素信号電圧Vxとして比較器26に入力される。
一方、DA変換器60は、タイミング制御回路50より与えられた初期値からのランプ波形の参照電圧Vrの生成を開始する。これと同時に、タイミング制御回路50からアップダウンカウンタ28に対してアップカウントの開始の指示が与えられ、アップダウンカウンタ28はタイミング制御回路50から入力されてくる基準クロックのアップカウントを開始する。
DA変換器60は、生成したランプ波形の参照電圧Vrを比較器26に供給する。アナログCDS22からのノイズが減殺された画素信号電圧Vxが比較器26に入力される。比較器26において、ランプ波形の参照電圧Vrが画素信号電圧Vxと比較される。これと並行して、アップダウンカウンタ28において、基準クロックのカウントが行われる。このカウントは、ランプ波形の参照電圧Vrの出力開始に同期して開始される。同時に、AD変換結果調整手段XとしてのDA変換器60は、参照電圧Vrの変化を監視し、参照電圧Vrが所定の参照電圧判定値Hrに達するかどうかを判定する。図2の場合には、画素信号電圧Vxがばらつき範囲Bの下限値よりも低いレベルとなっているため、時間経過に伴って次第に上昇していく参照電圧Vrは、これが所定の参照電圧判定値Hrに達する前に、画素信号電圧Vxのレベルに達する。この場合は、参照電圧Vrのジャンプ昇圧によってAD変換の結果は変わらない。ランプ波形の参照電圧Vrが画素信号電圧Vxのレベルに達した時点で、比較器26は、その比較結果Vcを“L”レベルから“H”レベルへ反転し、アップダウンカウンタ28に与える。比較結果Vcが反転すると、それまでのアップカウント動作を停止する。この場合、アップカウント動作を停止する要因は、一定の勾配で上昇していく参照電圧Vrが画素信号電圧Vxのレベルを超えたことにある。アップカウント動作を停止したタイミングでアップダウンカウンタ28が保持しているカウント値CNTが画素信号電圧Vxに対応するデジタル画素値Dx(=D1)となる。このデジタル画素値Dx(=D1)はラインメモリ30における列単位のメモリセル32に一時的に記憶される。この場合のデジタル画素値Dx(=D1)は、アップダウンカウンタ28によるカウント開始からカウント停止までのカウント期間T1に対応したものとなる。次いで、列走査回路40はラインメモリ30のメモリセル32を列走査して、選択行1行分の画素データを順次に外部出力する。
上記の列単位での信号処理が画素アレイ部10における選択行でのすべての単位画素12に対応して行われる。すなわち、列単位のアナログCDS22、比較器26、アップダウンカウンタ28、メモリセル32が上記と同様に動作し、メモリセル32には選択行におけるすべての単位画素12からのアナログ信号に対応したデジタル画素値Dxをメモリセル32の保持させ、次いで列走査して外部出力する。
以上のような選択行1行分に対する画素信号処理が、行走査回路18による順次的な選択行の更新の繰り返しにより、すべての選択行に対して実行され、1フィールド分のデジタル画像データが得られる。
図2の動作は、まとめると、参照電圧Vrの上昇→画素信号電圧Vxに到達→比較結果Vcの反転→カウント動作停止→カウント結果のデジタル画素値Dxの確定、となる。
(2)次に、限界点に達する場合の動作について、図3のタイミングチャートを用いて説明する。
図3の場合には、画素信号電圧Vxがばらつき範囲Bの下限値よりも高いレベルとなっている。その結果、時間経過に伴って次第に上昇していく参照電圧Vrは限界点に達することになる。ランプ波形の参照電圧Vrが画素信号電圧Vxに達するかを比較器26が監視するとともに、参照電圧Vrが所定の参照電圧判定値Hrに達するかどうかをAD変換結果調整手段XとしてのDA変換器60が判定する。図3の場合には、参照電圧Vrが参照電圧判定値Hrに達する方が早い。そして、参照電圧Vrが参照電圧判定値Hrに達した瞬間に、AD変換結果調整手段XとしてのDA変換器60は、参照電圧Vrの変化の制御において、それまでの一定の変化率での制御(ランプ制御)に代えて、一気に参照電圧飛躍上昇値Vrjまでジャンプさせる。その結果、その瞬間に、参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超えることになり、比較結果Vcの反転が起こり、アップダウンカウンタ28はアップカウント動作を停止する。この場合、アップカウント動作を停止する要因は、一定の勾配で上昇していく参照電圧Vrが参照電圧判定値Hrのレベルを超えたことにある。アップカウント動作を停止したタイミングでアップダウンカウンタ28が保持しているカウント値CNTが画素信号電圧Vxに対するデジタル画素値Dx(=D2)となる。この場合のメモリセル32に記憶されるデジタル画素値Dx(=D2)は、カウント期間T2に対応したものとなる。次いで、列走査回路40はラインメモリ30のメモリセル32を列走査して、選択行1行分の画素データを順次に外部出力する。
以上のような選択行1行分に対する画素信号処理が、行走査回路18による順次的な選択行の更新の繰り返しにより、すべての選択行に対して実行され、1フィールド分のデジタル画像データが得られる。
図3の動作は、まとめると、参照電圧Vrの上昇→参照電圧判定値Hrに到達→参照電圧Vrを参照電圧飛躍上昇値Vrjへジャンプ→比較結果Vcの反転→カウント動作停止→カウント結果のデジタル画素値Dxの確定、となる。
図3のように参照電圧Vrのジャンプ昇圧を行うことにより、デジタル画素値Dxのばらつきを抑圧することができる。DA変換器60が参照する所定の参照電圧判定値Hrは、タイミング制御回路50がDA変換器60を制御するときに、不揮発性メモリ70から参照電圧判定値Hrを読み出して、DA変換器60に設定するようにする。
以上のように本実施の形態によれば、画素信号電圧Vxのレベルが相対的に高くて光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつき範囲に入るときには、AD変換結果調整手段XとしてのDA変換器60が、列単位のAD変換器24によるAD変換結果を、所定判定値対応のデジタル画素値に固定するので、デジタル画素値Dxがばらつく可能性を抑圧し、結果として、画素間ばらつきがそのまま画像信号に現れることを抑制し、SN比を向上させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では所定判定値に対応するデジタル画素値に固定する手段として、参照電圧Vrをジャンプさせる方法をとったが、本実施の形態ではカウンタのクロックを所定判定値に相当するデジタル画素値をカウントするまで動作させ、所定判定値に相当するデジタル画素値に到達した後は、カウント動作を行わないというものである。図4に本実施の形態の動作を示す。
図4から分かるように、カウンタに印加するクロックを参照電圧判定値Hrに到達する時刻まで印加するが、その後停止させる。このことにより、参照電圧判定値Hrよりも大きい画素電圧値であっても、AD変換のデータは参照電圧判定値Hrに対応するデジタル画素値に固定され、実施の形態1と同じ効果が得られる。

(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3における固体撮像装置Aの構成を示すブロック図である。図5において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指している。
本実施の形態に特有の構成は、次のとおりである。すなわち、列単位のアップダウンカウンタ28によるカウント値CNTを不揮発性メモリ70における信号電圧判定値Hxと比較し、カウント値CNTが信号電圧判定値Hx以上に達したときにデジタル比較結果Vdを“L”レベルから“H”レベルに反転する列単位のデジタル比較回路80が追加されている。デジタル比較回路80によるデジタル比較結果Vdはアップダウンカウンタ28にフィードバック的に入力されている。アップダウンカウンタ28は、デジタル比較回路80においてデジタル比較結果Vdが“H”レベルに反転したときは、そのカウント動作を停止するように構成されている。信号電圧判定値Hxは不揮発性メモリ70に格納されており、この信号電圧判定値Hxをデジタル比較回路80に供給するようになっている。
本実施の形態では、アップダウンカウンタ28の出力であるカウント値CNTのレベル判定を行うデジタル比較回路80がAD変換結果調整手段Xを構成している。また、“各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況”として、本実施の形態では、カウント値CNTが信号電圧判定値Hxに達することを想定している。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図6は実施の形態3のデジタル比較回路80の内部構成を示す回路図である。列単位のアップダウンカウンタ28が生成するカウント値CNTのビット数をnビットとする。列単位のデジタル比較回路80は、n個のANDゲートG1〜Gnと、n入力のNANDゲートGoと、トグルフリップフロップTFFを備えている。ANDゲートG1〜Gnのそれぞれは、一方の入力に信号電圧判定値Hxの各ビットが入力され、他方の入力にカウント値CNTの各ビットが入力されている。そして、n個のANDゲートG1〜Gnの出力端子がNANDゲートGoの入力端子に接続され、NANDゲートGoの出力端子がトグルフリップフロップTFFの入力端子に接続されている。
このデジタル比較回路80の動作は次のとおりである。n個のANDゲートG1〜Gnにおいて、カウント値CNTの各ビットがそれぞれ信号電圧判定値Hxの各ビットに一致すれば、ANDゲートG1〜Gnのすべてが“H”レベルを出力する。これを入力したNANDゲートGoは“L”レベルを出力する。1ビットでも相違すれば、NANDゲートGoの入力に“L”レベルが存在することになり、NANDゲートGoの出力は“H”レベルとなる。すなわち、NANDゲートGoは、通常では“H”レベルを出力しているが、カウント値CNTの各ビットがすべて信号電圧判定値Hxの各ビットに一致すれば、“L”レベルに反転する。
トグルフリップフロップTFFは、NANDゲートGoから“H”レベルを入力している状態では、アップダウンカウンタ28に対してカウント動作を許可する制御信号を出力しているが、NANDゲートGoから“L”レベルを入力したときは、アップダウンカウンタ28に対してカウント停止の制御信号を出力する。
本実施の形態は、列単位のアップダウンカウンタ28によってデジタルダブルサンプリングを行う場合に好適である。
次に、上記のように構成された本実施の形態の固体撮像装置Aの動作を説明する。ここでは、デジタルダブルサンプリングの場合を説明する。ここで、列信号線16から出力される画素信号は、時間系列として、基準成分としての画素信号の雑音を含むリセット成分ΔVがまず現れ、次いで信号成分Vsigが現れるものである。1回目の処理を基準成分(リセット成分ΔV)について行う場合、2回目の処理は基準成分(リセット成分ΔV)に信号成分Vsigを加えた信号についての処理となる。
(1)まずは、1回目のサンプリングにおけるダウンカウントの動作について、図7および図8の前半部で説明する。
タイミング制御回路50は、アップダウンカウンタ28群に対してダウンカウントモードを指示する。行走査回路18による選択行の単位画素12群について列毎の各画素において発生する基準電圧VtがアナログCDS22を介して比較器26に入力される。比較器26は、DA変換器60からのランプ波形の参照電圧Vrを基準電圧Vtと比較する。この間、アップダウンカウンタ28では基準クロックのダウンカウントが継続されている。
ランプ波形の参照電圧Vrが基準電圧Vtを超えると、比較結果Vcが反転して“H”レベルになり、アップダウンカウンタ28のカウント動作が停止される。これにより、アップダウンカウンタ28は、ダウンカウントによるリセット成分ΔDを得る。このリセット成分ΔDは基準電圧Vtに対応したものとなっている。リセット成分ΔDはアップダウンカウンタ28内に一時的に保持される。
所定時間の経過後、参照電圧Vrの生成が停止され、比較結果Vcは“L”レベルに戻される。
(2)さらに、所定時間が経過すると、2回目のサンプリングに移る。これを図7および図8の後半部で説明する。2回目のサンプリングはアップカウントとなる。
タイミング制御回路50は、アップダウンカウンタ28群に対してアップカウントモードを指示する。また、不揮発性メモリ70から所定の信号電圧判定値Hxを読み出し、デジタル比較回路80に転送する。この転送は、上記(1)の段階であらかじめ行ってもよい。行走査回路18による選択行の単位画素12群について列毎の各画素におけるアナログ信号がアナログCDS22でノイズ除去され、画素信号電圧Vxとして比較器26に入力される。比較器26は、DA変換器60からのランプ波形の参照電圧Vrを画素信号電圧Vxと比較する。この間、アップダウンカウンタ28では基準クロックのアップカウントが継続されている。アップダウンカウンタ28によるカウント値CNTは、ダウンカウント時に得られたリセット成分ΔDを初期値とするものである。
画素信号電圧Vxのレベルがばらつき範囲Bの下限値よりも低い場合の動作を図7で説明する。ランプ波形の参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超えると、比較結果Vcが反転し、アップダウンカウンタ28のカウント動作が停止される。これにより、アップダウンカウンタ28は、アップカウントによるカウント値CNTを得る。このカウント値CNTは、画素信号電圧Vxに対応したもので、しかも基準電圧Vtのオフセットを加味した状態のものとなっている。このカウント値CNTはアップダウンカウンタ28内に一時的に保持される。参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超える時点は比較的に早く、この時点では、カウント値CNTは信号電圧判定値Hxまでは達していない。したがって、デジタル比較回路80には変化はない。まとめると、参照電圧Vrの上昇→画素信号電圧Vxに到達→比較結果Vcの反転→カウント動作停止→カウント結果のデジタル画素値Dxの確定、となる。
一方、画素信号電圧Vxのレベルがばらつき範囲Bにある場合の動作を図8で説明する。この場合、ランプ波形の参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超える前に、アップダウンカウンタ28におけるアップカウントのカウント値CNTが信号電圧判定値Hxに達する。その結果、デジタル比較回路80の比較結果Vdが反転し、アップダウンカウンタ28のアップカウント動作を停止させる。これにより、アップダウンカウンタ28は、アップカウントによるカウント値CNTを得る。このときのカウント値CNTは、ばらつき範囲Bの下限値に対応したものであり、また、基準電圧Vtのオフセットを加味した状態のものとなっている。このカウント値CNTはアップダウンカウンタ28内に一時的に保持される。参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超える時点が比較的に遅く、その前に、カウント値CNTが信号電圧判定値Hxに達している。カウント値CNTがデジタル画素値Dxに固定されたのち、参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超えるに至り、比較結果Vcが反転するが、この時点ではすでにカウント値CNTがデジタル画素値Dxに固定化されているので、比較結果Vcの反転は影響しない。まとめると、カウント値CNTの上昇→信号電圧判定値Hxに到達→デジタル比較結果Vdの反転→カウント動作停止→カウント結果のデジタル画素値Dxの確定、となる。
以上のように本実施の形態によれば、画素信号電圧Vxのレベルが相対的に高くて光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつき範囲に入るときには、AD変換結果調整手段Xとしてのデジタル比較回路80が、列単位のAD変換器24によるAD変換結果を、所定判定値対応のデジタル画素値に固定するので、デジタル画素値Dxがばらつく可能性を抑圧し、結果として、画素間ばらつきがそのまま画像信号に現れることを抑制し、SN比を向上させることができる。
なお、本実施の形態ではデジタル比較回路80をAD変換器24のビット精度と同じnビットとしたが、ビット数を所定の1ビットまで削減してもよく、比較のためのビットデータを削減することで回路規模を縮小することもできる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、ダイナミックレンジの拡張のために、長時間露光信号と短時間露光信号とを合成するものである。露光信号は、暗い領域では傾斜が緩やかであり、明るい領域では傾斜が急である。長時間露光信号は、露光時間が長いので、暗い領域はともかく明るい領域では飽和しやすい。短時間露光信号は、露光時間が短いので、明るい領域でも飽和しにくい。長時間露光信号と短時間露光信号を別個にとり、両者を合成することにより、ダイナミックレンジを拡張する。
本実施の形態の固体撮像装置の構成は、実施の形態3の場合の図5と同じである。動作は、図9に示すタイミングチャートに従ったものとなる。このタイミングチャートは、実施の形態3の場合の図8と図7との組み合わせに相当する。前半が図8に対応し、後半が図7に対応する。前半では長時間露光信号を検出し、後半では短時間露光信号を検出する。
この図9の動作例においては、前半の長時間露光信号の検出において、画素信号電圧Vxのレベルが高くばらつき範囲Bにあるので、ランプ波形の参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超えるよりも前に、アップダウンカウンタ28におけるアップカウントのカウント値CNTが信号電圧判定値Hxに達し、その結果、デジタル比較回路80の比較結果Vdが反転し、アップカウント動作を停止させ、カウント値CNTが信号電圧判定値Hxすなわちデジタル画素値Dx1に固定される。このときのデジタル画素値Dx1はアップダウンカウンタ28内に一時的に保持される。
そして、後半の短時間露光信号の検出において、画素信号電圧Vxのレベルはばらつき範囲Bの下限値よりも充分に低く、ランプ波形の参照電圧Vrが画素信号電圧Vxを超えて比較器26による比較結果Vcが反転し、アップダウンカウンタ28のカウント動作が停止される。これにより、アップダウンカウンタ28は、アップカウントによるデジタル画素値Dx2を得る。このデジタル画素値Dx2は、短時間露光信号の画素信号電圧Vx2に対応したもので、アップダウンカウンタ28内において、長時間露光信号の画素信号電圧Vx1に加算される。最終的な信号成分のデジタル画素値はDs(=Dx1+Dx2)となる。
なお、別の動作例としては、前半の長時間露光信号の検出において、画素信号電圧Vxのレベルがばらつき範囲Bの下限よりも低い場合があり、この場合は比較器26での比較結果Vcによって制御される。
(実施の形態5)
図10は本発明の実施の形態5における固体撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。本実施の形態においては、ランプ波形の参照電圧Vrの時間変化率について、長時間露光の1回目のサンプリング時と短時間露光の2回目のサンプリング時とで、時間変化率を異ならせている(長時間露光の方が時間変化率が大きい)。これにより、上記と同様の効果が得られる。
本発明の固体撮像装置は、画素信号電圧が高信号レベルのばらつき範囲にくるような場合でも、光電変換部における画素信号の飽和ばらつきやリニアリティばらつきの影響を抑圧するため、SN比の劣化を防止して、画像品質の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1における固体撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における固体撮像装置で限界点に達しない場合の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態1における固体撮像装置で限界点に達する場合の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態2における固体撮像装置で限界点に達する場合の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態3における固体撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるデジタル比較回路の内部構成を示す回路図 本発明の実施の形態3における固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート(その1) 本発明の実施の形態3における固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート(その2) 本発明の実施の形態4における固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態5における固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート 従来の技術における固体撮像装置の構成を示すブロック図 従来の技術における固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート 光強度‐信号レベルの特性曲線の画素間ばらつきの説明図 従来の技術における課題の説明図(その1) 従来の技術における課題の説明図(その2)
符号の説明
10 画素アレイ部
12 単位画素
14 行選択線
16 列信号線
18 行走査回路
20 列AD変換部
22 アナログCDS
24 列単位のAD変換器
26 列単位の比較器
28 列単位のアップダウンカウンタ
30 ラインメモリ
32 メモリセル
40 列走査回路
50 タイミング制御回路
60 DA変換器
70 不揮発性メモリ
80 デジタル比較回路
A 固体撮像装置(CMOSイメージセンサ)
Dx デジタル画素値
Hr 参照電圧判定値
Hx 信号電圧判定値
Vc 比較結果
Vr ランプ波形の参照電圧
Vrj 参照電圧飛躍上昇値
Vx 画素信号電圧
X AD変換結果調整手段

Claims (22)

  1. 光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配列されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各単位画素を行毎に選択制御する行走査手段と、
    前記画素アレイ部における前記単位画素の2次元配列の列毎に配置されて、前記行走査手段によって選択された行の単位画素群について列毎の各画素におけるアナログ信号をデジタル信号に変換する複数の列単位AD変換手段と、
    列走査により前記複数の列単位AD変換手段によるAD変換結果を順次出力する列走査手段と、
    前記行走査手段と前記列単位AD変換手段と前記列走査手段をタイミング制御する制御手段とを備え、
    さらに、前記各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況を判定し、前記状況に達したときは前記列単位AD変換手段によるAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定するAD変換結果調整手段を備えた固体撮像装置。
  2. 前記AD変換結果調整手段は、短時間露光における画素信号電圧および長時間露光における画素信号電圧をそれぞれAD変換し合成するモードにおいて、前記長時間露光の画素信号電圧のAD変換の際に動作するように構成されている請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記列単位AD変換手段は、
    参照電圧発生手段からの時間変化する参照電圧と、前記行走査手段によって選択された行の単位画素群について列毎の各画素における画素信号電圧とを比較する比較手段と、
    前記時間変化する参照電圧の動作開始時点から前記比較手段の出力反転までの時間を測定し、前記出力反転時のカウント値をAD変換結果とするカウント手段とで構成されている請求項1または請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記カウント手段は、ダウンカウントモードとアップカウントモードとが切り替え可能なアップダウンカウンタに構成されている請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記AD変換結果調整手段は、前記参照電圧発生手段による前記時間変化する参照電圧が参照電圧判定値に達したときに、前記比較手段が反転していない列の列単位AD変換手段によるAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定する請求項3または請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記参照電圧発生手段は、前記参照電圧として時間とともに単調に変化する参照電圧を生成する請求項3から請求項5までのいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 前記AD変換結果調整手段は、前記列単位AD変換手段によるAD変換結果が前記所定判定値対応のデジタル画素値に達したときに、前記列単位AD変換手段によるAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定する請求項3または請求項4に記載の固体撮像装置。
  8. 前記AD変換結果調整手段は、前記所定判定値が、前記画素アレイ部のすべての光電変換素子について入射光量に対する画素信号電圧の特性のリニアリティが保たれる画素信号電圧の最大値以下の所定の値に設定されている請求項1から請求項7までのいずれかに記載の固体撮像装置。
  9. さらに、前記所定判定値が記憶されており、前記所定判定値を前記AD変換結果調整手段へ転送可能な不揮発性記憶手段を備えている請求項1から請求項8までのいずれかに記載の固体撮像装置。
  10. 前記不揮発性記憶手段は、前記所定判定値として、前記リニアリティにつき出荷前に測定された画素信号電圧の最大値をAD変換して得られるデジタル画素値が書き込まれている請求項9の固体撮像装置。
  11. 単一の露光時間における前記画素信号電圧をAD変換する第1のモードと、短時間露光における前記基準電圧および長時間露光における画素信号電圧をそれぞれAD変換し合成する第2のモードとを有し、前記AD変換結果調整手段は、少なくとも前記第2のモードにおいて動作するように構成されている請求項1から請求項10までのいずれかに記載の固体撮像装置。
  12. 前記AD変換結果調整手段は、前記第1のモードでも動作するように構成されている請求項11に記載の固体撮像装置。
  13. 前記AD変換結果調整手段は、前記第1のモードにおける前記参照電圧判定値と前記第2のモードにおける前記参照電圧判定値とが相違している請求項12に記載の固体撮像装置。
  14. 前記AD変換結果調整手段は、前記参照電圧発生手段を制御し、前記第1のモードにおける前記参照電圧の時間変化率と前記第2のモードにおける前記参照電圧の時間変化率とを変化させる請求項11から請求項13までのいずれかに記載の固体撮像装置。
  15. 光電変換部のばらつきに応じて、参照電圧の最大値を所定の値に設定し、列単位AD変換手段のカウンタを動作させる時間に参照電圧が所定の値に到達するように参照電圧の時間変化率を調節する請求項14に記載の固体撮像装置。
  16. さらに、前記列単位AD変換手段と前記列走査手段との間にAD変換結果を一時記憶する複数の列単位のメモリセルのアレイからなるラインメモリが介挿されている請求項1から請求項15までのいずれかに記載の固体撮像装置。
  17. さらに、前記画素アレイ部における列信号線と前記列単位AD変換手段との間に、複数の列単位のアナログCDSが介挿されている請求項1から請求項16までのいずれかに記載の固体撮像装置。
  18. 光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配列されてなる画素アレイ部の各単位画素を行毎に選択するステップと、
    前記選択された行の単位画素群について前記2次元配列の列毎に各画素におけるアナログ信号をデジタル信号に変換するステップと、
    前記複数の列単位のAD変換結果を列走査により順次出力するステップとを含む固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況を判定し、前記状況に達したときは前記列単位のAD変換結果を、前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定する固体撮像装置の駆動方法。
  19. 短時間露光における画素信号電圧および長時間露光における画素信号電圧をそれぞれAD変換し合成するモードにおいて、前記長時間露光の画素信号電圧のAD変換の際に、前記各画素におけるデジタル信号が所定判定値に達することに相当する状況に達したときに、前記列単位のAD変換結果を前記所定判定値対応のデジタル画素値に固定する請求項18に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  20. 前記列単位のAD変換結果を、参照電位が前記所定判定値に到達すると同時に、前記画素信号電圧について想定される最大振幅に対して、この最大振幅よりも大きな値の参照電圧飛躍上昇値に固定する請求項19に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  21. 前記列単位のAD変換結果を、列単位のAD変換手段によるAD変換結果が前記所定判定値対応のデジタル画素値に達したときに、その所定判定値対応のデジタル画素値に固定する請求項18に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  22. 前記所定判定値対応のデジタル画素値に到達するまで前記カウント手段を動作させ、前記所定判定値対応のデジタル画素値に到達後は、前記カウント手段を停止させる請求項18に記載の固体撮像装置の駆動方法。
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